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番外編 『桃ニセアリス』


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『桃ニセアリス』 前半のあらすじ


『桃ニセアリス』 登場人物等の紹介


CG集 番外編1・2


番外編3 「ミルキーとブランコ」


番外編4 連れ去られたミルキー P1-P7


番外編4 「連れ去られたミルキー」P8-P14


番外編4 「連れ去られたミルキー」P15-P21


番外編4 「連れ去られたミルキー」P22-P28


番外編4 「連れ去られたミルキー」P29-P35


番外編4 「連れ去られたミルキー」P36-P42


番外編4 「連れ去られたミルキー」P43-P49


番外編4 「連れ去られたミルキー」P50-P56


番外編4 「連れ去られたミルキー」P57-P63


番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


番外編4 「連れ去られたミルキー」おまけ


小話  屋台その2  VOL.141


小話  屋台その2  VOL.148


小話  屋台その2  VOL.155


小話  屋台その2  VOL.162


小話  屋台その2  VOL.169


特別編 『アリスの大豪邸』 


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.10


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.20


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.30


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.40


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.42


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.50


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.60


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.70


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.80


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.90


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『アリスの大豪邸』第3部 ACT.115


『アリスの大豪邸』第3部 ACT.120


『アリスの大豪邸』第3部 ACT.130


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.136


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.05.27
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アリス  「とりあえず、修理できるかどうかジョセフさんに聞いてみましょう。もし2度と修理できない物だったら、もうただの”不用品”じゃない?ウサギさんが気に悩む事は無くなるわ」

ウサギさんはハッとしました。アリスの言う通りです。

ウサギ  「確かにその通りです!修理出来ないなら、もう魔法の品じゃありません。ゴミとして処分できる物かも知れませんし。」

ウサギさんは突然元気になりました。しかし、

ウサギ  「でも……、直せないと分かったからと言って、捨てるには忍びないと思います。これは大変珍しい物ですし。ある意味歴史に残る遺産かも知れません……」

 するとニセアリスがウサギさんの肩をズシッと叩き、
「そうだよ!遺品だよ!骨董品だよ!美術品だよ!美術館か博物館が高値で買い取ってくれるさ。
アタシに負かしとき!高値を吹っかけてやる!」

ウサギ  「ガックシ」


もう一度私達がお城の中に入れるかしら……。あの女王様相手だと、もしかすると入れてくれないと思うんだけど……」

ウサギ  「……あ、女王様は最近階下の者に、あれやこれやとお触れを出したりはしないんです。
連絡事項の伝達もあまりありません。」

ニセアリス「そういや、ジョセフボーイもそんな事言ってたな。”女王様は最近誰とも会わない”って」

ウサギ  「でも、もし、女王様直々に門兵達に私達の事を伝えていたとすると……、とても危ないです……。入ろうとすると門兵に逮捕される事も考えられます。」

ウサギさんは1度全身をブルブルと震わせました。

それから「でも……。待てよ……」という顔をしました。

ウサギ  「よく考えてみますと、『御用達』の私が入れなくなると、困るのは”お城”の方です。
だからきっと私は入れると思いますよ。それに同じ格好のウサギはどこにでもいますし……。
女王様に接見した時、私があの城の『御用達』だと、気付いてなかったような気もします。
でも……、お嬢さん方は入らない方が良いかも知れませんね……」



と言ってウサギさんの肩を思い切りドツキました。

 バン!

 ドサッ!(ウサギさんの倒れる音)

ウサギ  「…………」

アリス  「確かに危ないですね。私達がお城に行ったら捕まるのかしら?」



ニセアリス「”仕事”?!スパイか?!放火か?!暗殺か?!」

ウサギ  「…………。いえ、普通の”仕事”です。仲買人としての……」








 その時、ミルキーはすでに完全にニセアリスの術中に落ちていて……、まるで催眠術にかかったようになっていました。
そして1人で、つま先立ちで自動人形のようにバレエを踊っていました。まだ目はハートマークのままでした。

ミルキー 「ラララーーーーーー♪売りましょう!その”鏡”を!売りましょう!」

ガクッ!(気落ちするウサギさんの音)

ウサギ  「ううう……」


アリス  「そうだわ!変身スティックがあるわ!何とかもう一度使えないかしら?!」
以前そっくりさん大会の時、そのスティックでメスウサギに変身出来ました。

ニセアリス「そりゃあいい!変身したら、誰にも気付かれずにお城の中に潜り込める。」

ウサギ  「ハッ!それはいい考えですね!」

ニセアリス「そうそう、それからジョセフボーイに鏡を修理させる。そして修理出来たら、そのまま大鷲に運ばせて即売りに行こう。いっひっひっひっ…………」

ウサギ  「うわああーーーーーーーーん!」

アリス  「ウサギさん安心して、鏡は売らせたりしないわ。
でも……、」

ニセアリス「”でも”?」

アリス  「前にも言いましたけど、変身スティックは不思議な力が出なくなっているのよ。その原因が分からない事には……」

ウサギさんは顔を上げました。





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Last updated  2005.12.13 05:47:45
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