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番外編4 連れ去られたミルキー P1-P7


番外編4 「連れ去られたミルキー」P8-P14


番外編4 「連れ去られたミルキー」P15-P21


番外編4 「連れ去られたミルキー」P22-P28


番外編4 「連れ去られたミルキー」P29-P35


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番外編4 「連れ去られたミルキー」P43-P49


番外編4 「連れ去られたミルキー」P50-P56


番外編4 「連れ去られたミルキー」P57-P63


番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


番外編4 「連れ去られたミルキー」おまけ


小話  屋台その2  VOL.141


小話  屋台その2  VOL.148


小話  屋台その2  VOL.155


小話  屋台その2  VOL.162


小話  屋台その2  VOL.169


特別編 『アリスの大豪邸』 


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.10


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.20


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.30


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.40


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.42


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『アリスの大豪邸』第3部 ACT.130


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.136


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.05.28
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 とにかくそこへ行ってみる事にしました。
ウサギさんの案内で歩き、少し行くとすぐ目的地に着きました。
広々とした細長い広場に「ノミの市」はありました。


 「この街を歩いても、街の住人に出くわさないわ」と思っていたら、皆、この「ノミの市」にいました。あの、そっくりさん大会に出場していたような生物達でイベント会場はごった返していました。大きなセキセイインコ・大きな黒猫・大きなビーグル犬等、いろいろいます。
にぎやかです。とてもにぎやかです。

 いろんなお店が出店していました。
どのお店も、運動会で使うようなパイプで組み立てる方式の簡易テントを建てていました。
そしてその下に敷物を敷き、そこにいろいろな商品を並べていました。もしくはテーブルを置いてその上に商品を陳列していました。ダンボール箱を何箱も並べてその中に山のようにガラクタ……、いえ、お宝を入れているお店もありました。

 それらの品物は美術品であったり、家具であったり、壊れた機械であったり……。

骨董品あり、中古品あり、新品商品あり……。
まさに「物」の百貨店状態です。

アリス  「うわぁ!すごい!」

ニセアリス「ズゲエぜ!」

ミルキー 「きゃーーーーーー!きゃーーーーーー!すごいですわん!」
ミルキーはキョロキョロしています。


 ニセアリスが、大きな砂時計を発見しました。
その場にしゃがみ込み、勝手にその砂時計を回転させて砂が落ちるのを見ています。珍しいので気に入ったようです。ニセアリスは女の子ですが、変な物が気に入るようです。
それからニセアリスは、ここの店主らしき”体長50センチほどもあるモルモット”に向かって言いました。

「オッサン。これはいくらだ?」

「200ゴールド」 



 ニセアリスはこの世界の100ゴールドがどのくらいの価値か知っているのでしょうか?

「ダメだ!ダメだ!そんなんじゃ、売れないよ」と店主は言いました。




 ニセアリスは諦めて、またその辺をうろうろしてみます。

 大きな柱時計等が無造作に置かれているお店がありました。
懐中時計とか、置時計なんかもあります。

電池を使用している時計もあるかと思ったのですが……。あっても単3電池とは違う大きな電池を使用していました。箱型のいわゆる「バッテリー」と言う物です。




 さらに単3電池を探して歩きました。

 ニセアリスが古着をいっぱい並べているお店の前で立ち止まりました。
なぜか女の子向けの洋服がいっぱいあります。その中に派手な赤と黒の布で作られたフラメンコ歌手が着る様な服が置いてありました。
ニセアリスは手に取って、自分の体に当ててみます。大きさが合うかどうか確かめます。

ニセアリス「ピッタリだ!」

ピッタリって……、そんなアナタお金も無いのに……。
ニセアリスはまたお店の店主の超デカいハムスターと交渉を始めます。

ニセアリス「お兄さん。これはいくらかしら?」

ハムスター「400ゴールド」 

ニセアリス「400ゴールドかあ?高いなあ。100ゴールドぐらいになんないの?」

ニセアリスはこの世界のお金は持っていないハズです。

「ダメだ!ダメだ!100ゴールドだなんて!冗談じゃないよ!」

「洋服にはサイズがあるのよ!サイズが合わないと着れないじゃん!この品はすぐには売れないよ!在庫として長く寝かす事になるなあ。」

ハムスターは「ギクッ」としました。見事的中です。この洋服は人間用、しかも女の子用です。ぴったり合う人はなかなかいません。

「そりゃ確かにその通りだ。こりゃ一本取られたね。
しゃあねえなあーーーー。その服はお嬢ちゃんにお似合いだ。
仕方ないなーーー。安く売ってあげたいが、こっちも商売だ!
ようし!じゃあ400と100の間を取って250ゴールドでどうです?!」

ニセアリスはアリスに手を差し出し、「250ゴールド」と言いました。

 アリスはニセアリスに対して怒りました。それから、店の店主に「すいません。今、そんなにお金持ってないんです」と言い、ニセアリスを無理矢理お店から離れた所に引っ張って行きました。
アリスのモットーとしましては、「衝動買いは無駄使いの元」です。
さらに子供が大人相手に、こんな所でむやみに交渉を始めたりしてはいけません。値段で騙される事もあるでしょう。また、ニセ物や不良品をつかまされる事もあるかも知れません。
アリスはそのあたりの事をニセアリスに解きました。

アリス  「無駄使いはいけません!」

 ニセアリスはアリスの言う事なので、(一応口笛を吹きながら、)仕方なく聞いていました。






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Last updated  2005.12.13 05:49:30
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