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番外編4 「連れ去られたミルキー」P50-P56


番外編4 「連れ去られたミルキー」P57-P63


番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


番外編4 「連れ去られたミルキー」おまけ


小話  屋台その2  VOL.141


小話  屋台その2  VOL.148


小話  屋台その2  VOL.155


小話  屋台その2  VOL.162


小話  屋台その2  VOL.169


特別編 『アリスの大豪邸』 


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.10


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.20


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.30


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『アリスの大豪邸』第3部 ACT.130


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.136


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


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ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.05.29
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 ウサギさんに露骨に言われたので、店の主人のポメラニアンは
「ダンナ!うちの商品には、その伝説のモグモグが混じってますぜ!」と言いました。

ウサギ  「え?」

ポメラニアン「うちのチェーン店全体では過去に1匹出てますぜ!この辺りじゃ”モグモグが当たった店”として有名でさぁ!看板も出してますぜ!」
見ると店の端っこに小さな看板が立ててあり、




:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


「モグモグが当たった店!」


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



と書かれていました。



ポメラニアン「当たりますよ!うちは詐欺じゃ、ありません!仕入れが確かですから」

ウサギ  「じゃ、モグモグの生息地はどこですか?」

ポメラニアン「うっ!」

ニセアリス「あははははははははは!」

ポメラニアン「でっ…、でも、本当ですよ!本当にいるんですよ!モグモグが!」




 大変うそ臭いですが……。でもまあ、所詮ヒヨコ1匹の値段には変わりないようですし……。

 ミルキーはヒヨコを大変気に入り、なおも「これ欲しい!これ欲しい!」と言って泣きじゃくります。ケースに手を着き、今度は足を浮かせてバタバタ動かしています。

アリス  「お金が無いのよ」

ミルキー 「…………」

悲しそうなミルキー。

ウサギ  「仕方ありませんね……。小銭なら持ってますから。」



ポメラニアン 「へへーーー!毎度ありぃーーーー!」

ニセアリス「アタシの分は?」

しかし、ウサギさんは無言でしっかりサイフの口を閉めました。

 ミルキーは「信じられない」と言う目付きに変わりました。そして両手を合わせて全身を震わせて喜びました。
さらにウサギさんにつぶらな瞳を向けて、


「いいえ、どういたしまして」ウサギさんは少し照れました。



ミルキー 「へっ、へぇーーー!どれがいいかな?!」

ミルキーは元気になりました。得意気です。早速、”お気に入り”の1匹を見つける作業に入りました。
すると、ニセアリスが横から「あの太ってるヤツにしろ!肉が大量に取れる」と言って、1匹のヒヨコを指差しました。

ヒヨコ達がサッと逃げました。

ミルキーはほっぺたを膨らまして、「ブブーーーー!」と怒りました。
でも、すぐに機嫌を直して、楽しいヒヨコ選びの方に戻りました。

ミルキー 「どれにしようかなーーーー?」

ヒヨコ達はいっせいにミルキーの近くに寄って来ました。皆、ミルキーにもらわれたいようです。

ニセアリス「うまそうなのを選べよ」

ヒヨコ達はまた潮が引くように逃げて行きました。

ミルキーがふくれっ面で振り返って、ニセアリスを睨みました。



 その様子をはたで見ていたウサギさんが、「単3電池に変身してくれるといいのですが……」と言いました。








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Last updated  2005.12.13 05:52:14
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