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番外編4 「連れ去られたミルキー」P57-P63


番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


番外編4 「連れ去られたミルキー」おまけ


小話  屋台その2  VOL.141


小話  屋台その2  VOL.148


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小話  屋台その2  VOL.162


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特別編 『アリスの大豪邸』 


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.10


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.20


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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.06.01
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 アリスは大変怒っています。
うつむいて、前髪が垂れて顔に影がかかっていました。その為表情はうかがい知れませんが、間違いなく怒っています。髪の毛の奥からアリスの目が怪しく光りました。

アリス  「そんな事言うと……ミルキーさんが……信用するでしょう……?
純真な女の子に……ウソを教えちゃ……駄目です!」

 ニセアリスはその迫力にたじろぎました。
ミルキーはお口に指をくわえたまま、アリスが何に怒っているのかよく分からないと言った感じで、アリスとニセアリスの顔を交互に見回していました。





 その後しばらくアリスとニセアリスは無言で歩きました。
やがて昨日ヒヨコのモグモグを買ったお店が見えて来ました。
モグモグはその店に返されるとでも思ったのか、ミルキーの背中に隠れてしまいました。でも、隠れてもミルキーのスカートの端っこからその大きな黄色い体がはみ出していました。それを見てアリスは「やっぱり、大量のきな粉を買うしかないわ」と考えました。





先頭のアリスが店の店長に声をかけました。モグモグはあいかわらずミルキーの背中に隠れています。

ポメラニアン「やあ、こんにちは。いらっしゃい、昨日のお客さん!また、きな粉かね?」

アリス  「ええ……、まあ……」

ポメラニアン「どれくらい入りようだね?」

アリス  「そうですねぇーーーー。
つかぬ事をおうかがいしますが……、あのぐらいの大きさのヒヨコだと、1日どれくらいのきな粉を食べますか?」

アリスがミルキーの後のモグモグを指差しましたので、ミルキーはその場から退いて後にいるモグモグを見せました。

ポメラニアン「ぎゃああああああああああーーーーーーーー!!!」

ポメラニアンの店主は驚いてお店の柱にしがみ付きました。

ポメラニアン「なんだ、こりゃあ?!!」

アリス  「一晩でこんなに大きくなったんです!」



アリス  「ちっ、違います!……”ブロイラー”じゃありません!
……とにかく、なぜこんなに大きくなったのか、私も知りたいんです。」

ポメラニアンの店長は信じられない物を見たというような目付きをしていました。
そしてまじまじとその巨大ヒヨコを見て驚いていました。

 しばらくして気持ちが落ち着き、冷静になって、ふと、何かに気が付いたようでした。

「そりゃ、お嬢さん方、私が悪かった。うちの店にそんなに大きくなるヒヨコが混じっていたとは……。そのままだと餌代が大変でしょう。そのヒヨコをこっちの普通サイズのヒヨコと取り替えてあげましょう」

 店長はその場にいたヒヨコをつかみあげました。なぜか店長はヒヨコのモグモグを見て薄笑いを浮かべていました。
ミルキーは慌ててモグモグに抱き付きました。

ミルキー 「いやあーーーーーーん!!!これミルキーのだもん!!モグモグはわたしのヒヨコだもん!誰にも渡さないよ!」






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Last updated  2005.12.13 05:55:32
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