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小話  屋台その2  VOL.141


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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.08.19
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 ニセアリスはウサギさんにべったりです。
このまま出勤できないとなるとエライ災難です。

元はと言えばインコが悪いのですが……それも確かめて見ないとなんとも言えません。しかし、あの車は恐らくインコの物に違いありません。
この世界では車は高価な物なので数が少ないのです。
そしてたいていはトラックとか仕事に使う車です。自家用車、それもオープンカー等を所有している金持ちがそうそう居るはずはありません。



とにかくウサギさんは自分の災難を整理してみました。

○ 交通事故に遭う。
○ 医者に苦痛を味あわされる(診察)。
○ ニセアリスにべったりされる。


「(自分の”勲章”とも言える無遅刻・無欠勤の記録までが奪われるのか?!)」

急に腹立たしさを覚えるウサギさん。
でもこれはニセアリスのせいのような気も……。
ニセアリスはウサギさんの脇に腕を組んであぐらをかいて座り込んでいます。看病しているつもりの様です。しかし、ウサギさんを見下ろすその姿はどこから見ても”看守”のようです。

ウサギさんは仕方無く「今日は体の調子が悪くて休む」旨を携帯から電話しようとしました。
しかし不意にニセアリスがトイレに行ったので、ウサギさんはニセアリスとアリスの目を盗んで、玄関から外に脱出する事に成功しました。そして一目散に職場に向かって走り出しました。

よく考えると……今日は出勤しなくても、ノミの市で商品買い付けをして、お城に連絡すればそれでよかったのです。

ウサギ  「しめた!ラッキー!”欠勤”がつかない。”遅刻”もだ!」

ウサギさんはうれしそうに駆けて行きました。






 タッキーは昨晩はウサギさんの一件で疲れたので、そのまま”あの家”の2階部分で寝かせてもらっていました。
お化けと言っても、やはり眠らなくては疲れが溜まります。なにせ精神的には人間そのものなのです。


あれから……、そう、怒ってどこかに飛んで行ってしまったミッチー。
すごく心配です。

タッキー 「そうか!携帯にかけてみればいいんだ!」

でも、実は……、
そんな事はすでに前から思い付いていたのです。


「(いや、それどころか……、
不用意にミッチーに電話をかけて……、
また、もつれて……、
取り返しの付かない事になったらどうしよう?)」

でも、探すと行って、”足”で探すには限界があります。(”足”=”空中を飛ぶ事”)
タッキーは携帯を取り出しました。

タッキー 「GPSでミッチーの携帯の場所分かる?」

タッキーの携帯「ピーーーーーーー!
”ミッチー”様の携帯端末の位置情報をお教えする事は出来ません!」

タッキー 「それって……。」

いつもは携帯を使えば、ミッチーのいる位置がすぐ分かるのですが……。
おかしいです。まさか”拒否”されているのでは?

タッキーはミッチーにかけてみました。

ツー、ツー、ツー。

タッキーの携帯「残念です!着信拒否されました!」

タッキーは酷いショックを受けました。

ミッチーの方は”怒って”こんな事をしたのでしょうが、される方のタッキーのダメージは大きいのです。
ガックリくるタッキー。

タッキー 「だから……、かけたくなかったんだよな……」








小説目次 

→第1話~第14話
→第15話~








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Last updated  2007.07.09 03:26:30
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