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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.11.04
XML
タッキーにとっては大切なメールです。もし間違ってデリートして失うと大変です。
何せ最初のお客さんですから。うんうん。

タッキーに「触ると駄目」と言われたので、ミルキーはしかたなくその場に座り込みました。

デン!

そして少しフテクサレて腕を組み、パソコン画面を見つめました。

画面には真っ黒い空間と、タッキーの郵便受けと看板のスペースがポツリと浮かんでいました。まるで大き目のデスクトップアイコンのようです。
その他にもいくつかのアイコンのような物体が浮かんでいます。そう!これは確かにアイコンです。このパソコンにはいろんなソフトが入っているようです。
なにか楽しそうな雰囲気で並んでいるので、ミルキーは触りたくてしかたありません。でも……駄目と言われているので、何も無い空間で手の指をコネコネと動かしています。頭の中のイメージではパソコンに触っているようです。

そうしていると、アイコンの隙間の黒い空間から、またピンク色の封筒がこっちに向かって飛んで来るのが見えました。



タッキー 「わあーーーーーーーーーー!!!!!!」

タッキーは大喜びで、思わず大きな声を出してしまいました。
ミルキーは振り返ってその様子を見つめました。

タッキー 「あ、」

ミルキーに見つめられて、タッキーは少し恥ずかしくなりました。そして誤魔化す為に、握りこぶしを作って咳払いを1つしました。

タッキー「オホン。」

メールボックス「メールを開きますか?
件名:ありがとうございます。タッキーさんへ。
差出人:ジョシコウセイ。」

ミルキーはまだジッーーーーーーーとタッキーを見つめています。
タッキーは落ち着いているように装いながら、おもむろに「よし!開け!」と言いました。







あのう……………、
絵本についての資料を送りたいんですけど、絵本自体がまだ出来てないので、今は下書きだけしかないんです。
だから送れないなーーーーw。
文章で説明するわけにも行かないし……。私、文章にするのヘタなんです。
何日か待っていただけますか?」









タッキーはなぜかその純真なメールにポッと頬が赤くなりました。

タッキー 「よっ、よし!早速返信だ!」

タッキーは元気よくキーボードを打ちます。

カシャ、カシャ、カシャ、カシャ、……!

「件名:あーーー、よく分かりました!
本文:タッキーです。

そうですね……。
それならいっそ、その下書きを見せてもらいながら直接説明していただくというのはどうですか?
仕事としてお会いするのは……?
えーーーーと、カフェで打ち合わせしませんか?
短い時間で構いません。」

カシャ、カシャ、カシャ、カシャ、……!

タッキーの頭の中には既にカフェでジョシコウセイと会って、楽しくお喋りしている絵が浮かんでいました。

ミルキー 「”打ち合わせ”?」

ミルキーが覗き込みます。

タッキー 「だあーーーーーーーーーー!!(汗)」

タッキーは慌てました。しばし我を忘れて妄想にふけってしまい、ミルキーの存在を忘れていたようです。





小説目次 

→第1話~第14話
→第15話~
→第17話~





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Last updated  2007.07.09 04:17:53
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