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番外編4 「連れ去られたミルキー」P57-P63


番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


番外編4 「連れ去られたミルキー」おまけ


小話  屋台その2  VOL.141


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小話  屋台その2  VOL.162


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特別編 『アリスの大豪邸』 


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『アリスの大豪邸』第3部 ACT.120


『アリスの大豪邸』第3部 ACT.130


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.136


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.11.11
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 誰かがお店の前の木に隠れて、こっちの様子を伺っているようです。
頭の位置から察するに小柄な人のようでした。

「(きっ、来たぁーーーー!あれがそうだ!)」

タッキーはとっさにそう思いました。
そして、ゆっくりその頭がある木の方に近づいて行きました。
地上156センチ程の高さにあるその頭は、歩いて近づくとスッと木の向こう側に隠れてしまいました。その素早い動き、若い女性に間違いないようです。

 タッキーは木の2メートル手前まで”そ~~~と”歩き、目印の絵本を良く見えるように前に出しました。その頭はまた一度顔を出しましたが……、木の枝の影がそこにちょうど降りていて、よく見えません。タッキーがそう思っていると、頭はまたスッと木の向こう側に引っ込みました。

タッキー 「あれ?」

でも……よく考えると、雨だったので絵本には透明なビニールを被せていました。水滴がビニール全体を被って、中に何が入っているのか分からなくなっていました。そこでビニールを取りました。こんどはちゃんと中の”絵本”が見えます。



タッキー 「オホン!すいません、”ジョシコウセイ”さんですか?私は『タッキー工房』から来ましたタッキーです。ミルキーの代理で来ました。ミルキーは急用で来れなくなってしまいました。」

そう言ってみたのですが、木の向こうからは誰も出て来ません。

タッキー 「すいません。驚かせてしまって。
メールでは分かりにくかったでしょうけど、私とミルキーは別人です。もちろんミルキーからの伝言も預かって来ました。
あの……、本当に、お仕事の話だけで結構です。ホンの30分ほどで終わりますから。
一応…………お話しませんか?
そうだ!”モンスター イン パラダイス”ってショートケーキがすごく美味しいんですよ。よければご馳走しますよ」

タッキーはミッチーを口説いた時のくどき文句を言ってみました。
思えばまだ2人が出会ったばかりの頃、同じようなセリフをタッキーはミッチーに言いました。ミッチーはショートケーキにつられて、タッキーと一緒にカフェに入ったようなものです(……と、タッキーは今でも信じていました)。

 すると、木の影から、さっきの頭がこっちを覗くような感じで顔を出しました。
確かに……こっちを覗いています。

ちょうどその時、雨雲のかすかな隙間から太陽の光がそこだけに差し込んで来た様で、その人の顔は光って見えました。でも、光が強すぎて顔がよく分かりません。それに、さっきからずっとその顔はこっちを見ているのですが、いっこうにそれ以上は出て来ません。

タッキー 「”ジョシコウセイ”さんですよね?
ショートケーキでも食べながらお話しませんか?10分だけでも……」

「…………」

タッキー 「…………」



「……本当に10分だけでいいんですね?」

その顔から、ものすごくかわいい声がしました。
最近、アリス、ミルキーとかわいい女の子の声を聞き慣れて来たタッキーでしたが、この声も大変かわいい女の子の声でした。

タッキー 「もっ……、もちろんです!」

ゴクッ。思わず唾を飲み込んでしまうタッキー。

するとその”顔”は、木の向こう側から出て来ました。







小説目次 

→第1話~第14話
→第15話~
→第17話~





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Last updated  2007.07.09 04:20:47
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