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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.11.25
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 タッキーはフラフラしながらネットカフェを出ました。

半ば放心状態で空中をさまよっていました。
すると、そのうちに広場に出ました。そこはノミの市が行われている広場でした。もちろん”あの家”の近くのノミの市です。知らない内にこんな所まで来ていたのです。
そう言えば、ノミの市にはタッキー自身は来た事がありませんでした。ミッチーやアリスからはいろいろ聞いていたのですが、自分では足を運んだ事はありませんでした。

ノミの市の沿道をフラフラと通って行きますと、いろんな物が売ってました。
線香、ロウソク、ちょうちん、お墓、菊の花、……。
お化けとなったタッキーにとっては皆欲しい物ばかりです。
タッキーは「もっと早くここに来てみるべきだった」と後悔しました。
今のタッキーにとっては、こうしてブラブラとお店を見る事が、とても心をなごませる事になっていました。


なんと中古の”棺おけ”です。
それはバルサみたいな軽い木材で出来ていました。
値段は2400ゴールド。安いです。
それもその筈です。古いデザインで、しかも痛んでいて、もう買う人もいないからでしょう……。

これはタッキーにとっては良い物です。お化けにとっては棺おけはいい寝床、極上のベットみたいなものです。この中で眠るとなぜか安心してぐっすり眠れるのです。
ミッチーといる時は”極力人間と同じ頃の生活をしよう”という事で、こういった”お化け的なアイテム”の購入は止めていましたが……、今は買う気になれました。
ポケットを探ると、それぐらいの物が買えるお金が入っていました。

「たった2400ゴールドで家(棺おけの事)が買えるとは……」、タッキーも思ってもみなかった事です。
でも、いざお金を払う時になって、タッキーは値切ってみました。しかし店の人から「値段は格安なので負からない」と言われました。しかし、中に敷くやわらかい敷物をおまけに付けてくれました。そこでタッキーは快くこの棺おけを買いました。





 タッキーはその棺おけを担いで森の中に行きました。棺おけは持ち運びに困りませんでした。やはり非常に軽い木で作られているようです。

タッキー 「(これからは……、もしかしてずっとこの棺おけの中で暮すのかな?)」


しかし……、お化けのタッキーにはなぜか”心やすらぐ空間”に思えました。

大きな大木が岩の上に倒れていました。木の幹の直径は1メートル50センチ以上。2つの岩の上に倒れているので、木の下には小さな空間が開いていました。
タッキーはそこに棺おけを置きました。上手く棺おけが納まりました。いい具合です。ここで寝る事に決めました。


寝る前に棺おけの中を掃除する事にしました。タッキーはまず棺おけの中の敷物(シルクの毛布)を取り出しました。その辺の枝を折って、棒にして、それで叩いてほこりを取りました。
それから今度は、その敷物を高い位置にある木の枝にかけて干しました。



拭き掃除が終わったので、一旦棺おけを木に立てかけて乾かしました。




小説目次 

→第1話~第14話
→第15話・第16話
→第17話~





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Last updated  2007.07.09 04:30:14
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