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小話  屋台その2  VOL.141


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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.11.27
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 そこでタッキーは明日は一旦”あの家”に帰ろうと思いました。
翌日、さっそく棺おけを背中にしょって、”あの家”の近くまで”歩いて”帰って来ました。
棺おけを背負ったまま空を飛ぶ事も可能ですが、タッキーは地面をトボトボと歩く方が今の心境に合っているのでそうしました。
おかしな格好ではありますが、今のタッキーは少しも気になりませんでした。
物を背負っていると、自然と顔は下向きになりますが、ちょうど地面ばかりを見て歩きたい気分でした。

トボトボトボ……。

気落ちはしていましたが、家に帰ると決心していたので、気持ちは良い方向に向かっていました。

「(あーーーーあ、皆なんて言うかな……)」

もちろんミッチーにはなかなか会う勇気がありません。先にそれ以外の人に会える事を望んでいました。そして誤解が解ける事を……。





 ”あの家”の玄関に着きました。
タッキーは棺おけを抱えたまま、玄関先で立ち尽くしました。
玄関ドアをノックする勇気がありません。
……でも、10分ほどして、やっと家の中に入る事を決心しました。
けれど、おそらく玄関には鍵がかかっているので、棺おけを玄関の横に置いて、”すり抜け”をして中に入りました。




 中にはアリス達がいました。前回入った時は”無視”されたタッキーでしたが、
前の時とは違い、アリス達はすぐにタッキーを見つけて側にやって来ました。
そして笑顔を向けてくれました。

アリス  「うわーーーーーー、タッキーさん!帰って来たんですね!お元気ですか?」

タッキーはもう笑顔は出せないぐらい気持ちが沈んでいましたが……、アリスの純真な笑顔を見て、少し照れ笑いを浮かべました。

その後、やや力の無い声で、「ええ、元気です。心配かけてすみませんでした。」と言いました。 



「おかえり!心配したよ、もうーーーー!」とタッキーの足に体をスリスリさせて言いました。

モグモグもやって来ました。

「ピッーーーーー!ピッーーーーー!」

元気に羽ばたいてタッキーを歓迎してくれているようです。
すっかり風邪は治ったという事でしょうか?



そして少しテレくさそうに……、ちょっと気マズそうに……、
タッキーの所までやって来ました。
それから頭をかきながら、やや下を向きつつ「お元気そうで……」と言いました。
タッキーは思わずウサギさんの両手を取って握手しました。

タッキー 「いやあ……、ご心配おかけしました」

ウサギさんは顔を上げて少し微笑みました。





 なんと!皆が温かく迎えてくれたのです!
タッキーにとっては喜びでした。
その時、ニセアリスがおもむろにやって来ました。ニセアリス大先生も笑顔でした。
ニセアリスはおもむろにタッキーの方を向いて、





「この!”食わせ”者が!」





と言いました。









シーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!







タッキー 「………………。」

強烈に気まずい雰囲気が皆を襲いました。





小説目次 

→第1話~第14話
→第15話・第16話
→第17話~





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Last updated  2007.07.09 04:35:41
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