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今年の感謝祭は、夫の友人たちの家族と過ごした。その中の一人の奥様がアメリカに来て間がなく、マンハッタンから出たことがないというので、NY案内を含め、車でどこかに連れて行ってあげようという話になった。しかし、少し電車に乗れば温泉やグルメが味わえる日本とは訳が違う。紅葉を過ぎた今の時期、マンハッタンを一歩出れば寂しい枯れ木風景が続くだけだ。それでもどこかはないかとワイナリーや水族館を提案してみた。しかし、彼女は、景色やアウトドアには興味は余りなかった。「私、買い物がしたい」というツルのひと声で、感謝祭後の金曜日に、ウッドベリーコモン・アウトレットに行くことになってしまった。感謝祭の翌日の金曜日はブラック・フライデーと呼ばれ、この日は小売店が特別価格で商品を売りさばき、今年の黒字売り上げを願うのだ。クリスマス商戦の皮切り日である。例年これに命をかけるアメリカ人は多く、多くの店は早朝から店を開ける。ちょっと前まで午前7時からくらいだったと思うが、年を追うごとに加熱していき、去年は早朝5時開店が普通、今年はなんと木曜日の夜中の12時から店が開き始めた。異常である。私はもともとショッピングが苦手なので参戦したことがないのだが、今年はこういう訳で、ブラック・フライデー初体験となった。しかもアウトレット...。ウェブサイトを見ると、ほとんどの店舗が午前0時に開くという。しかし、私たちはのんきに朝9時にマンハッタンを出た。道はそれほど混んではおらず、着いたのが朝10時。しかし、着いてみてびっくり。あの広大な駐車場に、駐車スペースが一台分もないのだ! 覚悟していたとはいえ、すごすぎる。当然あちこちで熾烈な駐車スペース奪回戦が繰り広げられていた。道の真ん中で出る車を待つ車、ショッピングを終えた人の後をついていくストーカー車...。私たちも歩く人に「Are you leaving?」と声をかけながらスペースを探した。大荷物を持っているからといって帰る人とは限らない。車に荷物を詰めて、また買い物に戻る人も多いのだ。幸い一組のカップルが出る場面に遭遇し、なんとか駐車場をキープ。しかし、このカップル、朝10時半に買い物を終えたって、彼等は一体朝何時に来たのだろうか。建物群の中に入ってみると、今まで見たこともないような人の群れだった。COACHやBERBARRYなどの人気の店は外に長蛇の列が出来ており、入場人数制限をしていた。ディズニーランドか。同行の奥様はダンナ様を置いてドルチェ&ガッバーナに突進し、私たちはぼーっとあちこちを見て回った。買い物客が多すぎて、当然試着などはできない。なので私たちの目当ては主に鞄。ブランドに弱い私だが、いくつかいい鞄と靴を見つけて購入。アウトレット価格からさらに30%引きだというので、TOD'Sでショートブーツなどを買った。やはり、普段よりも割引率が高い。500ドルを超える品がアウトレット価格で350ドル、これからさらに30%引きで245ドルになっていた。元値の半額以下なのだ。朝早くから来る人の気がわかるような気がした。結局、奥様のついでで来たと思っていた私たち夫婦の方がどっさりと買い物をしてしまった。そうか。これがブラック・フライデーなのか。わかるけど、一度でいいや...。(来年も行ったりして。)
2006/11/23
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15年ぶりに、ガンズのライブに行ってきました。私はどちらかと言えば行きたくなかったんだけど、生アクセルを見たことがない夫にせがまれて仕方なく。まあ、興味もあったし。アクセルがどうなっているのかね。バンドメンバーはキーボードのディジー・リード以外誰も知りません。15年て...。年を取る訳よね。当然アクセルさんも年を取っているわけで、91年の東京ドーム公演の時のさらさらロングヘアはどこへやら、現在は根元から食い込ませて植毛したような赤毛のドレッドヘアで、頭が重くてヘッドバンキングができなくなっておりました(泣)。それよりショックだったのはねえ、アクセルってばジーンズで登場したのよ。私の中のアクセルは15年前のまま、曲ごとに短パンやジャケットをしょっちゅう着替える、衣装にこだわったロックスターのイメージ。ジーンズて。同い年のジョン・ボン・ジョヴィでもまだ皮パンを履いているわよ。ガンズの全盛期の頃は鼻水垂らしていただろうガキどもがとっても盛り上がっていた。テレビゲームのBGMにガンズの曲が使われているので有名なんだって。でもねえ、全盛期を知っているオバサマとしては、今のアクセルなんて枯れススキよ。ライブ中、ダフは? スラッシュは? ってずっと思ってた。他のバンドメンバーは自分で何も築き上げてきていないやつらばかりで、MSGでソロを弾いているのに酔っている感じだった。愛もない、というか名前も知らないギタリストのソロを聞くのって苦痛。アクセルは音響が悪いのもあって声も余り通っておらず、余り動きもせず、オッサンのように歌っていた。ドラムセットの前に置いてある飲み物、普通は水(だと思うよ?)なんだけど「あれ、お酒だね」と夫が指摘。MSGのあと、メリーランドかどこかの州で「ステージ上での飲酒禁止」を理由にガンズ公演がキャンセルされたというのを聞いた。信じたくなかったけど、やっぱりほろ酔いステージだったのね。ちなみに、前座はこれまた15年前から余り進歩のないセバスチャン・バック。15年前のスキッド・ロウのヒット曲をソロで歌って楽しいのか? 15年、何をしていたんだろう(ミュージカルとか役者とかしてるのは知っているけど。音楽的によ)。帰りのMSGの階段で、夫に「冷静に見ていたね」と突っ込まれてしまいました。ノレるか、こんなライブ....。
2006/11/11
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新しい千葉県のロゴについて、批判が巻き起こっているとか。うーん。私もこれはないんじゃないかと思うな。いくら著名なデザイナーだからってねえ。やっぱりマズいものはマズいし。レトロな雰囲気を狙ってはずしちゃった、みたいな。私も10年ほど千葉県民していたので、人ごとじゃないです。こんなロゴの入った書類とかメダルとか作られちゃうんでしょうか。ひどいよね。アメリカはこうで、日本はこうっていう言い方はよくないとは思うんだけど、ロゴ作成に関しては、日本は今ひとつだと思う。ポイントは何?というロゴが多くて。学校の先生は「一目見て万人が理解でき、納得させられる」というロゴが優れたロゴだと言っていた。うんちくを足れなければいけないのは良くないロゴになるのである。好例をひとつ。日本航空とノースウェスト航空のロゴ比べ。日本航空の「「JAL」の黒文字に太陽をあらわす赤と銀のアーク」って、誰がこのロゴを見て、赤=太陽だと連想するかなあ。太陽を赤く描くのはアジア系諸国の傾向で、欧米は太陽=黄色だと聞いた。一応世界中を飛んでいる航空会社なんだし。そもそも、うんちくたれすぎ。昔の鶴のマークはすばらしかった。日の丸型の鶴。尾翼にあの鶴がついていれば「日本航空」とわかるあの立派なロゴ。もどせばいいのにね。ノースウェストは、もうこれで決まりというロゴ。丸に三角だけ。北西。それで終わり。素晴らしすぎて文句も出ない。尾翼の処理の仕方も素敵。これがコーポレート・アイデンティティというものだと思う。ロゴ制作が苦手な三流デザイナーのつぶやきでした。
2006/11/10
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中間選挙が終わった。テレビは選挙コマーシャルばかりでうっとおしかったので、これでやっと終わる。アメリカって候補者同士が競争相手のあら探しをして、悪口を言って貶めるキャンペーン方法が許されているので、ネガティブなコマーシャルが多くて嫌。しかし、今年もありました。数え直し騒動。一体なんで、この「ハイテク」と言われている国で、今こんなことが起こるのか。今年はコンピューター集計にしたところが多かったそうだけど、ハッカー対策が十分でないとか、投票用紙が残らないので数え直しがきかないとか、そんな話ばっかり。どうして選挙があるってわかってて、ちゃんと準備対応ができないんだろう。だからブッシュが大統領になっちゃうのよ。日本のシステムって紙に書いて投票するんだよね、確か(最後に投票したのが10年以上前なんで)。でも数え直しなんかなかったように思う。数え直しをしたとしても、ちゃんとできると思う(何となく)。何年か前のフロリダ選みたいに、一週間以上かけてのらりくらりと数えて、結局集計が良くわからない、みたいなことにはならないと思うなあ(何となく)。夫は日本の銀行の人だったので、当時彼の仲間うちでこんな感じのジョークがあったらしい。「フロリダ選の投票数え直しが何度やってもうまくいかないので、州は日本の銀行に数え直しを依頼。銀行員たちは鮮やかな札勘技術であっさりと数えなおし、アメリカの混乱を救った」...。アメリカ人をかなりバカにしているわね。でも実際やってみたら真実かも知れない。
2006/11/07
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最近「The Queen」という映画を見た。ダイアナ妃が事故死した後の一週間を描くドキュメンタリー調の映画で、主演のヘレン・ミレンのオスカーの呼び声の高い映画だ。この映画を見るまで、ダイアナ妃が王室からそんなにも嫌われていたのを知らなかった。ダイアナ妃は確かに、若くて魅力的で素晴らしい人道活動をしていたが、王室から見れば短慮で浅はかな若い女だったんだろう。エリザベス女王は26歳で即位する前は軍隊で修理工として従軍し、結婚し、公務をこなしながら4人の子供を育て上げ、50年の在位の間10人の総理大臣を迎えているほどの女傑だ。そんな彼女が幼稚園の先生だったかわいらしいだけの息子の嫁をそもそも歓迎していたのかどうかは疑問だと思った。ダイアナ妃がパパラッチに追いかけ回されたのはひどいと思うけど、クルーザーで水着姿で恋人といちゃつく写真なんかを撮られたり、浮気相手の恋人との電話を盗聴されたり、インタビューで浮気を認めたり、ちょっとうかつな人だったんだなと後から見れば思える。年代が近いので、私はダイアナ妃が王室に必死で抵抗していたのを応援していたのだけど、女王の立場というものを考えてみれば、これほどうっとおしい嫁はいなかっただろうと思えてしまう。女王は彼女を憎んでいたんだろうか? 蔑んでいたんだろうか? 情が無かった訳はないだろう。自分の孫たちの母親だし。結局この映画では結末はないし、王室の動向だってあくまでも推測なんだけど、女王の複雑な胸中を覗き見たような気がした。
2006/11/02
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ハロウィーンが終わると、街ではちらほらクリスマスの準備が始まる。むかつく。商魂たくましいといえば聞こえはいいけど、なぜそんなに一年を早く終わらせてしまいたいのか。そしてこの季節になると、郵便がどかっと増える。カタログの束だ。私は触覚重視人間なので、服でも家具でも何でも触らないと買わない人なのだが、夫はカタログショッピングに余り抵抗がない。しかし、カタログからひとつでも何か申し込もうものなら、そのカタログの系列会社に名前が登録され、カタログがじゃんじゃん送られてくる。最近までPottery BarnとHold Everthingが同じ系列だなんて知らなかった。多分名を変え品を変え、全部つながっているんだろう。そんな中に混じって、高級感あふれる立派な紙に印刷された貴金属のパンフレットも届き始める。私は脅迫状と呼んでいる。「うちの店でモノを買わんかい、コラァ」というお誘いだ。もちろんちょっと見てゴミ箱行きなんだけど、紙やデザインの参考にとっておいたりもする。そういえば、学校を出たてのころに、アシスタントデザイナーに応募して、ティファニーに面接に行ったことがある。オフィスは五番街の店舗の上ではなくてマディソン街と58丁目(だったと思う)にあり、重厚なダークブラウンのドアが印象的だった。面接をする前に、保険でも申し込むかのような量の書類にいろいろ書かされた。やはり宝石を扱う会社なので、セキュリティーを気にしているんだろう。「今までに他の宝石関係の会社に勤めたことはあるか」「犯罪歴はあるか」など、細かな質問があったことを覚えている。結局人事面接は受かったけど、アートディレクターの白人中年女性との面接はうまくいかず、不採用になった。採用されていないのにあれだけの個人情報をティファニーに渡したのはちょっと不愉快。アートディレクターは「日本はアメリカに次いで二番目の、うちの会社のお得意様なのよ」と言っていた。だったら採用せんかいと思ったものだ。今にして思えば、どの宝石を見てもガラスと見分けがつかない私がやる仕事ではないだろう。それに、採用されていたら、毎年の脅迫状を作っていたのは他ならぬ自分だったかも知れないのだ。
2006/11/01
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