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最近はまっている漫画に、「のためカンタービレ」という作品がある。日本で今流行っているとかで、人から借りて全巻(~14巻、以下続刊)読ませてもらった。これが面白いのなんのって!たくましく元気で天才的且つ変態的なピアニスト「のだめ」ちゃんと、お金持ちで理知的な「千秋先輩」のコンビがとても素敵。「のだめ」ちゃんはとても普通とは言いがたいキャラクターなのだけど、落ち込みもするし失敗もする。共感できるキャラクターなのだ。漫画のキャラクターに励まされるというのもこの年になってナンだけれども(主人公たちにしたってまだ20代初めだし)、落ち込んだ時にガンバロウという気分にさせてくれる。私の人生には、残念ながら、お手本となり、こんな人になりたいと思わせてくれる人、「メンター」が現れなかった。夫にはすばらしい出会いがいくつもあり、何人もメンターと呼べる人を持っている。私は多分ずっと本や漫画に出会えなかったメンターを求めてきたのかも知れない。もちろん「のだめ」ちゃんがメンターな訳じゃないけど(笑)、元気をもらったことには違いない。たかが、漫画。思考回路が薄っぺら? まあいいさ。人間は忘れる動物だ。午前0時の上司の電話ももう過去のこと。今は自分にできることをするのだ。
2006/02/27
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雑誌の締切日の日曜日。久しぶりに夜11時と早く帰ることができた。編集者たちの記事が遅かった割にはうまく片付けることができた。上司に自分のレイアウトが終わったことを告げて、タクシーに乗って帰った。その一時間後。午前0時すぎ。上司から電話がかかってきた。写真のクレジットが変わった場所にあるという。なぜこういうことをしたのかと聞くのだ。雑誌はデザインを二号前に新しくしたばかり。その場所のレイアウトは上司からの指導がなかったので、忙しい彼にいちいち聞かずに前のデザインに従った。フォントは新しいデザインのものをもちろん使い、記事との空間も計算し、よくまとまっていた。最終確認に行く前に、何度か彼に見せていた。今の今まで彼はそれに気づかなかったのだ。それに、そこは「変わった場所」なのではなく、彼が「気に入らない」場所なのだ。「今度からは僕に聞いてよね」と言い、電話を切られた。...これだけのことを、午前0時にフリーランサーの自宅に電話して言う?その夜、そんな捨てゼリフが頭にこびりついて、眠れなかったのは言うまでもない。だめだ。やっていられん。何様のつもり?腹が立つから、次回は有無を言わせないくらい全部聞いてやる。もうすぐ冬が終わる。春には求人が動き始めるだろう。なんとかしなければ。ここを脱出するのだ。
2006/02/26
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私が子供の頃、というか中学生くらいの頃に思い描いていた理想の生活をしている人がいる。その方はさくらまこさんというまんが家で、家にかわいいペットの鳥たちと住み、ベランダで花を育てている。交友関係は多分主にまんが関係のみで、先生やアシスタントさんたちに囲まれて、楽しく仕事をしているようだ。もちろん彼女の漫画家という職業も締切に追われたり大変なこともあるだろうけど、社会的に誰からも命令されることもなく、嫌な人と無理にお付き合いすることもないだろう。太鼓持ちでカラオケに付き合わされたり、毎日通勤電車に乗ってオヤジに密着されることもないだろうし、上司から「Obey me.」みたいなことを言われたりすることもないんだろう。毎日好きな漫画を描いて(私は学生の頃は漫画家志望だった)、好きな鳥たちと好きな植物いじりと好きな友達だけに囲まれる毎日。私の人生、どこでどう間違ってしまったんだろう?不必要に自分で辛いことを選んできてしまったのだろうか?学校に行っても会社に行っても、辛いことが多かった。今でも辛い目に会ったりしている(机なし事件とか)。そういう運命の元にあるのだろうか。いっぱい過ちを犯したし、選択を間違えたことも多い。ただ、幸いなことに、すべては自分の選択だったことだ。だからどんな結果になっても、誰かを責めることがない。ところがこの間、ある人から言われた。「でびさんは、素敵なご主人がいて、NYにおうちを持っていて、手に職があるのね。すばらしいじゃない」...そういうもんなんだろうか。隣の芝生は青く見えるとはこのことだ。
2006/02/24
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ポートフォリオを某会社にドロップオフして二週間目。「Your portfolio is ready to pick up. 」というメッセージが携帯に入っていた。要するに落ちたのだ。ああ、またか。がっかり。履歴書の審査は結構通るけど、ポートフォリオをドロップオフするところでひっかかる。面接に呼んでもらえるほど優れたものではないのだ。それが私の作品が悪いのか、他人の方がもっと優れているのかは預かり知らぬところ。有無を言わせないほどいいものを作れば済む話なのだが、なかなか良い作品に恵まれないのが現状だ。文句を言っても仕方がないので、最近は学校の先生をしている同僚に聞いて改良の最中である。そんな中、同僚の日本人女性が他社からヘッドハントの電話をもらったことを話してくれた。雑誌の奥付にデザイナー達の名前が載っており、それを見て他社のアートディレクターから時々電話がかかってくるそうだ。彼女はアソシエイトアートディレクターなので経験が豊富なのだ。私のようなデザイナーはヘッドハンティングされることは皆無である。「面倒くさいけど、とりあえずポートフォリオをドロップオフしに行ったわよ」とのこと。彼女はここの正社員になったばかりで転職の気はないのだが「お金が良かったら考えてもいい」らしい。彼女は私がずっと仕事を探しているのを知っている。悪気はないのだろうが、私にこういう話をするのってちょっと無神経なような気がした。「もしかして、自慢?」と卑屈に思ってしまった。彼女は学校を卒業して8年。私は2年なので仕方がないのだけど、こういう話を聞くとちょっとへこんでしまう。卑屈になっている暇があったら、自分の作品を磨けばいいのだ。来週はもうひとりの同僚にポートフォリオを見てもらうことにしている。他人をうらやましがっている場合ではない。自分が問題なのだ。
2006/02/21
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19日は極寒でした。暖冬の今年にあって、昼までも氷点下なのは久しぶり。こんな日に誕生日を迎えてしまった私。夫からの何をしたいのかというリクエストに、室内でできることを考えた結果「MoMAに行こう!」ということになりました。MoMAが新装オープンしたのは去年。しかしずっと観光客に大人気で入り口には長蛇の列。いつも二の足を踏んでいたのです。氷点下の中どれくらい待つかなと思いつつ(中に入ってしまえば一日過ごせるし)行ってみると、なんと、その列は館内の混雑回避の入場制限ではなく、チケットを買う人の列だったのです。インターネットでチケットを買っていた私たちは楽勝で入れました...。moma.orgのチケット発売リンクから買えるので、買っておきましょう!私たちは忘れていたのだけど、この週末は大統領誕生日で月曜日が休みの連休の週。アメリカ内外から観光客が押し寄せ、マンハッタンは混んでました。さらに外が極寒とあれば観光客は美術館になだれ込むのは当然。日本の混み方に比べればまだいい方だけどね...。今日から「ムンク展」が始まっており、結構な点数のムンクの作品が見られました。かの有名なムンクの「叫び(The Scream)」の本物は盗難にあったまま行方知れずなんだそう。なのでスケッチと「叫び」と同じロケーションで書かれた作品が展示されておりました。それにしても、ムンクは暗い人です。作品も暗いし。その後はバースデーディナーで、MoMAに隣接する「Modern」というヌーボー・フレンチのレストランに行きました。ここは白いテーブルカバーのフォーマルなダイニングとバーグリルに別れており、気分や予算に会わせて選べます。日曜日はダイニングがお休みだったのでバーグリルでお食事。予約はインターネットででき、夫がひとこと「My wife's birthday」と書いたところ、教育&サービスの行き届いたウェイター&ウェイトレスからことあるごとに「Happy Birthday」と声がかかりました。ここはフレンチだけどタパス(小皿料理)形式になっており、好きな皿を好きなだけ選ぶことができます。Menu One とTwoはアペタイザー向け、Threeはアントレ向け。どれをとっても味がしつこくなくて洗練されていて、おいしかったです。温かい料理を出す皿は必ず温めており、小さなフランスパンもほんのりと温められて表面はかりかり。取引先と数多くの高級レストランで食事をこなしてきた夫がおいしいと言うので、かなりおいしいのでしょう。一皿が大きくないので、量が丁度いいのも料理が十分に味わえるのもいいところ。さらに、デザートにはニューオリンズのフレンチクウォーターで食べた揚げドーナツに粉砂糖とジャムををつけた「ベニエ」がありました。これには感動。デザートの時にウェイターさんたちが、小さなろうそくをのせたチョコレートケーキをバースデーのおまけにくれました。「合唱はしないけど(レストランの雰囲気を考えれば当然)...Happy Birthday!」と言ってくれました。去年の誕生日から一年、何をしたかしら...。去年の一年より成長したかなあ。仕事は相変わらず見つからないし、辛い目にも会ったけど、日本の里帰りもできたし、いいこともいっぱいしたと思う。今年も無事で、来年もいい誕生日が迎えられればそれでいいと思う。
2006/02/19
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年末に働いた日系のお仕事...今でもお給料を受け取っていない。そもそも請求書を出すのが先方の事情で遅れているのだけど、今回私の見積もっていたより結構多めの金額が貰えそうなことがわかった。お金の無いあの会社にそんなに払えるのか疑問だけど、いつかは貰えるでしょう(と思いたい)。春休みに夫が子供と旅行に行くので、私もひとりで旅行しようと思っていた。去年から自分でヨーロッパ熱が燃えているので、足を延ばすのもいいかも知れない。以前から、ダンナ様のNY駐在が終わって日本に帰国してしまった友達に、「いつかヨーロッパで待ち合わせなんてできたらいいね~」なんて会話をしていたのを思い出し、メールを書いた。期待していなかったのだが、なんと友人は3月末で今の会社を辞めるそうだ。「気分転換がしたいから、4月にぜひヨーロッパに行こうよ!」とのこと。渡りに船とはこのことだ。この友達はとてもいい関係の友達で、べたべたくっつく訳でもそっけない訳でもなく、いい距離を保っている。何よりいいのは、自立している人なので、一緒に旅行に行って楽であり、かつ楽しい人なのだ。彼女がNYにいた時代に二度旅行をし、よい思い出になった。東京で働いていた時代、時々友達や会社の同僚と旅行をしたが、人に頼ってばかりで自分では動こうとしない人、観光より買い物に時間を費やしすぎる人、すぐに体調を壊す人と様々だった。行きたいところがあれば人に気を使わずにひとりで行けばよかったと何度も後悔した。結局私はひとりで旅行をするようになったが、自分の思うように動ける反面、夕食だけはひとりなのが寂しかった。結婚してからはひとり旅をしていないので、今回久しぶりのひとり旅を楽しみにしていた反面、ひとりの夕食だけが気が重かった。旅行の醍醐味は食事でもあるから、ひとりでレストランに入るのは少々勇気がいるし、食べてもおいしくないだろうと思っていた。久しぶりに会う友達とヨーロッパで待ち合わせ...楽しそうではないか。たまには夫抜きも悪くない。お給料が入ったらすぐ遊ぶ...今回のお給料はあぶく銭ではない。一生懸命頑張って稼いだものだ。それでも今回の旅行は楽しみみしている。就職活動? やります。やります。
2006/02/17
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普段は全く思い出しもしないことが、時々夢の中で出てくることがある。一度脳に刻まれたことは、決してなくなることはないのだろうか。昨夜見た夢は、私が20歳前後の時の夢。もう20年近く前のことだ。当時のボーイフレンドと、有楽町駅で待ち合わせの約束をした。「車で来るから、改札口で待っていてくれれば君を見つけるから、ドライブに行こう」確か夜7時くらいの待ち合わせだったと思う。仕事を終えたサラリーマンたちが大勢行き来するような時間帯だった。ところが、約束の7時を過ぎても、彼は現れない。今のように携帯電話がないので、家を出てしまえばお互いに連絡のしようがない。ひたすら待っているしか無かった。待っていると時間がどんどん過ぎ去って行く。8時を過ぎ、9時を過ぎた。9時半か10時かわからないけど、相当待っていたと思う。すると、通り過ぎるサラリーマンの数人連れが私を見て、「あの子、まだ待っているよ。かわいそうに。ふられたのかな」と言うのが聞こえた。彼らは多分食事を終えて駅に戻ってきたのだろう。それだけの時間待ちぼうけをくわされて、そんな会話が耳に入り、猛烈に恥ずかしくなって、そのまま切符を買って電車に飛び乗って帰った。惨めだった。寒かったし、お腹はすいているし、帰りの電車の中で泣き崩れないようにするのが精一杯だった。当時私はひとり暮らしだったので、家に帰って思いっきり泣き始めた。しくしく泣いていると、電話が鳴った。彼からだった。高速道路で大渋滞につかまって、全く動けなかった。やっと電話のあるところまで来ることができた。今から遅いけど、そっちに車で行ってもいいかと言う。結局、彼は夜中に家まで来てくれ、一緒に和食のファミリーレストランで夕食を食べた。待たされたのが故意じゃなかったのと、遅くなっても一緒に食事をしたいと言われたのが嬉しかった。結局その人とは良くない別れ方をしたけど、当時は好きだったんだなあと思う。あのサラリーマンの言葉がなければ、もしかしたらずっと待っていたかも知れない。見知らぬ人に「あの子、かわいそう」などと言われたのが相当ショックだったんだろう。20年後の今でも、夢に出るほどに。そんな夢を見たあと、朝5時半に目が覚めた。夫が隣でぐうぐう寝ていた。この人は待ち合わせの時間を守らない人で、遅刻常習犯だ。しかし、15分以上は待たされたことはないので、とりあえず合格にしておこう。私は多分何時間でも待つだろうし、この人も必ず来るだろうから。
2006/02/16
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先週、もうすぐ私の誕生日だというので、姉が何か欲しいものはないかと聞いてきた。最近ことのほか物欲がなくなってきて、何も欲しいものがない。あれこれ考えた結果、ワンピースが欲しいかなと思い当たった。去年の年末、夫婦同伴の食事会などで着ていく服をアレンジするのに苦労したからだ。アメリカでワンピースが売っていない訳ではもちろん無いんだけど、とにかくどのデザインも肩を出し過ぎ。ほとんど下着のようなものばかりなのだ。皮下脂肪の分厚いアメリカ人女性は下着でレストランに行けるだろうけど、寒がりの私には無理だ。必ず上に羽織る物を持って行かなくてはならないので、いつも同じ様なスタイルになってしまう。なので、ちょっと袖のある(半袖でも、肩をカバーさえしてくれればいい)ワンピースがずっと欲しかった。日本なら、気のきいた袖のあるワンピースが手頃な売っているかも知れない。ブランドや値段はよく知らないが、私のポイントは袖だった。以上のような説明をメールでし、日本のファッション誌の切り抜きを送った。イタリアのブランドのウェブのプリントアウトも送った。「色や柄は何でもいいから、袖のあるのにしてね」と書いて...。おととい、姉からメールが入っていた。デパートでかわいいのを見つけた。お店で写真を撮らせてくれないから(当たり前やん)スケッチを送るね、と、わざわざ手書きのスケッチを携帯写真に撮って送ってくれた。なんて優しい姉。そしてそのスケッチには...もうオチがわかるでしょう...袖無しのデザインがふたつ描いてあった...。何で? 何で? 姉はどうやら、私が送った切り抜きの、黒地に大きな花柄のデザインが気に入ったらしく、それを中心に探してしまったようだった。仕方がないので電話をすると、「もう今時春物の薄いのしか売っていないよー」とのこと。そりゃそうだ...。「上にボレロを羽織ればいいじゃん」...いっつもそんな感じなんですよう。私。そもそも、人にこういう頼みものをするのがいけないのだとはわかってはいるけどさっ。また今年の冬にかけて、袖のあるワンピースを探さなくてはいけない。探し続けてもう5年くらいになる...(真剣に探さないからという理由もある)。
2006/02/15
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夜中まで仕事をした翌朝の月曜日。7時に夫に起こされて彼のランチ用サンドイッチを作り、会社に行くのを見送った。準備していたポートフォリオを午前中のうちに某会社に届け、家に帰ってそのままコンピューターの前に座り、メールをチェックした。派遣会社から「Available today? Please call me asap」というメールが入っていた。....月曜の朝の10時半だよ? 今から仕事に行けっていうんですか? 依頼は嬉しいんだけど、疲れすぎていて働く気がしない。それでも電話しない訳には行かないので、一時間ほど間を置いてから電話をした。その間に他の人が見つかっているかも知れない。電話に出た担当は、案の定他の人を見つけたみたいだった。「今週また何かあったら電話するわね!」と言って電話を切られた。正直ほっとした。「突然仕事の依頼を出しても、どんな仕事でもそつなくやってくれる人」と思ってくれているのは分かる。けど「いつでも空いているし、なんでもやってくれる人」と思われてもいるんだろう。そりゃね、時々自分でも自分って偉いなあと思う時もあるよ。見知らぬ会社に突然行って、言われた仕事がちゃんとできるよ...マッキントッシュだったらね(ウィンドウズでやり方がわからなくて冷や汗をかいた経験あるけど)。ただ、使い捨てと言われればそう思わなくもない。まあ、時給の仕事に期待するのも間違っているけどね。今週は、去年からやりかけている自分のプロジェクトをそろそろやり始めようと思っている。気がついたらもう2月中旬。だらだらしようと思えばいくらでもできるのが怖い。動け、動け!
2006/02/13
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記録的な暖冬で今年はラクチンで冬が越せそうだと思った矢先、今週末は記録的な大雪に見舞われました。今週の日曜日は出勤でした。しかも、やることがあって早めに出なければならなかったので、まだ雪の降り止まない午前中に出かけました。日曜日の午前中のマンハッタンはただでさえ静かなのに、大雪の日曜日はまるでゴーストタウンと化したかのような静けさでした。こんな日でも散歩をしている犬のオーナーがまばらにいるのみ。道ばたの除雪されていないソフトな雪がきれいなので、しばらく歩いてみました。明日になれば雪かきされて泥だらけになった泥雪山が道ばたに積まれるでしょう。グランドセントラル駅で、日本人観光客っぽい女性ふたりが、細身のジーンズに華奢なブーツを履いて歩いていました。大雪のあと道路に撒かれる塩のせいで、きっとあのブーツは痛んでしまうだろうなあとぼんやりと思いました。LL Beanの雪山用靴を履いた私はおしゃれとはほど遠い格好をしていました(スニーカーをナップサックに入れていて、会社で履き替えました)。11時に会社に着き、この日は結局午前零時半までいました。夫は「フリーランスなのにそんな働き方をするやつがあるか」と怒っていました。私もそう思います。タクシーを拾って家路につく途中、道路の除雪をしている人たちを見かけました。明日は月曜日、通勤ラッシュは大騒ぎだろうなあと思いながら、明日休みである自分をラッキーに思いました(ぜんぜんラッキーじゃないだけど)。午後には雪はやんだそうな。雪遊び、したかったなあ...。
2006/02/12
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モデルが歩くランウェイはコの字形になっている。テレビなど見るファッションショーの模様では、モデルはまっすぐにランウェイを歩いてきて、ポーズを作る。今回ナマで見て初めて、そのポーズを作る場所に大勢のカメラマンが待ち構えているのを知った。当たり前と言えば当たり前なんだけど。とても質のよさそうなカメラを向けたファッションフォトグラファーがひな壇の上に20人以上はいるのだ。そんなカメラの前に向かって歩いてポーズを撮って、一斉に写真を撮られるというのは、虚栄心をくすぐられるだろうなあと思ってしまう。もちろん彼らの撮っているのはモデルではなく、デザイナーの作品である服なんだけどね。デザイナーの作品のテーマのせいか、皆かわいい系の金髪白人ばかりで、黒人やアジア人モデルはひとりもいなかった。私たちは、コの字ランウェイのちょうどふたつめの角に座っていたので、撮影&ポーズを終えてやや油断した表情のモデルたちの顔を見ることができた。高台のランウェイではなはいので、顔がよく見える。皆似たようなメイクで、蝋人形のように細くて白くて、驚くほど幼いのが印象的だった。NYコレにどういう基準で出品できるのかは知らないけど、この30分ほどのコレクションに半年以上の時間と膨大なお金がかかるそうだ。それに、どの作品もメジャーな訳でもなくて、私たちの行ったショウは観客が少なくて後ろの方の席が空いていた。きっと生き残るのは厳しいんだろうなあ。だいたいトップの華やかなところしか雑誌には紹介されないしね。芸能人も大勢うろうろしている訳でもなく、たまーにいるくらいみたいだし。翌日、会社の人にNYコレに行ったという話をした。感心してくれたのは同じ部署の日本人女性とゲイの男性だけだった。スポーツ雑誌に勤める人には関係ない話題だったみたい...。
2006/02/07
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夫の知り合いのコネで、NYコレクションを見ることができた。ご存知パリコレ、ミラノコレなどと並ぶファッション業界の重要な発表の場だ。NY生活長しといえど、なかなか行く機会が今まで無かった。私たちが行ったのは日曜日の午後9時の回。スーパーボールがあるのにとぶつぶつ文句を言う夫を半ば引きずって、会場のあるブライアントパークへ向かった。NYコレといっても大きなホールでやる訳ではなく、公園に建てられた仮設テントで行われる。Sex and the Cityで、キャリーがずっこけたのは高台のランウェイだったが、ここでは観客と同じ高さの地面だった。このショウのデザイナーはオーストラリア人なので、ニコールキッドマンでも来ていないかななどと邪心を持ちながら会場を眺め回した。残念ながら有名人はいなかったが、長身のモデルさん達がその辺をうろうろしていて、目の保養になった(同じ女性でも我が身となんと造りの違うことか!)。観客の中にアジア人が結構多くいたのに驚いたが、招待してくれた人の説明では、ブランド買い付けの日本人や、裕福層の中国人などが増えているという。...続く
2006/02/06
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最近、女友達に会って思ったこと。昔からのデザイナーの友人には、2歳半になる子供がいる。NYに来てからの友達で、出会った当初はふたりとも独身だった。私より芸術家肌の人で、いろんな美術館やセミナーに一緒に行っていたものだ。職種が同じということもあり、仕事や結婚のことでいろいろ相談しあってもきた。彼女は一昨年にレイオフされ、今は自宅で時々仕事をする傍ら、子供の面倒を見ている。今でもとても大切な友達なことに変わりはない。ただ、彼女がフルタイムの仕事を辞めてから、話題には子供のことが多くなってきた。子供のナーサリーのこと、躾のこと、教育のこと、将来のこと...。それは、当たり前だが、彼女の心の大半を占めており、芸術の話題が出なくなって久しい。私のフリーランスとしての現在の状況を相談しても、何だか場違いなような気がした。私はまだ現場に残っており、彼女にはもう遠いところの話題なのかも知れない。彼女は快く聞いてくれるけれど、解決策が出る訳もない。私も子供のことを相談されるけど、言ってあげれられることはない。しかし、私もかといって、同僚の独身の日本人女性と全く同じということもない。同居人のいない彼女は休みの時は午後2時ごろ起きて、好きな時間に好きなことをやっているそうだ。芸術家の仲間が多く、自分の感性を磨くことに余念がない。キャリアもばく進中である。私は子供がいる訳でもないのに、なぜか忙しい。夫は家事をかなり手伝ってくれる人だし、食事や掃除は独身時代もやっていたはずなのに、なぜか時間がない。キャリアも中途半端...。他人の人生がどう、ということではない。でも、ふたりに共通していることは、情熱を傾けられるものをしっかり持っているということだ。私は何を持っているだろうか。何が一番情熱をかきたてられるだろうか...。
2006/02/02
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今みたいに隔週で働く場合、働いていない週がもったいない。そこで派遣会社に「一週間だけの仕事ってありますか?」と連絡。当然そんな都合のいい仕事がある訳はないのだが、私が求職中だとアピールするにはいいことなのだ。今の会社を辞めてもいいほどの長期の仕事が出てくるかも知れない。...などと思っていると、本当に「来週の月曜日から長期の仕事があるんだけど、どう?」という連絡が来た。正社員じゃなくて長期フリーランスで、ちょっとお給料が今よりいい。しかし、来週はもう今の会社に行くことを約束してしまっている。「再来週からなら行けます。」と答えると、「来週じゃないと、マズいと思うわ。」とのお答え。約束をしてしまった今の会社の仕事を放り出して行くことはできない。例え放り出したとして、今の会社以上にいい仕事なのか? 同僚の日本人女性に連絡して、その出版社とその部門を知っているかどうか聞いてみた。「その部門って、はっきり言ってルーザーの集まりだよ。それに、そうやってあちこちでフリーランスばかりやっていると、使い捨てのイメージが定着してしまうよ。よく考えなよ」尤もだ。今の会社でヒサンな扱いに会ったばかり(机なし事件)。そんな立場に甘んじていてはいけないのだ。目先の時給に捕われてはいけない。ということで、派遣会社にお断りを入れた。「こんなにいい条件なのに? あっ、そう」という反応だった。しょうがないね。***美容院で、日本の某女性雑誌に載っていた「下流人間」という記事を読んだ。それによると、「定職に着かず派遣ばかりやっていて貯金もなく年収も低い人間」のことを「下流人間」というそうだ。年齢の10倍が年収の目安...なんだって。私、年齢の10倍の年収....無いです(汗)。か、下流だあ...。
2006/02/01
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