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中1生にとっての最初の定期テストには、 大きな意味がある。 小学生の頃は、色々な場面でヒーロー、ヒロインになれた。 縄跳びはA君、習字はBさん、遊戯王ならC君、あやとりならDさん、 駆けっこはE君、イラストはFさん、早食いならG君、思いやりならHさん、 元気さはI君、背の高さはJさん、司会ならK君、ピアノならLさん。 跳び箱を高く跳べることが、独楽を上手く回すことが、 ソロバンが、シールの数が、駅名の知識が、 みんなクラスの中で光る存在だった。 だが、中学に入学すると、その基準が一旦リセットされる。 別の小学校の仲間も加わり、すべてがゼロからとなる。 ひょうきんな目立ちたがり屋はすぐ頭角を顕すが、 地味な控えめの子は、自分の得意ジャンルが与えられるまで、 なかなか力を発揮できない待ち状態が続く。 絵を描いたらもの凄く上手く、先生がみんなの前で誉めた。 運動技能、楽器演奏などもそうだが、 秀でた技能は一躍注目を浴びるだろう。 だが大半の仲間たちは、 互いに特長を見い出せないまま、初期の学校生活を消化していく。 そんなある日、 中間テストがやって来る。 非常に大きな、今後のステージを決定的にするイベントだ。 性格や言動、雰囲気などと違い、勉強については互いによく分からない。 誰が出来るのか、よくしゃべるあの子はどうなのか。 そんな判定が、一気に結果に表れる。 トップあいつだってよ。 あのすかしたやつ、大したことねえじゃん。 ねえねえ、〇〇君、数学100てんだってさ。 こんな会話が出始め、それぞれの確認が始まる。 仲間との比較が始まる。 よく分からなかったクラスのメンバーの学力が、 みなの間で決定的な印象として残っていく。 あやとりも、独楽も、もうどうでもいい。 成績がみなの最大の視点となり、先生の基準とリンクしていく。 ヒーロー、ヒロインになれる道具が、 ペンから生まれる漠然とした数値に移行していく。 中学最初の定期試験は、一斉スタートだ。 みな同じ条件で号砲とともに走り出し、 平等な評価を得ていく。 だが小学校と絶対的に違うのは、 順位による相対評価が下されるということだ。 自分が頑張ったという絶対評価と、その相対評価との天秤が、 卒業まで何度も繰り返される。 通知表は絶対評価だと言うが、 その評価基準は他者との比較によって生まれるものであり、 試験で良い結果を出すことが通知表のスコアに繋がっていく。 そんなことを思い知りながら、 点を取るための準備と努力に時間を割く日が始まる。 中1生にとっての最初の定期テストは、 互いに未知である自分を主張すると同時に、 自分の初めのステージをどこに確保するかという、 基点を定める上でも、とても大事なハードルである。 一度決着した基点とステージは、相対の評価となり、 自分の次の展開への基盤となっていく。 シールをいっぱい持っていても誰も見向かなくなる。 答案に〇がいっぱい連なればみな見向くようになる。 あいつ、すげ~な。 評価が下される瞬間である。 中学生活は勉強だけではないが、 どこに評価の価値が傾いていくかを考えた時、 受験というのちの大きなハードルに繋がるものに、 暗黙の了解が形成されていくものなのだ。 勉強が出来れば有利。 勉強が出来れば凄い。 誰もがそう思い、その重さは次第に増していくことを知るだろう。 最初の試験、ぜひ頑張ろう。 300人中、250位なのか、 300人中、50位なのか。 最初に定めるステージの高さはどこなのか、 その意味を考えてみよう。
2010.04.30
ニュースソースがあったので、 載せておきます。 これによると、一本化への制度の改正は2012年を目指しているらしい。 実際に導入される前提で考えての、最短のケースだ。 予定通りにいけば、対象は現中2生からということになるが、 どうだろうか。 他県も一本化の方向で動いており、協議会の動向が気になるところだ。 3月初旬に一本化というが、 内申の加点制、高校ごとの選抜基準など、 同時にクリアしなければならない細部基準がある。 だが入試は5教科であることは間違いない。 ますます本番での筆記力、しかもワンチャンスでしっかりまとめていける、 安定した知識と答案術が問われるようになりそうだ。 また一本化になれば、私立確約は絶対に必要になる。 そのためには内申点をしっかり取っていかなくてはならない。 確約のために、北辰テストのスコアも上げなくてはならない。 公立型の定着確認としての北辰テストの意味合いも、 今以上に増すだろう。 今回は受けないなどと言ってられなくなる。 う~ん、これらのことを視野に入れ、 すべきことを具体化させ、伝え、仕向けながら、 対策指導を強化していきたいと思う。
2010.04.30
「県政ニュース」 今年行われた改正入試を検証し、課題改善を図るという趣旨で、 教育委員会ではこのような会議が進んでいる。 恐らく3回ほど行い、中間報告が出るのだろうが、 さあ、どのような結論を持って来るのだろうか。 平たく言えば、公立高校入試の仕組みを、 現行の「前期・後期制」から「受検機会を一本化」にするということだ。 公立入試が一回になるのである。 審議が行われてから導入までは数年掛かるだろうが、 2、3年後には実施されている可能性がある。 実はこの話は以前からあり、 急に起きたものではない。 「入試改善検討会議の報告書」 平成18年に審議されたもので、今年の入試制度改正に繋がった議事録である。 ここで提示されている、 「複数の受検機会を設けるかどうかについても、検討する必要がある」とは、 当時から入試一本化の構想があるということだ。 報告書の「1」、「2」はすでに対応済だが、 残る「3」のみ、今も保留のまま議題になっているというわけだ。 受検が一回になるということはどういうことか、 色々と分析し、民間の意見も聞いていかなくてはならないだろう。 倍率は大きく減るが、 当然チャンスが一回になる。 要するに、秋や年末に実施される「志望校状況調査」の数字に近いものが、 そのまま本番の受検倍率となって出て来ると考えられる。 高倍率の人気校から志願者が流出してくるなど、 また複雑な動きが想定されるだろう。 今回の制度改正で、生徒たちは不安と闘い、随分苦労した。 その仕組みがやっと落ち着く数年後に、 また根本から覆す改正が行われるかも知れないのだ。 もし2年後なら今の中2生から、 もし3年後なら今の中1生から、公立の受検機会が一回になる。 制度改正の可能性は高いと思うが、 今はあまり詮索せずに、結論の動きを待つしかない。
2010.04.30
できる限りのことをしてあげたい 君のために力になれたらと思う でも 手の届かない位置で 君は俯いている 言葉は心を伝え 勇気を与える そんな有り触れたことが 次々と空回りし 空気に吸い込まれていく 塾として出来る限界を示した 選択の判断は君にある 勇気を持って ほら 仲間の笑顔がすぐそばにあるから 君は私の言葉に 答えようとしない 母は隣で泣いている 君は動かない もう少し時間が必要なら いくらでもあげよう でも 動き始める第一歩は 君が前を見て刻んでいかなくてはならない しっかり 前を見て 自分のために 強くならなくてはならない その意味を語りながら 君と向き合う大事な時間が過ぎていく 最後に君に委ねた質問の意味を分かって欲しい それは私が決めることではなく 君が即断し 言葉で返すものなのだ 返せないということは それが君の結論なのだよね 色々と考えてみるといい この教室も仲間も逃げたりしない 感じるものが生まれたなら 言葉と笑顔を抱え ここにおいで そのときは 両手いっぱいに抱えきれないくらいに 素敵なことを 与えてあげたい
2010.04.30

これは教室に掲示している公立入試の平均点である。 数学の低さは難問が多かったことが原因だが、 社会の極端な落ち込みは何だろう。 理科も平易な問題が多かった割には伸びていない。 この社会・理科を比較的得意にし、そこで点が取れた生徒は、 総合点でかなり有利になれたであろうと思う。 社会・理科がそれぞれ平均+15点取れたなら、 他の3教科は-10点でも平均点である。 順に、46、65、32、67、43で、253点、偏差値50程度だ。 今年から前期入試は5教科となり、 その総合力が試されるようになった。 暗記ものだからと後手にしがちな社会・理科の安定性が、 入試の明暗を分ける場合がある。 国数英の力がまったく同じ二者でも、 社理のでき具合で志望校のランクが3つも4つも違ってくる。 年末になり、それが痛いほど分かってくるだろう。 だからこそ今から、社会・理科に時間を掛け、 知識を増やし続けて欲しい。 定期テストの時だけ躍起になり、 終わればほとんど家でやらない。 そしてまた次のテストで範囲を見てヤバイとか言っている。 いつも、ただ通過していくような学習。 ただ目先のハードルを越えるだけの学習。 社会や理科の特性なのだろうが、 それで定着し、成績が安定するわけがない。 社会・理科は単元による出来不出来がはっきり出る教科だ。 だから範囲の特定された定期テストの点は、本来実力とは言えない。 復習型の模試でどれだけ満遍なく答えられるかが実力なのである。 通過していく単元に計画的に戻りながら、定着させ、 総合力を高めていく教科なのだ。 「苦手なんですよ~」 「〇〇、全然分かりませ~ん」 とか言ってる間に覚えて演習せよ。 復習のタイミングは受験の前だけではない。 毎日なのだ。 後回しにすると、処理し切れずに時間切れになるぞ。 未完成ゆえに成績が伸びず、それに沿った志望校を選ぶようになり、 そして未完成のまま受験会場に出向くことになるぞ。 それで入試平均点の上に行けるかな? 忠告しておく。
2010.04.29
今年の「彩の国進学フェア」は、 7月24日(土)・25日(日)に行われるようだ。 主催の読売からの正式な発表が見当たらないが、 各高校の今年の日程を見ると、すべてがこの両日で組まれている。 10時~17時の時間指定も同じだ。 夏休み最初の土日。 受験生たちはいよいよ本番色が濃くなっていく説明会にコマを進める。 1学期の成績を手に、高校の担当者と向き合う日まで、 もう2か月ないね。 だから、中間テスト頑張ろう。 中2までの成績は一切見ない。 これから君が決める、中3の1学期の成績しか見ないのだから。
2010.04.29
1学期中間テストのとらえ方と動向。 その学年別序列(感じるままに)。 期待感 中1→ 中2→ 中3 試験日の把握 中2→ 中3→ 中1 意欲 中2→ 中1→ 中3 危機感 中3→ 中2→ 中1 計画性 中3→ 中2→ 中1 計画達成度 中1→ 中2→ 中3 目標の有無 中1→ 中3→ 中2 教科書の活用 中1→ 中2→ 中3 総学習時間 中3→ 中1→ 中2 不安感 中3→ 中1→ 中2 範囲表の活用 中1→ 中2→ 中3 いい加減度 中2→ 中1→ 中3 塾の活用 中3→ 中2→ 中1 巧緻性 中3→ 中2→ 中1 提出物の完成 中1→ 中3→ 中2 ノートの密度 中2→ 中1→ 中3 道具の揃い方 中2→ 中1→ 中3 ロスタイム量 中3→ 中2→ 中1 対策時の姿勢 中1→ 中2→ 中3 連休活用予定 中1→ 中3→ 中2 初めて順位が出る1年生たち。 頑張れよ。 2年目で気の緩む2年生たち。 しっかり乗り切れよ。 内申点がかかった3年生たち。 いよいよ勝負だな。 試験は逃げない。 決められた日に、君の前に置かれている。
2010.04.29

PC画面でも見えますね。 目がよくなるということで、 こういうものも掲示しています。 一度焦点が合うと、2m離れても見えるからフシギ。
2010.04.28
面談二日目で、今日は18名の生徒と話をした。 途中、中間テストの話になり、 その準備勉強の仕上げ方について色々と語った。 以下はその内容をまとめたものだ。 いつも精一杯頑張っているのに、なかなか成績が上がらない。 こんなに一杯覚えたのに、今回も同じ点数だった。 そんな経験があるなら、仕上げ方を振り返り、工夫した方がいい。 思うように点が取れない。 それは点を上げるための手順を踏んでいないから。 君は点を取ろうと懸命に覚え、知識も増やした。 試験3日前にも、試験前日にも、 テキスト、ノート、プリントと睨めっこして来た。 あれも気になる、これも覚えなきゃ。 試験当日も先生が仕舞ってと言う直前まで、そいつを何度も繰り返した。 さあ、暗記のリストを仕舞い、いよいよ問題が配られる。 覚えたことを頼りに、解いていくが、 なかなか答案が埋まらない。 えーと、なんだっけ。 そう、そう、あったよな~、ええと・・・・ やがて時間が来て、何だか不完全燃焼のまま試験が終わる。 君が点を取れない大きな原因は、 この一連の対策の過ごし方にある。 大きな失敗は、覚えたものを確認する機会が設定されていないことだ。 暗記した知識を使う場が、いきなり本番になっている。 そうではなく、 吸収したものを 「使う」 という過程を踏むべきなのだ。 覚えることとは、「道具」 を手に入れること。 だが道具は、飽くまでも道具でしかない。 使えてこそ初めて、その手に入れた道具が生きてくる。 試験対策を立てる時には、 道具を集める期間と、 その道具を使い込む期間とのバランスがとても大事になる。 集めるインプット作業は得点のエネルギー源であり、 とても大切だ。 だがインプットしたなら、 そいつを道具として使っていく感覚を、絶対に経ておかなくてはならない。 運動の理論と実践の関係とまったく同じである。 解くのである。 集めた知識を武器に、幾つもの問題にぶつかっていくのである。 頭から引き出し、処理していく感覚を何度も経験するのである。 その経験を積み、悩んだ経緯が、実力として備わっていく。 君はその解くという行為を十分にしていない。 解かないから、確認定着が得られない。 当然のことなのだ。 使う経験がなければ、ただの暗記合戦だ。 だから覚えたものを試す場が、いきなり本番になってしまう。 ええと・・・何だっけ・・・ 昨日覚えたやつだよな・・・ 君にもしこんな経験があるのなら、 今度のテストでは少し仕上げるということに気配りしてみよう。 覚えるものを試験前日まで引っ張ってはいけない。 そういうものは一週間前に終わらせるくらいの素早い計画を立て、 一気に実践し、道具をかき集め、 残りの期間で入念に 「解く」 という作業に没頭してみよう。 道具は使えてこそ道具なのだ。 カンナも材木がなければ錆つく。 そして材木を前にして、どう使えばいいのかは、 「使う」 という経験がすべてなのだ。 「使える」 という自信がすべてなのだ。 本番で生きる技術は、その場では生まれない。 そこに再現するのである。 再現するために、事前にシュミレーションし、 仕上げていくのである。
2010.04.27
昨日は27名の生徒と面談したわけだが、 時間的にどう考えても無理があった。 丁寧に会話すれば一人15分くらいはすぐ過ぎていく。 新しいメンバーはまとめての面談としたが、 それでも2時間半で22順。 1面談7分弱だ。 私が授業を抱えているため、限られた日時設定になる。 やはり生徒の授業外の日時に面談スケジュールを組み入れるべきだったか。 次回は一人ずつの時間を確保するために、そうしようと思った。 今日も第二弾があるのだが、 火曜日は月曜ほど人数が多くないので、回せるだろう。 面談をして感じたのだが、 一対一で向き合うことで、生徒たちの性格がよく伝わって来ることだ。 寡黙な子がいれば、どんどん話して来る子もいる。 私の言葉に無言で頷く子がいれば、割り込んで質問して来る子もいる。 面談の目的は受け答えの姿勢を矯正することではないので、 そのことには触れなかった。 全員にハキハキとしたやり取りを期待しても、 なかなかそうはいかない、個人差がある。 連休のスケジュール、成績の報告、中間試験の準備、模試の返却、 トライアルの範囲確認、検定の斡旋、学習法、連休の活用など、 大事な通達と確認がメインになったが、 みな神妙な表情でよく聴いていくれた。 教室のお知らせボードや掲示などに無頓着なのは分かっていたが、 面談した生徒の半数以上が、 連休明けの「トライアル」の存在を知らなかった。 下駄箱近くに通達ボードを提げ、 さらに連絡ボードとしている大きな白板に、範囲を掲示しコメントを書き、 先週配布した通信にも明記し、別に自宅にもお知らせを郵送し、 このブログでも複数回触れている。 それでも伝わっていない。 どういうことなんだと思う。 君たちには口頭で丁寧に説明しないと伝わらないのか。 通信や郵便物は主に親御さんに宛てたものだが、 君らも読むのだよ? また、それを親御さんが読んで、なぜ肝心な子どもに伝わらないのだろう。 以前に何度も書いてきたが、 教室に掲示している連絡事項は、君が塾を利用する上での約束事なのだ。 見落とせば損をし、成績にも影響すると思いなさい。 なにも隠し絵のように脈絡もなく散りばめているのではない。 連絡ボードは一つしかないのだよ。 何だか話がそれてしまったが、 大事なことなので、しっかり改善して欲しいと思う。 もう自己管理できる年齢なのだから。 また今日も聞いてみよう。 でも、知らないが5回続いたらキレるかも知れない。 いや、 完全にキレるな。 たまたまそのタイミングで座っていた君は、 不幸だね。
2010.04.27
今日から生徒の個別面談を行う。 新学期が始まってしばらく経ち、学校も軌道に乗ってきた頃。 それが週末の連休を境に、気の緩みへと繋がっていく。 一年間のリズムを保っていく上で、とても大事な初期の期間だ。 中学生の場合、連休が明ければすぐに中間テストの範囲が配られ、 月末にはもう成績結果が出ている。 その後反省し修正するのなら、 今からすべきことを考え実行していきたい。 ちょうど先月実施した模試結果が届いたので、 渡しながら課題を示し、学習姿勢の引き締めを行おう。 成績の悪そうな生徒は、覚悟して臨むように。 この春から仲間になった新しい塾生たち。 君たちにも面談は行う。 塾で得るものは学習の100%ではない。 自学習がすべての基本なのだということを、 一人ずつ改めて伝えたい。 面談では、連休明けのトライアル、成績表の提出の件、 漢検・英検のすすめ、学校行事予定の確認などの話も行う。 この連休は、 軌道修正のためにも、見直し・先取りのためにも、 貴重な期間だ。 何をすればいいのか、各自しっかりと定めて欲しい。 そして「これをやったのだ」という収穫を、必ず記録しよう。 連休が終わってから過ぎた日を振り返り、 後悔することのないようにね。 あと、このブログを見てくれた生徒たちにお願いだ。 今日、定時より早めに来れる仲間は、なるべく早く来て欲しい。 授業前の待ち時間に、先着順でできるだけ面談をしたい。 人数的に延長居残りも考えられるので、 ラストのメンバー(予定では中3生)の帰りが遅くならないよう、 協力してくれるとありがたい。
2010.04.26
定期試験が近付いてきました。 さあ、これをどう乗り越えていけばいいのか、 そのヒントになるかどうか分かりませんが、 昨年の記事をもう一度掲載しておきたいと思います。 先の二つは親御さんに、 三つめは生徒たちに向けたものです。 ・・・・・・・・ 『中学生の親御さんへ』 定期試験の時に、親としてクリアして欲しいこと。 (試験前) 試験日の確認 範囲表の確認 目標の確認 学習計画の確認 道具の有無の確認 提出物の確認 塾対策の日時の確認 時間管理の確認 対策の完成度の確認 (試験後) 問題用紙の確認 返却答案の確認 見直しの実行の確認 感想と反省の確認 問題と答案のファイルの確認 次回の目標の確認 結果を踏まえた今日からの具体的方策の確認 その実行の確認 一連の流れがある。 試験を受けるのは本人だからと、 放任していては緻密な記録は残せない。 細かく管理し、行動を制御せよということではない。 中学は義務教育。 試験というハードルを我が子がどうクリアしていくのか、 その記録をアルバムに残すように、 しっかり立会い、励みと反省を共有して欲しいのだ。 試験日・・・・25日だったかしら 範囲表・・・・さあ、見たことないわ 目標・・・・あるんだかどうだか 学習計画・・・・提出するものを何か書いてたような 道具の有無・・・・教科書持って帰れって言ってるんだけど 提出物・・・・もう出したって本人は言ってますが 塾対策の日時・・・・何も言わないけどあるのかしら 時間管理・・・・よく部屋にはこもってるけど 対策の完成度・・・・頑張った方じゃない (試験後) 問題用紙・・・・たまにしか見たことないかな 返却答案・・・・見せないのよね~ 見直しの実行・・・・やったって言ってるんで 感想と反省・・・・次は頑張るそうなんで 問題と答案のファイル・・・・丁寧にやってるらしいけど 次回の目標・・・・これだけ取れれば凄いね! 結果を踏まえた今日からの具体的方策・・・・どうなんだか その実行・・・・さあ・・ 結果は本人のストーリーだけでは決まらない。 このようなやり取りが慢性化しているのなら、 一度楔を打ち込む必要を感じる。 何のためのハードルなのか、 向き合うべきことは何なのか、 親子で考えて欲しいのだ。 本人に任せるという本来の意味は、 行為や構築を委ね、見守るということだ。 他人事のように傍観することではない。 その意味合いを感じ取り、踏み込んで欲しい。 子どもは管理されることを嫌うが、 適度の管理すらない世界では、緊張感を手放す。 試験まであと何日か。 道具は、計画は、完成度はどうなのか。 塾の対策の日時は知ってますか。 (2009.05.15) ・・・・・・・・ 『親だから』 私は息子が中学の頃、勉強に関してはもの凄く管理した。 試験で点を取るための方法論を徹底して説いた。 様々なプリントや教材を用意し、 試験前は夜遅くまで立ち会ったこともあった。 大量の課題を与え、厳しいノルマを与え、 曖昧な部分や失点した箇所を深夜まで繰り返し指導した。 1時や2時は当たり前だった。 塾に通いながら二人ともよく頑張ったと思う。 立ち会えない時は、手紙をしたためた。 課題の〇付けを朝5時までやり、 ポイントや弱点分析をし、新たな課題を添えて、 そっとリビングのテーブルに置いて寝た。 励ましの言葉は設置したホワイトボードにも溢れ、 強烈な檄と、指摘事項で毎日更新された。 ここまでやれば完璧というラインまで取り組んだ。 息子たちがそれに呼応するように喰らい付いていた。 日別の入念な計画を練り、 高得点を取るためのもの凄い予定表が舞った。 二人とも仲間より時間を掛け、傾向を徹底して攻略し、 また、科学的に対応したこともあり、 試験で上位を取るのが当たり前になった。 定期テスト、校内実力テストで、学年1位、2位、3位が連なった。 北辰偏差値が5科で72などという数字も、飛び出すようになった。 入試の前はもっと強烈だった。 もの凄いノルマを与え、暗記と演習を繰り返した。 深夜、私が帰宅してから個別指導が組まれた。 夜中の2時、ウトウトしている息子にコップの水を浴びせたこともあった。 何のために頑張っているのか。 何のためにここまでやらなくてはならないのか。 その答えを探すために、今目の前の課題を克服するのだ。 時間はどんどん過ぎていくということが、共通の結論であり、 そのために出来ることを限界までやってみたい。 息子たちも自分でそう思うようになっていた。 今でも当時の計画表が残っているが、どう見ても尋常ではない。 だがそれをやり遂げた成果はあったと思う。 彼らが高校に進学してからは、 私は勉強には一切触れていない。 それは中学の終盤での約束でもあり、 だから受験時には、立ち会える今を大切にせよと教え込んだ。 勉強法も、効率のいい取り組み方も、 限界など無いんだという教えも、学ぶということの本来の意味も、 全部中学の時に伝えた。 厳しく指導しながら、はっぱを掛け、同時進行でスキルアップさせた。 100で妥協することを、私が立ち会うことで300にまで引き上げた。 いや、500だったかも知れない。 その辛さが今彼らの血肉になっている。 どうすればいいかという局面での、判断の基準になっている。 私は今の塾生たちを見ていて、 非常に惜しいと思う。 もっと行動すれば、命懸けで取り組めば、 信じられない財産を手に出来るのに、 甘えのラインで足踏みしてしまっている。 家庭での強い管理力さえあれば、才能は確実に引き出せる。 中1がその契機であろうと思う。 いや、中3でも効果の出るやり方はある。 また同時に、本気で子どもと対峙してあげるのだという、 親の執念や体力も必要だろう。 午前2時3時まで付き合い、 こいつの明日のために今が大事なのだということが、 本気で理解出来ない限り、続かないだろう。 私はその価値を感じ、息子たちにまずそのことから説いた。 そしてリズムを掴み、手応えを次に繋いでいった。 何も深夜まで闘えということではない。 ただ、今の生活が当たり前と妥協していては、 あるいはすべてを子どもに任せてしまっていては、 飛躍的な開花は永久に訪れないだろう。 中学は競争というものが現実味を帯びてくる期間だ。 その環境でどうしたらいいかということは、 彼らにもよく分かっていない。 サポートし、より高いステージに仕向けていくのは、 やはり親なのだろうと思う。 甘え、妥協している子どもに、強い試練を与えていく。 上には上があり、限界など本当はないのだということを教導していく。 親だから出来ることであり、一度その価値を共有して欲しいと思う。 学びの基本や、カベを乗り越えていくことを、 中学でしっかり体験しておけば、 その後は自分で考えながらやっていける。 少なくとも私はそう信じ、息子たちに接してきた。 今の塾生たち。 連休で毎日ほとんど勉強しなかったということを、 親が容認していて成績は上がるものか。 勉強しなさいと言うことが親の仕事と思っている方はいないだろうか。 しなさいと言い、素直にやり、成績が伸びれば苦労はしない。 立ち会っていただきたいのだ。 「しなさい」ではなく、「さあ、やるぞ」なのである。 眠い目をこすりながら、子どもの学習計画を綿密に練ってみる。 本人がやるやらない以前に、 そういった親の姿勢が家庭の空気を変えていくのである。 繰り返すが、 中学生はまだ自学のコツも、自分を制御することも、 限界さえも分かっていない。 伸ばしにいくのなら、圧倒的な量をこなしに掛かるしかないのである。 子どものぬるい空気を、しっかり引き締めて欲しい。 ぜひ、親だから出来る部分から。 いつもこんな時間に更新している私。 その気さえあれば、深夜なんて日常になる。 私がいくら子どもたちにメッセージを送っても、 親の意思には敵わない。 我が子への熱いメッセージを、 ぜひ「素敵なかたち」にし、向き合っていただきたい。 (2009.05.08) ・・・・・・・・ 『仕上げる』 定期試験直前になると、生徒たちの仕上がり具合が見えてくる。 1週間前には穴がいくつもあった者が、 きっちり照準を合わせまとめてくる。 いつも安定した成績を見せる生徒たちだ。 直前になり、「わかんねえよ~」「やばいよ~」などと言っている生徒と、 一体どこが違うのだろう。 私はそれは、 《仕上げがしっかり出来る生徒たちは、常に締め切りを意識している》 という点ではないかと思う。 決められた試験日が彼らの計画にあり、 いつもその緊張感を掴んでいる。 もちろん勉強量の多寡もあるだろうが、 それ以上に、「仕上げる」ということを意識しているように思える。 不十分であっても、何とか闘える状態に持っていく。 その繕う技術が備わっているように思える。 ただシャカリキに一本道を突っ走るのが勉強ではない。 ましてや試験をクリアするとなれば、 そこに的を絞った調整が必要だ。 締め切りを意識している者は、直前になるとバランスを保とうとする。 ただ一方的に攻め込むのではなく、 そこまでの経緯や収穫を再確認し、周りをよく見て安定させようとする。 その振り返りと微調整が、求められる仕上がりとリンクしていく。 納得いかない状態ならば、その状態を受け入れ、 最低限の受身を学びつつ、得点を積み上げていこうとする。 立ち止まり、点検し、身づくろいするように。 試験3、4日前のレベルが仮に同じであっても、 そうする者と、ただ突っ走る者とでは、 本番でのキレに開きが出るような気がする。 入試では「攻めと守り」のバランスが大事だが、 短期決戦の定期試験でもそれは同じだ。 蓄えたエネルギーを使い切るのが試験なら、 そのエネルギーを使う前に検証しなければならない。 何が使えるのか。 蓄えの配分は適切なのか。 弱いのなら、どう工夫して臨むべきなのか。 そう考え最後の調整を図ることが、キレのある武器を生む。 締切日は決まっている。 尻切れの未完成ばかりこしらえてはいけない。 使えるものをカウントしていく、 「守り」というものを忘れてはいけない。 一つ一つ研き、自分で仕組むのである。 (2009.05.19)
2010.04.25

卒業した先輩たちが書いてくれたメッセージ 今の塾生たちに向けたものだ よく見ておきたいね きっと 役に立つと思う
2010.04.25
北辰対策に定時に集まったのは6名。 その後、部活のあとで合流したメンバ-が2名。 昨年よりむしろ前向きに参加してくれた皆の姿勢が、何か嬉しかった。 最初に気を引き締めることを語ったためか、 みんな自分のためにすべきことを考え、よく集中してやっていたと思う。 3月まではバラけていた意識が、 受験生となり、動くべき時を感じたからか、 それぞれが非常にいい感じで構えている。 説明の板書を懸命に書き留めようとする君。 ここが重点だと語れば、「重要!」と精一杯朱書きしている君。 何だか数か月後の成長した姿が、 期待感を持って過ぎって行った。 力はまだまだだ。 やるべきことの量は、君のスケールを超えて溢れている。 だが期間はまだある。 一日を大切に、君の記録をしっかりと残していけばいい。 何日もの間、無為に空白を残すなよ。 空白が記録されれば、それを埋めるために大きなエネルギーを要する。 リズムが狂うぞ。 だから、時間というチャンスを、しっかり掴んでいろ。 来る予定だった者から、2名、部活や体調不良による欠席連絡があった。 意欲はあるのに、参加できずに残念だが、 目標に向けて頑張ろうという姿勢は、 初めから欠席にせず、ギリギリで判断している点で十分伝わっている。 部活後に、問題を受け取りに来た生徒も1名いた。 その後、もう夜になろうという時、 ちょうど塾を閉めようと消灯した時だった。 一人の生徒が教室にやって来た。 もうあと2分遅かったなら、私と会えず締め出しを食らっていたタイミング。 彼は教室の外の暗がりに立っていた。 まるで会えるという前提で仕組まれたような、運命のような符合だった。 目的は明日の北辰の過去問を貰うこと。 部活の練習試合の後、疲れた身体で彼は駆けつけてきた。 頑張ってるなと思う。 ただ貰うだけではない。 そのあと夜遅くまで解き、自力で答え合わせをしていくのだ。 その様子を想像しながら、 私は「頑張れよ」の声をかけていた。 今受けても点が取れないからと逃げている者と、何が違うのか、 学びというものが生活のどこにまで染みついているのか、 その差がそのまま行動のキレに表れているような気がする。 今回初めて北辰を受ける生徒。 彼らにも色々な経緯があったが、 初めて知る会場模試に、きっと感じるものがあるだろう。 ただ受けるだけではない。 自分のために、どういったスタンスで、 どう納得して受けるべきかという目的が、 次回の受験に、彼らの中にはきっと育って来るであろうと思う。 それをぜひ大切にして欲しい。 それぞれの経験と思いを背負い、 明日の北辰、 頑張ってきなさい。 6時半には起きろよ。
2010.04.24
大切なポイントを書く。 わが教室の中3受験生たちには、 これから幾つもの対策授業、集中ゼミ、特訓などを用意していくが、 それらの成果は、「君の姿勢で決まる」ということだ。 今、用意と言ったが、私の意識下では、それは、 「浴びせる」という真剣勝負の表現に近い。 やるべきことが目の前にある。 これをものにしなくては先に進めない。 逃げられない。 越えるために何をすればいいのか。 その答えは、私との対峙の中にある。 時を待っていては掴めないものが、どれだけあるか。 早く気付いて欲しい。 与えられるという吸収と、奪い取るという吸収の大きな違いに、 早く気付いて欲しい。 一分一秒が闘いなのだ。 ペンを持つ手に力を込め、言葉と文字を浴びてみなさい。 姿勢を保ち、視線を意識し、 君の思う限界まで踏み入ってみなさい。 眠けと闘い、時間と闘っていく。 そんなギリギリの緊張感が、やがて心地よくなっていくだろう。 君たちはまだ未熟だ。 何を取っても、未熟だ。 自分の在り方で、可能性をいくらでも拾える、 描きかけの絵のようだ。 絵の行き着く先はどこにあるのか。 それは君の中にある、大切な予想図。 私が描くのではない、君が描くのだよ。 道具や方法は教えよう。 だが、君がペンを持たない限り、自分の完成形は手に入らない。 そんな当たり前のことを、季節の移り変わりとともに、 君はきっと嫌というほど感じ、叩きのめされるだろう。 この教室に来て対策授業を受ける。 その意味を、君自身が整理する時が来たのだ。 先輩が卒業し、受験生と呼ばれて一か月。 何が必要で、何が生命線なのかを、 未熟なりにも捕まえにいかなくてはならない。 そんな岐路が、いよいよ眼前に広がってきたのである。 迷ってはいけない。 軸を定め、目を瞠ろう。 君たちにとって、限界なんてものはない。 仮にあってもそれは私が指し示す。 空白のポケットがある限り、 君は全力で喰らい付いてきて欲しい。 限界を見るのは入試の前日。 先輩たちはみな、その意味を悟って会場に出向いた。 きっと分かる日が来る。 だから今の君たちには、 常に前を見続ける熱いものを持っていて欲しい。 進行形であること。 その素晴らしさをここに精一杯表現しに来い。 自分のために攻め込む、強い信念と自信を、 運んで来い。 これから何度もあるであろう対策や特訓は、 君のゴールに向けて築いていくストーリー。 どんな物語にするかは、君の時に対する執念で決する。 熱いものを記録していこうではないか。 その第一章が、今日の北辰対策から始まる。 勝負するとはどういうことか。 本物の熱い空気とはどういうものか。 自分のために汗をかくとはどういうことか。 教えてあげよう。 何気なく座り、 一から教えてくれるものと思っている、 受験生である君に。
2010.04.24
何となく嫌な予感がしていたが、 最悪の結果になってしまった。 地元中学の修学旅行が6月12日~14日ということで、 見事に英検の日と重複である。 準会場としては、12日と13日に選択の猶予があったが、 12日も朝から旅立つということで、 完全に実施が不可能となった。 他中学及び、その中学でも1、2年生は検定が実施出来るが、 検定の内申加点制が始まった中、 肝心な受験生の受検参加が許されないという、皮肉な日程となった。 公開会場による一般受検は13日なので、それも不可能。 周辺の中学は日程がずれているので、 該当のT西中のみ、貧乏くじを引いたかたちだ。 まあ、中学の指導計画と検定は別次元のものなのだろうが、 進路に係わる重要な取り組みに、自校だけ参加できないという状況に、 学校関係者はどう思っているのだろう。 保護者だって簡単には納得できないはずだ。 中2までは部活を理由に半ば強制的に受けられず、 満を持した、内申が絡む今回も受けられない。 どういうことかと。 わが教室でも、すでに申し込んでいる生徒がいるので、 精算しなければならない。 彼らがこの日のために半年間準備してきたことを思うと、 非常に残念である。 せっかくやる気を持ち、受験のためにも頑張ろうという生徒たちの気持ちが、 後付けの日程により、簡単に消されてしまう。 何とかならないのかと思う。 彼らに残された受検前の検定のチャンスは、あと一回しかない。 その秋の検定が万全の状態で挑めることを願う。 過去にT西中は、 英検の2次試験の日に「公開授業」をぶつけ、揉めたことがある。 クレームが多発し、結局検定の指定時間による遅刻早退を認めたが、 早退などは記録するとし、皆勤の生徒たちの猛反発を買った。 北辰も漢検も数検もそうだが、 学校側が、進路に係わる大事なスケジュールを把握していないのだろう。 学校教育とは違う次元? 何を言ってんですか、T西さん。 生徒の健全な精神を育み、学びの意志を支援しつつ、 その環境を生徒一人一人のために保全していくのが、 教育の本質ではないの? こういう日程の齟齬が生まれる度に、 同じ公教育でありながら、地域内の学校に益不利益が起きている現実を、 憂いてしまう。 日程については最終確認のうえ、 T西中の中3生には文書で伝えたいと思う。 対策勉強をしてきた者は、 できれば、秋に複数級を併願というかたちで挑戦して欲しい。 なんだかなあ。
2010.04.23
県教育委員会より、本日、 今年の公立高校の実施状況が発表された。 こちらである。 気になる平均点は、 やはり県の予想(265点)を大幅に下回り、252.5点。 教科別は現時点で公表されていない。 それにしても低いですね。 過去の200点満点に換算すると101点ということになる。 やはり、記述の比重によるものでしょうか。 後期の1.78倍は、人気のない高校もすべて含む全体の倍率。 人気校はほとんどが2倍以上であったことを、 来年の受験生は知っておきたい。 同時に今日、23年度入試の基本方針と出題範囲が決定発表されたが、 今春と特に変更点はないようだ。 いよいよ準備に入る。 こういう発表を見ていると、 そんな足音が聞こえて来るようですね。
2010.04.22

さあ、どれだけ花が咲くかな。 試験まであと25~33日ほど。 準備開始は、早いほど有利だよね。 頑張って賞品GETしよう。 新メンバーの名前がいっぱい並ぶこと、 期待している。
2010.04.22
塾に入る時に、入塾基準はいらない。 それは開校以来守って来た私の考えだ。 もちろん今でもそう思っている。 だから数百人の過去の塾生に対し、入塾テストは一切実施して来なかった。 入るときの成績にもラインは設けて来なかった。 過去に5教科の定期テストの得点が45点という生徒を引き受けたことがある。 全教科密に指導は出来なかったが、 その5科の得点は1教科で取れるようになり、 最後は立派に公立高校に進んでいった。 サポートには質があるが、 それは目的に沿った強弱や内容の差異であり、 ここまでという線引きはないと思っている。 前にも書いたが、 偏差値35を45にするのも、60を70にするのも、 私は同じ10という価値観で見ることにしている。 なぜならばその「10」という数字は、 本人にとっては紛れもなく価値のある「10」だからだ。 飛べない雛が巣立っていけるように、 最低の基礎を教え、道具を与え、自力で羽ばたく力を描いてあげる。 それも立派な、また必要な指導だと思っている。 指導とは、 すでに飛べる者に、 高度な飛ぶ技術を教え込むことだけではない。 まだ飛べない者に、コーチングを施すことができる。 こうしてみなと、方法論を説いてあげる。 こいつをしっかり掴んでいろと、視点を定めてあげる。 あらゆる可能性が、彼らの基準に沿ってゼロから集めていける。 それが「教える」というスタンスであり、 塾という看板の中にあるべき本質だと思っている。 条件として、本人に向上心があればいい。 頑張ってみようという心があれば、 学ぶことで得られる知恵がきっと大事に感じられる。 5点しか取れなかったテストが20点になった。 「先生、見て見て、今回頑張ったから上がったんだよ!」 目を輝かせて語って来る子どもに、 我々がその20点の価値をどこまで感じてあげられるのか。 塾平均ばかり気にしている者や、進学実績の亡者には解り得ない、 深い過程がある。 指導に成績による線引きはいらない。 それは私の考えであり、 今後も変わらない。 90点取る生徒には、95点を取るために背を押す。 10点の生徒には、15点を取るために背を押す。 彼らの足跡と現状が基点となり、 そこに私が歩み寄り、背を押すだけだ。 教える側が動かずに、100通りの機微をどう拾ってあげよう。 それぞれの5点は、 彼らの基準に近寄り、一緒に汗を掻いてこそ見えてくるもの。 線を引き、仲間を抱えても、 線より下の熱いエネルギーは拾えない。 力を注ぐことで、きっとドラマが生まれる。 そんなエネルギーが、 いつも手を差し伸べてくれるのを待っている。
2010.04.22
地元の学校の行事予定が分からないので、 教室のスケジュールが決められず、困っている。 先週配布した連絡プリントにも「持ってきて欲しい」と依頼文を載せたが、 一週間経ってもだれからも提出がない。 生徒に聞くと、もうもらっていると言う。 あのねぇ。 もらっているじゃ、ないんだけどね・・・。 まず修学旅行、自然教室、中間試験といった、 ここ2ヶ月ほどの学校・学年別の日程が早急に必要だ。 修学旅行などは、ちょうど漢検や英検の実施日とクロスしており、 検定日を確定する上で不可欠である。 検定日が変わると申し込み締切日も変わることがあることを、 理解して欲しい。 また中間試験も学校ごとの日程が分からないと、 対策が組めない。 もし、年間の予定表が出ているのなら、 各自大至急提示をお願いしたい。 学期予定までしかもらっていないのなら、 当初はそれでも構わないので、持参を。 各学校、各学年必要。 来週には連休明けに行う「修学旅行の振り替え」を設定する段取りなのだが、 このままではそれも出来ない。 学校のHPは例によって前年度から更新されていないので、 皆さんの協力が頼りです。 よろしくお願いしますね。 あと、「漢検」 はちょうど一週間後の28日が締め切りですよ。 急ごう。
2010.04.21
Nさん。 (N様ではちょっと硬いので、Nさんとさせて頂きます) 私がNさんと初めてお会いしたのは、7年前の5月でした。 娘さんは中1。 とても清楚な礼儀正しいお子さんでした。 塾を開いてまだ1か月。 何の実績も展望もないこの教室に、遠方から訪ねて頂いたこと、 当時は随分感謝したものです。 娘さんは体験授業を経て、塾生になりました。 生徒ナンバーは、「26」。 6人目の中1生、中1女子では開校以来2人目でした。 今思えばその頃息子さんは小4。 やんちゃの盛りですね。 毎日悪さをして叱られていた風景が見えるようです。 娘さんは高校受験までこの教室で頑張ってくれました。 姿勢のいい模範生でした。 受験年には私も直接指導しましたが、 社会が苦手で苦労した想い出があります。 江戸の三大改革を暗誦するのに一か月掛かったのは、 いまだに記録です(笑)。 娘さんが巣立っていかれてからちょうど1年経ったある日、 Nさんがやんちゃ坊主を連れて訪ねて来られました。 3年前の4月のことです。 息子さんは中2になろうというときで、 成績表を見るとかなり優秀でした。 Nさんの悩みは、彼が本気で勉強せず、 いつもいい加減にやり過ごし、しかも一向に応えないことでしたね。 姉も同席し、ここに入って真剣に勉強しなさいと何度も言われ、 彼も渋々、じゃあ体験はと了解したようでした。 でも面談で彼は言いました。 「じゃあ〇〇君、真剣に頑張ってみようか」 「いや、分かりませんね」 「・・・・・?」 このやり取りも、いまだにない記録です(笑) 私は一発で気に入り、 大人の世界や、未知の領域をぶつけ、 徹底してカルチャーショックを与えてあげようと思いました。 実は彼の体験授業は1学年上の3年生のクラスで行いました。 私の策略です。 私の理科の授業だったのですが、徹底して鼻をへし折りました。 後になり、入塾は嫌がるかなと思いましたが、 Nさんのお考えはもう決まっていたのですね。 4月吉日、生徒ナンバー「234」が誕生しました。 234と、縁起のいい連番です。 それから先の戦いはブログでもさんざん書きましたので、 割愛します。 ただ、塾で手渡した受験お守りを教室に忘れたり、 入試当日のエピソードを聞いたりすると、 最後までアウトローだったのだなぁと思います。 Nさんとのお付き合いは、 教室を立ち上げた時から、昨年の春まで、6年にも渡ります。 ちょうど教室が軌道に乗っていく、 改善や拡張など運営に試行錯誤してきたとき。 いわば塾でいう高度成長の中心に当たります。 感謝しています。 色々な戴き物や、毎年届く年賀状も、私にとって大きな励みになりました。 娘さんとの今のお付き合いも、 確かに不思議な縁ですね。 この教室で教わり巣立っていった経験を、 ちょうど自分が塾に飛び込んだ時と同じ中1生に、 彼女なりに生き生きと教導して頂いてます。 色々とサポートし、ここにおける第二の素敵な経験にしてあげたい。 そう思っています。 息子さんにとってここは城を構えられる戦場なのだと思います。 うるさい塾長がいて、半分自由がきかない。 悪さをすると怒鳴ってくる大人がいる。 親以外にいる。 それもまた刺激があっていいのでしょう。 在塾の頃から、人生論や男性論、敬愛の大切さなど、 随分語ってきました。 そういったものを少しでも感じ取ってくれているのなら、 有難いことです。 でも彼の真剣になった時の表情は、一級品ですね。 素敵だと思います。 いい加減だと悩んでいたNさんの心配も、 もう卒業ではないですか。 二人とももの凄く成長していますよ。 私にとってその成長は、掛け替えのない財産に感じます。 素敵なお子さんたちに指導でき、 今もなおお付き合い頂けることに、感謝します。 ありがとうございます。 「卒業後も続く絆」 いまだにお世話になってるNですさん 縁というのは不思議なものだと思います。 東川口に開校した年に何の知識もなく飛び込んでお話を伺ったのが 入塾のきっかけでした。 それから6年間、娘はともかく 息子は度々こちらのブログにも登場するほどの ネタにことかかない位お世話になりました。 叱咤激励してくださる先生方、学校の垣根を越えた戦友たち。 こちらで中学校では味わえない密度の濃い時間を過ごせた事は 何事にも代えがたい財産だと思います。 高校に入学後も時間が許す限り自習と称してお邪魔しているようです。 部活から引退する頃、またお世話になるかも知れません。 勉強のスイッチが入る場所だそうです。 娘のほうは、違った意味で塾との縁が続いております。 すこしでも恩返しができれば親としてもありがたいです。 (2010.04.20) こちらのコメントを受けて、 メッセージとして書かせていただきました。
2010.04.21
情報を区分しながら頭に納めていく。 これは、とても大切なことだ。 少ない情報量ならば雑な処理でも対応できるだろうが、 情報が増え、それを蓄積していくようになったとき、 区分を意識しているか否かは、機能面で大差を生む。 情報を収納する場所を「引き出し」と考えれば、 頭には無数の引き出しが存在する。 数が多ければいいというわけではない。 むしろその並びによる関連性が大事なのだ。 例えば中3生が今までに学習した情報を整理するとする。 頭の中をひとつの「店」とイメージして欲しい。 入口には何を置き、中央には何を置き、 奥の壁面には、レジ周りには、さらにバックヤードには何を置くのか。 その置き方が整理であり、区分である。 店である以上、ディスプレイや装飾の工夫も必要だろう。 照明、プライスカード、ポップなども大切だ。 だが最も大事なことは、 あるべき位置にその情報があるということだ。 そしてその情報の繋がりが互いに関連性を持ち、 自然な流れを持っているということだろう。 以前、コンビニを例に、歯ブラシの隣に卵は置いていないと言ったが、 日用品や食品といった区分が出来ているからこそ、 コーナーがはっきりし、買いやすいのである。 客に在庫を訊かれても、置かれてる位置がはっきりしているので、 すぐに探せる。 頭の中も同じである。 いざ、ある情報を使うとき、どこに納めていたのかがはっきりしていれば、 引き出しやすい。 ゴチャゴチャに混在していれば、手間取って当然である。 だから区分には適切な仕分けはもちろんだが、使うときのために、 収納場所には一目で分かる表示やナンバリングも付けておきたい。 実際学習においては、 一つの情報だけではなく、周辺の関連知識が必要な場合がある。 並びを意識するとは、そういった複数情報をチョイスするとき、 機能的にまとまっているかということだ。 何度か「括る(くくる)」という内容を書いたが、 関連知識はドキュメントファイルのように、 同一枠にどんどん放り込んでいく習慣を持っていたい。 その一つ一つがパーツになり、やがて繋がりを生んでいく。 戦車と船とバイクのプラモデルを同時に作るとき、 部品が全部混ざってしまえば極めて非効率だ。 まず三種に区分けし、組み立てる部分ごとにさらに区分し、 必要なものを絞り込むから作業がはかどる。 頭の中がもし雑然としているのなら、 まず整理し、使いやすいように情報を区分してみよう。 互いの関連性を意識しながら並べ替えてみよう。 そして何が重要なのか強弱をはっきりさせ、 使う頻度による工夫を施してみよう。 一次関数の隣に四字熟語は並ばない。 それぞれどういう流れで単元を繋げていけばいいか、 考えてみよう。 全単元のマップを一度作ってみるといい。 互いの関連の腕がどう伸びているか、見えてくるだろう。 「国数英理社」と、「英国社理数」の違い。 普段意識せずに言っているが、 頭の位置取りとしては大きな意味があるのである。
2010.04.20
成績が上がるのに、 誰もやろうとしない方法がある。 もう何度か触れてきたが、それは、 教科書を先取りして読むことだ。 一回ではない。 最低三回は最後まで熟読する。 予習というと「次の授業の準備」だと解釈している人が多いが、 誰が言い出したのか、 そんな決まりはない。 数か月分、一年分を先取りし、 深い準備を試みてみる。 それにより圧倒的な学習の安定が得られることに、 誰も気づいていない。 なぜ、僅か2ページだけかじるのだろう。 20ページ、いや、最後の索引まで網を掛けてしまえばいいのに。 どうせやるのだ。 先取りし、全体の把握が先行できれば、 今取り組んでいる単元に対し、より細かい注意が生まれる。 何度も触れたからこそ得られる、安定感と、強い理解。 それは一気に全体を俯瞰することで可能になるもの。 新しい教科書を渡され、まだ10日あまり。 学校の授業がないからと開こうともしないのは、 ただ受け身で待っているだけの行為。 進度が遅いのなら、チャンスとばかりに一気に読み進めよう。 二度、三度往復することで、 重点のメリハリが分かり、 一歩進んだ自分を発見できるだろう。 結局やるのである。 秋に頭を抱えるものに、今から触れ、 免疫を作っておくのだ。 予習は次の授業の下調べがすべてではない。 どこまですべきかなどというラインはないのである。 全部なのだ。 教科書一冊がひとつの 「章」 なのである。 そういう発想を持ち、実行に移せる者は、 間違いなく伸びていく。
2010.04.20

教室には、 1期生から今年までの 「卒生たちのことば」 を飾っている。 ここで頑張ったこと。 発見できたこと。 嬉しかった、そして辛かったこと。 感謝の気持ち。 後輩や先生へのメッセージ。 彼らの足跡は、 今も言葉を超えて生きている。 遠慮がちな小さな文字。 躍動する文字。 みんな一所懸命書いてくれた中3の終わり。 それぞれに個性があり、 当時の様子が表情を湛えながら残っている。 それをこうして後輩たちに伝え、励みにしていくのも、 私の大事な仕事だ。 みんな立派に成長したか。 親孝行しているか。 今も訪ねてくれる仲間がいる。 教室の輪の素晴らしさの原型が、 色紙の中の一つ一つの足跡にあるようだ。 元気かい。 ここは君たちの想い出の教室だ。 ありがとうな。
2010.04.19
「チラシを見たことがない」 「もっと宣伝したらどうですか」 「どんな塾なのかと、いつも気になっていました」 こんな感想をよく言われる。 問い合わせや訪問いただいた保護者様の言葉だ。 今年も2月に小規模の折り込みをしたが、 それ以降、この春は、外部への宣伝は一切していなかった。 大量に大手の広告が投入される春期に、何も撒かない。 知名度の低い塾ならばそれがどういう行為を意味するか、 私なりに把握した上での判断である。 幸いこの春は圧倒的な問い合わせを頂いた。 日に6名の体験を設定したこともあった。 大半が紹介によるもので、有難い限りである。 そんなわが教室も、今日18日に広告を入れた。 春期として初めてである。 大部数ではないので、届かない地域もあったかと思うが、 地元には厚く撒いた。 広告を見ても多分東川口校の特色は分からないと思う。 できれば直接問い合わせて頂き、話す時間が作れたらと思う。 わが教室は・・・ 〇笑顔が絶えない教室。 〇縛りの少ない、親身で温かい教室。 〇生徒たちがのびのびと自分を追求している教室。 〇成績による差別のない教室。 〇生徒のために熱くなれる教室。 〇適度な厳しさの中に、自然と自律を育んでいける教室。 〇塾生や卒生、そして保護者の紹介で輪が広がっていく教室。 〇卒業の時に生徒たちが、名学館でよかったと笑顔で語ってくれる教室。 〇体験生が帰る時、そのほとんどの目が輝いている教室。 〇生徒を思う気持ちに、最後まで絶対的なエネルギーを注ぐ教室。 〇そして、サロンのような不思議な刺激と憩いに満ちた教室。 ここを訪問された方は、 ぜひ過去のブログ記事を開いてみて欲しい。 本質は、数年間のその記録にあるだろう。 上の11行の文に対し、 現在の塾生、親御さん、卒生、その親御さんたちの意見も聞きたい。 よろしかったら、感想を書き込んでいただけると嬉しい。 経験者の意見や感想は、いつも塾の鑑だと思っている。 本気で生徒のことを考えてきたという思いが、 当事者だけで空転していてはいけない。 どうあるべきかという熱い思いは、 いつも目の前の子どもたちに抱いていたい。 新しい出会いはいつも新鮮だ。 こうしたい。 そうか、じゃあこうしてみようよ。 始まりはみんな、そんな一歩にこだわった切っかけにある。 新しい仲間の笑顔が見れる日。 その、君が輝く瞬間を、教室の仲間たちも待っている。
2010.04.18
5月連休明けにトライアルを実施する。 すでに告知済だが、範囲は明日19日に掲示発表する。 去年の同時期のトライアルは、単語+漢字とゆるいものだったが、 本年は数学・常識問題・英語例文なども入れ、 問題数も多くする。 5月の中間テストの範囲も含まれる。 暗記すべきもののリストは事前に範囲を指定、 または配布する。 明日以降、連絡ボードをよく見ておこう。 今回は中学生のみ。 各自の点数の発表、賞品の褒賞などは従来どおり行う。 初回の合格点は90点、 追試合格は100点が条件だ。 4月下旬から5月にかけては、 気が抜けるメンバーが多発する期間でもある。 去年の記事をよく見て、 なぜトライアルを行うのかを各自よく考え、準備して臨もう。 今回も基本中心で、難問は一切ない。 ただし、試験の2日前くらいから始めて間に合うものではない、 とだけ告げておこう。 追試は例によって居残りだよ。 送り迎えなど親に迷惑が掛からないように、 真剣に向き合い、ぜひ一発クリアを。
2010.04.18
今週の中3生の授業。 理科で電流の回路図を書く問題を与えた。 電源・スイッチ・計器の位置や向きに注意しながら、 イラストに沿って直列、並列を書き分ける、ベタ問題だ。 女子6人に取り組ませたが、 描き始めて10秒足らずで私からストップが掛かった。 6名全員だ。 彼女たちはまず豆電球の記号を描き、 図に沿って丁寧に配線を書こうとしていたのだが、 如何せん、全員がフリーハンドで書き始めたのである。 全員にストップを掛け、私の説明が差しはさまれた。 回路図は定規を用いて丁寧に書く。 模試や受験の答案でも、基本である。 簡単に指示し、書き直させたが、 定規のない者が2名いた。 最初でもあり、厳しく追及はしなかったが、 グラフや作図の登場する理科の授業に、 定規は商売道具だということは強く伝えた。 初めはぎこちなくていい。 初めは間違えてもいい。 二度目から学習が始まるのである。 次に回路図を描く問題に出食わしたとき、 彼女たちはペンケースから定規を取り出すだろう。 そのためにしっかりと、用意してくるだろう。 それでいいのである。 「な~んだ、しょうがないなあ。定規ないの~?」 などと対応する三流授業は私はしない。 フリーハンドで描いたものを一旦すべて消させ、 正しい解答例に沿った描画を、一からやり直させる。 そして、私の授業に用意すべき道具として、 なぜそうなのかを強烈に刷り込ませる。 試験は解答の書き方だけで100%決まるもの。 だからこそ、〇になる書き方にこだわる。 ダメなものはダメ。 いい加減な答案には、絶対的な壁をつくる。 それが私のやり方だ。 注意や指摘を受けても、 二度目から近付ければいいのである。 グラフや作図の問題を見たとき、 無意識に左手が定規を探っている。 また、私の授業の開始前に、自然と道具の点検を始めている。 彼女たちに、 それが学ぶということであり、 解く行為の始点なのだということを解らせるために、 私は全員のペン先を見つめ、指摘していく。 私の指摘の回数だけ、君の技術は上達していく。 それは3割しか答えられない君にとって、大事なもの。 違うかな。 そして、そいつを、 素直に受け入れ、力にしようとした者ほど、 段階を追いながら伸びていくのものなのである。
2010.04.18
中学生活の3年間で大きな 「揺らぎ」 が訪れる期間がある。 塾で指導されている方なら、もうお分かりかと思う。 中学2年、特に2学期がその期間。 厳密に言えば、期末を迎えようとする2学期の後半。 まさに今がそのタイミングに当たる。 中1の前半、それなりに出来た勉強が、 学年後半になってから何となく違和感を感じ始める。 部活が生活の中心になり、勉強する時間が作れない。 学ぶ内容にも新鮮さや興味が感じられなくなり、 授業への集中が殺がれ、何となくやり過ごす日々が増えていく。 試験が迫っても、今までの延長でごまかし凌ごうとするが、 段々と理解が伴わない厳しい結果が出てくるようになる。 少し成績は落ちても、何とか踏ん張り、2年を迎える。 中学における中核とも言える単元が、授業の中心になっていく。 部活は後輩ができ、厳しいが中心としてやりがいの持てるポジションだ。 親に勉強しろと言われるが、 部活で時間が割かれ、それが免罪符になっていく。 実際に疲れてしまい、毎日が睡魔との闘い。 勉強は益々分からなくなり、家でほとんどやらなくなる。 年相応で与えられた携帯に没頭し、時がどんどん過ぎていく。 夏休みになり、下がった1学期の成績を立て直すにも、 ハードな部活に追われ、合宿や練習試合で計画が立てられない。 やがて先輩が引退し主流になり、毎日の中心が部活に染まっていく。 勉強をやろうと思うが、友との誘惑に負け、 勉強を軸とすべき中学生活が、いつの間にか勉強が取り繕うものになっていく。 定期テストは準備が不十分なまま迎え、 大きなひずみを記録する。 親との口論が始まり、携帯が取り上げられ、 机にただ縛られる時間が過ぎていく。 受験にはまだ早い。 そんな意識が常にあり、危機感が芽生えない。 2学期の中間で大きくへこみ、指摘を受け、 だんだんと勉強などどうでもいいと思うようになっていく。 苦手意識が、本物の苦手になり、諦めに流れていく。 それでも部活は忙しく、生活リズムは変えられない。 気づくと、修正すべき深刻な学力が両手いっぱいにある。 自分で何とかしようと机に向っても、 何をしていいか分からない。 分からない部分が、部分ではなく、いつの間にかほぼ全体になっている。 さあ、期末という時。 塾の補習も授業も、よく分からないまま過ぎていく。 勉強しなさい。 勉強せねば。 そんな問答を反復しながら、半分居眠りの学習が今日も続く。 どこで歯車が狂ったのか。 気づいた時には勉強が分からず、興味のないものになっていた。 中2生が抱える学習の悩みは、 その大半が部活絡みの生活リズムの破壊にある。 時間管理がしっかりしていれば凌げると言うが、 実際には疲れ、課題は先送りにされがちだ。 塾が救済しようと補習を組んでも、時間が取れずに、 ずるずると不安なまま先延ばしになっていく。 部活との両立が絡み、勉強が疎遠になり、成績が落ちていく。 それはやがて飽和を迎え、塾を切るという判断に繋がっていく。 私が経験したケースで、約10件ほどある。 非常に残念な結末である。 親御さんの中に、一度塾をやめて家で頑張らせてみたいという方がいた。 本人も頑張ると言っているので、そこから生活リズムを取り戻したいという。 私は引き留めるが、最後はご家庭の判断に任せるしかない。 無理だと思う。 私ははっきり言う。 今の日々にしっかりした計画なり、ケジメなりがない限り、 塾をやめたところで、人が変わったように動くことはない。 塾との係わりが命綱となり、今の学力がある。 それは誰もが見落とすが、 塾との糸を切る以上、すべて自力で対応していかなくてはならない。 その覚悟があるのかという問題である。 いや、自分のペースで、不安定な学習を進めていくであろう明日からに、 飛躍のチャンスがあるのかという問題である。 子どもが弱音を吐いたら、背を押してあげる。 私はそうしてあげるべきだと思っている。 最も身近な存在である親の役割は、同調し楽なコースを与えることではなく、 今歩んでいる道が進みやすくなるように、サポートしてあげることだ。 工夫のヒントを示し、温かく支え、励ましてあげることだろう。 子どもは乗り越えていくものなのだ。 その力をみな持っている。 子を思い楽にさせることは、その機会から引き離すこと。 成長期に経るべき成功体験を奪ってしまうことでもある。 中2は中学3年間で最も波風の立つ期間だ。 学習においても、私生活においても、親子関係においても、 大きな変化が顕著に表れやすい期間なのである。 大切なのはその解決に躍起になり、マイナスを排除することではない。 むしろマイナスを受け入れ、 その現状にプラスを付加していく方法を考えていくべきだと思う。 毎日がハードならば、それを前提にどう組み立てるかを考えていく。 ハードな原因を排除すれば確かに楽になるが、 その先に変革はない。 今の3年生や卒生たちも、同じ経験で苦しんできた。 だが彼らはその状態を受け入れ、乗り越えてきた。 工夫し、辛抱し、打開してきたから今の強いエネルギーがある。 悩んでいる、疲れている中2生に語りたい。 頑張ろうではないか。 今君たちは誰もがたどる試練に直面している。 降りることは確かに楽だ。 だが、もう少し辛抱してみないか。 今の状態をしっかり受け入れながら、どうすべきかを思案してみよう。 試練の時にこそ、掴み続けなくてはいけない物があるのだよ。 掴んでいることで得られる安心感を、大切に守って欲しい。 乗り越えるヒントは、今の辛さの中にある。 乗り越えた先には、強い可能性が待っている。 頑張ってよかったという瞬間が必ずやってくる。 強く見つめよう。 進む道は入り組んでいる時があれば、平坦な時もある。 風向きはいつまでも一方向ではないのだよ。 (2009.11.12) ・・・・・・・ 昨年書いた『中2病』という記事である。 この文章の中に、2学期後半という表現がある。 だが今年の中2生を見ていると、 2学期を待たずに「中2病」に踏み入りそうな生徒が、 結構いる。 もう中1の後半で、すでに危険水域まで浸かっている者もいるだろう。 高をくくり、面倒なことを後回しにし、サボった結果そうなった。 君がそうではないのか。 部活の厳しさは、学校、種類、顧問によってまったく違う。 モチベーションを上げようとサポートしても、 疲労と密接に繋がる中2病の予防接種にはならないのが現実だ。 山を乗り越えるためにどうすればいいか。 しっかりと考え、実行に移して欲しいと思う。 すでに「気力が湧かない」「眠い」「ひどく疲れる」「すべてが面倒くさい」などの症状が慢性化しているのなら、 生活リズムを一度リセットしてみよう。 一日の中で、自分にとって大事なことやすべき行動に、 序列をつけてみるといい。 部屋の模様替え、机の配置替えなども効果がある。 中2生は今、新学期の節目を迎え、 各自、目標を掲げながら頑張ろうとしている。 自分の甘えに妥協せずに、とにかく学ぶための時間を確保しよう。 学習の到達度に開きが出て、 それが修正できずにズルズルと受験まで引きずり始める。 学力の二分化が起きやすい中2の期間を、 ぜひ自分のために逆利用して欲しい。 すべきことをし、踏みとどまってさえいれば、 みなが落ちていくことで、学年順位が上がっていくこともある。 学校の授業が始まり軌道に乗りつつある今が、 ターニングポイント。 曖昧なまま、決して先送りするなよ。 中間試験はもう一か月後にやって来る。
2010.04.17
今年も感謝! いつも苦労をかけている 君にとって もっとも大切な人 ありがとうの言葉を添え いつもよりちょっと 頑張る姿で 恩返しをしような
2010.04.17
生徒たちの成績を一元化し、また個別で指導管理していくために、 学校の成績記録を提出してもらうことにした。 生徒の自己申告を待っていても、 短期間で数字がなかなか揃わないためだ。 一部の生徒において、数字が曖昧である点も問題である。 今までもその都度持参してくれた生徒もいるが、 中には数回確認しても、不明な生徒がいる。 報告がなければ成績が分からないまま指導することになり、 目標も、達成度も、伸長率も空白になる。 当然、教室で表彰するアップ賞の資格も失う。 塾の学びは自分の結果を踏まえて、 次のステップで工夫し、指導を受けながら頑張っていくものだ。 そのために、全員の成績が必要であり、 教室のカリキュラムを決め、サポートしていく上でも、 互いに理解し、揃って提出してもらう必要がある。 クラス分けの資料としても大事なデータだ。 もちろん生徒個人の成績推移を見たり、 課題を発見し、学習を組み立てていくためにも必要だ。 悪いからと誤魔化していても、 何の利点もないのだということを理解して欲しい。 今回は中2中3生に、 前学年の 「通知表」 と 「テストの成績一覧表」 を出してもらう。 学年終了とともに、自宅にあるはずである。 通知表は学期ごとに、テスト成績一覧はその都度持参してもらうことにした。 従来の試験後の点数確認は継続して行う。 個人成績ゆえに、厳重な管理が必要となるだろう。 中3生は進路指導にも欠かせないものだ。 来週保護者様宛てに通知し、 一斉提出にご協力を願うことにしている。
2010.04.16
覚えようとしなければ、覚えられない。 覚えようとするから、知らないものが自分の知恵になっていく。 どうしたいのか、 どうすべきなのかは、 君が決めることだ。 苦労せずに力を蓄えることは出来ない。 力を得たいのならば、対象を定め、真剣に向き合わなくてはならない。 辛抱し汗をかくことを忘れてはならない。 いい加減にやれば、いい加減な結果が残り、 いい加減な自分しか見ることが出来ないもの。 勉強というものは、とても素直なものなのだ。 運動選手が練習し、トレーニングするように、 鍛えることによって強くなっていく。 強固な武器を手にし、対応能力が増していく。 自己投資という言葉があるが、 自分のためにどこまでエネルギーを注げるのか。 その回答を持っている者が強いのだ。 試験の条件は、みな同じ。 その同じ条件の中で、解答用紙の埋め方はみなバラバラだ。 隣の仲間が10秒で答えている問いに、 君はすでに1分考えている。 なぜ埋められないのだろう。 それは即答出来るまで練習していないから。 仲間は10秒で答えるために、 少なくとも君以上に汗をかいてきている。 君はその事実を知り、真剣に受け止めなくてはならない。 苦労せずに力を蓄えることは出来ない。 力を得たいのならば、対象を定め、真剣に向き合わなくてはならない。 辛抱し汗をかくことを忘れてはならない。 いい加減にやれば、いい加減な結果が残り、 いい加減な自分しか見ることが出来ないもの。 勉強というものは、とても素直なものなのだ。 100知ってしまえば、10の者に勝つのである。 君が10ならば、どうすれば勝てるのか考えてみよう。 待っていても力は生まれてこない。 自ら踏み込み、攻め入る辛さに、 自分を変えていく大きなヒントがあるのである。 方法論はある。 だがそれは、飽くまでも理論。 何度も言うように、 使い込み努力する行為を忘れてはいけない。 君が費やす時間と汗が必要なのだ。 自転車は眺めていても乗れない。 料理はただ見ていても作れない。 実際に、「乗る」 「作る」 ための行為を経験しない限り、 永久に 「出来ない」 ものなのだ。 何か小さなものからで構わない。 一つ覚悟を決めて取り組んでみよう。 そして、その小さな覚悟で得たものを大切に感じてみよう。 目の前にある達成感。 大事にして欲しい。 君なりにこだわって欲しい。 自力で掴んだ基点を手に入れたなら、次は線を描いていけばいい。 君がこだわることを忘れない限り、 やがて線は枝分かれし、 安定した力に広がっていくのである。 動いてみよう。 時は休むことなく流れ、 1秒単位で、君が乗ってくるのを待っている。
2010.04.16
過去の記事を振り返ってみて、 「親」や「親子」というテーマで、随分と書いてきたなあと思いました。 親の在り方、子へのアプローチ、話術、学びの立ち会い方など・・・ 「キーワード検索=親」 には、 200を超す記事が残っています。「キーワード検索=親子」 には、 上と重複していますが、48あります。 私も親であり、子育てには苦労しました。 ちょうど今、新学期を迎え、子どもたちの一年の路線を固めていく、 とても大切なときですね。 思春期の子育て、勉強との係わり方などに悩む親御さんたちに、 何か小さなヒントでも与えられたら嬉しい。 いつもそう思っています。 記事にキーワードが含まれるものがすべて一覧になっていますが、 一つ二つと、 拾っていただければ幸いです。
2010.04.15
新学期が始まり、学校の授業もギアが入りつつある。 そのギアに合わせ、君はどこまで自分を奮い立たせているだろう。 今週も前半が終わったが、 君は休むことなく机に向かっただろうか。 毎日無条件で勉強部屋の椅子に座り、何かを模索してみる。 すべきことはないか。 覚え、解くべきものはないか。 開くべき教材は、手の届く範囲にはないか。 君の周りには、貴重な時間が眠っている。 そいつを起こし、エネルギーに変えていくのは、 誰でもない、君だ。 毎日30分。 たった30分でいい。 永続的に机に向かう時間が確保できたなら、 その積み重ねはもの凄いエネルギーになる。 公立受験までの残された期間。 中3生が300日。 中2生が665日。 中1生ならば1030日ある。 一日につき30分の時間があったなら、 中3生は150時間。 中2生は332時間。 中1生は515時間の積み重ねになる。 時間単位で割ってみよう。 中3の150時間・・・・ 30分×300回。 15分×600回。 10分×900回。 6分×1500回。 5分×1800回。 3分×3000回。 2分×4500回。 1分×9000回。 30秒×18000回。 20秒×27000回。 10秒×54000回。 6秒×90000回。 これだけの時間と回数が使える。 これだけの時間と回数が約束されているのである。 作業別に時間を割り当ててみれば、 何が何回できるかが計算できるだろう。 1ページ10分掛けて解く問題集は、900ページ。 8冊分くらいだろうか。 1ページ2分掛けてじっくり読む教科書は、4500ページ。 22往復してお釣りがくる。 一問1分で丁寧に解く計算問題は、9000問。 もうミスのあり得ない熟練の量だ。 一問20秒で確認しながら解く一問一答は、27000問。 600問のテキストを45回繰り返すことであり、 問いの途中で即答できるレベルを超えている。 一問6秒で書いて覚える単語や語句は、90000回。 500種類あったとして、 すべてを180回往復することになる。 中2なら、その2.2倍。 中1なら、その3.4倍が目の前にある。 中1生なら、 単語を一枚ずつ紙に書いていけば、300000枚の厚み。 これはコピー用紙600束、 何と30メートルにもなる。 これだけの時間が、日々の30分に秘めている。 今日、安易に消耗してしまった30分。 単語が300回書けたはずのその時間。 300回書けば50個はものに出来たかも知れない、 君が変われる貴重なその時間。 可能性に、 もっとこだわって欲しい。
2010.04.15

今週から教室の中央に一本の椰子が聳えている。 ビルのオーナーに頼み、譲ってもらったものだ。 埃にまみれていたものを、丁寧に拭き取り、 教室のシンボルとして、中心軸に据えた。 背丈、2.2メートル。 子どもたちから見れば、別世界の巨木。 立ち止まり見上げる生徒もいた。 教室の真ん中、 しかも机や椅子のすぐ脇に椰子が生えている。 この、何だかワクワクするような非日常の空気。 たぶん全国の塾で、うちぐらいだろうな。 調べるとどうやら「カナリーヤシ」の一種らしい。 椰子には「フェニックス」という別名がある。 フェニックスの意味は、「不死鳥」あるいは「火の鳥」。 何か、格好いいね。 「永遠」や「困難の克服」の象徴とされているらしく、 教室のシンボルとして大いに意味がある。 下から見上げると結構インパクトがある。 熱帯植物園にいるようだ。 辛くても諦めず、不死鳥のように克服し再生していく。 そんな、みんなを見守る象徴として、 これからも教室の中心に置き続けようと思う。 名前も募集したい。 教室のシンボルに相応しいものを投票しよう。 みんなの守り神として、 君たちが考え、名付けることに意味がある。 後輩たちに引き継いでいく、素敵な名前を待っている。 投票箱、用意しとくよ。
2010.04.14
またやるんですよね。 これ。 授業を一日つぶして。 生活アンケートまで交えて。 抽出方式にしたということで、 公立学校の授業時間の平等性に問題は起きないのだろうか。 調査をしている隣の学校では授業を行っている。 そんな、同一地域でありながら学校単位で異なる現象が、今年は起きそうだ。 以前も書いたが、授業時間外にやればいいと思う。 月末から祝日がいくらでもあるではないか。 新学年の授業が始まり、軌道に乗せる大事な第二週に、 なぜ敢えて行うのか意図が分からない。 遊びではなく問題を解き、学力を分析するのだという意見もあるだろうが、 これは学年で消化すべきカリキュラムでも、 もちろん正規授業でもない。 調査という名目で行うのなら、時間外に実施すべき性質のものだろう。 日祝と言わず、土曜の午後だって十分活用できる。 去年までの調査がどう活かされてきたのか。 一般市民で分かる人は、まずいないだろうね。 その活用報告の詳細をリーフレットで配るべきだと思う。
2010.04.13
25人。 4月の第2回目の夜の授業だが、すでに教室は生徒の活気で溢れている。 体験授業はなく正規クラスのみだったが、 ブースは11基埋まり、今期最多だった。 悪天候の中、みんなよく来た。 生徒と講師の連携も、二度目ということで少し太くなった。 そんな印象や風景があちこちにあった。 学校も始まり、リズムを捕まえにかかっている中3生。 新学期の流れに遅れまいと、動きつつある中2生。 新しい学校生活の期待を、全身で運んでくれる中1生。 それぞれの今に、明日からの温かく強いエネルギーがあった。 重いカバンを提げ、席に着く。 一日を背負った、熱い会話が始まる。 「ねえ、先生、聞いてくださいよ~」 主張する言葉の隣で笑顔がこぼれる。 ペンを持ち解き始める仲間が、その奥に見える。 新1年生の初めて見るジャージ姿が印象的だった。 汚れのない新品のジャージ。 そうか、もう中学生になったんだな。 あんなに小さかったのにね。 私の中で、初めての面談の日が甦る。 新年度の風景はいつも新しく、新緑に似た光を持っている。 今週は色々と発見があるかも知れない。 各学年の持つ切り札が、見えるかも知れない。 そうだな、 一学年上のステージに踏みこんだみんなの姿。 何か、格好いい、 大きくなったその姿。 忘れずにしっかりと記録しておこう。
2010.04.13
新しい子供たちとの出会いは、いつも素敵だ。 様々な過去を背負った君たちと、ここで出会い、仲間になっていく。 子供は正直で、期待と不安を素直に見せてくれる。 最初の面談で勉強についての説教を始める塾もあるようだが、うちは違う。 心を開かせ、笑ってもらう。 塾という場所は、そんなに堅苦しいものではない。 そんなイメージを子供たちに作ってもらう。 勉強についての指導は、後にいくらでもできる。 塾を始めた頃は、面談のマニュアルに沿って進めることに懸命だった。 勉強法や生活のヒントなど、知ってる限りのことを語り、 子供や親御さんを頷かせようとしていた。 考えてみれば、親子が塾に足を運ぶということは、相談を受けたいということ。 だから、聞き手に回らなければならない。 それを忘れると、押し付けがましい説教になる。 悩みを聞くために質問し、受け答えの中で笑顔を引き出してあげる。 最近はこの感覚が自然になった。 何のマニュアルもない。 すべて自然体である。 最初の面談で笑った子は、ほとんど間違いなく入塾する。 体験の前に、もう入ろうと思っている。 不思議だが、後に多くの塾生から聞いたことなので、本当なのだろう。 安心させ、波長を感じてあげることの大切さ。 いかに立派なシステムを持っていても、型に嵌っていてはダメなのだ。 システムを使うのは子供なのである。 導入は子供に合わせて手順を踏むことを忘れてはいけない。 だから初めの面談で、難しい話はできるだけ避けたい。 面談で切り札を出し切ってしまう塾は弱い。 勉強の本論は、あとでいくらでも語ってあげる。 その用意がある塾は、強いと思う。 塾というものは、子供たちのサークル。 参加し、仲間と触れ合い、語り合い、学びの意味を共有していく。 塾の扉はそんなに重いものではない。 気楽に遊びに来てくれればいい。 焦らず、ゆっくりと、自分を見つめ直してみよう。 頑張るなどという漠然としたものはいらない。 まず学びの空気を感じることから始めてみよう。 そして 「築く」 という感覚を具体化させていこう。 きっといいことがあると思う。 そして、時間が自分を成長させていることに気が付くと思う。 塾生にもみな、初めがあったように。 大事なものを育てながら、笑顔が似合う時が訪れるだろう。 ここには、そんな空気がいつもある。 ・・・・・・・・ 生徒たちが卒業していく時に語ってくれる言葉に、 「ありがとう!」 「最高!」 というフレーズがよくある。 参加し、仲間と触れ合い、語り合い、 学びの意味を共有しながら、自分を見つめ直していく。 そして少しずつ、「築く」 という感覚を具体化させていく。 やがて、時間が自分を成長させていることに気が付く日が来る。 大事なものを育てるように、 きっと笑顔が似合うときが訪れるだろう。 先の文章を集約すると、 まるで巣立っていく最後の彼らの笑顔が、 そこにあるように見える。 どんな歩みを経ても、ラストは充実したかたちでありたい。 開始の日も、スタートラインも、 学ぼうという意思に決められたルールはない。 君にとっての小さな成長は、きっと扉の中にあると思いたい。 そのために、すべきことをしていこう。 新学期が始まり、思ったことだ。
2010.04.12
それは、今日でありたい。 明日から学校の授業が始まるのなら、 前日の今日、 君の手で自ら折り目をつけてあげよう。 明日以降、先生に指示されて開くのと、 今、自分の意思で開き、目をやることの違い。 しばらくして分かる時が来る。 この一年間、君が付き合っていく教科書。 明日からきっと数百回は手にし、 傷みと引き換えに、多くの学びと発見を手にしていくだろう。 その数百回のスタートは、 君の意思が宿った、期待の満ちた瞬間でありたい。 どんなことを学ぶんだろう。 へえ~っ、こんなことやるのか。 なるほど、こうやって解くのか。 知らないことが一杯だな。 探りを入れるだけでもいい。 そこで何か疑問が生まれれば、確認の準備ができる。 先生の指示と同時進行では得られない、 先行し、足跡を検証していく学びの手順の、 大事なヒントがある。 先取りには、先取りした者にしか分からない安心がある。 そして好回転していく時間の余裕が生まれていく。 君は最後の後発組でスタートし、 息の抜けないレースを望むのかい。 国語、社会、理科などは、どんどん読書し、 年間の流れを掴んでしまいたい。 用語・漢字・単語などは書き出してみよう。 どうせ学習する。 必ずやるのである。 先行した者が有利であることが分かるのなら、 動こう。 今日がその開始の締切日だ。
2010.04.11
37時間起きている。 昨晩は一睡もせずに教室にいた。 4月に入っては初めての徹夜だ。 1月~3月は、多い時で週のうち3回は教室に泊っていた。 記録を辿ると、今年だけですでに21回。 もうさほど体力もないのに、よくやるよと思う。 泊る時は、かみさんに携帯でメールを打つ。 返事は「了解しました、気をつけてね」。 あるいは「寒いからあまり無理しないでね」、 「ご飯の用意の心配はいらないから、頑張って」と、 いつも100%理解をくれる。 連絡が11時ならば当然食事の用意は済んでいる。 それでも一切触れずに、理解をくれる。 本当に有難く思う。 1月12日夕。 「今晩は急ぎの作業が山盛り。 夜までに終わりそうもないので、泊りの予定です。」 かみさんから。 「ご苦労様です。了解しました。 あともう一息ですが、頑張って。」 1月15日夜。 「遅い時間で悪いけど、居残り作業になりました。 明日も早くから受験生面接30人連続です。 私立入試まであと5日。ご理解を。」 かみさんから。 「こちらのことは気にしないでいいけど、身体大丈夫? 気をつけて。 明日何時に終わる予定? 時間によっては迎えに行くから。」 2月23日の公立高校の合格発表の前夜。 「こんな時間の連絡になって申し訳ないが、泊ることにしました。 明日発表。 9時過ぎには生徒が報告に来そう。 開けといてあげたいし。」 かみさんからの返信。 「お疲れ様! 毎日大変だけど、明日発表だからその方がいいね。 吉報がたくさん聞けますように」 生徒に対する思いがある。 そして生徒に与えるべきものがある。 今日は残らなければというタイミングは、 翌日の状況を描くことで決断のように訪れる。 かみさんの理解があるから、今の仕事が出来る。 かみさんの理解があるから、子どもたちに尽くせる。 他愛もないことのようで、 途轍もなく大きな心。 この仕事を始めてから、 何年もの間、何一つ異論もなく理解を示してくれた。 子どもたちの笑顔を、陰でそっと支えてくれている。 そんな、かみさんに、 感謝している。
2010.04.10

教室を一部改装し、雰囲気を変えてみた。 学年の節目には、教室に新鮮な空気を送りたい。 そういう思いで、毎年この春期にはよく改装を行う。 今回は結構インパクトのあるものを設置した。 写真を載せると分かってしまうので、 何なのかは、週明けのお楽しみにしておこう。 4月の授業も一週間が過ぎ、 担任と生徒との顔合わせも一通り終わった。 月曜からはいよいよ学校の勉強が開始する。 連休前までに、年間の基本となる生活リズムを掴むこと。 何よりもそれが大事だ。 長期間塾に通っている者は、変化を大切にしてみよう。 今までしたことのないことに取り組んでみる。 手順や配分を変えてみる。 塾に求めるものを具体化してみる。 位置づけをどうするかと考えてみるだけでも、 様々なヒントがあるだろう。 塾の活用は君の考えがそこにあってこそ、生きてくるということを知ろう。 新メンバーも増えている。 彼らの中には塾が初めてという者も多い。 初めてゆえに学習の比重を塾に置きがちだが、 最も重きを置くべきものは、学校の授業であることを忘れてはいけない。 学校があり、家庭での自学習があり、最後に塾がある。 この流れを正しく把握し、 君なりの視点で、この教室を有意義に使いこなして欲しいと思う。 前にも一度載せたこの写真は、 この春卒塾していったある生徒がくれたものだ。 ちょうど今、高校のスタートで忙しい頃だろう。 彼女は強気を見せながらも、心の優しい、素敵な生徒だった。 この教室で笑い、叱りながら、一緒に学べたこと。 そして最後に力強く巣立っていってくれたこと。 みんな宝として残っている。 写真の小さなプレゼントは、今もデスクに置いてある。 週明け月曜日、新しい仲間が加わる。 彼女の兄弟の最初の授業だ。 そうだな、 お姉ちゃんは元気だったぞ。 二回目からはタメ語で話してきたくらいだからな(笑) 君も元気な挨拶から始めような。
2010.04.10
定期テストのあと本人に点数を訊くと、 「分からない」 とか 「忘れた」 とか言う生徒が必ずいる。 自分が苦労して準備勉強をし、頑張って得た得点が分からない。 なぜそれで平気で居られるのか、 こっちが分からない。 点の低かった科目だけ都合よく忘れる者もいるようだが、 塾というものは、正しい結果と実力を把握し、 それを元に指導を立てている。 数値が分からなければ、綿密な計画が練られない。 いくら誤魔化しても、記録は消せないのである。 ちょうどこの時期は新入塾の生徒が多い。 彼らにも今までの成績を用紙に書いて提出してもらうが、 一様に曖昧な数値結果しか伝わって来ない。 クラス編成の見直しを含め、成績管理は重要な部分なので、 何度でも訊く。 みんな軽く見てないか。 そんなことで、成績が上がると思っているのか。 塾というものは、自分の現状をすべてオープンにし、 そこから分析や手を加えつつ、向上のために指導を受けていく場所。 病院と同じだ。 君は医師に「どうしました? どんな症状ですか?」と訊かれ、 「分かりません、忘れました」と答えるのかい? そう軽く見るのなら、 不明ということで、やはりクラス割りを見直そうかね。 来週までにはっきりとした正確な結果報告がない時は、 こちらも決断する。 私を怒らせないようにしよう。 真剣に塾と係わっていただきたいと思う。 友達と違って、自分が教わる場に対し、 内緒にしたり曖昧にしたりすることに、何一つメリットがないということに、 早く気づいて欲しい。
2010.04.09

今年も育伸が基本。 第一弾として、今日で全員に渡し終える。 今後段階を踏んで、別教材で補強していく予定だ。 中3生の受験用テキストとしては、「オリテキ」は外せない。 特に理科のSロードは絶対だ。 社理の一問一答は、まず自作プリントで一通り反復させる。 夏までに盤石な知識を築くのがまず目標。 英語基本例文・英語語彙・国語語彙・数学計算などの補強対策は、 昨年以上に強めていく。 連休明けに第1回トライアルを予定しており、 そこにリストやテキストを絡めていく計画でいる。
2010.04.09
新年度の最初の受験生の授業があった。 新中3、女子3人のユニットだ。 授業の前に先日実施した模試をフリー採点し、 その悪さを踏まえての指導となった。 得点は、腰が抜けそうなほど悪かった。 親御さんがこのブログを見ていることも踏まえながら、 正直に感想を述べたいと思う。 20点である。 100点で20点しかあげられない、そんな授業だった。 事前に渡した道具が揃っていない。 説明し、板書しても、それを書きとめようとしない。 記録するためのノートもない(持参したのは1名)。 授業前に準備や予習をした形跡もない。 説明を控えずに聞き流し、後にそれを訊けば答えられない。 たった2分前の内容が答えられない。 模試の復習は誰ひとりとしてやっていない。 再三やっている、反応式も圧力計算も、オームの法則も、 全員が違う答えを並べる。 しかも、いずれも不正解。 最重点の説明をしても、指示するまで控えない。 それもプリントの隅に小さくメモするだけで、 ランクに沿った明記のメリハリができない。 時おり、眠そうに姿勢が崩れる。 質問しても、答えられない。 攻めの姿勢どころか、守りも隙だらけだ。 挙句は、終了と告げていないのに、道具を仕舞い始める始末。 あのな・・・ お前ら、何しにここに来た。 何のために俺の前に着席した。 知らないことを知るため? だったら、得たものを記録しろよ。 言ったことを真剣に覚えようとしろよ。 Sランクの知恵を、自分の基準でいい加減に扱うなよ。 何がSランクで、何がポイントで、何を知らなければならないか。 それは俺が指示している。 苦手で解く力がないのなら、 そいつを押さえ囲みこむのが、お前らの仕事だろう。 2時間の限られたやり取りで、何を掴むのか。 それはお前たちの意識に掛かっているのだ。 授業中にはそれなりの厳しい指摘はしたが、 相当穏便に対応したのだと思いなさい。 最初の授業だったので敢えて修羅場にはしなかったが、 改善がなければ、次回には大きな行動に出る。 そう思いなさい。 3月までの授業や補習とは違うのだ。 始業式を終え、名実ともに受験生として臨んだ初日。 あと10か月とカウントダウンも始まり、 襟を正して向き合うべき、大切な初日。 お前たちの気迫とは、この程度のものなのかい。 20点だ。 厳しいことを書いているが、 初めだけに、その意味を重く受け止めて欲しい。 真剣にやれば伸びる。 間違いなく伸びる。 高校受験に臨むとき、後悔のないよう、 今学んでいる行為の密度を上げなさい。 限界までギアを入れるのだ。 部活が? 俺の前ではそんな理由は通じない。 高得点を取るための過程には、 部活も日常も、操作する覚悟がなくてはならないのだ。 理解し点を取るための指示を、俺が飛ばす。 そいつを捕まえるためにここに来る。 部活や体調に沿って、指示を緩めることはない。 違うかな。 ギアを緩めるタイミングは俺が指示する。 だからそれまでは、限界までギアを入れてみなさい。 喰らいついてみなさい。 喧嘩腰で対峙してみなさい。 アンテナを巡らせ、ペンを離さず、 控えまくるのだ。 金曜もまた、新たな受験生ユニットの授業を行う。 いいな。 お前たちは受験生なのだ。 日々どんなかたちを残せるのか、 時間と闘い始めた受験生なのだ。 暗記の宿題、命がけでやってこいよ。 授業は40回しかないのだぞ。
2010.04.09

郵便局に頼んで譲ってもらった、「サクラサク」 のポスター。 キットカットが北乃きいをイメージキャラクターに、 受験生を応援するイベントだ。 応援メールとして郵便も行っている。 でも、CMの印象の方が強そうだね。 「あなたの送った言葉が、キット、受験生の勇気になる」 と書かれたポスター。 教室に貼ったら、何か本当に花が咲いたように周囲が元気になった。 教室はこれからも色々な言葉を贈る。 新受験生たち。 頑張ろうな。 サクラサクの「メイキング&CM」。 ストーリーがあり、ちょっと泣ける。 昨日、あるいは今日、入学式を迎えたみんな。 この一年に色々なドラマがあったよね。 大切な人への感謝を忘れず、 君らしく大きく飛躍して欲しい。 ちょうど今、桜は満開だ。
2010.04.08
紙が一枚ある 机の上にポツンと置かれた 何も書いてない真っ白な紙 課題が与えられる 表には君の強さを書きなさい 裏には君の弱さを書きなさい さあ君は何を描くだろうか 表を眺めながら考えても 自信を持って描ける誇れるものが すぐ浮かばない 困った君は紙を裏返し 弱い部分を懸命に探そうとする 弱点と短所 きっと頭の中で様々なことが渦を巻き 人との繋がりや比較や 人と交わす日常の言葉が過ぎるだろう いつもこんなことばかりして注意される あいつにはこれで負けている きっとみんなより頭が悪い 親にはいつもこう言われる いつしか君は 弱い部分の評論家になりきり 他人との比較を背負いながら つまらなさそうに紙の裏ばかり埋め始める 自信もなく小さな字で 何故だろう 弱さに負い目を持ち、尻込みし 上目遣いに、控えめに こそこそと 人と比べて劣っていることだけ書いて これでいいのかい これが君なのかい 君たちは夢を持ち続ける子供ではないのかい 人付き合いの機微は大人になって学ぶもの 子供なら まず表を埋めなさい 堂々と 字がはみ出るくらい埋めてみなさい 先生は誇れるものを持つ人間が好きだ 足跡をたどり 経験し学び取った本物の強さを さあ、ここに描いてみなさい 思いつかなかったら悩むのだ 諦める前にすべきことが何かある それでも何もなかったら泣けばいい 十数年の人生で得た 誇れる強さが何もなかったら それはとても悲しいことだから でも諦めてはいけない 紙を裏にすることは自分から逃げること 今、真剣に強さを探している姿 その姿だって君の強さなんだ だから 涙を拭いて ほら、いつもの笑顔で 自信を持って生き生きと・・・ 表はまだ 白紙だよ・・・・ (2006.06.10) ・・・・・・・ みんな素敵なものを持っている。 その事実を君が知り、周りが支えてあげる。 きっとそれは、大切なこと。 でも、こんな簡単で大事なことが、思うようにできない。 子どもは純粋に生き、輝いているべきもの。 失敗を恐れず、堂々と一歩を刻んでいくべきもの。 この思いは今も変わっていない。 一枚の紙があったなら。 君は何を書こうとするだろう。 こう書けばいいという思いは、大人の思い。 子どもたちが自ら描く文字や絵には、 それを超えた強さがある。 熱いものがある。 そう思いたい。 誇れる部分を語れない。 いや探せないのなら、 これからそいつを丁寧に築いていけばいい。 一枚の紙。 表いっぱいに字が踊る君の眼は、 きっと輝いている。 その強い輝きを忘れてはいけない。 君の強さは君のもの。 誰のものでもない。 誰のためのものでもない。
2010.04.08
新年度が始まり今日で3日目になる。 初めてわが教室の授業を受け、スタートを切った仲間たち。 そして緊張の中で体験授業に参加した複数の仲間たち。 彼らの新しい顔ぶれに、 学期が替わったのだという、期待に満ちた空気の広がりを感じる。 初めはみな不安でぎこちない。 この教室のメンバーたちにも最初があった。 悩んだ末に入塾を決めた者もいるだろう。 今見せてくれる彼らの笑顔は、すべてその一歩目から始まっている。 飛び込んでみることで発見できるもの、掴めるもの。 確かにあると思う。 塾というものは与えるだけの場所ではない。 君が探し、見つけ、感じながら、どうしたらいいかと工夫していく。 そして自力で巣立っていける力を、少しずつ蓄えていく。 そんな成長記録を、笑顔とリンクさせながら残していく場でもある。 毎年、卒業していく仲間たちが、教室の感想を書いてくれる。 その中で特に多いのは、 「先生との距離が近く、その場で何でも訊けた」 「必要な科目に沿った学習ができ、自由に自習も質問もできた」 「先生たちが励ましてくれて力強かった」 「塾での友達がいっぱいでき、いい雰囲気で頑張れた」 「たくさんのゼミや補習ですごく力がついた」 などだ。 教室の空気は私たちではなく、子どもたちが変えていく。 子どもたちが思いっきり参加できる、そんな教室を創るために、 私たちは言葉と知恵を用意して待っている。 兄弟姉妹で揃って塾生になってくれた、たくさんの仲間たちがいる。 その人数も先日までで都合100名を超えた。 年度とともに引継ぎ、みなで創ってきた流れを大切にしたい。 新しい仲間たち。 きっと一か月もすれば、この教室に通い始めたことの価値を、 自分なりに感じ始めるのではないか。 学校は明日が始業式だ。 新学年の目標を新たに、共に歩んで行こう。
2010.04.07

先月の卒生慰労会において、 メッセージボードに書かれた文字。 S君が後輩に宛てたものだ。 その時は「またしょうもないものを書いて」と思ったが、 今では、なかなか捨てがたい味のある言葉に思える。 彼がどこまで思いを込め、書き殴ったのかは定かではないが、 メッセージに、諦観の漂う強いエネルギーを感じる。 不思議だ。 確かにそうなのかも知れない。 実際に受験の終わりまで経験した者にしか解らない、 熱いもの。 君もきっと感じていたのだな。 その熱がボードの文字に無言で宿っているようだ。 素敵。
2010.04.07
ロカビリー先生の記事に、「GOAL通信」を取り上げていただいた。 特定の記事内容に対してではなく、私やブログへの総評として書いていただき、 しかも大変おそれ多いお言葉だけに、身が引き締まる思いである。 ロカ先生の教室は遠方なので、まだお会いしたことはない。 互いの記事や、ブログ上のコメントのやり取りなどで、 先生も私もかなりの頑固者であることは判明しているが(笑)。 そして、自塾の生徒に対する愛情面でも、 かなり共通する部分があるのではと思う。 先生の筋の通ったご指導、奮闘ぶりは、いつも文面に溢れており、 私自身の在り方に対し、常に素敵なヒントを与えてくれた。 生徒指導、話術、教務、教材へのこだわり、いずれを取っても、 鋭い眼力と軸が具わっており、唸った回数は数えきれないほどある。 厳しい中にある優しさ。 その本物とは何かを教えてくれる、 塾関係の中では、ごく限られたブログであると思う。 だがあと3か月ほどでブログを一旦停止されるそうで、非常に残念だ。 左のリンクにも入っているので、 ぜひ訪問してみて欲しい。 拙ブログをご紹介いただき、感謝しています。
2010.04.06
教科書を捨てないでください。 教科書には学びの足跡があるのです。 線を引き、落書きと染みのある教科書も。 手垢に汚れ、破れ、痛々しい教科書にも。 みんなその時に考え、悩み、ページをめくってきた過去があるのです。 君は何年もの日々を積み重ね、今、新しいことを学ぼうとしている。 でもその後ろには、自分が辿ってきた道があることを忘れてはいけない。 発見を重ねた、少年少女時代。 つまらないことも、興味のあることも、 こんなに大切だよと教えてくれた。 教科書はその中心で、しっかりと、君の成長と共に歩んできたのです。 そんな教科書を、紐でくくり捨てないでください。 学年が替わる春。 明日への期待と共に、昨日までの歩みも大切にして欲しい。 そして数年間の足跡を、そのまま棚に残してください。 学年の区切りは、学びの区切りではありません。 教科書は何度も戻り、開き続けるものなのです。 教科書を大切にすることは、自分の学びを大切にすること。 何年も経ち、やがて本当に使わなくなった時、 その時は、そっと箱にしまってあげよう。 小さい頃の想い出と共に。 それは、君だけの、君しか知らない温かいもの。 書き込まれたヘタクソな字には、君の原点が眠っているのです。 旧い教科書は、君が走り抜けてきた知のストーリー。 何度も紐解き、向き合ってきた学びの物語。 だから、ぜひ大切にして欲しいのです。 紐でくくる前に、汚れた表紙を眺めてみよう。 そして、ページをめくってみよう。 棚に残すことの意味が、きっと分かると思います。 (2007.04.03) ・・・・・・・・・・ 3年前に書いたものです。 もうすぐ新学期が始まると、新しい教科書が渡されることでしょう。 明後日ですね。 どうでしょう。 部屋の隅に紐でくくった前学年の教科書がありませんか。 まだ処分していないのなら、 ぜひ、あなたの手で紐をほどいてあげて欲しい。 学年が替わっても、学んできた足跡は残っています。 新しい学びを進めていくとき、 その足跡は、きっとあなたを助けてくれる。 頑張るということは、 目先のものを追うだけではありません。 引き継がれていく魂をあなた自身が受け止め、 進み、戻り、立ち止まりながら再生産していくことなのです。 夏のある日、手にしたくなったとき。 目の前に手垢で傷んだ古い教科書がある。 書き込み、悩み、奮闘した足跡。 そんな励みを与えてくれる教科書を、大切にして欲しい。 教科書は、 今日まで学び成長してきた、大事なパスポートなのです。 あなたは何年分取ってありますか。 足元で山積みになっていませんか。 紐でくくっているのなら、ほどいてあげてください。 ぜひあなたの手で、守ってあげてください。
2010.04.06

新年度の初日、月曜に顔を合わせたのは23名だった。 火曜もまた同じくらいの人数が初授業を迎える。 厚さ約9.5センチのテキストを手渡す。 一人ずつ私の所へ受け取りに来て、 ずっしりとしたその重みに悲鳴を上げる。 「重~い!」 「何これ!」 しっかり活用し、成績が上がるように頑張ります! そう書かれた用紙にサインをしながらも、 期待に満ちた新鮮な笑顔が覗く。 新メンバーによる編成のクラスでは、 活気に溢れた真剣な授業があちこちに見られた。 先輩たちが巣立ったあとの教室で、 次のシーズンの主役たちが、自分たちの流れを描いていく。 毎年、年度の始まりは不思議と凛な花のようだ。 やがて成長し開花していくつぼみのように、 見えない力強さが、期待しながら漂っている。 テキストに折り目を付けたか。 力強く付けたか。 そして、思いっきり書き込んでみたか。 君の1年は今日から始まる。 初めの一歩がやがて大きな重さを持っていく。 教室の桜は、 そんな君の明日を感じている。
2010.04.06
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