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競走馬に対する認識の基本の一つでありここでも何度もお話した事ですが、歳をとるにつれて本質が露になって完成される、要は自分がやれる事とやれない事が明確になってきます。弱点で言えば、若い頃には我慢ができた事ができなくなる、一応は能力を出せた条件で大きく割り引かれるというケースが多々あります。秋華賞の後記で「トールポピーはエリ女なら各条件が全て上向きになるけど、それでも血統的な不安がある」と述べましたが、それは完成期に近くなる三歳秋になって東京以外で走らなくなるのではないかという危惧から。トニービンというのは好調不調、得意不得意のはっきり分かれる血統の最たるもの。若い頃には健闘を続けていた馬が旬を終えると全く走らなくなる、負け癖がつくとそこからの立ち直りが難しい(ウィニングチケット、ベガ、ジャングルポケット、フサイチホウオー)。若い頃には小回りでまくれたり末脚発揮できていた馬が年を取ると極度に動きが鈍くなる(ジャングルポケット、レディパステル、テレグノシス)。などとという特徴があります。なので桜花賞以後に敗戦の頻度が急増してきたトールポピーは直線の長さ・距離延長という条件の好転があっても、それを上回る血統の特性の負の部分が大きく出てくるのが怖くもあるんですね。また牝馬としては距離適性がすごく長い馬、軽い芝向きの純度の高いスピードや一瞬の斬れは大きく欠く馬というのははっきり出てきましたしね。血統こそ違えど、得意不得意がはっきり分かれる、競馬毎に出すパフォーマンスが大きく異なるというのはウオッカも一緒です。どんな条件で強いか、どういう条件で弱いかは、今更述べるまでもないでしょう。自分なりに考慮したものは、過去の以下の更新をご参照ください。・安田記念その4・安田記念その5・有馬記念時ここに書いた見方は変わってないし、これと先の競走馬の完成のロジックを併せて使用すると、私の見解は以下のようになります。≪基本観測≫結論を述べると、東京2000がウオッカが能力全開させられるための条件であるかどうかは私的には疑問。東京がウオッカに合う競馬場の代表である事は間違いないし、2400を勝ってはいるけど、「 4歳秋になって完成期~衰退期をこれから迎えるウオッカが2000mの距離を克服しきれるか 」という命題に対して否定的です。私は完成されたウオッカが能力全開できるのはマイルで1800が限界、2000になると一気に割引と査定しています。ちょっと前にお話したように、「能力」というのは高い確率と頻度で出せてそう評価できるもの。そろそろ「未完成の時期に絶対能力・新鮮さ・我慢が効いて2400を勝った事」は忘れたほうがいいと思うんですけどね。あれは勿論偉業だけど、そんな事もありましたねという「事例」でしょう。≪不安要素:厳しい方へ以降する条件≫冒頭でお話したサラブレッドの完成についての真理と、マイルの安田記念で改めて強過ぎる競馬をした事、休み明けで相手がそこそこ強いとはいえ1800@毎日王冠になると爆発力が薄れて僅差負けした事、ダービー以後は2000m以上の距離は<0.0.1.4>という成績を合わせて考慮すると、私的には2000mで強いウオッカが見られるという期待はし辛い。また東京そのものは問題なしとはいえ、安田記念以降マイル→1800→2000と条件が悪いほうに移行しているというのがきついところ。天皇賞のみでの好結果を期待するのであれば、オールカマーのような全く合わない条件を使っておいて、ある程度はベストの条件に近づく東京2000に替わるほうがまだ怖かった。≪考える人≫安田記念の時のエントリーで示したように、ウオッカという馬は何かに気を遣うと負ける、パフォーマンスを落とす馬。今回はその材料が多々ある。一つ目は当然折り合い。有り余るパワーとスピードを馬の行きたいようにテンから発揮させたら2000mでは失速する。またウオッカは馬群に囲まれていると外枠で前に壁を作れない時は明らかにコントロールの苦労が違う。二つ目は外枠。折り合いにも関連する事だけど、府中2000のレイアウトは明確に外枠不利になっており、進路のある無しや内の馬との前後の兼ね合い、ウオッカの気性などに気を遣いながらどのポジションにつけるか多少なりとも労力を要する。当然ながら好きに前にポジションを取りに行ける馬じゃないし、かつて豊がやらかした内の馬へのインターフェアやウオッカの自爆の危惧を考慮したらまずできない選択。三つ目は相手関係。勝っても何かに喰われても自分の競馬に徹すれば良かった毎日王冠と違い、ダイワスカーレットやディープスカイという強豪の存在や位置取り、お互いの仕掛けどころが非常に重要な命題になる。競馬でのポジションが確立されている上に自爆の危険が小さい2頭に対し、ウオッカは競馬環境によって担うポジションが変わる。また少なくない不発の前科歴があるから、それを抑制する思考と行動を余儀なくされた上に相手に有利にならないような仕掛けを心がけなきゃいけない。前にはダイワ、後ろか横にスカイというポジションに立たされるウオッカが一番不利というか、悩まされる。四つ目は騎手。武豊というのは色んな競馬パターンを考えに考えた上で乗る戦略型の騎手。何か特定の重要命題に絞る時もあるけれど、それは他の命題も一通り考えた上での事。頭が回る上に手腕が高くて騎乗において色んな能力を発揮できる武豊の個性が、このレースのウオッカにとっては仇となりそう。そしてそういうレース戦略の多彩さ、その中での命題選択の正確さが馬との折り合いと並んで武豊がこれまでたくさん勝って来れた最大の武器。だから人間の習慣としてそれらをここでも活かそうとしてくる。が、非常にシンプルな競馬を最初から最後まで完遂しないと能力全開できないウオッカにとっては、好ましくない要因。_____________________________天皇賞の最終更新は一応本日中の予定です。明日は試合で多分現地ではまともな更新はできないので。【土曜福島メイン】アウトクラトールの単を保険にして,トーホウヘレンとミキノモナコの単,馬連3頭ボックス。この枠順だとリンリンリンとインプルーヴは良くて3番手から,その位置から相手を潰す強さはない馬なので無理。ハードランナーは常に怠けて追走する馬なので,小回り1150ではスピードが足りないし差し脚が届く時間と距離がないので無理。
2008.10.31
現役馬で大きな好感を抱いているのはダイワスカーレットとウオッカです。この2頭のガチンコ対決を見たい、2頭が揃って能力を出し切れる条件での真剣勝負を見たいと一年前から切望していました。ダイワの休み明けという要因はついてくるものの、今回はそれに順ずる設定ではないかと思います。しかしタマモクロスvsオグリキャップ、スペシャルウィークvsグラスワンダーの時のように、「この2頭で決まる、この2頭での決着以外は認めない」という気持ちでレースを見守ったり馬券を買ったりする事は多分ないと思います。一応自分の望みが叶ったと言えるレース前の条件なのに、どうしてでしょうね。エリ女への参戦ならともかく、天皇賞では実力的に一騎討ちの構図とは言い難い、他に互角かそれに近いレベルで戦える馬がいるというのが率直な判断なのでしょう。多分そちらを表現した馬券の買い方をするものと思われます。で、現状どちらかに不発の不安を抱いているかというと、ウオッカのほうです。ダイワスカーレットの故障→ウオッカの安田記念完勝→ウオッカの休養と毎日王冠・秋天のローテーション発表というスパイラルを経た時点で不安があったのはスカーレットのほうかなのですが、ここに来て印象は逆になっています。もちろんスカーレットの故障と休み明けに対しても不安はあるのですが、こちらはいざレースになってみないと露呈されるかどうか分からない不安。考える時間はまだたくさんあるし、馬の性質気質、調教の質量、調教師の特性などをメインの題材として自分に可能な範囲での推測を重ねますが、最終的には「所詮は故障明けの競馬なんて走ってみなきゃ分からない、全く問題ないかもしれないし、大きな問題になるかもしれない」という結論で決定です。重い印を打つにしろ軽視するにしろ、逆の目が出る可能性も認識し、腹も括っているでしょう。対してウオッカに対する不安は、レースをやる前からかなり高い確率で発生すると自分なりに感じられるもの。それは明日以後の更新にてお話しますが、一つ要因を挙げておくと、武豊とウオッカがウマが合わないと思われるところかな。近代の名馬で武豊とコンビを組んだ時に全く活躍の予感がしなかったという点で強く印象に残っているのはナリタブライアン、ジャングルポケット、メイショウサムソンの3頭。サムソンには一年前にそれを覆されたものの、先の2頭に関してはその予感が完璧に的中した。まあ武豊の乗り方や調子云々ではなく、コンビを組んだ時点で馬のほうに上がり目が全く無かったというのが大きいんですけど。オグリキャップは全く合わないと思ったら、これは結果的に非常に合ったという(むしろ合わないのは前任者)。まあ運命というのも大きかったのでしょう。ウマが合わないという表現の感覚的な部分ではなく言葉で説明できる詳細については、レースまでにレース全体や他の人馬と絡めてお話します。というか、更新全体の大半はウオッカ絡みの話になりそう(笑)。この2頭は冒頭でお話したように現役馬で好感を抱く双璧ですが、毎日王冠の時に私はダイワのほうが好きなんだなと確信しました。ウオッカが強い勝ち方をした時に晴れやかな気分になるのは私も多くの人達と一緒なのですが、毎日王冠でウオッカが負けても悔しくなかったんですよね。2着はともかく勝ち切るかどうかは隙もあるだろうという思考を持っていたせいもあるとは思うのですが、感情として負の何かが全く出てこなかった。でもダイワスカーレットだったら理由の如何を問わず「負けるな」と思ったに違いないし、負けた時に苦々しさが込み上げてくると思います。________________________ここまでは枠順発表前に書き上げていました。で,枠順を見て「あ~あ」という感じ。勝負の前にあまり大きな事は言いたくないし,私は割とその辺に関しては慎重ですが,あまりに目論見どおりで笑いが止まらなくなりました(^^;思わず笑みがこぼれた人,正直に手を挙げて(笑)
2008.10.30
◆過去5年の秋天の成績03年。◎エイシンプレストン ○ツルマルボーイ △テンザンセイザ他◎○からの3連複でハズレ。04年。◎ローエングリン ○ゼンノロブロイ △ナリタセンチュリー他◎○のワイドと△への3複でハズレ。05年。◎サンライズペガサス ○スイープトウショウ◎○の単と馬連でハズレ。06年。◎ダイワメジャー ○ハットトリック ▲スウィフトカレント △ダンスインザムード他◎の複を保険にして◎からの馬連と2着付け馬単、3着付け3単で的中。07年。◎ダイワメジャー ○アドマイヤムーン馬券の組み方は忘れたけど、ハズレ。◆思い出のレース初めて何かしらを意識して競馬を見始めたレースであるミスターシービーの84年、タマモvsオグリの芦毛対決の88年、豪華メンバーの100回記念レースである89年の三つですね。ホント、毎年同じ事書いてますので、内容は省略。馬券的には一騎討ちだけどこっちのほうが強いと確信して単1点勝負だった97年、人気サイドだけど○◎で大きく獲った00年もそれなりに稼いでいますが、やはり一昨年に尽きるでしょう。長い事ここの更新やってはいるものの「これはそこそこの仕事したな」と思えるエントリーはなかなかなくて困ってるんですが、この時の予想シリーズは珍しくそれに該当するものでした。予想の基本的な部分、あるいは今年のレース予想で参考になり得る部分もあるので、再度upしておきます。自慢したいだけだろとか言うな(笑)。・その1・その2・その3払い戻し的には目論見どおり勝ち切らないほうが大きかったものの(^^;、ダイワメジャーの強さや個性に対してリスペクトなり思い入れなりを持ち始めた契機となったレースでもあります。なんせ毎日王冠の時には「心臓に悪い、もっと真面目に走れ」だったもんで(笑)。◆今年の見通しどっちを優先するかは分からないものの、「この二頭に◎○を打ちたいな」というところまではもう出来ています。ただ難しいのはその二頭が相反するというか、どちらかがどちらかに強い作用を及ぼす可能性がある、二頭揃った馬券が現実的になるかという点に関して色々と課題や考慮すべき点があるのですよね。トホホ。また二頭揃って勝負になるぞという手応えができたとしても、自信持って賭けたり勝負と言える馬券組みをするには、それ以外の有力馬にこっちが望む条件を満たしてもらわなきゃいけない。多少でも競馬を知ると、レース予想に対して求めるものが細かくなるという問題も出てくるし、それが満たされなかった時の対処も簡単ではないので困りますね(笑)。_______________今回の天皇賞は適性・実績共に高いレベルで満たしている人気馬たちによる中距離最強馬決定戦というテーマなのだけど、人気順が内容や結果に大きく作用すると見ています。3人気まで占める馬は確定していますが( 私的にはウオッカ→スカイ→スカーレットの順で人気するのではないかと予想しているし、色んな意味でそうなってほしい^^; )、1人気を背負う馬がかなり不利になりそう。この三頭はいずれも課題を持っているのだけど、それを抱えて相手を迎え撃つ競馬をしなければいけないというのはキツイですからね。
2008.10.29
アンカツは各媒体でコメントを読むのが楽しい騎手の一人なのだけど、強く印象に残っているレースのコメントとして02年の春天があります。3強に次ぐ存在だったサンライズペガサスに乗って最後方から強襲するも5着。ベストの距離でない事や1着から2馬身もない着差を考慮すれば及第点以上の騎乗と言ってもいいと私は思うのですが、彼は確か「末脚はそれなりに引き出しているけど、サンライズに対して勝ちを期待している人が見たら勝てるイメージが全く描けなかった競馬だったはず。良い騎乗ではなかった」という旨のコメントを出していました。うなずける回顧だし、自分に足りない要素は素直に足りないと認めてしまうところは、個人的に好感が持てます。状況としては富士Sの武豊も似ていると思えるのだけど、彼はアンカツと違って自己批判をしない。でもそれが悪いというわけではなく、自分の弱味は徹底して見せないというのも、プロとして立派な姿勢だと思う。ただ個人的な印象の良し悪しで言えば、私はアンカツのほうが好き。またその失敗やリカバリーをどの程度重く見たり受け止めているか推測できる事もあるから、馬券的に踏み込み易いんだよね。人間は誰しも弱味や失敗があるのだけど、それを克服するためには私はそれを曝け出してしっかりと自認した上でのほうがいいと思っています。中途半端に隠していても、その弱味はどこかで出る、しかも自分にとって肝心な時に出る事が多いんですよね。またいくら体裁よく取り繕っても自分に嘘はつけないし、心の何処かでその弱味があってそれを隠している事がここぞという時に自分に影を落とすものだから。私が星野仙一を監督としてこれからも全く評価しないのは、彼には明確な弱味とそれが出た戦績があるにも関わらず、それを認識して克服する努力をせずにとりあえずイメージ戦略で格好つけるから。だからこれからも監督を続けた時に、いざという時に非常に高い確率でこれまでと同様の失敗を犯すと認識していたからです。私は自分を良くプロデュースしようという欲求は薄いから(それはそれで問題ですがね^^;)、自分の弱味に対しては割と素直に接しているんじゃないかな。それを克服するのはすごく苦手だけど。さて、明日からは天皇賞の事について書いていきます。
2008.10.28
菊花賞は一発大きいのを狙いに行ったけどハズレ。でもG1で難しいレースというのは考えるのが面白いね。そのレースのテーマというのが必ずあるし、人馬の競馬界での位置づけや流れという大局観を使えばそれなりの組み立ては進むから。これが条件戦だと、分からないものはいくら考えても分からないという事になるんですけど。しかし当たっても外れても、いつからこんなに真剣にG1を考えるようになったんだろう。多分条件戦があまり当たらなくなったせいもあるんだろうな(^^;オウケンブルースリ。勝った事に対してはどう捉えていいのか分からない。馬が強かった、騎手が上手く立ち回ったというのは勿論あるんだろうけど。ジャングルポケットの仔が京都のG1を勝ったという事態に対しても、トニービン直仔時代とは違うんだぞと捉えていくべきなのか、あるいは20回に1回程度のアクシデント的なものと見るべきなのか。ただ次にJCを使うというのは英断だと思う。菊を勝ったとはいえ府中2400のほうが向くのは間違いないし、トニービンの庭になるから。そして自分のバイオリズムや環境がいい方向に転がる時は、実力以上の爆発を出す血統だから。今週の天皇賞を見てどう印象が変わるかは分からないものの、現時点で府中2400ならディープスカイとオウケンはほぼ五分と見ています。ただその場での血統的な覚醒の可能性やオッズを考慮したらオウケンのほうを取りたい。JCの面子がどんな構成になるかは分からないけど、ディープスカイに重い印を打たざるを得ないと思えば、オウケンの◎もあり得るかな。フローテーション。突如3000mの特殊条件で激走する馬を探し出すのがこっちのテーマでもあったけど、この馬をピックアップするのは無理。萩Sを見た時点で堅実だけどパンチ力は欠ける馬という印象が強くあったので。スペシャルウィークがダンス同様に地雷血統というのは重々承知しているのだけどね。なかなか仲良くなるのが難しい連中だ事。上がりでは勝ち馬を上回ったとはいえ、1人気で外を捲った勝ち馬に対しこっちは負けてもともとのイン強襲。一時詰まった事を考慮しても、能力査定や結果判定においては勝ち馬とは大きな差がある。また捨て身の戦法と特殊条件での覚醒による走りなので、この走りを狙って再度やれる可能性はごく小さい、人気になったらあっさり飛ぶタイプの馬。ナムラクレセント。距離延長やスローの展開への変更というのはペースが緩むのでテンが遅い馬でも前に行ける余地が出るという特性もあるのだけど、それを上手く生かして先行。そこで得たリズムが最後まで上手く継続できての健闘という印象。同時に決め脚での入着ではなく、末脚の鋭さにはやはり欠ける。2400くらいまでの普通の距離、綺麗な馬場や長い直線などで決め脚を問われるレースになったら評価を下げたい。スマートギア。騎手の手腕がものを言って上手く捌いてきたけど伸び切れず。やはり兄同様の真性中距離馬。マイネルチャールズ。競馬場も距離もベストの環境からほど遠いにしてはよく頑張っている。闘争心に関しては一定以上の評価ができる馬。大好きな中山に替わってA級レースでなければ馬券になるけど、異世代混合戦になると勝ち切るまではどうか。また気持ちで走る馬であり、それはいつまでも継続するものではなく、マイネルの馬は早仕上がり。どこでその闘争心が失せるかだけは警戒の必要あり。スマイルジャック。1800~2000で自在性を活かして健闘する馬。昨日の負けはもちろんの事、ダービーの2着も忘れたほうがいい。逆にマイルだとスピードが足りないでしょう。「能力」というのは高い確率と頻度で出せてこそそう認識できるもので、たまにしか見せられないものは「事例」、そんな事もありましたねというもの。
2008.10.27
最近日曜は一週間の疲れがどっと出て、朝寝坊がデフォになっているので、それをしっかり満喫するために早めの最終更新。そんな理由でいいのか(^^;土曜の馬券は富士Sだけ買ったのだけど、武豊には立腹&失望。ショウナンアルバは明らかにパワーに裏付けされたスピードを持続させる事で強味を発揮する馬、力を抜いた状態から力を入れる状態への急なシフトができない馬なのに、それを最後方まで引っ張った。折り合いが最重要命題ではあったと思うのだけど、これに重きを置き過ぎて馬のベストスタイルの引き出し、流れやポジショニングにおける有利不利、他の人馬との駆け引きなどが全部吹っ飛んでしまっているために最初から勝負圏外という設定の騎乗。まだ馬場がいい間の府中であんなところが簡単に開く訳ないし、僅かなスペースが開いたとしても瞬時にそこを割って抜けてこれるタイプの馬じゃないんだから。多少なりとも馬の個性を掴んだ事を目標のレースで活かして好結果を出さなければ、何眠たい事やっとんねんと言われても仕方ないですな。彼の勝負勘が非常に悪いという理由も、スマートギアを買う気にならない理由の一つ。そこでしか能力を出す気にならない、真性の中距離馬だとも思うけど。≪ 印と馬券、戦略 ≫◎ダイシンプラン○ヤマニンキングリー▲ダイワワイルドボア△オウケンブルースリ×アグネススターチ、ミッキーチアフル馬券は▲×の単を保険にして、◎○の単と6頭の馬連ボックス。ただ▲△×の6点分に関しては完全に押さえ配分だし、オウケンを抜いたオッズがつく買い目はワンコインなので投資面での負担は大きくならない。◎○からのラインも、×に対しては1~2コイン。実質的に◎○-◎○▲△の5点と、▲△の目の合計6点のみがそれなりの負担を求められるところ。単勝も馬連も大した負担がなくて押さえられるところは徹底的に押さえる、その上で期待したい穴に大きくという戦略。基本的にはダイワ、オウケンも含めてこれまで軽視と書いてきた馬に対する見解は変わっていません。だから勝つ可能性の低いと思われる人気馬全部消して、臭いと思われる人気薄の単で勝負というのが第一のポイント。ただ儲けを期待したくなる穴馬は結果的に◎○の2頭だけで、他のそれで欲を出す気にはならなかった。また軽視している人気馬たちにも、こっちの指摘ポイントやマイナス材料を覆してくる可能性も考慮したい。だからオッズや買い目のバランスなどの状況が許せば( ◎○-▲の馬連でも確か70倍以上、仮に500円でも買っておけば少なくない利益になるし、▲が当初の目論見どおりぶっ飛んでくれても痛くない出費 )、軽視した馬の中でリカバリーしてくる奥行きがありそうな方から優先的に1~2頭は印を付けてもいいとも判断しました。≪ 消し馬 ≫マイネル、スマイルに関しては昨日のエントリーと変わらず。ここでは人気薄の馬たちの一部について言及。「 特殊条件の京都3000mになって能力を発揮する、これまでは隠されていたものを発揮する意外性がある馬を見つける 」のがこちらのコンセプトなのだけど、フローテーション、ノットアローン、メイショウ、シゲル、ホワイトは真面目なタイプだと思う。ナムラ、ドットはパワーが出過ぎていて京都の軽い芝の長い直線で最後の伸び比べで劣りそう。特にナムラは頭が高くて走行中の体の動きに伸びがなく、前に推進大きく推進しない。ベンチャーは騎手が関東所属で、松岡や北村以下。マイネルチャールズは闘争心が出過ぎるのが長所でもあり短所。中山だとそれが顕著になるのだけど、それが中山に適性があり過ぎる事の証明。あの闘争心を長丁場の京都3000で発揮したら消耗してアウト、発揮できなければ能力そのものを出せずにアウト。要は馬とレースの性質があまりにマッチしてない。≪ 印を付けた馬たちの説明 ≫菊花賞を勝つ可能性のある穴馬としてピックアップしたのが上記の◎○×の4頭だったのだけど、多少の検討を重ねて差別化。自分なりに可能性が高いと思われたほうを◎○に、こっちはダメというほうを×で押さえまでに。アグネススターチ。赤木の関西での人気薄での逃げは脅威なのでマークしたのだけど、菊花賞の逃げ切り勝ちは特殊中の特殊。またこの馬は明らかにパワー馬で、スタミナ馬ではない。2500は持っても3000は持たない。ダート傾向の強いバブル産駒というのも、重そうな筋肉の付き方とパワー型という判断と、道悪のプリンシパルと前走を粘った事の裏づけかと。ミッキーチアフル。相手を交わす根性と追い比べの脚はないので、アグネスにハナを譲ったらアウト。もし譲らなくても菊花賞の逃げ切りという特殊結果を出せるとは思えないし、逃げてあまり粘れなかった前走で逃げの競馬に対する上限が見えた。この2頭、もしかしたら直線入り口、あるいは残り200までは頑張って見せ場をつくるかもしれない。でも残りの直線は長いよ、残り200は長いよという結果になりそうな気がする。4角をいいところで後ろに多少の差を付けて回ってくるかもしれないという点を評価し過ぎてはいけないと判断。また勝つ可能性も負ける可能性も、とにかく前の競馬で受け止めたがる松岡がいる事もあって、先行して押し切る事しかできない馬には相当の邪魔が入りそうだし。となるとここはやはり差し馬のほう、先行馬に対しては大逃げそのまんまという特殊展開になった時のために抑えればいい。んじゃ評価した2頭のほうを。まずさんざん語ってきた関東の人馬が苦戦するという前提、メリットのほうを強く持っていると思われた存在だという事。今年のG1で関東馬の勝ちは先週の一頭だけ、そういう体たらくの状況で関東馬が次も持っていく可能性は低いし、ましてや菊花賞なら尚更。ダイシン、ヤマニン共に関西馬、片方は名門厩舎で勝負師アンカツ騎乗で名門厩舎。もう片方は騎手は関東だけど、京都の長距離を知り尽くした人が調教師でバックアップできる状況にある。その騎手も昨年のこのレースを1人気で走ってる。レース前に背負ったものもレース後に受け止めたものも大きいため、ただの一戦以上の経験になっているはず。それがプレッシャーのない立場で活きると思う。ダイシンプラン。血統は長距離ではないけど、一言でナリタトップロードに似ているというのが私的には大きい。栗毛の脚長の馬体で、長い脚をしゃくるようにして繰り出す大きなフットワーク。その為に一瞬の加速はできないし、タイトなコーナーを回るのも上手くない。トップロードだって決して器用な馬じゃなかった。同時に広い環境で長い距離を走っても、大きくバテるという資質は持っていない。異なる点はまず能力。当然トップロードのほうが高い。でも能力全体において、まだ見せていないポテンシャルがあるという点ではダイシンプランのほうが上だと思う。そして渡辺ならともかく、アンカツならその隠されていたポテンシャルをここ一番で引き出せる手腕がある。前走でこれまでとは異なってスムーズに前目に付けられて逃げ馬をきっちり捉えたように、この馬の走りのバランスがいい方に変わってきた転換期。また大きなストライドを活かせるよう、馬場がしっかり乾いたと運も向いてきた。17番枠についてはもう目を瞑る。短距離血統という傾向があろうが何だろうが、まず自分の眼で見て判断するというのがやはり第一だし、先週のブラックエンブレムに対する扱いもそうだけど自分なりの手応えを掴めた場合には、それが傾向や常識から外れるとしても結果が出る可能性は一定以上あるので。それが自分なりの能力・実績・確率を考慮した上での私の対処です。≪ おまけ ≫私は昨年の菊花賞をきれいに獲っているし、先週も勝ち馬を◎で獲っています。でもこの2レースはオッズや配当はともかくとして、ある程度現実として見えていたものをメインとして捉えて対処した予想。でも今回はほとんど見えていなかったものを何とかして結論として出さなきゃいけない、極端を言えば洞察力のみに頼って行う予想のレースだと思っています。私なりのそれを展開してみました。あと過去のレースの検証をしていて( 久々に時間を少し使ってやった^^; )、距離は違えど菊花賞と同じ京都外回りで行われたきさらぎ賞が、とても大切なヒントになる気がしたんですよね。勝ち馬はここにはいない、スマイルジャックは枠に恵まれたと同時に自在性に頼って何とか二着に来たものの、脚色、すなわち基本的脚力は勝ち馬や他の入着馬に劣るのがはっきり見えた。ナムラクレセントは自分なりに伸びているけど前への推進力が相対的に足りなさ過ぎる。あの頃の外伸び傾向を考慮しても評価は大きく下がる。となると注意すべきはエンジンの掛かりが遅くなって、距離が足りないような遅れ方をしたヤマニンとダイシンの2騎。~~~~~~東京メイン。人気馬で一番危ないのはダンスアジョイ。左周りは確実に伸びるけどトップスピードは決して高くなく時間と距離を使って差を詰める馬。1800でこの斤量ではレースのスピードに自分のスピードが追い付かない。またダンスは自分の弱味をリカバリーするのが苦手な血統。他の東京向きの2頭の人気馬が揃って崩れる可能性は低い。ここの単を保険にして、叩いてベストの距離に短縮したサケダイスキへの馬連二点。
2008.10.25
私的に危険な人気馬たちの寸評。仕事と練習に熱中して時間がなくなったので、今日は手短に(^^;オウケンブルースリ。言うまでもない事だけど、トニービン系モロ出しのレース振りとその血統的弱点。ジャングルポケットには小回りを先行して抜け出す馬も少なからずいるけど、やはり重賞級は父を含めたトニービン系どおりに広いコースの決め手比べ、後方から長い脚を使って差す馬が多い。この馬もそこに該当。しかしトニービンの正統派は2400は強くても3000m超のステイヤー戦には弱い、また右回りの他頭数混戦を捌くのは極端に苦手。特に京都と中山は鬼門。菊花賞は「どれだけ速い末脚を発揮できるか」を問われるレースではなく、「末脚を残せるスタミナ」と「末脚を発揮できる位置取り」が重要なレース。過去20数年で、明らかに後方という位置取りから突き抜けたのはソングオブウィンドとアクシデントで前が詰まったダンスインザダークのみ。母父にスピード特化のシルヴァーデピュティが入っているけど、これが入っているおかげで斬れる反面、切れてしまうのも早い馬だと思う。マイネルチャールズ。三歳春までに仕上げすぎて能力的に出がらしになっているというのがまず一つ。二つ目が中山に適性があり過ぎて、他の競馬場では一枚落ちのパフォーマンスしか発揮できないように思われる事。この点は昨年の松岡騎乗のサンツェッペリンと被る。スピードも足りないけどスタミナも足りないというのも、サンと同類項。またこの馬は個人的には札幌記念を叩いて得意の中山のセントライト記念を全力で獲りに来たように思える。ダイワワイルドボア。諸事情で馬券は買わなかったものの、その性質と中山適性を見越してセントライト記念は◎で単複想定の予想。レベルが高くなると能力を出す底力タイプという見方は合っているだろうけど、しかしセントライトを勝った上で菊花賞も勝つほどの底力があるかというとちょっと疑問。セントライトを人気薄で勝つというのが、この馬にとってふさわしい意外性の証であるような気がする。菊花賞を勝つ事で意外性を発揮するなら、セントライトは2-3着のほうが良かった。スマイルジャック。タニノギムレットの上級馬の中では、珍しく底力型・不器用タイプではなく良くも悪くもまとまった馬。自分のエリアでは堅実に仕事をするけど、そこから外れるとしっかり負けてくれる堅実型。確かにダービーで意外性を発揮し、また頑張って穴を開けたのだけど、本来まとまっているこの馬があそこで意外性を発揮したなら、それ以上のものを菊花賞で出してくるとは思えない。本来が真面目でしっかり走る馬だけに、ダービーで見せた意外性と奥行きがこの馬の限界を晒したような気がする。______________終日忙しくてまだオッズも見ていないし,馬券買う余裕もないかもしれないけど,携帯いじる暇があったら先週に引き続きウォー産駒で儲けてみようかと。京都のキングスエンブレム,府中のショウナンアルバ。ウォー産駒は基本的に良馬場向きのスピード馬。自身が繊細で非力な性質なのに中山の雨馬場の他頭数混戦で先行して一定以上踏ん張ったキングスは食わせ物が多い面子の条件戦で綺麗な京都の馬場に変われば堅実に走ってくるはず。ショウナンアルバは完全マイラー。かん症とパワーを持て余して走るから長距離が合う訳ない。走りたくて仕方ない気性なので休み明けはエンジン全開,やっと自分の好きなリズムで走らせてもらえるマイル戦で騎手が武豊なら色んなものが全て折り合う。東京向きの決め手がないキリシマ、基本的に重賞ではわワンパンチ足りないサイレント、速い脚が短くしか使えなくなって府中が向かずスケールダウンのため他頭数混戦が向かないマルカより上。エイシンはちょっと判らない。この馬はキャラクターが不明。
2008.10.24
今回の予想はやはり危ない人気馬を消す事が私的なポイントであり、更新内容のメインにもなると思います。どうして評価を下げるかという根拠を強くするためにレースの最も基本的な部分から書いていきます。基本は大事とよく聞くけど、それを行動や作業としてできているケースや人というのは思いのほか少なくてね。その物事における基本を思い起こす、実行してみる事が絶大なメリットになる事は少なからずあるのだけど、このレースはそこに該当する、同時にマスコミ関係者からファンまで、その基本を忘れてミスをする人は多そうな感が強くあるので。またマスコミの報道は「紙面の作り易さ」が第一の見解なので、その基本を抑えていたとしても載せるのは目や印象に映らない程度のものだから。基本その1 特殊な施行条件向こう上面の上り、3角からの下り、その下りが続く4角と直線入り口、直線やその入り口でのコースの獲り方で結果が大きく左右されるなど、コースそのものがトリッキーな京都外回り。また数少ない3000m超の距離、スタートしてすぐのコーナーなど、非常に特殊性の強いレースです。乗る側はもちろん馬券を買う側もそれを考慮してなければ話が進まない。抜けて強い馬がいて、それが勝つような時代ならともかく。だからとにかくその特殊性を理解している、経験しているか否かが大きな違いになる。特に混戦やここ一番という状況だと、その違いが内容と結果にとにかく強く作用する。競馬に限らず、どんなものでも。昨日の巨人-中日戦もそうでしょ。主力選手の力量・チーム全体の戦力の大きさで勝るのは巨人。その差がペナントの成績とゲーム差にも表れている。しかし中日のほうが、ポストシーズンでの試合をする事、勝つ事に慣れている。そこの慣れの部分で落ちる巨人やその選手たちはここ一番の短期決戦で必然的にプレッシャーを感じ、シーズン中に示した能力や勢いはリセットされてしまった。それが4-3という僅差競り負けの最大の要因。シーズンとは比較にならないほど1ゲームの勝ち負け、1点、1プレイの重みが増すポストシーズンという特殊条件に対応し切れなかったゆえの負け。昨日の試合に限って言えば、そこで見せた能力の違いというのは点差以上に大きい。だから昨日のエントリーで示したように、乗る人が関東主戦、大きいところで活躍するのも関東、どちらかというと長距離よりも短中距離、という設定は覆すのが苦しいものなんじゃないのという見方をしています。基本その2 関東の人馬が苦戦必至のレース当たり前だけど、上記の基本その1とリンクする内容。関東の競馬場にもトリッキーな部分はもちろんあって、それがアンカツが中山の重賞を勝てない、ちょっと前まで岩田が東京が苦手という形でも出ていました。しかし力で基本的に落ちる関東の人馬が関西の競馬場のトリッキーな部分と経験値の不足を克服するほうが、その逆のパターンの克服よりも私は難しいと思います。関西圏で行われるG1の中で、2歳のそれを別とすれば特に関東の人馬が苦戦している感があるのは桜花賞、天皇賞・春、そして菊花賞の三つ。あくまで私の印象であって、データとして統計して分析するとどうなるか分からない。ただ観戦していて、「関東の人馬が持つ力が、関西陣の力以外の要因に苦しめられている感が強い代表的レース」という印象があります。桜花賞はメジロラモーヌが制して以降、勝った関東馬はダンスインザムード、キストゥへヴンのみ。春天のここ約10年の関東馬の勝ちはサクラローレル、マンハッタンカフェ、イングランディーレ。菊花賞のここ約10年の関東馬の勝ちはセイウンスカイ、マンハッタンカフェ。グリーンベルトとあまりにも特殊なレース展開という要因を除くと、上記の勝ち馬たちの関西競馬克服の要因は以下のようになります。1.馬がとにかく強かった、結果的にすごく強い馬だった。2.長い距離を走ってもバテないスタミナ資質の持ち主の馬だった。3.関東の騎手でもその時点で超一流の力量を持ち、G1勝ちの実績や関西での騎乗経験も少なからずある。4.関西の騎手が乗った。この辺りが要因として主なところでしょうか。しかしマイネル、ダイワに乗る騎手は3と4の項目に該当しない。オウケンは関西馬だけど、内田が関東騎手としてノリや眉毛と似た資質や経験を持っているとは思えないし、現状は重賞条件関わらず人気をたくさん集めると目も当てられない。馬たちが1と2の項目に該当するというのも個人的には極めて疑問。ここまで条件が揃わないと、やはりこの人気馬たちはオッズを吸って飛んでくれる存在として扱いたくなります。明日は彼らが乗る馬たちについて、馬個体の面で見解を述べます。こちらも否定的なものばかりですが(笑)。
2008.10.23
時として主にスポーツを題材にして頑張る頑張らないの話を出していますが、仕事や家庭で頑張っている人のほうが私は立派だと思います。特殊な能力や状況の持ち主でない限り、そちらのほうが人生における重要度が大きいですから。私はそこで落伍している感があるので、せめて他の事で頑張ろうというだけ。昨日めでたく車が故障して、エンジンがいかれたとの事。おかげで一昨日支払った保険代も含めて、最近の利益が全て吹っ飛びそうな見通しです(--;こういうのは頑張った頑張らないによる自分への還元とは無関係ですな。ったく、ヤッテランネーヨ。◆過去5年の菊花賞の成績03年。◎ゼンノロブロイ。単複でハズレ。04年。◎ホオキパウェーブ ○オペラシチー △デルタブルースetc3人気を全て消して、◎~△の単勝数点買いで的中。05年。◎ディープインパクト ○以下失念。馬券はハズレ。06年。◎メイショウサムソン ○以下失念 ◎からの馬連でハズレ。07年。◎アサクサキングス ○アルナスライン ▲ロックドゥカンプ △Eダードマン他◎○△の単と◎○の馬連馬単、◎⇔○→▲の3単で的中、総獲り。どうだ参ったか(笑)。◆思い出のレース現在のアサクサ・デルタも含めて基本的には菊花賞馬は低調で「最も強い馬」という格言に足りない状況だけど、90年代後半からのグリーンベルトに頼った好走が出始める前まではダービーよりも好きなレースでした。勝ち方や存在感が鮮やかで強く記憶に残る菊花賞馬というと私的にはスーパークリーク、ダンスインザダークでしょうか。そりゃまライスやビワも強いけどね。ルドルフを見たのは次のJCからだったし、ナリタブライアンやディープインパクトが強かったのは菊に限った事ではないし。馬券的には昨年に尽きますが、まあボーナスレースでしたからね。他では99年に○◎で馬連ド本線で獲ってるくらいです。04年は馬連なり3複なりを買ってないという意味で失敗。◆今年の見通しそりゃ基本的に3歳クラッシックの競争レベルというのは高くはないのだけど、それを考慮しても酷い面子ですな。レベルだけで話をするならG1を名乗るのがおこがましいといっても過言ではない。04年や昨年は1-3人気を揃って自信もって消せたのだけど、多分今年もそうなるでしょう。馬券的対処も似てくると思う。ただ好走する馬を拾う、その対象が期待に応えてくれそうという感覚は、今年はちょっと低くなります。まだ何を拾うかまでは確定していませんけど。そういう意味では人気馬を消す、あるいは抑えるという作業も、昨年よりも慎重に行うべきと認識しています。______________________________________昨日の更新内容はるなぱーくさんとほぼ被ったのだけど、私はイメージで勝手な推測をしていただけですが、るなさんが京都外回り重賞の実績を出してくださったおかげで裏づけが取れました。予期せぬ良きフォローになってくれたので、色んな意味で助かりました(^^;
2008.10.22
G1では騎手の能力や地位が内容・結果に大きな影響を与えます。その騎手がG1を勝つのに足りる実績・能力持ち主かどうか考慮するのは当たり前なのですが、騎手のキャラとそのG1の開催条件、すなわち開催エリア・距離・人気順・枠順などを照らし合わせると評価というのはより鮮明になります。その点で菊花賞では内田、松岡、北村という人たちは、淀3000mでいい結果を出せるか、馬の個性を引き出して見せ場を作れるかという点で既に個人的には疑問符が付いています。三人共に主戦場は関東、活躍するG1もほぼ関東限定。極力消耗を抑える、何もしない事が重要命題のレースなのだけど、内田と松岡の持ち味は人よりも先に動く、あるいは人よりも大きく馬を動かす点。北村はどちらかというと短中距離での活躍が目立つ気がする。これらは馬にも疑問符を付けている事もあり、少なくとも積極的に買うという事はしないでしょう。そういう意味でトライアルなり本番なりでお金にしたかったブラックエンブレムに岩田を配してきたというのは、こちらとしてはとても有難かったんですね。力量と現在持ち合わせている運はケチを付ける必要がないし、そして関西エリアの競馬場を熟知しているから。同時にオークスまでは松岡を乗せていたというのも、獲りたいタイトルをものにするための人員配置として的を得ていたと思います。両名への依頼について小島師の本当の意図を聞いたわけではありませんけど。長期の栗東滞在も含めて考慮すると、この陣営は秋華賞を獲る本気度がかなり高いように感じられた。労力を惜しまない、良いと思える事は少しでも実行するという姿勢の表れが、馬の個性と実力もさる事ながら秋華賞で勝負するのに値すると判断できた要因です。一言でいうと、これは「人事を尽くして天命を待つ」と表現できる事例の一つだと思います。確かに運が味方してくれた部分もあるレースですが、それは実力を持っていて更に良いと思える事を全て実行したから引き寄せられたもの。まだできる事はあるけどこの程度でいいや、運が良ければ好走できるくらいの力はあるからいいやという姿勢では、決して1着は得られなかったと思います。先にオリンピックで私的に最も感銘を受けた男子400mリレーのチームも、そういう姿勢で練習やレースに挑んだのではないかと推測しています。遺伝子的な部分による競争能力の差はどうしようもなく、まず最上の結果は得られないだろうけど、それでも自分たちがやれる事を全てやろう、自分たちの最上を目指そうと。具体的にはバトンパスという技術的な部分でのアドバンテージを強く求めたとは思いますが、自分たちの不利と劣勢を受け止めつつ全力で自分たちのリレーを突き詰めた事が、あの銅メダルにつながった、他の強豪国の脱落という運も引き寄せられた上での大健闘になったと確信しています。もし自分たちの努力や能力に甘さを見せていたら、先に自分たちが脱落していたでしょう。残念ながら私ももう「若くない」と言える歳になってしまったのですが(^^;、この歳まで生きてきて頑張った事・怠けた事も含めて自分がした事は何でも人生のどこかで必ず自分に返ってくるものなのだなという確信をできています。だから私は自分が得たい物事に関しては、仮に近くの機会で良くない結果が出たとしても、頑張っていればどこかで喜べるような結果や機会が得られるという事を忘れる事なく自分なりの努力を続けています。競馬を含めて観る側になった時に対象のモチベーションの高さを判別するのはそう簡単な事ではないのだけど(口先だけのやる気や格好に意味などないし)、ブラックエンブレムに関してはおぼろげながらそこに高い価値を感じられたんですね。それが本命としての評価や、勝負レースとしての金額投入において後押しされた要因です。ここの厩舎はしばらく積極的に観察するつもり。幸いまだブランド化しておらず過剰人気にならないし(笑)。ちなみに秋華賞を勝ったけど、エリ女に行くかどうか微妙という判断も個人的には高く評価しています。秋華賞やトライアルででスピード資質の高い馬、ウォーエンブレムは消耗に弱い血統というのが完全に露になったわけで、距離が伸びて何かしらの持続力を求められる京都外回り2200は違うカテゴリーになりますから。またもし大敗して何かしらのダメージや悪循環を負った時に、そこから立ち直らせるのが簡単ではない血統と馬に思えますし。いい流れで終わったところで一区切り、次のシーズンに挑むのがベストかなと思います。
2008.10.21
金曜段階で38度以上の熱があり、それを練習でかく汗で落とそうとして却って反動が出ました。前回はそれで解熱成功したんだけどなあ(^^;おかげで日曜は一日寝たきり競馬を堪能できましたよ、はい。◆馬券総括日曜の勝負馬券はブラックの単複で、めでたく的中。登録段階で良馬場と内枠の両方が満たされれば◎を打つつもりでした。払い戻しが自分の想定よりも多かったので確認してみると、ド人気薄が3着に来ていたおかげで複勝がほぼ上限での配当に。勝負レースの複勝に関しては、06年東京新聞杯を超えて過去最高配当。あの時はよりによって他2頭が1-2人気だったのでね(^^;できたら馬連・馬単まで当てたかったけど、それは致し方なし。勝負馬券が単複だから外れても差し支えないし、同時にこっちの配当効率を良くするためにバラバラとは買ってないのだから。府中牝馬に関しては結局買いに出るための積極的な要因が見つからなかったので、お気に入り馬アルコセニョーラの単複だけ小額で購入して応援。たまにはこういうのもいいもんだ。ブルーメンはヴィクトリアマイルで◎打って勝負した身としてはG3のここなら同様の評価をしたかったけど、スローでもマイルが限界と見えたのがヴィクトリアだったし、折り合いや距離により大きな課題を残す1800外枠ではね。結果的には来たしおいしいオッズと言えなくもないけど、自信持っては買えないのでこれもまた致し方なし。天王山特別に関しては数年前からの呪いが除去されない模様(笑)。◆秋華賞ブラックエンブレム。内枠良馬場向きの癇症の強いスピード馬という評価は正解。外枠で道中でロスする体力気力の消耗に耐えられない馬。よほど相手が弱くない限り、前や内にいる馬を潰すという強さも持っていない。ただ私的には一瞬の反応・追ってからの鋭さよりもスピードの持続力に適性があると思っていました。だからレースを見ていて私個人が欲しかったポジションよりも一頭分後ろだったので不安があったし、また直線を向いてからゴールまでの反応や伸び脚の鋭さにも驚いた次第。この馬や関係者については他にまだ書くことがあるけど、それは明日以降。ムードインディゴ。ブラックはこっちの想定よりも一頭分後ろのポジション、前に一頭邪魔がいると思っていたのだけど、能力・騎乗・運でそれを覆して勝利。結果的に「前に一頭邪魔が」というのが堪えて、よりによってそれが勝ち馬だったという不運があったのが本馬。昨今はエンジンの掛かりの遅い馬というのは本当に活躍の場が狭くなっているのだけど、今回その弱味が出たのがトール・リトル・マイネル・メイショウなど。ムードもそういう弱味を確実に持っているのに(ダンス産駒だし、春は十分ズブかった)あれだけ勝負どころからのコントロールが効いてまた反応も良いというのは、よほど状態が良いか本格化したかのどちらか。しかし福永は牝馬のほうが冴えた、あるいは凄味のある騎乗を見せる事が多いよう。先述したようにエンジンの掛かりの良くない馬は活躍の場が狭い、今回もまず届かないと思っていました。特にそういう馬に期待してそれに応えたり、しっかりと狙いを定めてお金にするのは至難の業で、人気が無ければ△を打つのがやっとというのが私の見立てなのですが、そういう意味ではこのタイプの差し馬で一番人気がなかったこの馬は拾っても良かったかなという気がしないでもないです。勝負馬券はあくまでブラックの単複だから見逃しても痛くないけど、突き詰めて予想をするのならね。オディール。折り合いが難しくなってきているので、前に馬を置けない外枠が堪えた。そこは完全にこっちの予想ミス。トールポピー。叩いての変わり身を期待するのに、東京2400のオッズが10倍に近く、京都内回り2000のオッズが3.5倍というのは一言で取り扱いミスと言われても仕方ない。トニービンなんだから。今回は一言で「消し」で済ませた馬だけど、次がエリ女ならどちらかというと「買い」になるかな。距離適性、エンジンが掛かる可能性、調教師のリカバリー意思の全てが上向きになるから。ただ外周りで先の各要因のプラスがあるとはいえ、「トニービンの京都G1」という宿命的課題があるのは事実。血統発展の初期ならベガ・ノースフライトが克服してはいますけど。またこの馬はトニービンの京都の特性に対する課題だけではなく、この血統独特のもう一つの課題を克服しなきゃいけない。それはトールがエリ女に出て、その課題の重要性が問われるなと思ったら書きます。あるいは更新のネタがなくなったら(^^;。リトルアマポーラ。後方から上がり最速をマークしてもうちょっといいポジションが取れればと思わせる競馬だけど、いいポジションを取れない、無理して取ると速い上がりが使えないのがこの馬だから。またペースとポジション関係なく、広いコースでないとエンジンがしっかりと掛からない。エアパスカル。距離が長い。相手にもよるけど、重賞以上ならスローでも1800が限界か。______________________追記。池添は1人気でG1を勝つ騎手じゃない。予想段階でトールを買う気にならなかった理由の一つでもあり、レースの後付でも十分納得できる要因。勝ち馬候補はレジネッタ、オディール、ブラックエンブレムの三頭に絞られると最終的に踏んだのだけど、最も斬れる脚があってかつ堅実性のあるレジネッタに十分対抗できる、ブラックの勝ち目が高いと見た理由に小牧が秋シーズンになって春ほどの運があるかどうか疑問に感じられたから。実力プラス運の部分で岩田が小牧より下という事はないしね。今週の菊花賞も有力と目されている馬に乗るけど、どうでしょうかね。やっぱり春と秋は別のシーズンとして流れを考えたほうがいいと思う。
2008.10.20
激しく体調不良なので簡単に。秋華賞。オディール、レジネッタの単を保険にしてブラックエンブレムの単複と馬連二点。ブラックはウォー産駒の中で一番G1向きのスタミナ、底力、変わり身がある。また内枠でスピードを生かす、爆発力を溜めるタイプ。相手は切れる脚を持った2頭。トール、ムードなどエンジンの掛りが遅いタイプは届かないとみた。京都最終は叩いたアポインテッドが本来の速さで押し切ると思う。
2008.10.19
【土曜東京メイン】◎オペラブラーボ○コスモプラチナ▲ダイレクトキャッチ◎は本格化したオペラハウスで昇級しても即通用。兄同様基本的に真面目なので,昇級やレースを嫌がる事が無い。左回りのほうが得意な事もあり,素直に本命。評価を下げて面白いのはトウショウシロッコとマイネルキッツ。トウショウは勝ち切れないけど相手なりに走る,強い相手に食い下がって着を取る馬。重賞での入着連続は立派だけど,OP特別になればそれに合わせてしまって前走同様の力を自力で出せないタイプの馬。掛かる気性もそれに基づいたものであり,相手が強くてペースが厳しければそれに精神が引っ張られるけど,相手が強くなくてペースが遅いとそれに合わせて自分をコントロールするのに苦労する。折り合い,道中での捌き,エンジンの掛かり全てに課題が出てくる。マイネルキッツは以外に1800で強く2000でもたつく。初ブリンカー着用で圧勝したのが1800,後に同距離を圧勝するマイネルポライトを千切ったのが1800。また外枠ではなく,内割り競馬のほうが強い競馬をして,外枠だといい脚を使うけど物理的に届かずというシーンがままある。レイアウト的に不利な府中2000の外枠に加えて得意とは言えない競馬パターンになると,人気では評価を下げたほうが面白い。アドマイヤメインはやめる気性の矯正のために差し競馬をまたしてくるはず。しかしこの馬はゴーサインを出してからの反応と斬れはないので,基本的に差しは向かない。ヨイチサウスは基本的に休み明けは走らないし,道悪・時計の掛かるバイアスで先行して強い馬。となると先行馬で面白いのは新潟記念で差しに回っても闘争心が持続したコスモ,差し馬で面白いのは一瞬の反応はないけど外外を回って長く脚を使うダイレクト。馬券は◎の単を保険にして,◎からの馬連2点。【土曜京都9R】◎ランスロットル○ダノンムロー◎の休み明けは明らかに距離が長かったゆえの失速。能力的には敗戦はノーカウント。大型馬の休み明けだけど,ファルブラウはヨーロッパステイヤーにしてはかん症が強く休み明けでも走る。また母がゴールデンカラーズなら気性のオンオフの切り替えが早いほうだと思う。ケイアイの前走は雨の関係で外にいれば高い確率で入着できた馬場での競馬。馬主が持つ馬たちのキャラのまとまりは結構あるのだけど( ダイワなら真面目な先行馬,トウカイならずぶいステイヤーなどなど ),ケイアイの馬は総じてスピード重視・追っての伸びはなし,単騎か揉まれない競馬なら押し切るけどタフな競馬になったら失速。他頭数の内枠で包まれたら競馬を投げ出す危惧が高い。ストリートスタイルは完全に1200の馬。いくら京都1400が1200の資質に近いといってもコントロールが難しいし末脚が持続するかどうか分からない。ルミナスハーバーは三歳春以降は本来のスピードを失った感。同時に決め手がない馬でもある。タキオン産駒は一度壊れるとなかなか立ち直りが難しい。パワー不足のラベに多頭数の大外枠から長い直線で脚を伸ばし切る脚力はない。となると怖いのは短距離の差し馬としてはややズブく1200では追走に苦労してエンジンが掛からない事が多いダノンムローの距離延長での爆発。馬券は◎の単複と◎○の馬連・馬単,1-3着軸3単。
2008.10.18
それぞれにとって「よく頑張った」と自認できる仕事のあり方というのは結構難しいものです。いい結果を出すのが難しくないところでそれを設定しても、自分の能力や可能性を低いところで見積もっている事になってしまう。かといってよく頑張ったと言える事が全くないのでは恥ずかしい。春のトールポピーとウオッカの立て直しは、角居厩舎にとって馬のケアという意味では最高レベルの仕事ではないかと私は推測しています。が、今回の秋華賞でトールを買う気にはあまりなれません。オークスが馬の何かを削り取られた状態からの立て直しだとすれば、今回は削り足りなかった状態からの立て直しだと思います。今回のほうが仕事のレベルとしては簡単じゃないかとは認識していますが、それでも扱いが困る牝馬のガラリ一変というのが難しい事には変わりはない。また春に実績を出しているからこそ、確率的に今度は不発になるんじゃないかという予感がする。トニービン系が苦手な小回り他頭数の京都内回りという条件でもあり、仕事を成した上でレースでも結果を出すというスパイラルには入り込めないんじゃないか、という見通しです。ウオッカがダービー制覇の後に宝塚に挑んだ時、「歴史的に異端になるほどの偉業というのはごく小さい回数と可能性であるからこそ偉業。チャレンジ精神そのものは評価するけど、結果を出すという意味では二回目のそれは苦杯をなめるはず」という見通しを立てていました。感覚としてはその時と似ているでしょうか。
2008.10.17
◆過去5年の成績03年。◎レンドフェリーチェ。単複でハズレ。04年。◎スイープトウショウ ○ダンスインザムード。馬単1点でハズレ。05年。◎ラインクラフト ○エアメサイア △ニシノナースコール他◎→○→△の3単でハズレ。06年。◎カワカミプリンセス ○以下失念◎からの馬連で一応当たったような気がする。07年。◎ダイワスカーレット ○ベッラレイア △ウオッカ、レインダンス、ロープデコルテ馬券は購入せず。◆思い出のレース穴レースのイメージが強かったものの、99-00年のグダグダぶりを除けばかなりレベルの高いレースが展開されていたり勝ち馬が強かったりするのですよね。馬券的にどうこうという年はないのかな。99年に◎クロックワークで勝ち馬抜け、00年に◎をヤマカツか某フジキセキ産駒か迷って二者択一に失敗した事くらいか。昨年は馬単、3単の払い戻しを見て少々後悔しました。試合しながら一日馬券買っていて、府中牝馬までで大勝確定していたから放置したのだけど、レインダンス絡みであんなにつくとは。◆今年の見通し理由はまた書くと思うけど、現時点で消しと決まっている人気馬はトールポピー。それ以上の事は未定です。府中牝馬はデアリングハートのおがけでここ二年ボーナスレース状態だったけど、今年は不在。カワカミ、ベッラに危険な匂いを感じていたので、今年もデアリングのような馬がいれば良かったのだけど、残念ながら見当たらず。
2008.10.16
南部杯はいやはやとしか言い様の無い結果。脳裏から「一番逆風に晒されているのはお前だよ」という声が聞こえた気がしたので、「ほっといてくれw」と返答しておきました。素直じゃないんでね(^^;コンゴウリキシオーは調子や生命力よりも精神が病んできたようなのでもう見放してもいいかな。単騎という武器があるので、人気がなければ△で押さえればいいだけ。ブルーコンコルドはとりあえずお見事。ワイルドワンダーはめでたくブロコレ入りの方向で。◆毎日王冠チョウサンは好調モードに入らないと行き脚がつかないし北村は外枠から策を講ずる騎手じゃない。カンパニーはガレて活力がない。とくればウオッカの逃げは予想がつきました。自分の得意カテゴリーなら行く気が増すと同時にその気に任せても心配なく乗れる馬でもあるし。また待ちの競馬しかできない馬ばかりの面子だから、ウオッカに前に行かれた時にこれを積極的に潰す競馬にはならない。スローから斬れ勝負になるのは当然で、それをやられたらウオッカに喧嘩売っても分が悪いな、というのも反抗を見送った理由のひとつ。ウオッカの斬れは超一流だけど、スーパーホーネットのそれもウオッカと五分かそれ以上。また格的にも負かされてどうこうとケチがつく相手ではない。だから逃げた事も僅差負けした事も含めて、前哨戦としては及第点だと思います。が、あくまで及第点、最低限のラインであって、万事OKではないですね。というのは対抗的存在であるダイワスカーレット、アドマイヤジュピタ、メイショウサムソン、ディープスカイなどにみんな小さくない懸念材料があって、これらを迎え撃つためには「当方は何の心配もありませんよ」というところを見せ付けた上で天皇賞を迎えたかったから。なのに二着に負けては実力的に上を行かれ得る存在がいた事の証明になるし、勢いにも乗り切れない。なのに人気を背負ってチャレンジャーを迎える立場の競馬になるから、難しい。また豊にとっても絶対に勝たなきゃいけないレースだった。ほぼ同様の条件の安田記念を岩田が完勝しているのだから自分も同様の結果を出さなきゃいけないし、前週の凱旋門賞の敗北のリベンジもするべきだった事、三浦をはじめとした新規勢力の台頭が顕著で重賞を2勝しかできていない今年の現状の流れを変えるべきところだったから。なのに2着に負けるのだから、良い悪いは別にして逆風の一言に尽きるし、前途多難ですな。スーパーホーネット。藤岡は本当に勝負強くなった。大したもんだ。が、この馬も次のレースが難しくなった。天皇賞だった場合、距離が伸びてペースが上がった時に本来の脚を使えるかというと、個人的には否定の感が強い。マイルCSだった場合、強豪外国馬やダイワ・ウオッカの参戦が無い限りは断然の1人気になる。藤岡はまだG1での実績はないし、ロドリゴは穴血統の最たるものの一つ。毎日王冠だけを勝つのと、毎日王冠とその次のG1レースの両方を勝つのとでは前者のほうが簡単なのは当たり前の話なんだけど、この馬の場合毎日王冠と比較して次のレースのオッズが大きく下がるでしょ。「 難しい課題に挑む対象を扱うのに、妙味が小さくなる 」というのは博打的に危険な兆候だからね。実際この馬は春に京王杯→安田記念において、この馬にしてはお買い得だった前者を完勝、距離が伸びて相手も強くなるのに妙味が小さくなった本番で飛ぶというスパイラルを犯した前科があるから。天皇賞ならまだ妙味はキープされるし、穴馬としての立場だから乗り方も腹を括れると思う。天皇賞からマイルCSなら、結果はどうであれいい意味でのショックがいくつか得られる。マイルCS直行だった場合に、乗り方と博打的な対処が非常に難しくなる。3着以下の馬たちは本番では来ても3着まで。トーセンとオースミがタフな要因が加わった時の3着候補かな。私的には。◆京都大賞典JCや有馬を勝つ馬は基本的に日本馬のエース格。それは京都大賞典や毎日王冠において、格の違いを見せ付けて勝つもの。いくらアンカツ相手とはいえアドマイヤモナークに封じられてそのまんまじゃ、アルナスラインはエース・主役馬には程遠い。そういう存在なら最初から付け入る隙を与えていないか、封じられた後に底力と意地で挽回してくる。ポップロックはリフレッシュはしっかり効いていたと思う。パドックからレース終盤まで、常に活気があった。なのに追ってから全く伸びないというのは、もう生命力が無い。相手と着順がどうであれ、追い出してエンジンが掛かればしっかり伸びるというのがこの馬の最大の個性だったのだから。アドマイヤジュピタは予想でも書いたとおり、競馬でのポジショニングからモチベーションのオンオフ、出来の良し悪しまで、色んな変わり身が得意な馬たと思う。2000だと本調子でもスピードが足りない気がするので重い印は打たないだろうけど、JCは今のところ◎候補筆頭。最大パフォーマンスを発揮すれば、府中2000ならスカーレット、府中2400ならアドマイヤジュピタ、中山2500はマツリダゴッホがそれぞれ最強というのが私の能力査定。
2008.10.15
今日は終日休み。最近日曜出勤が多かったので周囲が気を遣ってくれて休日にできたわけで、南部杯のためにごり押しをした訳ではありません。昔の私ならともかく(^^;で、南部杯の面子を見て、これなら久しぶりに交流重賞の馬券買ってもいいかなって。今日は名古屋まで出張です♪◎コンゴウリキシオー○ワイルドワンダー×ブルーコンコルド三連覇が掛かるブルーの評価を↓。印と投資額を大きく落として扱います。答えは簡単で、三連覇は難しい、G1の7勝目獲得は難しいという話。テイエムオペラオーは私は01年JCがベストレースで、パフォーマンスの高さで評価するなら00年よりも01年だと見ています。その考えは当時から強烈にあって、秋天とJCを連続して2着した時に出た能力衰退説に猛烈に反発したのだけど(おかげで有馬で痛い目に逢いました)、運命や時代の流れという要因も含めて考えれば衰えと言えなくもないなと今では認識しています。00年のオペラオーは王座に登って行く立場・王座を獲得する立場。逆に01年のオペラオーは獲得した王座から降りていく立場。物事や競争には何でも流れというものがありますが、旬を過ぎた者はいいプレイをしても何かしらの不運が起きて最高の結果や着順が得られないという傾向がよくあります。昨日の武豊もそこに該当するような気がしますが。オペラオーの二年間もそこの違いが大きかったのでしょうね。王者や英雄というのは活躍時には実力に加えて時や運に恵まれてこそ生まれるもの。同時にそこから転落する者は、実力があってもそれではどうにもならない逆風にみまわれてしまう形で存在感を誇示する。ブルーコンコルドも今はこの立場にあるというのが明確に認識できるんですよね。フェブラリーSは相手がいくら強いといっても、自分の庭のマイルで相手の距離適性を考慮すればあれだけ離されたというのは少し寂しい。内容からすれば、不得意な外枠で勝ち馬を負かしに行く強引な競馬をしたワイルドと良くて五分。続くかしわ記念は格下のボンネビルレコードに出し抜かれた。オペラオーと違ってパフォーマンスそのものが落ちてきている感が強く、もうG1を勝って王者に留まるのは難しい、これから王者になる馬に地位を譲る立場になっていると判断しています。だから馬券は○の単を保険にして◎の単と◎○の馬連がメイン。◎×の馬連は押さえ程度に買うだけ。コンゴウリキシオーは叩きつつ調子を上げる馬で、そこで距離短縮・広いコースのマイル戦になると一気にパフォーマンスと着順が上がる傾向が顕著。昨年のマイラーズC、今年の安田記念。また昨今は地方のダートも高速化してきているけど、その中でも盛岡は高速バイアス・スピード資質の傾向が強いところ。ユートピアが連覇しているし、グダグダだったディパインシルバーが唯一粘りを見せたのもここ。芝もダートも高速レースに強い◎にとって、環境・ローテとこれ以上ない条件が揃った。ワイルドは内枠で溜めて折り合うと伸びが増す。前にコンゴウ、外にブルーを置いて得意パターンができるし、能力の差別化が激しいメンバー構成ゆえに必然的に前に位置取りになる、後ろを気にする必要がないため、競馬をする身にも買う身にも安心感が増す。基本的にはブルー絡みの大局観が第一の予想だけど、そこの課題を克服した上でミクロの予想をしても◎○重視の馬券になります。藤田、しっかり恫喝しろよ(^^;_______________________________________ちなみにオペラオーと同じオペラハウス産駒のメイショウサムソンも全盛期を終えた元王者でしょうね。春の立ち直りとG1の連続2着でも、その辺の流れが見える。今後凱旋門賞を勝ち負けする日本馬の資質が能力・適性ともにどうあるべきかは読み切れないけど、「これから全盛期を迎える馬」を連れて行くべきというポイントだけは絶対に必要。サムソンはそこに該当する馬じゃなかったというのも、期待する気が起きなかった要因かな。
2008.10.13
8:00から一時間だけ仕事の予定が二時間になっちまった。その分の賃金は馬券で得る方向で。随時書いた分を更新していきます。【京都大賞典】◎ポップロック○アルナスライン基本的にアドマイヤを加えた三頭の勝負でしょう。格がものを言うレースだし,トーホウアランはその格に足りない。ダンスの距離延長が怖くもあるけど,鮫島ではその奥を引き出せない。相手の騎手は岩田・内田など海千山千。どうやっても及ばない。アイポッパーが主要G2を勝つべきだった年は三年前。京都適性が異様に高くとも,ピンまではどうしても足りない。上村の渾身の勝負は先週で,そこで結果を出した後に全盛期を過ぎた馬で主要レースで頭まではない。アドマイヤジュピタは色んな意味で融通性のあるテイエムオペラオーだと思っています。脚質を含めた色んなバリエーションはアドマイヤのほうがある。しかし我慢を含めた耐久性,何かを同じ状態をキープする能力はオペラオーのほうが上。生き物ってのは同じ事を繰り返すのはかなりストレスや疲れが出るものをそれに耐えられる者は強い。オペラオーの強さの本質もそこ。競馬での気持ちのオンとオフの切り替えが凄く上手な馬で,それはレース中にでも観て取れるのだけど,1レースごとの気持ちや状態の差もかなり大きな馬なのではないかな。ここはそのうちの低いほうが出ると見ています。ただしここで負けても目標であるG1になるとあっさり変わってくるでしょう。テイエムオペラオー絡みの話は明日の南部杯の見解でも出します。ポップロックは昨年のこのレースからJCまでが,凄く馬が光って見えたんですね。オーラを感じたというか,この馬全盛期に入ったなと。私は馬の出来を見る眼はないしそれで予想を作ろうとはあまり思わないけど,ウオッカとこの馬はその時々で自分なりに感じた馬の良し悪しがうまく結果に繋がる,馬券になっている馬。同時に有馬以降はその輝きが薄れたというか,ステイヤーが持つ悪い意味での重々しさが再度出てきてしまったと認識していました。それはひとえに全盛期を過ぎた,生命力が尽きて衰えが始まった者の弱みの象徴であると。しかしあの頃のポップの動きや形の悪さが生涯生命力ではなく一時的な疲れによるものだとしたら,まだ復活の余地はある。基本的には先の見解のほうを優先的に見ているけど,そうだと言い切れるほど私は自信家ではないから(笑)。すなわちここはポップを買える最後のチャンス。一時的な疲れが連敗の要因で,リフレッシュでそれが取れた可能性がある。東京2500の次に適性があるであろう,広いコースの2400m。格がものを言うレースで,格と最大パフォーマンスで見劣る馬は多くてもアドマイヤ一頭。やや人気を落としている立場での内田。私のポップへの認識が外れていた事と,そうだった場合にそれを立て直せるであろう角居スタッフの力に期待します。馬券はアルナスラインの単を保険にして,ポップロックの単と◎○の馬連,◎→○の馬単,1-3着軸3単。【毎日王冠】最低限当たるという手応えなら京都だけど,予想するという意味で面白いのはこちら。毎日王冠・秋天でローテを組むと聞いた時,「ああ,これでウオッカは少なくとも自分のリズムを崩して負ける危惧は少なくなった」と感じました。府中にマイル~中距離はウオッカの庭で,自分の庭なら強さが爆発するタイプだから。その辺りの見解は今でも変わっていません。ただ二着以内という意味なら逆らおうとは全く思わないのだけど,一着という意味なら若干隙はあるかなと感じていました。なにせ鞍上が負のスパイラルに陥っているから。前売りの単オッズを見て,一回はそのポイントを突こうかなと考えました。毎日王冠も京都大賞典同様に基本的に格がものを言うレース。その格が崩れる事もあるけれど,それは割合的に多くても4年に1回。昨年格が崩れたレースが起こって,続けてそのパターンが発生いる割合は小さいでしょう。その大局観が見送った理由の一つ。もう一つ,馬を個別に見た時に「ウオッカを倒して毎日王冠で1着を取れる,秋天の有力馬としてクローズアップされるべき馬」が見出せなかった。カンパニーは基本的に隙間レースで強く主要レースでは勝てない馬。マイラーズCは勝っているけど,毎日王冠の主要度はマイラーズCよりもワンランク上。1800では強いし,一瞬の斬れがある。スローが予測できる今回のレースで近走と同様の先行策から上がり勝負になったら有利だけど,元来東京の直線では末脚が持続しない馬。過度の期待をすると見事に裏切る個性を持っている事もあり,見送り。オースミグラスワンは休養前の鬼脚を評価されて今回人気。パンパン馬場と長い直線が揃えば,ペースに関わらず弾ける馬で,今回もその材料は揃っている。しかしこの馬,ああいう鮮やかな勝ち方をするのは主要から外れたレースでというキャラだと思うんですよね。毎日王冠でも同じような脚は使えるのかもしれないけど,そのレースを勝ち切るという意味では馬とレースの位置づけが一致しないというのが私のイメージ。ドリームパスポートの人気は一重に三浦票でしょう。この馬のほうがポップロックよりも生涯生命力が尽きている可能性が高い。若い時期に走り過ぎたダメージがあり,その後に不発に終わった数が多いから。スーパーホーネットは基本的に休み明けで走らず叩いたところで走る傾向が顕著な厩舎というのがまず一つ目の懸念。二つ目の懸念は,この馬は完全マイラーで1600ドンピシャと思える事。少なくともG1に近い位置づけのレースを走るなら( レベルの低いカテゴリーなら能力だけで適性を超える事もあります。走るカテゴリーが上になればなるほど出来る事と出来ない事がはっきりしてくる,適性が見えてきます )。そして東京ならドンピシャはマイルではなく,1400に思える。東京1400は1400向きではなく,もう少しスタミナがある馬が来るレースですから。超スローでヨーイドンならこの馬の斬れがものをいうかとも思ったけど,今回は何かが違う,悪い面が良い面を殺しそうな気がします。などなどという理由で,1着のラインで格を命題とした時にウオッカに一定以上の自信を持って喧嘩売るという戦略はパスになりました。ただし2着というラインなら格が崩れる,適性や調子といった要因が格を凌駕できる可能性が高くなる。危ない人気馬はウオッカよりも上記の馬たちである可能性が高いというのが最終判断です。馬券はウオッカから馬連で,スーパー,オースミ,カンパニーを全て押さえてトーセンキャプテンが大本線。明らかに広いコース向きの馬。それでも小回りコースで伸びていた,勝ったところが能力と走る気が充実してきた事の証明。1800だとちょっと距離が足りない,もう少し時計が掛かる馬場でスタミナを問われる面が要求されるレースのほうが良さそうという懸念はあるのだけど,自分が向くはずの長い直線の競争に替わって馬のモチベーションが一気に上がるところに期待します。今日の馬券のキーホースは全て角居厩舎。頼みますよん。_______________毎日王冠はのほうだけ各馬に対する人気も個別に書いておきます。サクラは関東圏は走らない。関西圏なら使える脚が短いという弱点をいくらか我慢できても関東は無理。キャプテンベガとアグネスとリキッドとエリモは実力不足。アドマイヤフジは体と性質が重過ぎる。休み明けでは動きが鈍るし,時計が速くて軽い東京開幕に対応するには資質が違う。トーセンならまだ許容できる範囲だけど。ハイアーも開幕週の1800に対応するには少しスピードが不足。ここで勝ち負けならマイラーズCを勝ち負けしている。得意の小回りの短い直線の重賞で完敗したフィールドは苦手の長い直線のそれになったら割引。チョウサンはチョイ負けから巻き返す事はあってもドカ負けからのガラリ一変はない馬。昨年の実績も先行競馬が可能な点も無視できる。枠連2-8を押さえで追加。サンライズが少々不気味。
2008.10.12
私が多分年間で一番得意なのは秋の東京・京都開催。速い脚を長く使えるかどうかが一番問われるから、個人的にはイメージが沸くんでしょう。ここ二年は自分で言うのもなんですが爆発的に勝ってます。今年はどうなるやら。【土曜東京10R】開幕週の東京はかなり質の高いスピードが問われ、個人としてもそれを持つ馬を探す、順位付をするようにしてます。普通ならそういう馬が先行したら止まらない一言で差し馬は不利なんだけど、不利を払拭できるのは自分で動いて前を潰せるか、直線だけでNo.1のスピードを発揮できるか。ダイシンはどちらもアウト。どちらかというと時計の掛かる馬場を差すタイプ。また松田厩舎は休み明けは走らない。◎は素直に距離短縮したスピード馬のネバァキングダム。またこの馬は気性が不安定で、気分良く走れなければ大敗する。しかし絡まれない面子、開幕週、距離短縮、折り合いの天才が揃えば。ロードは1800ベスト。負かされるならエイシンだけ。カモ人気馬がいるんで、単複勝負。追記。京都10Rはルールプロスパーで。綺麗な馬場向きのスピード馬でテンションが高く緒戦向き。使い込んだ時期に荒れて馬場混戦前掛かりのレースでの大敗は当然。シングライクは時計が掛かる差し馬場向き。スピードが足りない。アペリティフも決め手とスピードがないので開幕週のこの重量はアウト。単複とハンター、クイン、タマモへの馬連。
2008.10.11
今週は毎日王冠ですね。弥生賞と並ぶ国内最重要のG2ですが、G1以外で私が一番好きなレースでもあります。凄く印象に残っている毎日王冠は三つあります。84年、89年、98年。84年の毎日王冠は実はリアルタイムで見ていません。私が何かを意識して競馬を見始めたのは次の秋天からでしたから。しかし前年の3冠馬で稀代のスターホースであるミスターシービーの上がり33.7の豪脚やそれを抑え切ったカツラギエースの粘りの話を聞く毎にぞくぞくさせられたものだし、後日改めてのレースを映像として見直した時、評判に違わない素晴らしい迫力のあるレースだと感服しました。また府中のターフビジョンがお披露目された週であり、シービーが動いた時にスタンドから地鳴りが響いたという伝説も魅力的です。このレースから競馬を見たかったと今でも思います。89年はオグリキャップvsイナリワンvsメジロアルダン。平成最初の名勝負。オグリキャップの名勝負はどれも他の馬とは次元の違う心の昂ぶりが得られるのですが、これもその一つです。前走オールカマーでの復帰でこの秋は楽しい競馬が見られると思ったファンは多かったと思いますが、その人たちに「この秋はもの凄い競馬が見られる」と確信させたレースだったと思います。オグリと並ぶもう一人の時代の主役であった武豊は、対の番組である京都大賞典でスーパークリークに騎乗。クリークで輪乗りしながらオグリとイナリのどちらが勝つんだろう、どっちが勝ったんだろうと考えていたそうです。そしてこの時点でクリークの勝ちを確信していた事もあり、自分たちはこれから凄い競馬を体験できるんだという高揚感があったそうです。98年はスーパーホース三頭による豪華過ぎるG1前哨戦。個人的にはサイレンスが勝つだろうと思いつつ、グラスワンダーを応援していました。グラスは結果的に実力にそぐわない着順で終わりますが、4コーナーでサイレンスを捕まえにいかなかったら楽に3着以内を確保し体裁を保っていたはずで。いくらサイレンスが強くても何もせずに勝たせたら「もう少し何とかしろよ」と思ったでしょう。サイレンスとの差を少しでも詰めたエルコンドルも立派でしたが、がっぶり四つでサイレンスを負かしに行ったグラスも見事でした。しかしこのレースからもう10年が経つのですね。私にとって最も思い出深い時期は88~90年の三年間ですが、それを除けば一番競馬が面白かったのは98~99年の二年間です。98年の非常に充実したシーズンを迎えた時、自分が大事にしているシーズンからもう10年も経ったのだな、俺もかなり長い事競馬ファンやっているのだなと思いましたが、それに10年分プラスされてしまいました。歳をとるわけだ(^^;このレースは近年の競馬の名勝負の代表的存在、競馬ブーム以前を知らない比較的キャリアの浅い競馬ファンたちにとっての聖域的なレースというイメージがありましたが、そういう人達もそれを少し昔の事として、自分の事を年季を経た存在として見なすようになられたのでしょうね。競馬は私にとってスポーツ観戦という意味でも最も楽しませてくれた題材。だから当然昔のレースの事を思い出したり、人やここで語るのも大好きです。自分はすごく充実して貴重なものをたくさん得られたのだなと思っているから。「過去の事ばかり思い出していて何になるんだ?」というひねくれた考え方を持つ人もいるかと思いますが、私は「楽しく回顧もできない競馬やってて何が楽しいんだ?」という答えで一環してますから。同時にそういうものを人にも感じてほしい、自分にとって大事なそれにそれまで知らなかった人が触れた時に楽しさや喜びを抱いてくれたら嬉しいな、という気持ちを持って、私は自分にとって大事な過去のレースの話題を出しています。約10年前の充実した競馬をキャリアの浅い時点で迎えた方々も、そろそろそういう役割を持たれているのかもしれませんね。嬉しくもあり悲しくもありますが、あの頃の競馬やレースも現代ではなく伝説として認識されつつあります。それを知らない人達にそれらを魅力的に伝えられる事ができたら、一競馬ファンとして嬉しい事です。同時にそれを受ける側の立場の人達は、強い刺激やリスペクトを持てたらなと思います。過去に触れる事も勉強や予想能力の確立という意味で有意義だし、また競馬ファンを自認するならば知っておかなきゃいけない存在やエピソードというのは、やっぱりあると思うんですよ。ただのギャンブラーではなく、競馬ファンなら。______________________________そういえば11月あたまにオグリが府中でお披露目だそうですね。3年前に笠松に来た時は見に行ったけど、今回は自重。クリークとイナリまでセットなら何が何でも行くけど。名前を聞くだけで、存在しているだけで人々が幸せになれる馬だから、静かにひっそりとでいいから無事に過ごしていて欲しいと思っています。今回はそっちの気持ちを優先。でもその時間はグリチャにかじりついているでしょうね。オグリキャップは他のどんな名馬と比べても存在感が、人間に対する吸引力が桁違いに大きいのだけど、そのオグリとオグリに心を引っ張られた人達の空気を再度味わってみたいから。オグリコールは必要ないけど、当時の横断幕でも出ていたら涙腺が緩むかもしれないな。「皇帝を超えろ」とか「全ての馬の頂点へ」とか「闘駿王」とか。
2008.10.09
◆矛先阪神ファンの皆様、優勝を逃したあかつきには、はけ口は道頓堀にではなくチームのSDに向けてくださいませ。八つ当たりではなく、立派に筋の通った怒りになりますので、少なくとも本人は文句のつけようがない(笑)。◆山今日夕方ロードワーク中に狸に遭遇しました。悪かったな、田舎で(笑)。コンクリートのジャングルよりはマシ。いつものコースには野うさぎがいたりこじゅけいの親子がいたりするのは珍しくないけど狸ははじめて。野生の狸は一度だけ、練習で使っている体育館のすぐそばで練習仲間と一緒に見たことがあるけど。そっちのほうが奇遇だよ。そういえばちょっと前に有名な登山家の山野井氏がトレーニング中に山で熊に襲われて重傷を負ったというニュースがありましたね。数少ない超一流の日本人登山家として中国山岳部隊の燐隊長に認められた山野井氏ですが、今だと「登山家の恥だっ!!」と厳しいお言葉をいただく事になるのでしょうか(^^; 命に別状はないという事なので、失礼ながら茶化してみました。私は海外に出たい欲望はあまりないけど、ヒマラヤ山脈のエベレストとローツェ、カラコルム山脈のK2はできたら見てみたいもの。特にK2は山の形が抜群に綺麗だから。存在している国やその情勢を考慮すると、行くだけで命懸けだけど。
2008.10.08
凱旋門賞はリアルタイムで見なかったのだけど、その理由は非常に簡単、勝利及び健闘の期待を個人的に持てなかったから。二年前に色々と心証を害した凱旋門賞を見せられただけにその払拭をしてくれればという気持ちもあったけど、それは現実的ではないだろうとね。それとも競馬ファンのはしくれとしては見なきゃいけなかったかな。微妙なところだ(^^;期待が持てなかった理由はいくつか思い当たるのだけど、その挑戦が本気ではないように感じられた部分があるというのが一番大きいかな。エルコンドルパサー以降数頭の名馬が挑んでは惨敗しているけど、敢えて誤解を恐れずに言えば、「負担が大きくならない程度の用意で遠征して勝てれば嬉しい」くらいの姿勢も感じ取れるんですね。単純な馬の調子の問題ならステップを使うかどうかの是非は私には何とも言えないのだけど、ぶっつけが繰り返される理由のひとつに全身全霊で凱旋門を獲りに行った時に発生する様々な負担やロスを受け入れるだけの覚悟や執念が無いというのもあるような気がします。これが一ファンとしての身勝手な見解なのか、真実に近いものなのかは難しいところです。勿論私なりに1レース限定での遠征における色んな難しさも考慮はしていますが。二つ目の理由は武豊の存在。二年前の敗退直後に「この敗戦は彼が騎手・スターとしてこれ以上の領域に進めないであろう事態の象徴になるのではないか」とお話しましたが、昨今の国内でのG1・重賞での活躍の程度と併せて考えてみてもかなり現実的な指摘のようですね。彼をサムソンの鞍上に迎える時、本音だったかどうかは定かではありませんが、凱旋門賞挑戦とそれまでの彼のレースでの経験を重視した上で配置したと馬主・調教師はコメントしていたと記憶しています。しかし私は彼の凱旋門での実績など1人気を2回飛ばした程度のものしかない、それは私的にはそれまでの石橋と馬の結び付きや相互理解を超える力になるものではなく、それでも現地での実績を考慮するなら武ではなくヨーロッパの騎手を迎えれば良いと感じていました。確かに敗戦続きが糧になる事はありますが、逆に負け癖になって良い方向に行かない事もあります。武豊だって人間、請け負い切れない仕事や上手く回らない物事はあります。凱旋門賞においては手詰まり感のようなものが出てきた武豊よりは、良くも悪くも凱旋門・ヨーロッパの競馬に対する認識と経験の度合いが低くてフレッシュな状態の騎手を連れて行ったほうが、私個人は好結果をもたらすような気がします。厳しい言い方をすれば、大事を武豊だけに任せていこうとする競馬界の進め方は既に過去のものになってますよね。いい加減にそこだけは認識できない者は、関係者でもファンでもオールドタイプだと思います。
2008.10.07
日曜日の所用というのは試合でした。私はやれる事、やりたい事は可能な範疇でやるというのがポリシーで、その為に試合の時でも競馬や更新はしたいという欲求があって、大抵は実行もしています。こないだみたいな例外もありますけど。そういえばそういう例外時って、放置した予想は良好で試合はケチがついたというものばっかだな(^^;昨日は更新時間は十分あったのだけど、買いたいという馬券が一切なかったんですね(阪神最終も結局購入せず)。その為に簡易更新になったというのが本当のところです。買いたいと思う馬券があったなら、多少時間が迫っていたり試合の間の時間が短くてもそれなりに書いたでしょう。スプリンターズSも分からないレースのひとつで、1人気は消せないけど積極的に買う事もできない、2-4人気はいつどう吹っ飛ぶか分からない個性を持っているのでこれまた買うのも消すのも難儀という存在。一定以上の自信のある穴馬がいればスリープレスに◎か○打って買っても良かったけど、結局そういう存在は見つからず。道悪にでもなれば郷原かと思っていましたが。しかし中山は外伸び競馬が目立ちましたね。土日の各10R、スプリンターズSのように大して厳しいペースでなくても有利なはずの内枠先行馬があっさり潰れた、外枠外伸びの馬が複数台頭してくるレースが目立った。確かに中山開催は一区切りなのだけど、一年間の中山開催でダントツで芝の状態が良いはずの秋競馬であれだけ内が潰れたという事は、悪化する冬は2週目あたりで同様の傾向が手てきてもおかしくない。個人的にはその予兆をしておきたいと思っています。仮柵の位置変更とか、JRAの馬場管理による内外の伸びの差などもあるから、最低限の観察はしますけど。先週唯一まじめにやったのは結局土曜の中山メインだけだったのかな。結果はもちろんハズレなんだけど、ハイペースを絡まれて粘っていたのだから、馬の認識という意味では正解に近かったんでしょう。トロピカルライトのスピードの乗りと徹底先行に拘ったのを読みそこなったのが痛い(^^;ただスリーセブンスピンは確かに健闘したし充実期に入ったんだろうけど、外国産の快速血統というのはヨーロピアンと違って好調期が短い、連勝をしていても走るのに早いうちに飽きてくるような傾向があるんですよね。あの馬も買えるのは多くて後2戦かなと見ています。凱旋門賞に関しては、また後日。
2008.10.06
今日は所用なので。コメントに対するレスも帰宅してからさせて頂ければ。阪神最終のカウントオンミーの単複だけ。
2008.10.05
そういえば一昨日3○歳の誕生日を迎えました。めでたくも悲しい(笑)。以前も書いたかと思いますが,ある程度歳をとると誕生日はおめでとうと言われる日ではなく,有難うと伝える日に変わります。普通に生活していれば,自然とそういう変遷を迎えると思います。しかし全然歳をとった気がしないんだけどな。見る人から見ればもうトシなんだよね~今は年齢の数字の後ろは伏せているけど( 間違ってt-horyさんってそんなに年なんですか,という事で引かれた方がいた時に損失だから。一応のイメージ戦略w ),前の数字が4になった頃には否が応でも感じるでしょう。知っててカミングアウトした人はプライバシーの侵害で訴える方向で(笑)。【土曜中山メイン】スリーセブンスピンは前走◎で単複にぶち込み大勝。その時点では1000万が精一杯,昇級すると足りないとして見限っていたけど,予定変更。一見先行馬が揃ってペースが上がり潰し合いになる,差し馬の台頭を期待しそうだけど,中山のダートは多分相変わらず時計が速い。馬場的に先行有利ではあるだろうし,ビクトリーは休み明けはアウトだし中山だと破壊力半減。ガブリンは周囲の激流に合わせると全く走らない。ダイイチミラクルは芝ダート問わず内を割ってくる時のほうが伸びがあり堅実。グリーンアラモードはいかに中山巧者で鉄砲走るとはいえ,快速タイプでなはい馬の大外枠でロスがあるし,歳を経て休み明けでの気合が乗り辛くなるころ。となると先行馬の中でスムーズな競馬をした馬が最も有利かと。トロピカルライトはサウスポーで右回りは行きっぷりが悪い上にコーナーで全く加速が効かない。チャレンジシチーは実力の割りにやたらオッズがつくので抑えるけど,連戦の消耗が敗因で負けた前走からの連闘。多分エネルギーを残してない。スリーセブンは中山巧者だし,現在バイオリズムが上向きなのか,調教量が増えた,体が絞れて締まった,前走で出負けしても楽にハナに取り付いたように動きが良くなった( 本来はスタートが非常に良い馬で,二回続けて出負けする可能性は低い )。人間でもそうだけど,充実期・好調期に入って間もない頃は良い結果が出やすいもの。スリーの課題は昇級しての力関係。しかし準opクラスの馬が大した事が無い。ピーチドラフト,サンエムパームはスリーと共に前走を◎で単ゲッツした馬。この三頭の中で最も競争のレベルが高く,且つ中山1200を走って安定した強さを発揮できると思うのはスリー。となるとリフレッシュして悪い流れを断ち切ったと共に休み明けで走れる気性のハーベストシーズンや,穴を開けたとはいえ前走の末脚に妙にインパクトのあったウィンサウザーあたりが怖い。馬券は単複と馬連。馬連で押さえ程度に買うのはピーチ,サンエム,グリーン。しっかり儲けが出るように買うのはハーベスト,ウィン。チャレンジ。
2008.10.04
◆星野補足結局ここぞというところで頼りになるのは,その人と野球をしたら楽しい・嬉しい・いい野球のイメージが湧いてくる。この人と野球をしたい,その存在や声が力になるという野球人としての根本的な魅力や実力だという事ですよ。当たり前過ぎて忘れられていたり,建て前のように感じるかもしれないけど。星野はその部分が弱いというのが私の捉え方です。長所あるいは短所しかいない人間は存在しないのですが,名将と言える人にも欠点はあります。野村だったら金とか嫁とか(笑)。でもそういう欠点を認識しつつも,いざ野球になったらいい方に展開できるような魅力や力があったという事なんじゃないですかね。私もできたらこの人とこれをしたら楽しいと思われるような人間でありたいけど,下手なものが多すぎるね~(^^;◆渡辺西武ここに関してはデーブのコーチ就任もあってかなり厳しい評価をしていました。それが覆された時のリスクなども一応は考慮して述べた意見だったけど,反省と祝福をすると共に改めて人やものを見るというのは難しくも面白いと思いましたね。人間どんな長所があるか分からないもんです。ただそれらを感じつつも,その強さがまだ本物ではない,かつての星野中日のような勢いに頼ってきたところも感じるので,今後の戦いに注目しつつ彼らの評価は先を見たいと思っています。ただここの良いところはとにかく元気にプレイしている事。勝ち負け以前に,それはまずスポーツをやる上での基本中の基本ですから。私はV9ジャイアンツなどはリアルタイムでは見ていませんが,渡辺監督がエースだった頃の黄金期の西武ライオンズは時代における突出度では史上最強ではないかと感じてます。自分なりに観たり検証したりした上で。V9ジャイアンツよりも全体的にチームの戦力に厚みがある,同時にチームの核の実力や存在感が劣らない気がするんですね。長嶋・王をミスターシービー・シンボリルドルフだとしたら,秋山・清原・デストラーデはビワハヤヒデ,ナリタブライアン,ヒシアマゾンか。どっちが強いのか余計判断が難しくなった(^^;野球選手と馬の例え話は他にもいくつかありますが,これ以上書くと賞賛ではなく「 相変わらずくだらない事だけには頭が回る 」「 半期末業務の時期なのに暇なんですね 」という声が出てきそうなので却下(^^;
2008.10.03
んじゃ昨日の続き。星野が「強い監督じゃない」というのはシリーズでの複数の敗戦をはじめとした結果としても認識できるのだけど、同時にそういう状況における彼が率いる選手たちのプレイを見ていても強く感じた事です。ベンチの手詰まり感が伝わっているかのように、強い不安を持ってプレイしているのがアリアリ。どうしたら戦局をいい方に打開できるのか見えない、今やっているプレイや戦略が有効かどうか疑問であるとしか思えないように。これはね、選手やチームからしてみた時に真に強い野球を与えてくれない事の証明だと思うんですよね。ビジョンや戦略としてプラス思考になるようなものを与えてくれない。星野の顔を見た時に強い闘争心が湧き出てくるような人物ではない。金や権力による懐柔と強制も鉄建制裁もマスコミを利用したイメージ戦略も効果が無いとは言いませんよ。しかしその人にとって勝ったら嬉しいようなレベルや局面、逆に言うとなかなか良い結果が得られないような厳しい状況で本当に力になるのは、先の各要因ではなく野球人とての素の実力や強さでしょう。そして彼はそういう野球のみを20年続けてきて進歩しなかった。多分本人に反省と上昇意思が無い事もあり、変わり身は無いでしょう。北京の敗北に関しては言えば、私も評価はボロカスです(笑)。良いところを探すのが難しいくらいですね。その中で頭に来た要因を順に挙げると、勝負や大会を最初から舐めていた事、ちょっと劣勢になると闘志を無くした事( 99%どうしようもないような民族的な弱点を持ちながらも全力を尽くしたアスリートや、決定的な差をつけられても勝負を捨てなかった人はたくさんいた )、そして20年前と変わりの無い弱みを晒し出した事でしょうか。こういう人物に限って本業とは無関係のところでのパフォーマンスに長けて一定以上の人気が出るのですが、世間や周囲がどうであれ星野仙一がどういう人物であるかは、これからも野球そのものを通じて見えたもので判断させて貰います。それそのものを怠ってパフォーマンスばかりしていたら、野球人そのものでなくなるんですけどね。昨日引退したらしい木偶の棒もそうですが( 私の中では清原和博という野球選手はとっくの昔にいなくなっています )。
2008.10.02
王監督の勇退については私もいいタイミングだと思うし、各方面から賛辞や美談が飛び交っていますね。まるで20数年前の巨人監督時代の混迷や矛盾を忘れたかのように(^^;私が野球を見始めたのは、記憶にある範疇では王さんが現役最後の年からだったと思うのですが、マスコミの攻撃や選手との軋轢で「世界の王」が監督としてダメだった(あるいはダメなところに引き摺り降ろされた)というのは、その後しばらくして私が巨人ファンをやめた一因になっています。あの頃のヒステリックな雰囲気というのは今思い出しても気分が悪いので。その頃を忘れましたかというのは王監督自身を含めて色々と揉めていた事への皮肉や嫌味ではありますが、同時にやはり王さんは立派だなと思うんですね。あの頃の巨人の低迷や選手との関係の拙さというのは王さん自身にも原因があったに違いない事なんだけど、そういう人が時を経て関わる選手から肯定の声のほうを圧倒的に多くもらえるようになっているのだから。人間というのは立場や年齢に関係なく、いつまでも成長できるししなければいけないと再度思わされた次第です。その感が強いのは、同時に20年前と変わらず似たような負け方をした監督がいたせいでもあります。私が巨人のファンをやめた後に応援したのは星野が就任した中日。その動機は割愛するとして(一言で若気の至り^^;)、彼の一期政権の5年間は私が最も熱心にプロ野球を見た時代だと思います。また特定のチームを応援する熱意というのも一番あった頃で、やはり88年のリーグ優勝と日本シリーズへの出場はすごく嬉しかった。が、そこでの相手は黄金期の西武ライオンズ。私は当時から自分や自分が肩入れする者に悪い事が起きるのを予兆する感覚だけは鋭かったので(^^;、強さの厚味や完成度が高い西武に勢いのみで勝って来たと言っても過言ではないチームが当たる事の分の悪さによる不安を持っていました。それは勝利への希望や熱意よりもずっと強いものでした。まあそれは現実になってシリーズは大敗するのですが、試合全般を見ていて個人やチーム同士の根本的な強さの差も明確ながら、ベンチの戦略や野球ビジョンの拙さというのもおぼろげながら感じていたんですね。ヤケクソ感というか、熱意だけで何とかせいという手詰まり感のようなものが。不利な時に一番よくないのは戦意を喪失する事で、そういう局面でのヤケッパチ感を伴った対抗精神というもの戦略としてアリだし時にはいい結果をもたらします。が、それは一個人選手レベルでの話。指揮官や指揮系統は、戦いや競争においては頼ってはいけないものです。常にビジョンや理論で語ったり訴えなければいけない。負け方の程度の違いはあれどシリーズでは彼は99年、03年と似たような感覚を覚えた敗北を喫するのですが、これらを経て変わりない姿を見せられるにつけ、野球人としてのレベルが決して高いものではないという推測を得られたんですね。この夏でそれが確信になったんだけど。強い刺激を注入して、弱いチームや微温湯状態の集団をレベルアップさせる可能性は高い、一定以上の強さにも持ってこれる。が、シリーズに代表されるような強い者と強い者がぶつかるより高い次元や苦しかったり切羽詰った状況で、自分やチームを有利にさせられるようなレベルでの野球人としての強さは持ち合わせていない。多くの方が理解されていると思いますが、これらが彼の監督としての能力と適性。本当に強い監督・野球人ではない、厳しい言い方をすれば優将として認識できる存在じゃない。それと見なされる人は強くした後にそれを継続したり更にレベルアップさせる、より高い次元での勝負に勝てるという人だから。それをした人は何人かおられるし、どう贔屓目に見ても星野が到達できているラインじゃないでしょ。続きは明日以降。
2008.10.01
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