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都営三田線の沿線は、都内では比較的馴染みの薄い土地もあって、時折思い出したように足を運びたくなるのでありますが、馴染みが薄いと思い込んでいながら、実は全ての駅で下車したことがあるからそれなりには訪れているわけです。板橋だからいい酒場が数多く存在するはずだし、きっとお手頃な店ばかりだろうという思い込みで、店の前に立ち止まって迷うという素振りすら周囲に気付かせぬほどのごく自然な振る舞いで店に吸い込まれることになるのです。それはそれでいいのでありますが、できることならまだ見ぬ酒場を訪れたいと思うぼくにとっては、一度訪れている店寄りは初めての店がいいのに決まっています。でも、今回は志村三丁目にある2軒の酒場にお邪魔したのですが、いずれもすでに伺ったことのあるお店だったのです。次回報告予定の酒場は、目にしていたら間違いなく立ち寄っていたに違いないという確信があり、でもこれ程の雰囲気がある酒場を覚えていないなんてことはよもやあり得ぬことだろうと思ったのです。実際にはやはり行っていたのですが、さすがにここまですっきりと覚えていないと自身の記憶力に激しい失望と不安を禁じ得ないのでした。これまでは覚えていないなら初めてと実質的に変わらないなどと強がっていましたが、正直な話、すっかり記憶から飛んでいても、帰宅後にメモを確認して、つまらぬ酒場を2度訪れたことを知るのは虚しいものだし、気に入ったお店でもちょっと残念だったりするものです。だったらメモなんか取っておかなければいいではないかということになります。昔、映画マニアだった時代に映画館での鑑賞記録をシコシコとExcelに打ち込んでいたのですが、マメにバックアップを取るということをしていなかったので、HDDの障害で全部ぶっ飛んでしまったことがあります。最初は無念さにしょげ返ったものですが、翌日にはむしろせいせいした気分になったのだ。でも自らの手で、酒場巡りデータを消去する勇気があるかと問われると口ごもってしまうに違いないのでした。 さて、再訪した一軒目は「おばこ」でした。何の変哲もない極めてオーソドックスな焼鳥をメインに据えた居酒屋さんです。お客さんの入りも良くなかなかの人気店みたい。酒場放浪記でも取り上げられたことがあるようです。というかむしろだからこそぼくはここを訪れたんだろうなあ。そうでもなければごく稀にしか訪れないこの町であえてここを選ぶとは思えない。つまり余りにも真っ当で普通っぽいんですね。辛うじて空いていたカウンター席に通され、メニューを開いて思わず眉を顰めるのでした。というのもケチ臭い話で恐縮なのですが、お値段が板橋価格とはとても思えぬ金額だったのです。銀座の居酒屋みたいな強気な価格設定なのです。いやはや、ハナから分かっていたなら覚悟を決められたわけですが、出会い頭でこれだとちょっと出鼻をくじかれる気分に陥ってしまいます。いやまあ高いっていってもそこまでではないのですし、幸か不幸かコロナ以降は多少の値段ならいちいちみっともない発言を控える位の嗜みが身に着いたはずだったのです。つまりは、その程度にはショッキングな事実であったのです。確かにねエ、酒はともかく肴はどれも丁寧な仕事がされていて、美味とまでは言わぬけれどちゃんと美味しいのは分かるけど、それでもどうなのかなあと首をひねってしまうのでした。ぼくは板橋区を大いに気に入っていて買っているのですが、一概には評価するのが躊躇われるようになってしまいます。それでもこんなに支持を得ているということは、板橋の人たちが案外小金持ちが多いからなのか、やはりぼくが貧乏くさ過ぎるということなのだろうか。まあ後者である可能性が高そうです。
2024/02/26
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錦糸町で呑むのは久しぶりでした。というかコロナ以降、繁華街嫌いに拍車が掛かっていて、東京近郊の大繁華街では、上野やごく稀に池袋で呑んだ以外は、新宿、渋谷、新橋、蒲田などなどの夜の繁華街では呑んでいないような気がします。例外は北千住や赤羽などの23区でも北側に位置する町ばかりです。もともと田舎者のぼくには、どことなく田舎っぽさの残るこうした地域の方が気持ちが落ち着くのです。この界隈は町行く人たちもどことなく田舎っぽさを感じさせるような気がします。何より町を構成する人たちが若者より高齢者が多いような気がするのが安心に繋がるのです。これは誤解を招きそうなので補足しておくと、高齢者だから安全ということでは少しもなくて、むしろギスギスしたオーラを放つ、怒気を隠そうとすらしない危険なオヤジが少なくないのだから必ずしも安全を求めてここらで呑んでいるということではないのだ。というかむしろ若い頃のぼくは好き好んでアブナイ場所に足を踏み入れることを厭わない向こう見ずなところが確かにあったのだ。喧嘩はからっきしなのに無謀なことをして酷い目に合うこともあったりしたのです。今でも多少はそういう気性が残っているけれど、さすがに自制心を働かすことをある程度覚えたものの、アブナイ場所への好奇心はまだまだ枯れてはいないのです。錦糸町もまた、東京のダーティエリアでありますから余計な好奇心が首をもたげぬよう注意を払う必要があります。 ということで、余り徘徊したりせず、さっさと駅近のごく普通の居酒屋に駆け込むのでした。「居酒屋 大ちゃん」です。知人と二人でお好きな席をと勧められたので奥の卓席に着かせてもらうことにして、さてさてゆっくりやることにしようかねと思ったら、なんとなんとこんな場所で知人グループと遭遇してしまったのでした。確かに錦糸町に在住の友人はいるけれど、その人ではない。かのグループの面々も錦糸町とは全く無縁の人たちだったから驚きでした。そんなこともあって、初めての酒場をじっくり鑑賞するなんていう余裕はなくなって、彼らは広い卓席に移動してきて合流することとなったのです。コロナ以降、大きな会合の宴会なんかが何度かあったり、職場の歓送迎会なんかも2回ほどあったけれど、こうしたプライベートの吞みでは3名が上限で、4名以上のグループで呑む機会は本当に久しぶりのことでした。そんなこともあってすっかりテンションが高くなって、酒や肴はメニューを眺める事すらせずに適当に出てくるものを呑み食いするという不本意な展開となりました。酒場好きとしては不本意かもしれないけれど、大いに楽しいひと時ではありました。それなりの人数(ってもたった5名ではありますが)で呑むのって楽しいなあ。と書き進めながら、あらあら思い起こしてみたら10名程度の呑み会ってコロナ以降もそれなりにやっているなあと余計な記憶がよみがえってしまいますが、ここまでの文章が無駄になるので忘れたことにしておこう。と、店の方には結構わがままな振る舞いをしましたが、店の方はとても親切で、笑顔も絶やさずとても気分がいい。また、酒の肴も何を食べたか具体的には思い浮かばないけれど、何を食べてもそこそこの美味しさだったように思えます。今後訪れる機会があったら、その時はぜひ一人でじっくり過ごしたいと思います。
2024/02/25
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丼物は旨い。旨いけど近頃とみに食べる機会が減っています。というのも丼物っていうのは手っ取り早く短時間で食べ終えることができるから、食事を楽しんだという感覚がどうにも希薄になってしまうのです。この先いくつまで生きられるか知らぬけれど、恐らくは人生も折り返し地点には達したはずでそうなると残りの食事の回数にも限りがある訳で、だとすれば食事位、ゆっくりと時間を掛けたいと思い、存分に楽しみたいのです。とは言いつつも振り返ってみるとあれこれ丼物を食べてるからそれなりに手早く食べたいことがしばしばあるようです。食べるのがあっという間のように作るのも簡単なのもその理由です。だからあれこれとヴァリエーションを試みているけれど、飯の上におかずをのせてしまえばそれは丼物になってしまう訳です。強いて分類すると卵でとじる/とじないが丼物と単なるおかずを差異化する要素のようです。ソースカツ丼の頭はおかずであるけれど、卵とじの頭はカツ煮なんて品書きもあるけれど、これはもう丼のごはん抜きということになります。そして大概の丼物は卵抜きでも卵でとじても食べられるもので、目玉焼き丼なんていうちょっと物悲しいレシピもあるけれど、これすら卵とじすることも可能なんじゃなかろうか。豚柳川丼【材料】ごはん・豚肉(一口大)・ごぼう(ささがき)・玉ねぎ(くし型切り)・卵・三つ葉(3cm幅)・紅生姜・醤油・みりん・砂糖・だし 適宜【作り方】1. 鍋にだしを沸かして豚肉、ごぼう、玉ねぎを煮る。醤油、みりん、砂糖を加える。溶き卵を注ぐ。丼にごはんを盛ってのせる。三つ葉、紅生姜をのせる。 どこぞやのレシピをもとにして作ったのですが、ごぼうのささがきが入るか入らぬかで、他人丼となったりこのように入った場合は柳川丼になるのだから名付けのセンスこそがポピュラーなメニューになるか否かの分かれ道なんだろうなあ。肉飯(みやこ一貫楼)[日本・兵庫県西宮市]【材料】ごはん 1人分/豚肉(一口大) 100g/サラダ油 大さじ1/ほうれん草(ざく切り) 1/3袋/白菜(ざく切り) 2枚/キクラゲ(水で戻す) 3個/片栗粉 大さじ1/2/水 大さじ1/卵 1個/【調味料(混ぜる)】水 150ml/鶏がらスープの素・酒・醤油・生姜・にんにく 小さじ1/2【作り方】1. フライパンにサラダ油を熱して豚肉を炒める。ほうれん草、白菜、キクラゲを加えるる。【調味料】を加える。水溶き片栗粉を加える。溶き卵を加える。皿にごはんを盛ってのせる。 確かにまあ旨かったんだけれど、このレシピは予め食材をその気で準備しないとならない。いつも冷蔵庫にこれだけの食材が入っていることなど滅多にないからです。具沢山の丼物の典型は中華丼ってことになると思うけれど、食材の多いものは外食した方が合理的なのかもしれないなあ。カレーパン丼【材料】ごはん・カレーパン・卵・玉ねぎ(薄切り)・だし・醤油・みりん・酒・砂糖・福神漬 適宜【作り方】1. 鍋にだしを沸かして玉ねぎ、醤油、みりん、酒、砂糖を煮る。カレーパンをのせて溶き卵を注ぐ。丼にごはんを盛ってのせる。福神漬を添える。 一度作ってみたかったのだ。ネット上では概ね好意的な意見が述べられているようですが、ぼくはさほど美味しいとは思えなかったなあ。何より食べにくいのが良くない点でありました。牛肉とシソのバター丼(東海林さだお著「ショージ君の『料理大好き!』」)[日本]【材料】ごはん・バター・牛肉・酒・醤油・大葉(ざく切り) 適宜【作り方】1. フライパンにバターを熱して牛肉を炒める。酒、醤油を加える。大葉を加える。丼にごはんを盛ってのせる。 昔から思い出しては作っているんですが、その度にもうひと味足りないんじゃないかという気持ちにさせられます。せっかくの牛肉をこれじゃちょっともったいないといつも感じさせらてしまうのです。
2024/02/24
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ぼくは子供の頃、ブロッコリーが大好きでした。当時の食べ方というと、茹でたブロッコリーにマヨネーズを付けて食べるというのが大定番で、というかそれ以外の食べ方は知りませんでした。今でもこの食べ方はぼくにとって一般的なものであり、きっとこの先もそうは変わらないはずです。つまり同じ食材を同じ調理法で随分長い期間、飽きることもなく食べてきたのです。いや、実はこれは全くの出まかせで、改めて思い返してみると正直なところもう飽き飽きしているようにも思えてくるのです。話はブロッコリーに限られないのですが、翻って考えてみると、ひと昔前までは料理のヴァリエーションってとても限定的なものでした。特定の食材は特定の料理(せいぜい数種)と密接に結びついていて、例外というのはほぼあり得なかったのです。食材そのものの種類がそもそも少なかったのだから家庭で普通に食べる料理は大抵決まりきったものであったのだ。なのによくも飽きもせずに同じ物ばかり食べ続けていたもんだと、今の自分の飽きっぽさを顧みて不思議に思うのです。でもそんなものなのかもしれない。これしかないってことになったら飽きたとかいう感情も生じないものなのかもしれません。そう考えると飽きるという感情は選択肢が増えたことがもたらした弊害なんじゃないかと思えます。ブロッコリーと生ハムのマスタードグリル【材料】ブロッコリー 1個(一口大)/生ハム(5mm幅) 30g/マスタード 大さじ3/オリーブ油 大さじ2/塩 小さじ1/3【作り方】1. ブロッコリー、生ハム、粒マスタード、塩、オリーブ油を入れて混ぜる。耐熱皿にのせてオーブンで180℃20分焼く。 知ってしまった以上は、味の探求者であり続けるしかないのだ。マスタード焼きはここ数年で気に入った食べ方ですが、飽きないように今回は生ハムも加えてみました。これは美味しいなあ。ブロッコリーのオイル蒸し【材料】ブロッコリー・オリーブ油・にんにく・塩 適宜【作り方】1. フライパンにオリーブ油を熱してにんにくを炒める。ブロッコリーを加えて蓋をし、蒸し焼きにする。塩をまぶす。 極めてシンプルなのですが、これ実にいいなあ。最近、素材そのものの水分で蒸し焼きする食べ方が気に入っていますが、ブロッコリーにもいい調理法だったみたいです。ブロッコリーとコラトゥーラ(魚醤)のパスタ【材料】ガロファロ(1.5mm/茹でる) 100g/オリーブ油 大さじ2/コラトゥーラ 大さじ1/にんにく 1片/赤唐辛子 1本/ブロッコリー(一口大/茹でる) 250g【作り方】1. 全ての材料を混ぜる。【備考】パスタの聖書https://pastabible.hateblo.jp/ ブロッコリーのパスタって定番みたいですね。日本ではシャッキリ感を残して茹でることが多いけど、海外ではクタクタになるまで柔らかくして場合によってはピュレ状になるまで火を通すそうな。これもブロッコリーを具材というよりはソースとして食べるレシピ。なるほど、これはありだな。ブロッコリーの卵炒め【材料】ブロッコリー(一口大/茹でる)・卵・オリーブ油・バター・鶏がらスープの素・塩・胡椒 適宜【作り方】1. フライパンにバターを熱して溶き卵を炒め、取り出す。オリーブ油を熱してブロッコリーを炒める。卵、鶏がらスープの素、塩、胡椒を加える。 このレシピを見て虚を突かれました。ブロッコリーと卵の組合せは、例えば茹で卵と和えたサラダなどで馴染みがあったけれど、炒め合わせるという発想はありませんでした。で、これなかなか美味しいのですね。それにしても野菜単品のレシピっていうのはあまり手の込んだものよりシンプルな位が美味しい傾向にあるようです。
2024/02/23
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外国人が蓮根を食べるとどう感じるのか気になります。というのも蓮根を食用とするのは世界でも日本と中国だけのようなのです。Wikipediaによると朝鮮料理やャンマー料理に用いられることがあるとのことですが、実体はよくは分かっていないようです。そんなだから、多くの外国人は蓮根を食べたことがないどころか見たことすらないってことだと思われるから、多くの節が空いている不可思議な見た目にもぎょっとすることだろうし、その見た目のエキセントリックさに見合わぬ軽やな食感に好きになる人も少なくないんじゃないか。ぼくのお気に入りのビストロでも酢漬けでピクルス風に食べる蓮根が定番の付け合わせとなっています。それが美味しいんですよね,そうなんですね、蓮根というのは世界各地でみられるもののこれまでほとんどの国で無視し続けられてきたというのは不思議で面白いことに思えます。そんな蓮根を駅名・住所とするのが蓮根であります。同じWikipediaの情報を頼ってみると当地が廃藩置県実施前によりかつて存在した武蔵国豊島郡蓮沼と根葉村に当たる、もしくは暗渠となっている前谷津川の南側を蓮根川と呼んだのいずれかもしくは両方が理由となっているんじゃないかと思われます。野菜の蓮根とは関係がないってことなんでしょうかね。 さて、蓮根にはなぜか時折訪れてしまうのですが、前々から気になっていたお店がありました。「そば処 あさひ」なんですが、どうやら通しの営業をしているようです。この日は仕事が早く切り上げられたので、一般的な居酒屋が営業開始となるよりはかなり早い時間帯に到着できたのでこうした店があるのは有難いことです。でもそば屋って呑ませるつもりのある店とない店のギャップがあって、ない店でもビール程度は置いていたりするけれど、肴はそばやごはん物しかなかったりして、それだとすぐに満腹してダウンしてしまうからできれば避けたいところです。ところがその見分け方が難しい。正直入ってみないといずれかに属する店か計りかねないところがあります。こちらは幸いにも呑ますお店だったようです。定食メニューがずらりと並んでいて、そのおかず部分が独立してメニュー化されているからごはん抜きといった面倒な注文の仕方は不要なのです。酒の種類も豊富とまでは言わぬけれど、焼酎関係は各種割りものが用意されています。寒かったのでそば茶割りをもらってみるとなんと瓶入りで差し出されました。こんなの見たことないなあ。ホッピービバレッジのサワー系の瓶を援用しているのだろうか。肴のヴァリエーションも豊富です。肉豆腐に板わさを注文してゆっくりやることにしましょう。店は母娘でやっているのでしょうか。現在の店の中心は娘さんらしいけれど、途中買い出しにでも行かれるのでしょうか、店を開けてしまわれました。母の方はのんびりとした方でお勘定なども怪しげだったので娘さんが出掛ける前にお替りしておいてよかったなあ。清算もすでに済ませてくれていたようです。追加の注文は申し訳ないので、ここはこの程度で切り上げることにします。でもなんか寛げていいお店です。
2024/02/19
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大葉のことを思い浮かべるとつい唾が湧いてくるのは、大葉と梅が結び付いたイメージが作用しているからだと思われます。でもここまで大葉と書いてきたけれど、シソの方がよく唾液の分泌が多くなるような気がします。ぼくは酸っぱいのが好きだからシソの方がこの食品をイメージしやすいのですが、敢えて大葉と書くのは、いつだってシソの表記に迷ってしまうからなのです。ここまでシソと書いてきましたが、今日の時点ではシソとカタカナ表記するのがしっくり感じられらだけのことで明日になれば紫蘇がいいと思えるかもしれないし、しその方がやっぱり馴染みがいいとなるかもしれません。そんな些細な理由からちっともイメージを喚起しない大葉って呼び方をしてしまうのですが、まあ口にしたら大葉なんて言葉は霧散してしまい、やはりシソが適当だなあという思いに至るのでした。と悠長に文章を綴っていたけれど、このところ多忙で(と言いつつ毎度のことながら毎晩呑みに行く程度の忙しさではある)文章のストックもなくなりつつあるので、前置きはこの程度にして大葉のレシピに移行することにします。大葉のスパゲティ・バジリコ風【材料】ガロファロ(1.7mm/茹でる) 100g/大葉(刻む) 20枚/ドライバジル 大さじ2/にんにく 1片/バター 20g/塩・胡椒・オリーブ油 適宜【作り方】1. フライパンにバター、サラダ油を熱してドライバジルを炒める。にんにくを加える。パスタを加える。大葉を加える。塩、胡椒を加える。皿に盛ってオリーブ油をかける。【備考】パスタの聖書https://pastabible.hateblo.jp/ 近頃、上記のサイトを気に入ってよく眺めています。本場の大定番レシピに加えて伝統的なものからアレンジまで同じパスタ料理でも様々なヴァリエーションが紹介されていて楽しい。それもオリジナルもあるようですが、基本的には出典ありなのが嬉しいです。調理は簡単でも食材の指定がそれなりに喧しいのでそこら辺は可能な範囲で忠実でありたいって程度の心構えで試しています。これは「イルキャンティ」のアレンジ版で当然に美味しいのです。大葉はこの倍量でも良さそうだけれど、一定量を越えてもとさほど味に変化は出ないように思えたので残すともったいないから使い切ろうなんてことはしないのがよろしいかと。青ジソスパゲティ(たけだみりこ著『たけだみりこの極楽ゴハン』)[日本]【材料】スパゲッティ(茹でる)/【ソース(ミキサーにかける)】大葉・にんにく・白ごま・オリーブ油・粉チーズ・塩・胡椒 適宜【作り方】1. 皿にスパゲッティを盛って【ソース】をかける。 たっぷり大葉があるなら、このペーストを作り置きするのがよろしいのではなかろうか。まあバジルの代わりに大葉を使ったジェノベーゼペーストでありますが、これがむしろバジルよりも汎用性は高いんじゃないかと思うのです。無論、パスタとの相性も抜群です。大葉そば【材料】そば(茹でる)・大葉(千切り)・めんつゆ・【大葉ソース(ミキサーにかける)】大葉・にんにく・白ごま・オリーブ油・粉チーズ・塩・胡椒 適宜【作り方】1. 丼にそばを盛ってめんつゆを注ぎ、【大葉ソース】をかけて大葉をのせる。 その【大葉ソース】をそばで試してみました。って結果は目に見えているんですけどね。当然美味しい。この日は寒かったので温かいそばで試したのですが、冷たいのも良さそうだなあ。大葉そば【材料】そば(茹でる/冷水で洗う)・大葉(千切り)・めんつゆ・【大葉ソース(ミキサーにかける)】大葉・にんにく・白ごま・オリーブ油・粉チーズ・塩・胡椒 適宜【作り方】1. 器にそばを盛ってめんつゆを注ぎ、【大葉ソース】をかけて大葉をのせる。 って訳で冷たいのも作りました。無論、美味しいんですが、温かい方が当たり前ではあるけれど、香りがより強く立って好みでした。
2024/02/17
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ここ数週間、仕事で下らぬ作文ばかりさせられて辟易とさせられていたものだから、もう文章を打つのが面倒で仕方がなくなってきました。気の利いた文章でも書きたいという余裕もなく、とにかく思い付くままに書き連ねていかないとおちおちのんびりとした休みを迎えることができなくなりそうです。つい先般、毎日の更新を続けてきたこのブログを週休三日制に切り替えたばかりなのに、早くもそれですら難儀になってくるのだから、人間、一度だらしなくすると際限なくだらしなくなり続けるものだなあと感じるのです。知人で50歳にてめでたくファイヤーしたのがいるのです。彼は手持ちの資産を細く長く活かすために色々と工夫を重ねながらも年に数度の旅行と1カ月ごとに飲酒、禁酒生活を繰り返すというスタイルを身に着けて後は、お金の掛からない楽しいことをしながら気ままに過ごしていこうという当初想定していたわけです。大概の場合、「手持ちの資産を細く長く活かす」ことに失敗して止む無く再就職したりすることになるようですが、彼はその点は今のところは問題なさそうです。また、飲酒のオン/オフの切り替えも成人病対策として何とか継続しているようです。ところが、好きなことをして過ごすという肝心な点で問題が生じているようなのです。好きなこと(お金の掛からない)を好きな時に好きな時間して過ごすというところの目論見が綻びつつあるようなのです。それは、だらしなく過ごしていると好きなことをしようとしてもそれすら面倒になって後送りになってしまうというのです。つまりは怠惰というのは際限ないものだということです。斯様に怠惰な彼ではありますが、呑みに誘うと嫌とは言わないからまだ辛うじて引き籠りに陥ってはいないみたいです。 ということで、その彼と赤羽で呑むことにしました。先般、呑み屋が火災となったニュースが飛び交いました。そっと現地を通過してみると思ったほどの被害はなかったようで、発生現場らしき店舗のシャッターが閉まっている程度しか確認できません。でも今晩は近々、再開発に呑み込まれるこの付近ではなく、繁華街外れの寂しい一画にある「季節料理 たかだ」で呑むことにしました。小ぢんまりとした閑静な感じのお店で外から眺める限りは、とても賑わっているような気配は感じ取れません。店内に入ってみると、それでも2名のお客さんがおられたのです。女性が2名のみ、お二人はお馴染みのようですが、会話を交わすでもなく、それぞれがゆったりと一人の時間を過ごしておられます。店の主人も寡黙で時折思い出したように女性たちに言葉を掛けておられるのでした。こちらのお勧めは魚介料理のようです。タラの煮付けとあん肝などをいただきました、いずれも非常に美味しくてじっくりと食べたいところですが、先の彼はどんなに美味しいものでも大きく口を開いてあっという間に片付けてしまうのでした。自由になる時間がたっぷりあるんだからそんなに慌てなくてもいいと思うのですが、そこだけは昔からの癖が変わっていないのかもしエrません。ぼくも早食いの方ではありますが、酒の場では。食事は非常にゆっくりと時間を掛けて摘まむことにしています。酒の肴ってそんなもののような気がしています。常連の女性客Aは配膳を手伝ってくれたり、お裾分けをしてくれたりとても親切でした。なるほど居心地の良いお店というものは、気持ちまで明るくしてくれるものなんだろうなあ。
2024/02/17
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すでに何度も書いていることも繰り返しになりますが、ぼくは休みの日には、それなりに料理を作ったりもしますが、仕事のある日はほぼ呑んでから帰宅するので、多少調理はしても面倒なものを作るなんてことはしません。でも呑んでる時にはすぐに満腹になっても後になって猛烈に腹が減ってしまうことがよくあるので、その際には近所のミニスーパーなんかで総菜や弁当なんかを買って帰ることが少なからずあるのです。健康長寿を願うなら避けるべき行動であることは分かっていてもついやってしまう悪習であります。しかもうちの近所にはミニスーパーが何軒もあるのでハシゴなんかしちゃったりして、そこに見切り品なんかがあるといらん品にまで手を伸ばしてしまうなんてことがあるのです。本当に不味い食べ物に遭遇する機会は稀ですが、旨くはないという食べ物は結構多くて、こうしたミニスーパーの惣菜なんかもその範疇に据えられるべき類のものと思っています。余り旨くはないものっていうのは、それはそれで時折無性に身体が欲するものでありまして、そんなのを欲してしまうのが我ながら不可解なのです。だからという訳ではないかもしれませんが、結構食べ残してしまって翌日送りにしてしまったりしますが、それはいくら上手に温めようと前日よりさらにイマイチになっているのが必定なので、ちょっと手を加えて食べる事になるのです。これはそんな風にして作った料理のいくつかになります。北京飯(北京 本店)[日本・愛知県安城市]【材料】ごはん 適宜/豚唐揚げ 2個/ごま油 小さじ1/油 大さじ1/【卵液(混ぜる)】卵 1個/醤油 小さじ2/砂糖・みりん・紹興酒・鶏がらスープの素 小さじ1/にんにく・生姜 小さじ1/2【作り方】1. フライパンに油、ごま油を熱して【卵液】を炒めて唐揚げをのせる。皿にごはんを盛ってのせる。 本来は豚の唐揚げを使うらしいのですが、普通には売ってないので鶏の唐揚げで援用しました。でもこの味付け玉子焼き、これだけでもとても美味しい。すごい出鱈目な調理に思えますけど飯の友にばっちりです。豚の唐揚げで食べるのもとても旨そうですが、もっと色んな組合せが考えられそうです。から揚げトマトパスタ【材料】スパゲッティ(茹でる) 160g/唐揚げ(1cm角) 200g/玉ねぎ(粗みじん切り) 1/2個/粉チーズ 大さじ3+α/オリーブ油 大さじ1/【A】トマト水煮 200g/トマトケチャップ 大さじ4/水 1カップ/塩 適宜【作り方】1. フライパンにオリーブ油を熱して玉ねぎを炒める。唐揚げを加える。【A】を加えて弱火で3分煮る。スパゲッティ、粉チーズを加える。皿に盛って粉チーズを散らす。【備考】dancyu 「から揚げが大変身!"から揚げトマトパスタ"」https://dancyu.jp/recipe/2023_00007075.html 言っちゃ悪いけど、これをレシピとして紹介するのってどうなんだろうって思ってしまう位に安直かつ素人臭いレシピです。でも食べてみると思いがけず美味しかったりするから不思議だなあ。唐揚げも衣がソースに混ざり込むのが旨さの秘密とのことですが、まあそうなのかもねえ。ポテトスパゲッティ【材料】スパゲッティ(茹でる/塩をまぶす)・ポテトフライ・マヨネーズ・トマトケチャップ・塩・胡椒・粉チーズ・タバスコ・ドライパセリ 適宜【作り方】1. 皿にスパゲッティを盛ってポテトフライをのせる。マヨネーズ、トマトケチャップをかけて胡椒、粉チーズ、タバスコ、ドライパセリを散らす。 とある揚げ物を買ったらおまけにポテトフライが結構な量、付いていたのです。好みもあるのかもしれませんが、ぼくは例えばマックのポテトなら冷めてしなしなとなったのも平気なんですけど、スーパーなんかの惣菜についてくるポテトはそもそもが美味しくないと思うのです。無論、単にレンジやフライパンで温めただけでは美味しくならない。こんなシンプルな料理なのにどうしてここまで優劣が出るんだろうな。ってな訳で思い付きでパスタの具材にしてみることにしました。おお、と感嘆の声を漏らす程ではないけれどそこそこ美味しくいただけたのでした。寿司チャーハン(うえやまとち著『クッキングパパ』)[日本]【材料】残り物の寿司・コチュジャン・ごま油・卵(炒り卵)・ねぎ(小口切り)・塩・胡椒・醤油 適宜【作り方】1. フライパンに寿司をほぐし入れて炒める。コチュジャン、ごま油、炒り卵、塩、胡椒、醤油を加える。 先般、発作的にすしのこを買い求めてしまったのですが、結局は持て余してしまって、思いついたのがチャーハンでした。酸っぱ甘いチャーハン狙いです。と思っていましたが、某ミニスーパーの寿司(無論見切り品)がイマイチだったので、クッキングパパに倣ってチャーハンにしました。コチュジャンの意味がよく分からんけれど、確かに美味い。でも見掛けより案外作るのが面倒だなあ。
2024/02/16
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坂口安吾に「明日は天気になれ」という文章があります。-- 池袋から赤羽へ行く省線に「十条」という駅がある。この駅名はカナ書き時代「でうでう」と書かれていた。 上の「でう」は十であるからジュウと発音し、下の「でう」は条であるからジョウと発音する必要がある。 なるほど昔から「でう」と書いて、ジュウとよんだばかりでなく、ジョウとよんだにも相違ないのは、ドデウと書いてもドゼウと同様にドジョウのことを指してるのでも分るのである。「皆サン。デウデウと書いて上のデウはジュウとよみ、下のデウはジョウとよまなければなりません。昔の人はチャンとそうよんだものです。ですから、今の人がそうよまないとすれば、それはその人が学問がなくて、不勉強のせいです。その人は落第します」 昔のカナヅカイというものは、まさに右の通りのものである。それを知らないと語源がアイマイになる例もあるが、それは専門の学者にまかせておけばタクサンだ。-- とまあどうだっていいような話ではありますが、ホントかなあって気がします。というのが。世阿弥の『風姿花伝』の第一章が「年来稽古条々」と題されていて、かなにすると「ねんらいけいこでうでう」ですが、この言葉の語尾が「条々」と同じ漢字であることを知らぬ限りは「ジョウジョウ」と読むのか、「ジョウジュウ」「ジュウジョウ」「ジュウジュウ」といずれが正しい読みなのか分からないじゃないか。同じく「餘韻嫋嫋」という四字熟語があるらしく出典は蘇軾「前赤壁賦」とのことなんですが、これは「よゐんでうでう」と書いて「ヨインジョウジョウ」と発音することは「嫋嫋」を知らねばできないということになります。東京の人ならまあ「十条」のこと知ってるのでしょうが、地方の人が上京して来たばかりの人が「でうでう」と掛かれた駅名を果たしてどの程度の人が正しく読むことができたのでしょう。 とまあ今回は十条の酒場なんですが、目指したのは何度通過しても営業してなくって見送り続けてきた「焼き鳥 とり孝」でした。だから目指したといってももちろんやってることを若干は期待しているけれど、締まってりゃそれはそれでまあいいかという程度の気持ちで向かったのでした。近頃、仕事帰りに無理なく立ち寄れる範囲で気になる店って、大概がそういったタイプの店で現地でたまたま通り掛かったらやっていて、そうそうここには以前から来たいと思ってたんだよねってなことが多くなりました。以前のようにはじっくりとリサーチするといった下準備をする時間がもったいなく思えてきたんですね。そんな時間があるなら、って気分になったのは残りの人生をそれなりに意識し始めたからなんだろうと思っています。しかしまあ何はともあれ思いがけずに入れるとなると相応に嬉しく思えるのです。戸を開け放つまでに一切の躊躇はなかったのです。まっすぐなカウンターの奥に卓席2つ。奥にカウンター席ではシルバー夫婦が気分よくお勘定中。客はこの2人のみ。女将さんお一人でやっておられるようでうが、これなら忙しいってことはなさそうです。酒と焼鳥を適当に注文します。そしたら女将さん、調理場から出てきて我々の脇を抜けてとりあえずの酒を出してくれるとまたも億に消え去るのでした。奥に冷凍庫でもあるんじゃないか。ぼくの推測では冷凍庫から取り出した焼鳥をチンしも入ったってとこですが、それがあったかもしれないけれど、どうも冷凍臭いでもA氏はジューシーな肉だねえと好意的な判定です。焼鳥を出すとまたも女将さんは店の奥に消えてしまい、結局、勘定の時まで姿をお隠しになられたのでした。何かちょっと思ってた雰囲気とは違っちゃいましたねエ。これで一人だとちょっと手持ち無沙汰になっていたかもしれません。
2024/02/12
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吹上って地名、ぼくにはとてもカッコよく思えるのですが、何でなんだろう。平仮名にすると「ふきあげ」かあ。平仮名にするとちっともカッコよくないなあ。カタカナだと「フキアゲ」だけどこれもちっともですねえ。地名の由来https://folklore2017.com/timei900/676.htmによると、いくつか出典がありますが、大体「「風が砂を吹き上げる所」という。または、「はき(崖・崩壊地)」+「あげ(上)」の転で、「崩れやすい自然堤防の上」という意味」の2種に基づくようです。前者はまあイメージとしては上り調子で悪い意味合いではないけれど、カッコいいというものではないかな。後者はどう解釈しようとネガティブなイメージしかありません。と、今、便所に行って突然思い付いたのですが、吹上の上の字を「じょう」と読むと「フキジョウ」、「フ」を濁音にして「ブ」とし頭に「ヤ」を加えると、そうなのでした、「ヤブキジョウ=矢吹丈」になるではないか。ちょっと無理がありそうですが、そう思い付いてしまうとそれしかないって思えてくるのです。ということで、今回は吹上の先般の呑み屋のお隣、本来の目当ての酒場へとお邪魔するのでした。 入ったのは、「一の滝」です。外観写真は撮り損ねたので、通りの写真のみでご勘弁を。奥の方のお店がそうです。先のお店と比較するのもどうかと思うのですが、明らかに居酒屋らしい構えのいい感じのお店です。店内は狭いんだろうなあと予期してはいましたが、思った以上に狭く感じられます。通常であれば真っ直ぐのカウンターを設けそうなところをあえてコの字のカウンターがあしらわれているからなんでしょうね。でもこれがいいのですね。店の中に屋台があるような密着感が心地よく思えるのです。実際に密着する位に混みあっているとそうも言ってられませんけど。酒も肴もひと通り揃っていて足繫く通っても飽きることはなさそうです。旦那さんが寡黙ながらも手際よくキビキビと調理され、奥さんがおっとりのんびりと酒の用意をしてくれます。こういう正反対のように思える人たちの方がきっと長持ちするんだろうなあ、なんてことを思ったりしました。年明けということでエビの天ぷらなんかも振舞われたりしてなかなか気が利いています。こちらは元旦のみ休んだだけで2日から営業されているようです。帰り際にはお年賀としてタオルを頂きました。ごく稀ですがこういうサービスをしていただける店ありますが、こういうのってモノがどうとかいうよりその心配りが嬉しいものなんですよね。先の居酒屋は一見には冷淡でしたが、こちらは常連も一見も分け隔てなく応対して頂けます。どっちがいいか、答えは分かれるかもしれませんが、ぼくの答えは決まっているのでした。
2024/02/11
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残り物なんていうのは本来なければないに越したことはないはずです。例外も数え上げれば色々ありそうですが、料理っていうのは作り立てを食べるのが基本と思われます。2日目のカレーとか数日掛けて煮込んだ角煮だったりとかまあ時間を掛けることで味に深みを出す場合もありますが、それはやはり例外的な料理に過ぎぬはずです。そうした例外を除けばその日作った料理はその日のうちに食べ切るってのがいいはずですが、つい欲張って作り過ぎたり、食べ残してしまったりした場合が生じることも少なくないはずです。呑んで帰ってからちょっと呑み足りなくて軽くつまみたいとか〆のちょっとしたものが食べたい場合にそんな残り物があると非常に心強かったりする場合もあるのです。皿に盛ったり、レンチンしたりする程度でそれなりに美味しく食べることができるのだから平日呑んできた日の夜(ほぼ毎晩ですが)には大いに助かるのです。と、以前はそれで満足していたのですが、あたらこうしたレシピ紹介を始めてしまったばかりにそれでは物足りなくなってしまったのです。酔っていようが記憶に留まらなかろうが、とにかく何か一工夫しなくては詰まらないと思えるようになったのです。だから仕上がりは出来不出来がマチマチで、もしかすると酔っ払い加減に応じてしまうようにも思うのです。トマトとんこつラーメン【材料】中華麺(茹でる)・とんこつラーメンスープ・トマトスープ・長ねぎ(小口切り)・紅生姜・白胡椒 適宜【作り方】1. 鍋にオリーブ油を熱して玉ねぎ、にんにくを炒める。トマト水煮、ドライタイム、ドライオレガノ、塩、胡椒、水、顆粒コンソメを加えて煮る。生クリーム、バターを加える。2. 丼に中華麺を盛ってとんこつラーメンスープ、トマトスープを注ぎ、長ねぎ、紅生姜、白胡椒を散らす。【参考】トマトスープ[アメリカ]【材料】トマト水煮 1缶/オリーブ油 大さじ2/にんにく 大さじ1/ローリエ 1枚/玉ねぎ(みじん切り) 1/2個/ドライタイム・ドライオレガノ 小さじ2/塩・胡椒 小さじ1/2/ベジタブルブロス or チキンブロス 550ml/生クリーム 60ml/バター 大さじ2/バジル・パルミジャーノ 適宜【作り方】1. 鍋にオリーブ油を熱して玉ねぎを炒める。にんにくを加える。トマト水煮、ブロス、ローリエ、塩、胡椒、ドライタイム、ドライオレガノを加えて弱火で15分煮る。ローリエを取り除いてミキサーにかける。鍋に戻して生クリーム、バターを加える。塩、胡椒を加える。器に盛ってパルミジャーノ、バジルを散らす。【備考】US Southern Kitchen アメリカ南部の台所 「Tomato Soup トマトスープ」https://southern-kitchen.com/tomato-soup/ トマトスープは応用範囲が広くごはんを入れてリゾットにするなどが凡庸なヴァリエーションになりましょうか。それでは詰まらないので今回は幾分チャレンジングなラーメン仕立てにしてみました。冷蔵庫に残っていたラーメンスープを開けるととんこつ風味なのでそのまま使いましたが、正解だったようです。というかとんこつスープもしくは塩風味が無難でむしろ醤油や味噌ならどうなるか試してみたくなってきました。麻婆春雨奴【材料】絹豆腐 1/2丁/麻婆春雨 適宜【作り方】1. 皿に豆腐をのせて麻婆春雨をかける。麻婆春雨そば【材料】そば(茹でる) 1人前/めんつゆ・麻婆春雨 適宜【作り方】1. 丼にそばを盛ってめんつゆを注ぎ、麻婆春雨をのせる。【参考】麻婆春雨[中国]【材料】春雨(茹でる) 50g/豚ひき肉(水洗い) 50g/白胡椒・生姜・にんにく 小さじ1/2/赤唐辛子(小口切り) 1本/豆板醤 小さじ2/甜面醤 小さじ1/五香粉・ラー油・花椒 適宜/豆鼓 小さじ1/水 30ml/醤油 小さじ1/長ねぎ(小口切り) 3cm【作り方】1. フライパンにサラダ油を熱して豚ひき肉を炒める。白胡椒を加える。生姜、にんにく、赤唐辛子、豆板醤、甜面醤、五香粉、ラー油、豆鼓、花椒を加える。水を加える。醤油を加える。春雨を加える。長ねぎを和える。 麻婆豆腐が大好きですが、豆腐ってヘルシーっぽいけど実はそこそこカロリーあるんですよね。それに引き換え春雨ならばって思っていたけど、今多く売られている春雨もまたそこそこカロリーがあるんですよね。昔から永谷園の麻婆春雨を愛用していました。すっごい手早く作れるからなんですが、実は一から作っても実に簡単なものなんですね。でも永谷園にはなかなかかなわないわけです。今回のアレンジ2品はいずれも凡庸でありますがまあ冷蔵庫の残りなんだから仕方なかろう。トーストにのっけるのなんかも試してみたい。コラードグリーンソースのトースト【材料】食パン(トースト) 1枚/【コラードグリーンソース(ミキサーにかける)】コラードグリーン(茹でる) 1枚/ナッツ(カシューナッツ・くるみ・アーモンド etc.)・塩・オリーブ油 適宜【作り方】1. 食パンに【コラードグリーンソース】を塗る。【参考】コラードグリーンソース【材料】コラードグリーン(茹でる) 1枚/ナッツ(カシューナッツ・くるみ・アーモンド etc.)・塩・オリーブ油 適宜【作り方】1. 全ての材料をミキサーにかける。 この美味しいペーストですが、案外応用範囲が低い気がするねああ。これやスパゲッティなどペースト類はどうも日本食との相性はいまひとつみたいです。
2024/02/10
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先般に引き続き、今年第2弾となるうど料理です。片山廣子著「あけび」からの引用になります。-- 山うども清々しい苦みがあつて山の香りが強い。おいしい煮物であり、和へものでもあるが、畑のものは山うどのやうに細かな濃厚な味がない。朝の食事にパンをたべる人がうどを皮をむいてタテに割つて生のまま塩をつけて食べる時ほんとうに春の味がするといふ。うどに生椎茸とむつの子のうま煮を白い白い御飯と食べたのは春や昔のことである。-- 恥ずかしながら片山広子氏を知らなかったのですが、歌人で随筆家でアイルランド文学翻訳家なんだそうです。芥川龍之介や堀辰雄の小説のモデルになったとも言われているそうな。当時の文壇のアイドル的な存在だったんでしょうか。それはまあ置いておくとして、この山うどを巡る文章はちょっといい感じです。特に生のままをパリパリと食べるのはぜひやってみたかった。まだシーズンが始まったばかりだからまだしばらくはうどを食べる機会もありそうですし、近頃は案外簡単に山うども手に入るので今度はこちらで試してみるのもいいかな。大根、ニンジン、セロリに加えて野菜スティックにして味噌やマヨネーズで食べるのも全然ありですね。何で思いつかなかったんだろう。うどの黒焼き【材料】うど・塩・オリーブ油 適宜【作り方】1. グリルでうどを焼く。皮を剥きながら塩、オリーブ油を散らす。 買い求めたうどの袋にいくつかのレシピがのっていてこれはその一品。黒く焼いて皮が上手く剥がすことができるのか少し不安がありましたが、何のことはないスルスルと簡単に剥くことができました。塩をふって齧ってみるとこれがまた生とはことなるジューシーさです。雫感ってヤツかな。オリーブ油をかけても当然に美味しくて、これは次回はもっとたっぷり用意したいなあ。うどのスパイスオーブン焼き【材料】うど(5cm幅) 2本/オリーブ油 大さじ3/塩 小さじ2/3/フェンネルシード 大さじ1/2【作り方】1. 耐熱皿に和えたうど、オリーブ油、塩、フェンネルシードをのせる。オーブンで180℃40分焼く。【備考】dancyu 「フェンネルの甘い香りが漂う""うどのスパイスオーブン焼き""」https://dancyu.jp/recipe/2023_00007097.html なるほどフェンネルがふんわりと香ってうどの独特なさわやかな青臭みと相まって美味しいです。でもぼくには余計なスパイスはむしろ邪魔にも思えたのです。うどチャーハン【材料】ごはん 1膳分/うど(短冊切り) 10cm/卵 1個/長ねぎ(粗みじん切り) 3cm/ごま油・顆粒だし・鶏がらスープの素・塩・白胡椒・醤油 適宜【作り方】1. フライパンにごま油を熱してごはん、うど、長ねぎを炒める。顆粒だし、鶏がらスープの素、塩、白胡椒を散らす。溶き卵を加える。醤油を加える。ごま油を加える。 今にして思うのですが、うど、米、卵の白身の白を活かした仕上げにしたら見た目に面白かったかもしれないなあ。でも米はともかく卵はやはり黄身のコクが加わった方が美味しいんだろうなあ。うどそば【材料】そば(茹でる) 1人前/うど(短冊切り) 5cm/油揚げ(短冊切り)・長ねぎ(粗みじん切り)・だし・味噌・めんつゆ・一味唐辛子 適宜【作り方】1. 鍋にだしを沸かしてうど、油揚げを入れる。味噌を加える。2. 丼にそば、めんつゆを盛って1.をかける。長ねぎ、一味唐辛子を散らす。 うどの味噌汁が余ったのでそばのかけ汁にしました。そば原理主義者には否定されるのかもしれませんが、ほとんどの野菜がそばと相性いいけど、山菜はとりわけ合いますね。具沢山にしたり、乱切りなど切り方を工夫したらまた別物に思えるような気がします。また見掛けたら買わないといけないな。
2024/02/09
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もしかすると、このブログをご覧の方でぼくが立ち呑みを大いに好んでいると思われている方がおられるかもしれません。なんてことを書くとさもぼくが本当は立ち呑みが嫌いなんじゃないかという誤解を招きかねないですね。正解は立ち呑みというスタイルが好き嫌いには影響を及ぼさないというのが近いかもしれません。好きでも嫌いでもないのに週の大半を立ち呑みの理由は、店の雰囲気が好きなことはもちろんのことですが、何よりお手頃なのが最も大事な理由となります。概して立ち呑み屋は着席を基本にしたお店よりも安価であることが多いのです。つまり雰囲気が良くて安いお店が好きで、立って呑むよりは座って呑む方が幾分いいとは思うけれど、さしたる敬遠する理由にはならないってことになります。随分迂遠な話をしていますが、ここで言いたかったのは、近頃、十条と東十条を結ぶエリアを中心に立ち呑み屋が急増しているのです。急増ってのは言い過ぎかもしれませんが、もともとこのエリアはほとんど立ち?み屋がなかったからそういう表現にもなるのです。しかし、この界隈は着席式のお店もほとんどがリーズナブルなお店が多くて、そのリーズナブルさに太刀打ちするのは容易くはなかろうと注目していたのですが、何と意表をついて平均的な着席式居酒屋よりも高額な料金で勝負を賭けてくる店が多かったのです。これは全く予想していなかった事態です。この地の住民は基本的に居酒屋ではシブチンで過ごすことに慣れていたはずなのに……。十条駅前の巨大タワーマンションなどの町の再開発に伴って住民が富裕層へ切り替わったとでもいうのだろうか。 少なくとも東十条駅南口そばの呑み屋街はうらびれた様子を留めているはず、と久し振りに訪れてみると目的の「立ち呑み 南」に限らず、見知らぬ酒場が増えていて、パッと見には古びた横丁ですが、よくよく見ると改装が施されたりと大袈裟にならない程度のリニューアルがなされているようです。お気に入りのおでん酒場「酒処 よさこい」は未だにかつての店舗が現存していますが、却って痛々しい感じがします。「大衆割烹 鉄平」もそうですが、この先、多くの町がこうした半廃墟と表面だけリニューアルしたような物件で占められていくように思えてなりません。さて、当の立ち吞み屋ですが、垢抜けないカフェとかスナックのような店舗で、実際に以前もスナックと居酒屋の中間といったお店だったんじゃなかったかなあ。というかこの界隈は大概そんな感じのお店が立ち並んでいたような。今は店子が変わったらしく、店先に貼り出されたりしている品書きなどを眺めてみると以前よりは居酒屋色を濃くしているように思われ、きっと意欲的な(恐らくは若い)店主さんたちが増えてるんだろうな、なんて少し心強く感じたりもするのでした。今回お邪魔したのもやはり意欲的な方で好感が持てます。でもこの雰囲気で立ち呑みってどうなのという懸念はすぐに打ち消されました。カウンター席の椅子はもとからあったみたいですが、他の止まり木にももれなく簡単な折り畳み式の椅子が用意されているのでした。椅子有の立ち吞み屋なんていくらだってあるんだから開き直っていいんじゃないかなあ。せんべろセットもあって、ホッピーが一番お得みたいだけど、近頃ホッピーには飽きてきてるからサワー類3杯と小鉢のセットを頼んだのです。サワーも色々あるのでお代わりする際に違うのを頼んだら、女性の方からあら種類変えちゃうのみたいな応対をされてしまったので3杯目は遠慮して同じものを頼みました。これでなかなか遠慮深いのだ。スパム玉子とチヂミを頂きましたが、どちらも普通にちゃんと美味しかったのです。若いお客さんに最近になって頻繁に通われている方がいて、この人混みも少ない呑み屋街の混みあうこともあまりなさそうなお店をとても気に入られているようです。何となくわかるなあ。
2024/02/05
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フライを1.5枚食べただけで早くもフライに満足してしまいました。美味しいんだけど思った以上に腹に溜まるようです。夜まで粘って呑みに行くつもりなので、しばらく散歩でもして時間を調整しようってことにしたのです。でも前回来た時のように熱くはなく、むしろ散歩日和といった転校でしたが、町が意外と退屈で歩いていることに飽きてしまいます。これまでは余り知らないような町の知らない町だといつまででも楽しく歩いていられたんですけどねエ。熊谷にそこまでの魅力がないのか、自身の感受性が鈍ったのか、それとも両方なのか定かではないけれど、とにかく歩いているのがかったるくなってきたので、スマホで調べて近くに大衆食堂があるらしいから行ってみることにしました。どうやらドライブイン風のお店で酒もあるみたいだからそこでゆったりと過ごせばいいだろうという考えです。トラック野郎なら店でゴロリと横になったりもしてるから昼寝でもさせてもらえるといいのだけど、さすがにそれは無理なんだろうなあ。町中での昼寝は難しい(カラオケぼっくとかマンガ喫茶ってことになるのか)、地方都市なら気候がよければそこらの公園で横になることもできたんでしょうが、さすがに天候が良くても屋外で横たわるのは人目が憚られる以前に寒すぎます。 ということでやって来たのは、「大衆食堂 百万石」。いかにもドライブインといった雰囲気で好きなタイプの店ですが、車が結構停まっています。ドライバーやガテン系の人たちには知られたお店なんでしょうね。それなりに広いお店ですが、お客さんで埋まっていてさすがに昼寝を頼むのは難しそう。座敷にまではお客さんが入ってはいませんが、仮に許されたとしても雑踏ばかりでなく日差しがまともに射し込んできて眩し過ぎて練るのは難しそうです。S氏と相談してビールはすぐに決まったものの、肴が決まらない。腹は溜まっているのでめしは不要でありますが、単品で頼むのは効率がいかにも悪いから定食をひとつ頼んで、もう一品を単品にすることにしました。定食はアジフライともつ煮の組合せでした。普段あまり食べる事のないもつ煮を選んだのは駐車場の自販機コーナーを覆うテント看板に「世界一のもつ煮」とあったからこれは頼まないわけにはいかないと考えたのです。世界一かどうかは分からないけれど、臭みのほとんどない丁寧に処理されたオーソドックスな味に、どこn店でもこの位ちゃんとしてるならもっと頻繁に頼むのになあと思うのです。アジフライもとても立派で満足度が高いです。他の客たちは正月明けなのに呑んでいるぼくらを見ても少しも気にしない様子で、ぼくが逆の立場だったら羨ましくて毒づいてしまったかもしれません。にしてもここは客の入りの良さに大いに納得させられるいいお店で、自宅の近所にあって欲しいと思いつつも、腹を空かせて来るべきだったと思ったのです。
2024/02/04
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宮本百合子が「すきな食べ物と嫌いな食べ物」というごく短い文章を残しています。恐らくは出版社かどこかのアンケートに回答したといった程度のものではなかろうか。端折るのもバカバカしい位に短いので全文を引用します。--一、蝦、鰒類、うなぎ、肉類、新鮮な野菜(特に、うど、セレリー、チサ、若いなま胡瓜、よい玉葱)二、味のすっぱいものは食べられません。見た形や色がいやな連想を与えるもの、例えて云うと、近頃焼魚をまるで食べられない如く。-- 断るまでもなく一が「すきな食べ物」で二が「嫌いな食べ物」ってことになります。「嫌いな食べ物」は「すっぱいもの」と「見た形や色がいやな連想を与えるもの」で、後者はなんとも曖昧でなんとなく分かった気にはなれなくもないけれど、例えば「すきな食べ物」の「蝦、鰒類、うなぎ、肉類」ってその「見た形や色」が嫌いって人が少なくないと思うのです。宮本氏が「いやな連想を与えるもの」が「焼魚」とのことで、これはお頭付きの焼魚であると想像されるからますます分からないのです。一だけ見ると極めて明確に思えますが、二と併せて読むと何だかよく分からなくなるのです。分からないといえば「新鮮な野菜」に記されている「セレリー」はセロリのことと推測されますし、「チサ」は「萵苣」、つまりはレタスのことです。でも「若いなま胡瓜」はよしとして、「よい玉葱」がよく分からない。一に列記された食材のどれを取ってみても、ぼくなんかだとそれなりに「よい」ものでなければすぐに、二へと移動したくなっちゃいますけどね。それと初見で最も奇妙な感じを受けたのが「うど」が入っていることです。どうして数ある野菜から「うど」を選んだのか。ぼくだってうどは大好きですけど、好きな野菜5品を選ばされたとしてそこに加えるとは思えないのだ。今では栽培物も出回っていて案外年中食べられるけど、当時は食べられる季節もわずかだったと思うんですけどねエ。うどの炊き込みごはん【材料】米 2合/うど(短冊切り) 1/2本/油揚げ(短冊切り) 1枚/だし 適宜/【調味料】醤油・酒・みりん 大さじ1/塩 小さじ1/2【作り方】1. 炊飯器(内窯)に全ての材料を入れて炊く。 山菜の独特の香りとほんのりと苦いのが非常に美味しいなあ。炊き込みごはんってのは本当に万能料理ですね。でも食べ過ぎてしまうから作り過ぎは禁物なのでした。うどの味噌汁【材料】うど(短冊切り)・油揚げ(短冊切り)・だし・味噌 適宜【作り方】1. 鍋にだしを沸かしてうど、油揚げを茹で、味噌を加える。 味噌汁もよっぽど無茶なものじゃなければ大概の具材を合わせられそうです。これも無論美味しいのです。でも塩分の取り過ぎが気になるお年頃なのでやはり作り過ぎぬのです。うどの皮のきんぴら【材料】うど(皮/4cm幅)・ごま油・赤唐辛子(砕く)・みりん・酒・醤油・塩・白ごま 適宜【作り方】1. 鍋にごま油を熱して赤唐辛子を炒める。うど(皮)を加える。みりん、酒、醤油、塩を加える。白ごまを散らす。 無論、皮も美味しく頂きます。というかこれを作ってごはんに混ぜたら炊き込みごはんじゃなくて混ぜごはんになるからこれまた作り過ぎは禁物なのです。うどの酢味噌和え【材料】うど(4cma幅/短冊切り)・【酢味噌(混ぜる)】白みそ・砂糖・酢 適宜【作り方】1. 皿にうどを盛って【酢味噌】をかける。 でも少しは生で食べたいですね。生のうどの美味しさについては、次回(まだ続くのだ)に素敵な文章を用意しているのでお楽しみに。酒の肴にはこれが一番かな。
2024/02/03
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これまで数多くの食パンレシピを試してきましたが、あれこれ試してみての結論としては、大概の食べ方が美味しかったということです。いや、そりゃまあ嫌いな食材を用いたり、失敗した料理を援用したりした場合は、美味しくなるはずがない訳です。ちなみにぼくは、焦がしてしまうというタイプの失敗になります。トースターを持たないぼくはオーブンで焼くのがもどかしいので、専ら魚焼きグリルかフライパン焼きを採用することになりますが、単なるトーストならわたつくこともありませんが、調理パンの場合は食材を冷蔵庫から出したり刻んだりなどの調理行程も同時進行することになるので、注意してもしきれない場合があるのでした。まあそうした失敗もあったりはしますが、概ね想像の範囲を脱することなくそれ相応に美味しく仕上がるのでした。でも例えばペリカンの食パンだったりロールパンの場合は、極力余計なことはしない方がいいようです。焼くにせよ焼かないにせよ、焼くならどう焼くかといった問題もあるけれど、シンプルにバターで食べるのが一番良いようです。バターの種類やバターの塗り方もその量や溶け具合など好みや体調状況によって差は出そうですが、その辺は状況に応じて好きなようにして構わないわけで、ともかく調理パンを作るなら工場製の安いパン、できれば見切り品を用いるべきとの考えに至ったのでした。キャベツマヨトースト カレー風味【材料】食パン 1枚/キャベツ(千切り) 2枚/マヨネーズ・カレー粉・醤油・溶けるチーズ 適宜【作り方】1. 食パンに混ぜたマヨネーズ、カレー粉、醤油を塗ってキャベツ、溶けるチーズをのせてトースターで焼く。 地味だし、つまんなさそうなレシピですねえ。ぼくは色んな料理の風味に変化を付けるためのカレー粉使いってのが酷く気に入らない者なんですが、この場合は実にいい効果をもたらしているように思えました。チーズがなければマヨネーズだって一向に構わないはず。生キャベツが入るとわずかながらもヘルシーな感じもします。からしマヨチートースト【材料】食パン 1枚/マヨネーズ 大さじ1/練り辛子 小さじ1/溶けるチーズ 適宜【作り方】1. 食パンにマヨネーズ、練り辛子を塗って溶けるチーズを散らし、トースターで焼く。 辛子マヨネーズとチーズが一緒なら不味くなるはずがないからそうした意味では面白味はないですね。辛子マヨはハマっちゃうとその味一辺倒になりそうでちょっと危ない気もします。むしろ辛子バターに可能性を感じます。大量購入した粉辛子の消費のため、ちょっと研究してみようかしら。ピザグラタントースト【材料】食パン・ホワイトソース・トマトケチャップ・トマトペースト・玉ねぎ(薄切り)・ベーコン(5mm幅)・溶けるチーズ 適宜【作り方】1. 食パンに混ぜたトマトケチャップ、トマトペーストを塗る。ホワイトソースを塗ってじゃがいも、溶けるチーズをのせ、トースターで焼く。胡椒を散らす。 多く作り過ぎたホワイトソースの残りが痛みそうだったので無理矢理作ってみました。グラタンパン風に作るのもありかと思いましたが、ホワイトソースだけでは単調な味になりそうだったので、ケチャップ、トマトペーストでカニ版のピザソース風にして塗ってみました。そしたらなかなかの良いできになりました。ベーコンはむしろ邪魔で玉ねぎを2倍量ほど用いても良さそう。当然タバスコがあってもグッド。ポテトグラタントースト【材料】食パン・ホワイトソース・じゃがいも(茹でる/銀杏切り)・溶けるチーズ・胡椒 適宜【作り方】1. 食パンにホワイトソースを塗ってじゃがいも、溶けるチーズをのせ、トースターで焼く。胡椒を散らす。 近頃ちっとも食べる機会がなくなりましたが、昔はたまに宅配ピザを食べました。その頃よく食べたのがピザ生地にホワイトソースとじゃがいも、チーズがトッピングされたのです。今でもたまに食べたくなるんですよね。ピザとは違うけれど、案外それらしくはなるもんですね。だったらこれで十分かな。
2024/02/02
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唐突ではありますが、このブログの更新頻度をペースダウンすることになりました。それを言ったら始めた当初からゆるゆると下降修正をたびたび行ってきたわけですが、今回は基本的に何かの弾みでアップし損ねた場合を除いてほぼ毎日更新を欠かさずにやってきたのですが、そのノルマに対するストレスもあって、先達てからタイミングを図ってきました。当初の目的であった文章力アップもさほどの効果をもたらしてはくれず、備忘録としての役目も実際には振り返ることはほぼなく、また止むことのない酒場等閉店の連鎖で最低限の資料的意味すら牛われつつあるのが主な理由であります。黙ってそうすればいいって意見もあるのでしょうが、ぼくは元来意志の弱い人間であり、誰かに向かって宣言でもしないとなし崩しに書き続けるか逆に全てをチャラにして更新をやめてしまうかもしれない。完全にやめてしまうまでほどには更新に積極的な訳でもないから更新頻度を減らすという微温的な対応でお茶を濁すことにしました。きっちり確認してはいないけれど曜日によるアクセス数に特段の差異はなさそうなので、日、月曜日に酒場レポート、金、土曜日に料理関係レポートを更新していくつもりです。前者に嫌気がさしたり、レポート不可能になった場合は、このブログは閉鎖となるはずですが、後者については、料理作りが億劫になったら別の関心事へと話題は変化することもあり得ます。無論、これまたごく稀にあったようにどうしてもお伝えしたいことがある場合は不定期に更新することもあることをお知らせしておきます。ってこれがアップされるのが2月1日なので、切り替えは明日以降ということにさせていただきます。と、これでようやくスッキリしました。 スッキリしたといえば、十条駅の再開発が着々と進んでいますね。超巨大マンションの完成予定イメージ画が飾られていますが、これにより名物商店街はむしろ活気付くような気配すら感じられます。地元でも何でもない単なる訪問者でしかないぼくにとっては詰まらなくなっても、地元の方にとっては大きなチャンスともなりうるかもしれず、そういった意味では町全体のあり様まで変わってしまった南千住や日暮里なんかよりは上手くいきそうな予感がしています。そういった意味では「大吉飯店」は、道一本挟んで辛うじて開発圏から外れましたが、それが吉と出るか凶と出るかは今後を待たねばならないです。でも吉と出てお客さんがひっきりなしになるとこれまでの常連が手軽に利用できなくなる可能性があるとすれば、どちらにしても凶ということにもなりかねません。その位、繁盛していたのです。1階席はびっしり埋まっていて2階席に通されたのですが、そこは家族連れから仕事の仲間らしきおっさんグループもいるし、地元の寄り合い風のオヤジグループもいたりして多様な人々が多様な用向きでこちらを本当に好きで利用しているのが感じられます。階段上ってすぐの便所に近い席というのはちょっと残念ですが、選り好みする余地はなさそうです。酎ハイを頼んでお決まりの餃子とたまたま指先に振れた焼肉なる品を注文します。餃子はタネが滑らかな舌触りで嫌味のない好みのモノでした。焼肉は味濃い目でガツンとくるボリューム感のある豚肉炒めを自分で作ったらきっとこうなるであろうという味わいでありました。だったら自分で作ったらよかろうという指摘もありましょうが、きっと今の自分はこれは外でだから食べるから美味しい料理なんだと思われるのです。そこまで人気が出るもんだろうかという若干の疑問もありますが、使い勝手がいいんだろうなあ。我々が勘定を済ませてもすぐに入れ替わりでお客さんがやってきました。今ですらこんな具合だから新住人が増殖した後は一体どうなってしまうのだろうと懸念されるのでした。
2024/02/01
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