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カトレアの交配種、Lc. プロフェシー'モンテレー'×Lc.コロラマ'ザ・クラウン'(Lc. Prophesy‘Monterey'x Lc. Colorama 'The Clown')が今年も開花した。2009年12月13日に続いて2回目の登場。前回紹介した後に株分けをし、転勤が重なったこともあってしばらく株の調子が今一つの状態が続いたが、今回は1花茎に3輪咲いてくれた。 いやぁ、実にあでやかな花だ(*^_^*)。ただ、今の季節は手持ちのカトレアはすべて貸温室に預けているため、手元で楽しめないのがちと残念。そろそろ小型の温室でも買おうかと思ったりする。ただ、来年1月末には神奈川県への転勤が決まっているため、まずは園芸が楽しめる新居を探さなくては。2年間の間に3回もの転勤。会社の上層部には、もうちょっと社員の身にもなってほしいものだ。
2012.12.19
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1933年に登録されたという往年のカトレア交配種、Lc. Anubis 'Togoshi'(Lc. アヌビス ’トゴシ’)のオリジナル株が開花した。昨年の春に入手したものだが、花は本ブログ初登場である。ただ、この季節はカトレアを貸温室に預けているのだが、省エネ対策のためか今年は温室の設定温度が低いようで、そのためか花にボトリチス病というカビの症状が出てしまったのがちと残念。まあ、こういうご時世だから仕方がないか。 まだカトレアの育種があまり進んでいなかった時代の品種だけに、現代の交配種に比べると見劣りがするのは仕方がないのだが、私はこの品種をずっと探し求めていた。高校時代に、私が通っていた高校の図書室に「原色薔薇洋蘭図鑑」(保育社、昭和31年)という本があったのだが、この中にこの品種が載っていたのだ。この本は、まだ洋蘭が庶民には高嶺の花だった時代に初版が出版されたもので、私が洋ラン栽培に目覚めたきっかけとなった本でもある。それだけに、この本に載っている品種を集めてみたいとひそかに思っていた。 これがその本に載っている写真。ただ単に「LC.アヌビス」として紹介されていて、個体名は付いていないが、もしかして私が所有する’トゴシ’と同一個体か、少なくとも兄弟株であることには間違いない。ちなみに、個体名の’トゴシ’は、我が国の洋蘭栽培の草分け的存在である戸越農園のあった、東京都品川区戸越に由来するものと思われる。写真の左側に載っているのは、ちょうど昨日の日記で紹介したBlc. ノーマンズ・ベイ 'ヘラクレス'の兄弟個体である。が、こちらも個体名なしで紹介されているが、どことなく’ヘラクレス’そのものに似ている気がする。 さて、今回はLc. アヌビス 'トゴシ'が冬に咲いたわけだが、原色薔薇洋蘭図鑑によれば、本来は夏咲きとのこと。というわけで、来年夏の開花にも期待したい。
2012.12.16
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カトレア界交配種の歴史的な名花、Blc. ノーマンズ・ベイ 'ヘラクレス'(Blc. Norman's Bay 'Hercules' FCC/RHS)が今年もめでたく開花した。1946年に登録された古い品種である。2年前の2010年12月27日に続いて当ブログでは5回目の登場となる。実際には昨年も開花しているのだが、今一つ出来栄えが良くなかったので紹介しなかったが、今回は今までに紹介した中では最も良く咲いてくれている。 画像ではうまく伝わりにくいが、実物は本当に貫禄がある。この花をいつまでも眺めていたいのだが、残念ながらこの季節は手持ちのランを貸温室に預けているために、束の間の花見となった。香りが良い個体なので、いつか展示会に出して香りの審査で賞を取ってみたいものだ。 ただ、せっかくうまく咲いてくれたのだが、この個体は今にもバルブが鉢からはみ出しそうになっている。というわけで、来年は株分けをしなければならない。株分けをすると必ず「作落ち」してしまうため、来年の花がうまく咲いてくれない可能性が高い。カトレアは、数年に一度は株分けをしなければならないため、毎年同じように花を咲かせるのが難しい。だからこそ咲いたときのありがたみが大きいわけだ。
2012.12.15
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