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私は高校時代以来、何度かカトレアの交配を行ったことがあり、実際にそのほとんどが結実に成功しているが、播種までにこぎつけたことがない。ランの種子というものはまるで粉のように細かく、草花の種子のように土に蒔けばいいというものではなく、ちょっと特殊な技術を要するのだ。その技術とは、三角フラスコの中に寒天培地を作り、熱で滅菌処理をして無菌状態にしたところに種子を蒔くというもの。その技術を習得している人に言わせれば別に難しいものではないらしいが、一般の趣味家にはそれを習得したり設備を揃えたりする余裕がない。しかしありがたいことに、一般趣味家の種子を預かって有料で無菌播種をしてくれる業者がいくつか存在する。そういうわけで、このたび私も自分で交配したカトレアの種子の無菌播種を業者に依頼することにした。 これがそのカトレアの「果実」だ。交配親は秘密だが、両親と共にこのブログに登場したことがある品種だ。交配したのは今年の2月。それから約10か月を経て成熟の時期を迎えた。花茎が折れ曲がっているが、これは6月の爆弾低気圧の時に強風で折れたもの。この時は花茎だけでなくバルブも根元から折れてしまったので半ばあきらめていたのだが、なんとか組織がつながっていたので果実が成熟してくれた。明日、宅配便で業者に発送する予定だ。通常、カトレアは播種から開花までどんなに早くても数年は要する。それでも、自分が作出したカトレアにどんな花が咲くのかと考えるとわくわくするものだ。一方、その花が咲くころには自分が何歳になっているのかと考えるとちょっと気が重いのだが(笑)。
2012.11.29
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2006年以来毎年続けている種子からのタマネギ栽培。今日はその定植を行った。今年のタマネギの品種の顔ぶれは次の通り。・愛知早生白玉葱(愛知県伝統野菜)・今井早生(大阪府伝統野菜、種子は国華園のもの)・極早生種サラダ赤タマネギ(アタリヤ農園)・春いちばん玉葱(松永種苗)・トップゴールド320(タカヤマシード)・ホワイトベアー(日本農林社)・フォーカス(タキイ種苗) この7品種のうち、上から4つは2009年に買った種子の余りを冷蔵庫に保存しておいたもの。開封して3年経っているが、タマネギの種子は短命と言われている割には発芽率はあまり落ちていなかった。あとの3つは今年の新顔。2枚目の画像には2つしか畝が写っていないが、実際には別の場所にもう1畝ある。なお、来年春には神奈川への転勤が決まっているので、早く収穫が終わって畑が引き払えるように早生、極早生、超極早生の品種を選んだ。
2012.11.04
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