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第三試合はJR九州と三菱ふそう川崎の対戦。着いたら三菱ふそう側の特別席最前列はカメラマンのかたでほとんど埋まっていたので(←なんか皆さん見たことあるかたばかりだったような…)、比較的空いていた一塁側寄りにちょこっと浮気。一塁側方向から撮ったのが混じってるのはそのせい。試合前に三菱重工長崎から補強の鈴木勘弥選手が10年連続表彰でした。あれ、まだ10年じゃなかったの?っていう気がするほどのベテラン選手。1999年から10年だから、準優勝した年から連続出場ってことになるらしい。「グランド・スラム」を見たら、鈴木選手は16年目。1年だけ一光にいたとは知らなんだ。一応、試合の得点シーンだけ書くと。先制点は3回表のJR九州。1回に好守備を見せた佐々木健悟選手の二塁打からチャンスを作り、打席は田村亮選手。バットを短く持って合わせ、石塚選手の頭上を越えるタイムリー。田村選手は元いたチームが活動できなくなって移籍して来た選手でしたねぇ。4回には宇多村典明選手がライトスタンドへライナーで飛び込むホームランで佐藤大士投手を退けると、代わった亀川裕之投手から中野滋樹選手もレフトへホームラン。中野選手ホームイン。これで3-0に。中野選手も元いたチームが活動休止して移籍して来た選手、か。6回の三菱ふそう川崎、石塚信寿選手の大飛球落球(記録は二塁打らしい)でチャンスを作り、渡部英紀選手のセンターへの痛烈なタイムリーで1点返す。盛り上がる応援席。が、反撃はここまででした。最後の9回裏、イニングつなぎの応援をしている間に新保大輔選手がヒットで出て、さあこれから「ダッシュ」や「ファイター」で盛り上がるぞ~っていうところで併殺打、何ともあっけなく終わってしまいました。いろんな意味で無念…。JR九州さんもチャンスをプレゼントしてくれちゃったりもしたんだけども、米藤太一投手は彼らに「気にするな」と言わんばかりに飄々と投げて完投。あ、もちろんそれを上回る好守備も何度もありましたよ(双方とも)。ドームは暗くてプレー中の選手の写真はうまく撮れなかったので、横断幕とか中心で。JR九州さん名物・「想いをひとつに」。これも名物のつばめ号。選手個人の旗はスタメンの自前選手の分はだいたいあるようでした。角谷隆次選手の娘さんでしょうか。角谷選手も野球部がなくなって移籍してきた選手だったなぁ。磯村秀人投手もおつかれさま。プレッシャーのかかる場面だったと思うけど、役割は果たせました。石塚選手ナイスキャッチでした。人間国宝・西郷泰之選手、もしかして都市対抗での最後の打席になってしまうのか。西郷さんに限らず、都市対抗最後の打席かも知れないと思うと胸が詰まる。最後の打席はレフトフライ。サバサバしている様子?西郷さんでも打てないなら仕方ありません。6回のダイビングキャッチはお見事。「西郷丸」はこの日は大漁とは行きませんでした。西郷選手と気仙沼は何か関係があるのでしょうか…?(この旗、小さなユニフォームを着た選手・コーチの息子さん(?)たちが出していたみたいなんですけど、守備中はみんなで引っ張り合ったり投げつけたりして遊んでいたような)ヘルメットをかぶって三塁コーチに立つ梶山義彦さん。バット持って来て打っちゃえ。(梶山さんと桑元さんは名簿上は選手でも登録されてたけど、ベンチ入りはコーチとしてのみでした)矢貫投手がんばりました。新保選手は最後、意地を見せました。「三垣軍団」とは? あいにく三垣選手は出番ありませんでした。吉田博之監督インタビュー中。こんなスコアでした。おつかれさまでした。また秋に。今はそれしか言えない。応援ありがとうございました。応援団のかたの人数が例年よりもずいぶん多く感じました。応援指揮のかたが「A班」「B班」「OB班」みたいな札を上げていたんで、応援団OBのかたも加わっていたということか。ちょこっと特別席の一塁側寄りに浮気してるとき、三塁側スタンドからは地鳴りのような、怖いほどの声援が聞こえてきました。一塁側に戻ると、ホント皆さんうちわを振っての一生懸命の応援で。涙が出ます。試合後、応援団長のかたが挨拶。途中、少し声を詰まらせながらの熱が籠ったもので、まだまだ諦めていらっしゃらないような内容に聞こえました。新聞に載ってた垣野監督の言葉をちょっと変えて貼っておきます。「こんないいチームがなくなっていいのか?」まだ終わりじゃないです。こちらもまた秋に。明日はENEOSです。
2008年08月31日
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今日は見にいけませんでしたが、すごい試合が多かったみたいですね。3試合中2試合がサヨナラホームランですか。しかもサヨナラランニングホームランだなんて。過去に一度でもあったんだろうか。◇一回戦鷺宮製作所 5-4 TDK (延長12回)JR東日本 4-2 日本生命Honda 6-5 日本新薬サヨナラにならなかった第二試合は終盤のベンチワークが面白かったです。速報を見てたら9回表一死のところでJR東日本、DHを外してマウンドにいた木村投手を一塁に入れる高校野球みたいな采配。こんなことするくらいだから再登板かと思ったら、代わった右の木城投手が右の3番・高橋選手を抑えて二死になったところで木村投手は完全に交代。4番の溝下選手(右)に代わって左の有竹選手が代打に出たのは木村投手が退いた後ということで良いのかな。再登板がなかったので、結果的にやや謎めいた采配に。その後が多井選手、佐々木正詞選手と左が続くので、そこまで回って来たときのために木村投手を残しておいたってことなのかな。こういうの、新聞も監督さんに取材して書いて欲しいんだけどな~。明日の新聞には何か載るかしらん。それから木村投手に代わって一塁に入ったのが沢選手っていうのも驚き。捕手なのに内野もやるというのは足立選手の役目かと思ってたら沢選手もなんだ。普段の試合で一塁を守ってた選手は他にも2人の松浦選手とか中矢選手とか、結構いる。でも沢選手。これまたどういう意図なのか。普段から練習してるのかなあ。ベンチ入り人数も限られてますので、一塁守れる選手が他にいなかったとか?残念なことに、またケガ人が出ちゃってるみたいですね。第二試合の経過を見るとNTT東日本から補強の清田選手が負傷退場って出てますが、大丈夫なんだろうか。開幕戦でも日立の鈴木選手が走塁中に人工芝に足をとられたのか、負傷交代でした。足を押さえて倒れたまま起き上がれなくて。トレーナーさんが出てきてその場で治療するなりしそうなものなのに、鈴木選手の場合はもうすぐさま担架が出てきて退場、交代が告げられていました。軽くないケガってことなのでしょう。清田選手はどうなんだろう…。本大会に出られた選手はある意味まだ良くて、本大会の前にケガしちゃった選手は辛いですよね。壮行試合を見に行ったら痛々しい姿が目に入っちゃったり。先日の日立とふそうさんの壮行試合では、確か日立補強の高浦選手だったと思いますが、守備中に走者と交錯してしばらく起き上がれず、トレーナーさんがすっ飛んで行きました。ベンチに戻るときも足を引きずり肩をかつがれて。次の守備ですぐ戻ったので大したことはなかったみたいで良かったのですが、ヒヤリとさせられました。(日立のトレーナーさんは日本人離れした顔してるなって思ったら、お名前からするにハーフのかた、なのかな)(トレーナーさんの名前もメンバー表に書いて提出するらしい。しかし「マッコイ」とはまた医者っぽいお名前で)今日はたくさんの選手が10年連続表彰を受けたそうですが、10年連続表彰ってただチームが本大会に出るだけではダメで、1試合はベンチに入らないといけないんですよね、確か。もし10年連続の10年目の直前で大ケガしたら…。大きなケガもなく、10年連続で出続けるってホントそれだけで立派なことなんだな、と改めて思うのでありました。
2008年08月30日
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●東邦ガス2-1日立製作所開幕戦は東邦ガス・藤江投手、日立・比嘉投手の両先発による見応えのある投手戦。双方とも序盤のチャンスを活かせずにゼロが続いた6回裏の東邦ガス。連打で一死一三塁として、4番・佐々木選手のセカンド右へのゴロは打球からして併殺にはなりそうもない当たり。何とか二塁はアウトにしたものの、一塁はセーフ。ホームに達した後、一塁がセーフになったことを見届けた東邦ガス・南選手はその場で派手派手ガッツポーズ。東邦ガス1点先制。「やったね! もう1点いきましょう!」名古屋弁検定5級の私が訳してみました。あってますか?エビフライと金シャチつき。1点先制された日立はすぐさま7回、4番・中村選手の日立応援団で埋まるライトスタンドへライナーで飛び込むソロホームランで同点に。盛り上がる一塁側応援席。ちょうど応援団の指先が示すあたりに打球が飛び込みました(そういえば日立は7回の攻撃前に応援歌を歌わなかったような)力投の日立先発・比嘉投手(右)。口元に手を当てて何をやっているのかというと、これ、紙コップで水を飲んでます。イニングごと、こうして必ず水を持ってきてもらって飲んでからマウンドに向かっているように見えました。いわゆる力水、ってことなのかなぁ。が、このあとの8回裏、東邦ガス・平手選手(Honda鈴鹿から補強)の打った瞬間にわかるホームランがこれもライトスタンドに突き刺さり、これが決勝点に。(日立公式サイトのアニメーションほどポール際じゃなかったです)東邦ガス先発の藤江投手は9回の日立の代打攻勢を3人で抑え、見事に完投勝利。14奪三振だって。鶴岡捕手からウイニングボールを受け取る藤江投手でした。東邦ガスは実に66年ぶり勝利とのこと。この試合の打のMVPは間違いなく平手選手。決勝ホームラン以外にも、1回の打席はほとんど普通のショートゴロだったのに内野安打に。相当な俊足らしい。8回の守備では代打・丸山選手の左中間を破りそうな痛烈な打球を腕を伸ばしてナイスキャッチ。打った丸山選手が頭をかかえて悔しがってた。あれ、抜けていたら無死二塁。どうなっていたかわからなかったところでした。実にいい選手を補強しましたねぇ。●スタンド風景など赤いビブスの日立の大応援団は二階席一塁側を埋め尽くし、とうとう東邦ガス応援席の上のほうまで侵食。一方、三塁側は紙製のメガホン(?)を配っていたようで、こちらもスタンドを赤く染めていました。(手の形をしたビニール製のものだそうです。いのさん、ありがとう!)本日の応援大賞。この他にも、「ここまで飛ばせ」など何種類かのパターンを用意されていたようです。全員分かわからないけど選手名のたれ幕もたくさん。実に熱心な方々です。試合後は日立のお客さんが多すぎて、ドームの外は人、人、人。外に出てから駅までがひと苦労でした。これ、何かと思ったら、「かちどき号」というのは日立の応援列車のことなんだって。へ~。→[記事]都市対抗野球:地域ぐるみで楽しむ 黒獅子の目(毎日新聞)しかし、ずいぶん遅い時刻に発車するんだな~。日立に着いたら日付変わってるのでは?(試合が終わったのは8時半くらいだったから発車時刻まで余裕ありすぎです)●林偉加油!私の中で、日立と言えば林偉選手です。あいにく、林偉選手はベンチ外れてました。残念。ノック中に外野の選手をよーく見てみたけども見当たらない。ベンチ入りを外れた選手はユニフォームを着てスタンドにいることもあるので、ネット裏のほうも見てみたけども遠すぎてわからず。ま、控え室にでもいるのかも知れないし、スタンドにいてもユニフォーム着てるとも限らないし、これだけの人の中から探すのは無理でしょう。と思ってふと振り向いてみたら、私の後ろの列で見てた。ああびっくりした。一緒に観戦していた明らかに日本人離れした顔立ちの方々はきっとご家族でしょう。台湾からご両親を招待しての親孝行、かな。来年は試合に出て、もっと親孝行できるといいですね。(林偉選手はママ似であることが判明)
2008年08月29日
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都市対抗野球は今日から開幕です。私もお邪魔して来ました。用事を済ませて駆け足でドームに入場。何とか間に合った、けども開会式はもう終わりかけ。国旗掲揚が行われているところ。君が代独唱はソプラノ歌手のかたらしいけど、すごい迫力。さすが、本職のかたはすごい。黒獅子旗の返還とかはもう終わっちゃってました。東芝からは結城キャプテンと井関副キャプテンの2人かと思ってたけど、5人も来てらっしゃってました。他は飯田選手、鈴木選手、伊勢選手だったかな。確か袖の黒獅子エンブレムはちゃんとついてたように見えた。この前のオープン戦のときはついてなかったのに。で、君が代独唱が終わるともう退場。それが冒頭の写真。JFE東日本さんの青いユニフォームって胸の2本ラインは白だったと思ってたけど、違いましたっけ。赤いです。東芝の選手の方々は出口に近いところににたのですぐに引っ込んじゃって撮り損ねた。何とか中野真博投手は発見。(うまく撮れないなぁ)このあと行われたのは開幕戦、日立製作所と東邦ガスの対戦。一塁側の日立さん応援席は開会式の時点ですでに外野まで全部埋まってギッシリ。その後、二階席も端まで埋まっちゃいました。すんごいな。●ぶーぶーぶー、ふまんのぶーご存知のとおり、東京ドームは後楽園駅を出て歩道橋を渡るとすぐに外野席入り口です。入るだけならここからがいちばん早い。私が駅に着いたときはもう開会式は始まってる時間。一刻も早く入場したかったので、とりあえず入って外野から見ようと考えました(JABA会員は外野席無料)。で、外野入り口の係員のかたにJABA会員証を出すと。「これはですね、22番ゲートの脇でチケットと引き換えてください」(22番ゲートは特別席入り口のことです)え? 入れないの?ぐるっとドームの周りを半周してチケットと引き換えて、また戻って来てくださいというわけ。え~、間に合わないよう。確か去年までは、外野席入り口の係員のかたにJABA会員証を見せればその場で外野席券がもらえて入場できたと思ったんだけどな~。しょうがないので22番ゲートのところまで来たのですが、もう内野に来てるんだから外野に戻ってるとますます遅くなる。だから特別席のチケットを買おうとチケット売り場の窓口へ行くと、貼り紙がしてあります。特別席の場合も、外野と同じでJABA会員は22番ゲートの脇で引き換えてください、とのこと。じゃあってことで、22番ゲート脇へ行って係員のかたに1000円を出したところ、チケットじゃなくてピンク色の引換券を渡されました。「ここでは買えないんです。この引換券を持って窓口で購入してください」。うーん、二度手間。結局、窓口に並ばないといけない。これも確か去年までは、チケット窓口で直接会員証を見せれば買えたのに。こういうやり方になったのにはきっと何か事情があるのでしょう。でもな~、去年までの方式のほうが良かったな~。ちなみに特別席と外野席のJABA会員用チケットは両方とも東芝のユニフォームを着た渡部英紀選手です。去年の二回戦かな。(2008/09/04追記:外野席券は渡部選手じゃなくて石塚信寿選手みたいです。直さんありがとうございました)試合のことはまた別に。
2008年08月29日
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ちょっと前の話になりますが、北京五輪で薬物違反となった張泰山選手。26日にIBAFからの処分が発表、国際大会への出場停止が1年で済んだそうです。→[記事]京奧》張泰山禁藥事件判禁賽1年 明年無法參加經典大賽(NOWNews)(8/26)(big5)通常だと出場停止2年のところ、原因と推測される不妊治療の資料を揃えてきちんと説明したので1年に短縮されたんだって。WBCがアウトになったのは戦力的に痛いけども、仕方ない。ただ、やはり野球の五輪復帰を目指すIBAFにとっては五輪選手にドーピング違反者が出たということは重大事件との見方があるようで、それを心配する記事も出ています。→[記事]棒球想返奧 泰山成祭品(聯合新聞網)(8/18)(big5)野球とは関係のない生活上の不注意が、世界の野球界にまで影響が及ぶだなんてことになったら、ご夫妻にとって辛いことだと思います。薬物違反と言っても決して悪質なものではないことは認められました。職棒の試合への出場は問題ないとのことで、さっそく試合にも出ています。この件はもうこれで済めば良いのですけど。(ってことを27日の時点で書いていたのですが、台湾のNOCの偉い人が職棒界の検査体制が不十分だと指摘、張泰山選手がそのまま試合に出ていることを批判するなど、まだひと悶着あるようです)●牛に抗議電話さて、職棒では昨日(28日)の試合で張誌家投手が復帰後2勝目を挙げるなど(やっと2勝目だよ)、五輪代表選手も活躍を見せているようですが、やはりお客さんの入りが2球場を合わせても3000人前後と平日とはいえ淋しい数字が並ぶ日々。大丈夫かなぁ。中国に負けたせいで球迷に愛想つかされちゃったのか。で、これに関連してといいますか、五輪中の記事なんですけども。[記事]輸中國效應球迷痛[]打爆興農電話(壹蘋果運動王)(big5)(8/17)中国に敗れた後、興農球団は昨日、ファンの痛烈な電話攻撃に曝された。内容は興農牛隊に敗戦に対する謝罪やチームの解散を要求するもの。興農牛の劉志昇代表は不愉快で「ファンは冷静に、もう少し理性を」「最終予選で好投して中華隊を北京に連れて来たのは誰か? こういうときに足を引っ張るのは簡単だし、罵るのも簡単。でもみんなどうして雪中に炭を送ることができないのか? 張泰山が薬物検査に引っかかったことを避難されるのは正常だが、どうして彼の心情を考えないのか?」(「雪中に炭を送る」というのは困っているときに援助の手をさしのべることのたとえ、らしい)逆転負けしたときにマウンドにいた陽建福投手。途中、逆転されたときにマスクをかぶっていた葉君璋選手。サヨナラの直接の原因となる送球エラーがついた張建銘選手。そして張泰山選手。みんな牛の所属です。だからって牛隊に抗議電話かけたってしょうがないのに。しかも「解散しろ」だなんて…。最初に記事を見たときは、何でこういう馬鹿者がいるのかと思った。でも。彼らは陽建福投手らが牛の所属だとちゃんと知ってる人。そして球団の電話番号をわざわざ調べて電話して来るんだから、タチは悪いかも知れないけど、それだけ熱心なファンのかた、とも言える。牛隊からすれば迷惑な話かも知れないけども、負けてもなーんにも反応ないよりはずっと良い。まだまだ職棒界も見捨てられていないってこと、だと思うんだけどな~。
2008年08月29日
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27日の毎日新聞には毎年恒例、都市対抗に出場する神奈川3チームを特集した別刷りがくっついていました。この別刷り、裏面の応援の特集が楽しみで。写真もカラーで華やかだし、今年の応援はどんなんだろう?って。本戦ではこんな特別な応援をしますよって予告されていることもあるし。神奈川のチームの応援は予選でもだいたい見てはいるけども、本大会はまた別だったりしますからね。本大会仕様の応援が見られるチャンスは一度だけかも知れない。見逃したら二度と見られないかもって思うと、やっぱり行かなきゃな~って。逆に応援団の方々は、披露の機会が1試合しかないかも知れないのに暑い中で一生懸命練習してらっしゃると思うと頭が下がります。で、今年の応援予告で目についたのは日産。「十数年前の応援パターンも一部取り入れ、往年のファンも楽しめるメニューにするつもりだ」と書いてあります。十数年前のことは知りませんが、面白そうです。どういう応援パターンなんだろう?きっと応援もずっと同じことやってると「マンネリ」と言われ、変えたら変えたで「昔は良かった」みたいに言われるんだろうな~。バランスが大事なのでしょう。(私も都市対抗を見始めた頃の応援のほうが良かったって感じることが多くなってしまった。トシですね)日産の試合は日程的に見に行き辛いんだけど、何とか都合つけなくては。中野投手も見たいし。●いよいよ開幕さて、都市対抗本大会は日立製作所 対 東邦ガス の試合でいよいよで開幕。日立さんの都市対抗特設サイトを見ると、今年も赤のビブスを配るらしい。また今年も応援席が赤く染まるのでしょう。そして日立さんの速報ページはまたずいぶんと凝ってますね~。当然、今見られるのはデモ版だけど、日立は14-0で圧勝する予定らしい。このデモ版、ライトに上がったフライがカーブしてレフトスタンドに飛び込んだり、日立は先攻なのにサヨナラ勝ちしてたり、1安打で14点も取っちゃってたりして地味に笑えました。
2008年08月28日
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台湾職棒では26日から例行賽が再開。中国に敗れたこと以外はまずまずだったように思える北京五輪中華隊だけど、やはり「中国に負け」の衝撃はあまりにも大きく、記事を読む限りでは「期待ハズレ」みたいな厳しい見方をする方が大半のようです。で、気になるのは再開後の職棒のお客さんの入り具合。中断前、象の偉いかたの「これ以上赤字が増えたら解散」なんて発言もありましたし、北京の結果を受けてますます客離れが進むようだと本格的にイヤ~なことが起こってしまうかも知れない。再開初日(26日)の観客動員はどうだったかというと。象 2-4 蛇(新莊) 1,406人牛 6-8 熊(台中) 1,650人うーん、やっぱり少ない。平日だし、もともと今年はこのくらいしか入らない試合も多いし、1日だけで判断するのも何ですが、最も集客力があるはずの象隊が台北で試合しているのにこの数字はかなり心配。一方、北京で見事に金メダルをとったお隣の韓国も26日から公式戦再開。金メダル効果でさぞ客入りは盛況だったかと思いきや。SK 4-3 斗山(仁川) 12,341人 ←首位攻防戦LG 4-2 起亞(ソウル・蚕室) 6,647人韓火 4-11 ロッテ(大田) 5,200人ヒーローズ 2-5 三星(ソウル・木洞) 1,398人多いんだか少ないんだか微妙な数字。これ、報道によれば五輪前とたいして変わらなかったそうです。→[記事][プロ野球] オリンピック 野球熱気 どこで 行ったか(スポーツ朝鮮;翻訳サイト経由)さっそく試合に出場した代表選手もいたし、金メダル選手のサイン会などの五輪絡みのイベントが各球場で行われたわりには、集客に結びつかなかったとか。そんなもんなのかなあ。国家代表の試合と国内リーグの試合はまた別というか。そういえば、日本もWBC優勝したけど、それでプロ野球のお客さんが増えたかっていうとそうでもなかったような。
2008年08月27日
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先日、用事のついでに元住吉にお邪魔。駅前の商店街にふそうさんを応援する横断幕が出ているのはいつものことですが(これはオズ通り)。ブレーメン通りのほうは今年はこんな横断幕です。[記事]三菱ふそう川崎野球部 存続願い 5,000人の署名(タウンニュース)(8/8)元住吉の商店街で署名活動をしているという記事。7月末で5000名ほどの署名が集まったのだとか。ふそうさんは会社としてのイメージは決して良いとは言えない状態だと思います。商店街としては前から応援しているとはいえ、もしかしたら一企業の部活動を応援するっていう姿勢をこころよく思わないかたもいらっしゃるかも知れない。でも、存続のために動いてくださっている。現在どのくらい署名が集まっているのかわからないけども、もし私がふそうさんの野球部関係者で、束になった署名を見たら泣いちゃうんじゃないだろうか。僭越ながら近隣住民じゃない私たち家族も署名させていただきました。署名したからって存続する保証なんてないんだけど…。何にもしないよりは。オズ通り(駅の東側)のほうも署名集めしているらしいのですが、どこでやってるのか良くわからなかったので、記事にあるブレーメン通り(駅の西側)のほうで署名。場所はここ(google ストリートビュー)でやってます。TSUTAYAの隣にあるコミュニティセンター。音楽隊のモニュメントが目印かな。駅からわりと商店街の奥のほうに入ったところでした。あ、でもさっきの記事を見ると(署名は)「8月中頃まで募り」って書いてあるからもう終わっちゃってるかも。開幕まであと3日。今日から始まった毎日新聞神奈川版の連載記事、1回目がふそうさんでした。[記事]黒獅子となれ:第79回都市対抗野球/上 川崎市・三菱ふそう川崎 /神奈川(毎日新聞)「今年で終わりだから頑張る、なんて野球はやりたくない」。そうだそうだ、こちらも今年で終わりだから頑張って、なんて応援はやりたくない。グラウンドのある施設の館長さんって、試合の予定を聞きに行くと教えてくれる事務室のかたかしらん。「野球部見たさ」で就任されたんですねぇ。あのグラウンド脇の建物の中って酒場まであるんだ。三菱ふそう川崎の初戦は日曜日の夜、相手はJR九州さん。あと5日です。
2008年08月27日
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前回の続きで。●日本のボールは日本のプロ選手が国際大会に出てボールの違いが話題になるとき、五輪球は「滑る」「縫目が高い」「飛ばない」って良く言われているように思います。それぞれ皮質、糸、反発力が違うということなのでしょう。先ほどの韓国の記事では五輪球について、韓国の国内球と比べて「滑る」「縫目が低い」「飛ぶ」と書かれていました。滑るのは同じで、縫目と反発力は逆の見方です。日本のボールのことは、いわゆる「飛ぶボール」騒動のときに大いに話題になりました。詳しいかたがたくさんいらっしゃるかと思います(←私はあんまり興味なかったんで、良く知らない)。一応、導入している球団が多いというミズノの「低反発球」が五輪球とどう違うのかっていう点で記事等を集めてみると。「低反発球」とは・国際球とは中の材質が違い、プロ野球の公式球(「飛ぶボール」)がウール100%であるのに対し、国際球は90%[1]。・これは世界的に野球を広めるためにコストを抑えるようIBAFが要請したもの[1]。・しかし材質によって反発力が変わることはない(とミズノのかたは言っている)[1]。・いわゆる「低反発球」は国際大会の使用球に近づけるために開発したもの[2]。・ウール100%のまま、ゴム芯を反発力の弱いものに変更した[2]。大きさ・重さ・大きさと重さは、五輪球と日本の公式戦での使用球とでは全く同じ(「飛ぶボール」時代の話)[1]。縫目・糸・「低反発球」を導入したとき、ミズノは五輪球と同じ綿糸を使った縫目が高いボールと、従来どおりの麻糸を使った縫目が低いボールを用意[3]。・麻糸から綿糸に変えたため、縫目の山が0.2mm高くなった(高校野球での低反発球)[2]。・当時、ミズノのボールを使っていたパ・リーグ球団(楽天以外の5球団だそうです)は、縫目が高いほうのボールを使用することに統一[4][5]。・縫目が高いボールはメジャーや五輪使用球に近い[5]。反発力・2005年のアジアシリーズ前の練習で五輪球を使った千葉ロッテ・里崎選手は「低反発球」よりも飛ぶと言っている[6]。・五輪球の飛距離は「飛ぶボール」と「低反発球」の中間[6]。<参考>[記事]長嶋ジャパン、本塁打量産の理由(スポーツナビ)(2004/08)[1][記事]野球を変える「低反発球」(朝日放送)(2007/03)[2][記事]広島黒田が低反発球試投「縫い目統一を」(日刊スポーツ大阪)(2005/02/07)[3][blog]プロ野球構造改革はどうだ!日本のプロ野球はどうなるんだろう?(古田敦也さんのblog)[4][記事]2種類のミズノ低反発球、セは統一見送り(読売新聞)(2005/03/01)(個人のかたのblogの中です)[5][記事]変身!!マリン「弾」打線(スポーツ報知)(2005/11/09)(個人のかたのblogの中です)[6]以上の記事等を総合するに。主にミズノのかたの説明によれば、パ・リーグや高校野球等で使われている縫い目の高い「低反発球」は、五輪球に近づけるために作られたという面もあり、いわゆる「飛ぶボール」よりはだいぶ五輪球に近いように読めます。飛距離は「低反発球」のほうが五輪球よりも飛ばない、と言われているらしい。(ただし、疑問に感じているかたも少なからずいらっしゃるようです)そして大きさ、重さに関しては「飛ぶボール」の頃から五輪球と全く同じということですので、その点ではむしろ日本のほうが韓国よりも五輪球に近いボールを公式戦で使っているのではないか、とさえ思えます。少なくともパ・リーグでは。にも関わらず、北京へ行った選手の方々が慣れるのに苦労したってことは、やはり五輪球とはある程度は違うもの、なのでしょう。ダルビッシュ投手は五輪球に近い縫目が高いボールを使うパ・リーグの所属であり、アジアシリーズや北京五輪予選にも出ているから五輪球を使うのは少なくとも3度目。それでも「五輪球に苦しんだ」みたいだし。ミズノのかたは「低反発球」を作るときにいろいろ工夫されたようですが、より五輪球に近づける要望があった場合にはさらなる工夫が必要ってことなのでしょうか。(というか、五輪球そのまま導入すれば簡単なのでは?)あ、でも野球は五輪種目じゃなくなるので、当面はプロ選手が五輪球を使う機会はアジアシリーズくらいしかなくなっちゃいます。これからはWBCのボールに近いように作ったほうが現実的?●他国ではちょっと検索してみると、キューバや中国の国内リーグでは五輪球である「ミズノ150」を使っているという記述が見つかります。ほとんどが掲示板の書き込みやオンラインショップなので信憑性はやや「?」ですが。とすれば、出場国で最も五輪球に慣れていたのはキューバと中国ってことに。台湾では「SAKURAI 990」というボールを使っていることが、台湾プロ野球のオフィシャル誌・「職業棒球」に載っています。サクライスポーツという日本メーカーのようです。台湾は今年から国際大会に備えるために、皮が粗くて滑らず、縫い目が高くて粗いボールにしたのだとか。(日本や韓国の選手は五輪球は滑りやすいと感じているのに、台湾では国際大会対策にわざわざ滑らないボールに変えたということは、従来のボールはよほどツルツルしていたということか)メジャーリーグはローリングス社の一社供給とのこと。ざっと検索してみると、皮質が五輪球とはだいぶ異なる、品質にバラつきが多いので五輪球よりさらに飛ばない、といった記述が見つかります。マイナーリーグには台湾の大揚というメーカーがボールを卸していてかなりのシェアを占めているとの記述が見つかりますが、良くわかりません。でも少なくとも五輪球ではなさそうな感じです。オランダは良くわからない。それぞれの国のボールが五輪球と似ているのか違うのかわからないけど、とりあえず日本だけがボールが違ってて慣れていないから負けたというのは言い訳として成り立ちにくそうな感じです。だいたい外国から見れば、北京では日本メーカーのボールを使っているのに日本が不利だったと騒いでいるのは馬鹿みたいな話じゃないでしょうか。むしろ韓国は慣れない五輪球だったにもかかわらず、最も五輪球に慣れている(かも知れない)キューバをも破って金メダルを取ったのだから余計にすごいのでは。そしてWBCではメジャー球(に近いボール)を使うという話。とすれば、普段からアメリカの公認球に近いボールを使っている球団もある韓国は、五輪よりもWBCのほうがもっと有利。日本とはさらに差が開くと考えるのが自然でしょう。これはもうボール云々以前の問題かも。もっとも、WBCでは日本代表チームにメジャー球に慣れたメジャーリーグの選手が多数加わることで、ボールへの慣れの差はある程度は打ち消されるかも知れませんが。●北京本番のボールは練習と違ったらしいこんな記事も。[記事]星野ジャパンに不安…五輪球デカっ重っ(デイリースポーツ)(8/12)日本代表が国内合宿で試していたボールと、北京入りしてから支給された本番で使用するボールが、皮質や握った感触の点で全くの別物だった、と書いてあります。何だかずいぶんと奇妙な話だこと。五輪球を作っているミズノは日本代表のオフィシャルサプライヤーに名前を連ねているのに、どうしてこんなことになるのか非常に不思議。
2008年08月26日
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4位に終わった星野JAPANの敗因分析の記事がいろいろ出ている中で、優勝した韓国は国内リーグのボールを国際試合球に変えていたと書かれている記事がいくつか見つかります(→これとか、これとか)。それに比べて日本のプロ野球で使っているボールはバラバラで、普段から国際球に慣れている韓国に比べて不利だった、そんな論調です。私も準決勝の前にスポーツニュースを見ていたら、韓国プロ野球の偉い人が出て来て「ドーハアジア大会で敗れたのをきっかけにボールを国際球に変えた」と話しているのを見ました(正しくは、字幕に出ていた、ですが)。私も日頃、韓国のニュース記事は一応チェックしているので、確かにペナント中断などの点で全体的な取り組み方が韓国のほうが上というのは納得する部分です。でも、ボールについては「あれっ?」と思いました。なぜなら少し前に韓国のニュース記事を読んでいたとき、韓国の選手も国際球に適応できるかが課題だ、っていうような内容の記事を見ていたから。どうなっているんだろう?ってことで、韓国ではどういうボールを使っているのか、ちょっと調べてみました。(韓国野球に詳しいかた、おかしなこと書いてたらツッコミを)●国際球=「ミズノ150」まずそもそも「国際球」とは何でしょうか。JOCの公式サイトでの北京五輪野球競技の解説のところに、「ミズノ150ボール使用」と書かれています。4年前のアテネ五輪、昨年のアジア予選を含めIBAFの大会全般で、そして毎年秋に行われるアジアシリーズでもこの「ミズノ150」が使われていることはちょっと検索するとたくさん出て来ます。最近、日本が出場したIBAF・BFAの国際大会は全てこのボールのようです。「ミズノ150」=国際球と言って良さそうです。ただし。WBCで使っていたのは「ミズノ150」ではなく、ローリングス社のボールなんだそうです。IBAF主催大会の国際球とWBCの国際球は違うということらしい。ちょっと検索してみた限りでは、両者の性質はだいぶ違うのだとか。これが野球界の複雑さか。ややこしいので、この先はIBAFの国際球(=「ミズノ150」)のことは「五輪球」と表記。●韓国リーグの使用球韓国リーグのボールはどういうものを使っているのかに関する記事をいくつか並べてみます。私はハングルはわからないので翻訳サイトを使って「解読」したものです。(大幅に間違っていたらご指摘を)[記事]http://www.donga.com/fbin/output?f=e_&n=200808080219&df=7(翻訳サイト経由)北京五輪直前の東亜日報の記事(2008/08/08)。・五輪で使われる野球公認球は「ミズノ150」である。・「ミズノ150」は日本プロ野球で使われる8つの公認球の中の1つ。・韓国リーグは「マックス」、「スカイライン」、「ビッグライン」の3社の製品を公認球で使っている。・メジャーはローリングス社のボールを使っている。・「ミズノ150」 は韓国公認球に比べて少し滑べりやすく、縫い目が目立たない。・「ミズノ150」縫い目が低いために変化球を駆使するのが難しい。・韓国国内のボールとの最大の違いは反発力で、キューバとの練習試合でもかなり大きなホームランが飛び出した。・金東柱選手は「確実に国内のボールよりも飛距離が出る」と言う。・反発力が大きいことは韓国にとって不利になる可能性が低くないというのが専門家の共通の評価。・韓国にとっての利点はアジアシリーズや五輪アジア予選ですでに「ミズノ150」を使用して慣れていること。・逆に不利な点は韓国よりパワーのあるキューバやアメリカ、カナダが有利になること。ポイント:・韓国リーグのボールは統一されていない。五輪球とは異なる3社のボールを使っている。・五輪球は韓国リーグのボールと比べて1.滑べりやすい2.縫目が低い3.飛ぶといった特徴がある。・専門家は、五輪球はどちらかと言えば韓国にとって不利であるとの認識だった。[記事]http://sports.chosun.com/news/sports/200710/20071022/7av76148.htm(翻訳サイト経由)昨年の韓国シリーズ・SK対斗山の開幕直前の記事(朝鮮日報)(2007/10/22)。・2007年時点で、韓国リーグ8球団がどのメーカーのボールを使っているかは以下のとおり。「ビッグライン」…SK「スカイライン」…斗山、ロッテ、現代(当時)、起亞「マックス」…韓火、三星、LG・「ビッグライン」は「スカイライン」に比べて少し大きく、糸が太くて縫目幅が広い。・公認野球規則が規定した重量(141.77~148.8g)直径(22.9~23.5cm)の範囲内で大きく作られたのが「ビックライン」、小さく作られたのが「スカイライン」。・2006年のドーハアジア大会で敗れてから、韓国野球委員会はアメリカの公認球に近いボールにするために糸を太くする原則のもとにメーカーに注文を出した。・この主旨を最大限に適用させたのが「ビッグライン」で、不十分に適用したのが「スカイライン」。・「ビッグライン」と「スカイライン」はボールの規格に明らかな差がある。・糸の太さと縫目幅は肉眼で見ても違う。・アメリカから来ている外国人投手は「ビッグライン」はアメリカ時代に使っていた公認球と似ているのであまり違和感を感じていない。・「ビッグライン」は糸が太く縫目幅が広いので良く指にかかり変化球が良く曲がるが、速球のスピードは少々落ちる。・打者は「ビッグライン」が最も良く飛ぶと口を揃える。ポイント:・韓国リーグは2007年シーズンからボールメーカーに注文を出して作らせた新しいボールを使っていた。・その際、アメリカの公認球に近いボールになるように注文した(五輪球ではなく)。・「ビッグライン」はアメリカの公認球にかなり近いが、「スカイライン」はそうではない。両者は肉眼で見ても糸や縫目幅が異なる。・そのアメリカの公認球に近いボールである「ビッグライン」を使っているのは8球団のうち1球団のみ。[記事]http://spn.chosun.com/site/data/html_dir/2007/01/11/2007011100425.html(翻訳サイト経由)韓国リーグの公認球規格が大きく変わるので、ボールメーカーが忙しくなったという記事(朝鮮日報)(2007/01/11)。・登場するのは「スカイライン」と「マックス」の2社。・従来よりボール直径が大きく、糸が太く、縫目の幅が広くなった。[記事]http://spn.chosun.com/site/data/html_dir/2007/01/05/2007010500241.html(翻訳サイト経由)2007年からマウンドの高さ、ストライクゾーン、公認球の大きさを変えますよ、という記事(朝鮮日報)(2007/01/05)。韓国リーグは2006年のシーズンがあまりにも投高打低だったので(←三冠王をとった李大浩選手の成績が打率.336、本塁打26本、88打点でした)、打者有利にする改革がいろいろと行われました。ボールの変更もその一環でもあったようです。●結論韓国の新聞がどのくらいアテになるのかわかりませんが、以上の記事を信頼するならば。韓国リーグでの使用球は五輪球そのものではなく、統一されてもいません。また、国内リーグの使用球と比べて五輪球は滑る・縫目が低い・飛ぶなど、違いがはっきり認識できるほど異なるもので、五輪球の使用は不利になるとさえ思われていたようです。したがって、韓国では普段のリーグ戦から五輪と同じボールを使っていたので、韓国の選手は北京でボールの違いに悩まされることなく、のびのびと力を発揮できたというような論調はおそらく誤りです(上記の記事を信頼するならば)。むしろ、韓国は慣れない五輪球にもしっかり対応し、優勝したとさえ言えそう。じゃあ日本の記事にある、韓国は国内リーグのボールを国際球(五輪球)に変えていた、というのは何なのだろう?取材先の韓国のかたが、「アメリカ公認球に近づけた」という意味で「国際球に変えた」と言ったのをそのまま載せたんじゃないかと想像してみます。ものすごく長くなったので続く。
2008年08月25日
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北京五輪にかまけて一度も日記に書かないうちに、日本選手権の神奈川県一次予選が終わってしまいました。一次予選は茅ヶ崎サザンカイツが優勝したそうです。2位がマルユウベースボールクラブ湘南、県内クラブの大会では無敵状態だった相模原クラブは3位。→[記事]社会人野球:日本選手権・県1次予選 茅ケ崎が1位通過 /神奈川(毎日新聞)(8/19)いやいやいや、これはまた意外な結果に。茅ヶ崎サザンカイツは春季大会も都市対抗予選(兼クラブ選手権予選)でも初戦でコールド負けしてたのに、一回戦で公式戦初勝利を挙げると一気に4連勝して神奈川13クラブの頂点に立ったそうです。参入初年度から好結果というと、2年前でしたか、神奈川BBトリニティーズ(←今は横浜ベイブルース)が都市対抗一次予選をトップ通過したときがありました。でも選手やコーチに元プロのかたがたくさん名前を連ねる派手なチームだったトリニティーズと違って、茅ヶ崎サザンカイツは選手のほとんどが学生という話。だからなおさら意外。あんまり意外意外いうのも失礼か。これで新設の関東連盟クラブ選手権への出場権も獲得。で、茅ヶ崎サザンカイツは9月の日本選手権県二次予選、一回戦で東芝と対戦するんですよね~。準決勝までの3試合を1人で投げて2完封含め2失点に抑えた兼任コーチの埜村和孝投手って、前は九州の大学やクラブにいて、企業相手にも好投したことがあるのだそうで。企業にとっても侮れないかも。茅ヶ崎サザンカイツと東芝の対戦は9月23日の火曜日、11時半から。●千葉県一次予選千葉県の日本選手権一次予選の組合せも発表になったとのこと。→[記事]社会人野球:日本選手権県大会など、組み合わせ決まる /千葉(毎日新聞)(8/19)今年から千葉県は企業3チームだけで予選をするんだって。クラブ7チームはクラブだけで関東連盟クラブ選手権の予選を戦うのだとか。かずさマジックは9月14日がJFE東日本、15日がJR千葉との対戦。[記事]社会人野球:日本選手権 県出場枠を3枠に変更 /千葉(毎日新聞)(8/21)で、その2日後に発表があり、千葉県の代表枠が2から3に変更になったそうです。なので一次予選で落ちるチームはなくなり、その代わり「上位2チームが関東大会のシード権を得る」のだとか。シード権って何でしょうか? 県3チームのうち2チームにシード権が与えられるだなんて、ずいぶん恵まれているような。そもそも何で急に代表枠が変更になったのだろう?神奈川も増枠になってるし、関東予選は去年よりもチーム数が増えるってことなのかなあ。●女子野球ワールドカップも開幕女子野球のワールドカップも今日から始まったそうですね。日本は初戦で韓国に11-0でコールド勝ちとのこと(星野JAPANの仇討ち?)。韓国の女子野球は発足したばかりで、以前はもっと滅茶苦茶なスコアで負けていた記憶があります。11点で済んでるのはレベルアップしているってことなんだろうか。(ちょっと調べてみたら、2004年の魚津の世界大会では日本53-0韓国だったそうで)ココが公式の速報だそうです。
2008年08月24日
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北京五輪、日本は4位ですかぁ。台湾の1つ上ってことになりました。しかし試合を見ていると「日本のプロってこんなに弱かったっけ?」と感じざるを得なかったですねぇ。同じアメリカのマイナー選手相手なら去年のワールドカップでのアマチュア代表のほうがまだいい試合してたような(相手メンバーは違うんだろうけど)。日ごろ台湾のニュース記事を読んでいると、日本の野球について書かれていることがあります。書いているのは記者や評論家のかただったり、日本のプロ野球に挑戦中のかた、国際試合で日本と対戦した選手や首脳陣のかたの発言からだったりしますが、日本の選手の特徴として、良くこういうことが書かれています。・投手は失投が少なく危機処理能力に優れてピンチに強い・打者は粘り強く、簡単には打ち取れない・加えて(バントやエンドランなどの)作戦遂行能力に優れる・守備はエラーが少ない(台湾から見た日本の特徴なので、この裏返しが台湾の特徴とも言えそう)そしてこれに加えて今回の五輪チームは・分厚く強大な投手陣・快速選手が揃った野手陣と評されていました。何となくだけど、今回の日本チームはこれらの特徴をぜんぜん活かし切れてなかったような気がします。空回りしたまま、日本らしい戦いがまるでできなかった感じが。そしてどうもチームとしての盛り上がりにも欠けていたような。戦う集団になっていたんだろうか。チーム内に何か不協和音でもあるんじゃないか、ってさえ思えてしまうほど。日本の記事を読むと、敗因として準備期間が短かったとかボールの違いとか、いろいろ挙げられているけど本当にそうなのかなあって思ってしまう。他国だってあんまり変わらないのでは。(しかし最後の打者がまた阿部選手というのは話が出来すぎています)●決勝戦で、夜の決勝戦。好守備あり、豪快な一発ありで緊迫した好試合。最後の姜[王民]鎬選手退場のときは韓国の捕手事情を考えるとどうなることかと。これでキューバが逆転勝ちしたら後味悪いんじゃないかと思ったけど、韓国が優勝でした。優勝の決定の瞬間は極度の緊張から一気に開放されての喜びに溢れていて、ちょっと感動してしまいました。中継すぐ終わっちゃったのが惜しいくらい。パチェコ監督は残念。ラソ投手は確か昨日も3イニングくらい投げてるはずなのに、6回途中で出てきたときにはビックリ。すごい人です。でもさすがに疲れてたのかなあ。柳賢振投手は2年前に日本のアマチュア代表が攻略したときはあれれれ?っと思ったけども、あれだけ低めに制球良く投げていればいかにキューバと言えども簡単には打てないんでしょうね。韓国はいいリリーフ投手たくさんいるのにずいぶん引っ張るな~って思ったけど球数も少なかったそうで、あれなら続投なのでしょう。(前日の日本戦での金廣鉉投手も、私は交代しないのかなって思ってたけど球数がずいぶん少なかったそうで)韓国は決勝トーナメントに入ってから強力リリーフ投手陣の出番ちょっとしかなかったけど、それだけ余力を残して勝ったとも言えるわけで、そういう意味では怖ろしく強いですよ、ホント。金卿文監督はまだ監督になって5年目だそうですが、まだ韓国一にもなっていないのに世界一になっちゃいました。リーグ戦も戦いながら代表チームの監督っていうのは負担は大きかったことと思います。韓国のニュースを見たらWBCには専任の監督を置くことを検討とか。●洪一中監督、辞職で、こちらもLanewの監督と掛け持ちで代表監督をつとめた洪一中監督。中華隊は予選リーグで敗れたのですぐ帰国かと思ったら、チェン投手ら海外組以外の帰国は25日になるとのことで(26日からリーグ戦再開なのに)、それまでの間はオフらしく、万里の長城見物をしたそうです。で、その途中に洪一中監督が辞意を表明したとのこと。→[記事]京奧/洪一中返台將請辭總教練 長城宣示中華隊爐主換人(NOWNews)(8/22)(big5)んー、やっぱり辞めちゃうんですか。去年の暮れに郭泰源さんが辞職して洪一中さんが監督になるとき、候補のかたが5人くらい挙がっていたけど、もう現実的には洪一中さんしかいない、みたいな感じで選ばれていたはず。その洪一中監督も辞めてしまうとなると…。来年のWBCまで半年くらいしかないんですよね。どうなっちゃうんだろう。
2008年08月23日
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日本はWBCでメジャー選手が2人しかいないのに、(途中の経過はどうあれ)世界一でした。台湾は台湾で、ドーハアジア大会でトッププロの韓国代表と日本アマ代表を破って優勝し、(一応)アジアの頂点を極めました。しかし翌年は紙一重の勝負ではあったものの、地元開催の世界盃で日本アマ代表や韓国若手代表より下の8位という屈辱的結果に。韓国だってWBCでベスト4。しかも準決勝で日本に負けるまではアメリカや日本も破って無敗と、下馬評を大きく上回る結果。なのに、1年も経たないうちにアジア大会で台湾はおろか日本のアマチュア代表にさえ敗れるっていう失態。彼らが本当に驕っていたかはわかりません。でも「金メダル以外はいらない」みたいな発言を思い出すと、タイトルのフレーズを連想してしまいました。しかし阿部選手は陽建福投手と同じように、ああいう役回りになる運命なんでしょうか。(確か張誌家投手が世界盃で日本を完封して英雄になったときも阿部選手が最後の打者じゃなかったっけ)昼間の試合だったので中継はビデオに撮って、文字速報で経過だけ見てました。星野監督は信頼できる投手を早めにつぎ込む作戦で、少々型にこだわった感じはしたけども、手は尽くしたのではないかと。7回までは。ま、逃げ切るために最高の投手を出して、それで追いつかれてしまったのだから相手が強いのでしょう。むしろ韓国の金卿文監督のほうが大丈夫なのかなぁ、と思ってました。韓国も国内で指折りのリリーフ投手陣が休養充分で後ろに残っていたので、先発の金廣鉉投手が好投していたとはいえ6,7回あたりから継投かなって思ってたけど、なかなか交代しない。そして7回に追いついた時点で、残っていた投手の人数を考えれば韓国が俄然有利と言える状況が作られました。でもやっぱり続投。記録を見ると金廣鉉投手は今シーズン、完封勝利が1回ありますが7回を越えて投げたのはその1度だけ。韓国のリーグはメジャー流なのか、先発投手は好投していても早めに降ろす傾向があるようで、早いイニングで降りる試合が多いからといって体力がないわけではありません。高校世界一になったときも完投でしたっけ? でもプロになってからそこまで長いイニングを投げるのは慣れていないとは言えるはず。もちろん現場の目で余力が残っていると見たからの続投だったのでしょうが、もしも1球でも失投が出て追加点・勝ち越し点を奪われ、あれだけのリリーフ陣を余らせて負けるようなことがあったら…後悔の残る継投になるんじゃないか。そんな風に思いながら経過を見てました。実はあんまりリリーフ陣のこと信頼してないのかな。そしてまたもヒーローになった李承[火華]選手も、途中までの経過を見ていて心配になってしまった起用。北京に来てからこれまで1割ちょっとしか打ててなかった李選手。短期決戦では調子の悪い選手を使い続けてはいけないとは良く言われる話。しかも日本のリーグ戦でも打てていない。そろそろ外して来るか? と思ったけど今日も4番。李選手は韓国では国民的英雄らしいし、本人のプライドを考えても外すに外せないのかな、そんな風にも感じました。そしてこの試合も最後の打席の前までは三振、併殺打、三振。しかも守備で先制点を許すきっかけを与える走塁妨害。もしあのまま負けていたら国で何を言われたかわかりません。本人も、使い続けた監督も。あの決勝弾は監督を救い、自らをも救う一打になったことでしょう。ま、勝負事ですから結果が全て。金廣鉉投手の続投、そして李承[火華]選手を粘り強く使い続けたことはおそらく見事な采配と称賛されることでしょう。しかし、もし裏目に出ていたら。とにかく監督というのは大変な仕事だな、と。体調を崩すかたが多いのもわかる気がしてしまいます。そして期待に応えた選手は立派。一方で負けてしまったほうは…。横尾さんの本にも書いてあったけど、負けたときに最も悔しい思いをして、そして矢面に立たされるのはユニフォームを着ている方々ですよねぇ。(洪一中監督も案の定いろいろ言われてるようです)さ、もう1試合あります。日本は山中さんのときのように切り替えてメダルを取ることができるでしょうか。何だかずっとチームとしての盛り上がりに欠けるように感じるのが気になるけど。しかしキューバ強すぎ。
2008年08月22日
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三菱ふそう川崎・平間グラウンドにお出かけ。日立製作所とのオープン戦。ふそうさんの試合は県予選では1試合も見られず、かなり久しぶり。もちろん補強の選手のちゃんとしたユニフォーム姿もまだ見てないし、本大会前に見ておかなければ。途中までですけど行ってみました。◇平間グラウンド日立製作所223 100 0000 103三菱ふそう川崎[立]比嘉、藤本-大森、高倉[ふ]磯村、五嶋、亀川、川尻-井川、高安(7回裏途中までの観戦)最初にマウンドに上がったのはこのひと。別に日を合わせて来たわけじゃないのに磯村投手が見られてラッキー。と思ったら、日立打線が序盤で先発全員安打なんじゃないかって勢いでバカバカと打ちまくり。周りの人が「こんなに打てるなら予選から打てばいいのに」なんて言ってた(日立さんは二次予選のチーム打率が.225)。今日の磯村投手は打者の背中の後ろを通る球あり、投球練習中に捕手が捕れない球あり、背中にドスっと当てちゃった球ありと、かなりの荒れ模様。本番も近いのに大丈夫?ま、こういう日もあるさ、と思うしかないか。先制点は日立4番・中村選手の2ランだったんだけど、これがまたすごい飛距離で。平間グラウンドはフェンスオーバーしただけでは本塁打にならず、金網に引いてある白線の上まで飛ばさないといけないのですが(写真だと見づらいけど後ろのマンションの屋根と同じくらいのところがその白線です)、その白線のはるか上。白線がもう1つ上の段でもホームランにだったっていうところまで飛んで行ったように見えました。すんごいな。なお、日立さんは野手の補強選手3人が全員スタメンに入って本番っぽいオーダーでした。ふそう側も5人の補強選手全員出場。渡部選手は5番レフトで出ましたが今日はいいところなく無安打で交代。背中のネームが"H.WATANABE"なのは渡辺直人選手がいた頃のユニフォームをそのまま使っているから?8番ショートに入った加藤選手はいい当たり2本打ちましたが野手の守備範囲に飛び、見ている範囲では無安打でした。何となく東芝のユニフォームを着ているときよりもうるさそうなバッターに見えるのは気のせいか。(グラウンド整備中)ふそう北村選手とずーっとお話してたのは住友金属鹿島から補強の松本選手、かなあ。同じ神奈川大の出身だそうです(年齢は松本選手が8つも上)。こうやって誰と誰が仲良し、みたいなのを発見できるのも面白いな、と。(先輩後輩くらいなら名鑑見ればわかるんだけど、結構気づかないもので)(2008/08/23追記:はるしさんからコメントいただきました。松本選手じゃないそうです)んで、途中から亀川投手と高安選手の重工さんバッテリーに交代。いい当たりが続きましたがバックの好守もあってピシャリと抑えました。気合いの入った表情で。耳の上と腰のところに"26"番が見えます。平野選手のを借りてる?●試合は中盤からふそう追い上げ試合のほうは日立8点リードからふそう反撃。3番の石塚選手が打ちまくりで、4回にソロホームラン、6回には2点タイムリー二塁打して1人で3打点。佐々木選手がホームインしてこれで5点差に。このあと新保選手の内野安打かエラーか微妙な当たりでもう1点返して4点差。見られたのはここまで。●林偉加油私の中では日立と言えば林偉選手です。残念ながら見た範囲では出番なし。ベンチ脇でバット振ってましたんで、出たとすれば代打から、かな。外野に補強選手2人入ってるから本大会での出番は多くはなさそう。でもグラウンド整備のときには確か真っ先にベンチからトンボをかけにグラウンドへ飛び出して行ったました。終わるときも先輩の分まで片付けてたし、なかなか気持ちが良いではありませんか。そういう心がけ、姿勢が報われる日が来るといいな、と。このあと、7回裏途中まで双方無得点でした。この日は平日にも関わらず、スタンドがほぼ埋まったと表現してもウソではないくらいの多くのお客さんが詰め掛けていました。午前中だからか、それほど暑くなくて過ごしやすかったです。さ、本番まであと1週間ちょっと。日立さんは開幕試合に登場だからホントもう間もなくですね。
2008年08月21日
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予選リーグ最終戦でカナダと対戦、延長12回タイブレークの末、6-5で勝って2勝目を挙げ、5位で北京五輪を終えました。先発のチェン(陳偉殷)投手が降板するあたりから中継を見たのですが、同時にテコンドー中継をやってたので画面が小さすぎて、野球のほうは6回くらいまではいったい何やってんだか良くわからず。5回に二塁打で出た羅國輝選手がショートゴロで三塁に行こうとして楽々アウトになったのは何だったんだろうか。単なる凡ミス…?1点差に迫られてから潘威倫投手がぴしゃっと抑え、このまま逃げ切るか、と思ったけど7回に同点弾被弾。もうちょっとで無敵の強森投手に黒星をつけられるところだったのに、まったく運のいい投手です。(強森投手は韓国戦で黒星ついてます)しかも同点弾を打ったカナダの選手は例のバック宙のClapp選手だって。これも何かの因縁でしょうか。そのままタイブレークに入り、中華隊はタイブレーク2イニングでたったの1点しか取れなかったけど、ここまで運のなかった倪福徳投手が素晴らしい投球。最後、あと1人となったところで張誌家投手が出てきて、またも倪福徳→張誌家リレー。これで張投手がサヨナラ打でも浴びたときは敗投は多分また倪福徳投手になるわけで(自分が出した走者じゃないのに!)、何という不運かと。でも張投手、最後の打者を高めのボールを振らせて見事に三振に仕留めました。試合が決まってカッコ良くガッツポーズ。いや~、良かった良かった。倪福徳投手もやっと報われました。(今日の2試合のタイブレークは、先週の3試合と違ってバントしたチームが少なかったですねぇ)●張投手のネックレスは異物なのか張投手がマウンドに上がったとき、カナダの監督が抗議して、張投手がつけていた指輪つきの(?)ネックレスを外させられるという出来事が。投げるときにはアンダーシャツの下に隠れてて見えないんだけど、登板前にお祈りの儀式のようなことをするときに一時的に首のところから出していたので咎められてしまったように見えました。確かに公認野球規則には禁止事項として「投手が如何なる異物でも、身体につけたり、所持すること」とあるので、厳密にはルール違反なのかも知れない。でも儀式は今までの登板でもやっていたし、他国の監督さんは別に何にも言いませんでした。儀式に使うくらいだからあのネックレス、きっと大事なものなんだと思いますよ。それを外せだなんて、ねぇ。ネックレスしたままでもプレーに影響があるとは思えないし。しかも、外そうとしてもなかなか取れないもんだから、せっかく投球練習したのに肩が冷えてしまわないか心配になってしまった。これも心理戦かなあ。ま、消化試合同然とはいえ、それだけカナダも本気だったってことでしょう(←日本・アメリカ戦と違って)。そんな抗議にも心を乱されることなく、張投手は最後抑えてくれました。張投手はアテネのとき、開幕戦だったカナダ戦に投げて負けてるんですよね。今回は1人アウトにしただけだけど、4年越しのリベンジ。本当に好投したのは潘威倫投手や倪福徳投手なのに、張投手は実においしいところを持っていきました。これも強運でしょうか。張投手の北京五輪は6.2回を無失点で終わりました。●5位で終了この結果、中華隊はカナダを抜いて最終順位は5位。台湾はアメリカや韓国がいなかったアテネでも5位。なので5位を守った形に(アテネではカナダより下でした)。今回の台湾は最終予選でビリで通過だから、言わば対戦国はほとんど格上のチームばかりです。それを考えれば6番目か7番目と見るのが妥当なところ。5位というのは健闘とも思えます。でも、中国に敗戦っていうただ1点があまりにも重い。他の国ならまだともかく…。それにアテネは3勝だけど今回は2勝。戦いを通じての反省材料も多かったように思えます。今回の中華隊の戦績はどう球迷に評価されるんでしょうか。職棒を見に足を運ぼう!っていう気になってくれたのかなあ。答えは来週出ます。ま、何はともあれ、選手の皆様スタッフの皆様、お疲れさまでした! 気をつけて帰って来てくださいませ。
2008年08月20日
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北京五輪予選の6試合目は米国に2-4で敗れ、これで5連敗。中継を見られたのは最後のほうだけなんですが、ケガをおして出場していた林智勝選手がホームランを打って1点差に迫ったのにはちょっと感動してしまった。これでベンチも盛り上がるかな、行けるかな、と思ったんだけど、最後のほうは粘れませんでしたね。アメリカはリリーフが弱めだという話だったので、もうひと山あるかと思ったんだけど残念でした(最後に出てきた投手は157km/h出ていたそうで)。これで中華隊は通算1勝5敗となり、決勝トーナメント出場は完全に消滅。最終戦に勝って5位を目指すことになります。●最後はカナダ戦最終戦の相手はカナダ。カナダ戦と言えば思い出すのは最終予選。あの、乱闘するほど荒れたけども実に劇的だった試合。あの試合でバック宙でホームインしたカナダの選手はClapp選手でしたっけ、今回の五輪もしっかり出てますね。中華隊のほうも半分以上の選手はそのままだから当然覚えてるでしょう。でももう半年近く前のことだし選手はみんなスポーツマン。変なわだかまりとかはないと思って良いのかな。そしてカナダは職棒で無敵の15連勝中の強森投手が先発有力らしい。強森投手は日ごろ援護してくれる陳金鋒選手や林智勝選手を相手に投げ、さらに監督まで敵に回すっていうことに。この最終戦が予選突破をかけた決戦だったら盛り上がる材料多かったのにな~。中華隊は、左打者が多いカナダには左腕ってことでチェン(陳偉殷)投手が有力とのこと。投げれば開幕戦以来となります。しかし、エース格と目されていたチェン投手と潘威倫投手の2人が1回ずつしか投げずに予選リーグ敗退っていうのは不完全燃焼というか、煮え切らない感じ。チェン投手は開幕戦で勝って「英雄」になったからまだいいけど、潘威倫投手のほうはまた今回も英雄になるチャンスすら与えられなかったに等しいでしょう。(おそらく、あのまま中国に勝っていても英雄とはみなされなかったに違いない)まぁ洪一中監督にしてみれば、絶対に負けられない中国戦だからこそ、最も信頼できる投手の1人である潘威倫投手を送り出したってことなんだろうけども、それにしても職棒でこれだけの実績を持つ投手がほとんど見せ場なく五輪を終わるというのは悲しい。カナダ戦、先発じゃなくてもリリーフで投げるかも知れません。最後の意地を見せてもらいたいです。潘威倫投手だけじゃなくて、中華隊全体が。
2008年08月19日
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北京五輪の5戦目、韓国との試合は8-9で惜敗、これで4連敗。今日は中継を見られなかったのでお昼に文字速報を見たら1回表だけで何と7失点。こりゃ下手すればコールド負けかと思った。そしたら次に見たときには同点になってたのでビックリ。さっぱり打てなかった中華隊が陳金鋒選手抜きでも8点も取るだなんて。下位打線が頑張ったようです。そして4番に入っている彭政閔選手は4安打ですか。ただ、追いついても韓国が継投に出て本気で抑えにかかられると抑えこまれてしまうのが現在の打線の力か。しかし韓国抑えの韓基周投手はよっぽど調子が悪いんだろうなぁ。●福は不運か先発は陽建福投手とチェン(陳偉殷)投手のどっちかと言われていたけど、陽建福投手でした。少ない可能性とはいえ決勝トーナメント進出を目指すには韓国よりもアメリカやカナダに勝つことのほうが大事、左腕のチェン投手はカナダ戦へ…っていうのはわかる。でも二番手の倪福徳投手が良く抑えたらしいし、こういう結果になってしまうとどうしても、先発が違う投手だったら…、そうでなくてももうちょっと早く交代させていれば…って思っちゃいます。きっとまた網路上ではいろいろ言われてるんだろうなぁ。ま、コールド負けするよりはよっぽどマシですけど。しかし阿福どのは五輪本番では辛いことが続いちゃってます。名前に「福」がついているのに五輪では不運が続く。中華隊は試合のなかった前日の朝、気晴らしで故宮見物に行ったそうですが、陽建福投手は参加せずに選手村で休んでたらしい。(きっとお祓いにも行ってない)意外と暗~い引きこもりタイプらしい阿福どの、気分転換に行ったほうが良かったかなあ。(でもそしたら「打たれて負けたのに観光なんてしてる場合か!」とか言われるかも)もう1人、名前に「福」がついてるのに運のない倪福徳投手はこの日はがんばって韓国打線の勢いを止め、抑えてる間に味方が猛反撃。今までの不運を吹き飛ばして「福」を呼び込んだかに思えたのに、結局終ってみれば同点の場面で残した走者を張誌家投手に返されてしまって負け投手らしい。何という不運。張誌家投手が決勝タイムリーを許した姜[王民]鎬選手の打球なんですが、記事を読むとショートへのライナー性のもので、林智勝選手がケガしてなかったら捕れていたかも知れないんだって。しかも、一二塁の走者ともスタートを切っていたので捕っていたら三重殺も有り得たらしい。そう聞くと、惜しい、もったいないな~って感じてしまう。これも不運か?張誌家投手はこの日はずいぶん打たれて大ピンチを招いたみたいだけど、何だかんだで自分が出した走者はホームに返さず、記録上は2.1回を無失点。これで北京五輪通算で6.1回を投げていまだ無失点。記事を読む限りでは、北京で崩れている救援陣の中で唯一の好成績と賞賛されてますが、でも4敗のうち2敗は張投手が決勝タイムリー浴びてるんですよね~。そのへん、どう評価されてるんだろう。ご本人はどう思ってるんだろうか。アテネの悔しさを晴らせているのかな。そういや張誌家投手も本名が「張福欽」だから「福」がついてるんだった。言わば改名して「福」を捨てた男。五輪では名前に「福」がついてないほうが福があるらしい(←何のこっちゃ)。●次はアメリカ戦次はアメリカとの対戦。夜の試合になります。前半戦は日本とは被らない時間の試合だったけど、後半は被ってばっかりですねぇ。見るのが大変だ。先発は許文雄投手が有力とのこと。●おまけくだらないけど職棒で名前に「福」の字がつく選手は何人いるのかと思って数えてみたら。陽建福投手、倪福徳投手、張誌家(張福欽)投手の他には牛の新人・沈福仁投手だけ。意外といないものです。でも4人のうち3人が五輪代表だなんて結構すごい? そういう意味では「福」があるのかも。
2008年08月18日
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北京五輪、早くも3試合目のタイブレークが発生。私はタイブレークはどうしても決着をつけなければならない試合ではあっても良いと思っているほうです。ただ、北京五輪の場合は導入の経緯であれこれあったこともあって、タイブレークの試合は出ないほうが良いな、と思ってました。仮に出たとしても五輪野球の予選リーグは全部で28試合。延長が11回以上続く確率から、そしてやや実力差があると思われるチーム同士の対戦も含まれることから、タイブレークになってもせいぜい1~2試合かと思ってました。ところが、半分ちょっとの16試合が終わったところでもう3試合もタイブレークが出ちゃってます。失礼ながら、いちばんタイブレークにならなそうな中国が2試合も絡むとは。もう1つの予想外は、台湾と中国の試合で12回に先攻の台湾が4点取ったのに逆転負けしたこと。台湾が負けたことじゃなくて、4点差逆転のほうです。タイブレーク1イニング目(11回裏)の中国の攻撃は陽建福投手が完璧に抑えています。そして12回裏の中国は下位打線。点の入りやすい状況から始めるとは言え、4点もあればさすがに安全圏に近い、もう安心と思ってしまいました。社会人野球のタイブレークで前に調べた範囲でも、先攻が表の攻撃で4点以上取った場合は少ないサンプル数とはいえ100%勝っていました。(社会人のタイブレークは一死満塁だから五輪とは違いますが、12回裏の中国の攻撃もたまたま一死満塁になりましたので条件としては同じに)もちろん選手の方々はそんなこと知らずにプレーしていたに決まってるし、見てるだけのファンとは違って4点差つけて安心してしまったとは思えないけど、それにしてもわからないものです。これも中国の執念でしょうか。中国対台湾戦は五輪史上初のタイブレークってことで、双方がどういう戦略を取るのかも興味のあるところでした。台湾は事前の兄弟象との練習試合でタイブレークの練習をしたとき、バントせず強攻して負けていました(実際には四球で無死満塁になったのでバントしなかったのが失敗とは言えません。裏の守備でバントされたときにエラーで負け)。そのせいか、台湾は送りバントを選択。そして中国もバントでした。やはりバントなのか?タイブレーク3試合の経過を大まかにまとめると、こうなります。(映像で見てないキューバ米国戦は北京五輪公式サイトより)・中国対台湾(先攻:台湾)11回表[2番から]:送りバント、敬遠、内野ゴロ併殺打11回裏[3番から]:(代打)送りバント失敗、内野フライ、外野フライ12回表[5番から]:送りバント、敬遠、四球(1点)、安打(2点)、安打(1点)、内野ゴロ、内野ゴロ12回裏[6番から]:四球、三振、安打(1点)、外野フライ、四球(1点)、安打+失策(3点)・キューバ対米国(先攻:キューバ)11回表[1番から]:送りバント、安打(2点)、四球、内野ゴロ併殺打11回裏[2番から]:送りバント、犠飛(1点)、内野フライ・韓国対中国(先攻:中国)11回表[3番から]:(送りバントファウルのあと)二ゴロで一死二三塁、(投手交代)、中飛+アピールアウトで併殺11回裏[3番から]:送りバント野選、安打(1点サヨナラ)●まずはバントが定番自由に打順を選べる延長11回の攻撃で、どの打順から攻撃を始めたかを見ると。[延長11回の開始打順]1番から:キューバ2番から:台湾、米国3番から:中国(対台湾)、韓国、中国(対韓国)バントが決められる打者が誰で、どの打者を信頼しているのかは国によってそれぞれだけど、2~3番がバントして中軸につなぐというのが今のところの定番のようです。この中では1番から攻撃を始めたキューバがちょっと変わってます。バントで送ったあとの2番エンリケス選手は国内リーグでオリックス時代のイチロー選手のような打率を残しているそうで、それを考えれば納得という感じです。台湾は2番から始めました。このときすでに4番の陳金鋒選手が腰痛のために途中で代走の郭厳文選手と交代していました。4番に打撃が得意ではない(と思われる)代走要員の選手が入っていても、2番からの攻撃で送りバントを選択したというのは面白いところ。[タイブレークが始まる無死一二塁で]送りバント(失敗含む):7それ以外:1合計8度あったタイブレークの攻防のうち、最初の打者が送りバントを試みたのは7度。1度だけの例外は4点差をつけられた中国の攻撃だからバントの意味は薄く、バントが考えられる場面では全部バント(しようと)したということになります。各国がタイブレークの研究や練習にどれくらい時間を裂いたかわからないけど、結論は各国ともバントのようです。[一死二三塁となった場面で]敬遠:2敬遠しない:3そして送りバント等で一死二三塁となったのが5度。うち、敬遠で満塁策を選択したのは2度だけ。いずれも中国台湾戦の中国の守備でした。意外と敬遠策は取らないようです。2度の敬遠のうちの一度は、先ほど書いたように台湾の4番に代走の選手が入っていたので3番の強打者・彭政閔選手を敬遠するのは当然。結果、満塁で一死満塁で打席に入った郭厳文選手はセカンドゴロ併殺打で敬遠は成功。ただし、12回裏の敬遠は敬遠で出した走者も生還しましたので結果的には失敗。中国台湾戦を見ていた感想として、送りバント→敬遠が2イニング続いてその間のプレーが間延びした感じがしていました。もしこのワンパターンの作戦が多いようならばいっそのこと一死満塁から始めたほうが時間短縮効果は上がるんじゃないかと。でもその後の2試合からすると、今のところバントは定番でも敬遠は定番とは言えないようです。(むしろタイブレークになるまでの試合時間が長い気がします。試合時間短縮には、そちらのほうを改善しないと)タイブレークが採用されている台湾の高校野球では、今年のある大会で決勝トーナメントの11試合のうち3試合がタイブレーク試合になりました(延長10回からすぐタイブレーク)。運の占める要素が大きくなるタイブレークが頻発するのは好ましくないと監督さんたちから不満の声があがって改善が求められているって記事が前に出ていましたタイブレークは「そんなの野球じゃない」と抵抗感を持つかたも少なからずいらっしゃるようです。その上、最高の舞台の一つってことになっている五輪の舞台で何試合も起きるようだとこちらも見直しが求められる、かも?
2008年08月17日
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4戦目、キューバとの対戦は7回裏にセペダ選手に決勝のソロホームランを許し、0-1と惜しくも負け。調子が良いという話で期待されていた大学生投手が日本戦・中国戦と崩れていたので今回先発の李振昌投手もどうかと思ったけども、実にナイスピッチング。2回、3回と大ピンチだったけども良く抑えました。ダルビッシュ投手でさえもあれだけ打たれたキューバ相手に6回まで無失点。李振昌投手は先月のハーレム大会でも五輪メンバーのキューバに6回1失点だからこれくらいやれて当然?かも知れないけども、五輪本番でこの結果ですからね~。大いに自信になると同時に、北京に限らず今後の中華隊にとっても大成果でしょう。守備も序盤にちょっとまずいプレーもあったけど、肝心なところではしっかり。日本戦で三振ばっかりしてて打つほうではどうも良いところがない林哲[王宣]選手もセンターの守備ではとってもいい働き。中国戦での失態を今度は挽回して危ないところを救ってくれました。張誌家投手が8回裏にピンチを招いたときは、併殺崩れの間にホーム突入したオリベラ選手を彭政閔選手が本塁送球、アウトに。日本なら普通のプレーなんだろうけども、中華隊がああやって突発的とも言えるプレーに冷静に対応できると拍手してしまいます。ただし。大きなチャンスがなかったので、点が入る気配がまるでしなかったのもまた事実、かなあ。陳金鋒選手を欠いて本塁打もあまり期待できないし、善戦はしていたけども、勝てる気はしなかった。球迷が昨日に受けた大きな屈辱をどれだけ晴らすことができたかと言うとちょっと怪しいかも。そんな中では同点の6回二死三塁からの羅國輝選手の一塁ライナー、惜しかったなぁ。打った瞬間は1点入ったかと思った。羅國輝選手は日本戦でも大チャンスでいい当たりを打ったのに一塁ライナー、併殺っていう場面がありました。中国戦でも先制弾を打ったのに負けたのでかき消されちゃったし。最終予選では打の英雄だったけど、今回はヒーローになり切れないですねぇ。そして7回は二死一二塁のチャンスを作って葉君璋選手。陳金鋒選手がベンチに残っているので代打かなあと思ったけどそのまま打って凡退、最後のチャンスを逃す。陳金鋒選手は腰痛だそうですが、代打くらいで出るかと思ったけど最後まで出ませんでした。それだけ悪いってことなんだろうか。今回の中華隊は野手14人。控え選手5人のうち、張泰山選手が「追放」、陳金鋒選手が欠場。残り3人しかいません。その3選手も打撃が得意とは言えない捕手2人と郭厳文選手。これでは代打を出しようがなく、攻め手が限られてしまう。張泰山選手が出られないっていうのはこういうところで響いて来ちゃってる感じです。捕手を2人にするか3人にするかは選手選考で最も悩んだ部分だったそうですが、今のところは裏目に出ちゃってる感じかなあ。張泰山選手があんなことになるとは全くの予想外だっただろうけど。●張泰山選手は五輪完全にアウトその張泰山選手、最初のニュースを見たときには何かの間違いかと思ってたけど、再検査でも陽性反応がこれで完全にアウト。国際大会からは2年間の出場停止になってしまいそうとのこと。この件、日本でも報道されてますが、何だか「ドーピング疑惑」ってタイトルをつけていかにも悪質な薬物を使っているかのように書かれている記事とか、「日本に追い風!」なんて書いてある記事もあるし。喜ぶべきことですか?家庭生活上の薬が原因ではないかという報道がされているように、代表常連の張泰山選手のことだから決してメジャーリーグで取り沙汰されているような悪質なものではないに決まっている。でも原因が何であれ、五輪の大舞台で野球競技からドーピング違反者が出たという事実は五輪復帰に向けて悪い材料とみなされるかも…。「台湾野球界には薬物違反者がいる」なんてイメージがついたらイヤです。17日にIBAFが事情聴取を行なうとか。誤解が解けますように。
2008年08月16日
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北京五輪3戦目、中国との対戦はご存知のとおり、タイブレークの末に延長12回、7-8でまさかの敗戦。最後の場面は何だったんだろう? 画面では張建銘選手のバックホームを中継がカットしようとして取り損ね、ファウルゾーンを転々としてしまったようにも見えましたが、良くわからなかった。とにかく、負けてしまいました。前に台湾は確かワールドカップでロシアに負けたことがあり、そのときも相当にあれこれ言われたらしいですが、それ以上の衝撃でしょう。台湾の人達が中国に対してどんな感情を抱いているのかはわからないけども、どんな国よりも負けてはいけない相手であったことは想像に難くありません。でも負けてしまった。中国の選手たちはサヨナラ勝ちが決まった直後、ベンチにいた選手もホームベース上にみんな集まって来て輪になって大喜びでした。新聞など読んでいると、良くこう書いてあります。中国の野球は北京五輪があるから今までお金をかけてもらって来たけど、今回限りで野球は五輪から除外。北京五輪が終わったら中国の野球はどうなるかわからない、と。本当の話かどうかはわからないけど、とにかく五輪で結果を出さないとこの先はない…そういう悲壮な覚悟があったのかも知れません。中国の選手はこの日、この試合のために過去4年間、いや、もっと長い間努力して来たと言っても過言ではないでしょう。ラフィーバー監督も責務を果たして安堵しているのでは(まだ試合は続くけど)。あの喜び方にはそういったものが詰まっているんだろうな、と。一方、サヨナラが決まって1分もしないうちに中継が終わっちゃったので、台湾の選手たちがどんな表情をしていたかはわからなかったですが…。台湾も、9回表にあと1人のところまで追い詰められながら、張建銘選手がタイムリー二塁打して同点に追いついた場面には見ていてちょっと感動してしまった。まさに起死回生で、あれで行けると思ったんですけどね。解説のかたがすごく興奮して大喜びしていて笑ってしまった。逆に12回裏はあと1人のところからやられてしまいました。●職棒への影響は何ヵ月か前の週刊ベースボールに載っていたことなんですが、巨人の清武代表が台湾を訪れたとき、台湾プロ球団の有名オーナーのかた(洪瑞河さんか楊天發さんでしょうか)がこんなことを言っていたそうです(本が手もとにないのでうろ覚え)。「中国でなかなか野球の人気が高まらないのに野球を続けているのはなぜだと思いますか?」(清武さんが返答に困っていると)「それは台湾に対抗するためです。中国は野球とゴルフではいまだに台湾に勝てませんから」会場は笑いに包まれたとのことで、まぁ半分冗談なんでしょうけども、このオーナーのかたも中国に負けるとは微塵も思っていなかったはず。もう職棒にオカネを出すのやめる、なんて言い出さないかと心配。むしろ、「このままではいけない。次の機会に中国に雪辱するために、さらにチームを強化する」くらい言って欲しいんですが、でももう五輪は今回で最後かも知れないからなぁ。そして失望した球迷が職棒から離れて行くのも心配。すでに網路上では「8月15日は國恥日だ」「選手は台湾海峡を泳いで帰ってくること」「いや、帰って来なくて良い」「アマ同然の中国に負ける職棒なんて誰がお金払ってみるのか?」などと散々言われてしまっているという記事も出てます。仕方のないことです。でもそれは今後の試合で挽回できるはず。アテネのときだって、イタリアに敗れるという失態を犯しながら翌日の試合で日本を延長まで追い詰め、球迷の気持ちを少しは挽回したんだった。今回もまだまだ試合はあります。台湾は最終予選をビリで通過した挑戦者。もうこうなったら失うものはないはず。落ち込んだらズルズル行きやすい中華隊だけど、最終予選のときは見事に立て直しました。開き直って戦って欲しいです。
2008年08月15日
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北京五輪野球の2日目、日本戦はご存知のとおり1-6で負け。でも8回までは1-2の接戦。事前報道だと、先発の許文雄投手は「奇兵」、もしも抑えてくれれば儲けものであり、全く期待されてなかった感じでした。「勝ちに行く必要のない試合」とまで書かれてた。でもチームの作戦として勝ちに行く必要のない試合だとしても、グラウンドに立っている選手にしてみれば目の前の相手に勝ちたいと思うのは当然のこと。許文雄投手、良く抑えました。心配していた守備の大きな破綻もなかったし。打つほうは、日本のプロ相手だといつも打てませんからねぇ。それでもタイムリーで1点入った(しかも先制点)っていうのはなかなかやるな、って感じさせました。特に彭政閔選手が2本の二塁打で、うち1本がもうあとほんの数センチくらい(?)でフェンスオーバーっていうのは惜しかったな~。彭政閔選手って過去の日本戦でも結構打ってるわりに、陳金鋒選手や張泰山選手と比べて日本でまるっきり知られてない気がします(←何となく、だけど)。日本のWikipediaにも項目ないし。これで少しは知られるようになるかなあ。そういえば1ヵ月くらい前に産経新聞やスポーツ報知が彭政閔選手を取材に来たって記事が出てたんだった。サンスポや報知に紹介記事でも載ったんだろうか。●張誌家、2.2回無失点先制して善戦はしたけども、最後は突き放されて負け。後半の継投のことはいろいろ言われるんだろうな~。洪一中監督もどこまで勝ちに行った継投なのかわからないけど…。そして張誌家投手が出て来たときにはちょっとびっくりした。台湾の中継ぎ投手の顔ぶれからして、早めに継投に入った以上は張投手の出番があっても何ら不思議はありません。ただ、日本相手に投げるというのはどうなんだろうと思ってました。だって張投手は日本をクビになった投手。日本代表のスター選手からすれば、言わばはっきりとした形での「格下」。全く知らない投手と比べると怖さもないでしょう。それまで苦しめられていた日本打線にとっては気持ちとして楽になったかも。一方で張投手は張投手で、日本相手に燃えるものがあるはず。そして張投手には今までに培った経験がある。それにしても、同点でピンチの場面での登板とは、思い切った起用に感じました。たくさん日本のファンのかたも見ている中でボコボコにされたらどうしようかとヒヤヒヤ。結果は稲葉選手に勝ち越し打を浴びて決勝点こそ許してしまいましたが、そのまま8回まで投げ続けましたし、全体で見れば良かったのではないかと。特に、高めのボールを空振りさせて三振を奪った場面が何度かあったのが目につきました。熊隊に入ってからの登板でああいう投球をしていた印象はなかったんだけど。洪一中監督はそれほど張投手のことを信頼してないようなこと言ってたときもありましたが、これならこの先もいい場面で使ってもらえるんじゃないだろうか。●オランダ戦は完封勝利前日のオランダとの試合は、昼間は出かけていたので夜の再放送で少し拝見(←夜中すぎて最後までは無理でした)。チェン(陳偉殷)投手が7回を3安打無失点に抑えて見事に勝利したとのことで。林恩宇投手が昨年のワールドカップでオランダ相手に先発していたので、チェン投手に携帯の電話番号を教えて連絡を取ってオランダの打者の特徴を教えたんだそうです。そのせいか、中継を見てたらチェン投手は何と言うか、メリハリをつけて投げているように見えました。林恩宇投手もケガで今回は代表入りできなかったけど、こういう形ででも貢献していると思うとうれしいですね。●15日は朝に中国戦次は15日朝の中国戦。日本相手に夜中まで試合して、翌朝すぐに試合。睡眠時間5時間くらいしかないとか。お疲れなことです。日本戦は「勝ちに行く必要のない試合」だったかも知れないけど、中国戦はたぶん中華隊にとっては他国以上に、万が一にでも負けてはいけない試合。そして中国にとっても、最終予選でビリ通過だった台湾こそが今大会で最も倒しやすい相手とみなして、立ち向かって来るかも知れません。過去に中華隊を苦しめた左腕の王楠投手の先発が有力とのこと。油断ならない相手。ところで日本戦の中継中、双方のベンチが良く映ってて、日本のベンチが堅い表情の選手が目立つ感じだったのに比べて(最終回以外)、台湾のベンチはみんな楽しそうでした。ああいう明るさが中華隊のイイところだな~って再認識してたんですが、その中で潘威倫投手だけ全く映らなかったような。やっぱり翌朝に備えてさっさと帰ったんだろうか。
2008年08月14日
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日産自動車111 002 001=6011 010 300=6JFE東日本(産)中野、林、川口、秋葉-須田、中原 (本)市丸(J)塩田、桜井、中嵜-岡崎、藤岡 (本)金森スタメン:8松井/6四之宮/4熊代/3小山/9沢田/2須田/5伊藤/D市丸/7野村9落合/5大河原/8金森/3佐藤/D田浦/7竹内友/2岡崎/6津留/4中西我が家ではお盆の間は親戚めぐりです。この日は千葉県方面の親戚の家に行くついでに、足を伸ばしてJFE犬成球場にお出かけ。日産の試合を見ようと思ったらこの日しかなかったので。ここ、市原市のはずれにあって、車じゃないと行くのはちょっと難しそうな場所。高速は帰省ラッシュに巻き込まれるのは覚悟してたけど、高速を降りてからあんなに渋滞するとは。普通の県道みたいなところなのに。イマイチ場所に自信がなかったんですが、こんな道案内看板が出ていたのですぐにわかりました(館山自動車道方面から来た場合)。県道14号線沿いです。そんなこんなで開始時間ギリギリになってしまい、整列するところ。スタンドに入ったら選手が整列するところ。そして日産の先発マウンドに上がったのは。中野真博投手でした。この日の翌日、日産は青山学院大学とのオープン戦。中野投手が投げるとしたら母校相手のほうかな、って思ってたし、しかも先発だからなおさらびっくり。でも見られてラッキー。予選では全部リリーフだったけど、先発もありえるのかな。中野投手は4回を投げて2失点の結果。あんまり安心して見ていられる、って感じじゃなかったけど、2回に一死満塁、3回に無死一三塁と大ピンチ作ったわりにはまずまずといった感じ。降板後の表情を見ているとリラックスできているようでしたので、とりあえず順調だと思って良さそうです。重工さんから補強の門西明彦投手は序盤のうちからブルペンで投げてたんだけど、出番なし。東芝からのもう1人、安田真範選手はグラウンドにはいましたがユニフォームを着てませんでした。何らかの形で貢献してくれるでしょう。(左のほうに中野投手もいます)なお、安田選手の写真は試合後のバッテリー組のミーティングのときのもの。この輪に加わってなかった南選手は、もう捕手はやらないってことなのかなあ。●試合は引き分けさて、試合は双方とも四死球が多くて3時間を超える長い試合に。日産は吉浦選手と村上選手が出場せず、JFEは尾張選手が代打から出場だった以外は都市対抗予選の代表決定戦と同じメンバーでのスタメンでした。両チームとも序盤から塁上を賑わせ、もっとたくさん点が入ってもおかしくないような展開でしたが、序盤は双方の投手が何とか粘って1イニング1点ずつにとどめます。一応、経過を書いておくと。1回表日産、熊代選手と小山選手の連続二塁打2回表日産、市丸選手レフトオーバーの本塁打2回裏JFE、一死満塁から津留選手詰まりながらレフト前に落とす3回表日産、熊代選手・小山選手連打から一死二三塁として須田選手犠飛3回裏JFE、大河原選手・金森選手連打で一三塁として佐藤選手犠飛5回裏JFE、中西選手のヒットから二死一二塁として佐藤選手右中間へエンタイトル二塁打(及川選手、水遊び中)3-3の同点のまま後半に入り、若手投手が登板すると得点の動きが大きくなりまして。6回表に日産が4番の小山選手タイムリーと押し出し四球で2点勝ち越し。(タイムリーで四之宮選手が生還)7回裏に3番・金森選手の3ランでJFE東日本が逆転。(打った瞬間の特大弾で、外野フェンスの向こうにある土手の頂上まで飛んでいきました)しかし日産は9回、ヒットで出た沢田選手をバントで送って二死二塁から代打の南選手がしぶとくレフト前に落として土壇場で追いつきます。同点のまま9回を終わったのでタイブレークの練習でもするのかと思ったけど、このまま引き分けで終了でした。(スコアボードはパタパタと回転する方式でした)得点はたくさん入ったけども日産は残塁が、JFEは併殺打が目立ちまして、双方ともに攻め切れなかった印象も。試合後は両チームともベンチ前で長~いミーティングしてましたんで、課題も多かったのかも。そんな中では中軸を打つ選手はともに活躍。日産は3番の熊代選手が出て4番・小山選手が返す、もしくはチャンスを広げるパターンで得点を積み重ねましたし、JFEも3番・金森選手が逆転3ラン、4番の佐藤選手も2打点でした。守備では中西選手や四之宮選手がユニフォームをドロだらけにして右へ左へ走り回っていて気持ちが良かったです。●おまけ先日のENEOSとのオープン戦で東芝がやっていた「センターとライトの守備位置交代」。この日のJFEさんもやってて、途中で金森選手と落合選手が入れ替わりました。どういう意図なんだろう。スタンドは10人くらいのお客さんがいましたが、その中に兄弟象の黒い帽子を被っているかたが。マニアなんだろうか。
2008年08月13日
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いよいよ北京五輪、野球も始まりますね。10日に現地入りした台湾代表チームは順調に調整しているようです。張誌家投手は空港で身重の奥様のお見送りを受け、例のお腹の中の赤ちゃんの超音波写真を記者に公開。→[記事]小孩超音波照隨身 張誌家安心(壹蘋果運動王)(big5)(8/11)うはははは、ますますの親バカ。左側のほうが頭、かな。香港での乗り継ぎでは、待ち時間の間ヒマだったので流行曲を口ずさみながらPSPでパワプロをやってたとか。→[記事]京奧/棒球隊轉機空[木當]老將玩PSP 小將裹腹麺包200元好貴(NOWnews)(8/10)しかし、そんなところまで取材されて記事にされちゃうだなんて、神経質な選手なら気を抜く暇もないですね~。しかし結構ゲームを持ってきてる選手って多いんだな。●インターネット中継さて、台湾の試合の中継を見るには…っと。また例によってインターネット中継のお世話にならなくては。良く読んでいるニュースサイトのところにあったテレビ番組表。→[画像]京奧精采賽程轉播表(聯合新聞網)うーむ、何てわかりにくいんだろうか。もっとわかりやすい番組ガイドはないの?とりあえず台湾の試合は全試合中継、台湾以外の試合も結構たくさん放送するみたい。予選リーグでの台湾の試合のテレビ中継はこんな感じっぽい。8/13 vsオランダ 10:30 中視、華視 / 26:00 華視(再放送)8/14 vs日本19:00 中視、華視 / 26:00 中視、華視(再放送)8/15 vs中国10:30 台視、民視 / 23:00 中視(ハイライト) / 26:00 民視(再放送)8/16 vsキューバ11:30 台視、民視 / 16:00 民視(再放送) / 23:00 中視(ハイライト)8/18 vs韓国11:30 華視、民視 / 26:00 華視(再放送)8/19 vs米国19:00 台視、中視 / 26:00 台視、中視(再放送)8/20 vsカナダ18:00 中視、華視 / 26:00 中視、華視(再放送)(時間は現地時間。日本時間は1時間プラス)で、インターネット中継は↓ココで見られるはず。中視/台視/民視/華視(画面上のほうの 「請選擇播放地址:」(←本当は簡体)って出ているところを切り替えれば見られる場合が)いつもの職棒中継の局ではないらしいので本当に見られるか怪しいけど、適当につついてれば映るのではないかと(←ホントかよ)。さっき見たら五輪中継やってたからたぶん大丈夫(だと思う)。(お世話になっている小僧さんがすっきりまとめてくださってます。こちらのほうが見やすそう)●初戦はオランダ戦さて、いよいよオランダ戦。中華隊はチェン(陳偉殷)投手を立てて必勝体制とのことですが、オランダには去年の世界盃でも一昨年の洲際盃でも負けてて最近の相性は悪い。しかも、オランダの先発はWBCでパナマ相手にノーヒットノーランの快挙を演じたナショナルズ3AのMartis投手ではないかという話。うーむ、手ごわそう。初戦から激しい戦いになりそうです。って思ってたら。[記事]京奧/張泰山藥檢未過 奧運賽事將無法出賽(NOWnews)張泰山選手が薬物検査を通らず、再検査の結果が出るまで出場不能。少なくともオランダ戦は無理で、下手すると最後まで無理かも知れないらしい。なにいいぃぃぃ~。
2008年08月12日
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北海道大会は日本通運が優勝で2連覇とのこと。おめでとうございま~す。おかげで日本選手権の関東予選がちょっとだけ楽になりました。日通さん、ありがとう(←こらこら)。決勝まで行ってくれたので毎日新聞に個人成績が載ってます。和田貴範選手は決勝戦も5番サードでスタメンで1安打。普段は三塁の小松真選手は一塁で出場したそうです。領家訓応投手は準決勝で投げたそうですが、内容がわかんない。とりあえずお二人ともチームに貢献できたと見ていいのかな。神奈川から参加のふそうさんは連敗のあと、予選リーグ最終戦で1つ勝って何とか格好はつけた形に。ま、これからこれから。勝った最終戦は磯村秀人投手が先発だったとのこと。これまた内容わかんないけど。山口県で行われていたクラブ選手権では茨城ゴールデンゴールズが優勝し、こちらも2連覇。おめでとうございま~す。去年は最終回での逆転勝ちが続いて奇跡的とも言える展開だったけど、今回はスコアを追う限りでは王者の戦い。強い勝ち方だったようです。これで今年も日本選手権へ出場。また対戦相手のチームはいろいろとやりにくいんでしょうね。高山では関東から1チームだけ出場していたJR東日本が優勝。去年は決勝で延長タイブレークの末に敗れたJR東日本ですが、今年の決勝戦も延長。今度はタイブレークではなかったらしい。というわけで、関東のチームが各地で頑張ったようです。13日からは神奈川で日本選手権予選がスタート。●サンデー毎日増刊毎年恒例のサンデー毎日増刊・「都市対抗2008」も11日発売。家族にお願いして買ってきてもらいました。お値段据え置きの600円です。これを読んでると本大会ムードが高まります。当然ながら、去年の本大会での優勝決定の瞬間とか、黒獅子旗を受け取る場面とかの写真が出て来ます。何だか見ててばつが悪いですねぇ。やっぱり出ないと。最近、ちょっと当たるようになって来た気がする担当記者予想。去年は◎が東芝、▲がJR東日本とお見事な予想をしたかたがいらっしゃいました。今年、◎がいちばんたくさんついている(2人)のは意外にも(?)Hondaでした。補強なしでこの高評価。印の数と重さではJR東日本と三菱ふそう川崎が一番人気かな。今年は人気どおりと行きますかどうか。恒例の決勝進出チーム当てクイズ、今年の東芝賞は「過熱水蒸気オーブンレンジ」だそうです。(クイズに商品提供している企業が10社ありますが、そのうち東芝だけ予選落ちしてるんだよな~。やれやれ)セガサミー賞は「グランドピアニスト」。立派そうなピアノの写真が載ってます。へ~、セガサミーってピアノも作ってるんだ~。しかもグランドピアノを気前良くプレゼントだなんて、何て太っ腹なんだろう!って2秒ほど思ったけど、当然そんなわけはない(万が一、当たっても困る)。実際にはこういう製品なのだそうです。→[網頁]グランドピアニスト(セガトイズ)セガってゲームを作る会社だと思ってたけど、こういうものも手掛けているんだな~ってことを知りました。しかし結構いいお値段するものなのですね。
2008年08月11日
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今日は等々力グラウンドで新日本石油ENEOSと東芝のオープン戦。比較的、日差しが弱くて気持ちよく過ごせました。もっと暑いかと覚悟してたけど、これくらいだと楽ですね。結構お客さんも多くて、スタンドが埋まって見えるくらい。で、今日の注目点は補強が抜けた東芝が秋に向けてどんな選手起用になっているのか。そしてENEOSは補強選手をどう使うか。東芝公式サイトのカレンダーによれば、7月1日に都市対抗の予選敗退が決まって以降では、30日の駒沢大学との試合(負け)以来2試合目のオープン戦とのこと。久しぶりの試合ってことになります。スタメンはこんな感じ。[芝] 4久田見/7杉本/8井関/9大河原/D伊勢/6吉田/3結城/2飯田/5鈴木/P藤田[E] 7須藤/8平田/4白井/9坂下/5宮沢/2山岡/3柳田/D田城/6樋口/P清見東芝はもっと思い切った若手起用かと思ったけど、吉田選手以外はわりと普通。平馬選手のいない三塁は普段は二塁の鈴木選手でした。(高卒ルーキーの吉田選手。最後まで出場しましたが打撃はノーヒット。ショートの守備は無難ではなかったかと)ENEOSはちょっと前まで4番を打ってた柳田選手が7番ですかぁ。お目当ての補強選手ですが、東芝から補強のお二人は出場せず。ま、今日は出ないだろうと思ってましたので、また本大会で。平馬選手は以前にも増して黒くなったような。それにしても、いい背番号をもらったこと。木戸投手は自チームでの番号がたまたま空いてたんですねぇ。でもお二人とも背中のネーム、文字が小さすぎでは?4文字ならこのくらいの大きさの字じゃないと。まだ仮のユニフォームなんだろか。もう一人の補強選手、田城選手は8番DHで出場。残念ながら3打席無安打。最後の打席で死球を受け、代走が送られて交代でした。スイングしている場面を撮ろうと思ったのに、死球の場面になってしまった。どこに当たったかしらん。死球を受けた田城選手に一塁の結城選手が帽子をとって「すいません」した後。あ、結城選手の左肩にもう黒獅子エンブレムがない。結城選手はキャプテンだから開会式に黒獅子旗を返しに行く役割があるはず。そのときももうエンブレムはナシってことなのか。●試合はENEOSの勝ちで、試合ですが、ほぼENEOSが一方的に押しまくり、藤田投手はずいぶんヒット浴びたように感じたわりには堪えていたのですが、結局6回まで投げて4失点。ENEOSは9番ショートに入った樋口選手、宮田選手が二人で3安打しまして、下位からチャンスを作って足を絡めて走者を進め、上位につないで返すっていうパターンで得点を挙げました。相変わらず足を使って嫌らしく攻めてきます。一方の清見投手は立ち上がりこそいい当たり連発されてどうなることかと思ったけど、自らの好守備や牽制アウトで凌ぐと、その後は7回二死から大河原選手がヒットを打つまでちょうど打者2巡をパーフェクト。完璧です。全然打てません。(5回の後のグラウンド整備中。「元気でやってるか?」「ぼちぼちッスね」)東芝は7回から2年目左腕の山田投手。まだ公式戦では入部以来一度も投げてないはずで、私も実際に登板しているところを見るのは初めて。意外とオーソドックスな感じに見えましたが、内角に思い切り良く投げ込むボールもあり、打者6人パーフェクトに抑えました。ENEOSは8回から関投手。清見投手の前に沈黙させられていた東芝打線も関投手に代わると勢いづきまして、8回は無得点に終わったものの久々に走者2人出します。9回には杉本選手のヒットと2四球で無死満塁として、途中出場の藤原選手が右中間を破って2点返します。なおも大チャンスが続きましたが、センター平田選手の好守備などもありましてそこまで。最終回のチャンスのときは、もしも勝っちゃったらどうしよう、なんてちょこっとだけ思いましたがさすがにそうは行かない。あそこまで攻めながら2点で終わるのが今の打線の力なんだろうけど、下位打線でもう交代選手も残ってなかったみたいだし、まぁ最後までゼロで終わるよりは良かったな、と思うことにしようっと。そもそも東芝が企業相手に1イニングに2点以上入れたのを見たのって何ヶ月ぶりなんだろう。とりあえずこの時期に都市対抗出場チームと試合ができることに感謝。ENEOS側の厚意でしょうか。試合後は選手だけでミーティングで、慶大OBの両チーム監督お二人がしばらく歓談されてました。●人手不足のノック何度行っても迷う等々力グラウンド、今回も迷いながら到着。今回得た教訓は「遠回りでも、さっさと多摩川沿いの道に出ること」。迷ったのでENEOSのノック時間ギリギリ。平馬選手は一塁でノックを受けていました(←たぶん)。続いて東芝がノックに入りましたが、ENEOSのノックと比べるとスピード感も盛り上がりにもやや欠けるような気がするのは気のせいか。じゃないとすれば目先の目標の差か、それとも人数の差のせいか。というのは東芝はノックを受けた選手の人数がずいぶん少なかった。補強に行ってるからいつもより少ないのは仕方ないんだけど、数えてみたら12人だけ。二塁、三塁、捕手は1人ずつしかいない。野手の補強は3人だから、野手は16人残っているはずなのに。よーく見てみると、グラウンドにいない(ように見えた)選手や、いてもノックを受けてない選手がいる。何かあるんでしょうか。(投手はたぶん全員いらしゃいました)人数不足を補うためか、ブルペンでは銭場コーチがプロテクターをつけて捕手役をして先発の藤田投手のボールを受けていました。(久しぶりにアン投手がグラウンドに出ているのを見ました。でも試合が始まったらまたネット裏。横に映ってるのが野手なのにノック受けなかったひとのうちの1人)もひとつ、ちょっと気になったこと。6回裏のENEOSの交代のとき、審判のかたの声が響きました。「ライトとセンター代わりま~す」。それまでセンターの井関選手がライトに、ライトの大河原選手がセンターに入ります。んー、これはどういう意図なのか? 将来的には大河原選手はセンターで、ということなのかなあ。
2008年08月10日
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北京五輪の開幕式、生は寝ちゃって見逃したので昼間の再放送でチラ見。台湾選手団の入場、すごい歓声でした。そして紹介のとき、NHKのアナウンサーのかたが言ってたことにびっくり。「野球には西武ライオンズでプレーしていた張誌家選手も出場します」みたいな内容。いやいやいや、こんな形で張投手の名前が出てくるとは思わなんだ。やっぱり日本でも知られている台湾の五輪選手っていうと張投手(とチェン投手)くらいってことになるんだろうな~。(私も野球以外だとテニスの選手くらいしか知らない)入場順がちょうど日本の次が台湾だったので、日本でもたくさんのかたが見ていらっしゃったはず。今回、張投手がまだまだ頑張っているってことを知ったかたも多いのではないでしょうか。●10日に北京へ出発まだ北京へ出発していないので当然ながら開会式には出ていなかった北京五輪中華隊、職棒球団との5試合の練習試合を終了。何だか圧勝続きでかえって心配になりますけども、結局入れ替えはなく、当初の24選手そのままで北京行きです。象との試合ではイマイチだった張投手、2度目の登板となった8日の獅との試合では下位打線とはいえ1イニングを3人で抑えたとのこと。10日の朝に北京へ向けて出発するそうです。台湾から北京って近そうに見えるけど、香港を経由しないといけないので意外と時間がかかるみたいですねぇ。北京へは夕方に到着予定とのこと。●張誌家、超音波写真を持ち歩くさて、ちょうど年が変わる前後に女の子のパパになる予定の張投手。台湾では88=パパってことで8月8日が父の日らしく、パパ選手関連の記事がいくつか載ってて、パパ予備軍の張投手も取り上げられてました。張投手は毎月の検診での超音波写真を集めて皮のケースに入れて持ち歩いていて、北京へもそれを持って行くんだって。→[記事]張誌家出征 帶老婆産檢照片(聯合新聞網)(big5)(8/8)→[記事]首個父親節 張誌家有女萬事足(壹蘋果運動王)(big5)(8/8)あはははは、まぁ確かにパパにとってはお腹の中にいる赤ちゃんの存在をいちばん実感できるのって、超音波写真ですもんね~。体長が数センチしかないのにちゃんと人間の形をしているから結構感動するし、ちょっとずつ大きくなって行くから楽しみなんだ、これが。しかし今からこんななら、きっとこれは生まれたら超のつく親バカに違いない。そして記事に書いてありますが、実はアテネ五輪の前にも奥様は妊娠していたのに、張投手が出発の準備をしているときに流産してしまったそうです。夫婦とも落ち込み、五輪での投球にも影響したとか。うーん、そんなことがあったとは。我が家も何度か危ない時期があり、初期の流産は決してパパやママの責任ではないと教えられましたが、やっぱり実際にそうなってしまうと辛いんだろうな…。(幸いにも妊婦両方とも無事に産まれました)今回はもう安定期に入ったので大丈夫みたいですけども、油断は禁物ってことで、奥様は北京には行かずにお留守番とのこと。テレビで応援してくれる奥様や赤ちゃんのためにも、今度はいいところ見せないとね。
2008年08月09日
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全日本クラブ選手権大会が今日から開幕しております。→[記事]全日本クラブ野球:NOMOク、大和高田クが8強入り(毎日新聞)神奈川から出場の相模原クラブは富山ベースボールクラブと対戦、7-9の逆転負けで全国初勝利はお預け。2回までで6点もリードしたので行けるかな、と思ったんですが、安打数のわりにたくさん点が入ったのはラッキーな面もあったのかな。そこからひっくり返すんだから相手が強いのでしょう。残念でした。来週はもう日本選手権の神奈川予選がスタートです。他の試合も経過を追ってたら、松山フェニックス・小寺能康投手が6回まで打者18人パーフェクトっぽかったんで、ちょっとドキドキしましたけど残念。でも見事、完投勝利とのこと。明日の新聞に取り上げられるかも。北海道大会では日本通運が予選リーグ3連勝、全勝で決勝トーナメント進出を決めたそうです。相変わらず良く打ちますねぇ。うらやましいこと。公式サイトではお待ちかね、1戦目・松下電器との試合の詳細レポートが載ってます。領家訓応投手のインタビュー+写真つき。領家投手が着ているのは肩に紫のラインが入っているけどかずさマジックのもの、なのかなあ。和田貴範選手はこの試合、5番を打ったんだって。飛ばす打者が中軸に並んでる日通打線で5番だなんて、それだけですごいじゃないですか。(去年の本大会は1番でした)北海道大会は明日で予選リーグ終了です。●おまけ見事、クラブ選手権で初戦突破したオール江刺の「江刺」は、今は江刺市じゃなくて奥州市。先日に静岡の掛川に行ったときに知りました(掛川市と奥州市は姉妹都市)。2年前に水沢駒形野球倶楽部の水沢市などと合併して奥州市になったそうで。奥州市って地名自体はニュースで耳にはしていたけど、水沢市や江刺市のことだとは知らなかった。地理はわりと得意だったつもりだったけど、市町村合併は脳みそがついて行かないです。「○○市って、もうないの?」みたいなことが多くて。新しい市名で合併前がどこだったのかをイメージしにくい名前がついてしまうと余計にわからなくなります。OBC高島の高島市も合併でできた市ですが一時は市名が「西近江市」に決まりかけていたそうで。ということは、もしかすると「OBC西近江」だったかも知れない? んー、やっぱイマイチなネーミングか。相模原クラブの相模原市は中小都市みたいに思ってたけど、現在は政令指定都市になるべく手続き進行中。去年の市町村合併で人口が70万人にもなったそうで。いま3~4つ作る予定の区をどう分けるかですったもんだしている(?)らしく、毎日新聞の地方版や神奈川新聞の紙面を賑わせているのを何度か見ました。そろそろ決まったのかな。以上、クラブ選手権を機に地理のお勉強でした。(おまけのほうが長いじゃねーか)
2008年08月08日
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現在開催中の北海道大会は予選リーグ2日目が終わったところ。神奈川代表として出場している三菱ふそう川崎ですが。1日目(6日):三菱ふそう川崎 0-1 富士重工業2日目(7日):三菱ふそう川崎 3-4 七十七銀行と、2試合とも負け。連敗だから、9日の最終戦で三菱重工神戸(2勝)に勝ってももう決勝トーナメントは無理。そして大会要項の「特別規則」のところに同勝敗の場合は直接対決が優先だと書いてあるから…ふそうさんはすでにCブロックのビリ決定ということですかぁ?まぁまだまだいろいろ試してる時期だろうし、東芝も去年、同じCブロックでビリだったから全く問題なし。日本選手権の権利は本大会で目指していただきましょう。ところでJABA公式での七十七銀行との試合、ふそうさんの二塁打の欄に名前のある「北川」ってどなた? 北村選手の間違い?と思ったら、どうも七十七銀行とふそうさんで長打の欄が入れ替わっているっぽい。とすれば、東芝から補強でお世話になっている加藤佑介選手が二塁打を打っているってことらしい。スタメンで使ってもらってるんだろうか。どこ守ってるんだろう?磯村秀人投手はまだ登板がないみたいです。日本通運と三菱重工名古屋の試合の二塁打の欄も入れ替わってます。この試合、じゃなくて1戦目の松下電器との試合は得点経過からすると、領家訓応投手は抑えたということなのかな。日本通運さんは後日、公式サイトに詳細なレポートが載るはず。楽しみにしたいと思います。明日からクラブ選手権も始まりますね。●おまけ見えすぎちゃって困ると話題のgoogleストリートビュー。三菱ふそう・平間グラウンドサブグラウンドのほうでしっかり練習してた。さすがに顔までは識別できないや。近隣住民のかたが見学してます。いつ頃に撮ったものなんだろう?(放置自転車多すぎ)他の神奈川企業グラウンド:ENEOS等々力グラウンド…多摩川沿いの道から見えますが、誰もいない。東芝総合グラウンド…山の上なので見えません。日産市沢グラウンド、三菱重工金沢グラウンド…地区そのものがgoogleカメラ号の冒険先に入っていないようです。
2008年08月07日
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現在、北京五輪を控えた台湾代表チームは国内職棒チームと練習試合中。2戦目となった7日の象との試合は、たまたま同点のまま延長戦に入ったためにタイブレークの練習が行われたとか、入場無料だったとは言え予想を遥かに上回るたくさんのお客さんが入ったとか(14000人くらい入ったらしい)、話題の多い試合だった模様。その試合では入れ替えピンチと言われていた張誌家投手もリリーフで登板しまして、結果はいま一つだったようですが、とりあえず前回の登板で背中の具合が悪かったのは故障ではなかったことを証明したそうです。→[記事]北京奧運/張誌家中繼登板 洪總:證明背部沒有受傷(NOWnews)(big5)あんまり長くないので全文で。現在右背中の不調のため入れ替え対象に挙がっている張誌家は6日の練習試合でリリーフし2回2失点。中華隊監督の洪一中曰く「投球が良かったか悪かったかは皆さんが見たとおり。でも彼が故障してないことは証明された」。張誌家曰く、背中は問題ない、もしこの後の3試合の練習試合も必要ならば投げる、と。張誌家は2回2安打2奪三振2失点。4回裏の一死から郭一峰に四球、陳江和にヒット、朱鴻森一塁ゴロを彭政閔が二塁送球を誤り1失点。5回裏は四球と安打で失点。彼曰く、状態としては悪くないが、マウンドの前方に1つ突起物があり、それが投球に影響した、先発した陳偉殷も同様の感覚、なので球がやや高くなり安打された、と。前回具合の悪かった背中について張誌家曰く、中華隊の日本人トレーナーがマッサージしたときに問題ないと言っており、また彼の父も人に頼んで彼をマッサージしてもらったが、しばらく長期間の試合に出てなかったので背中に疲れが出たのだろう、と。もし故障だったら入れ替え決定って言われてたので、その点はひと安心。良かった良かった。あとは洪監督がどう評価するか、です。ところで張投手のパパさんって、学生の頃に張投手がぐれてたときに木の棒で殴り付けたっていう例のかたですよね。中華隊にトレーナーのかたがいらっしゃるにも関わらず、わざわざ息子のためにマッサージのかたを手配するだなんて素晴らしき親バカ。それだけ心配してるんだろうな~。●西武つながりのトレーナーさん?ところで先ほどの記事、張投手の背中をマッサージした中華隊トレーナーは日本人のかた、と書いてあります。そういえば去年のアジア予選のときも中華隊には日本人トレーナーのかたが同行していることが記事になってたんだった。こちらの記事。小山田さんとおっしゃるそうです。今回も同じかたなのかしら。でも、どういう伝手なんでしょうか。そもそも小山田さんってどなたなんでしょう?ちょっと検索してみると。結構簡単に見つかりますね。「11月 小山田トレーナー;野球台湾オリンピック代表チームに帯同(11月16日~12月5日)」って書いてあるから間違いなさそう。(今回のことは書いてないけど)小山田幸夫さんという、こちらの狭山にあるスポーツマッサージの治療院のかただそうです。狭山ですか? また張投手と関係ありそうな場所で…。と思ったら、本当に院長の佐藤さんというかたは以前に西武のチームトレーナーを務められていたんだって。担当されていたのは「80年代前半から7年あまり」って書いてあるから、郭泰源さんが在籍していたときにトレーナーだったかたってこと。そして開業した現在でもプロ野球選手の治療を行っているらしい。ってことは、小山田さんが台湾にやって来たのはもしかしたら郭泰源さん経由の紹介だったり、張投手が西武時代にもお世話になってたりしたのかも。そしてこの小山田さん、Honda硬式野球部のトレーナーでもあるんだって。公式サイトの名簿にもしっかり載ってます。そっか、狭山だもんね~。また意外なところで台湾球界と社会人野球の接点があるものです。
2008年08月06日
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今日は先日に書いた「タイブレークは後攻が有利か?」の続き。タイブレークの試合を大会ごとなどでまとめてみました。集計対象とした試合は先日に書いたとおり、2004年から2008年7月末までにタイブレークになった105試合です。おそらく漏れがあると思いますので参考程度で。●タイブレークの多い大会は?話題のタイブレーク、「一度見てみたい」と思われたかたも多い?では、社会人野球でタイブレークを見たいと思ったらどの大会に行けば良いのでしょうか。大会ごとで数えてみると。・タイブレークの多い大会9試合=東北大会 (04 05 05 06 06 07 08 08 08)8試合=長野県知事旗大会 (04 04 04 05 05 06 06 06)7試合=日立市長杯争奪大会 (05 05 06 07 07 08 08)6試合=奈良県知事杯 (04 04 05 06 07 07)5試合=北海道大会 (04 05 06 07 07)5試合=びわこ杯 (04 05 05 07 07)4試合=都市対抗北海道一次 (05 05 06 08)(カッコ内は年度)東北大会がトップ。毎年タイブレークやってます。2005年からは予選リーグ方式を採用している大会。2位の長野県知事旗大会は2006年までは頻発していたのに、ここ2年はゼロ。2006年までは予選リーグで延長戦に入るとすぐにタイブレークを行っていたようですが、2007年に日本選手権対象大会に「格上げ」されてからは、通常の延長戦を行っている試合があります。安易にタイブレークに入らなくなっているようです。3位は日立市長杯で、これも予選リーグ方式の大会。そして5位の北海道大会も予選リーグ戦の大会で、どうも東日本(特に北国)で行われるリーグ戦形式の大会が多いような感じです。北国で多いのは、日没の関係で早く終らせなければいけないから?リーグ戦形式の大会が多いのは…? リーグ戦だと全体の試合数は少し多めになりますが、それでは説明できないほど多い。とりあえず言えることとして。タイブレークというのは「トーナメント形式の大会などで必ず勝者を決めなければいけないときにやむを得ず実施されるもの」という認識でした。でも実際にはリーグ戦で実施されている場合が思ったより多いようです。●多くは「延長戦=タイブレーク」特定の大会でタイブレークが多い理由を考えてみると。1. 単純に大会の試合数が多いから2. 大会に出場するチームの力が拮抗しているから3. 延長戦になったらすぐタイブレークにしてしまっているからあんまり思いつかないけども、こんな感じでしょうか。ちゃんと検証したわけではありませんが、たぶんいちばんの理由は3.です。上記に挙げた7大会の合計44試合のタイブレーク試合のうち、まだトーナメントだった頃の2004年の東北大会の1試合と、都市対抗北海道一次予選の4試合を除いた39試合は全て延長戦10回からすぐタイブレークです。集計対象となった全105試合のうち、通常の延長戦を1イニング以上行った後にタイブレークに入った(と思われる)試合は、29試合しかありません。残り76試合は延長10回(7イニング制の場合は8回)からすぐタイブレーク。この点でも、タイブレークは「やむを得ず」という感じではなく、少々安直に実施されている感じもします。なお、最も遅く始まったタイブレークは2007年の京都大会準々決勝、明治安田生命と和歌山箕島球友会の対戦で、延長17回からタイブレークに入ったそうです。●タイブレークの多い地方タイブレークとなった試合を地区別に分けてみると、以下のようになります。・タイブレーク試合の開催地区16試合:北海道 13試合:東北 19試合:北信越 12試合:関東 04試合:東海 31試合:近畿 09試合:中国 00試合:四国 01試合:九州 (都市対抗本大会は関東、日本選手権本大会は近畿で集計)全体的に東日本のほうが多め。やっぱり日没の関係?そしてなぜか近畿が妙に多い。近畿地区では15もの大会でタイブレークを実施。クラブの試合でのタイブレークが多いというのも近畿の特長です。関東は12試合ありますが、うち7試合が日立市長杯、3試合は山梨県の大会です。残りが都市対抗本大会と、春の神奈川県大会が1試合ずつ。千葉や埼玉はまだゼロ。(確か神奈川では、今年だか去年だかに規約が変わって春の県大会も含めてタイブレークはやらないことになったような)よって、私みたいにほとんど神奈川東京千葉埼玉にしか行かない人間だと、タイブレークを目にする機会は滅多にないということです(今のところ)。●北海道大会は8月6日開幕ここまで毎年必ず1試合はタイブレークが行われている北海道大会は8月6日に開幕です。昨年の大会はタイブレークでサヨナラ満塁ホームランが飛び出し、そして決勝トーナメントでもタイブレークが実施されたそうです。タイブレークが好きなかた、ぜひ札幌へ(?)。
2008年08月05日
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鶴見駅の近くにて。字が潰れちゃっててわかりにくけど、「都市対抗野球大会 必勝! 横浜市代表 新日本石油」と書いてあります。ENEOSの事業所みたいだけど、社会人野球というものを応援させていただいている身としてはやっぱりうれしい気分になります(←というより、何にも出てなかったら淋しい)。本社(どこ?)とかに行くともっと大きなたれ幕がかかってるらしいですね~。ENEOSの練習試合も見に行かなくては。応援しているチームが予選で負けちゃった場合、補強選手を応援するというのはいまいち気分が乗らないというかたもいらっしゃるようです。私も前はチームで出ないとツマンナイって思ってたけど、8年前に補強の選手を応援しに行ったら思いのほか楽しかったので気にならなくなりました。予選で負けると応援する試合の数が3倍になりますからね~、ってプラスにも考えられるし。ま、せっかくのお祭りなんだから楽しまないと。(でもかずさマジックの選手が補強された場合、もちろん補強先のチームを応援はするけど、神奈川ほど熱が入りません。不思議だ。神奈川のチームはそれだけ思い入れが深いらしい)で、神奈川3チームとももちろん本大会を見に行ければいちばん良いんだけど、そう毎日毎日行けるわけがないし、練習試合で見ておけるうちに。起用法の予習も兼ねて。しかし今年の神奈川は代表3チームともオープン戦の予定を公表してないからわかりにくい。一応、各チームの公式サイトを巡回してみると。ふそうさんは北海道に行っちゃうのでしばらく平間グラウンドでは見られないとして。ENEOSは今週末に土日とも試合があるのでチャンス(9日:セガサミー、10日:東芝)。お盆の週も試合がギッシリらしい。日産は…7日:中央大学、8日:セガサミー、13日:JFE東日本、14日:青山学院大学と、わかる範囲では平日ばかり、かな。16日の湘南シーレックスとの試合が週末なのでこれを見に行くのが便利そうだけど、13日からは五輪野球も始まるからそっちも見たいし、お盆はまた親戚巡りもしないといけないから…うーむ。とりあえず、週末は等々力、ってことで予定を立てておこうっと。●大学グラウンドで壮行試合法政大学のグラウンドが元住吉駅の近くにあるというのは今年の春に勉強しました。巡回してたら、この法政大学グラウンドでの壮行試合も組まれてた。去年までは気にしてなかったけど、毎年恒例のことなんだろか。8/25 JFE東日本 vs JFE西日本 (法政G)8/26 JFE東日本 vs 東海理化 (法政G)8/26 JR北海道 vs TDK (法政大学G)8/28 JR北海道 vs 三菱重工名古屋 (法政大学G)(法政Gと法政大学Gって同じ?)この間、法政大学の野球部は何をしているのかというと、25~27日の日程で合宿に出ているのでその間は空いているということらしい。合宿先は君津で、25日には東芝、26日にはかずさマジックと練習試合だって。元住吉も最近行ってないし、面白そうな試合が多いんですが、あいにく4試合とも平日。うまいこと予定が空けば、かなあ。(日吉に長いこと住んでたくせに、慶応高校がどこにあるのかを先週知りました)
2008年08月04日
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職棒は3日の試合をもって北京五輪のための中断期間に入りました。ここまでの後期シーズンの順位を見てみると、熊がちょっと抜け出して首位、龍が離れて最下位となっている以外はまだダンゴに近い状態。前期3位だった象が獅を抑えて2位に食い込んでいてプレーオフ圏内を確保しつつあります。牛鯨龍の3チームは年間3位の象まで8.5ゲーム差も離されているので後期優勝しないとプレーオフ進出は厳しそうな状態ですが、中断期間を挟んでどう勢力図が変わるのかも楽しみ。再開は26日から。ところでいつの間にか龍に新しく入った海克特っていう外人さん、Hector Almonteっていう本名で何か聞いたことあると思ったら、前に日本の巨人にいたやたらスピードだけは速かったアルモンテ投手のことなんだってさ。●張誌家、五輪ピンチか?さて、中断前の最終日となった3日の獅熊戦は潘威倫投手と張誌家投手、五輪代表投手同士の先発。映像は見られなかったので経過だけ追ってたのですが、張投手は初回に一死もとれないうちに布雷選手に満塁弾を浴び、2回途中で降板という有様。ま、こういう日もあるさ。一軍に戻って来てからはずっと好調だったからそれほど心配いらないはず…。でも良く見ると2回は打たれていたわけでもないのに降板していて、しかも交代したのは潘武雄選手の打席の途中、2ボールとなったところだったらしい。これは何かのアクシデントに違いない。いったいどうしたのかと思ったら試合前から背中を痛めていたとのこと。→[記事]中華職棒>>國手對決潘威倫7局勝 張誌家背不適1.1局退場(NOWNews)(big5)洪一中監督は試合後に張投手をロッカールームに呼んで事情を聞き、もし故障ならば、ケガ人を北京に連れて行くわけには行かないので張投手を五輪代表から外して入れ換えると発言したらしい。一方、張投手本人は[記事]北京奧運>>背部不適要被換 張誌家:並未受傷、不能接受(NOWNews)(big5)「もし力不足で入れ替えられるなら受け入れるけど、単にこの試合で背中の具合が悪くて入れ替えられるなら受け入れられない。これは突発的なもので、おそらくウォームアップ不足から来るものだから」「僕は五輪のためにずっと努力して来た。このために自分の努力が無駄になるなんて不公平すぎる」と、痛みは突発的なもので故障ではないと言っているようですが、いずれにせよ不安材料を抱えたことは確かで、洪監督の心証も悪いでしょう。これはかなりのピンチか?●代替は廖于誠投手か?そして同日に完投で11勝目を挙げた象の廖于誠投手が、追加で中華隊合宿に合流するように言われたんだって。張投手との入れ換え要員と見られているようです。今回、職棒から五輪に選ばれている投手は代表10投手中5人いますが、今シーズンの職棒での成績はそれほど良くない選手もいて、潘威倫 9勝1敗 防2.12許文雄 7勝3敗 防3.44倪福徳 4勝9敗 防3.73陽建福 4勝9敗 防4.98張誌家 1勝3敗 防4.54と、負け越している投手のほうが多い。過去の実績等をご存知ないかたが数字だけ見たら「どうしてこの投手が選ばれるの?」的な状態になってます。これに比べて廖于誠投手の成績は廖于誠 11勝2敗 防2.35という素晴らしいもの。廖于誠投手は代表選考直前の登板で惨澹たる結果だったことと、国際舞台での経験が浅く、サイドスロー・アンダースローは大学生の李振昌投手がいるので、っていう理由で落選したと報じられていましたが、成績的には選ばれないほうがおかしいくらい。役割分担っていう点では中華隊はいまのところ先発は足りているので、張投手にはリリーフとしての役割が求められていました。張投手は最終予選の韓国戦で好リリーフしたのが選出理由の1つになっているとのことですが、廖于誠投手は国内で実績を残すようになってからはほとんど先発しかしてないですね。そのへんをどう見ますか。去年の世界盃ではどうだったんだっけ?とにかく張投手は残るには5日からの練習試合でイイところを見せなくては。背中の具合が大丈夫なのか気になるけど。
2008年08月03日
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都市対抗まであと3週間ほど。神奈川ではいちばん遅いENEOSも8月から補強選手合流とのことで、そろそろ合流した頃でしょうか。補強選手では、いつもとは違うユニフォームに袖を通す姿が似合うかどうかも興味あるところ。だいたいサンデー毎日増刊で確認するのが常ですが、お世話になっている直さんによりますと、日産の公式サイトには写真つきで補強選手の紹介が載っているとのこと。日産に補強されているのは重工さんから門西明彦投手、そして東芝から中野真博投手と安田真範選手。門西投手は雰囲気違うのは当然としても、日産のユニフォームは東芝と同じ赤。白ユニフォームはデザイン的にも近いものがあるので東芝からのお二人はそれほど変わらない…かと思いきや、見慣れた東芝のユニフォーム姿とは違った感じがする。色使いが近くてもやはりユニフォームというものはそれぞれ個性があるものです。安田選手が日産に補強されたのは2度目で、前回は2002年。当時は日産のユニフォームがまだ青だった頃。テレビ神奈川で中継されていたお盆の日産自動車と湘南シーレックスの試合を見ていたら、日産の選手はみんな青いヘルメットなのに、補強の安田選手は1人だけ赤いヘルメットを被って試合に出ていました。自分のチームから持って来ていたのでしょう。単に青いヘルメットの用意が間に合わなかっただけかも知れないけども、日産の一員としてプレーしながらも、東芝の選手としての意地も示してくれているようでちょっとうれしかった記憶が。今年は自分のヘルメットを持って来ていても気がつかなそうです。今年は湘南との試合は8月16日。最近、テレビ中継がないような気がしますが今年はどうなんだろう。日産の試合も大会前に一度くらい行ってみたいな。中野投手が投げているところを見たいぞ。本大会で登板機会が必ずあるとは限らないし。東芝の8月の予定も公式サイトに掲載されています。10日から練習試合も再開のようです。例年はこの時期は地方から関東に来ているチームとの練習試合が連日のように組まれて対戦相手のチーム名を見るだけでも豪華な気分になるのに、今年は都市対抗に出ない企業や大学生との試合がほとんど。ドームに行けないとこうなるんだってことを思い知らされます。そんな中で都市対抗に出るENEOSと試合するのがちょっと変わってるかな。しかも日曜日。かずさ市民応援団の公式サイトも先月末に久しぶりに更新されて8月以降のオープン戦の予定が掲載。都市対抗本大会期間中も試合が組まれてます。都市対抗が終わったらその週末にすぐ日本選手権予選なんだなぁ。
2008年08月02日
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現在、カナダのエドモントンで高校年代の世界大会・世界AAA選手権大会が行われていますが、31日の予選リーグ最終日、台湾とプエルトリコの試合が延長11回タイブレークだったそうです。→[記事]IBA世青賽/突破僵局制初體驗 中華延長11局贏球晉八強(NOWnews)(big5)確か、先日のIBAFの声明ではこの大会からタイブレークを試験導入するという話でした。そしてこの試合が大会が始まってから初めての延長戦だった模様。ということは、この試合がIBAFの正式な大会での初のタイブレーク試合ってことで良いのかな?試合はタイブレーク開始となった延長11回、後攻の台湾が1点を入れてサヨナラ勝ちしたとのこと。まずは後攻の1勝です。IBAFの公式サイトにある↓こちらのBOX SCOREを見てみると、→[網頁]Chinese Taipei 2-1 Puerto Rico(IBAF)11回裏、1アウトのところで決着がついたみたい。完投した台湾・蘇哲民投手の投球イニングが11回になってるところなど、どうもタイブレーク中の記録は通常のイニングの記録と合算されるっぽい。打席数を見る限りでは両チームとも3番打者の打順からタイブレークを始めたように見えます。ふむふむ、タイブレークは3番からがセオリーになるのか?けど、それだと台湾の得点者が3番打者と4番打者だけっていうのはおかしい。他にも辻褄が合わない部分があるし、単純な合算じゃないんだろうか。このBOX SCORE自体があんまり正確なものじゃないのかも知れません。●世界大学野球選手権・中華隊銅メダル高校生はカナダで頑張ってますが、先日までチェコで行われていた世界大学野球選手権、台湾大学代表は見事、銅メダルを獲得。前回の銀メダルに続いてのメダル獲得で、北京五輪に向けて良い流れを持ってくれました。予選リーグはギリギリの4位で通過、準決勝で米国に敗れたものの、3位決定戦で予選リーグでは敗れた韓国に勝ってメダルを手に入れたとのこと。台湾大学代表はユニバーシアード、世界大学野球選手権を通じて米国、日本、韓国、キューバの4ヶ国には1993年から1つも勝ってなかったらしいですが、前回大会でキューバに、そして今回の大会で韓国に勝ちました。次回は日本か米国に勝つ番、か?で、チェコに行っていた代表選手たちはメダルを手に帰国。大学生ながら五輪代表にも選ばれた鄭凱文・羅嘉仁・李振昌の3投手は米国マイナーから選ばれた選手たちとともに今日、五輪代表の練習に集合したそうです。他に蕭宇奇投手と林克謙投手も、もしかしたら代替選手で選ばれるかも知れないから準備しておくように[龍共]榮堂さんに言われたそうですよ。入れ替え、あるのかな。職棒も今週末の試合が終わるとで中断期間に入り、五輪代表選手全員が合流することになります。いよいよ、北京五輪モードです。
2008年08月01日
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