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ハンドルクランプは50cc用の中古品で構わないので、ヤフオクを探してみたら安い物は300円位で売られているのだが、送料が倍以上するので結局1‚000円を超える。しかもネジピッチが分からないので買ってはみたものの.....。と言う事になるやも知れない。そこで、新品で値段も少し高いが、ミニモト モンキーハンドルクランプ1‚540円を購入した。何故かと言うと、普通のメーカー純正クランプはアルミクランプ台座に取り付けボルトがねじ込んであるので、ピッチが違ったらアウトなのだが、このアルミクランプは取り付けボルトが台座から抜けるようになっているので、ピッチが違ったらボルトだけ取り替えれば使用出来るのだ。まさに巨人の川相昌弘のバントのような手堅たさだ。早速、届いたクランプをハンドルポストに同梱ボルトで取り付けてみたら.....。径は10ミリ。ピッチは1.25でバッチリなのだが、何とボルトの長さが足りません。ガックリである。ほんの少しナットからボルトが顔を出しているので、ナットが掛からない事もないが、このナットはロックナットになっているのでほんの少しでは意味がないし、振動で直ぐに緩みそうである。この部分は重要な箇所なので、ホームセンターに買い出しに走る。それなのに、何処にでもあろうと軽く考えていた10ミリ径、1.25ピッチ、頭(二面幅と言うらしい)13.0のボルトが無いのである。10ミリ径はあるものの、ピッチと頭が揃わないのである。2件ハシゴしたが同じ結果である。こうなれば岡山のネジ屋か、はたまたモノタロウかと思案していたら、師匠のガレージが思い浮かんだ。あそこに行けば大量の中古ネジがある筈である。早速、ゼファーで乗り付けてみると、鈴木の2サイクル250とW1のロケットカウル付きがたむろしていた。師匠と一緒にボルト探し、ものの3分で2本ゲット出来た。ありがたいものである。持ち帰ってよく見てみると、1本はワイヤーロックが出来るようにボルトの先に穴が開けられている。もう1本は首下の部分を少し残してネジが切られており、その部分が少し膨らんでいる。どんな所に使用されていたボルトだろうか?ベンチグラインダーで膨らんだ部分を削って取り付けてみる。ボルトの長さがギリギリだったが今度はシッカリと取り付ける事ができた。ハンドルポスト/クランプ/ボルト10ミリ径に拡げたハンドルポスト短い同梱ボルト師匠から貰った10ミリボルトと同梱ボルト(左端)やっと取り付けができたハンドルクランプ
2017.04.29
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カブ90カスタムはプラのハンドルカバーを外すと噂通りバーハンドルが仕込まれていた。スチール製で黒く塗装されているものの、所々にサビが出ていた。取り付けはハンドルに穴が2つ開けられて直にハンドルポストにボルトオンされており、ハンドルクランプは使用していない。従って市販のハンドルを買って来てポン付けとは行かないのである。ハンドルはこのまま使用しようかと思ったが、ハンドルにプラカバーやウインカーを取り付けるためのステーが4箇所も溶接されているので、これをグラインダーで全て削り取るのは容易ではない事が予想できる。そこで、ハンドルポストに開けられたボルト穴にハンドルクランプを取り付ければ市販のハンドルがポン付けできるのでこの方法で行く事にした。早速、ハンドルポストのボルト穴の径を測ったら7ミリだ。市販のハンドルクランプの取り付けボルトは10ミリだ。ポストの穴には内側に大きなナットが溶接されているので、このナットごとタップを切らなければならない。しかも10ミリ。これはどう考えても人力では無理と判断した。旋盤が必要だ。旋盤。せんばん。センバン.....。ハンドルポストをポケットに入れて、写真屋に相談に行くと、以前一緒にラーメンを食べた中庄のバイク改造屋が持っているとの事。早速、2人で出掛けると、工場の前でデザイン屋がラビットを仕入れて洗車していた。工場の中は大昔のハーレーが3台。どれも原形を留めていない。半分になった燃料タンクやドリブンギアが右に付いたリアホイール。どないして動くのだろうか?若い店主は大男だが愛想の良さは前と変わらない。10ミリのネジ切りをお願いすると、ポストを見ながらカブですね。と直ぐに車種を言い当てた。ピッチはどうします?と尋ねられたが、市販のハンドルクランプにはボルト径の表示までで、ピッチまでは表示されていないので困った。モンキー用のクランプを付けようとしてるのだが....。と言うと、それじゃぁ1.25にしときましょ。と言って直ぐに作ってくれた。財布を持っていなかったが、お幾ら?と尋ねたら、穴2つだけなのでお代は結構との事。すると写真屋が今度は穴開け部品を20個ほど持ってこようと突っ込みを入れる。最後にはデザイン屋を入れた4人で焼き鳥に行こうと言うことで散会となった。よしよし。これで今後の旋盤が確保できた。ハンドル取り付けに7ミリのボルトを使用しているハンドルポスト
2017.04.27
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カブ90カスタムは角形ライトに角形ウインカーが付いたモデルである。ハンドルは他のカブのようにプラのハンドルカバーと一体化されておらず、中にはバーハンドルが潜んでいるのだ。ハンドル径も通常のカブは19ミリに対し他のバイクと同じ22.2ミリとなっている。こうなると、バーハンドル化したくなってしまうのである。ハンドルカバーを取っ払ってしまいたくなるのである。それではいよいよ中のスチール製のバーハンドルを拝もうと、ハンドルカバーの裏側についている4本のビスを外して、引っ張るのだが運転席側のメーターの下辺りが何かで留められているようで、外れない。プラの爪でもあるのかと思いドライバーでこじるも埒が明かない。ヘッドライトを外した穴から覗いてみると、中央奥に大きなビスが1本刺さっているのが見えた。こいつだ。諸悪の根源はこいつだ。しかし、このビスをどうやって外すのかが分からない。ヘッドライトを外した穴から覗いて奥深く見えるビスなど、どんな工具があっても外す事は出来ないだろう。メインキーが抜けるのかと思いドライバーでこじってみたがダメである。しかし、HONDAがバラせない構造にする筈もないので考える。あのビスは真上から刺さっているので、真上にあるものが外れるのでは?真上にある物はメーターケースだ。マグライトでケースの裏側を舐めるように調べてみると、左右にストッパーのような金具が見えた。こいつかも。手を突っ込んで押してみると内側に動く。こいつだ。両方を内側に押し込むとメーターケースが上側に外れた。やれやれである。プラのハンドルカバーの上側はこれで外れたが、下側はビス1本だけで留まっているので、簡単と思いきや、両方にあるワイヤー類がカバーに開けれたスリットに入っているので、ワイヤー類を全て外さないとカバーが取れなくなっているのだ。めんどくさいったらありゃしない。ハンドルホルダを外して、ブレーキワイヤを外して、アクセルワイヤを外そうとしたら、アルミのフォルダにねじ込まれている。フォルダを回すには電気系統のギボシを全て外してブレーキスイッチを取り外すのだが、これがまた外れない。いくら引っ張ってもアルミのホルダから抜けないのだ。老眼を凝らしてよく見てみると、スイッチの露出部分が僅かに段差になっているのに気が付いた。試しにホルダ側(内側)に押してみたら抜けた。押してもダメなら引いて見ろという話しだ。これでハンドル回りがやっと分解できた。メータケースの両側に仕込んであった金属ストッパーメーターケースを抜き取るとハンドルカバーのビスにアクセスできる押し出し式のフロントブレーキスイッチボルト2本で留められているハンドル
2017.04.25
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タイ製のダックス風マフラーの取り付けに掛かるのだが、ステーの長さが全然足りない。延長ステーを自作する必要がある。右側のリアショックのボルトを利用するのが一番簡単なようなのだが、シート下にあるヘルメットホルダーの方が近い。マフラーを取り付けてしまうと、ヘルメットに接触してしまいどのみち使用出来なくなるので、ホルダーを取り払った後のボルト穴2つを利用してステーを延ばす事にした。ある程度の強度があり、ステーに加工できる物はないかと探してみたら、エプソンのプリンタをバラした時に出て来た部品取り付け金具が出て来た。突起をグラインダーで削り、形も整形して行く。ハンドベンダーでフレームに合わせ曲げ作業を行いマフラーのステーに届くように修正を行う。あまりボディーに近づけ過ぎるとリアサスに接触してしまうので、間隔をとって位置決めを行ったら、ボルト位置に穴開けを行う。形成、穴開けが終わったところで、余分な部分をカットしてバリ取りをして、ブラック塗装を施す。マフラーのステーも削ったので、こちらは耐熱塗料のブラックを吹いておく。一晩乾燥させて取り付けに掛かる。ボディー側にはキャップボルト2本、マフラー側には8ミリのキャップボルト1本で取り付けた。アルミよりも強度が高いと思われるので、大丈夫だろう。エプソンプリンタの金具ダックスマフラーの取り付け金具の縁を削る延長ステーで取り付けたマフラーアップになったマフラーの全容リアサスとのクリアランス自作サイドパネルとの間隔キックとの干渉は無いが畳むとヒートガードに接触するマフラーとの接触のためプラグコードも位置替え
2017.04.23
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バッテリーレスキットが上手く行ったので、電装関係の移設に移る。その前にイグニッションコイルに繋がっている黒/黄線から電源取り出しコネクタを使って分岐線を作って、ヘッドライト周りまで延長線を引っ張っておく。この黒/黄線がパルス線となっており、タコメーター取り付けに必要となるのである。右のサイドカバー内にあった電装関係は一度、左側へ全て移していたのであるが、バッテリーが無くなって中央部が広く空いたので、クッション材を敷いた上に全て詰め込む事ができた。パルス線のコネクタとヒューズは左側からアクセス出来るように左側開口部付近に来るように置いた。次は右側のサイドカバーの代わりに塞ぐ蓋が必要となったので、アルミパネルの残材で作成する事にした。コピー用紙で型取りをして、アルミ板に転写する。切り取り線に沿ってエアーカッターで切断して行く。厚さ1ミリなので直ぐに切断できる。久し振りに使ったエアーカッターはやはり便利だ。切り取ったアルミ板はグラインダーで微調整し切断面を整える。アルミの蓋は出来たのだが、リアブレーキスイッチの配線が問題である。以前はサイドカバーの下側に隙間が空いて、そこに配線されていたのであるが、今度はサイドカバーのように厚みがないので、配線を通す所がないのである。仕方がないので、メインハーネスのカプラー側を切断して配線を少し延長してアルミの蓋に穴を開けてリアブレーキスイッチの配線を通した。配線にカプラーを取り付け、メインハーネスに接続。アルミの蓋に両面テープを貼って、車体に取り付け、下穴を開けたのだが、裏側に丁度凹みがある所とナットが溶接してある所に当たり、2箇所も開け直し、穴が残ってしまって恰好悪いが仕方ない。運が悪かった。後は5箇所の下穴にタッピングビスをねじ込むと出来上がりである。 イグニッションコイルに繋がる黒/黄のパルス線 電源取り出しコネクタを使って取り出したパルスの分岐線一時的に左側に回避させた電装類パルス線の結線部分とヒューズを左側からアクセス出来る所に置く切り出したアルミとエアーカッターアルミパネルに予め通して置いたリアブレーキスイッチケーブルサイドカバーの代わりに取り付けたアルミカバー
2017.04.21
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カブのバッテリーを外してバッテリーレスキットを組み込む事にしたので、早速コンデンサを探してみるとこんなのが見つかった。33000μFの超大容量。計器の安定は最高級レベル。実績と信頼の国産(ニチコン社製)を使用。μFはマイクロファラドと読むそうで1μFは 10の6乗分の1だそうである。33000μFがそんなに凄いのかどうかもさっぱり分からない。容量が大きければそれだけ余裕があるのだろうと素人考えで、この33000μFを2‚800円で購入してみた。 コンデンサは運良く丸形端子端子が付いていたので、バッテリーを外したプラスとマイナスにそのままボルトとナットで留める事が出来た。至って簡単である。試しにエンジンを掛けてみたら、問題無く掛かる。アイドリングのままヘッドライト、テールランプ、ニュートラルランプが同時点灯している。その状態でウインカースイッチを入れてみると、ニュートラルランプが少し暗くなったが、ウインカーは問題無く点滅して、ウインカーランプも点灯している。アイドリングでこの状態なら申し分無かろう。33000μFのバッテリーレスキット(コンデンサ)取り付けはバッテリーの+/-配線に接続するだけアイドリングでのヘッドライトの状態アイドリングでもウインカーは点滅する
2017.04.19
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カブのマフラーは取り付け位置が車体のかなり下方となっているので、オフロードには適さない。ハンターカブのようにアップマフラーだったら、行動範囲もかなり広がるし、見た目が恰好良いのだ。あのハンターカブのマフラーが取り付けられるか、調べてみたら、エンジンの排気口径が違うようだし、マフラーは既に廃番となっているようである。更に調べてみると、カブをアップマフラーに改造するには、ダックスのマフラーを取り付けるのが定番らしい。しかもダックスのマフラーはタイ製の互換マフラーだと新品がビックリするほど安いのだ。何と3‚300円だ。直ぐに発注したら2日で届いた。純正と比べると短く軽い。ヒートガードのメッキも悪くはない。本体の耐熱塗料もしっかりと塗られており、予想よりかなり品質が良い。使えないが取り付け金具とボルトも付属していた。しかし問題もある。エンジンへの取り付け径はカブと同じなので問題はないのだが、マフラーが上にアップになるので、右側のサイドカバーに接触してしまう。少し離して取り付け出来ない事もないようだが、マフラーが外側にかなり出っ張り見た目も宜しくない。サイドカバーも熱で溶けてしまうと思われる。そこで、皆さんは右サイドカバー内にあるレギュレーター、ウインカーリレー、CDI、ヒューズなど全てを工具を取り出した左サイドカバー内へ移して右サイドカバーを取り払っているのである。さらに、ダックスのマフラー取り付けステーの加工も行わなくてはならないのだ。更にバッテリーはケースから取り出して、車体中央に置いているようだが、交換する時にはマフラーを外す必要がある。他は我慢できてもこの点だけはいただけないので、セル始動は諦めて、コンデンサを取り付けバッテリーレス仕様にするしかないだろう。純正マフラーとダックス風マフラー耐熱塗料も丁寧に塗られているダックス風マフラーヒートガードのメッキもまずまずのダックス風マフラー
2017.04.17
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リアリムの入れ替えとチェーンの洗浄、ドリブンスプロケットの塗装が終わったので、ホイールを組み込む。早いとこ組み込まないと、バイクが動かせないので非常に不便だ。ホイールベアリングは振れを見た時に確認したが至ってスムーズで交換の必要はなかった。塗装を終えたドリブンスプロケットを左側に組み込み、反対側のリアブレーキを点検する。シューはまだ十分残っており、傷もなく綺麗な状態なので、これも再使用する。シューの周りとドラム部分に大量のブレーキカスが溜まっていたので、エアーを吹いて掃除して組み付けた。TL系ばかり弄ってきたので、カブのブレーキの大きさに驚かされる。GB250クラブマンと変わらない程に大きい。これでも効きが悪いという人もいるようだが、スポーツバイクではないのだからこれで十分だろう。ホイールの脱着はセンタースタンドを立てて行うのだが、高さが足らずホイールがリアフェンダーのエンド部分が当たってしまって、難しいので、センタースタンドの下に角材を置いて嵩上げをした。アクスルシャフトにサビは無いものの、グリスが切れてカラカラだったので、タップリとグリスアップを行う。アクスルナットを緩めた時に、ナットが2つもあってどういう理由なのか分からなかったが組み立てていて納得ができた。スプロケットハブに取り付けられるカラーはスイングアームのアスクルシャフト穴の外まで飛び出るようにして取り付けるので、左側が完全に固定された状態で、右側のカラーを入れてアクスルスシャフトを通す事ができるのだ。普通のバイクだと、重いホイールを持ち上げながら、左右のカラーをスイングアームの内側に真っ直ぐに入れなければならない。少しでも傾いたりすると、カラーが外れて上手く行かない。なかなかアクスルシャフトが通せずイライラする。このカブの仕組みは良く考えられている。整備性がすこぶるよろしい。他のバイクにも採用して貰いたいものである。外したブレーキカムとシュードラムの中は黒い粉がてんこ盛りだったねじ切りしてあるカラーの中をアクスルシャフトが通るホイールを装着したリア周り(左側)ホイールを装着したリア周り(右側)
2017.04.15
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このカブのシートは思いの外汚れていた。ビニールの表皮も少し硬化しているようなので、長くはもたないかも知れないが、破れはないので、磨いてみる事にした。しかし、この汚れがどんなものなのか分からない。単なる汚れか、はたまたカビか。取り敢えず、よく絞った雑巾で拭いてみたが効果無し。汚れは油分かと思いパーツクリーナーを吹いて磨いたが効果無し。ならばと、ピカールをぶちまけて磨いてみたら効果があった。どうも頑固な汚れだったらしい。仕上げにアーマーオールで磨いてみたらしっとり感が出て来たので終了とする。しかし、カブのシートは私には位置が前過ぎて、乗車姿勢が少し窮屈である。もう少し後ろに下げたいのだが、そうすると荷台に干渉する。どうしてもこの位置が我慢できないなら、いっその事短めのダブルシートにしてキャリアも少し小振りのものに替えてみる手もあるのだが、もう少し後で考えよう。このカブは90なので、当然タンデムステップが付いているのだが、シートはシングルだ。2人乗車時はオプションでリアシートもあるようだが、昔は荷台の上に座布団を敷いてタンデムしていたのを思い出す。ヘルメットは被らず農協のマーク入りの野球帽だった。汚れの酷いシート磨きが完了したシート
2017.04.13
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リアホイールを外すと一緒にくっついてドリブンスプロケットも外れて来るので、ついでにギアも外す事にした。ここは力が掛かる部分なので、通常はネジロック剤が使用されているだが、カブの場合はUナットが使用されていた。4本のナットを外すだけでスプロケットが外れる。カブの場合チェーンもスプロケットもチェーンカバーの中にあるので、通常は見えない。従ってスプロケットには塗装を施していないのか、材質が悪いのか、表裏とも真っ赤に錆びていた。ナイロンディスク付きのグラインダーで、研磨し錆取りを行う。その後、サビの激しかった所に黒サビ転換剤を塗って、シルバースプレーで塗装だ。何故ここまでやるかと言うと、あの野暮ったいチェーンカバーはもう装着しないからだ。やっぱりスプロケット辺りが見えないとバイクらしくないのだ。取り付けにUナットが使用されているドリブンスプロケット表裏共に真っ赤に錆びたドリブンスプロケット再使用が十分可能なハブダンパーとホイールベアリング塗装後、組み込んだドリブンスプロケット
2017.04.11
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チェーンカバーを外した時に一番目に付いたのは、ドリブンスプロケットのサビもそうだが、チェーンの弛みが気になった。カブにありがちなメンテ不足で、伸びたチェーンがチェーンカバーに接触して、ガチャリンコ。ガチャリンコ。と、音を立てながら走っているオバサンをよく見かける。普通のバイクならチェーンの伸びは一目で分かるのだが、カブはチェーンカバーが付いているので音がするまで分からない。しかし、実際に音がするまで放っておくと、尋常では無いくらいに弛んでいるのである。このカブも前述の通り、弛みは尋常ではなかった。たぶん買ってから一度も調製などしたことがないのだろう。サビはあるものの、チェーンカバーのお蔭で、再使用出来ないようでもないので、取り外しに掛かる。カブ90は420サイズを使用しているのでクリップタイプだ。クリップを外せば切り離しができるのが有り難い。切り離したチェーンを灯油に2日ほど漬けておき、ブラシで掃除だ。油汚れを落としたところで、パーツクリーナーとブラシでリンクの隙間の掃除を行うと、新品時のチェーンの色が甦って来た。リンクにサビが残るが、少し走ればスプロケで磨かれるだろう。これも再使用だ。リアホイールと一緒に装着し、グリスをタップリ塗っておいた。チェーンカバーを外すとたわんでしまったチェーンが出現クリップを外して「おかき」の缶に入れたチェーン灯油に丸2日漬けたチェーン手前が清掃後、奥が清掃前のチェーン
2017.04.09
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そもそも今回のツーリングは当初から考えが甘かった。4月の上旬と言う事で、北と長距離は避け、なるべく暖かく、近場でのんびりと桜でも愛でながら...と考えて、広島方面で実施する事にしたのだが、あの名機ロータリーエンジンを展示しているマツダミュージアムを見学するには予約制となっている事を知らなかった。この事を会員からの情報で知ったので、一週間前になってやっと予約を行おうとしたのだが、4月、5月はほぼ満杯状態で、敢えなく撃沈。決行5日前になって、呉から倉橋島、能美島、江田島の島巡りツーリングに変更したのだが、終盤になって時間の読み違えなどもあり、強行軍の甘甘ツーリングなってしまった事に心を痛めております。せめてもの救いは皆さん無事に帰着したとの便りのみである。時は平成の29年、4月は4日。今から考えると、この4/4も如何なる物か。しかも仏滅。不吉であった。午前9時山陽道道口PA集合。県北組の事を考慮しての少し遅めの時間設定だったのだが、実は午前7時30分から仕事を入れていて、それを片づけてからのツーリングしてしまえと、役得で自分勝手の時間としてしまったのだ。皆の衆後生だから許して下され。本日のメンバーはBMW/R90 、ディアベル、ハーレー2台、ゼファー750、V7ドンキーの6台だ。1台のハーレーには愛妻をディアベルには愛娘とタンデムなので人員は合計8名だ。今回のツーリングは距離も短いので皆さん楽勝気分でタンデム2台となったのであろう。この時点では、のんびりと、楽しい思いをして貰って、また行きたくなるようなツーリングにしようと思っていたのだが......。9時5分道口SA出発。何時ものように老車BMWが先頭に立ってペースメーカーとなって制限速度一杯で西進する。今日は朝から快晴であるドンキーの温度計は16度だが、日中は20度位に上がる予報が出ている。今日は、ハーレーさんの要望で大和町の亀山神社に参拝の後に、呉へと向かう事にしている。山陽道から尾道道に分岐して世羅ICで高速を降りる。尾道〜世羅は無料区間なので、当初の三原久井ICで降りるよりも300円安いそうな。世羅からはR432で大和町へ。亀山神社へは10時20分の到着。綺麗に掃き清められた境内は清々しい。参拝後、コーヒーをご馳走になって出発。この頃は気温も上がり19度になっていた。さすがに厚いのでオーバーパンツを脱ぐ。大和町から河内ICまでは県道49号線別名広島中央フライロードが延びており、これが信号ゼロの快適道路だ。あっという間に河内ICだ。山陽道を高屋JCTで東広島・呉自動車道に分岐。呉に向かって一気に南下する。雲一つ無い青空からは太陽がサンサンと降り注ぎ、気温も20度に達し、遠くには桜も咲いている。まさに春うららの絶好のツーリング日和である。12時を少し回った頃昼食予定の大和ミュージアム前に到着。ミュージアムは今日は休館日であったが、バイク専用無料駐車場は解放してくれていた。あっぱれだ。呉市長。ここまでは絵に描いたように予定通りだった。今日の昼食は海軍カレーを食べさす呉ハイカラ食堂だ。食堂があるビルに歩いて行くも、何か変だ。閑散として、活気がない。目的のハイカラ食堂が何処を探しても見当たらないのだ。ネットで場所と定休日を確認した筈であったのに....。スマホで確認して貰ったら本日営業となっている。電話して貰ったら、本日の営業は終了とアナウンスされた。どうなっとるんじゃ!呉の軍港はバイクで来た陸軍部隊には海軍カレーは食べさせないという事か!それでもと思って向かいのyumeタウンのねえちゃんに聞いてみたのだが、「知らんと」言う。もうええわい。結局、yumeタウンで広島風お好み焼きをいただきました。「ソバの大盛りでも値段は同じです。」と会計のねえちゃんが言うので、つい大盛りと言ってしまう、貧乏性が情けない。お蔭でお腹一杯になった。お好み焼きが焼けるのを待っていたので、出発は1時20分と少し時間が押して来た。R487の警固屋音戸バイパスで新音戸大橋を渡ると倉橋島だ。更に早瀬大橋を渡ると能美島だ。能美島と江田島は何故か陸続きになっている。呉から江田島までは2つの橋で繋がっているが、どの橋も無料なのがありがたい。取り敢えず江田島兵学校の前で写真でも撮って、島を一周して帰ろうと思って、狭い入口正面に大型バイク6台を乗り付けたら、流石に制服を着けた門兵が何か言いたげに、にじり寄って来た。兵学校の見学を行うには予約が必要と言う事は知っていたのだが、試しに「見学できますか?」と聞いてみたら、「次は3時からなので、2時半になったら駐車場に入ることができます。」との事。どうやら個人だと予約はいらないようだ。あと10分だ。どうしようかと相談していたら、正門の前から退去して下さい。とのお達し。他に駐める所は有りませんか。と鄭重に尋ねると、めんどくさいやつらだと判断したのだろう。もういいですから駐車場に入って下さい。と案内された。江田島兵学校の見学は3時から1時間半だ。終了が4時半になるので、途中で退場しようと思っていたのだが、一度見学が始まったら途中下車はできないルールになっているとの事。仕方がない島を出るのが予定より遅くなるが、覚悟を決めた。説明は兵学校OBが行ってくれるのだが、もの凄い早口で喋りまくる。建物や展示品を見学して行くのだが、若い水兵の遺書には心を打たれるものがある。そんなこんなで4時30分に兵学校を後にしたのだが、出発して間もなく、事件は起こった。先頭をBMWの左のマフラーから突然もの凄い黒煙が吹き出る。あれれ。と思ったら、エンジンがおかしい。とストップ。どうも片肺になっているようである。天空の城ツーリングではシフトフォークのバネが折れて、2速固定走行となってしまったBMWであったが今度は片肺か。話題に事欠かないバイクである。原因究明には時間が掛かりそうなので、ここで一旦解散として、県北組のハレー2台を先行さす。ディアベルも娘連れなので、ゼファーと先に帰るように指示して、BMWに付き合おうとヘルメットを脱いでいたら、藤さんはもうトランクを外してプラグを探していた。エンジンを掛けたまま怪しい左のプラグキャップひっこ抜いてみるが、変わりなし。左を付けて今度は右側をひっこ抜いたらエンジンがストール。やはり左が動いていない。プラグを取り替えようとした時に、藤さんが、兵学校の駐車場で誰かがこのバイクに触っていると言い出した。どうもCRキャブのチョークが引かれていたようだ。たぶん誰かが触ったのだろうが、とんでもない事をする奴がいるものだ。止まった所が丁度神社の前だったので、江田島の神様のお蔭だろうか。心配して帰らずにいたディアベルとゼファーも一安心。帰りに音戸大橋の写真が撮りたいと言う私の我が儘を聞いてくれて、橋の見える駐車場に立ち寄り、呉の市街を避けて東広島・呉自動車道入口の最短距離となる県道66号線を走る。入口の阿賀まで来たが、ここでゼファーの燃料が乏しくなったので、ガソリンスタンドを探す。呉方面に戻った所でやっと見つけたスタンドだったが、貯蔵タンクの取替工事中で閉店。更に呉方面にスタンドを求めて戻る。ディアベルとドンキーはセブンで休憩。すると先行していた筈のハーレー2台が前を通過したのを福さんが目撃。どうやら呉の街の渋滞に捕まっていたようである。4台揃った所でやっと再出発だ。もうかなり日も傾いている。気温も下がって16度だ。寒くなって来た。ディアベルは小谷SAで休憩するとの事で先行する。BMW、ゼファー、ドンキーは高速の夜道を慎重に走る。結局道口PAまでノンストップで帰って来た。遅くなったついでに、夕食を済ますが、私は夕食があるので、掛けソバにする。たぶんディアベルに追いつかれるだろうと思っていたのだが、娘連れなので、ゆっくりだったのだろうか。V7ドンキーは満タンで400キロは走れるので、今回のツーリングでは途中給油はせずに済んだ。本日の走行距離371キロ。予定よりかなり遅くなってしまった。江田島は遠い。反省。反省。帰ってみたら夕食のすき焼きを妻と子供2人で全部たいらげたところであった。くやし〜い。ヤケ酒を飲んで寝た。亀山神社亀山神社駐車場に並ぶ参加車ゼファー750/大和ミュージアム駐車場にて呉港江田島兵学校正門桜と煉瓦校舎校舎の廊下片肺になったBMW音戸大橋の駐車場にて
2017.04.06
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HONDAからキャブのガスケットが届いていたので、交換する事にする。注文時にガスケットだけでは気の毒に思い、スロージェットも一緒に頼んでいた。合計で1‚142円だった。キャブを再び外すのは面倒なので、そのままの状態でフロートチャンバーを留めているビス2本が外せないかと思いやってみた。右側のビスはプラスドライバーで直ぐに外せるが、左側はエンジンとの距離がないので、手持ちのスタビ―ドライバーも、ソケットに挿したプラスビットも入らない。やっぱりバラさないと無理か。そうなれば最小限のバラシでやってみる。INマニのボルト2本を外し、エアーフィルターのダクトバンドを留めているビスを緩めてそ~とキャブを右に回転さすとフロートチャンバーの左側のネジにドライバーが掛かる。これでフロートチャンバーが外れるので、スロージェットとガスケットを新品に交換する。古いガスケットは精密ドライバーでゆっくりと外したつもりだったが途中で千切れてしまった。経年劣化で硬化し、しかも径がかなり膨張していた。カブのフロートチャンバーを留めているボルトは2本だけなので、ガスケットとジェット類の交換だけなら、パイプやワイヤー類を外さなくても、INマニのボルトと、エアーフィルターのダクトバンドを緩めるだけでアクセスできる事が分かった。燃料コックをONにしてキャブにガソリンを流してみると、今度は漏れない。バッチリだ。エンジンの掛かりも良い。HONDAから届いた純正のガスケットとスロージェット新品の中身千切れたガスケットと新品のガスケットスロージェットを新品に交換したキャブ
2017.04.05
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カブの荷台と前カゴステーはメッキ仕上げとなっているが、こちらも赤サビが発生している。先ずは荷台からだ。表面にはすくないものの赤サビが点在している。外してみると、裏側は予想通りのサビ方だ。どのカブも裏側はこのように錆びると言う事は、裏側はメッキ処理をしていないのだろうか。しかし、裏側だけしないとなると、その方が面倒か....。裏側は凸凹しているので、グラインダーの出番が殆ど無い。こういう所の錆取りはやはりサンドブラストだろう。スポットブラストと珪砂を使って錆取りを行う。その後は黒サビ転換剤を塗って錆止めを施していく。裏側なので塗装まではしない。表側はボンスターで磨くだけでメッキの輝きが快復し、綺麗になった。次は前カゴステーだ。こちらもボンスターで磨くだけで綺麗になったが、溶接部分は磨けないので、黒サビ転換剤を塗って終わりとする。サビが少し出でいる表面かなりサビサビの裏面溶接部分を中心にサビが発生している前カゴステーブラスト後の荷台裏側黒サビ転換剤を塗った荷台裏側磨きが終わった荷台と前カゴステー
2017.04.03
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フロントは磨きで何とかなったが、リアはメッキ層が完全に剥がれてしまって赤サビが酷く、どう見ても無理なので以前TY50に使えたら持って帰りとdoctorから頂いたタイヤ付きホイールが倉庫にある筈なので、探したら出て来た。記憶通り、リムやスポークにもサビは殆どないリアホイールの上物(これを旧型と呼ぶ事にする)である。サイズを確認すると、J17×1.40 12 16 --17 07--となっており、この車体のフロントと全く同じである。このカブ90はフロントもリアも同じJ17×1.40のリムを使用しているのだが、リアのリムの表示はJ17×1.40 14 16 --17 07--となっており、数字が一箇所だけ異なる。前半の数字はリム径とリム幅を表しているものだが、後半の数字はどういう意味か、さっぱり分からない。12が14になっているのはどこがどう違うと言うのだ。旧型とリアを並べて新聞に毎週掲載される「7つの間違い探し」を見つけるように、じっくりと比べて見た。1.スポーク形状 ハブ側が太くリム側が細い段付きになっているが、径も同じである。2.ニップル形状 径も長さも同じである。と言うことはニップルホールも同じである。3.ニップルホールの角度 同じである。4.ニップルホールの形状 リアの方が内側への盛り上がりが少し大きいように思えるが、気のせいかも知れない。と、言う結果で、間違い探しは出来なかった。もう実際に組み替えてみるしか違いを判断する方法はないだろう。さて、スーパーカブ90のフロントリムとリアリムの互換性はあるのか。換装が出来たとしても問題はないのか。ネットでも出て来ないこの人類の危機を救う大問題について進んで人柱になってやろうじゃないか。先ずは手持ちのフロントホイールからタイヤを外す。カブのタイヤなので2本のタイヤレバーで簡単に外せた。ニップルレンチとプラスドライバーでスポークを外して行く。サビが無いので、殆どドライバーだけで緩める事ができたのは有り難い。リムはボンスターで磨くと新品の様な輝きを取り戻した。次はリアホイールを取り外しに掛かる。チェーンケースを撤去し、トルクロッドのボルトを外し、ブレーキアームのアジャスターナットを外し、左右のチェーンアジャスターのナットを緩め、アクスルシャフトのナットを緩めるとホイールがフリーになって前方に押し出すと.....。押し出すと.....。動きませんホイールが全く動きません。何故??よく見たら、アクスルナットの奥に更にナットがあった。23ミリの大口径だ。しかも薄い。スパナで緩めようとしたが、かなりのトルクで締め上げているようで、ナットの角をなめそうだったので、ソケットで緩めた。カブは何故こんな構造にしてあるのだろう。チェーンを外して、やっとホイールが外れた。古く硬いタイヤを外すには力がいったが、何とか外れた。中のチューブを取り出してみると、やたらと重くてゴツい。リムから付着したサビを除去していたら、スペシャルチューブなる表記を発見。何でもこのチューブはパンク予防液を注入したHONDA純正の特殊構造二重チューブだそうである。トライアル用のヘビーチューブは知っていたが、スペシャルチューブなるものは初めて見た。手持ちのフロントホイールに入っていた普通のチューブとは厚みも重さも全然違う。少々の事ではパンクしそうもない。さて、いよいよリアホイールのハブとスポークを残して、リムだけ旧型と付け替える作業に掛かるのだが、ネットに簡単に換装する方法が載っていたので真似して見る事にした。予めニップルを緩めたリアホイールの上にバルブ穴とニップル穴の角度を合わせたフロントリムを重ねる。リアホイールのスポークは真上から見ると1層目、2層目、3層目、4層目と9本ずつ層になって組み込まれているので、一番上の一層目から1本外しては移植先のリムの同じ位置に取り付けて行く。この方法だと順番や位置を間違える事もなく。至って簡単にハブとスポークがフロントリムに移植する事ができた。素晴らしい。皆さん良く研究されており、頭の下がる思いである。移植したスポークを対角線にネジ山の締め具合を同じようにして2回に分けて締め込んで行く。アクスルシャフトに通して振れ幅を見ると少し左右に振れるが許容範囲だったのでそのまま振れ取りは省略。リムバンドは比較的綺麗だったフロント用を再使用。チューブはスペシャルチューブを再使用。タイヤはリア用を再使用。組み込む時にはビードを磨いてシリコンスプレーを吹いたらスンナリと入った。以上で人柱実験は完了した。結果は何の問題もない。フロントリムはリアリムとして使用でき、組み込みにも何の問題も無い事が分かった。カブ90のフロントと全く同じ旧型ホイール車体から外したサビサビのリアホイールリアに付いていたスペシャルチューブ換装中の新旧リムを立ててニップルホール形状の比較を行う換装が終わった新旧リム組み込みが終わったリアホイール
2017.04.01
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