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ペンタックスから、 デジタル専用の魚眼ズーム
が出ましたね。その名も 「smc PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mm F3.5-4.5 ED (IF)」
。もともと、歪曲収差をまったく補正しないでレンズを作るとどうなるかを、写真学校の生徒に教えるために作られたのが始まりとされる(擬似)魚眼ズーム。こんなユニークな製品を「出す」のはペンタックスくらいです。
焦点距離は銀塩換算で15-25.5mm。銀塩時代のフィッシュアイ・ズームよりもっと広角側に寄っているので、より面白い表現が出来るかと思われます。
エンゾーの注目したポイントは二つ。
まず、ペンタックスが トキナーと共同開発した
ということを公にしていること。すでに発売済みのデジタル専用超広角ズーム 「DA12-24mmF4 ED AL IF」
の場合、焦点距離やレンズ構成などの細かいスペックが、トキナーの AT-X 124 PRO DX
と瓜二つでありながら、HP上にトキナーとの関係を匂わせるような記載は見られませんが、今回ははっきり表記しています。
ペンタックスとトキナーの関係は銀塩時代から続いており、例えば100mmF3.5マクロのように、まったく同じ姿で両社から併売されたレンズもありました。
デジタル一眼安定期に入ってからこちら、タムロンやシグマから、ペンタックスマウントのレンズが出なくなったのはどういうことだろうと当初心配していましたが、ここに来て、ペンタックスはトキナーとの協調路線をとる姿勢を鮮明にしたようです。そういうことだったのねん。
もうひとつのポイントは、このレンズに採用されている「SP(Super Protect)コーティング」と呼ばれる新種のフッ素コーティング。水滴や油適に強く、簡単にクリーニングできるとの事。こういう技術はとても歓迎します。というのも、エンゾーはレンズにフィルターを使用しない人なんで(^_^;。
逆光のような光線条件の厳しいときに、レンズ単体なら粘れたのに、プロテクトフィルターの内面反射のお陰でフレアがかかって、なんとなく抜けが悪くなることはよくあるので、砂ぼこりや海風がひどいような特殊なシチュエーションを除き、極力フィルターを付けたくないのです。
デジタルウェアの開発に当たり、光学メーカーと家電メーカーがタッグを組む例が後を絶たない中、業務提携先に韓国のサムスンテックウィンを選ぶなど、マイナー路線を突き進むペンタックスですが(笑)、今後もニコンやキヤノンがやらない様な、ユニークで魅力的な製品をリリースし続けて欲しいです。
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