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先日、再開発が進む博多駅の工事現場を見学させて頂く機会に恵まれました。地元では周知の事実ですが、2年後には阪急百貨店と東急ハンズがキーテナントとして入る超大型の再開発であり、すべての列車を一瞬たりとも止めることなく駅そのものを解体・掘削・再構築するという極めて難易度の高い工事で、日本でも初めての試みであるため、連日のように全国各地から見学者が訪れいています。
こんなチャンスは滅多にないので、喜んで参加したのはいいのですが、当日になって急に決まった話だったため、あろうことか、カメラを準備していませんでした。エンゾー痛恨のミス。
・・・と、そこで思い出します。たまたま某所からお借りしていたナチュラ・クラシカを仕事用のバッグに入れていたことを。これぞ天の助け!(T▽T)ここはNPシステムの実力を見るためにも高感度フィルムしかあるまいと思い、ISO800のネガを詰め込んで、掘削中の工事現場に潜りました。
クラシカはズーム域が28mm~56mmの2倍ズーム機で、広角側の開放がF2.8と明るいため、暗い工事現場では重宝しました。
さて、初めて使ってみたフジの「コストパフォーマンス重視型銀塩コンパクト」ですが、上がって来たプリントを見る限り、結果は可もなく不可もなくといったところです。今まで雑誌やブログで見てきた作例通りの「ほのぼの」した印象で、シャープさを売りにするレンズではないことが伺えます。平たく言ってしまえば、昔たくさんあったフツーの銀塩コンパクトカメラと同じくらいの線の太さでした。
なんでもない工事現場を撮った画像がふわっと甘い解像感でどことなくガリーフォトっぽい雰囲気を醸し出しているのは、ひょっとするとフジが狙ってそういう味付けにした結果かもしれません。
最近のデジタルコンパクトは見かけ上パキパキにシャープに撮れますので、逆にこういう描写のカメラは今どき貴重というか、少なくとも他にはない個性を持っていると言えます。エンゾーの好みかどうかは別ですが・・・( ̄▽ ̄;)
それにしても、やっぱカメラは必ず持ち歩いておかないとダメですね。クラシカで撮りながら、ついつい「せめてこれが28TiかDP1だったら・・・」と思っしてまったのはここだけの秘密です。
PENTAX LX SMC-A50mmF1.2 RDP3
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