PR
Freepage List
Free Space
あまり詳しく言及すると差し障りがあるので、なんとなくで聞いて下さい。どこの話かピンと来た人も、「それって○○のことでしょ!」とか書き込まないように(^_^;。
とある日本のレンズメーカーが、数年前から少しずつ、意欲的なレンズをリリースしてきました。最初は良かったのですが、発表されるレンズがコンパクトさを優先して大口径ではなくなった途端、国内市場でまったく売れなくなってしまったそうです。
ちなみに最新版の売上比率は、 海外からの注文が98%、国内2%
という非常に極端なものでした(この製品は銀塩用ですが、もちろんアダプターでデジタルにも使えます。画角は広角寄り、F値は3.5です)。
一昔前の「100人の村」に例えれば、その製品を「それイイ!」と言った人の98人は外国人で、日本人は2人だけだったということになります(実際のパイは、もう少し大きいです)。
今まではなんとなく、ガラパゴス化=メーカー主導による製品の特異性のことだと思ってきましたが、この結果を見るかぎり、メーカーに劣らず日本のユーザーの嗜好もかなり特殊なのではないかとも読み取れます。
個人的には、そのレンズが国内で反応が悪かったことに関して、あまり不思議ではありません。バブルの頃ならいざしらず、財布の紐がガチガチに締まっているこのご時世で、ユニークさだけをフックに高価なレンズを買おうとする人なんてそうはいませんし、まして、フルサイズですらボケにくい広角のF3.5ですから、M4/3あたりに付けて遊ぶには特徴が無さ過ぎますしね。
…しかし。それでも理性や理屈を超えたところから、「しかし」と言いたい。
2%はあんまりじゃないか
と。
このレンズ、海外では評価が高いようで、ファーストロット完売後も追加生産を望む声が多く、半年くらい先を目処にセカンドロットの準備に取り掛かったそうです。エンゾーもこっそり、2%の中に入ってみることにしました。忘れた頃に、レビューを書くかもしれません。
Calendar
Comments