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2013.01.23
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カテゴリ: 気になる本
<朝日デジタルの書評から4>

・・・・で、1/6~1/20のお奨めです。

・冷血〈上・下〉
・トクヴィルが見たアメリカ―現代デモクラシーの誕生
・地球温暖化との闘い

さっそく、図書館に借り出し予約するのもいいかもね。
********************************************************************************

冷血〈上・下〉 より
冷血

<言葉寄せ付けぬ、むきだしの生命:中島岳志(北海道大学准教授)>
東京の住宅地で、一家惨殺事件が起こる。犯人はネットで知り合った男性2人。あやふやな苛立ちと無根拠な昂揚感の中で殺人を犯す。明確な犯行理由はない。すべてが行き当たりばったり。いったいなぜ2人は、いとも簡単に残酷な殺人犯となったのか。
 逮捕された犯人に迫るのは、合田刑事。事件の検証は緻密で、犯行時の微細な行動までもが明らかになる。しかし、捜査は行き詰まる。いくら供述をとっても、犯意が見当たらないのだ。
 犯人は言う。「歯が痛かった」「ずるずると勢いで」「何も考えていなかった」「目が合ったから」……。どれも、裁判で通用する言語になっていない。これでは調書は作れない。尋問は暗礁に乗り上げ、空転する。しかし、犯人たちが何かを隠しているそぶりはない。嘘の気配もない。なのに、なぜ事件が起きたのかがわからない。
 合田は「司法の言葉」の限界に直面する。そもそも人間の行動に、合理的な根拠などあるのか。世間が理解できるような筋道など、本当に存在するのか。
 しかし、刑事裁判では常に「理由」が問われる。「真の動機」がなければ、最終的な解決には至らない。すると、無理な作文が生まれ、ありもしない物語が構成される。常識の及ばない反社会的人格として、辻褄を合わせる。これは一体、何なんだ。これで解決したことになるのか。
 合田の問いは、次第に自己へと向けられる。自分の行動や人生に、明確な目的は存在するのか。自己の生の意味を、調書や判決文のように表現できるのか。
 問いは、事件から人間存在の本質的な方向へと脱線していく。すると次第に、自己の根拠のあいまいさが露わになる。追及のベクトルがねじれる。
 人は「なぜ生きているのか」を簡単に言葉にはできない。明確に表現しようとすると、どうしても空虚になり、嘘くさくなる。わかりやすさを追求すると、強引な単純化が生じ、本質がより空洞化してしまうのだ。
 しかし、人は生きている。そして、間違いなく死ぬ。そのプロセスには、抽象化された意味を超えて、「むきだしの生命」が存在する。生の叫びが存在する。
 物語は、人間の本源に迫りながら、圧巻のエピローグを迎える。犯人に死期が迫ると、生の衝動が疼き始める。「生きよ、生きよ」という声が聞こえてくるのだ。
 身もふたもない世界に、我々は否応なく生きている。その存在の事実をどう引き受けるべきか。読み終えてから、しばらく胸の震えが止まらなかった。
 生の意味を問う傑作だ。
    ◇

高村薫 著、毎日新聞社、2012年刊
<「BOOK」データベースより>
クリスマス前夜の「一家四人殺し」―数多の痕跡を残しながら、逃走する犯人たち。翻弄される警察組織の中で、合田がふたたび動き出す。

<読む前の大使寸評>
「人はなぜ生きているのか」…哲学的なミステリーなのか?
最近読んだ『リヴィエラを撃て』は、北アイルランドのテロリストが絡むスパイ小説だったので、興味深く読んだが・・・・この本は、ちょっと難物なんではないか?と読む前から、やや引けている大使である。

でも、圧巻のエピローグを迎えるんだそうです。



トクヴィルが見たアメリカ―現代デモクラシーの誕生 より
トクヴィル

<旅と思索の軌跡、リアルに追体験:渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学) >
 1831年春、仏貴族出身の判事修習生トクヴィルは友人ボモンと共に9カ月間の米国旅行に出発した。弱冠25歳。刑務所視察というのはあくまで口実。市民が大国を統治するという、人類初の試みから40年余りを経た米国の実情を探るのが真の目的だった。
 そのときの観察記『アメリカのデモクラシー』は高評価を受け、1841年には仏知識人の殿堂アカデミー・フランセーズの会員に選ばれた。
 米国でも自国の本質を捉えた不朽の名著とされ、今でも保守・リベラル双方が主張の箔付けに好んで引用している。
 本書は当時の関係者の草稿や覚書、書簡をもとに『デモクラシー』の舞台裏を再構成した、いわばメイキング版である。
 馬車や蒸気船に揺られ、北米大陸の大自然に抱かれ、先住民の長からボストンの名士、さらには現職大統領まで貪欲に交わりながら米国理解という「生死をかけた真剣勝負」に挑んだトクヴィル。
 最良の映像評伝を観ているかのごとく、本書はその旅と思索の軌跡を追体験させてくれる。
 黒人奴隷や先住民の境遇への憤り。階級・地域・人種の切迫した関係への懸念。ロシアと米国が「いつの日か世界の半分の運命を手中に収める」のではという予感。
 民主政と貴族政の狭間で心が揺れ動くなか、喜怒哀楽に満ちた米国体験を自らの思想に結実させていくトクヴィルの姿は実にスリリングだ。『デモクラシー』の核をなす「心の習慣」や「多数派の専制」といった概念に込めた彼の想いがひしひしと胸に響いてくる。
 欲を言えば、「アメリカ人の重大な特典は……欠点を自ら矯正する能力をもっていることにある」という『デモクラシー』のなかの重要な指摘、すなわち米国の復元力をめぐる考察の背景にもっと迫っても良かったと思う。
 民族・宗教・言語の多様化、連邦政府の肥大化、党派対立の先鋭化、市場主義の遍在化、軍事大国化……。当時と今とでは米国も大きく様変わりした。
 トクヴィルはある草稿にこう書き留めている。「政府にとってもっとも難しい課題とは、統治することではなく、人びとにみずからを統治する方法を教えることだ」
 彼が賞讃した米国の市民精神をオバマ大統領は現代の文脈においてどう解釈し、人びとをどう鼓舞してゆくのだろうか。
 『デモクラシー』の冒頭には「私はアメリカのなかにアメリカを超えるものを見た」という有名な一文がある。
 もしトクヴィルが今日の日本を訪れたのなら、この社会を、そしてこの国のデモクラシーをどう評価するのだろうか。
    ◇

レオ・ダムロッシュ著、白水社、2012年刊
<「BOOK」データベースより>
初めての大衆的な大統領ジャクソンの治世、西へと膨張を続ける一方、はやくも人種問題が顕在化して分裂の兆候を示すアメリカ。1831年、この地を旅したトクヴィルは何を見たのか?デモクラシーを生きるためのアメリカという実験。

<読む前の大使寸評>
大使がイザベラ・バードの「日本奥地紀行」読んだときの感想が、「リアルに追体験」だったが・・・渡辺教授が説くこの本の書評には、そそられるのです。



地球温暖化との闘い より
温暖化

<原発事故より深刻か、適応も考えるべきか:川端裕人(作家) >
 地球温暖化についての話題が消えた。直接原因は大地震、津波、原発事故だろう。我々が一時に持ち得る関心は有限なのである。また、原発がほとんど停止している今、火力発電に寛容にならざるを得ないことも関係しているかもしれない。ただ、いつまでも無関心を貫くわけにもいくまい。同じ版元から立て続けに出版された対照的な2冊がヒントをくれる。
 『地球温暖化との闘い』は温暖化の危険を説いた「言い出しっぺ」の一人、ジェイムズ・ハンセンの著作。活動家でもある彼は「気候の安定化や環境保護のための行動を何もとらない」政府の態度を舌鋒(ぜっぽう)鋭く批判する。事態は後戻りできない「転換点」を迎えており、我々はありとあらゆる策で二酸化炭素排出を抑えなければならない。彼のシナリオでは、海水面が最悪70メートル超上昇することもありうるという。とにかく化石燃料を使うのをやめること。そのためには原子力発電、それも未完の技術、高速増殖炉を使えという。彼の観点からは原発事故よりも気候変動の方が大問題なのだ。
 『10万年の未来地球史』の著者は、研究者とジャーナリストを兼ねた立ち位置のカート・ステージャ。我々が既に地球環境に与えてしまった(与えつつある)影響は甚大で「総排出量を控えめの数値に抑えたとしても、5万年後に来る次の氷河期はすっ飛ばされることになる」と述べる。極地や高山の生態系が壊滅するのはもちろん、二酸化炭素が海に溶け酸性化することで、石灰質の「体」を持つカニ、エビなど甲殻類、アワビなど貝類、更には美しいサンゴ礁も滅びるかもしれない。未来ビジョンは厳しい。ただ、ステージャは全く違う提言をする。「慌てない、そしてあきらめない!」と。
(中略)
 ハンセンの緩和策とステージャの適応策の間のどこに、着地点を見いだせるだろう。難問だ。ただ確実に言えることもある。日本では、二酸化炭素の排出削減など緩和策ばかり表だって議論されてきた。実はこれだけでは空疎。例えば、豪雨による洪水・土砂災害が頻発する近未来が想定される時、どう適応するか? このような適応策を実際の施策で、排出削減と同等に扱うことが必要ではないか。
    ◇

ジェイムズ・ハンセン著、日経BP社、2012年刊
<内容紹介より>
地球温暖化議論は、この学者から始まった!
「地球環境を守るため、彼ほど行動し、力強く声をあげた科学者はいない」
――アル・ゴア(アメリカ元副大統領)
"闘う科学者"ハンセンはなぜ、市民とデモに参加し、危機を訴え続けるのか。

<読む前の大使寸評>
ゴア元副大統領推薦の本とくれば、かなり眉に唾して読む必要があるかもしれないが、川端裕人の書評がいいので、この本をとりあげた次第です。
見合いの相手より、紹介してくれたおばちゃんに惹かれる様なものか♪(喩えがよくない)



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