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2015.03.06
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カテゴリ: 経済
だいたい、儲けというインセンティブが働かない規制というものは、遵守しないのが漢族の行動パターンであったが・・・・
昨今の大気汚染に対しては、さすがに人民も中国政府も危機感が大きいようです。

全人代前に流されたPM2.5「告発ドキュメンタリー」に、中国が沸騰しています。

2015.3.3 全中国を震撼させたPM2.5「告発ドキュメンタリー」 より
 春節(旧正月)のさなかの2月28日、突然、中国のPM2.5(微小粒子状物質)問題を告発するドキュメンタリー映像『穹頂之下(天空のもとで)』が中国の主要ニュースサイトなどで公表され、2日間で1億回を超えるとも言われる桁違いの再生回数を記録し、春節気分を吹き飛ばして中国全土を震撼させた。政府機関や大企業の実名も挙げながら中国の大気汚染問題を批判している内容で、中国の言論界は「快挙」の声で埋め尽くされた。

PM

<制作費2000万円は自己負担>
 本来は3月3日の開催を控えた「両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)」の話題で一色になるはずの中国で13億人の関心を独占した形になったが、その理由は、内容もさることながら、ドキュメンタリーを発表したのが、元中央電視台(CCTV)の人気女性キャスターでベストセラー作家でもある柴静氏(39)だったこともある。

 中国の環境保護部長(環境大臣)に就任したばかりの陳吉寧氏はさっそく柴静氏に感謝のメッセージを携帯メールで送ったとも言われる。ところが、3月1日夜までに当局から各メディアやニュースサイトなどに、このドキュメンタリーに関する内容を削除するよう指示があったという情報が流れた。実際、2日昼の時点で一部のサイトからは論評やドキュメンタリーへのリンクが姿を消しているが、まだ残しているサイトも多い。

 この作品で柴静氏は「PM2.5とは何か」「なぜ大気汚染は起きるのか」「我々はどうすればいいか」という3つの問題点をクリアに指摘し、現地取材や専門家へのインタビューによって、それぞれの問題の所在を明らかにしていく。

<3つの「問題」と「誤解」>
 PM2.5について「この2年ほどの問題である」「子供は適応できる」「中国北部で主に起きている問題」という3つの誤解があると指摘。石油化学大企業の野放図な対応を許さず、環境保護部門が正しく法律や規制を執行し、1人1人の「公民」は問題を発見したら通報し、環境保護につながるエネルギー消費行動を取るべきだと提言している。

 柴静氏のドキュメンタリーに対し、賞賛の声が響き渡った。多くの知識人、文化人、メディア人がその勇気と作品のクオリティの高さを誉め称えた。一部の党・政府系のメディアやウェブも当初は好意的に紹介した。

 一方で、当局から「暗黙」の了解を得ているはずだとの観測も流れたが、その後、作品の「排除」が通達されたことが本当なら、柴静氏は「個人の動機」で行動した可能性が高い。それでも、元CCTVキャスターだっただけあって、映像のなかでは、中国ではタブーである体制批判や実名批判は控え、許されるギリギリの線は見極めて作っていたことがうかがえる。しかし、公開後のあまりの反響の大きさが、かえって当局を予想以上に機敏に行動させてしまったのかもしれない。


日本経済新聞が英フィナンシャル・タイムズ紙を引用して、この問題を取り上げています。

2015/3/5 [FT]中国全人代、注目すべき4つのポイント より
 異常に活発な政府インターネット検閲が映像公開を許したという事実と映像公開のタイミングは、中国政府の意図的な対策だった可能性がある。ひどい環境問題を片付けることを狙った緊急措置への政治的支持を取り付けるためだ。

 だが、3月2日には、ドキュメンタリーはまだ視聴できたものの、中国の宣伝部がこの映像に関するオンライン上の議論を抑え始めたという報告が出ていた。

 間近に迫った国会の派手なショーで、新たな環境政策にハイライトが当てられると思っておいたほうがいいだろう。


中国のエネルギー資源としては、石炭の比重が大きいわけだが・・・
石炭火力の脱硫設備など日本から援助の手をさし伸べているのは、日中関係改善の切り札になるのでしょう。





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Last updated  2015.03.06 00:25:20
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