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2017.03.24
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カテゴリ: 自然・環境
図書館で『企業に広がる都市の木づかい』という本を手にしたのです。
隈研吾さんといえば国産木材を使用した建築で知られるが・・・・どこかでその作品を観た覚えがあるのです。



木づかい

国土緑化推進機構編、日経BP社、2015年刊

<「BOOK」データベース>より
地方創生に寄与するオフィス、店舗、まちづくり分野における最新事例を豊富な写真で紹介!
【目次】
オフィスの木づかい(もてなすオフィスー接客・共用/潤すオフィスー執務・福利厚生/豊かな都市の森ー外装・内装)/商業施設の木づかい(誘いの商空間ー物販/憩いの商空間ー飲食・医療/迎える商空間ー宿泊・観光)/コミュニティ施設の木づかい(地域のターミナルー交通/コミュニティの象徴ー地域)/解説 都市と森をつなぐ「木づかい」の動向と知識(国産材利用の多彩な効用/国産材利用の推進の機運/建物の「木質化」の広がり/建物の「木造化」の広がり/自治体による国産材利用の支援)

<読む前の大使寸評>
隈研吾さんといえば国産木材を使用した建築で知られるが・・・・どこかでその作品を観た覚えがあるのです。

rakuten 企業に広がる都市の木づかい


この本で隈研吾さんへのインタビューを、見てみましょう。
p40~42
<高まる建て主の意識、国産材で社会貢献を>
Q:都会から地方まで、あるいは商業施設から公共施設まで、隈さんは国産の木材を使った建物を数多く設計されています。どのような経緯で、木を使うことが多いのですか。

隈: ここ数年、設計の依頼に来る時点で、クライアントが木を使いたいと考えているケースが明らかに増えています。例えば、東京・南青山の菓子店、SunnyHills at Minami-Aoyama(2014年)では、オーナーと初めて会った日に、木を生かした建物を設計して欲しいという依頼を受けました。

 一方で、木を使う設計提案が評価されるケースもあります。設計コンペで他社と競った浅草のシンボルである雷門の正面に建てる建物に、木材を多用する提案が評価されて、私たちの事務所が設計者に選ばれました。

Q:企業やオーナーにとって、何が木を選ぶ動機になっているのでしょうか。

隈: 強く意識しているな、と思うのは「社会性」です。以前は、木の心地よさとか、表情の柔らかさといった感性が重視される傾向が強かったのですが、最近は、それと同時に、社会性を考えています。木材を使うことで、自分たちの企業は、地球温暖化の抑制や、森林保全などの環境改善に貢献できる。あるいは、地元の活性化に寄与できる。そういった認識が浸透してきたように思います。

Q:一方、建物の設計者を見渡すと、隈さんほど多彩な使い方をする人はなかなか見当たりません。

隈: 設計者のなかには、まだ近代の純粋主義的というか、原理主義的な発想を持っている人がいます。木材を使う以上、「木造がいい」、「木材はムク材であるべきだ」ということに固執している。でも、もう時代はそうした近代の純粋主義から「適応主義」へと移っています。長く使い続けるなかで、建物を時代にどう適応させていくのか。そう考えるとき、木材はとても適応性の高い優れた材料です。

 例えば、コンクリートという材料は、どうしても「構造性」を持ってしまうけれど、木材は建物の構造材にも、表層の内外装にも使えます。同じ表層でも、透過性のあるルーバーやスクリーンから、目隠し壁まで、多様な使い方を創出できます。しかも、木材は改修でも扱いやすい材料です。そういう多義的な性格を持っているのが、木材の面白いところです。

Q:どのようにして、そうした発想に行き着いたのですか。
隈: 20年ほど前になりますが、地方の建物ばかりを依頼される時代がありました。その一つが、スギの産地である高知・梼原町です。雲の上のホテルと梼原町地域交流施設(いずれも1994年)を皮切りに、梼原ではこれまでに複数の建物を設計しました。どの建物も地域材の使い方がテーマの一つでした。

 そのなかで気付いたのは、「木材は地域につながる」という点です。地元の人たちにとって、新しくできる建物は、「よそ者」です。ところが、地域材は、そのよそ者を「身内」に変える力を持っているのです。地域材を使えば、自ずと地元の林業関係者や職人などと一緒に仕事をする。地域との付き合いも深くなる。すると、新しい建物が、途端に地元の共感を得られるようになるんです。

 梼原での体験は、建築が人間のネットワークをつくる力を持つことを教えてくれました。それ以来、自分のなかで建築がとても楽しくなったし、積極的に木材を採り入れるようになりました。


隈研吾さん設計の梼原町の建物といえば、10年ほど昔に訪れていたのでそのときの日記を見てみましょう。


自分の場所に誇りを持つ人間が好きだ♪
総合庁舎

梼原町HPによれば・・・・
平成18年10月に完成した梼原町総合庁舎は、慶應義塾大学隈研吾教授の設計によるもので、町産材750m3を用いた木造建築です。その他の公共施設にも町産材を積極的に利用しているとのことです。

地域材使用の伝統的家屋の良さについては、『 木の住まい 』を読み返してみようと思うわけでおます。






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Last updated  2017.03.24 08:49:01
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