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2021.07.17
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カテゴリ: 気になる本
本屋の店頭で『文芸春秋(2020年8月号)』を、手にしたのです。
ウーム 今月号は読みどころがたくさん載っていて、特集「中国共産党の野望と病理」も充実しているので、手元不如意の太子も・・・久々に買い求めたのです。





雑誌、文芸春秋、2021年刊

<Customer reviews>より
①今月は中国特集号だ。一帯一路政策、サイバーテロ、宇宙人戦争、台湾への圧力、ウイグル弾圧と枚挙に暇がない。
②習近平は中華帝国の再来を目指している。ウイグル弾圧や香港の民主化運動場弾圧、台湾への圧力強化が国際社会から非難されても一向に構わない。主権は中国にある。
③台湾への圧力強化は間違いなく日米中関係を悪化させる。中米に挟まれて苦しむのは日本である。これ以上米中関係を悪化させないように仲介役を務めるのが日本の外交政策である。
④善隣外交の手腕が日本に求められている。
お勧めの一冊だ。

<読む前の大使寸評>
追って記入

amazon 文芸春秋(2021年8月号)



中国の量子科学衛星や宇宙ビジネスを見てみましょう。
p130~134
<宇宙を支配する「量子科学衛星」の脅威:青木節子>
■21世紀のスプートニクショック
 1957年10月、米国に衝撃が走りました。「スプートニクショック」です。人工衛星の打ち上げにどちらが先に成功するかを米ソが競っていたなかで、ソ連が世界初のの打ち上げに成功したのです。このニュースが流れると、先を越された米国民は集団ショック状態に陥りました。

 そして2016年8月、「21世紀のスプートニクショック」とも言える事件が起こります。中国が「量子科学衛星」というこれまでになかったタイプの人工衛星「墨子」の打ち上げに成功したのです。

 量子科学衛星とは、量子暗号通信技術を搭載した人工衛星のことです。この通信技術は、光子(光の粒子)の性質を利用したもので、いかなる計算機でも解読できず、盗聴・傍聴が原理的に不可能とされています。
 量子暗号通信は、軍事、外交、金融市場など、秘匿性の高い情報伝達が死活的に重要な分野での覇権を左右する技術です。

 ただこれを地上の光ファイバーを用いて行う場合は、光の減衰が生じるので伝播損失が激しく約300キロメートルしか伝送できないという欠点があります。そのため、例えば、日本全国をカバーするには、3000~5000程度の地上局を設置する必要があると言われています。

 しかし、量子科学衛星を用いると、こうした問題も一挙に解決します。人工衛星は真空を航行するため、光の減衰が起こらず、全世界をカバーする量子暗号通信網が可能になるのです。
 そこで中国は、量子科学衛星をいち早く打ち上げました。実用化には、衛星の通信実験だけでなく、衛星と地上をつなぐ技術や施設も必要となりますが、中国は、この分野でも技術開発を先行して進めています。

 現在、宇宙と量子暗号のやり取りができる人工衛星は、「墨子」のほかにありません。軍事・外交のパワーバランスに直結する死活的に重要な技術開発分野で、米国は中国の後塵を拝してしまったのです。

■中国の宇宙ステーションだけが? 
 中国の宇宙開発は、その他の分野でも留まるところを知りません。
 2019年1月、中国は、世界で初めて、月の「裏側」への探査機(ジョウガ4号)の着陸を成功させました。「見えない場所」に着陸させ、しかも、気温なども過酷な環境下で着陸後も探査を継続するのは至難の業と言えます。

 月面だえでなく火星探査でも中国は、破竹の勢いです。
 2020年7月、中国は、火星探査機の打ち上げに成功し、「2021年6月までに」という当初の予定通りに、5月14日、無人探査機「天間1号」の火星への着陸への着陸を成功させました。着陸自体は米ソに続き3番目ですが、火星の表面で探査車を用いる無人探査を行う国としては米国に続き2番目となったのです。

 さらに4月29日、中国は、大型宇宙ステーションの基幹施設「天和」の打ち上げを成功させました。今後、2基(間天と夢天)の施設も打ち上げて、3基を連結して独自の宇宙ステーション(天宮)を来年中に完成させる予定です。
(中略)

 衛星測位システムの分野でも、中国は、米国を凌ぐ勢いです。
 中国版GPS「北斗」は、2000年から2020年の間に、計55基の衛星を打ち上げており、運用停止やバックアップ用のものを除いて計35機で運用されています。米国のGPSは31機体制なので、数の単純比較で言えば、米国をすでに上回っているのです。


『文芸春秋(2021年8月号)』2 :台湾侵攻「日米極秘訓練」
『文芸春秋(2021年8月号)』1 :中国の「巨大な監視社会」やネットカルチャー





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Last updated  2021.07.17 00:39:50
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