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2022.03.26
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カテゴリ: 気になる本
図書館で『進化論はいかに進化したか』という本を、手にしたのです。
『種の起源』もさることながら、恐竜から鳥類への進化が語られているのが、ええでぇ♪



更科功著、新潮社、2019年刊

<「BOOK」データベース>より
『種の起源』が出版されたのは160年前、日本では幕末のことである。ダーウィンが進化論の礎を築いたことは間違いないが、今でも通用することと、誤りとがある。それゆえ、進化論の歩みを誤解している人は意外に多い。生物進化に詳しい気鋭の古生物学者が、改めてダーウィンの説を整理し、進化論の発展を明らかにした。

<読む前の大使寸評>
『種の起源』もさることながら、恐竜から鳥類への進化が語られているのが、ええでぇ♪

rakuten 進化論はいかに進化したか




まず「まえがき」を、見てみましょう。
p3~5
<まえがき>
 私はネアンデルタール人の子孫である。 私の、というか日本人のDNAのだいたい2%ぐらいは、ネアンデルタール人から受け継いだものだからだ。
 2%というと大したことはなさそうだが、よく考えると、かなりの量だ。おそらく、あなたのおばあさんのおばあさんのおばあさんは、江戸時代の終りか明治の初めに生きていただろう。あなたのDNAのだいたい2%は、そのおばあさんから受け継いだものだ。

 だから、あなたがそのおばあさんの子孫であるのと同じぐらい、あなたはネアンデルタール人の子孫なのだ。あなたとそのおばあさんの近縁度は、あなたとネアンデルタール人の近縁度と同じようなものなのだ。

 百数十年前というわりと最近に生きていたおばあさんと、数万年前という遥かな昔に生きていたネアンデルタール人との近縁度が同じくらいだなんて変な話だけれど、「近縁度」をDNAの類似性という意味で使うなら、これは事実だ。ただ、ネアンデルタール人から受け継いだDNAは、一人のネアンデルタール人から受け継いだものではない。たくさんのネアンデルタール人から受け継いだDNAを、足し合わせたものだ。

 そんな私のご先祖様であるネアンデルタール人が、不当に貶められているのを見聞きするたびに、私は心を傷めてきた。たとえば、英語で「ネアンデルタール人のような」といえば、それは「醜い」とか「野蛮な」という意味だ。女性差別や人種差別はいけないけれど、ネアンデルタール人差別は構わないのだろうか。大昔に死んでしまった人については、何を言ってもいいのだろうか。

 このように進化の分野では、不当な扱いや誤解は珍しくない。史上もっとも有名な進化学者であるダーウィンも、そして現在の進化学も、たくさんの誤解を受けている。

 ダーウィンが『種の起源』を出版したのは1895年だから、日本でいえば江戸時代だ。また、ネオダーウィニズムと呼ばれる節がある。ネオダーウィニズムにはいくつかの意味があるが、たいていは遺伝学とダーウィンの進化論を合わせた説を指す。このネオダーウィニズムが形を整えたのは1940年頃だから、昭和時代の初期だ。こんな昔の学説が、そのままの形で今日まで生き残っているわけがない。ところが、ダーウィンの進化論やネオダーウィニズムが、今日の進化学だという誤解は、最近出版された本などをみても、かなり広まっているようだ。
(中略)

 現代の進化学は、ダーウィンの進化論とは大きく異なっている。これは、進化学が大きく進歩したということでもあるが、もともとのダーウィンの進化論にもげんいんがある。ダーウィンの言ったことには、ものすごく重要なことが含まれている一方で、たくさんの間違いもある。両者を区別しないで、ダーウィンの『種の起源』を読めば、何が何だかわからなくなってしまう。そこで本書では、ダーウィンの主張の何が正しくてどこが間違いかを、整理してみた。





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Last updated  2022.03.26 07:54:17
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