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2022.04.02
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カテゴリ: 気になる本
図書館で『日本捕鯨史』という本を、手にしたのです。
中を覗くと、思いのほか画像が多くビジュアルなのが・・・ええでぇ♪




中園成生著、古小鳥舎、2019年刊

<「BOOK」データベース>より
2019年7月、日本は商業捕鯨を再開する。「日本には歴史と伝統がある」と語られるが、その実態をどれくらいの人が理解しているだろうか。「鯨と日本人の歴史」を再考し、見つめ直す一冊。

<読む前の大使寸評>
中を覗くと、思いのほか画像が多くビジュアルなのが・・・ええでぇ♪

rakuten 日本捕鯨史


「第十章 管理捕鯨時代」の中で、こんにちの鯨食が興味深いので、見てみましょう。
p208~211
<3 日本近海での捕鯨とこんにちの鯨食>
 商業捕鯨モラトリアム発動後も、日本国内では、国際捕鯨取締条約が管轄するとされる14種類以外のツチ鯨やゴンドウ鯨を対象とした沿岸型ノルウェー式砲殺法による小型沿岸捕鯨が、和歌山県太地、千葉県和田、宮城県牡鹿、北海道網走・釧路などを拠点とした五隻の小型砲殺捕鯨船によっておこなわれてきた。

 日本政府は小型沿岸捕鯨を先住民生存捕鯨に近いカテゴリーと一づけ、IWCにミンク鯨の捕獲許可を申請し続けてきたが、却下されている(『人間と環境と文化』)。

 また日本政府は、日本沿岸から東経170度にかけての北西太平洋についても、北西太平洋鯨類捕獲調査(JAPRPN)を1994年から1999年にかけて実施し、毎年100頭程度のミンク鯨を捕獲している。さらに2000年からは、鯨の餌の嗜好や、鯨体の汚染物質の蓄積、系群構造の解明を目的とし、調査対象をミンク鯨以外のニタリ鯨、イワシ鯨、マッコウ鯨まで拡大した第二期調査(JAPRPNⅡ)を実施し、2017年からは、日本近海でのミンク鯨やイワシ鯨の捕獲枠産出を目的とした新北西太平洋鯨類科学的調査(NEWREP-NP)を行っているが、こうした調査の副産物である鯨肉も国内に供給されている。

 しかし一方で、南極海や北西太平洋の調査捕鯨で得られた鯨肉は、小型沿岸捕鯨によって供給される鯨肉より大量かつ廉価である事から、調査捕鯨が小型沿岸捕鯨の圧迫因子になっているという指摘もある。

 また定置網に様々な魚類と共に鯨が入る事があったことについては、第5章でも紹介した通りである。商業捕鯨モラトリアム後は、定置網に掛かった鯨も網の外に出す事となっていたが、現実的には大きな鯨を、網を破壊せずに出す事は不可能で、網の修理費用に加え、修理期間中には漁が中断するため、定置漁業者から多くの苦情が寄せられていた。そのため2001年には、定置網に混獲されて死んだ鯨についても、販売などを目的として処分する事が農林水産省令で許されている。
(中略)
 生月島では商業捕鯨が中止された後も鯨肉は販売されたきたが、大変高価なものとなっていた。それでも正月や「おくんち」などの祝いの席には鯨料理が出されてきたが、旧捕鯨地である生月島でも、子ども達など若い世代は鯨料理を食べなくなってきている。

 このような旧捕鯨地などの鯨食需要に、調査捕鯨から副産物として供給される鯨肉が対応してきた現状もある。また副産物の鯨肉の決まった割合(数%)は学校給食用に提供する事となっているが、その分は一般販売額の三分の一の価格で販売するため、副産物の販売を調査捕鯨の経費に充てている関係から、給食供給分には限度がある。それでも近年およそ年間120~150トンが40程度の都道府県の延べ3000~4000校に提供されていて、例えば学校給食週間の時に鯨料理を出す場合も多い。鯨食給食に熱心に取り組んでいる全国の都市として釧路市、下関市、長崎市などがあり、下関市は月一回のペースで出している。他に和歌山県、石巻市、網走市なども熱心である。

 また鯨料理を観光などで熱心に売り出している自治体もある。釧路市では鯨料理フェアを開催し、下関市は鯨料理マップを制作・配布している。他に南房総市、太地町、長崎市、平戸市などでも鯨料理をアピールしている。

 2019年7月1日以降、日本は領海基線より200カイリ以内の排他的経済水域(EEZ)での商業捕鯨を再開し、小型砲殺捕鯨船五隻が沿岸で、これまで南極海などで調査捕鯨に従事してきた協働船舶の大型砲殺捕鯨船二隻と工船が沖合で操業し、年内にミンク鯨52頭、ニタリ鯨150頭、イワシ鯨25頭、計227頭の捕獲枠が設定される。
 日本の商業捕鯨復活の成否は、クジラの生息数を考慮した持続的捕獲システムの確立と共に、捕鯨の普及・拡大にかかる所が大きい。


2019年には日新丸船団が、ほぼ捕獲枠の223頭をゲットしたそうです。


2019/10/04 やったぜ 日新丸船団♪ より





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Last updated  2022.04.02 01:17:10
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