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2022.10.18
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カテゴリ: 気になる本
図書館で『赤猫異聞』という本を、手にしたのです。
赤猫とは何だろう? 大火事の際の牢人解き放ちなんだそうです。いずれにしても浅田次郎の説くストーリーは面白そうである。




浅田次郎著、新潮社、2012年刊

<「BOOK」データベース>より
火勢が迫る伝馬町牢屋敷から解き放ちとなった曰くつきの重罪人ー繁松・お仙・七之丞。鎮火までいっときの自由を得て、命がけの意趣返しに向かう三人。信じられない怪事が待ち受けているとは、知る由もなく。-幕末から明治へ。激変の時をいかに生きるかを問う、最新長編時代小説。

<読む前の大使寸評>
赤猫とは何だろう? 大火事の際の牢人解き放ちなんだそうです。いずれにしても浅田次郎の説くストーリーは面白そうである。

rakuten 赤猫異聞


陸軍士官学校教官にまで変身した岩瀬七之丞の証言を、見てみましょう。
p166~168
<四 陸軍士官学校教官岩瀬忠勇の証言>
 では、神妙に申し述べます。
 本官は陸軍工兵少佐、岩瀬忠勇。現職は陸軍士官学校の教官であります。思うところあって妻子は持ちませぬ。よって学校内の将校宿舎に起居いたしております。

 市ヶ谷監獄とは地続きの隣でありますから、ようご存じでしょうが、士官学校は昨明治七年暮に一部が完成いたしましたので、かつての兵学寮をこれに移し、新条例による第一期士官生徒を入学せしめて開校いたしました。

 当時、本官はフランスに留学中にありましたが、開校に先立ちこの壮挙に参画せよとの命令を受け、野戦築城学の習得もなかばながら急遽帰国したのであります。
 さよう、パリ郊外のサンシールにある、フランス陸軍士官学校であります。お疑いならばいかようにもお調べ下さい。

 ははあ、貴官らがご存じの岩瀬某と、ここにこうしておる岩瀬少佐が繋がらぬと。
 無理もない話ですな。前生と今生を結ぶ世界と申せば、冥土しかないわけですから。
 しかるに人違いではありません。本官はかつて、岩瀬七之丞と称しました。いかにも大時代なな通称ゆえ、御一新ののちは忠勇と申す実名を名乗っております。忠勇無双の忠勇でありますから、いかにも帝国軍人にふさわしき名であると、今は得心しております。そう名付けた父は、不詳の倅のかくなる未来を正しく予見していたのでありましょうか。

 前生と今生を繋げるためには、まずその父親について少々触れぬわけには参りますまい。
 父は岩瀬肥後守忠震と称し、幕府の外国奉行として数々の外交交渉に当たった旗本でありました。貴兄らもその名前ぐらいはご存じでありましょう。
 もっとも、父が携わった条約は少なからず後世に禍根を残す内容でありましたし、中には勅許を得ず調印して、桜田御門外の大騒動の種となったものもありますから、軽々に是非を論ずるわけには参りませぬ。

 しかるに、身びいきなしに思うことは、父があの鎖国攘夷の嵐の中にあって、そうした勢いに惑わず、日本を開国へと導く強い意志を持っていたという事実であります。
 つまり、たとい不平等であろうとも条約を結ぶが先決であり、万やむをえざる場合は幕府独断の調印も止むなし、と父は考えたのでありました。
 外国奉行は二千石の役高、城中においては芙蓉之間詰という席次でありましたから、その権勢たるやたいそうなものでした。

 まあ、父親の自慢などどうでもよい。その父の手に余るほどのきかん坊が、本官であったというわけです。
 役宅の奥居に呼ばれ、膝前に据えられてよく説教をされたものであります。

「これ、七之丞。名は体を表すと申すが、おまえの忠勇は表すどころか名前負けぞ」
 そう言うて父は、きっと論語のひとくさりを口にし、倅にも唱えさせるのです。
「子、のたまわく。勇にして礼なくば即ち乱る」
 いかに勇ましくとも節度がなければただの乱暴者だ、というわけであります。

 開国論者であった父は、昌平黌出身の儒者でもありました。御一新を待たずに四十四で身罷りましたが、もし健在であれば新政府にも召し出されて、みずからが調印した条約の改正に務めたのではありますまいか。

 父の話ではなかった。つまり本官が言わんとするところは、その父親の七光が死後にも輝いて、不詳の倅を今日まで導いて下さったということであります。


『赤猫異聞』1 :お仙姉御の証言





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Last updated  2022.10.23 08:52:51
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