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ぶうと修学旅行の班が一緒になったことで「むかつくー!」と言われて、親も傷ついたことで思い出したのですが、あの時期、友人達もボロボロでした。 子供がどうしてもクラスで浮いてしまう、トラブル多発、・・・という学校生活で悩み深い母だというのに輪をかけて、周りの子供達がまたキツイ。低学年の頃の目立つものにワイワイ言うのとは違う陰湿さが出てくるんです。 一番参ったのは、同級生と見られる女の子達がこちらを見てヒソヒソ、くすくす・・・。ちょっと遠くだと、こちらに向かって小さく指をさして口を隠しながらにやにやしてるのが見えるというんです。 こういうことがスーパーで買い物してても、道を歩いていてもある。時に親子で歩いている時など、もう我が子がかわいそうでかわいそうで、石投げたろか!と思うといってました。 実際見たこともあります。軽度発達障害のA君のママをスーパーで見かけたとき、女の子たちが「ほら、あれがAのお母さんだよ」ってつつき合って笑ってました。すごーく嫌な気分。 被害にあったのはA君だけじゃないし、他の区域の友人も同じようなことを言ってました。一時買い物に行くのも嫌になったそうです。 ぶうとは行きたくないと言った女の子グループのリーダーは、一年生の時も同じクラスで、「ぶう君の面倒は全部あたちが見るの!誰も車いす、触っちゃだめ!」と言ってかいがいしくぶうの車いすを押してくれてた子です。それはそれは周りから褒められたし、わたしも一応ありがたく思いました。でも担任の先生は「ぶう君のためを思ってではなく、あれは自分の満足のためですよ。まあ年齢相応の精神発達だということです」 とばっさり。「そうですよねー」と私も先生の意見でさっぱりしました。 小学6年生頃の意地悪な姿もまた年齢相応の精神状態なのかもしれません。でもよりにもよって、「あたち、あたち」の子が「あんたと一緒はいやじゃ」と宣言すっるとはなんてこった!です。 子供の意地悪に親が負けてどうするんだい!! とは思いますが、おばさんも時々弱いのよ。ましてやそのまっただ中にいる子供達は、お互いちくちくし合って傷つき合っているのかもしれません。 「危ない年齢女の子小6,男の子中2」、これがぶうを通して感じた子供達の成長過程のターニング・ポイントですね。 こういう危ないとげだらけで傷ついたり傷つけられたりの時を経て、痛みを知って大人になるんだと思うんです。だけど、そのまっただ中にいると先も周りも見えなくて、アップアップ。 大人は少し高いところにいる必要があるのかもしれません。 それも修行の一つかも。 まだまだ修行が足りない自分は、いちいちひっかかって同じレベルでむかついてしまう。情けないっす(-_-)。
2008年04月30日
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4月は保護者がらみの行事が目白押し。 保護者会、役員決め、授業参観、保護者懇談会等々。 保護者懇談会では、自己紹介がありました。多くのお母さんが受験に向けてでしたが(今も昔も「ぜんぜんできない、やってない」という牽制は、変わらないみたいですね)うちは、修学旅行のこと。 「うちの子と一緒になったばかりに、時間を取られて思うように行動できないことがあるかもしれません。でも、どうしても手を借りなければ進めない子もいるんだ、とどうぞご理解下さい。一番楽しみにしている修学旅行で心苦しいのですが、手を貸して下さい、お願いします」というようなことを言いました。自分ではかなりへりくだってお願いしましたよ。 家に帰って「まったくついてない、あいつと一緒だ」と子供が言ったとき、思い出して「手を貸して欲しいってお母さんが言ってたよ」と言ってくれるような場面があれば・・・、ってね。 その前にあった授業参観は国語で、グループ学習でした。やっぱりいつものように何をやっているのかわからないぶうがいて、話し合いのとんちんかんぶりにちょっとまわりがいらっと苦笑いしてるのをおかあは鋭く感じました。 だから修学旅行が心配なんです。 ちょっと抜けて廊下に出たら、何人かいるこぼれ組の一人のお母さんとばったり。お互い顔を見合って「やっと会えた、話の分かる人!」と手を取り合ってひそひそ話。 「授業見てるのがつらくて。理科なんだけど、何の実験してるのかなんて何も分かってないのがありあり・・・」 「実験なんてもういいよ、無理だもの、理解は。それより問題覚えさせた方がまし。もう『考える力』なんてつけてる時間無いもん」 「私たちの子は、いよいよもって崖っぷちだねー。どうしたらいいの?」なんて柱の影でこそこそ。 「ねえ、ぶうくんは何かものがなくなったりしない?」 「それはないよ。あるの?」 「んー、前からね時々あるのだ。また言わないのよ、うちの子は。去年のことを今頃言ったり。落としたと思って諦めてた文房具が、何ヶ月も経って机の上に置いてあったとか。今実は配られたばかりのワークが一冊ないの」 「先生には?」 「言ってない。言ってもまたみんなで話し合いとか、荷物検査とかじゃない?でも結局そういうことってなくならないんだもの」 「でもさ、言わないとエスカレートしちゃわない?私たちの子って、的になるぜ。これから修学旅行があるしさ。言った方がいいよ、と思う」 というところで、時間切れだったので別れたけど、どうしたろうか。 中2、3年て、見ていると本当に子供と大人とが混じり合ってて複雑でナイーブ。自分でも芽生えてくる大人の部分と幼さをどうしていいか分からない。いろんなことにむかつくし、許せない。時に心の暴走が止められないように見える時も 。 どうしてもいろんなことが不器用な、発達に「?」の仲間は周りをいらいらさせてしまう、そしてトラブルになることがしばしば。 心が暴走するのは、健常の子も発達障害の子もどちらも。 だからものすごく心配。 帰りのホームルームで先生が言いました。 「いよいよ今週から修学旅行の細かいことを話し合っていくけど、3割我慢してこそ7割楽しいって覚えてるよな。複数で行動する時には、譲り合ってお互い我慢しなければ喜びはないんだよって」 良い言葉!! 譲り合って我慢し合ってこそ楽しい時間になるんだ! ぶうのために言ってくれたんじゃないかもしれないけど、うれしい言葉です。いや、ぶうのためかな? クラスの子、学年の子、わかってくれるかなぁ。 地域の子供として過ごす最後の1年、何かみんな不安定。どうかどうか無事に乗り切って! 振れが大きい子供達を見ていてそう願わざるおえない 中学3年生のスタートです。
2008年04月28日
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中3のぶうには、修学旅行があります。今、生徒達は毎日のように集まって、いろいろ計画をたてているようです。 ちょっと心配だったのが、自由行動の班決め。クラスで「さあ、○人組を作ってみましょー」とわいわいと組んでいくと、あぶれる人が・・・。それは誰?ぶう君です、ってね。実際小6の時、親も傷つく場面がありました。 今回はどうなのかな…、と思っておりましたら、保護者会での説明で「自由行動日の班は、『自由』には決めませんでした。子供達も教師も『何で』という反応でしたが、長い時間かけて話し合って納得した上で、あらかじめ決まっていたクラスの実行委員達が、メンバーを考え班を組みました。それを全体集会で発表した時、騒ぎになるかなと思いましたが、静かに冷静に誰も異を唱えずすんなり受け入れられ、ほっとしてます」 と修学旅行担当の先生。 うれしいよー。ぶうのため?それもあるかもしれないけど、ぶうだけじゃないよね。 やっぱりどのクラスにも、ちょっとみんなから浮いてる子っていると思うんです。また、「中2病」と言うくらい、中学2年の時は精神的に危うい子がたくさん出ました。いじめらたわけでもなく、なんだか心が元気でなくなって被害妄想的になったり学校に行けなくなったり。 修学旅行は、どの子もみんな楽しみにしてる行事だと思うんです。中学生活のメイン・イベントと言ってもいいかもしれません。その中でも、少人数グループで計画して行動するというのはワクワクすることでしょう。 「自由に気の合う同士集まってみて…」で班を組んでいったら、多くの子はいつもの仲の良い友達と組んでこれから起きるであろう楽しい出来事に夢を膨らませるでしょ。でも表に現れなくても微妙な関係に傷つく子が絶対いるし、誰とも組んでもらえない子も出てくる。そこで「さあ、みんな考えてみて」なんて「考えられる側」になった時の惨めさったら…。うまく周りと一緒に流れていけない子がいるんです。 中学生は、それを明るく乗り越えるような精神力はまだ育ってないと感じるんだなー。 それと、まあ落ちつかないやんちゃ組もいるし。 実行委員が考えたグループに、みんなが納得したのは、もしかしたら班からはずれてしまうかもしれない弱い子もとっぱずれてる子もやんちゃな子も組み分けされてると感じたからなのでは、と思うのです。 後から担任の先生に、ぶうを班に入れるのは大変だったでしょうか、と聞いてみたら「そうですね。うちのクラスの実行委員はやはりぶう君をどうするかを考えました。誰と仲が良いか、ぶう君が入るということは行動がどうしても制限される、それを納得できるか等考えました。班を発表したとき、同じ班になった子供達はOK、引き受けるという反応でしたよ」と聞いて、本当に安心しました。 小6の時、同じような場面で、「友達同士でまず班を組んでみよう」と、ぶうはなんとなくクラスで浮いてるA君とまず組んだんです。ぶうは「浮いてる」とか「トラブルメーカー」とか分からないというか鈍いところがあって、気にせずその子といることができたんです。その子もぶうなら「お前むかつく」という反応がないので、今までもグループ活動では一緒だったりしたんです。 二人は自然に一緒に組みました。「男子は3人から4人で」の指示のもと、二人はいつまでも二人です。 先生は言ったそうです。「ぶう君は車いすなんだし、A君一人でぶう君のサポートは無理なのわかるだろ。ここはまだ2人だ。誰か入ってくれないかな」「誰かいないかなー」 誰も。車いすのぶうとちょい浮きA君の二人と組んでも良いという子はいなかったんです。いつものおしゃべり仲間もクラスのリーダーも、誰一人、組んでくれる子はいませんでした。 先生はぶうにはおとうが介助で付くだろうという頭があって「じゃあ仕方ないな」。で終わって、その後、男子グループと女子グループがくじ引きで組み合わせることになったんです。 さあ大変、ぶう組に当たった女の子達の嘆き!!パニックですよ、嫌で。 ぶうは言われました。「あんた達とは一緒に行けない。私たちは私たちでルートを考えるんだから、あんた達はあんた達で行動して!!」。 ぶうはまたまた素直に、「僕は一緒には行けないから、A君と二人で考えるんだ」と受け入れるんです。 ぶうにそれでいいのか聞くと「本当はみんなと行きたいけど、だめだって言うんだからだめなんだよ」と情けない返事。 6年間の学校生活の最後がこれか、と悲しくてもう学年主任の先生に言いつけて「それはとんでもない」となって、再度グループを説得して一緒にとなったんだけれど、それに女の子達は、猛烈ご立腹。ぶうの迎えに来ていることを知っていながら私にも聞こえるように「むかつく!!あいつらと結局行かなきゃだめだって言うんだよ。もう楽しみめちゃめちゃ!!!」とぶんぶんわめきながら教室から出て来るんです。 本当におばさんも傷ついた~。 でもね、嫌な物押しつけられたと思うかもしれない。けれど後からあと何年もして振り返ったとき、別々に行動してたらハンディのある子を切り捨てた自分が許せないんじゃないかなあ。逆に一緒に行ったならそういう子も引き受けて行動した自分はあん時偉かったなあと、ただ何でもなく計画通りにまわったより良い思い出何じゃないかなあなんて思ったりするんだけど、これは障害児の母仲間からは勝手な思いこみとしかられます。 この女の子達はA君を切れやすいの知ってて、挑発したりぶうが遅れるのを振り返りもせず行ってしまったり。けっこうなものでした。それでもA君もぶうも「楽しかった」と言うんです。女の子達はどうなんでしょう。今でも「先生にはめられた嫌な思い出」なんでしょうか。 とにかく、今回はぶうも別のクラスになったA君もとりあえず班に組み込まれた形でスタートしたんですから、「別に行け」とは言われないだろうなー、たぶんね? 今回の班決めのやり方、「ありがたい」と思った親子、けっこういると思うんだなー。
2008年04月25日
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3年になると、さすがに学校からの「お知らせ」にも「受験」の文字がちらちら・・・。 先日は保護者会がありました。この1年の流れ・・・修学旅行やら志望校決めやら・・・の説明と役員決めがメインです。 学年主任の先生が言いました。「親、子とも平常心で。目の前のやるべきことをきちんとこなしていけば、9割の子が越えられるハードルです。大丈夫、越えられます」だって。 (9割!9割越えるハードルは、1割は越えられないんじゃ!? ぶうは何千人に一人の大当たりの子なんだから、1割って10%なんていう高い確率には軽く含まれちゃうよー) 学習指導担当の先生は、「みんな力、つけてますよ。積極的に学校行事に関わる姿勢が見えますし、子供達が作った掲示物、パンフレットなど見ましても確実に考える力や書く力が付いてると感じさせられます」なんて。 (いいんだけど、ぶうはまったく関係ない情報だわー。絶対実行委員とかやらないし、創造的なことがなんと言っても死ぬほど苦手。『確実に力が付いてる』なかに確実に力が無いままいるんだよん、つらい) でも、こうも先生はおっしゃいました。「一人でやっていける子は一人でどんどんやっていきます。でも、それが出来ない子は怒っても『やれ』と言っても無理なんです。一人ではできません。寄り添って見守る必要があります」って。 (そうなんだよねー、無理な子は無理なんだよ。ってわざわざみんなの前で言うってことは、けっこう一人で出来ない子はいるってことかしら?ぶうの場合は、これから何をすべきか、今日は何をすべきか、与えてそれもやれたのか出来たのかもチェックして・・・どこまでも支えるんだなぁ?) 役員決めは、4名決めるところ、1年生の時やった方2名が「またやってもいいですよ」と言って下さり、あと2名。 私は去年、簡単なものだけど「役員」をやったのでゴメンです。 今年やりたくない本当の理由は、誰とも共有できない子供のことを聞かれたくないし話したくないからです、今年は。 いつもは何でもないけど、将来の選択が9割の子と違うであろう環境にいる親として、「大変よねー」なんておしゃべりしている9割の子のお母さんの中でたった一人「んーーー」っと話に入れずニッと笑って沈黙してるのは耐えられないです。(元来おしゃべり体質だし) でもこの気質がぶうにも入り込んでいるのかも。ぶうも一人異質でいるのが耐えられないから、積極的に学校行事に関わることがないのかも? 結局役員は、やったことのない方中心にもう一度声をかけることになりました。 今日の保護者会の内容、絶対参加しない軽度発達障害仲間のママに言ったもんだろうかなー。 「11月頃から、子供も親も気が急いて落ち着かなくなり、とっちらかって何が何だか分からなくなりがちですよ」って言ってた。すでにもう気が狂いそうなんだけど。仲間のママは、すでに気が狂ってるかもしれない。中学入った時から「この先行くとこない」って叫んでるから。 彼女に何かアドバイス? 「そんなことないわよ」は白々しくて言えない。「本当だね、行くとこないね」と言ったらさらにパニックに陥る。 だいたいこっちも、答えのない悩みの真っ最中だし。 最初からハードル越えられない一割指定席の子は、どうしたらいいんだろうなー。 あ、そうそう、こういう言葉もありましたね。「どこでも良いんです、選択は。ただどこに行っても努力できる、平常心でいられる精神力が重要です」って。 精神力なあー。ぶうはびびるからなぁー。 とにかく、波が高そうな予感のする保護者会の先生のお話でした。
2008年04月24日
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初夏のような日差しに、米を干しました。 これは、玄米ですよ。それも、特別な。完全無欠の有機米ですよ。 無農薬なのはもちろん、肥料もそんじょそこらの怪しい物は使ってないそうです。土作りに牛や鶏のUNKOを使うって言っても、そのものたちが純自然の無農薬・無添加育ちでなかったら使うに値しない、という徹底ぶり。 おとうの仕事での付き合いの方が、定年後長年暖めた理想の農業を実行しているんです。有機農業を教えつつ、米作りにも挑戦しているのだとか。おとうも何度か「お手伝い」に行ったのですが、これが勘違いで、「お手伝い」ではなく、教えを乞うんだからお金を払って、作業をやらせていただくわけだったのでした。 そうして、収穫も教えていただき、本当は「南魚沼産コシヒカリ」より高い値段で買わなければならないところを、普通の値段(30キロ1万円)で譲っていただいた、ものすごく貴重な「完璧米」なんです。 おとうは、そのお宝米をよりおいしく食べたいと、自家用精米器まで購入しました。5合ぐらいずつ食べる分だけ精米するマシンです。 そうしていよいよ年末、いただいて参りました。 なぜ、今、その玄米を天日に干しているか…。 「コクゾウムシ」がたーくさんいたからです。やはり無農薬はおいしいのでしょうか、うようよいました。コクゾウ君は、食べても害は無いそうですが、やはり黒い小さな虫さんが入ってるのは…。天日に干せば出て行くそうですので、何日かおきに玄米を干すのが日課になりました。 そして、おとうが期待に胸を膨らませた「お味」の方は…? それが、ごめんなさーい! まずいよー!おいしくないよー。 真っ白くてほくっと甘い食味を想像してたら、あれー、んー、ぱさっとして薄い味気ない食味…。 思えば、手伝ってた近所のプロの農家の方が「栄養不足の米だ」と言ったら「選んだ物しか使わないんだ」と返した会話があったそうな。 米はやっぱり難しいんだなー。「有機」と「米作り」はまた別のテクニックなんだろうな…。 有機・無農薬まではこだわってなかったけど米作りにはこだわってた無くなったじいちゃんの米、うまかった!! ありがたいお米ももうすうぐ使い切ります。やれやれ…、普通の米が食べられる、と言う声が聞こえます。
2008年04月15日
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あの寒い日曜日、ぶうとマリスタに行きました。 今、ぶうはどんどんはまり込んでいます、マリンズに。去年、目の前でハムに胴上げされて涙を流し、クライマックスで再度号泣したぶうは、今期こそはと選手の状態の予習に余念がありません。西岡の恋人情報もチェック済みです。 だがしかし、今ひとつの出足の成績。今日の相手はにっくきハム! フラッグ用意し、親戚のおじさんからもらった歴史物のユニフォーム(古いということ)を着こんで準備万端。…でも寒くてフリースジャンパーの上から着たら、マリンズの着ぐるみのようになってしまいました。 結果は、延長10回サヨナラ!! 俊介完投! 感激ですよー。 おかあは、俊介が一番好きな投手。なんとか写真を撮りたい。美しい投球フォームを。そりゃあ雑誌には俊介のアンダースローがいくらでも載ってますよ。でも自分の手で、カメラで撮りたい!今回、はじめてぶうと二人で「スマイルシート」という車いす専用の券を買ったら、バックネット裏というこれまたはじめての席で、たっぷり俊介が見られて感激だったのですが、写真は何度やってもこれが精一杯…。やっぱりコンパクトカメラじゃだめなんだ・・・。カシャカシャカシャの連写じゃないとね・・・。 でも、ぼけた中にうっすら飛んでいくボールも見えて、まあ誰にもわからない自分だけの本当の超自己満足の写真ではあります。 ところで、今回初めて「スマイル・シート」を利用しました。 スタジアムは、ほとんど新聞店でもらうただ券で行きます。車いすはベビーカーと一緒に預けて、急な階段で降りる内野自由席に座るので、絶対介助のおとうがいないと観戦できません。ところが、今回急遽仕事が入ってしまい、無理。ぶうは嘆くし、仕方なく「車いす専用・スマイルシート」を予約したんです。あるのは知っていたのですが、教えてくれた人がたまたま「お金持ち」系だったので、てっきり指定席並みにすごく高いと思ってたんです。でも聞いたら、大人1000円中学生まで500円!しかもバックネット裏! ただし本人と介助者1名のみ。車いすでそのまま見られるスペースがあって、介助者はパイプいすでした。今までトイレに行くにもいちいち車いすを受付から引き出して、よっこらしょとぶうをかかえて車いすに乗せていたけれど、ここだと好きなときに好きなところに行けます。ぶうは一人でショップも見に行きました。投手とバッターのやりとりも近くで見られる…。 ところが、ぶうは観戦は、応援も重要なポイント。ここだと応援団から遠くて、一緒に歌ったりエールを送ったりが今ひとつできないんです。ドラムもトランペットも応援歌も遠くて合わせられない…今ひとつ不燃焼。 でも延長もサヨナラも観戦したのは初めてだったんだから、喜びは大きかったけれどね。 安心しておかあと二人で来られることもわかったし。 だけどやっぱり、手を振り上げながら応援したいかなー。
2008年04月14日
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どんどん季節が進みますよ!もう止まってくれません。 ジャガイモは、地面を割って出てきたぞ、と思ったら2週間後にはがんがん葉が出てきて「芽かき」という作業を急いでしなければならない状況に。正統派の茎のみ選んで、分家は許さず折ってしまう、そして許されたイモのみ十分太らせるという作業です。しなくてもジャガイモは出来るのですが、小イモばかりになってしまうと去年体験からわかりました。今年は、やはり指導書の通り、大きいイモねらいでいきます。 初めてアスパラを収穫しました。植えて2年目です。4株ほどですが(写真はたまたま4本の芽ですが、これで1株です)、去年はまだ芽が細かったのと時期が良くわからないままに、気づいたらふわふわしたアスパラの木になっていました。今年は「こういうものか」と納得。 アスパラは一般的作物?私は初めて畑の土から芽が生えてるところを見ました。はーぁ、スーパーで売ってる物はこの先っちょをカットしたものなんですね。 この子達はさっそく炒めて塩をパラリ。感激のうまさでした!! 今年は花を付けないだろうと思われたプルーンが、昨年に続いて白い小さな花を咲かせました! 今年もプルーンが食べられる? 心配なのは雨続きなこと。何年か前もやたら雨が多くて、せっかく花が咲いて実を付け始めたのに全部落ちてしまったんです。小さな花に「よしよし、がんばるんだよー」とエールを送る毎日です。 良いことばかりではありません・・・。ものすごくショック。亡くなった義父母が大切にしていた自慢のキンカンが「テッポウムシ」にやられてしまったのです。「テッポウムシ」は、カミキリムシの幼虫で根・幹の養分の通り道を食い進んで2年かけて成虫になるそうです。この虫に取り憑かれると枯れ死に至る場合もあります。 思えば3年前、ハナミズキが一本ぱたりと死んでしまったことがあり、あれも憎き「テッポウムシ」の仕業だったのであろうと、今さらながら思い至るのです。 すでに息絶え絶えの梅の木が一本、そして村のどの実より味が濃い甘で、冬には生で食べてもうまっ!砂糖漬けもグッ!とうちの一族、その出来を楽しみにしていたこのキンカンが・・・。去年から様子がおかしく、葉をやたら落とし実もまずくて食べられず、おとうが調べたら、根にテッポウムシが入り込んだ穴があったんです。あわてて消毒したものの、今になっても新芽は見られず、枝はどんどん黒ずんで見るも哀れな姿になっています。 去年の夏、確かにカミキリムシがいたんです。「あら、ぶう、見て。これがカミキリムシだよ」なんてわざわざぶうに見せて、めでていたくらい危機感ゼロだった・・・。悔やまれる~。 雑草も手加減なしの出現です。庭にはツンツンと勢い良く雑草の新芽が出て抜いても抜いても一週間で元通りです。畑もせっかくのニンジンの芽にスギナが襲いかかっています。この闘いが晩秋まで続くんです。 あんまり手をかけられず、その場しのぎでやってるしっぺ返しが厳しくなってきている田舎の家ですが、やっぱり今年もなんとかその場の大変なこと・・・雑草、害虫、モグラ、にゃんこ等々しのいでいくしかないんです。 今さらながら、ほとんど一人でやりくりしていたおじいちゃん(おとうのおっとう)は偉かった!! だって畑に田んぼもやってたんだから。「えらい!!」と空に向かって叫んじゃうぞー。
2008年04月12日
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春休み中になんとかハンドサイクルを体験させたいと思っていたものの、ぶうは「春期講座」なども通ったし、おとうも忙しいし・・・。やっと最後の日曜日、「レッツ、トライ!」と置いてあるという施設目指して朝早く出かけました。 ところが、家を出たのは朝早くだったんです、うちにとっては。施設付近に近づいたのは10時すぎ・・・。近づいて気づきました、そこは桜の名所だったんですー。おりしもま・ん・か・い~。駐車場など空いているわけがありません。入りきらない車が並んでる状態で、係の方が「長時間待ちますよ」、とおっしゃる。うろうろしている間にも、四方八方からシートとお弁当を持った老若男女がゲート目指してやってくるんです・・・。 これはしまった・・・ですよ。近所ではないので、状況がわからんかった。ハンドサイクルが置いてある施設のまわりはお花見広場があるような、ちょっとした公園なんですね。 だめだ、これは・・・。 「せっかっく作ったお弁当、どっかで食べよう」と考えたけど、この「桜混雑」を見て、どこ行ってもいっぱいだとは想像がつきます。それで結局、気が進まないけど、造成中だという工業団地の中の園地でランチ。誰もいないっす。犬散歩させてた人が一人、通ったのみ。桜、なし。 でも、帰りに寄ったショッピングモールでばったり! あの車いす群団は?と思ったら、二分脊椎支部の青年達!車の免許を取ったA君に乗せてもらって、買い物に来たそうな。「タクシーじゃあないっつうの」、「いいじゃん、腕を磨くチャンスだよ」などとすごく元気。 いいなあ、ああいう風に友達だったら・・・と思わずにはいられません。ぶうに同等の「ため」の友達、できるのかなあ。 想わぬばったりな出会いはあったけど、ハンドサイクルは触れず。 主なイベントは、みいちゃんとのお花見と塾というぶうの中3の春休みでした・・・。
2008年04月07日
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ハンドサイクルは「車いす自転車」といったもので、手でハンドルを回して走ります。 車いす陸上は前屈みになって走るのと、陸上用車いすに乗るには最初一人では無理で、指導者が必要です。ぶうのようにまわりに機会が無ければやってみるチャンスはありません。 ハンドサイクルはレース用もありますが、アダプター式で自分の車いすに簡単につけられるものもあります。これだと姿勢も心配ないし、「自転車」なので、まわりの景色を楽しみながら一緒に走れるのではと思います、たぶん。(経験は無いんです) でもハンドサイクルにしても陸上にしてもその他、車いすスポーツすべての悩みは、その専用車いすの高価さ!みんな30万円以上!!とても気楽にちょっとやってみるとは言えない金額です。(もちろん最初は貸してもらうとしても) ハンドサイクルは、とにかく興味があるんです、でも高い、とHPを見てたら、なんとハンドサイクルが置いてある公園が全国にあると発見しました。 ハンドサイクル設置の公園 ハンドサイクル設置の施設 車いすで風を切る体験、させてみたいなー。旅行でこういうところを目的の一つに入れておくと、一緒にサイクリング楽しめるかも。体験は無料だそうですよ。 でもやっぱり買うとなると高いなー。一応参考までに下記にURL入れときます。 テレウス ARE 他にもいろいろあるようですが、この二つはキッズ用も扱ってます。とくにAREの方は、ほかにも三輪車やスキー用などいろんなものがあって、見るだけでも楽しいです。(でもやっぱりうちには高い!!)
2008年04月06日
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桜、やって来ましたね~。車で走っていても、近所を歩いてもあちこち、「ここにいるのよー」と桜が花を咲かせて存在をアピールしています。花が散れば、新緑の風景としてとけ込んでしまうんですから、一瞬のときめきにかけてる姿が可憐です。 桜並木、街道沿いの大きな農家の老しだれ桜、公園の桜の森・・・、一通り見ないと、1年の大きな行事が済んでない心地悪さがあります。 気温20度、快晴の土曜日、同じ障害を持つみーちゃんと県立公園に桜を見に行きました。みーちゃんは自転車を練習中というので貸し自転車をレンタル。車いすのぶうとちょうど良い具合で二人でどこまでも桜の下を走っていきました。 満開の花の下を駆け抜けたこの日のこと、二人はずっと覚えているかしら。(だってこの子達、すぐ忘れる、本当に) 一緒の病院育ちで、赤ちゃんの頃から知っている二人は、今も会えば学校のこと、テレビのこと、ゲームのことのたわいないおしゃべり。「いっしょにゲームしよう」と言って、おたがいDSを出して全然違うゲームをひたすらやってるだけのことも。 みーちゃんの夢は「お母さんになること」だそうで「ひとつぶうもその候補にお願いしたい」とママに言うと、「それを言うとさあ、二人は意識しちゃって、こういう単純な子供の心の会い方はできなくなるよ」。確かにそう。「きっと「えー、絶対嫌だ。そんなんじゃないし」というに違いないです・・・。 二分脊椎支部の集まりで二人でおしゃべりしてたら、「恋人同士だな。ラブラブ~」などと、ひどくからかう子がいて、「違う!」と二人とも怒ってその時は目も合わせない状態になったんでした。 健常の子供の中なら、「障害持ってる子同士、友達なんだ」ですむけど、けっこう同じ障害児仲間の方が容赦なくきつい時があるんですね。 今日桜の花の下で、仲の良いぶうとみーちゃんと母親同士、幸せにおむすびを食べたのでした(^o^)。 あー、これで春の絶対逃せない行事ひとつ無事済ませました・・・。新しい一歩、前に進めます。
2008年04月05日
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春休みには、定期的に受診する診療科をすべてまわるのが恒例。 いずれも元気だと証明されて安心して新学期がむかえられます。 脳神経外科、小児外科、泌尿器科、整形外科(二分脊椎外来と側わん外来)、発達心理、矯正歯科ですね。 側わんは、手術後固定した脊柱の上の部位が変形してきてたのでそれがものすごく心配だったけど、今回はそれが進んでなくて本当に「よかったー!」です。体がバランスを取るために曲がってくるのでしょうが、内臓に負担をかけない程度で止まってくれればいいんです。レントゲンで見ると、骨盤からゆがんでて、ゆがんだ土台から出てる脊柱はバランスを取るために必至であっち曲がりこっち曲がりやっと頭を乗せてる感じです。 でも、今回許容範囲。よっしゃ! 今は泌尿と歯科(これは近所です)以外は、長期休みの時のみ。 今年も春休み、クリアーしました(^_^)v。 発達心理は、複雑。いずれ順を追ってアップする予定です。
2008年04月04日
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気をつけなければいけなかったのに、(気をつけていたつもりではありますよ)やってしまいました。麻痺した足に「靴ずれ」です。やってしまったのは、2月の最初。4回ほど、ドクターに診せました。今は4月。二ヶ月たってようやく傷の上に皮膚ができて、バンドエイドを貼らずにすみそうです。でもまだ赤みは抜けません。 「あれ?」と思ったときには、かかとに3cmほどの楕円の紫のぶきみな得体の知れないものができていました。心当たりは、情けないことにあるんです・・・。 冬は麻痺した足はどす紫色になって、足の指は腫れて凍傷だらけです。せめてもと靴下を二重に履かせます。大きめと思っていた上履きは、いつの間に小さくなって、靴下ででサイズが大きくなったぶうの足に圧迫をかけていたんです、たぶん。左右の足の形に差があって、左だけが普通の形のぶうは、左に傷ができました。一応「上履きそろそろきつくない?」とは聞いていたのですが、感覚が麻痺してるぶうにしてみれば、上履きに足が入ればそれで十分「大丈夫」だったんですねー。あーあ、甘かった…。 皮膚科のドクターに診せたら、「褥創まではいってない、水ぶくれになって靴ずれだね」と言われてほっとしましたが、「靴ずれは、圧を逃すテープを貼って一週間もすれば、水ぶくれが吸収されてみるみる治る」というドクターの予想を超えて1週間たっても2週間たっても見かけ変わらず。それで、「水ぶくれの皮をとろうか」と、とってみたけど「何も悪い要素はないねー。ただ治らないだけだね」と、うれしいような悲しいような・・・。 その後は、少しずつ少しずつすこーーーしずつ治って、現在に至るわけですが、本当に治りの遅さったら・・・。麻痺したぶうの足を診たドクターにもこんな治りの悪い「靴ずれ」は初体験だそうです。 褥創は、同じ障害(二分脊椎)の友達が何人も入院したり手術に至ったりしてる油断ならないものです。大事にはならなかった、たかだか靴ずれでさえ2ヶ月もふさがらないこの子達。わかっていたのに、いけませんねー。
2008年04月03日
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