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おはようございます、紙太材木店の田原です。雨、降りませんね。期待しているわけではないんですが降るならさっさと降ってくれ、今なら降ってもいいけど建前の時や土台伏せの時は勘弁してほしいというのがホンネ。建前の時は神頼みしかありません。さて、城屋敷の家の壁。そとん壁を塗った後、表面をかき落とししている最中。塗って固まる前に金属のブラシで落とします。グレーの濃い色に見えますが、これは濡れているから。見本帳の中では一番明るい色で、乾くとかなり白くなります。こちらの家の外壁はほぼ9割が杉板張り、そとん壁は玄関周りの一部になります。ただ、正面の道路からは目隠しの縦格子が付きますから、そとん壁が塗ってあるようには見えません。外から見れば全面杉板張りの家に見えますが、訪れる人が通路側に入って初めて塗り壁に気づく次第。内部の大工さんの工事も今日で終了。紙太材木店では家具も相当程度大工さんが作りますから造作工事が終わっても家具つくりにある程度日数が必要ですし、それなりに手間がかかります。出来上がってしまえば表面的な仕上がり具合しかわかりません。上の写真の横格子も繋いでしまえば分かりませんが、接続部分にはダボを入れて何年もの時を経て乾燥しても、ズレや目違いが生じないようにしてあります。横格子は無垢材で乾燥してますが継手はトンと付けただけではいつの日にかズレるという認識があれば、何かの細工が必要なのは誰でもわかります。無垢材は工業製品ではありませんから全て現場で加工する必要があります。この格子も大工さんが元は板状のものを同じサイズに切りそろえ、4つの面をカンナをかけて仕上げてあります。単に買ってきたものを取り付けるだけではありません。今だけ、金だけ、自分だけの家づくりとは別の世界です。城屋敷の家来月には完成しますので、見学会を開催する予定です。住まい手の奥様の選んだ素敵なキッチンやタイルに加え、大工さんの手仕事が随所に見られます。もちろん性能も西方流で言えばQ1住宅L2-T3開催日時等の詳細は後日お伝えしますのでご興味のある方はお見逃しなく。
2021年06月30日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。いよいよ梅雨も本番とのことですが今朝は快晴の美濃地方。今週は雨模様の一週間の予報とは言いながら、建前が来週に控えてますから土台伏せや足場や資材の搬入等、天気を睨みながらの綱渡りが続きそうです。紙太材木店では設計時に一次エネルギーの計算をします。そのプランの家に住んだ時に年間どれだけのエネルギーが必要な家かが分かります。項目は暖房、冷房、換気、給湯、照明、調理、家電で家で使用されるエネルギーの全項目が含まれます。一般の方は何の疑問もなく、そうなのね、ですが、経産省のZEHは上の項目の調理や家電に使われるエネルギーは入れて計算する必要はありません。使用する全エネルギーのうち家電や調理が占める割合は省エネ基準住宅では約23%つまり、四分の一のエネルギーは無いことにして計算してゼロエネルギーハウス(ZEH)となります。Q-1住宅やパッシブハウスレベルでは調理や家電の占める割合は実は高くなります。暖房や冷房、その他のエネルギーが省エネ基準住宅の何分の一かになりますから調理や家電の占める割合が高くなって凡そ、40%になります。でも、それはなかったことにしてZEH…これから住まいを建てられる方が意識する必要があるのは、エネルギー単価の上昇です。幾ら省エネな家を建てても使うエネルギーの単価は上昇していきます。年間2%ほど過去10年間上昇してますし、既に毎月支払っている太陽光パネルの賦課金は今後も上昇します。更に自然エネルギーの割合を高めようとすれば例えば風力発電を増やそうとすれば、更に賦課金は高くなっていきます。Q1住宅やパッシブハウスレベルにしたとしてもこの金額の上昇は避けられません。上の表の当該住宅のエネルギー価格¥142.650-は1KWHを27円で計算したもの発電は1KWH19円で売電したとして計算10年後には2%の上昇だとエネルギー価格は17万円に、3%上昇では18.6万円になります。11年目には発電価格は8円だと6.5万円弱。30年後、年金をもらう頃には両方の金額がいくらになっているか?エネルギー価格は国際価格に比例しますから、日本人の給料が上がらなくても上昇していくことは避けられません。対策は残念ながらパネルを載せるしかありません。もちろん、前提となる住まいの基本性能は最低G2でしょうか。新築を建てる方は30年後を見る想像力が必要な時代となりました。
2021年06月28日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。先週、数年前にテスラを買った友人が150万も値段が下がったと嘆いてましたが、今朝の日経新聞に三菱自が200万を切るEV(電気自動車)を出すと出ていました。記事では燃費の比較も出ていて、10万キロ走るのにガソリン車は69万円、EVは31万円。車本体の価格差が38万円を切るとEVの方がお得になり、価格競争力が逆転するとか。初期投資とランニングコストの合計で判断ですが車のように5年、長くて7.8年の使用を想定するのは、7.8年もすれば新しいより性能の良いものが出てくる可能性が高いからです。ですから、多くの方は7.8年、長くて10年ほどで車を買い換えます。買い替えればすべてが一新、新しい機能や性能を持った車ライフが楽しめます。住宅は?10年毎に建て替える方はまずいなくて多くの方にとっては一生もの。30代で建てれば50年の使用を見込む必要があります。しかも現在の多くの住宅はそれなりの耐震性や基本構造持ってますから、50年ではなく、70年や80年は基本的なメンテナンス(雨漏れ対策)をすればもってしまいますし、長持ちさせなければなりません。つまり、長持ちする家を建てなければならないのですが長く使ってもらうためには、ランニングコストに代表される燃費がいいこと。基本的な性能が今現在だけでなく、ある程度先の将来でも認めらる程度のものである必要があります。30年前のカローラがお気に入りだけど燃費が悪いし、エアコンの効きもイマイチ。座席の座り心地も良くないからエンジンや座席を丸ごと変えて中身はプリウスにしようとすれば、恐らく、プリウスが数台買えるお金がかかります。車であればさっさと買い替えれば済みますが住宅でそうはいきませんし、しようとすれば車の比ではなくお金がかかります。断熱、気密、換気は車で言う性能足回りは耐震性でしょうか。これを軽く見ると後々多くのお金が自分の懐から出ていくことになると、100年前の家に住む私自身がひしひしと感じる次第。家を建てて、30年経過した60代前半あと20年そこに住まなければならないわけですが、経済的に住まいに新たな投資ができるかどうかこの家を建ててよかったと思えるかどうかは30年経ってみなければわかりません。今の国の省エネ基準通りでは後悔確実と考えるのは、私一人ではありません。先日の工務店編集会議木藤さんが会議中にアンケートを取ってましたが許容応力度計算で耐震等級3を標準にしている工務店が48%とほぼ半数、編集会議にはある程度意識の高い工務店が出てますからそれなりの数字になってますが許容応力度計算で耐震等級3なんて、数年前にはしてないところがほとんど。数年でこの変化ですから、30年先に備えるにはそれなりに勉強する必要がありますしどこのHMや工務店、設計事務所に依頼するかで30年後の暮らしは大きく変わります。
2021年06月25日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は可児の家の点検。お引渡しをして既に5年が経ちますが、とても綺麗にお住み頂いてました。リフォームの現地調査や点検等でよそ様の家を訪問する機会が多いので、家の中の整理整頓具合も急いで片づけたか普段から整頓されているかはすぐにわかります。いろんなことを点検するのですが、その中の一つが換気。換気がきちんとされているか機能しているかも大事な点検項目です。ただ、給気口のフィルターや排気口、換気装置そのものを点検する前に、玄関に入ると大抵換気がきちんと機能しているかどうかが分かります。一般的に玄関は、多くの家である程度閉じられた空間になっています。そこに足の匂いの付いた靴が何足も置かれるわけですから、匂いが籠るんですね。玄関ドアを開けると、その家独特の匂いがします。住んでいる方はその匂いにほとんどマヒしてますからあまり匂いを感じませんが、他人にはすぐにわかります。玄関ドアを開けて深呼吸をしてみる・・・・・大丈夫だな。この深呼吸で換気装置の点検の8割は終わったようなものです。こちらの住まいは2世帯住宅で6人家族玄関は一つですが下駄箱は2つ靴の数もかなり多め下駄箱に入らない普段履いている靴はご覧のように外に出してあります。さて、8割がた終わったと言いましたが、換気装置は働いていても人が住んでいれば様々な事象が起こります。住まい手のお母様からお風呂に入っているとのぼせて息苦しい感じがするから、最近お風呂に入っている時ドアを少し開けているとお聞きしました。他の家族はそんなことないけど私だけそうなるとも…。何か変とういうことでお風呂に行ってみると、換気装置の排気口が閉じられています。5年前の排気口は流量調整できるように排気口が調整できるようになってました。各部屋の排気口は閉じたり、その上に物を置いたりしないで下さいと伝えてあったのですが、お風呂の排気口は壁付けなので排気口と思われていなかったようです。加えて2世帯住宅でお風呂も二つあってこちらのお風呂を利用されるのは、ご両親だけでしたから排気口とは思われてなかったご様子。何かの拍子に閉じられてそのままになっていたようです。二世帯住宅のようにご家族が多い場合には取り扱い説明をきちんと皆さんにお伝えしなければと、改めて思った次第。住まいの性能や設備が良くてもそこに住むのは人ですから、最初のお引渡しの時の住まい方や取り付けてある機器の説明は大切。特に、換気装置は従来の日本の家屋には無い設備ですから、住まい手としてもそれほど身近なものではなかったわけです。機能や役割、メンテナンスについては十二分にお伝えしなければならないですし、伝えたつもりが伝わっていなかったり忘れてしまっていたりすることもあるわけで、お引渡し後の定期点検はかかせません。
2021年06月23日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。先週の日経新聞に積水ハウスや大和ハウスが値上げに踏み切った記事が出ていました。記事を読むと大和ハウスは年間7000戸の戸建て住宅を建てていて、値上げの対象はそのうち5%との事。つまり350戸と言うことになりますが、意外に思ったのは大和ハウスも木造住宅を建てているのかということ。軽量鉄骨のHMというイメージでしたから意外でしたが、SDGsの時代ですから順次木造にシフトしているのかもしれません。同様に、積水ハウスこちらも年間の戸建て建築棟数の4割、3500棟が木造住宅とのこと。積水ハウスも軽量鉄骨のHMのイメージがありますが、かなり前からシャーウッドなどの木造住宅を販売してました。ただ木造の割合が40%もあるとは知りませんでしたから、こちらも意外でした。もう一つ両者に共通の意外性は木造住宅ですから木を使っているわけで、当然、ウッドショックの影響は避けられませんが値上げ幅が1%とそれほど大きな金額には見えないこと。多くの工務店経営者にすればなんで1%で済む????記事にはプレカット最大手のポラテック(埼玉県)が3月末から6月20日まで受注を制限していることと受注分の引き渡し価格も例年より6割高い事、夏には価格が倍になるかもしれないこと(担当)などが出ています。私の知り合いの関東の工務店もとんでもない金額になっていることや、住まい手にどう説明するかとなど頭を抱えてました。さて、大手のHMは1%の値上げで済むのに、地場の工務店はとても1%じゃ納まらないのはなぜか?これははっきり言えば原価率。販売価格に占める原価率がどの程度かで変わってきます。つまり、原価率が50%の大手HMと原価率が80%の工務店を比較すると原価の値上がりは原価率が高い工務店ほど価格に影響しますし、原価率が低い大手HMは同じように原価が上がっても販売価格への影響は小さくて済みます。別の言葉で言うと、経費が20%で済む工務店は原価の影響をまともに受けますし、経費が50%のHMは原価の影響が全体に占める割合が少ないですから販売価格への影響はそれほど大きくないと言えます。販売価格が同じ2500万の家を比較すると原価が2000万の家が工務店。原価が実は1250万の家がHMとも言えます。どこでどんな家を建てるかはあなた次第。でも、新築検討者の皆さん、私の立場から言わせていただくとこんな時代だからこそ、是非、地場の工務店や設計事務所を応援してください m(__)m
2021年06月21日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。梅雨ですが気持ちのいい朝が続いています。後半にまとめて土砂降りにならないことを願うばかりのこの頃です。昨日は事務所で建具屋さんと城屋敷の家の建具の打合せいつもは一人なのに二人連れ。聞くと、新入社員!兵庫県出身で大学を卒業した新卒、田舎の建具屋さんに就職?弟子入りしたとのこと。役場を介しているので住まいは使わなくなった教員住宅。建具屋さん、HMの家の建具は障子も含めて大手の建材メーカーのもの(多くはペーパーハニカムコアの芯材に薄いベニヤを張って木目の付いた塩ビシートやオレフィンシートが使われます)地場の工務店の多くも一時はその流れに乗ってましたから仕事が激減して、廃業するところもありました。安く、より安くとなればそちらの方向に流れるのは必然でしょうか。ところが最近、自力のある工務店や設計事務所は既製品である工業製品の建具ではなく、建具職人の作る建具に移行してきています。もちろん、建具職人はペーパーハニカムコアや塩ビシートなんて使いませんから、昔ながらの木製の建具。スマホで簡単に様々な建具の意匠が検索できますし、細かい寸法なども調べることができますから俄然、デザイン性や質感に富んだ建具がでてきてます。建具職人の作る建具のメリットは建具屋さんならだれでも直せるいつでも直せる同じものが何年先でもできる工業製品の建具ではこうはいきません。10年もすれば廃番です。丁番の具合が悪くなって調整しても直らない丁番を交換しようにもその丁番自体が廃番結局ドアごと交換ですが、ドアだけでは済みません。今は枠とドアが一体になった枠付き建具が一般的なので、枠も一緒に交換することになります。廃番になっていればそのドアだけ、他のドアとは異なる色やデザインになります。設備や家電製品なら10年あるいは15年で交換ですが、建具も当然、傷んだり交換する必要も出てきます。20年、30年、あるいは40年という長いスパンで考えれば、自ずとどんなものを使ったらいいかわかります。30歳で家を建てて40年と言うと70歳ですが、70歳の時に自分が建てたその家に住んでいない自分を想像する人は稀です。40年経っても容易に手直しができることに意味がありますし、そのような社会であるべきです。弟子入りした若者を希望の星にできるかどうかは、これから家を建てる住まい手にかかってます。
2021年06月18日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。ようやく梅雨らしくなってきましたから毎日、天気予報からは目が離せません。昨日は池田町の家でコンクリートの打ち込み。30度を越えてましたが日差しは強くなく無事完了。しばらく養生期間を取ります。さてHeat20 設計ガイドブック2021先日届きましたが、読みごたえがかなりあります。冒頭の坂本先生や鈴木先生の文を読むと、Heat20が2009年以来しようととしてきたことやUa値の問題点など、多くの試行錯誤がされてきたことがわかります。現状の一般住宅業界で当たり前のように使われだしたUa値も、性能のすべてを表しているのではないことやその限界があること…Heat20では2017年以来、高断熱住宅の外皮性能の評価指標としてUa値が不適切であると認識していることなど、一般の方や実務者の中でさえ誤解している人が多い部分も整理されて書かれています。設計ガイドブック2021は設計者向けの本ですから、外皮の性能評価の指標としてUa値が不適切ならどうするのか、どのように評価するのか?は根気よくこの本を読む以外ありません。一般の新築検討者もUa値を強調する設計者やHMがいたら、Ua値の問題点がどこなのかとお聞きになるとその設計者のスタンスがどこにあるかお分かりになると思います。興味のある方は少しお値段が高いですが、購入してみてください。ただし、相当辛抱強くないと難しいかもしれません。設計者や実務者には必読の書です。
2021年06月16日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。雨で少し肌寒い美濃地方です。空が明るいところもありますからそんなに降らないんじゃないかと期待してます。G7サミットがイギリスで開かれてますが脱炭素化の流れは共通認識のようで、国内でもそんな動きが順次出てきています。先日PHJの理事の竹内さんがFBで長野県のゼロカーボン戦略を紹介してました。長野県の資料によると2030年にはすべての建築物(住宅、工場、ビル等)でゼロエネルギーを目標にすると言うもの。住宅については信州型健康ゼロエネ住宅(仮称)が検討されています。地方の自治体によるこの動きは既に始まっていて札幌を筆頭にやまがた健康住宅とっとり健康省エネ住宅等がありますが、これらの自治体以外でも既に取り組んでいるところがあるかもしれません。性能等の基準は地域差がありますが、認定制度と補助制度の二つの制度から成り立っています。住まい手の方にとってはこの補助制度が一番の関心事。信州型ではまだ検討中のようですが、この補助制度が自分にとってどれだけプラスになるのかを明確に伝えないと制度はうまく機能しません。複雑でどれだけメリットがあるかよくわからないではNGですが、行政の補助金制度となると税金を投入するからといことで、がんじがらめのものも多くあります。信州型では一般の方にアンケートを取っていて、住宅の脱炭素化に向けていくらまでなら建設費を上乗せできるか?50万までが31.8%100万までが30.3%200万までが24.3%300万まで8.6%400万まで1.6%500万まで1.2%600万まで2.2%60%の方が100万までと言うことですが長野県は住宅新築時にZEHを選択した場合、建設費+400万~500万、光熱費削減-30万/年、17年で回収と試算してます。(上記の建設費が国の省エネ基準で建てた時の金額か長野県の平均的な住宅の建設費なのかは不明)どちらにしても400~500万プラスと言うことは、県民の6割が考えている100万程度とはかなりの差があります。県は年間30万光熱費が削減できるから500万建設費が増えても17年で回収できると言いますが、500万建設費が増えればローンの返済は35年返済で年間18万増えます。住まい手の感覚では30万削減じゃなくて12万削減、回収には42年では?と考える人も出てきます。野心的な目標や2030年に向けたロードマップも大切ですが、実現に向けては相当程度思い切った施策が必要です。住まい手の意識と行政が実現させようといている住まいでは、金額的なギャップがあり過ぎます。そもそも建設費+400万~500万でZEHと言う表現が物事をあいまいにしていて、回収年数や負担増の金額ばかりに目が行きます。もっと簡単に例えば県で30坪のモデル住宅を作ってこのモデル通りの仕様なら建設費は○○で100万補助金が出てZEHになる。そんなモデルを作れば住まい手にとってははるかに分かり易い。回収に何年かかるとか、Ua値がとかG2だとか何も意識せず、総額でいくらだから自分達で払える金額かどうかを判断するだけで済みます。ある意味パッケージ化ですがパッケージの種類を多く用意しておけば、住まい手の選択肢は広がります。県産材で作るZEHであるとか伝統的な信州家屋のデザインであるとか考えればいくらでも出てきます。温暖化ガスの削減については世界の潮流や国の方針などが明確ですから、地方の自治体もそれに追随する動きが今後も出てくると予想されます。温暖化ガスを出さないという意識が一般化するには時間がかかります。ひなびた人参をぶら下げられても人は動きません。それで動かないなら別の方法を考えるしかありません。2030年なんてすぐそこです。
2021年06月14日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。先日、下米田の家に点検に行ってきました。庭の芝生が根付いてましたし、後から住まい手の方が植えたポッドの芝も根を伸ばしてました。庭に緑があるのは気持ちがいいですね。青いホースは芝の散水用。電源を入れるだけで水やりができます。工事中の城屋敷の家のサッシを交換しました。日射遮蔽の計画ではハニカムサーモスクリーンだったものを外付けのシェードに変更したためですが、外壁の板を取り外すだけで容易に交換できます。サイディングやモルタルの吹付、あるいは塗り壁の仕上げではサッシの交換は容易ではありません。複数の職方が入りますし、変更前と同じ仕上がりにしようとすると時間も費用も掛かります。日本のサッシには主に雨水の侵入防止のためサッシの外側にツバがついていますから、交換時にはどうしてもサッシ廻りの外壁の仕上げ材を撤去する必要があります。断熱性能に大きな影響のあるサッシは、後から交換してとなると費用が高くなるのがお分かりいただけると思います。もちろん、既存のサッシの内側にもう一つサッシを取り付けることは可能ですしそのような商品も出ていますが、家中すべてのサッシを二重にとなると温暖地の生活に慣れている方には違和感があるのではないでしょうか。30代で家を建てると85歳まで住むと仮定すれば50年はその家で暮らすことになります。少し前のチルチンびと2017年秋93号には外壁の種類とメンテナンスコストの50年間の比較が出ています。サイディング:685万ガルバリウム:259万モルタル+吹付:449万左官仕上げ(漆喰等):0石、タイル:15万木:0雑誌の性格が数字に出ているとも言えますが中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)サッシは一度取り付ければ交換にはなかなかふん切れません。あとからもう少しいいサッシにすればよかったと思っても、時はすでに遅し…そこに外壁のメンテナンスコストも考えなければとなると、サッシも外壁も慎重に選択するする必要があります。建てる時のコストも大切ですが、建ててからどれだけお金がかかる家なのかも知っておく必要があります。10~15年程度で交換する設備(エアコン、エコキュート、食洗器、冷蔵庫、ウオシュレットetc)冷暖房光熱費(電気代、ガス代、水道代)それに建物のメンテナンス費用皆さんが思っているよりはるかに多くのお金が必要です。
2021年06月11日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日、現場巡回中の車の車載温度計は34度。現場で少し体を動かすだけで汗が噴き出てきます。体が暑さに慣れるまでは、まだしばらくかかりそうです。昨日は以前お話しした旭化成建材のネオマアカデミー鎌田先生が講師で「暖房負荷から考える外皮設計の作法」演題が堅苦しくて一般向けではありませんが、簡単な言葉で言うと「暖房代から考える断熱設計」一般の消費者、あるいはこれから家を建てようとする人が知りたいのは寒くないように暖房した時、いくらかかるの?家が暖かい、寒くない、そんなのは当たり前で、廊下もトイレもお風呂も寒くなくて家中暖かくしていくらかかるの?その「いくら?」はそんな家に住んだ時の一冬の暖房費とそんな家を建てるのに、の両方今回の鎌田先生の話はそんな家に住んだ時の一冬の暖房代がいくらになるかは、断熱設計次第だからそれを知っときましょうという話。逆に言えば訳の分からない数字(Ua値)なんかより暖房代が分かればいいんだから、暖房費(暖房負荷)で家のレベルを分ければ一般のこれから家を建てようとする方には一目瞭然じゃないの?「家中20度で一冬暖房したらいくらかかるの?」を基準にすれば誰もが理解しやすい、という訳です。先般のあいけんのセミナーでの前先生や鎌田先生の話の時もそうですが、今回の鎌田先生の話も内容はどちらかと言えば講義に近いもの。最近では多くの実務者の方がYouTubeなどで話されてます。玉石混合で内容の薄いものも多いのであまり見ませんが、データが充実していてエビデンスのあるものは目を引きます。このように講義に近いもの(データとエビデンスがある)が無料で見られるのは、一般の新築検討者にとってはまさに宝もの。一般消費者の断熱レベルの基礎知識が向上すればそれは日本の住宅建築のレベルの向上にもなります。惜しいのは公開時間でほとんどが平日の昼間ですから仕事中の方には難しいですが、多くは申し込みをしておけばその時間に見れなくてもアーカイブ動画を配信してくれます。諦めずにアンテナを張っておくといいでしょう。Heat20のG2だから安心と思っている方も一度その暖房負荷(暖房費)がどれくらいかは、確認しておく必要があります。あなたが思っているほど安くないケースも多くありますし、QPEXで計算してみると同じUa値でもレベル1からレベル3まであることは多くの実務者が経験してます。
2021年06月09日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。どんよりした梅雨空ですが午後は晴れるとか今週も天気予報は晴れが多いので現場サイドは助かります。先週、三省合同の「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会」が開かれました。以前お話しした、あいけんのセミナーで東大の前先生が言っていた検討会です。新建ハウジングが号外を出しましたがあり方検討会での素案は現行の省エネ基準の義務化前先生の予見通り・・・・まだ、最終案ではありませんから義務化の時期やそこに至るロードマップなどは示されていませんが民主主義とは誠に時間のかかる制度です。一党独裁の権威主義的な国であれば鶴の一声かもしれません。国が省エネ制度を変えようとすると時間がかかるわけですが失われた30年での国のスピード感を見れば国の制度の変更を待っていては世界からは遅れてしまいます。一方では温暖化ガスの排出制限は待ったなしで2050年にはゼロ2030年には2013年比で46%減を国際公約してますから進む方向は既に決まっています。高い目標を掲げながらそれを実現させるための制度の変更は亀の歩みですがこれから家を建てる方はこの部分を慎重に検討する必要があります。耐震等級は1980年代に制度が導入され以後何度も改定を繰り返して新しい制度を満たしていない、以前の基準で建てられた建物は「既存不適格」住宅省エネ制度も一旦義務化が始まれば以後は改定を繰り返して順次、引き上げられていくのは目に見えています。義務化は一丁目一番地で2050年ゼロの錦の御旗がありますから以後の改定はある意味現在よりやりやすくなります。省エネだけではありません、SDGsダイシンビルドの清水さんが先日、解体工事が1000万と嘆いていました。建てた住まいはいつの日にか解体されます。それはあなたの代ではなく相続するお子さんの時代あるいはお孫さんの時代かもしれません。これからの住まいはリフォームを繰り返しながら100年は使っていただく建物であるべきで今までのように世代が変わるたびに家を建て替えるわけにはいきません。社会や環境に負担をかけない家はお孫さんの懐にも負担をかけない家となります。お子さんやお孫さんが喜んで相続してくれる家か相続するともれなく数百万の解体費用が発生する家か耐震や省エネ性が低ければ更にリフォームで1000万以上かかるとなると誰も買ってくれない、相続したくないのは目に見えています。住宅で使う素材や建材が何であるかも吟味する時代がすぐそこまで来ています。どんな家を建てるかはあなた次第ですが他人任せの家づくりではババを引くことになる時代です。
2021年06月07日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。梅雨なので雨ですが今週は今日だけなので文句を言ったらバチが当たりますね。最近、住宅雑誌などに高断熱で高性能な住まいに住んでいる人のインタビューなどが掲載されることが多くなりました。実際に住んでいる方のインタビューですからそれなりに説得力があるように見えます。建てた家のデータも詳しく掲載されていて、床や壁、屋根や天井の断熱材に何がどれくらいの厚さで使われているかサッシはどこのメーカーの何というサッシが使われているか1.2階の平面図や外観写真までありますし冷暖房や換気と言った設備仕様も出てます。加えてUa値やC値もですから我々設計者ならこれだけ詳しいデータがあれば、年間の冷暖房負荷やQ値も計算できます。雑誌には高性能住宅と紹介されていて屋根の断熱材はネオマフォームで厚さ50ミリ壁も同じくネオマフォームで厚さ30ミリ基礎断熱もネオマフォームで50ミリサッシはAPW430C値は1.5換気は第三種換気住んでいる地域は6地域でUa値は0.59日本では高性能な、あるいは高断熱な住宅の定義がありませんし、日本以外の国でもそのような名称の住宅はないように思います。自動車では燃費のランキングなんてのもあって消費者が一目でその車に乗った時の燃費は理解できるようになってますが、家となると途端にその発想はどこかに飛んでしまっている。はっきり言えばなんとなく高断熱そうなら十把一絡げで高断熱住宅の名称がもらえます。住宅も車と同じで燃費が一つの指針。その家に住んだ時にどれだけエネルギーが必要な家なのか?太陽光パネルを入れない素の燃費がどれだけかかる家なのかが、住まい手に必要な情報のはず。高断熱住宅と言う名称はある意味幻想で高性能自動車というのと同じこと。Q-1住宅やパッシブハウスではきちんとその定義がありますから、その家に住んだ時、冷暖房費を含め生活全体のエネルギーコストがわかります。Ua値などの表面上のデータや個人の感想ではなく、冬は家中20度で暖房して、夏は家中27度で冷房してその家に住んだらいくらかかるの?の方が住まい手にとってはよほど有意義。そんなことが書いてある雑誌は、鉦や太鼓で探しても滅多にお目にかかれない日本の不思議。
2021年06月04日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。梅雨ですが気持ちのいい日が続いてます。先日、池田町の家も基礎工事に着手しましたが、雨の合間に工事が進みそうで助かります。高性能な住宅の場合日差しの入る窓の日射遮蔽は必須ですが、何を使って遮蔽するかが問題です。冬は日差しを入れたいですし夏は入れたくない。他にも、外からの視線を遮りたい。防犯も考えたい、台風シーズンの備えは?など、考えることはいろいろあります。シャッターを取り付けるというのも一つの案ですが、紙太材木店ではしてませんから設計時には頭を悩ませることになります。もちろん、お金の面でも。単に、住まいの性能だけを追求するのであれば、スリット式のシャッターもありかもしれません。住まい手の思いや設計者の思いが性能面だけで結びついているのならそれでもいいですが、現実には性能だけなんてことはことはなくデザイン的な要素がかなりの割合を占めます。ということで性能とデザイン、それに予算とのバランスで設計者は知恵を絞ることになります。さて、昨日は衣替えですが 住まいも衣替えの季節 です。ご存知ない方も多いと思いますが古い日本家屋では障子や襖を簀戸に替えるんですね。全て引き戸ですから交換するのは簡単ですが、家中となると本数もかなりの数になります。8畳の部屋でも四方が襖や障子なら16本の簀戸が必要になります。もちろん全部なんて大変なので、夏の間は障子は外して建具は無しにするところもあります。建具の衣替えは現在の住まいでは無理な話しですが、生活に結び付いた日本の建築文化です。高性能な住宅にも受け継いでいきたいものです。こちらは数年前にMOKスクールでお訪ねしたある建築家の自邸。手前から板戸、障子、簀戸、ガラス戸、その外に雨戸。簀戸とガラス戸の間に10センチほどの空間がありますが、そこには簾が下がるようになってます。簀戸は網戸の代わりになります。気密がなんて野暮なことを言う必要はありません。それは設計者が考えます。
2021年06月02日
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