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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨夜は久しぶりに夜のお打合せ。業界では夜訪などと言われてますが、住まい手の方の家にお伺いしての打合せです。新築ではお伺いして打合せすることはありませんが、リフォームの場合は現状がすぐに見れますから、多くはお伺いしての打合せになります。今回のお客様はお二人とも高校の後輩になります。池井戸潤とは同級生、北川悦吏子さんは2つ上で花の38年組。7年ほど前に長期優良化住宅リフォームをした家です。どんなリフォームをしたかというと簡単に言えば外壁を剥がして、付加断熱するというもの。外壁はモルタルが塗って吹付がしてありますからもちろんすべて剥がすことになります。考えただけでもクラクラしますね。サッシもアルミ単板ガラスからトリプルガラスに変更しますから全て取り換え。当時、APW430が東海地方で発売されたばかりでしたが、このサッシが使えてとてもよかったという覚えがあります。もちろん、サッシ交換ですから窓枠も交換、気密シートも貼る必要がありますからPBも剥がすことになります。家自体は平成4年に建てられた2x4住宅壁、天井の断熱材はロックウールで厚さ5センチ床の断熱材はポリスチレンフォームで厚さ2.5センチ当時の家の床、壁、天井の断熱は大手のHMを含め地方の工務店でも似たり寄ったり…。ほとんど変わりはありません。今じゃ考えられませんが、当時はそれが普通。だれも、断熱材をもっと厚くしてくれ、しなければ、なんて言いません。もちろん、90年代初頭、既にR2000住宅をはじめ高性能な住まいはありましたが、ほとんどがマニアックな世界と見られていました。この家の全面的な断熱改修が起点となって、以後、ゾーン断熱やエリア断熱の技術が蓄積されました。1階だけあるいはLDKプラス寝室の断熱改修といったもので、断熱だけでなく、気密や換気も同時に計画する必要があります。もちろん、結露計算も必要になりますから単に断熱材をいれて、サッシを交換すれば大丈夫というものではありません。今回は断熱ではありません、前回手をつけなかった2階床の張替や家具がメイン。30年ほど前の家を現在の国の基準レベルではなく、Heat20のG2レベルにするとどれだけお金がかかるか。それを知ったらこれから新築を検討する方は、最低でもG2にしておこうと思うでしょう。
2021年10月29日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。先日、西方先生がウッドショックについてブログに書かれてました。FBで自身のブログを紹介していたのでいいねやコメントから同業の多くの工務店も大きな影響を受けているのが分かります。性能を重視している多くの工務店の考えは簡単に言えば性能を担保し、資産価値のある住宅を建てるというものです。減価償却で20年で価値がゼロになってしまうような住宅ではなく20年後も30年後諸外国のように建てた時以上の価値があるような住まいづくりをするという考えです。その性能は耐震性であったり断熱や気密、換気と言った基本的な性能です。従来の国の基準で建てた家ではその性能が担保されているとは考えられないですし将来の資産価値も従来と同様ほとんど土地代だけとなってしまいます。ここ数年、多くの新築検討者の方が住まいの性能に気づき従前に比較すると相当程度高性能な住まいが建てられるようになりました。そこに、ウッドショックです。木だけでなく、建材や設備にも波及してきましたから住宅の価格は上がらざるを得ません。性能を落とし仕様を変更すれば従来と同じような価格で建てられるかもしれませんが、その家は従来と同様、資産価値の無い家となります。諸外国のように性能を担保した資産価値のある家を建てようとしてきた工務店や設計事務所は、ある意味岐路に立っています。ただ、これは国民の皆さんも同様で、岐路に立っていることを意味します。どんな社会を選択するのかどんな国になってもらいたいか住宅の価値が20年でゼロになる社会か20年後も少なくても建てた時と同じ価値を持つ社会か子供たちに負債となる家を残すか資産となる家を残すかこれからの住まい新築を建てることだけが選択肢ではなく、中古住宅購入とリノベーションあるいは都心で中古マンションとリフォームなど、様々な選択肢がでてくると思われます。どれを選択するかはあなた次第ですがどの選択肢でも、くれぐれも性能を意識してください。
2021年10月27日
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子供の置き土産の学生時代愛用の自転車は、北事務所の軒下に…おはようございます、紙太材木店の田原です。今日は一日雨で最高気温も15度程度とか…実は先日結局、ついに、薪ストーブに火をつけてしまいました。スカスカの隙間だらけの事務所ですから、エアコンだけじゃなかなか暖まらないんですね。それに電気代もかかります。廃材を燃やせる薪ストーブは電気代の節約にもなりますから使わない手はないというわけで、朝から10時くらいまで。冬は事務所でも住まいでも、寒い思いをしないというのはとても大切であると感じる次第です。さて、週末は打合せが集中することになります。初回の方や、もうすぐ着工、あるいは最初のプレゼンなどいろいろですが、今回一組ドタキャン…経験上、ドタキャンはほぼ100%初回の方。初めて来られる方の接客はとても大切なので毎回、いろいろ準備をしますが、こんなこともあると割り切るしかありません。ということで時間ができたので最初のプレゼンをする方のプランの見直しをすると、いいアイデアが浮かんできました。それほど広くない敷地に平屋の家。車と自転車2台を置くスペースが必要なんですが、この自転車2台が上手く置けない。置く場所が定まらないんですね。無理やりカーポートの横にしてたんですがどうにも取って置いたような感じが否めないプランで、気に入らないと感じてた次第。玄関ポーチを広げて中に置くと、外観にマッチしていい塩梅におさまりました。たったこれだけのことですが、固定観念があるとなかなかプランが広がっていきません。ウッドショックの渦中で予算を横睨みしながらですが、性能を落とす方向は住まい手も私も考えていませんから、必然的に大きさを精査していくことになります。LDKの広さ寝室の大きさ物置のスペース本当にその広さが必要なのかでも同時に、どんな生活、どんな暮らしがしたいのか温暖化ガスの削減や空き家問題を考えると今現在だけでなく20年後、30年後を見据えたプランが求められわけで、設計者の責任は重大です。今回は外のポーチを広げたので床面積が広くなったわけではありませんから増額分はそれほどでもありません。ドタキャンのおかげでアイデアが出てきたと考えればある意味、感謝であります。
2021年10月25日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日の朝は7.1度、今朝はそれほどではありませんが10.1度日に日に寒くなっていくのが実感できます。事務所ではまだエアコン暖房ですが、いつ薪ストーブに火を入れるか…いつもは11月になってからですが、今年は10月中に火を入れることになるかもしれません。さて、木造住宅業界はプレカットが主流になってます。最近は大型パネルと言って在来木造でも、断熱材やサッシを事前に取付けてある壁をパネルにして組み立てるところも出てきました。現場での作業工程を減らして現場での生産性を上げるのが主な目的。断熱材やサッシであれば熟練した大工さんでなくても、工場でパネルに組み込む作業なら誰でもできます。現場での省力化や生産性を高める工夫は仲間内でも以前からやっていて、屋根はパネルにして取り付けるところもかなりありました。2x4材の210という幅が217ミリの材に断熱材を入れ、パネルにして設置するというもの。ウッドショックで210材が高騰して入手困難になって現在ではほかのやり方になってますが、屋根の断熱材が21センチのほどの厚さで入れられますので、生産性の高さや断熱性とのバランスの良さから結構仲間内ではしていました。紙太材木店では屋根の断熱材の厚さは30センチ。210材では21センチしかありませんから厚みが足りません。生産性を高めようと調べると、ダブルシールドパネルという屋根パネルがあります。三井ホームの関連会社の三井ホームコンポーネントが販売してますし、同様のものもRコントロールパネルとして一般に販売されています。EPSという断熱材をOSBという合板でサンドイッチにしてあり厚さは14センチ。EPSなので14センチでもそこそこの断熱性があるかと調べて見ると、EPSの熱伝導率が0.038パネルの熱貫流率は0.263…まさかの高性能グラスウール16Kと同じ熱伝導率。30センチの厚さの熱貫流率は0.135なので、14センチの0.263では倍の熱貫流率になってしまいます。これではいくら生産性が上がっても同じ熱貫流率にしようとすると、それこそダブルにして載せなければなりません。真夏には80度を超える屋根の表面温度。室内の天井の表面温度は高くても26度か27度くらいに抑えないと、表面からの輻射熱でエアコンで冷房しても暑く感じてしまいます。屋根の断熱性は、夏の住まいの暮らし易さに直結しますから、生産性だけで考えるわけにはいきません。断熱不足を補うには強力な設備品が必要になるわけで、それはつまり高い電気代を意味します。断熱性を上げておけば少ない消費電力で住みますし、断熱性がそれなりなら、それなりの電気代が必要になります。
2021年10月22日
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高性能な家は、日射とサーキュレーターも上手に活用おはようございます、紙太材木店の田原です。本日は快晴。あさの気温も11度と、この時期らしくなってきました。一昨日はかなり冷え込んだので隣町の七宗町に住む友人は、薪ストーブを焚いたなどと言ってました。かくいう私もエアコン暖房を始めていますが、以前に比べて暑さ寒さを我慢することなく、すぐに暖房や冷房をするようになったような気がします。エネルギーや二酸化炭素の事を考えると少し後ろめたい気もしますが、健康との間で天秤がかかるとリモコンのスイッチを簡単に押してしまいます。エネルギー計算のしてある住宅を建てていますから、住まい手の方には「暑さ寒さを感じるようなら我慢することなく暖房、冷房をしてください、健康第一です」と常々言っている。年間の冷暖房を含めた消費電力がどれくらいになるかは計算して伝えてありますので、住まい手の方もある意味安心してエアコンのスイッチが入れられます。基本的に暖房や冷房を始めればスイッチを切るのはシーズン終了後。24時間、暖房や冷房をすることになります。しかし母屋は100年前の家寝てるところは離れで30年前の2x4、というのが私の現実…住まい手の方には、健康第一、暖房しろ、冷房しろと何度も言ってるからか自分の家の性能を顧みず冷暖房すると、やはりそれなりに電気代がかかってしまいます。健康か節約か我慢か健康を言い訳に快適か実は昨日、兄と話をする機会がありました。兄は大手HMに勤めていた関係で17.8年前にそこで2x4の住宅を建てたのであるが全館空調である。「全館空調ええぞ、家中快適や、寒い母屋と雲泥の差や」「そりゃそうだよね、電気代、どれくらいかかってるの?」「う~ん、冬場は4万超すけど、均すと月3万ちょっとかな」「ふ~ん、それなりにかかるね」「まぁ、そりゃしゃぁない」均すと月3万ちょっと、年間36万である。17.8年前の大手HMの全館空調そりゃしゃぁないと言うしかない…
2021年10月20日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は冷えて9.1度の美濃地方先週、蒸し暑くてエアコンで冷房をしてましたが、今朝は同じエアコンで暖房です。19.3度もあるなら必要ないだろうと思われるかもしれませんが、この温度計は1.2mの高さに設置してあります。気密の取れていない、スカスカの事務所ですから足元が冷えるんですね。ひざから下は恐らく、12.3度程度かと…先週あるパッシブハウスのオーナーと話す機会がありました。5年ほど前にパッシブハウス認定を受けた住まいです。田原さん、エアコンって掃除しないとだめですね。パッシブハウスに住むくらいですからエアコンのフィルターの掃除などはこまめにしていたそうですが、今年の夏に義弟が訪ねてきたとき以前に比べて、なんだか暑いね、と言ったとか。お盆前の特別に暑い時期でしたからいつもより暑い夏だからかな、などと思ったそうですが、それでもと思い専門のエアコンクリーニング業者に掃除をしてもらったところ全然違う!涼しさの違いにびっくり仰天でした、とのこと。パッシブハウスのように性能が高い家の場合、エアコンの性能のちょっとした違いがダイレクトに住まい手の感覚に影響します。断熱や気密の施工、換気の計算といった住まいのポテンシャルががっちりできている家では、このように、機器の性能が如実に表れることになります。パッシブハウスとまではいかなくても気密がしっかりとれていて付加断熱をしている家でも同様です。毎年エアコンクリーニングとなると費用も掛かりますが、数年に一度はメンテナンスする必要がありそうです。特に、高性能な住まいに住んでいる人ほどその価値はあります。普通の家ではポテンシャルがそれほど高くありませんからクリーニングの実感は思っているほど大きくはないと思われますが、消費電力には影響しているでしょう。
2021年10月18日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。朝の気温(外気)が16度を下回った今朝、寝室からリビングにパジャマで来るには何か一枚羽織るものが欲しい。パソコンをたたく指の甲側は水洗いをした後はすぐには暖かさが戻らず、冷たいままである。日中は28度の予報が出ていても、朝はいよいよ寒くなってくる時期。ヨーロッパの主要都市は既に朝の気温が10度を下回っているから、比べれば恵まれている。そうは言いながら築100年を超える我が家は、窓の大半はガラス戸。サッシが使われているのは台所と2階の北側の部屋だけ。残りは単板一枚ガラス。母が嫁いできたときはガラス戸ではなくそれが障子だったとか…毎日、朝晩、雨戸を開け閉めしなければならず、大変だったと言っていたのを思い出す。昔はサッシはなくて障子だけだったなんて想像外。どうやって寒さに耐えていたのか?暖房器具は火鉢と堀炬燵しかないわけで、16度で寒いなんて言えば昔の人に叱られそうである。母はこちらよりずっと寒い飛騨の出だったがこちらの障子と雨戸だけの冬が寒くて、父に懇願してガラス戸に変えてもらったとか。隔世の感のある話である。ちなみに、朝晩開け閉めした雨戸の数は44枚…さて、中塗り竹を編んだのが12月荒壁をつけたのが1月上の写真の中塗りは4月夜間や凍みる日は荒壁が凍らないようにシートをかけて、ストーブで温め、日中の日差しがある時はシートを外して、なんてことを3か月。荒壁が渇いたのを確認してからの中塗りです。荒壁をつける前に電気の配線はしておきます。さて、中塗りをしてから仕上げの前の下地塗り最後に漆喰を塗って仕上げ仕上げの段階では漆喰のアルカリ成分で木にシミができますから木部との境には青い養生テープ貼って仕上げます。上の漆喰塗りは6月の半ば竹を編んで、荒壁をつけてから半年が経っています。
2021年10月15日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。朝、明るくなるのがどんどん遅くなり日が沈むのが早くなる10月雨が降ると朝は更に遅く感じます。前回のお話の続きですが少し前に戻ります。土壁にするためには下地となる竹が必要です。つまり上の竹を一本いっぽん編み込んでいく必要があります。縦の竹を先に取付け横の竹を取り付けます。縦の隙間と横の隙間では横の隙間の方が狭く、細かく入っていることが分かります。職人さん言わせると地震で揺れた時には横に揺れるから横の竹が多く入っているのは理屈に合う、というものでした。言われてみればそうですね。縦の竹は力貫に縛り付けて固定されますが、横の竹は5.6本おきに幅の広い先をとがらせた竹を柱の背割れがあればその隙間に無ければ柱に穴を開けて差し込みます。横に渡した幅の広い竹に縦の竹を縛り、隙間の幅が均一になるようにします。上の写真では職人さんの左手の竹の先が尖っているのが分かります。こんな感じに尖った竹を柱に穴を開けて差し込みます。竹を固定する力貫も重要な耐震要素です。柱に入れ込んであるだけですが、楔で固定します。楔は三角形で、長辺を下にするのが約束です。反対向きでは棟梁に叱られます。この形で入れると力貫との摩擦面が最大になりますし、打ち込んだ力が下の長辺全面に作用します。反対に上向きでは楔を打ち込む時に割れて上部が飛ぶ可能性が高くなりますし、手前側のみ摩擦が大きくなり楔の先端側に行くほど摩擦力が小さくなります。ということで今日も長くなってしまったので、中塗りや仕上げ塗は次回ということでm(__)m
2021年10月13日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。先日、スマホに突然現れた写真。10年前の写真ですと言われても突然だったので、何所へ行った時なのか思い出せず…どこの和風建築だったのかと思わず思案してしまいましたが、自分の建てたお住まいでした。当時既に、断熱や気密、換気などにこだわった家を建ててましたが、田舎ではまだ家は荒壁(土)を塗って仕上げるものという考え方も多くあり、この家もその一つ。このブログの読者の多くは性能に関心があり同時にデザインについても意識されている方ですが、古くからの日本の建築文化についても関心のある方が少数ですがみえます。ということで本日は土壁。上の写真はこの家の荒壁を塗っている時のものです。柱と柱は、力貫という横に渡した木でつながっています。この横に渡した木は耐震要素で重要な役割を果たします。この力貫に竹を編んで固定し、そこに荒壁を塗ってい行きます。一昔前の住宅の耐震診断に行くと、この荒壁が柱で支えている桁まで届いていない家が大半です。実は部屋の中の天井の高さは土を塗っている職人さんの右手のあたりまでしかありません。それより上は天井裏になって見えないわけで、塗る必要が無いと…土を塗らないから竹も編む必要がないとなります。この土も竹の両面から塗ってあるケースと、片側だけしか塗っていないケースがあります。塗った荒壁を反対側から見るとこんな具合。やわらかい土ですから竹と竹の隙間から押し出されています。このまま土が固まると随分凹凸のある面になります。凹凸があると、その上から土塗っても隙間や空洞ができる可能性が高くなります。つまり、表面的に土が塗ってあるように見えても中はスカスカ状態。なんだか、いい加減な断熱材入れのような話ですね。ということで反対側の土が固まる前に、デベソのように出ていた土を竹に撫でつけます。これで土は竹により密着した状態になりました。さて、濡れた土を塗るわけですから乾燥するまで2.3か月。長い時は半年、1年放置なんてことも昔はあったとか乾燥すれば当然収縮することになります。紙が巻いてある柱と土壁の間に指が入るくらいの隙間があります。昔の家ではよくあるケースですね。この荒壁、もちろんこれで仕上げではありません。実はこの上にまた土を塗ります。土を塗っても乾燥すれば収縮し隙間ができますからその対策が必要です。柱の横に溝が掘ってあります。荒壁はその手前まで塗ってある状態。荒壁の上に土を重ねて塗るのですがその土は溝の中に入るようになっていて、収縮しても光や風がはいらないような工夫がしてあります。写真を見ると分かりますが溝が隠れるまでにはまだ1センチほど土を塗っていかないと、溝が隠れません。写真は家の外の壁ですが家の中も同じです。なんだかとっても長くなってしまいました。中塗りや仕上げのお話は次回ということで。
2021年10月11日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。住宅関連の商品の値上げが相次いでますが、先日、ついに石膏ボードの値上げが発表されました。プラスターボードとも呼ばれ、住宅の室内の仕上げは通常ビニルクロスが多いと思いますが、この仕上げ材の下地になる素材です。とても燃えにくい素材なので、壁や天井の下地材としてほぼ全ての住宅で使われてます。もちろん防火性がありますから、室内だけでなく外壁のガルバリウム鋼板の下地などにも使われています。値上げ幅は30%で11月出荷分からとのこと。室内の壁と天井、外壁のガルバリウムの下地をあわせると運賃や荷揚費を加えて30万ほどですが、これの30%、約10万の値上げということになります。既に駆け込みの先行買いもあるようですが重いですし、雨に濡れてはNGですし、角を当てれば欠けてしまいます。それに、場所も取りますから一体、誰が買う?どこに置いておく?3x6x12.5ミリの石膏ボード1枚14Kgで300枚使うと、4.2トン!建築中の現場には人が手で運び込む以外ありません。都市部のマンション建築などでは荷揚げ屋さんという専門職があるほどで、石膏ボードの運搬、荷揚げは実は人力頼みの肉体労働。大抵、いつも同じ人が運んでくるのは新規でこの石膏ボードの運搬、荷揚げの仕事を始めても、腰を痛めて長続きしないから。値上げが発表されると駆け込み需要が出ますが、腰を痛めるのが関の山。業者間の買占めだけは止めていただきたいのが本音のこの頃、ものが無くては仕事になりません。
2021年10月08日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は16.5度の美濃地方昼間は30度を越えますが朝晩は涼しさを感じるようになりました。池田町の家では、日射をコントロールできる外付けのブラインドが付きました。高性能な家では日射のコントロールは必須ですがそれを何で行うか、いろんな手法があります。特に南面にある吹抜けの窓では床がありませんからさて、どうしよう?となります。キャットウォークを設けて人が窓の前まで行けるようにするというのも一つの手法。窓の前まで行ければ、窓を開けてシェードの開け閉めや吉津を下げることもできます。どんな手法をとるかは設計者と住まい手の考え次第ということになります。今回は電動の外付けブラインドなので、リモコンで上げ下げや、スラットと呼ばれるブラインドの羽の角度を自由に変えることができます。日射の遮蔽と言うと真夏を想像される方が多いと思います。高性能住宅では夏もですが中間期、つまり秋や春も活躍の場となります。真夏は強烈な日差しは太陽高度が高いので屋根の庇で防いでくれます。朝日や西日も真南に面した窓ではそれほど多くは入りません。朝日が昇るのは真東より北側になりますし、夕日も真西より北側に沈みます。そうなると一番日差しが差し込む時間が長いのが太陽高度が下がり始めた中間期の秋や春。日中の気温自体もそれほど低いわけではありませんし、(美濃地方は5日連続30度越え)そこに窓から日差しが入り加えて高断熱な家となると、日射をコントロールしないと暑い家となってしまいます。実際高性能な家で日射の豊富な太平洋側の場合、真冬に日射をコントロールしないとオーバーヒート。つまり家の中が30度近くになるケースもあります。町の中や住宅地だとお隣の家がすぐ近くまで迫って、そもそも日射が入らないというケースもあると思いますが、田園地帯(田舎)ではお隣まで何十mというケースもあるわけで日射のコントロールは必須となります。どんなコントロールをするかは設計者と相談ですが、より効果のあるのはサッシの外側でのコントロール。太陽の熱にお金はいりません。その熱をボタン一つで上手くコントロールできれば、より快適に過ごすことができます。
2021年10月06日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。衣替えですが最近の温暖化で昨日は30度越え…ひと月ほど季節がずれてると感じる方も多くいると思います。住まいも実は衣替えをします。衣替えと同じく、10月になったら簀戸から障子や襖に建具を入換えます。参考になる写真は無いかと以前、簀戸の事を書いたブログ見ていたら上の写真がありました。簀戸とは関係が無いのですが、高山の洲さきという料亭のいくつかある床の間の一つの写真です。一昨年の叔父の法要のあとの会食で訪れた時のものです。よく見ると、お盆の上に月が置いてあるように見えます。 月の形は立体的に見えるように壁からへこんでいます。光は真上ではなく斜め上から照らしていて、満月ではなく少し欠けているように見せています。写真では分かりにくいのですが扇の要の部分は狐の顔になっています。扇の後ろの黒い枠は扇で隠れていますが瓢箪のような形をしています。瓢箪から駒ではなく、キツネ。わからないのは鳥が翼を広げたような影。実際は影ではなく薄い墨で描かれています。床の間と月というと銀閣寺の洗月亭や炭屋旅館の洗月床が有名ですが、こちらの本歌取りをした床の間の方が、軽やかで面白く感じます。日本の建築文化には様々な形態があり、この床の間や簀戸もそのうちの一つ。現代の住まいでは両方ともそのままの形では無理がありますが、その思想とでもいうべきものは受け継いでいきたいものです。次回、洲さきを訪れる機会があったらもう一度よく見てこなければなりません。誰か、この床の間のことが分かる方がいれば教えて下さい。
2021年10月04日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今日は衣替えの日2021年も残すところ3か月となってしまいました。上の写真はラワンのベニヤ板に色を塗ったもの。同じラワンでも、もともとの素地の色はロットによって違っていて白い色に近いものから黄色や赤みががったものまであります。それにをそのまま張ったりオイルのみの塗装にすると色のばらつきが出るのでそれをある程度抑える必要があります。今回は天井面に貼ります。貼る枚数も3x6サイズ(畳1畳程度の大きさ)で20枚を超えますから事前に色の違いを確認するためサンプルに色を塗ってます。塗料はワトコオイルホームセンターなどで簡単に購入できます。天井面に木を使う場合一般には羽目板と呼ばれる幅の狭い板を張るケースと榀ベニヤやラワンベニヤのように面材を張るケースがあります。それ以外には登梁を見せる場合やデザインとして木のラインを入れるケースもあります。羽目板張りの天井(長久手の家)榀ベニヤ貼りの天井(民家再生 折立の家) 実はラワンベニヤを全面に貼ると言うのは今回が初どんな色合いのものをどう貼るか住まい手と相談しながらですが室内の全体のイメージとのバランスが大切で部分部分でイメージを作ってしまうと統一感のないものになってしまいます。完成はまだ先ですが乞う!ご期待であります。参考までに土岐の家 目透かし天井折立の家 踏み天井
2021年10月01日
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