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おはようございます、紙太材木店の田原です。8月も最後の週、暑さの峠も明日頃までとか。同時に2021年も残すところ4か月で、昼間に吹く風も秋の気配があります。先週土曜日に現場で左官屋さんと大工さんと話をしていたのですが、二人ともその日の朝は寒くて布団をかぶって寝ていたと…左官屋さんは飛騨地方の下呂市の金山、大工さんは美濃市で私の町からは共に30分ほどのところ。二人とも寒くて暑い家に住んでるから…さて、建築知識ビルダーズの46号が発売されてます。編集長の木藤さんの想いが詰まった力作で、工務店や設計事務所の実務者は必見の内容です。紙太材木店では2014年から付加断熱をするようになって2016年以降はそれが標準となってますが、その施工方法は何回か変わっています。新住協の技資料にもいくつかの手法が紹介されてますが、コストや施工のしやすさ等試行錯誤するところが随分ありました。今回の建築知識ビルダーズには、北海道の山本亜耕さんの事務所が標準仕様にしている付加断熱の仕方が図面付きで出ています。今後の5地域(美濃地方)でのHeat20 G3を意識すると、参考になる部分が多くあります。山本さんの断面図を見ると高性能グラスウールで充填断熱で105ミリ付加断熱で140ミリ内部付加断熱で50ミリ合計壁の断熱材の厚さは295ミリ、壁自体の厚さはPBや外壁材が加わりますから360ミリとなっています。美濃地方で付加断熱を施工している新住協の工務店の多くは壁の断熱材の厚さは205~225ミリですから、同じ16Kの高性能グラスウールなら30%ほど厚い断熱材が使われていると言うことになります。それが24Kや32Kの物であればほぼ倍と言って言っていいでしょうか。以前の北海道では外部の付加断熱に2x4材の210(ツーバイテン)が使われてましたが、恐らく施工性の問題から外部は208材に変わり、その代わり内部に50ミリの付加断熱を入れるようになったと思われます。単に数値を手っ取り早く上げればいいわけではなく、トータルなコストも意識する必要があるわけで、内地の工務店にとっては北海道での様々な試行錯誤の変遷はとても参考になります。美濃地方では山本さんが標準にしているほどの断熱仕様にする必要はありませんが、それでもG3を意識される方が今後出てくると予想されますから何らかの方法を考えておく必要があります。もちろん、Ua値云々ではなく暖房負荷や冷房負荷が優先ですからお間違えの無いように。初期コストとランニングコスト、それに自分自身がどんな暮らしがしたいのか、それが大切です。
2021年08月30日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。美濃地方、岐阜は昨日も今日も37度の予報が出てます。昨日はそこまで上がりませんでしたがさて、今日の気温はどうなるでしょう。池田町の家では昨日から外壁に杉板が張られ始めました。東西南北、全て杉板ですからそれなりの枚数が必要です。通常、200枚単位で購入します。1枚ずつの購入よりお値打ちになるからですが、200枚では足りなのでもう一山購入することになります。2山購入したわけですが、1山目のものと2山目のものの製材所が違っていて杉板の幅が微妙に違っていることが判明。つまり、幅の大きな板は幅の狭い板に合わせて6mmほどカットすることに…もともと長さは2mありますから1820mmにカットする必要がありますが、幅もとなると、それなりに手間がかかります。工業製品のサイディングではなく杉板ですから取り付ける前に大工さんの手が入るのは自然な流れで、これは杉板だけに限らず住まいで使用される木材には多くの人の手が必要です。実はこの杉板には全てウッドロングエコが塗布されているのですが、塗ったのは住まい手のご主人。7月末から間を空けて3日間ほど。紙太材木店の加工場に来られて塗られたのですが、うち2日はご主人の友達も一緒でした。その他にもご主人には無垢の床の荏油塗りや壁の珪藻土塗り外構のワークショップなどに参加していただく予定です。どれも特別な技術が必要というわけではありません。時間さえ作ることができれば、住まい手である一般の方でも誰でもできます。長く住む自分の家ですので普段の点検や手入れ、ちょっとした補修等、自分でできることは自分でするという習慣があると住まいをより快適に、同時に長持ちさせることができます。住まいに対する愛着も湧いてきます。室内に使ってある手摺や窓枠、カウンターや床と言った無垢の木は手入れをしていただければ、それに応えるようにより美しく輝いていきます。そんな住まいを大切にするご両親の姿を見て育つお子さんにはきっと良い影響があるはず…かも?
2021年08月27日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今日は晴れると踏んで雨漏れの現地調査の予定を組みましたが、なんだか怪しそうな雲行き…雨漏れの原因を突き止めるのは雨の降っている時ではなく雨の降っていない時。つまり、雨が降っているとどこから水が入っているかわからないからなんです。晴れた時に、下から順に水をかけて水の侵入個所を特定するわけですが、今回は難易度の高いケース。大手のハウスメーカー系のリフォーム会社なら100%断られます。理由は簡単で、雨漏れの補修はある程度の技術や知見が必要、同時に責任も発生するがその割に利益が見込めないから。瓦の屋根の母屋に外壁がガルバリウムの建物が増築され、更にその後カラーベストの屋根の建物が増築…横から見るとこんな感じ実は水が直接的に建物に侵入している個所は分かっていて、写真のごちゃごちゃした配線伝いに水が入ってきてます。但し、それなら一件落着といかないところが雨漏れの難しいところ。配線に伝う水は実はカラーベストの屋根の下からの水。カラーベストの屋根の上ではなく下と言うことは、既に上流部分で水が屋根に侵入しているわけです。同時に侵入個所は一つとは限らず複数あるケースも間々あるわけで、この写真でもステンレスのカバーの上に茶色い土が残ってます。これは母屋の瓦を固定するための土。瓦の下に水が入って、土を流したと思われます。古い家で日本瓦ですからルーフィングじゃなくて杉皮で防水、土で固定ですがこの土が流れているということは、母屋との取り合いにある板金の裏側にも水が回っている可能性がありそれが原因かもしれません。このように、様々な水の侵入の可能性のある所を推測し、一つひとつ潰していく以外ありません。もちろん、見えないところで教科書通りの施工がされているとは限らないわけで、そのことも頭に入れておく必要があります。大手のHM系リフォーム会社のようにそんな仕事やりまへんと言えればそれはそれで楽ではあるが地場の工務店としての存在意義は無くなることになる。
2021年08月25日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。梅雨時であれば10日ほど雨でも梅雨だからと諦めも付きますが、梅雨でないのに、夏休みなのにと思うと、なんだか釈然としない気分でした。ただ、ようやく先が見えてきました。気分は、夏よもう一度でしょうか。さて、最近は災害のニュースを聞くことが毎年の事となってます。住まいに起こる災害というと、直接的には水災、火災、地震による被害、台風による被害。間接的なものとしては大震災が起こった時のライフラインの遮断、でしょうか。これらの災害に対してどれだけ抵抗力のある住まいを建てるか、あるいは設計するか。これらが起こった時にどう対処するかを考えておくことはとても大切ですが、起こる前にできることもあります。保険もその一つですが、設計時に対策を考えることもできます。特に、地震に対してはその家の耐震性は数字で表すことができます。過去の日本各地で起こった地震の時の被害がどのようなものであったかは、ネットで検索すれば容易に見つけることができます。耐震等級の違いで被害を受けた家の割合等一目でわかります。等級は人的被害を少なくすることが主眼で、建物の被害についてはあまり意識されていません。つまり、地震で倒れはしなかったし怪我もしなかったけれど、相当程度被害を受けていて、もうその家に住むことはできないというケースが出てきます。対策は耐震等級を上げておくこと。設計者にあるいは工務店に耐震等級は3にしてくださいと言うだけです。出来れば許容応力度計算ををして等級3にしてください。木造住宅は4号建築物と言って(4号特例)建物の耐震性についての構造計算が不要とされています。(それは設計者がやってるはず)つまり、地震大国日本の通常の木造2階建ての住まいは、設計者が構造計算やってるはずだから建物の申請の時に計算書出さなくてもいいよ、となってます。計算してるかどうかは設計者に、計算書を見せてもらうことで簡単に確認できます。転ばぬ先の杖が、許容応力度計算の耐震等級3と言うことになります。
2021年08月23日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は曇り空ですが珍しく朝日がさしています。チラホラと青空もみえますがさて、雨はどうなることやら・・・お盆期間中の大雨でお隣の美濃加茂市では一時、レベル5の緊急安全確保が出ました。美濃地方の多くは水害の可能性のある地域です。高性能住宅が床上浸水したらどうのように補修したらいいか?40年ほど前、美濃加茂市の木曽川が氾濫した時、被害を受けた2x4の住宅の補修をした時のことを幹部社員から聞いたことがあります。壁は1mくらいの高さまで浸水したので1.5m程度のところで、壁のプラスターボードを剥がして中の断熱材を撤去。当時は厚さが5センチ程度の断熱材、長さも1.4mくらいのものが縦に2列だったから、下側の1列の断熱材を入換えたとのこと。難儀したのは床下に溜まった土砂だったとか。2x4住宅では床合板を貼った後に壁を建てるので床が捲れないし、おまけに根太ボンドと釘で土台にきっちりついている。仕方なく、1部屋に4か所程度、合板をくりぬいて塵取りで少しずつヘドロを取り出したとか。それでも、かがんで取れる範囲は限られているので最後は床下に潜らざるを得ず、毎日、泥だらけの仕事だったとか。今なら、いくらお金を出しても誰もやらんと言うような話でした。現在の高性能住宅でそのようなことが起こった場合だと、一階の壁は柱を残して全撤去でしょうか。高性能住宅の場合新築の作業工程は壁のPBを貼ってから天井の下地を組んでPBを貼りますから、壁のPBを撤去するということは天井も全撤去することになります。一昔前の在来工法の家では天井のでPBを張ってから壁を仕上げる方法でしたからこの場合であれば、壁だけで済みますが、高性能住宅の場合は無理です。さて、問題は床。所々穴を開けて床下に潜ってヘドロを掻き出すというのは恐らく誰もしませんから、床の合板はフローリングも含めて全て捲って撤去と言うことになります。こう見てくると1階は、骨組みだけの状態に戻すということになりそうです。これらの工事は保険である程度カバーできますが、近年は年間の保険代も相当程度上がってます。それといくら保険でカバーできたとしても数か月は不便な生活を余儀なくされるわけで、これから新築を検討される方はハザードマップの確認は必須。どうしてもその地域に建てなければならない方は床上浸水した時の補修方法など設計者に事前に確認して知っておくとある程度の覚悟ができますが、現実的な対策としては保険でしょか。それと言うまでもありませんが早めの避難。今のところ私の知り合いの高性能な家を建てている工務店や設計事務所でそんなケースに当たったところはありませんが、現在の気候がこれからも続くとなると可能性としては高くなると思われます。古い日本家屋をスケルトンにしてと言うのはよくありますが、現在の高性能住宅をスケルトンにしてと言うのは工務店にとってもそれほど知見があるわけではありませんから、水災にあった高性能住宅の補修方法については手探り状態と言うのが実態でしょうか。
2021年08月20日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は23度と暑さが気にならない温度。これで雨でなければ最高なのですが、まだしばらくは雨模様の美濃地方です。昨日は秋に建てる住まいのプレカット打合せ。秋と言っても11月ですから3か月ほど先になります。少し早いように思われるかもしれませんが、実はこれもコロナの影響です。資材をである木材や合板がすぐに手に入る状況ではないので、少しずつ準備しておかなければなりません。そのための時間がかかるので早めに構造を確定させる必要がありますし、細部の納まりも決めておく必要があります。ということで、大工さんも交えての打合せとなります。基本的な納まりは決まってますが、それでも土台から屋根の垂木までとなると4時間近くはかかりますから打合せは朝の8時から。ウッドショックは既に多くの方がご存知ですが、不足しているのは柱や桁、梁と言った構造材だけではありません。もちろんその中に合板も含まれます。最近はコロナや豪雨で非常事態宣言が至るところで出てますが、合板も同様です。品不足となると買い占めに走る者もいますし、売り惜しみする業者も出てくる。業界で言えば同じものを2つの業者に発注し先に入った材料を使い、もう一つはあとからキャンセルするなんて輩も出てくるわけで…商道徳もへったくれもない人たちもいますが、そんな人たちはごく一部と信じたい。とは言いながら対抗策としては早めの準備しか今のところ考えつかない。住まい手からやっぱりここを変えてくれ、ということもあるわけでそうならないことを祈る毎日である。
2021年08月18日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。美濃地方もかなり雨が降りましたから昨日は工事中の現場の確認でした。幸い、どの現場も異常はなく一安心ですがまだ、しばらく雨が続く予報なので油断はできません。最近TVを見ているとテレビ局がSDGsの事をよく取り上げています。朝の番組のあさちゃんでもこの頃は毎日、小学生や中学生、高校生たちが取り組んでいるSDGsを紹介してます。恐らく、学校教育の中にSDGsが教育の一環として取り込まれているのだと思います。で考えるのはこの子たちが将来、家を建てる時かなりの割合でSDGsを意識した家を建てるだろうなと言うことです。高校生なら早ければ10年後小学生なら遅くても30年後いづれにしても、この子たちに将来家を建ててもらうにはSDGsを意識した家でなければならないわけです。SDGsを意識した家というとまず第一に家自体が長持ちすること30台で家を建て、50年、60年と住み続けられることは当然としてその間のメンテナンスでもそれほどコストがかからないようにしなければなりません。コストがかかるということは何らかのものを交換や入換えることでそれは廃棄したり処分したりすることになります。つまり環境に負荷をかけることに他なりません。もう一つはいつの日にかその家は解体されるわけですが解体の時に多額の費用が掛からない家仲間内の工務店でも最近話題になっているのが解体工事費の高騰で古い木造住宅でさえ200万は越えます。20年後、30年後の解体工事費がいくらになっいるのか恐らく誰も想像できません。コストが上がっているということはそれだけ環境に負荷がかかっていることの裏返しと見ることができます。50年後、60年後あなたの建てた住まいはあなた子供ではなく孫の世代が利用することになりますがその世代に利用してもらえる家かどうか。住まいのメンテナンスや解体の時にでたものが再利用できるものか否か分別処理できるか否かこれから家を建てる方はそのことも意識する必要があります。どんな断熱材を使うのかどんな外壁にするのか性能も大切ですが使用する素材も吟味する時代になりました。今だけ金だけ自分だけならそんなことは意識しなくてもいいですけど、SDGs世代のお孫さんは困ることになります。
2021年08月16日
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こんばんは紙太材木店の田原です。夏季休業中なので、ブログの更新は朝ではなく夜になりました。休みになった途端、雨模様の日が続きますが現場も休みなのでそれはそれでいいのかもしれません。さて、だんの10号が出ました。毎回、特集で3棟ほどの高性能住宅の特集が組まれます。つまり、日本の各地域で建てられた実際の住宅に住んでいる方へのインタビュー記事です。今回は福井県 Ua値0.32 C値0.1京都府 Ua値0.58 C値記載なし広島県 Ua値0.41 C値記載なしの3棟QRコードがついていて実際の住まい手の感想がYouTubeでご覧になることができますから、これから家を建てようとする方にはとても参考になります。ただ、どの住まい手も冬暖かく、夏涼しく、温熱環境についての不満はありません。Ua値、0.32でも0.58でも0.41でも???なぜ?これから家を建てようとする方はHeat20でG2だとかG3とかいろいろ検討していてこの数値以下でないとなどと考えるわけですが、上の数字の家に住んでいる人はだれも寒いとか暑いとか言っているわけではありません。どの住まい手のそれなりに不満はなく満足されてます。となるとUa値なんてそれほど気にしなくてもいいかも?今、建てられている住宅はどれも皆、暖かい&涼しい!本当にそうか?本当にそうです、でも、使うエネルギーの量が違ってきます。そこのところを、「だん」は伝えていません。スカスカのお寺の本堂のような建物でも、ガンガンにストーブを焚けば暖かくなります。あなたが育った昭和の家でもエアコンと炬燵とファンヒーターで暖房すれば暖かくなったはず。その代わり暖房費はそれなりにかかったはずです。Ua値の違いも同様でそれなりに暖冷房すればどの家も暖かく、涼しくなります。違ってくるのは暖房費や冷房費。だから、Ua値ではなく、年間の冷暖房費がいくらかかる家かを確認するする必要があります。それとUa値と冷暖費は比例しません。日射取得、日射遮蔽等が関係してくるからです。表に出てくる数値だけでなくその先にある数字を見なければなりませんが、「だん」でさえそのことを教えてくれるわけではありません。日経ホームビルダーも建築知識ビルダーズも、資本主義の中で様々なステークホルダーと関係があるわけで、100%あなたのサイドにいるわけではありません。つまり自分の脳みそで汗をかく以外ないということになります。
2021年08月13日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は21.5度、湿度は90%ですがこれくらいの気温だと湿度は気になりません。しばらく愚図ついた天気が続きそうですが酷暑よりはましでしょうか。コロナで出かけることもできませんから読書三昧なお盆になりそうです。さて、一昨日はIPCCの報告.。昨日は、「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会(第6回)」これから住宅を建てようと考えている方にとってどんな住宅を建てるのか、どんな住宅を建てたらいいのか、どんな住宅を建てなければならないのか参考になる報告や検討会がありました。個人の資産だから自分のお金を使うんだからどんな家を建てようが要らぬお世話…そんな時代は過ぎ去ろうとしていることがわかります。IPCCの報告では2050年には温室効果ガス、つまり二酸化炭素の排出をゼロにしなければなりませんが、(日本も先ごろ首相が表明しました)日本で真っ先に削減を期待(やり玉)できるのは住宅。2050年と言えば30年先です。30歳で家を建てると60歳その時代に求められる家はほぼ100%エネルギーの自給ができる家です。30年先なんだから別に今そんな家を建てなくてもいい?地球の温暖化で気候変動リスクが切迫していて台風や猛暑、大雨等のリスクは何倍にもなることが既に分かっています。そのリスクを減らすための施策が二酸化炭素の削減で、いま現在しなければならないことになります。子供や孫の世代に責任を押し付けるのではなく、自分達の世代でできることはする必要があります。住宅のCO2の排出をゼロにするには真っ先に断熱それに省エネでもそれだけで達成できませんから再エネ(パネル)もしなければなりません。家庭で使うエネルギーの中に自動車のエネルギーは含まれませんが将来、電気自動車に乗るような自動車必須の地域に住んでいる方は、そのエネルギーも考えておく必要があります。新しく建てる家で冷暖房、家電、換気、調理、給湯、照明それに電気自動車でどれだけエネルギーが必要な家なのかは計算できます。ドイツでは既に2002年から(20年近く前から)全ての新築住宅に年間のエネルギー消費量とCO2排出量の表示が義務付けられています。日本では新築住宅のエネルギー消費量やCO2の排出量で家を選ぶ方は、残念ながらそれほど多くいるわけではありません。SUMOにでている多くの住宅メーカーの情報にも、エネルギー消費量やCO2排出量のことは全く出ていません。メーカーの思惑か消費者の要望の無さを反映しただけなのかはわかりません。これからの時代の家について、本当に知っておくべき情報は自分から求めないと出てこないのが日本の住宅業界。知らなかったでは後から後悔することになります。
2021年08月11日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日はこの夏一番の暑さ。多治見では40度を超えてましたし、岐阜も39度。美濃市や美濃加茂市も全国のトップ10に入ってましたから、昨日の美濃地方は全国一の暑い地域だったようです。以前お話しした日射遮蔽。ガラリ戸や外付けブラインド、それにシェードやハニカムサーモスクリーンがあります。城屋敷の家ではそのうちの3つが使われてますから、窓辺に立った時に肌感覚で違いが分かります。もちろん、シェードだけではガラリ戸や外付けブラインドより輻射熱を多く感じるわけです。対策としては、プラスアルファの遮蔽の取付が必要だと感じました。特に西日の直射日光が直接当たる窓や強烈な輻射熱が想定される窓では、室内側に遮光や遮熱のロールスクリーンやカーテンが考えられます。室内はそれなりに暗くなりますから、設計時に室内の明るさと暑さ対策の検討は必須です。南北に細長い敷地の場合東西には窓をつけない設計者もいますが、明るさや光はできるだけ様々な方向から確保したいと考えます。当然、日射対策も必要になりますし、予算上の制約も出てきます。性能とデザイン、それに予算のバランスをどのようにとるか?住まい手はデザインや予算は目で見てわかりますが、性能については設計者を信ずる以外ありません。設計者が大丈夫と言えば、大丈夫と信じる以外ありませんからその大丈夫の根拠を設計者は丁寧に伝える必要があります。安易に大丈夫なんてとても言えないわけで、設計者の責任は誠に重大であると感じるこの夏である。
2021年08月09日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。朝の6時既に26度で81%の美濃地方。昨日も暑かったのですが、今日もかなりの暑さになりそうです。昨日の午前中は城屋敷の家。手洗いの排水管から匂いがしてましたからその補修です。漏気個所を確認する簡単な方法は台所の換気扇をオンにし、換気装置の排気を最大にする。つまり、家の中を減圧することで、隙間や穴があればそこから空気が入ってきます。水の溜まってない排水トラップなどは筆頭ですが、設備機器や配管、配線ルート玄関ドアや引違いサッシの召合せ部分など、手をかざすだけで漏気していればとても良く分かります。特に設備機器は気密の事などほとんど考えられていませんから建築側での対処が必須。ガス乾燥機の乾太君もその一つです。漏気個所があれば空気だけでなく、乾燥時の水蒸気も入ってくることになります。逆止弁を付けただけでは安心できません。今回はトイレ内の手洗いの排水接続部のお話。写真のように配管はQの字型に一回転しています。Qの字の下半分に水が溜まりそこから先の匂いが上がってこないようになっています。問題はそこから先で起こっている可能性があります。床の穴を覆うように金属のカップが置いてありますが、そこを開けるとこんな具合です。ゴムのキャップが床からの配管に被せてあり、そこに手洗いの金属の配管が差し込まれています。ゴムのキャップがきちんと被さっていなければ隙間が生じて家の中が減圧され、そこから匂いが上がってきます。でも、匂いがしないんですね…前回はキャップがきちんと入っていなかったと思われます。隙間があれば配管の内側から見れば光もわかるわけで、匂いだけでなくGもそこから侵入してくる可能性があります。高性能になればなるほど従来の家づくりでは問題にもならなかったことが、問題を引き起こすことになります。断熱や気密に対する細部の納まりは最終的には人の眼で確認する以外なく、それを誰がするか?チェックシートを作れば誰もができるわけではないところが、難しいところである。
2021年08月06日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。もうすぐ会社も夏休みですが、休みを取る必要のある暑さの日本。こんなに暑くなったのは誰のせいだと言われても、日本が暑くならないような家を造れと言われても、一般の方はある意味ピンとこないのが実情でしょうか。さて、本日はGの話G?ゴキブリです。聞いただけでも、名前を読んだだけでもNGの方は、スルーしてください。高気密な家にゴキブリは出るか?先日、見学会を開催した城屋敷の家C値は0.3で一般的には高気密です。前日に、ご近所に住んでいる住まい手の方のご両親が見学に来られました。見学会用に家具やインテリアもセッティング済みで生活が始まる前ですから、大手HMの展示場並みとはいきませんがそれなりにいい感じになってます。が・・・「あら、ゴキブリ」2階に上がられたご両親の声が聞こえてきました。こんな時に限って出てくるんですね。侵入経路はいくつか考えられます。運び込んだ家具についていた工事中は窓やドアは開けたままが多いのでそこから等でももう一つの可能性があります。それは排水管から設備機器が取り付けられると、多くは排水を伴います。便器やシンク、食洗器、手洗い、お風呂などですがどれも下水管に直結してます。通常の生活では下水から匂いが上がってこないように排水トラップに水がたまるようになってますが、室内で水が使えるようになってなければ下水とは管を通してつながっていることになります。そこには何の障害物もありません。機器の取付から通水まではある程度時間差がありますから排水管からの侵入も候補の一つ但し、設備機器についているこのトラップの過信は禁物で、ある研究によればトラップに水が溜まっていてもそこを潜り抜けて侵入するGもいるようです。また、下水には直結してませんがエアコンの排水ドレーン。この時期だと室外機の近くのホースから水が出てますが、そのホースの穴は室内のエアコンに直結してます。防虫処理や逆止弁がなければそこからも侵入してきます。同様にCD管というカラ配管(後々電線を引き込むための誘導管)も可能性があります。ということでいくら高気密な家でもGは入ってくる可能性がありますから、C値がいいから大丈夫というわけではありません。本日は何だか言い訳っぽくなりましたがGの生存本能>高気密住宅という図式になります。
2021年08月04日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。今日も一日、暑くなりそうな予報で既に気温は25度を越え湿度も80%あります。週末は城屋敷の家の完成見学会。お越しいただいた皆さんや、住まい手の方のご厚意にこの場を借り、御礼を申し上げます。さて、夏の日射対策。偶々、この家の外観写真に日射対策の3点セットが、一枚の写真に写ってました。紙太材木店で夏の日射対策と言えば外付けブラインド小島式ガラリ戸シェードが定番基本はサッシの外側で日射を防ぐことですが、状況によっては室内側でハニカムサーモスクリーンとなります。それぞれ一長一短がありますからデザインやコスト、効果、そして副次的な要素も勘案しながら考えることになります。シェードや外付けブラインドはお馴染みかもしれませんが、小島式ガラリ戸は初耳の方も多いと思います。実はこれ、ある住まい手の奥様からガラリ戸はサッシのすぐ外側ではなく、サッシから離して取付られないかと提案されたもの。当初は、なんてムチャなことを…と思ったものでしたがやってみるとこれはいいとなった次第。室内側から見た時、ガラリ戸を閉めていても圧迫感はなく、リビングスペースがとても広く感じます。住まい手の方は空気式のエアプールをこのガラリ戸とサッシの間に設置して、小さなお子さんの水遊び?(行水)をさせていました。日焼けの心配もありませんし、ご本人はエアコンの効いたリビングからその様子を眺めることができます。紙太材木店でしか通用しない名前ですが、社内ではガラリ戸と小島式ガラリ戸は分けて使ってます。一方、ガラリ戸は一般的な取り付け方とおなじでサッシのすぐ外側にガラリ戸用の敷居と鴨居を取付け雨戸のように開け閉めするタイプとなります。どんなタイプの日射対策をするかは住まい手の方と相談ですが、判断基準となる価格、デザイン性、効果などについては設計者から十二分に説明を受ける必要があります。家の性能が上がれば上がるほど日本の住宅では夏の日射対策が重要になります。
2021年08月02日
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