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みなさま、こんにちは。天気の良い日の陽射しには、確実に紫外線が少し強まっている気配を、鬼的な嗅覚で感じております。昼間、自転車で外出する時には、ぼちぼちサンバリア100のサンバイザーが復活となりました。3月に、新しいタイプの完全遮光ハットも新発売するそうですから、それも楽しみにしています。前のハットは、ツバがすぐへろーんとなってしまい視界が狭くなり、風にも飛びやすかったので、結局このサンバイザーばかりを使うようになってしまったので、そのあたりが改善していると嬉しいんですけど。さて、今週の休日は千葉の匝瑳市に新しい畑の開墾に行ってまいりました。ここの畑は、こんど田植えする田んぼのすぐ近くで、近隣の農家の方に許可を得てお借りすることが出来ました。70坪ほどの場所ですが、ここにハーブの種を蒔いて、私のプロデュースするオーガニックコスメの植物エキスに使いたいという夢の小さな第一歩です。ここは元々、里山のメンバーの方が無農薬でいろんな野菜を育てていた場所なので、残留農薬の心配がない畑なのも嬉しいです。さて、陽射しは全然強くないんですが、フェイスオンワンピグリーン&完全遮光サンバイザーにサングラスという、いつもの鬼のいでたちで、クワを持ちます。開墾するぞー!!まぁ開墾といっても、土を盛ってウネを作るだけなんですが。しかし、これが意外と体力がいります。半分もいかないうちにヘロヘロになってきました。↑5歳の息子も手伝ってくれましたが、なかなか終わりません。しかし、九十九里浜の野菜畑と土の質がずいぶん違います。長いこと無農薬であらゆる野菜を育てていた場所だから、土がとても柔らかいんです。ここなら、あまり苦労せずにすぐにいろんな野菜が無肥料で出来そう。まぁ、私達はここではハーブをやるんですけどね。時間の関係で全部は終わりませんでしたが、なんとか3分の2ほどは完成。3月の終わりに、ここでいろんなハーブの種まきをします。楽しみだなぁ♪田んぼも田植えに備えて、山の湧き水をパイプでひいて、すでに水を溜めています。水面にタピオカみたいなキラキラ光るものがあるので、何かな?と見てみると、なんとカエルの卵だぁ!こういうの見ると冬季溜水ってやっぱりいいなーって思いました。今、世界的にカエルが減少しています。日本では水田が減っていることもありますけど、オゾン層の破壊による紫外線の影響などもありますし、除草剤と化学肥料の影響も大きいようです。また「圃場整備」という水田の改変の影響も大きいそうです。これは田んぼの生産性を上げるために、田んぼの面積を大きく整地しなおし、コンクリートの水路を作って必要な時だけ水を導入し、普段は田んぼに水を入れません。これは水田の生物のことは、まったく考慮されていないのです。これにより、カエルなどの両生類は産卵場所をなくしてしまいます。カエルは生態系の中でも重要な位置を占めていますので、カエルの減少は他の生物にも大きな影響を与えてしまいます。冬季溜水は、冬場もずっと水を田んぼに溜めておく農法なので、カエルや微生物の生息にとっても、とてもいいんですよね。この卵を産んだカエルは、わが子をうちの田んぼに託そうと決めてくれたんだ!この卵たちを見て、やっぱり溜水にしてよかったなぁと、嬉しくてウキウキしてしまいました♪さて、そのあと九十九里浜の野菜畑にも行き、サニーレタスと紅芯大根とルッコラの収穫を少ししました。サニーレタスは、もうちょっと大きくなるかと思うんですが、ちょっとお味見。防寒シートかぶせてたせいか、冬だからなのか、まったく虫に食われていません。大きさを除くと、このまま出荷できそうなほどきれいで感動!ルッコラの根が長ーーーーーーい。無肥料の野菜の根は、真下に伸びます。肥料を与えられている野菜の根は横に伸びます。石井さんのところの小松菜の根は長いもので、真下に4mもあるそうです。根が下にどんどん伸びれるほど、土が温かく柔らかいわけで、根がどんどん下に下に栄養を探しにいくから長くなり、野菜の栄養価も高くなります。窒素は、地下のマグマに近い場所にあります。そしてリン酸、カリは光合成で出来ます。肥料など入れずとも、土はそもそも微生物の糞のかたまりみたいなもの。これ以上、何を足す必要もありません。虫が必要以上に出てくる時、必ず早く分解して土に還したほうがいいものが、そこにはあるそうです。窒素過多の時、アリがアブラ虫を連れてくる。水銀の多い土にミミズが異常に増える。虫が異常繁殖するのは、野山にはない、運んできた肥料や農薬など、そこに何か不自然さがあるからだと石井さんは言っていました。紅芯大根は、小さすぎてまるで小カブですね。うーん。。。でも無肥料の1年目は、まあこんなものでしょう。それでも、ちゃんと中は紅色でした。石井さんのところのように、無肥料であんなに大きい小松菜を収穫出来るようになるまでには、まずは種取りして、土に合った種に自然に進化させていくことと、土の柔らかさと温かさをもっと回復させること、そしてとにかく続けることでしょうね。道のりは長いです。ちなみに、サニーレタスってすごくルティンというポリフェノールが多いんですよ。鶴見先生の両目の視力があの歳で1.5なのは、毎日サニーレタスの入った手作りジュースを飲んでいるからだと言っていました。それを聞いてから、私はだんぜんレタスならサニーレタス派に。味もおいしいしね。ところでサニーレタスはまだしも、レタスって、一見何の栄養もないように見えるじゃないですか。ところが2000年にフランスで1045名を対象として行われた疫学調査で、レタスを頻繁に摂取する人は、肺がんの発症リスクが40%も低いことが分かりました。日本で行われた564名の調査でも、レタスやキャベツを頻繁に摂取する人は肺がんの発症リスクが半減することが分かりました。アメリカで2000年に行われた4403名を対象とした疫学調査では「ルティン」に大腸がんの予防効果があることが判明しました。こちらはルティンなので、レタスの中ではサニーレタス、あとはほうれん草、ブロッコリー、サラダ菜などです。ああ、サニーレタスってばすごい!紅芯大根の紫はもちろんアントシアニン。こちらも眼精疲労に良いし、ビタミンCより高い抗酸化作用があります。野菜はほんとに抗酸化物質の宝庫ですよね。そうそう、前回のブログに、書ききれなかったんですが、無肥料無農薬、在来種の野菜育てて、日々食べている工藤夕貴さんは、お会いした時ほとんどすっぴんでしたが、お肌がピカピカで20代に見えました。工藤さんはいくつだったったっけ?と今調べてみましたが、39歳ですって!ええっ!?少しお話出来ましたが、農作業してる時は、やっぱりかなり紫外線には気をつけて、完璧に遮断されているそうです。そして、2日目のシードマイスター講座に、少し遊びにきてらしたのが女優の杉田かおるさんです。杉田さんは前回のシードマイスターを受けられて合格された先輩です。杉田さんも、多分あれはすっぴんだったと思うんですが、お肌がピッカピカなんですよ。杉田さんとも少しお話しましたが、前は野菜嫌いで、肉ばかり食べてらしたそうです。それが、最初は痩せるためにオーガニックに目覚めて、そのあと酵素断食に目覚めて、そして有機肥料も入れない無肥料野菜のすごさに目覚めて、そして種の問題にも目覚めて、なんと今は石井さんのところの畑を少し借りて、農作業もしているそうです。もう、痩せたわ、体調は良くなるわ、性格まで変わりそうだと話してらっしゃいました。杉田さんって、TVで見るだけだとあまりそういうイメージのない方でしたが、検索してみると今の杉田さんのブログは「オーガニックな気分」ってタイトルなんですね。驚きました。シードマイスターで発表されていた13名での疫学調査も興味深かったです。このうちアトピー性皮膚炎の方が10名、アレルギー性疾患の方が3名。その他の生活は今までのままで、野菜だけを無肥料、無農薬、在来種の野菜に変えて1年経過して身体や皮膚がどうなったかという調査です。アトピー性皮膚炎の方10名中8名が改善。モニター全員の平均体温が上昇。特に低体温だった方4名の体温は35度台から36度台へと上がっていました。特に興味深いのが、頭の温度は下がり、足の温度が上がっている事。精神的な安定度、満足度がアップしていること。毛髪ミネラル検査での、有害ミネラルが下がったこと。アレルギーの指標であるIgEは平均して20%下がり、睡眠への満足度は40%から70%に上昇。γーGTPの値も平均して下がっていました。数名の方の皮膚の写真も見せていただきましたが、目に見えて肌がきれいになっていて驚きでした。まぁ被験者が少ないので、今後の調査にも期待したいです。それにしても、野菜を変えただけで、ここまで変わるのかと、あらためて思いましたね。もうすぐ、春!野菜たちのパワーをもらって、元気に花を咲かせたい!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。blogランキングに1票投票する
2010年02月24日
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みなさま、こんにちは。毎日寒いですね~先週「シードマイスター」の講座を3日間受けてきました。シードマイスターとは、「種」の真実を知り、「種」という視点から本物の野菜のことを理解し、語れる人を育成するために行われてる講座で、今回が第4期目。現在、オーガニックという言葉が独り歩きし、自然農法、有機農法など「農法」のことばかり語られますが、「種」について語られることは、ほとんどないのではないでしょうか。このブログでも時々、種についてテーマにしてきましたし、宅配の野菜も、在来種の野菜を多く扱っている「ナチュラルハーモニー」さんや「ナチュラルシード」さん「むい自然農園」さんを利用するようにしてきました。私自身畑をやりはじめる時に、自分で種取りが出来る「固定種」の種を買い、その種で去年秋蒔きして野菜を育てています。そのため、種の真実について、もっともっと知りたいという思いからこの講座を受けることにしました。まず、講座が始まる前に特別ゲストとしてやってきた日本初の「ブックドクター」の「しんちゃん」こと三浦伸也さんが、絵本を2冊読んでくれました。ブックドクターとは絵本を使って、人の心に灯りをともす人のことを言います。お医者さんが、患者さんの症状に合わせて薬を処方するように、その場その場の雰囲気に合わせて絵本を読んでくれるのです。しんちゃんが読ん下さった絵本は「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」と、「ぼくだけのこと」という絵本です。この絵本2冊があまりにもすごくて!!特に「ぼくだけのこと」という絵本の後半から、私は感動して涙が止まらなくなり、「こんなしょっぱなから泣いててどうする」と必死で我慢しようとしたんですが、だめでした。でも、後ろでも泣いてる人の気配がしたので見ると、あの「瀧の酵母」の社長の滝野さんでした(笑)仲間がいたので、ちょっとほっとしました。「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」は、おじいちゃんのおじいちゃんはどんな人?と孫がどんどん聞いていく絵本で、私達の命は、これまでこの世に生まれて生きてきたご先祖様の一人でも欠けていたら、この世になかったこと、生命の連続性と命のつながりを感じさせてくれる絵本です。「ぼくだけのこと」は、それとはまた違った視点の本で、家族の中で、クラスの中で、町の中で「ぼく」だけが他の人とちょっとだけ違う部分を探していく物語。この2つとも、人間と種、両方に当てはまる壮大なテーマを含んでいます。さっそく両方とも購入し、息子に読み聞かせました。「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」は読むのに気合が必要な絵本ですが、息子は大受けしてました。「ぼくだけのこと」は楽天ブックスで取り寄せ中で、まだ届いていませんが、息子はどんな反応示すか楽しみだなぁ。この2つは、大人の方にもオススメの2冊です。さて、ある程度知っていたことでしたが、この講座を受けてさらに理解が深まったことがいくつかあります。現在私達が普通に手に入れることが出来る野菜は、90%以上F1種か、一代交配種であるということです。それは有機JAS認定の野菜であろうが、こだわりの有機農法の野菜であろうが、特別栽培の野菜であろうが、エコファームの野菜であろうが、農薬がんがん使う大規模農園の野菜であろうが、いっさい関係なく同じです。どんなこだわりの無農薬農法であろうが、種は種屋から買ってくる農家がほどんど。そして、種屋に売っている種の99%がF1種か、一代交配種なんですから、これは当たり前っちゃー当たり前の話。ナチュラルシードの石井さんは15年前、種に着目して、種について詳しく知りたいがために、種メーカーに勤めていたことがあったそうです。そこでは消費者の野菜への要望を満たすための種の作成が行われていました。消費者の野菜への要望とは、「柔らかくて」「甘くて」「腐らない」というこの3つの要望がほとんどだったそうです。そのために、種はどんどん操作されました。糖度を何度にするか?、柔らかさはどのくらいにするか?、大きさは丸にするか長くするか?、ビタミンはどれを増やすか?日持ちはどのくらいにするか?育ちのスピードは?これ、全部種の段階で決められるそうです。F1種というのは、それでもまだ同じ品種の遠い親同士を掛け合わせて、都合の良い性質を作り上げていくので、手間も暇もかかります。ただ、F1種で種取りすると、2代目以降は優秀な性質は遺伝しないので、形もバラバラなひどい野菜になることが多いため、誰も種取りしません。次の年も新しい種を買います。問題は一代交配種です。これは遺伝子組み換え技術も含みます。いわゆる遺伝子組み合え技術は、植物以外の動物や虫や人間の遺伝子と掛け合わせてまで、農薬や虫や病気に強い品種を作り出すものですが、そこまでいかないまでも、放射線を照射して人為的に突然変異を起こさせて、都合のいい性質を生み出して作るやり方です。こちらは、基本的に一代限り。この種からは子孫は作れません。だから同じく、農家は毎年種屋から種を買うはめになります。この技術の方が簡単で、時間もかからないため、この一代交配種も今すごく多いようですね。昔は種は自分の作物から種取りして取る物でした。これを自家採種(じかさいしゅ)と言います。自家採種を10年続けると、その種は在来種と呼ばれます。種はその畑で繰り返し生まれ変わる事で、その環境になじんで、その環境に最適な種に育ち、野菜にもその土地や作る人の個性が出てくるのです。ところが今は、野菜が工場製品のように同じ形、同じ味となっていきました。種取りをするには、野菜に種が出来るまでしばらく畑に置いておかなければならないので場所を取ることや、選別したり、交雑しないように袋掛けしたり、種を水洗いしたり、乾燥させたり、カビないように保管したりと、少々面倒です。面倒なわりに、そのことで評価されることも少ない現代では、どんどん自家採種する人はいなくなってしまいました。ここ数年のオーガニックブームで、まだまだ2%ほどですが有機野菜にチャレンジする農家が増えています。これは安全な野菜が欲しい人にとっては、大変嬉しく、感謝したいことなのですが、残念なことにほとんどの方が種には着目しないんですよね。種は相変わらずF1、一代交配種で、「農法」だけにみんな着目。肥料を何にするか、どう土を作るか、病気にならないためどうするかは考えますが、なぜか種は種屋から買ってくる。ところが、実は作物は種の段階で、その50%が決まってしまいます。種は命の源です。命の情報がすべて詰まっています。土は母で、種は父、出来た野菜が子供です。いくら無農薬農法で頑張っても、種に仕掛けがあります。農薬と化学肥料を使うという想定の元、種は作成されてます。これまで使われてきた農薬の害も、その種の中に蓄積されています。それなのに農薬を使わないから、作物は虫にやられ、病気になりやすくなります。だから無農薬農法は大変で、手間がかかって苦労します。講師の一人に、女優の工藤夕貴さんがいました。工藤さんは8年前に静岡でたった一人で有機農業を始めるのですが、やっとの思いで耕して、肥料を入れて、種を蒔いて、芽が出て、喜んで、、、、ところがドンドン、作物は虫にやられて見るも無残なありさまになったそうです。その苦労を繰り返すうちに、工藤さんはある日不思議に思いました。なぜ私の野菜ばかり虫に食べられ、病気になり、野山の木々や、自然に生えてくる草ばかりがこんなに元気なのか?私は、工藤さんはてっきり誰かに元々教わって今のスタイルになったと思っていたんですが、話を聞いていると、まるで奇跡のリンゴの木村さんのようでした。工藤さんは、作物とひたすら向き合って、自分で気づいたんです。無農薬でやるなら、肥料も無肥料で、種も自分で取るべきだと。工藤さんも、石井さんも言っていました。無肥料で、自家採種で野菜を育てれば、無農薬で野菜を作ることに、たいした苦労はいらないと。まずは、どこの種屋にも「固定種」という分類の種が、わずかながらもあるので、それを買うことからはじめます。固定種は、作物の中から良い形、色合い、病気にならなかったものをただ単純に選んだだけのものです。掛け合わせたり、遺伝子操作されたりしてませんので、固定種の種からは次世代の種取りが出来ます。気をつけなきゃならないのは、種の名前に「~の伝統野菜」とか、「在来種」とか「伝統品種」とか書いてあっても、単にそういう名前の一代交配種やF1種だったりすることがほとんどだということです。必ず「固定種」と書いてあるものを選んで下さい。固定種であろうと、以前の農法で農薬が使われている場合はあります。その場合は3世代くらい経たないと、農薬や肥料の害は完全には抜けないそうです。本当は、固定種でしかも無農薬農法で種取りされた、近い地域のものを選ぶのがベスト。ただ、そんなこと言い出すと、ほとんど手には入りませんので、まずは最低限固定種ですね。または、田舎の方であれば、近所で昔ながらの農家で、ずっと種取りしているおばあちゃんがよーく探せばいるそうですから、そのおばあちゃんと仲良くなって種をいただくかです。まぁ、でもこれは農業をやる人の話。自分で作らない方は、ぜひ自家採種、在来種の野菜を積極的に選んだり、種の種類の表示を自然食品店に提案したりするのもいいと思います。消費者の望むように、世の中は変わります。ああ、まだまだ書きたいことや、すごい事実がいろいろあるのですが楽天ブログは1万文字を超えると無理なので、もうこれが限界です。また、折を見て書きますね。ところで一応これ資格講座なんで、テストがありました。最終日に、戻ってきたらなんと100点で合格!!わーい!!シードマイスターhttp://seedmeister.com/index.htmあなたのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん。誰一人欠けてもあなたはいない。私達もみんな、在来種なんですね!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。blogランキングに1票投票する
2010年02月17日
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みなさん、こんにちは。私は1週間、沖縄に行っていました。家族で行きましたが、三分の一は仕事。オーガニックの新しい化粧品原料を求めて、生産者の方を訪ねるという用件がありました。しかし、着いた初日から、沖縄はずっとくもり時々雨というお天気。沖縄に行って雨というのは、かなり残念ではありますが、植物にとっては恵みの雨です。まずは、いつも野菜を宅配していただいている、「むい自然農園」を訪ねました。写真の男性は、「むい自然農園」の益田さん。元は東京在住でしたが、奥様と二人、2年前に沖縄に来られて、無肥料無農薬、固定種在来種の種による自然農法で、農園を営んでらっしゃいます。益田さんの奥様が作って下さった、畑の野菜をつかった手料理をご馳走になり、ほんとに感激でした。あいにくのお天気でしたが、せっかくなので、畑を少し手伝わせて頂きましたが、本当に本当に、私達にとって勉強になることばかりでした!!益田さんの畑は見渡す限り、かなりナチュラル!草と作物が共存しています。耕さず、草も全部は抜かず、作物の周辺の半分だけ草を刈り、しかも根は残して、それをその生えていた場所に置いておくんですよね。半分草を残すのは、虫たちのため。抜いた草をその場に置いておくのは、出来るだけ畑から何かを持ち出さず、自然のままにするためと、土を良くするため、そして夏場は作物の乾燥を防ぐためでもあるそうです。写真左下で、うちの息子が差し出しているのは畑に生えていたほおずきの実。初めてほおずきを食べましたが、こんなにおいしいとは知りませんでした。息子と2人で、取り合いです(笑)↑益田さんのおうちの敷地内にあった野生の月桃を、私のコスメの原料にかなり分けて頂きました。いつもローズジェルに野生の月桃エキスを使っているのですが、野生と言えども、勝手にとるわけにはいきませんし、生えている環境も大切ですから、こうやって無農薬の農家の方の敷地に自生している月桃が一番安心です。月桃は沖縄にたくさん自生している、抗菌作用の高い植物ですが、近年コラーゲンの生成を促進したり、コラーゲンの分解を抑制する作用があることが分かり、アンチエイジング効果の高いハーブとして注目されています。むい自然農園http://www8.plala.or.jp/mui-shizen/index.htm↑現在人気のため、新規は受付停止中です。さて、次の日は、ナチュラルシードの野菜セットにも入ってる、あの世界を救う野菜モリンガなどの生産者の方を訪ねました。写真左上がモリンガ、右上が長命草、左下が雲南百薬。他にも抗酸化力世界一のセンダングサ(ビデンスピローサ)もありました。写真右下が、無農薬農業一筋13年、生産者の宮里吟子さん。農園のハイビスカスティーやレモングラスティーをいただいたり、数時間ほんとに貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。モリンガはビタミンAがニンジンの4倍、Cがオレンジの7倍、カルシウムが牛乳の4倍、たんぱく質が牛乳の2倍、カリウムがバナナの3倍、鉄分がほうれん草の31倍、アミノ酸は黒酢の2倍という、世界で一番栄養価が高い葉っぱです。300もの病気を治す薬効があるとも言われています。現在、発展途上国で、食料難に困る子供たちや妊婦さんたちに供給しようと、NPOやNGOがアフリカなどで植樹を行ったり、現地の人々に、栽培の方法、利用方法を指導したりする動きもあるそうで、世界を救う「緑のミルク」と呼ばれているそうです。広がりはまだまだですが、これにより栄養失調の子供たちが救われることから、現地での期待も更に高まっているとのことです。加工品はありますが、現在、日本で生で流通しているのは、宮里さんの作るモリンガだけ。ナチュラルシードの野菜セットの注文備考欄に「モリンガ希望」と書けば送ってくれます。栄養価がすごいだけでなく、化粧品原料にしても抗酸化力がすごくて、抗シワ効果やハリをもたらす作用、バリアを高める作用が強いそうです。また、雲南百薬はシミにもいいそう。そして長命草も、かなりアンチエイジング作用が高いことが分かってきています。現在、この農場では化粧品原料としての加工工場も建設中なので、今後これらのハーブを使ったコスメも作れる見込み!もう、楽しみでウキウキしてしまいました。生産者の方のご好意で、雲南百薬の株をこんなにいただいちゃいました!↑これ、畑に植えたらどんどん増えるんですって。わーーーい!!さて次の日は、1年前突然夫婦で沖縄に移住した、私の昔からの友人アズさんこと風間美緒さんを訪ねました。アズさんは、ヒプノセラピスト(退行催眠療法士)であり、レイキのセラピストでもあります。元は女優さんで、歌手でもあります。このブログを長く読んで下さっている方なら、私のお気に入りブログに登録されているので、アズさんのブログを読んだ事ある人もいるかもしれませんね。おとなりに写っている旦那様の真吾さんは、鍼灸師。二人で、心と体のセラピールーム「ルーア」を開業して、施術されています。ルーアhttp://ruach.health.officelive.com/default.aspxヒプノセラピーでは、アズさんがまだ東京にいた頃、うちの患者さんで必要としている方数人を施術してもらい、とても御世話になりました。幼少期まで退行する場合と、前世まで退行する場合と、その人の持つ問題に応じて違いますが、みんな、かなりすっきりしていました。沖縄に行かれる際には、ぜひ予約をとって行かれてみて下さい。那覇空港から車で15分です。そのアズさんご夫婦とお茶したのが青空喫茶「八風畑」。地野菜を使ったメニューと100%黒糖しか使ってないデザートがあります。なんせ、海が見渡せる小高い丘の上にコンテナが数個並んで、そこで海を一望しながら食事やお茶が出来るので、本当に最高です。写真右は月桃茶と黒糖プリン。GI値意外と高いし、ショ糖も多いから普段は黒糖さえ摂らない鬼ですが、ランチについていたので神様からの贈り物だと思って、食べました。甘さ控えめでとってもおいしい♪八風畑http://www.manten-r.co.jp/食事と言えば、沖縄ではオーガニックレストランがなかなか見つけられないのですが、「だいこんの花」というレストランチェーンは、全部ではないですが現在6000坪の自社農場で無農薬栽培しているので、数種類の野菜は無農薬で食べれます。今回は、ここのグループの「海のちんぼらあ」というすごい名前の店に行きましたが、無農薬野菜のメニューかなりおいしかったです。だいこんの花http://r.gnavi.co.jp/f049007/しかし連日の雨で、あまり気温も上がらず、沖縄に来たのに「温泉入りたい」とか言い出す始末。前に西表島の日本最南端の温泉とやらに行った事はありましたが、本島にはないよね~と思ってたら、ありました!しかも国際通りのすぐ近くに!一応天然温泉ですが、塩素消毒してるんでちょっとがっくり。まぁ健康ランドとしてはいいです。りっかりっか湯http://www.nahacen.com/rikka.htmlさて、最後に沖縄と言えばパワースポットですね。私が今回も立ち寄ったところは「齋場御嶽」(せーふぁーうたき)です。琉球王国の最高の聖地と呼ばれる神聖な場所で、ここに来るととても気持ちが洗われます。いつも帰り道では少しフラフラして、不思議な気持ちになってしまうのですが、そのあとはかなりすっきりです。どうしても御嶽の写真は撮る気になれないので、写真はないのですが、参道の入り口にある、超、急な石の坂の写真を掲載します。雨で濡れたこの急な坂を、あの不安定なマサイ族シューズ「MBT」で登ったのは、これまできっと私だけでしょう、、、、、、死ぬかと思いました(笑)齋場御嶽の写真は、こちらのリンク先をどうぞhttp://www.city.nanjo.okinawa.jp/2/1812.htmlもう一つ、今回初めて行ったパワースポットは、首里城のすぐ近くにある金城町の石畳道と、その途中にある樹齢200歳の大アカギの木です。この木も、すごすぎて、とても私は写真に撮れなくて。写真はこちらのサイトで見て下さい。http://page.freett.com/aienar/main/uchikanegusukutaki.htm奥のアカギの木は木の幹に自然に出来た祠があり、すごく優しい暖かい木です。お願い事を何か1つだけするといいそうで。2つとか3つなら、他のことも願うんでしょうが、たった1つなら、迷わず息子の健康と幸せでした。住所は那覇市首里金城町です。最終日までの2日、すべてが嘘のように、やっと晴れてくれました。海に行き、息子と砂遊び。貝とサンゴでラブラブケーキを作って遊びました。マブイとは沖縄弁で、魂の意味。沖縄には、癒しのパワーだけでなく、強い悲しみも混在している。植物と海のパワーに圧倒されながら、祈る気持ちが湧き上がって来る。沖縄への旅は、いつも魂が洗われるマブイの旅!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。blogランキングに1票投票する
2010年02月10日
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みなさん、こんにちは。都内は雪が降ったり、またまた寒々としてきましたね。早く春にならないかな~春蒔きのために、またいろいろな固定種や在来種の種を買いました。春蒔きといっても2月下旬に蒔くのもあるので、ボケボケしていられません。トマト、とうもろこし、レタス、きゅうり、スイカ、キャベツなどなど。アンチエイジングおたくな私は、どうしても紫色のものに目がありません。キャベツも紫キャベツを選んでしまいました。秋に蒔いた大根も紫ですし、玉ねぎも紫。そして今回のキャベツも紫ですから、かなりバイオレットな畑であやしい~!(笑)そしてそして、田んぼのそぐそばに、別の畑をお借りする事が決まりまして、そこで化粧品原料用に、ハーブを育てることにしました。素性の分かっているF1種でない、以前から無農薬無化学肥料で育ってきた固定種在来種の種を蒔いて、自分自身で無農薬無肥料で化粧品の原料を作りたいという、前からの私の夢の第一歩です。私のコスメを作ってくれている薬剤師さんも、自分でハーブ畑をやってらっしゃいます。それだけでなく、野生の植物にもとても詳しいです。こないだ紹介したホワイトオイルに使っているハマナスの薔薇も、彼が自分で朝積みしてきます。その方がこないだ面白いお話をしてくれました。25年ほど前に実家でピピという野生の渡り鳥を飼っていたそうです。お母さんのお兄さんが山から連れてきたそうで。3年飼っていたのですが、お母さんが不憫に思い、外に放してあげようということになりました。大丈夫かと心配しましたが、無事にピピはどこかに飛んでいったそうです。それから次の年の冬に、なんとピピは戻ってきたそうです。少し野生の暮らしで色が黒くなっていましたが、間違いなく、その姿はピピ!しかし渡り鳥ですから、3月になるとまた、どこか涼しい場所に飛んでいきます。それから毎年11月になるとやって来て、なんと初日はお母さんのとこにきて宙返りして挨拶するそうです(!)不思議なことに、このピピが戻ってきてから、家の庭にいろいろな薬草が生えだしたそうです。それは、ピピが運んできているのではないかと感じていたそう。その頃ちょうど、お父様が病気になり、庭に生えてきた薬草を煎じて飲ませると、ほどなく体が回復したとのこと。そのピピは、なんと今年も来ているそうです。驚くことに25年間毎年ですよ!私も話を聞いてて、ピピに会いに行きたくなってしまいました。まるで日本昔話に出てくるかのようなお話ですよね。その薬剤師さんは言います。「身近なところに生えてくる植物は、その人に必要なものなんだよ。植物はその人を助けるために生えてくれているんだ。」私の家には庭がありませんから、畑のことを思い出してみました。よく生えてくるのは、スギナとよもぎ。引っこ抜いてばかりじゃなくて、今度は持って帰ってこよう。いつも、この薬剤師さんとお話しすると、いろいろな気づきがあります。この薬剤師さんの作ってくれるコスメは、本当にすごいエナジーを感じる。いい原料を集めるのは当たり前ですが、それだけではいいコスメは作れないのです。目に見えないことが、ものすごく影響しているように思います。さて話は変わりますが、最近の私のめっちゃオススメ品を紹介します。これです!これ、加湿器なんですよね。ただ器に水を張って、この紙でできたオブジェを入れておくだけで、電気も使わず、蒸気も出ません。コップ1杯の水が自然蒸発する、15倍の早さで蒸発するように作ってあるそうです。最初、「ほんとかよー」と思っていましたが、レビューでの評判があまりにいいので買ってみたら、ほんとにすごいです。湿度計で計ると、置いたのと置く前とでは10%は確実に湿度が目に見えて上がります。ただし、部屋全体を加湿するわけじゃないので、このオブジェの側にいないとだめです。使い方としては一番いいのは、、、●寝ているベッドやふとんの、枕元の近くに置く●オフィスや家の机の上に置くというのがいいと思います。要は一人用と考えて下さい。特に寝ている時に置いておくと、次の日の肌のしっとり度とか、喉のイガイガ度とか、かなり違いますよ。これは横に長いので、場所を取るのが気になる方には、もうちょっと小さいサイズのもあるんですが、それは水がすぐなくなってしまうので、それよりこの大きいタイプのを丸い器(器はなんでもいいみたいです)にクルクル小さくして入れたほうがいいと思います。さて、今発売している「女性セブン」の真ん中あたりのカラーページに、私の記事が載っています。しょうがで若返り大作戦ということで、しょうが特集。私は、生のしょうがにこだわったレシピを紹介しています。しょうがの薬効成分はジンゲロールとショウガオール。熱を加えるとジンゲロールがショウガオールに変わります。ジンゲロールにはたんぱく質を分解してくれるプロテアーゼなどの酵素が多く、活性酸素も除去してくれるし、殺菌作用も高いので生食もオススメです。だから、これに載せたレシピみたいに、お豆腐に載せたり、肉と一緒に食べたりするとたんぱく質の分解を助けて、消化が良くなりますし、体内酵素もムダ使いしません。また、気管支を狭くしたり、咳の原因となる物質の働きを抑えるので、咳も緩和されます。皮の近くに一番ジンゲロールが多いので、皮は剥かないまま使うのが一番です。もちろん熱を加えてショウガオールに変身しても、血管を広げ血流を良くして体を温める働きが加熱すればするほど強くなります。金時ショウガは、このジンゲロールが普通のしょうがの4倍もあるので、あんなにすごいポカポカするんですよね。この冬も金時しょうがで、風邪がたった1日で治りました。しょうがは、消炎、鎮痛作用や、ヒスタミン遊離抑制作用などもあるので、花粉症対策にもとてもいいです。この記事では生食が強調されていますが、生も加熱も、それぞれどっちもすばらいしいので、両方摂りたいと思っています。早く、春よ来い!そして、ハーブの春蒔きをしたいよ~!!人気ブログランキングに参加中!↓1日1クリック、応援よろしくお願いします。blogランキングに1票投票する「アンチエイジングの鬼プレミアム」好評発売中!アマゾンなどネット書店、全国の書店でも販売中です。
2010年02月03日
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