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みなさん、こんばんは。アン鬼的な思いから誕生した、100%無農薬原料、砂糖、乳製品、卵、トランス脂肪酸不使用のスイーツが、今発売している雑誌「美的」に紹介されています。「年末年始にお役立ち 食べても太らない新ルールBOOK」という中綴じに、ローチョコレートクッキーとマドレーヌが紹介されているんです。美的に鬼のスイーツが載るとは。びっくりでありんす!そうそう、トランス脂肪酸といえば、今年2つの進展がありました。トランス脂肪酸表示義務化について、消費者庁で検討会消費者庁にて検討しているトランス脂肪酸の食品表示の義務付けを目指し、来夏に取りまとめるそうです。重い重い腰だった日本でも、やっと、やっとここまできましたよ!さらに一昨日、驚きのニュースがもう1つ。トランス脂肪酸全廃へ セブン&アイセブン&アイが、自社企画の独自ブランド商品でトランス脂肪酸をほとんど含まない商品を開発し、仕入れている他社のメーカーにも、同様の商品を生産するように積極的に働き掛けていくということです。マクドナルドなんかも、対応を検討しているそうですね。トランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを増やしたり、炎症反応を増加させたり、動脈硬化や心臓病の原因になるということで問題視されています。摂取量が多くなるとアレルギー疾患の罹患率が上がることも。カナダ、ヨーロッパ各国、スイスなどでも表示が義務化され、ニューヨークでは、2006年から一般の外食産業すべてに対してトランス脂肪酸を使ったら罰金を課すということになりました。韓国でも規制の法律化が決まり、台湾でも含有量の表示がはじまりました。日本は、本当にいつも遅いですね。トランス脂肪酸はマーガリンやお菓子に使われるショートニングに一番多いですが、一般の低温圧搾でない植物油にも高温で処理する時に生じますし、揚げ物やフライにすることでも生じます。表示の義務化は出来るでしょうが、コンビニやファーストフードでこれを全廃するのはかなり難しいと思うのですが、本当にやるのでしょうか?私が今、ちょっと心配しているのは、トランス脂肪酸をどう減らすのかです。トランス脂肪酸フリーやロートランスファットのマーガリンやショートニングは、通常以下のどちらかのタイプらしいです。 ●ヤシ油などの飽和脂肪酸を添加して、トランス脂肪酸を減らす●完全水素添加にして、トランス脂肪をゼロにする前者は、トランス脂肪は減りますが、飽和脂肪酸が増えてしまいます。後者は、部分的に水素を添加することで作るマーガリンやショートニングを、部分でなく完全水素添加にしてしまうという方法です。しかし、この完全水素添加では触媒として使われる金属により汚染される可能性もあるようです。多分、こうなるとトランス脂肪は減るけど、今度は血中のコレステロール値を上げ、脂肪組織にたまりやすい飽和脂肪酸がすごく増えていく気もします。しかもこういった代替品では、トランス脂肪酸による口どけの良さなどは失われるでしょうから、それを補うための別の添加物は増えそうな気もしますね。コンビニとか、ファーストフードのこういう安全性アピールは、広い意味ではどうも信用できません。しかし、まぁ大きな前進と見るべきかな。さて、気がつくと、もう年の瀬。歳を取ると1年が早くなると言いますが、今年はとても出来事が濃厚だったせいか、早かったというより、ディープな1年だった気がします。え、あれも今年か?あれも今年だっけ?みたいなことがたくさんあった1年でした。休耕田をお借りして、一からクワで耕して、手作業で田植えして、手作業で草取りして育てたお米を収穫出来たことは、本当に嬉しく感動的な出来事でした。畑での野菜作りも、買ってきた本はほとんど役に立たず。100坪ほどの狭い畑の中でさえ、成長が良い場所と、イマイチな場所があるのです。イマイチな場所にも肥料を入れることはせず、麦や大豆など根の長いものを植えたりして土を育てていきました。無肥料だと、虫たちは多くを食べない傾向にあることを知り、種取りした2代目の作物は、最初の作物より強くて成長も良いことも分かりました。↑分かりにくいかと思いますが、ルッコラも紅大根も去年よりずっと葉が大きい!他にも玉ねぎなど、みんな元気です。しかし、あまりに寒いとかわいそうなので、ビニールをかけてきました。これで安心してお正月はゆっくり出来るかな。私が無肥料無農薬野菜のすばらしさに出会えたのは、やはり15年前に出会ったナチュラルハーモニーの社長、河名秀郎さんの影響が大きいです。夫がハーモニーに入社して5年間勤めた中で、私も知らず知らず影響を受けていきました。そんな河名大将が、今年は2冊も本を出されました。その中の1冊はあの安部司さんで売れに売れた食品の裏側シリーズから出たこれです↓最愛のお姉さまを若くしてガンでなくしたくやしさが、食へのここまでの探究心に繋がったのだということが、本を読むとあらためてよく分かります。医師の鶴見先生も無肥料無農薬野菜の推進派です。先生とは3年前、私がはじめての本を出した頃から仲良くさせて頂いていて、私がアンチエイジングのために追求して得た結論と、先生がガンなどの難病を治すために追求して得た結論が、とても似ていたことにびっくりでした。細胞レベルから美しくなるということは、細胞をガン化させず、ガン化していた細胞を正常に戻すということと、同じ側面があるようです。私が奇跡のリンゴの木村さんの畑に訪問する前の週に来た先生からのメールには本当に驚きました。「無肥料無農薬で野菜や米を作る木村秋則さんって人知ってる?いるんだね、ああいう人が。僕は有機野菜は数十年前からダメだと思って、もうあきらめていた。でも、無肥料無農薬で頑張る農家が、今どんどん出てきている、これは希望が持てるね!」まったくの共時性でした。先生とは野菜の農法の話はそれまでしたことがなく、木村さんの畑に行く事も言っていませんでした。しかし、先生もまた無肥料無農薬が良いと、そんな前から思っていたということに、私はただただ驚き、感動を覚えました。今年は、私がリスペクトしてきた方々が、どんどん本を出されることが多かった年です。前にリンゴ畑にお邪魔させて頂いた木村秋則さんにいたっては、本どころか、もはやV6の長野さん主演で今年演劇の舞台にもなってしまいましたが、、お隣組で田んぼをやらせて頂いた同志でもあり、この4年くらい常連のオーガニックBAR「たまにはTSUKIでも眺めましょ」高坂さんも、この秋に本を出版され、朝日新聞に書評が掲載されるくらいに話題を呼んで、お店が今えらいこと混んでいるみたいです。それでも高坂さんは幸せな速度で、減速を続けていきます。私は減速ということが、実のところよく分かりません。いわゆる世の中の安定したレールにのっかってたことがあまりないからだと思います。美大に入り、バブルの時にも安月給のデザイン事務所で夜中まで働き、その後は風呂無しアパートに住むアングラ劇団員。パニック障害に苦しみ、カイロプラクティックで回復したことに感動して、貯金ゼロのまま、全額借金してカイロ学校に入ったのが30歳。精神的なことでは悩むタイプでしたが、お金がないことに関しては一向に苦にならず、夢だけを追求して、ずっと生きてきました。絵や演劇や食を通じて、心の苦しみからは少しづつ解き放たれ、カイロプラクティックで物理的な歪みからも解き放たれ、私は救われました。多くの方に助けられインプットしてきたことを、今はこうしてアウトプットさせて頂けるということが私の喜びです。そういう意味では私の人生は、ずっと減速しているような気もするし、ずっと加速しているような気もします。減速というと、なんとなくマイナスなイメージもあるかと思いますが、高坂さんが言う減速とは、そういう意味ではない気がしています。きっと減速も、加速も、何か基準となる速度に対して言っているのではないのです。何かにとらわれて自分を限定するのではなく、自分にしか出来ないやり方で、自分らしい速度で生きていくというのが、ダウンシフターズの本当の意味なのだと思います。時間というのは、実は人それぞれです。時間の刻み方が違えば、1日を長く感じる人も、短く感じる人もいます。私は止まると死ぬんじゃ~!という気がする日もあるし、一瞬で100年たったかのように感じる日もあります。一瞬が永遠です。この一瞬を、今は懸命に、私らしい速度で生きようと思います。今年の締めといたしまして、今年亡くなった歌手の浅川マキさんの、私が昔から大好きだった曲をお送ります。それはスポットライトではないどうぞ、よいお年をお迎え下さい!↓楽しく読んでいただけましたら、1クリック応援して下さると嬉しいです!人気ブログランキングに1票投票する
2010年12月29日
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みなさん、こんにちは。けっこう寒くなってきましたね。今年の冬はかなり寒いらしく、ウイルスも元気で、しかも寒いと免疫は下がりますので、風邪やインフルエンザやノロウイルスなんかが大流行するのだとか。私はインフルエンザの予防接種は受けない派ですので、相変わらずな金時しょうが粉末&プロポリススプレーというナチュラル対策で毎年ことなきを得ています。普通の風邪は、時々はひいていたのですが、今年はずいぶん長いことひいていません。そうそう、最近プロポリススプレーで、ハチミツが入っていないタイプを発見したのですが、なんとなく風邪ひきそうな予感がする時は、これを夜寝る前に喉にシュッとしています。以前は、ハチミツが入っているから、寝る前にスプレーするのは虫歯的な問題があるので避けてたんですが、これなら安心です。プロポリスの量が多い分、ちょっと値段が高いんですけどね。このブラジルの坂本養蜂場のは、ハチが作っているプロポリスの質がやっぱり最強。この地域特有のアレクリンなどの薬草の樹液と花粉とミツロウを原料にハチがせっせと作っているからです。。強力なのは、熱帯地域なので菌や熱帯性ウィルスなどに脅かされる危険がいつもあり、普通より強力なプロポリスを作らないと巣を守れないという事情もあるようです。アレクリンに含まれているフラボノイドは、あのユーカリよりも数倍多いそうです。フラボノイドとは植物の表皮細胞に含まれている紫外線の害から植物を守るためのポリフェノールで、抗酸化作用が高いです。プロポリスに含まれるポリフェノールの量は赤ワインより1桁多く、しかも20~30種類含まれているので、相乗効果があるようです。それでも風邪をひいて、鼻や咳がつらいなどの時には、こちら↓ナチュラルコスメ版、ヴィックスベポラップって感じで、つらい時胸や首に伸ばすと楽になります。子供の風邪にもいいですよ。さて、風邪対策はひとまず置いときまして、、、今日は、スーパーフードの話を少ししたいと思います。ここ数年、アメリカではスーパーフードのブームが続いています。スーパーフードとは、アンチエイジング、免疫力向上、細胞の老化予防、生活習慣病の予防に役立つ食品のこと。各種抗酸化物質やビタミン、ミネラル、アミノ酸、クロロフィル、バイオフラボノイド類などを豊富に含む食品が、スーパーフードとしていろいろとピックアップされています。効果もアメリカの学会や研究機関で確かめられて、推奨されているものばかりで、しかも鬼的にも大好きなものが多いので、おいしく食べてアンチエイジング出来るなんてラッキー!ってな感じですね。さて、スーパーフードと呼ばれているものには、どんなものがあるのでしょうか?よく名前があがってくるものを以下に書きたいと思います。フルーツではアサイーベリー、クランベリーなどあらゆるベリー系フルーツ、プルーン、オレンジ、キウイ、りんご、ザクロ、アボカド野菜では、トマト、ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、にんにく、しょうがその他、豆、大豆、豆腐など豆系全般、くるみなどのナッツ、ターメリック、エクストラバージンオリーブオイル、フラックスシード、全粉穀物、シナモン、マカ、海藻、天然サーモンそしてキムチ、はちみつ、ダークチョコレート(要するにカカオ)、緑茶マカとかアサイーとかを除いて、どれも、そこまで特別なものではないですよね。何か1つの食品をやっきになって摂取するのではなくて、こういうスーパーフードを中心に、ローテーションでいろいろ食べるというのが私は好きですし、そのほうが効果が高いと思います。最近私がプロデュースしたローチョコレートには、高カカオな上に、マカやアサイーやザクロも入れましたので、こう見るとかなりのスーパーフードですね♪ただ、まだはっきりしたデータがないだけで、今言われているスーパーフード以外のあらゆる植物にもすばらしい作用はあると思いますけどね。さて、そんなスーパーフードの1つであるザクロについて。このブログや本でも、ザクロのことはたびたび書いているのですが、植物性のエストロゲン(女性ホルモン)が多いので、本格的にざくろジュースを飲むのは40すぎてからかなと思っていました。しかし、よく考えれば私ももう42じゃないですかっ!まだ、とりたててホルモンの減少は実感として感じないのですが、そろそろザクロを本格的に毎日飲もうかなと、最近私の中で、ザクロブームがきています。というのも、先日工藤投手ご夫妻をまじえてのお食事会の時、実はこの方にもお会いしました。順天堂大学、抗加齢医学講座の白澤卓二教授です!よくテレビにも出てらっしゃるから、ご存知の方も多いかと思います。75歳でエベレスト登頂に成功した、あの三浦雄一郎さんの主治医としても有名ですよね。白澤教授は、そのエベレスト登頂にも途中まで同行されたそうで、この食事会の時にも、その時のすさまじいお話をいろいろ伺いました。1年に1度の抗加齢医学会の総会の時も、とにかくお話がダントツに聞きやすくて面白いので、1日に3つくらい白澤教授が出ている講義を選ぶことも多かった私は、この日、白澤教授にお会いすることも、実は大きな楽しみの1つでした。自己紹介がてら、「エイジレス魔女の作り方」という私の本を白澤教授にさしあげたのですが、好奇心旺盛な方で、その場でもう読み始めて下さるんですよね。で、私がザクロのことを書いているページで、白澤教授の目がキラリと光りました。ザクロのことを書いているのがすばらしいですね!ザクロは実は想像以上にすごいということが、最近の研究でどんどん分かってきていてね。でも、すごいわりに、まだまだマイナーなんですよ。でも、これからザクロの時代が来ますよ!!と、熱くおっしゃるのです。もう、そこからは私の顔を見ると、ザクロの話オンリーとなりまして(笑)これはよくよくのことかなと、あの日以来、私の頭の中でザクロが増殖しています。いろいろ調べてみると、ザクロには、植物性のエストロゲンが多いということ以外にも、エラグ酸が多いのでメラニンの発動を抑えて美白に導く作用もあり、グルタミン酸とアスパラギン酸が多いので、脳の神経伝達も良くして、脳の働きが良くなることが分かったそうです。グルタミン酸とアスパラギン酸が含有アミノ酸のほとんどという果物は珍しいそうですね。そしてポリフェノールもエラグ酸も両方多いというのも珍しく、相乗効果で動脈硬化を予防したり、体内の活性酸素を除去する力も大幅に上げるそうです。また、エラグ酸が分解して出来るルテオ酸により、免疫力をかなり高めるというのも分かってきています。男性の前立腺がんのリスクを下げるという効果も有名ですし、白内障や緑内障の予防と改善、皮膚疾患、貧血にも良いと言われています。ただ、多分最大のトピックはこれでしょうね。アミロイドβたんぱくが脳に蓄積すると、周辺の脳細胞を殺して、アルツハイマー病が起こると言われていますよね。ところがざくろジュースを飲ませたマウスでは、脳に沈着するアミロイドβたんぱくの量が、飲んでいないマウスの58%も少なかったのだそうです。なるほど、、、白澤教授があんなにザクロザクロ言うのもうなずけるな、、、、。そんなこんなで、私も本格的にザクロジュースを飲みはじめることにしました。もちろん、本にもよく紹介している、エストロゲンが一番含有している種から搾った無農薬の黒ザクロのジュースです。濃縮されているから、水で10倍くらいに薄めればかなーり長持ちします。↓この季節なら、お湯を注いでも、体を温めてすごくおいしいということも最近の発見です。植物性エストロゲンは、加熱には強いので、お湯でもまったくOK。うちの患者さんで不妊症に悩む方には、ザクロだけでなくマカとそれから、良質な植物オイルとくるみなどのナッツをおすすめしています。植物オイルで特にオススメなのはフラックスオイルとアボカドオイルですね。やはり油分は女性ホルモンにダイレクトに影響します。ザクロ、マカ、ナッツ、フラックスシード、アボカド。奇しくも、すべてスーパーフードです。植物のもつ、すごい力!スーパーフードをもっと活用しよう!!↓楽しく読んでいただけましたら、1クリック応援して下さると嬉しいです!人気ブログランキングに1票投票する
2010年12月22日
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みなさん、こんにちは。すっかり寒くなってきましたね。私は治療室が休みの日は、今は新発売の白樺樹液の化粧水の研修をするために、オペークさんやコスメキッチンさんをまわったり、本の原稿を書いたり、あいかわらず忙しくしています。畑にも時々行っていますが、自分で種取りをした二代目のルッコラや紅芯大根は、去年よりずいぶん元気です。やはり自家採種は違うなーと感じています。ナチュラルシードの石井さんに聞いたら、、、、二代目より三代目、三代目より四代目と、種は種取りしていると、どんどん良くなるとのこと。↑これは、10月のはじめ頃、久しぶりに行ったうちの畑に落ちていた固定種の種から植えたミニトマト。見ると、残念ながら木自体はすっかり枯れていたのに、地に落ちているトマトは、まるで今落ちたかのように、こんなにも瑞々しいのです。買ってきた苗で植えたF1種のほうのトマトは、確かにひと夏立派に生い茂りましたが、少し落ちているトマトは、すっかり形が崩れていました。この固定種トマトも、持って帰って干してあるので、来年二代目として植えるつもりです。そうそう、こないだお伝えした自家採種(育てた作物から種を取ること)を禁止するというアメリカの法案、祈りが通じたのか、通らなかったそうです。まだまだ安心は出来ませんが、とにかくひとまず良かった。一部の企業が、種を独占してしまうことの怖さに、私たちはもっと危機感を持ったほうがいいと思います。それはやがて私たちが食べるものを、お金儲けの都合のいいように操作されるということです。種は誰のものでもありません。種は命そのものですから。「いただきます」と食事の前に手を合わせる時、それは「たくさんの命をいただきます」ということです。すっかりフィッシュベジタリアン気味な我が家では、野菜や豆腐料理が並んでいることのほうが多いですが、植物もみんな生きていたわけですから、命をいただくということに変わりはありません。食べることは生きること。私たちは食事を通じていろんな命をいただかなくては、生きていくことが出来ないし、周囲からたくさんの助けをいただいて、今こうして生かされています。「人は、その人が食べてきたもののようになる」と言います。人は食べたものを消化して小さくして、腸から吸収して血液で各臓器や細胞に運んで、生きるためのエネルギーを作り出したり、新陳代謝を繰り返しているというのは、誰もが分かっているし、分かってるから食事をしているのだと思います。でも、私たちが想像している以上に、もっともっと具体的に「人は、その人が食べてきたもののようになる」ということを、証明してみせた人がいます。それがルドルフシェーンハイマーという学者でした。このルドルフシェーンハイマーが1930年代後半に行った実験は、リスペクトしている福岡伸一教授の本で知りました。普通、たんぱく質を食べても、それが具体的に体内のどこの栄養になったのか、どのくらい体外に出たかはよく分かりませんよね?ところがシェーンハイマーは、たんぱく質を構成するアミノ酸に、印をつけて追跡することを思いつきました。具体的にはアミノ酸の窒素原子と ちょっと変わり種の重窒素とを入れ替えて、わずかな重さの違いから、重窒素を含むアミノ酸をずっと追跡するという仕組みを作ったんです。シェーンハイマーは、大人のマウスに、重窒素でマーキングされたロイシンというアミノ酸を含むエサを3日間だけ与えるという実験をしました。実験終了後、大人のマウスの体重はほとんど変化なく、まったく同じでした。シェーンハイマーは「摂取した重窒素アミノ酸は生命維持のためにエネルギー源として燃やされ、燃えカスに含まれるアミノ酸の重窒素は、すべて尿中に出てくるはずだ」と予測しました。ところが、彼の予想は、すっかりはずれたのです。エサとして与えられた重窒素で標識されたアミノ酸のうち、尿中に排泄されたのは なんと投与量の27.4%、約1/3だけでした。糞中に排泄されたのはわずか2.2%で、そうなると約7割のアミノ酸はマウスの体内のどこかにとどまったことになります。では、残りのアミノ酸は一体どこへ行ったのでしょうか?そして、分析したところ驚くべきことが分かりました。マウスに与えられたマーキングしたアミノ酸のうち、なんと半分以上の56.5%が、体を構成するタンパク質の中に取り込まれていたのです!!しかも その取り込み場所を探ると、体のありとあらゆる部位に分散されていました。特に取り込み率が高かったのは、腸壁、腎臓、脾臓、肝臓などの臓器、血清(血液中のタンパク質)でした。筋肉はそうでもないんです。しかも重要なのは、実験期間中、マウスの体重は変化していないということ。ということは、もともとマウスの体を構成していたタンパク質は、新たに作り出されたタンパク質と同じ量、すごい速度でバラバラのアミノ酸に分解され、体外に捨て去られているということなのです。つまり、マウスを構成していた体のタンパク質は、たった3日間のうちに、食事由来のアミノ酸の約半数によって ガラリと置き換えられていたということなんです!この実験はたんぱく質でしたが、入れ替わっているのは、何もたんぱく質だけではありません。シェーンハイマーは重水素を使って、脂肪についてもマーキングして、実は体内の脂肪も大部分が新たに食べた脂肪と入れ替わっていることを発見しているのです。私たちが「これは自分だ」と信じている自分の体も、実は確定しているものではなく、この地球上に存在するさまざまな物質によって再構成され、しかもそれはいつも同じではなく、毎日食べる物によって常に新しく入れ替わっているというのが事実なのです。でも、これまでひどい食生活をしてきたという方にとっては、ある意味これは朗報ですよね。要するに、人はいつからでも変われるということなのですから。先日、ローフードを中心としたオーガニックレストラン「葉菜」で、ニューヨークのローフード界の有名シェフDANさんが作るというディナーに行ってきました。↑これはDANさんが作ったローのタイカレーです。その席で1人で来ていた若い男性と相席になりました。息子も含めて私たち家族3人の席に、知り合いでもなく彼1人で相席だったので、相当気まずかったと思うのですが、すぐに打ち解けて話すうち、彼がビーガンで、しかもローフーディストだということが分かりました。しかし、彼がなぜビーガンでローフーディストになったかという理由を聞いていくうちに、まるで奇跡体験アンビリーバーボーみたいなことになっていきました。彼はかつて、スカイダイビングの日本代表選手だったそうで、揚げ物や御菓子が大好きなごく普通の青年でした。ところが大会前の練習で、パラシュートが上空でからんで開かず、そのまま地面に落下してしまうのです。普通なら、まず命のない事故でしたが、奇跡的に彼は助かりました。しかし骨はあちこち骨折し、3人中2人の医者は足の切断を宣告し、すべての医者に一生自分の足で歩く事は出来ないと言われたそうです。そのまま2年間寝たきりの生活が続きました。あまりにも体がきついので食事を工夫しようと思った彼は、マクロビオティックをはじめ、あらゆる食事法を試しました。そして、肉や魚、乳製品をいっさい断つビーガンになり、かなり体が楽になったそうです。更に加熱しない食べ物や発酵食品だけを食べるローフードのみにしたところ、体はメキメキ回復し、足の切断も免れ、今も少し足の動きはぎこちないですが、自分の足で歩けるようになり、普通に働けるようになり、なんと今ではスカイダイビングもまたやっているそうです!!私たちのように、ちょっと頭でっかちに今の食生活になったわけじゃなく、体を回復させること、生きることを突き詰めていくと、自然にローフードベジタリアンになったという経緯に、聞いていてすごく感動しました。しかも、かなり若いのかと思ったら、年齢は38歳で、そのうえお肌はツルッツルにきれい!鬼としては、そこもすごく感動しました。もちろん、大怪我をした彼と、そうでない私たちが同じ食事法である必要はないと思います。だから私はすべてをベジにする気も、すべてをローにする気もありません。ただ、やはりベジでローというのはとても消化が楽で、体に負担をかけない食事であることは間違いないのかなと思いました。もちろん、体質に合う合わないはあるでしょうけど。さて、そんな私が好む酵素たっぷり発酵食品。↑寺田本家、マイグルト。無農薬米を乳酸菌発酵させた、お米で出来た飲むヨーグルトです。加熱されていますが、熱に強い「有胞子性乳酸菌」が生きているようです。甘酒に似ているけど、もっとサラサラで、もう少し甘酸っぱいくておいしい!お腹の調子もよくなります♪↑同じく寺田本家「菊芋のカス漬け」無農薬の菊芋を、寺田本家の酒かすに漬けこんだお漬物。菊芋はあのアガベにも入っている「イヌリン」という多糖類の繊維が多く、腸の調子を整えてくれるスーパーフードです。イヌリンは、腸内ではビフィズス菌などの善玉菌の餌になり、中性脂肪を下げてくれたり、血糖値上昇を抑える働き、美肌効果もあるそう。↑以前紹介した砂糖使わず、リンゴ使った発酵キムチ。置いてたら発酵して、袋がパンパンになっています。すごくないですか?あやうく、キムチ爆弾になるところでした(笑)最近は、このシリーズのイカキムチがうますぎて、はまっています。手を合わせて、今日も「いただきます!」そして人は、その人が食べてきたもののようになる。↓楽しく読んでいただけましたら、1クリック応援して下さると嬉しいです!人気ブログランキングに1票投票する
2010年12月15日
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みなさん、こんにちは。雑誌「ボディプラス」のwebページの特集で、こないだインタビューを受けた記事がアップされているようです。よかったら、読んで下さいね。ボディプラスネット「美女力開花ラボ」私は、ナチュラルにアンチエイエイジング出来ることを、いつも探求しては試し、良かったものをこのブログに紹介するのがライフワークとなっています。探してもないものは、コスメとお菓子に関しては、最近は自分で商品開発するという場合もあります。今現在も、いろいろな試作を繰り返しています。試作しては試し、改良しては試しの繰り返し。何度もそんなことを繰り返しているものが、常に何種類かあります。そんな中、もう間もなく完成するのが、チョコレート。なかなか、うまそうでしょ?これまでも、オールオーガニックで、卵や乳製品、トランス脂肪酸不使用で、砂糖の代わりにGI値が25で、シワやたるみを作る糖化現象が起こらない、アガベの樹液を使用してお菓子を開発してきましたが、いよいよ今度はチョコレート!もちろん鬼が考えるチョコですから、48度以下で調理され、酵素が生きたビター気味なローチョコレートです。酸化還元電位を下げる野生植物のミネラル「フィトエナジーミネラル」も入れます。この野生植物を焼いたミネラルを入れておくと、微量ミネラルもいろいろ入っているのでミネラル補給にもなりますが、とにかく還元力が半端なくすごいので、天然の酸化防止剤になるのもいいのです。例えば、プラス265のコップ1杯の水道水に、このミネラルをわずか3滴入れると、、、あっという間にマイナス115になります。今更ながら、本当に驚異的な還元力です。このミネラルと美的水素は、私にとってアンチエイジングのお守りというか、現代のアムリタ的アイテムですね。チョコはプレーン以外にも、果物の中で一番ビタミンCが多いカムカムと一番抗酸化力の高いアサイーフルーツ、女性の味方ザクロとアンデス芋のマカの組み合わせなど、まさに鬼的な5種類を作りました。とことんこだわりまして、カムカムや、ザクロ、マカも48度以下で作られたローです。カカオって本来、ポリフェノールが豊富で、ミネラルも豊富。カカオポリフェノールには、動脈硬化の予防や、細胞のDNAの突然変異の抑制や、ストレスへの抵抗力のアップ、活性酸素の除去などのエイジングに嬉しい働きがいっぱいなのですが、チョコを食べると砂糖もついて来るのが、鬼的な悩みの種でしたが、これで一挙解消!もう1つ、だいぶ完成に近づいてきたのが、ピンク色のグロスです。色は、もうちょっと濃くしていく予定です。一般のコスメの合成色素「赤色●●号」とかは、発がん性が疑われるものが多いので論外ですが、ナチュラルコスメによく使われている赤い天然色素「コチニール」とか「カルミン」も、実は前から、唇につけるのだけは抵抗があってね。。。。コチニールやカルミンは、サボテンに寄生する「えんじ虫」と呼ばれる赤い虫をすり潰した色素なんです。いやもう、それを言い出すと、使ってないものを探すのが大変なほど、とてもポピュラーな天然色素ですし、私もチークとかには入っているのを使ってますよ。でもねー、前から口にだけは、なんとなくつけたくなくてね。だって口紅とかグロスは、どうしても口の中に入るじゃないですか。カンパリソーダとか、かまぼこのピンクの部分とかにも使われてるじゃないって言うあなた、、、この画像を見てから言って下さいませ。えんじ虫は、カイガラムシの一種なんですが、、、、カイガラムシの仲間たちうへ~、、見なきゃよかったでしょ?コチニール使用しなくても、酸化チタン、酸化鉄、マイカなんかでも、実はピンクになるのですが、もう最近顔にすら酸化チタンを塗るのが嫌になってきているのに、確実に口の中に入ると分かっているグロスには、出来れば本当は入っていて欲しくないんですよね。そんなこんなで、私はもう2年くらい、ずっと花や植物の色素でなんとかならないかと、試作を繰り返しているのです。一日に6回口紅をつけなおす女性の場合、一生の内に、なんと30本もの口紅を食べている計算になるそうです。私は、「装うためには多少のことは仕方ない」のではなく、、、、、「口の中にむしろ入ったほうが良い」という、まるでサプリメントみたいな色つきのグロスを作るのが夢なんです。完成まで、あと少し。やっと形が見えてきました!来年、小松和子さんと共著で、究極のナチュラルコスメ本を出すことになり、原稿はなんとか出来たのですが、今、そこに載せるコスメを探しまくっています。各アイテムにつき、かなりの数を載せるんですよ。最近は、探すより自分で作ったほうが早いという状況でしたが、久々に本当に新旧さまざまなナチュラルコスメブランドのコスメを、スミからスミまで全成分をチェックしていくという、恐ろしい作業を何日も繰り返していました。疲れ目で、アイゾーンが老けた気が、、、ビルベリーのサプリ飲まなきゃ、、、探すだけでなく、使ったことないものは使ってみて、タイプを分類するという作業もしています。私の基準は、あまりにも厳しすぎてほとんどがNGなんですが、同じブランドの中でも、これはOKじゃん!みたいなものを発見した時は、うれし涙が!気が付いてみると、かなりの数がピックアップされていました。でも、やっぱりクリームと日焼け止めは、かなり苦戦しています。しかし、この鬼基準を通過したコスメたちは、相当ツワモノです。選択肢がいろいろあるほうが楽しいと思うし、みなさんお楽しみに!しかし、今回久々に何百もの全成分を見ていて思うこと。ナチュラルコスメとそうでないコスメの裏ラベルは、もう世界が全然違う。そこには、本当に別世界があります。たとえ分からなくても、全成分を見る習慣を身につけましょう。ずっと見ていると、これを作った人が何を考えて作っているかさえ、おぼろげに見えてきて、だんだん面白くなってきますよ。どんなにナチュラル風なパッケージでも店構えでも、裏ラベルを見れば、本当はどんなブランドなのか分かります。こないだね、最近店舗が増えてきている、ナチュラルな感じで非常に雰囲気の良い、ステキなバスアイテム中心の海外ブランドのお店に入って、裏ラベルを見てびっくり。メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、フェノキシエタノールって、どんだけじゃ~!!何十年腐らさんつもりや?しかも石鹸やで?石鹸なんかアルカリ性やし、そもそもそんなにパラベン4種類も入れんでも腐らんわ!って叫びたくなりました。いかにもケミカルな顔している店には、最初から近づかない私ですが、最近のナチュラルコスメブームで、こういうなんちゃってナチュラルコスメも増えてきていますので、驚くことがあります。本の中で、私が担当しているのは基礎化粧品で、小松さんはメイクアイテムを担当しています。基本の考えは同じなんですが、基礎化粧品とメイクアイテムでは基準が少し違います。というのも、基礎化粧品はお肌の自然治癒力を高めるためのものですが、メイクは本来、美しく装うためのものだからです。安心安全ばかりをストイックに追求しても、メイクしたほうが冴えない顔になってしまうような化粧品なら確かにメイクしている意味がありません。先日お会いしたMIMCの開発者の1人、メイクアップアーチストの太島幸樹さんの言葉にもありました。「今のメイクは、その時はきれいになるけど、使い続けると肌をボロボロにしてしまう。それではダメだと思った。本当のメイクは「今この瞬間」もきれいだけど、「10年後、20年後」もきれいな肌でいれるメイクだと思う。」メイクコスメに関して、私はこれが真理だと思います。今、この瞬間もきれいだけど、20年後もきれいな肌でいられるメイク。逆に言うと20年後だけでなく、今この瞬間もきれいでいられるものでないといけないのです。そうでないなら、メイクなんか、むしろしないほうがマシですよね。だからって、もちろん許容できることと出来ない事はあります。むろん健康を害する可能性のあることはNGでしょう。例えばこんだけ厳しいことばかり言っている私も、マスカラだけはケミカルものを使用しています。ナチュラルコスメのマスカラは、成分がナチュラルすぎて、夕方にはパンダ目になってしまうので、つけないほうがマシという感じになります。でも、やっぱりマスカラは使いたいのが乙女心。実はまつ毛のエクステだって、3ヶ月くらい試しにやってた時期あるんですよ。毎日ビューラーしてマスカラ付けるのと、ボンドでエクステは付けるけど、ビューラーもマスカラも付けずクレンジングもしないのと、どっちがまつ毛にとってマシなのかと実験したくて。結果、エクステのほうが、やっぱりまつ毛には負担でした。まつ毛の本数が、かなり減ってしまったのです。そこで私がこだわったのは、マスカラの「落としやすさ」。フイルム状になっていて、お湯でするっと取れる、クレンジングいらずの、塗る付けまつげ的なマスカラ。クリニーク ラッシュ パワー マスカラ(私はずっとこれです)、デジャビュ ファイバーウィッグ、ランコム ヴィルトゥーズ ブラック キャラットとかがそうですよね。ゴシゴシしなくても、つるっとズラのごとくお湯で落ちるので、まったく目元に負担をかけません。ただ、化学物質過敏症や、超敏感肌の方は、そうもいきません。その場合、ナチュラルコスメブランドのナチュラグラッセから今度出るマスカラは、成分まぁまぁで、どうやらあまりパンダ目にならないと聞くし、以前紹介したサンコートのマスカラは、成分言うことないし、水分には多少弱いですが、雨と涙と汗にさえ注意すれば、そこまでパンダ目になりませんので、汗があまり出ない冬なら大丈夫かな。こういったことが、これからのメイクコスメ選びには欠かせないと思うんです。要は、きれいと安心のちょうど良いさじ加減。そして肌質に合っているかどうか。もちろん本には、ケミカル系コスメは掲載されないですけど、このあたりの選び方のことが、とても網羅されている本になると思います。ただ、私は自分でメイクコスメを開発する場合は、使い心地と、安全の両方を出来る限り完璧に両立させたいなと思いますし、各ブランドさんも、もっともっとそういうアイテムを作って欲しいと願います。「あったらいいな」を形にしていく商品開発は、難しいけど面白い!↓楽しく読んでいただけましたら、1クリック応援して下さると嬉しいです!人気ブログランキングに1票投票する
2010年12月08日
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みなさん、こんにちは。さて、前回お伝えした、ホルミシスローラー。販売元さんに聞いたら、結構たくさんの方が買われたそうですね。みなさん、使い方分かりましたでしょうか?説明書にも、顔のイラストに方向の線が入っているから、使っているうちになんとなく分かると思いますが、一応説明しておこうかなと思います。ローラーを持っていない方も、この部分をオイルやクレイジェルで同じようにマッサージするだけでも、顔はある程度引きあがりますし、リンパの流れが良くなり老廃物が流れて、美肌にもつながりますので、参考にされてみて下さい。↑まず、この矢印の線に沿って、首の前面と肩の付け根をコロコロします。ここは少し強めでも大丈夫。これだけでも、リンパの流れが良くなり、目の位置もよく見ると少し上がっているのが分かります。↑次に、あごの真ん中から、耳の下にかけてコロコロします。Y字で挟むようにしますが、あごの下の輪郭のほうにテンションをかけたり、輪郭より少し内に入る部分にテンションかけて、耳までコロコロしたりします。写真はないですが、このまま、口角から、耳の手前、小鼻の脇から耳の手前にもコロコロします。↑頬骨の下にローラーをあて、小刻みにコロコロします。頬を少し持ち上げるように。すみません、久々に恐ろしいすっぴんで失礼します。↑小鼻の横にあてて、上下にコロコロします。これで、小鼻の位置が少し上に上がります。↑耳の手前、ここ大事です。ここもコロコロ。↑こめかみ。ここも大事。コロコロ。↑眉毛の下です。骨の下にあてて、細かく上下にコロコロ。ここ、意外と緊張しています。ここをほぐすと、目がパッチリとしますし、目のたるみが引き上がります。写真はないですが、このままおでこの上も下から上にコロコロします。最後、首に戻っておしまい。ローラーなくても、このポイントは、オイルマッサージでも使えますので、やってみて下さいね。あくまでも、力を入れすぎずに、優しく優しくやって下さい。しかし早いもので、もう12月。たるみも気になりますが、空気の乾燥も気になる季節になってきました。肌の乾燥には、なんといってもビタミンAが一番効きます。野菜に多いベータカロチンの形で摂ると、肝臓に蓄えられて必要なだけビタミンAになるのでオススメ。ベータカロチンは、皮膚の粘膜を正常に保つ働きがあり、お肌を乾燥から守ります。しかも高い抗酸化作用でお肌の酸化を防ぐ働きがあり、アンチエイジングや免疫力の向上にも役立ちます。ベータカロチンが多いものとしてはニンジンがポピュラーですよね。ベータカロチンは、油に溶けやすいので、この季節はニンジンソテーが我が家の定番。もちろんジューサーで搾る手作りジュースも◎!ちょっと繊維を戻して、GI値下げるのにちょっこっと黒酢かレモン果汁入れて飲みます。ジュースにすると、じゃんじゃんニンジンがなくなるので、この際ジュース用としては完全無農薬であれば有機でもいいかと、ピカイチ野菜さんで規格外の安い無農薬無化学肥料ニンジンを、うちの会社でも買って社員全員毎日飲んでいます。ニンジンもいいけど、案外ベータカロチンが多いのが大根葉。ネオニコチノイド農薬の残留農薬基準は、大根本体は低いけれど、葉は半端なく多かったので、これに関してはもう無農薬が鉄則です。↑ゴマをたくさん入れて、お酢、みりん、お醤油で簡単なおひたし。単純ですが、無農薬で無肥料の大根葉はそれだけでおいしいのです。買ったところはここ。無農薬、無肥料の大きな青首大根、ふさふさの大根葉もついていました。小さな農園なので、あんまりたくさんないと思いますが、、、かぶも買いましたが、ずいぶん立派です。うちも頑張って出来た作物から種取りして、現在二代目を育てていますが、こんなに大きい作物を収穫できる日がいつか来るのかしら。楽しみです。↓写真は種取りした二代目、紅芯大根の芽です。アメリカで、家庭菜園と自家採種禁止の法案がもうすぐ通りそうだと、セラピストの高坂早苗さんがメールくれましたけど、マジかいな?詳しくは早苗さんのブログやブログに書かれているリンク先見て下さい。アジアでも、種取り禁止の方向に行く流れがあるとか。理由は、種メーカーの利権を守るため。家庭菜園で種取りしていたら、逮捕されるというような世の中になったら、もう人類もおしまいですよね。そうならないように、祈りをこめて種を蒔く。たとえ世界の終わりが明日だとしても。 by鬼乾燥といえば、1年半かけて開発している白樺樹液の化粧水の試作を今使っているんですが、この季節の肌の乾燥対策にとってもいいんですよね。白樺樹液は、ローズウォーターと共に、長らく惚れこんでいる素材なのですが、早春に芽吹く直前に白樺の幹に小さな穴を開けて採取する、1年に1度しか得られない「芽吹きの生命水」。とにかくすばらしいのは保湿力で、17種類のアミノ酸やミネラル、キシリトールなどの保湿成分が豊富なんですが、最近の研究ではそれだけでなく、健全なバリアを形成するために重要なタンパク質「インボルクリン」と、天然保湿因子NMFの材料になるタンパク質「フィラグリン」という、水分保持に関わる2種類の成分の産生を促進する効果があるこことが、新たに分かったんですよね。同時に、40歳になると40日にもなると言われる、肌のターンオーバーを正常化する働きも発見されました。鬼的に、最も注目しているのは「スーパーオキシドラジカルアニオン」という活性酸素の大もとを除去する力があるということ!私はどうしても、この白樺樹液を、生命力溢れるまま非加熱で化粧水にしたかったのですが、生きている樹液なので、すぐに発酵して変質してしまうのが悩みの種でした。一般に化粧品原料で販売されている白樺樹液は、そのためすべて加熱殺菌されているか、フェノキシエタノールなどの防腐剤がキャリーオーバーで入っているものばかりだったんです。しかし、探して探して、やっと非加熱のままの白樺樹液を、そのまま変質せずに保つ技術のあるところを発見しました。次に大変だったのは、せっかくの非加熱の白樺樹液を、発酵させず、変質させず、非加熱のまま化粧水にすることでした。これには本当に苦労しましたが、2種類の植物エキスのバランスのみで保つことにやっと成功したんですよ(涙)約1年半かかりましたが、今月20日に新発売というところまで、やっと漕ぎ着けました。嗚呼~、大変だったけど、いいものが出来て嬉しい!肌の乾燥は、ナチュラルに防ぐ!そして、ホルミシス効果でたるみも撲滅だっ!!↓楽しく読んでいただけましたら、1クリック応援して下さると嬉しいです!人気ブログランキングに1票投票する
2010年12月01日
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