まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2008.05.24
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2.モノの共有と占有

昨日はドミトリーにおける「空間」の共有を考えましたが、
こんどは、「モノ」の共有という視点から見てみます。
「どんなモノなら他人と共有できるか」というのは、
もちろん、人それぞれで、感じ方や考え方は違います。

たとえば「衣服」を共有するのは、かなり困難です。
下着にいたっては、まず無理です。そもそも、サイズも違うし。
けれど、
女の子同士で洋服を共有し合うのは、有り得ないことではありません。

ドミトリーで礼服などを共有しあうのも、有り得るかもしれません。

とはいえ、
モノを「共有」する場合に、多くの人が抵抗を感じるのは、
やはり、「肌に直接触れるモノ」の共有にかんしてだろうと思います。
実際、トイレを共同使用することが「何となくイヤだ」と感じる人は多いわけです。

しかしながら、わたしたちは日常生活の中で、
意外なくらいに「肌に直接触れるモノ」を、不特定多数の人と共有しています。
紙幣や硬貨にもさわります。電車の吊革にもさわります。
食堂やレストランでは、食器やスプーンに口をつけます。
職場やデパートのトイレでは、便座にも腰かけます。
ホテルに泊まれば、


もちろん、それらはすべて「衛生的だ」ということが前提ですが、
意外なくらい、わたしたちは、
さほどの抵抗を感じず、他の人と色々なモノを共有できています。

「衛生」については、また論じる機会をもうけたいのですが、
とりあえず、

分けて考えなければなりません。



もういちど、トイレについて考えてみましょう。

トイレを共同使用するということは、
「空間の共有」でもあり、便器という「モノの共有」でもあります。
これを分けて考えてみたいと思います。

家から一歩も外に出ないような人は別ですが、
たいていの人は、職場やデパートのトイレを、日常的に使用します。
つまり、個人差はあると思いますが、清潔でさえあれば、
「モノ」としての便器の共有には、さほどの抵抗は感じていません。
むしろ抵抗があるのは、「空間の共有」のほうではないでしょうか。

つまり、「家のトイレじゃないと落ち着いて出来ない」という人は多い。
それは、便器という「モノ」に対して抵抗があるから、というより、
トイレの「空間」に対して落ち着けない雰囲気を感じるから、だと思う。

わたしは、「落ち着ける空間」というものの設計に配慮し、
それを清潔に使用し、保つための仕組みがきちんと出来ていれば、
たいていの人は、
トイレの共有に対して抵抗を感じることはないと考えています。

ま、の問題もあるだろうけどw

細菌学的にみても、便器の共同使用はそれほど問題にならない気がするし、
むしろ細菌学的に見れば、
銭湯などで使う「腰掛け」のほうが問題がありそうな気がしてしまいます。
まあ、それもどうでもいいんですけどw
なんなら、便器はそのままで、
「便座」だけを取り替えられるようなシステムがあったらいいんですが。


次は、
浴槽、洗濯機、ベッドなどの共有を考えます。

(つづく)




















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最終更新日  2008.06.02 19:22:09
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