まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2008.05.23
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わたしの考えるドミトリーは、

個々人の「自由」をも追求できるような場です。

他人との「共生」、個人の「自由」。
そのの両立をはかるというのは、言い換えると、
ドミトリーの中で「共有」と「占有」とのバランスをとる、ということです。
その線引きをどこでどのようにするのか、が大事な問題です。

おおざっぱに、以下の3つの視点で考えることができます。

1.空間の共有と占有

3.時間の共有と占有

これらを、順番に考えてみたいと思います。


1.空間の共有と占有

ドミトリーで、
おもに「共有か占有か」が問題になる場所は、

◎食事スペース(食堂)
◎リビングスペース〈居間〉
◎トイレ
◎お風呂
◎就寝スペース〈寝室〉

といったところだろうと思います。


その人のものの感じ方、考え方、嗜好などによって違うでしょう。

たとえば、50人もいるような大規模なドミトリーと、
せいぜい5~6人ほどの小規模なドミトリーとでは、
空間のエコノミーをどのように配分するかも、おのずと違うでしょうけれど、
とくに、トイレやお風呂、寝室などについては、


とはいえ、
上記した5つの場所のすべてを「共有」にすることも、
けっして不可能なことではありません。
つまり、食堂や居間はもちろん、
トイレも、お風呂も、就寝場所も「共同使用」ってことです。
いいかえれば「個室」が無いってことです。
その場合、個々人が占有する空間は、
せいぜいロッカーやクローゼット、もしくは物置だけです。

「食事くらいは他人と一緒でもいいけれど、
 やはりトイレ、お風呂、寝室は、どうしても自分だけの場所がいい。
 テレビを見るのも、仕事をするのも、やっぱり個室のほうがいい」
と考える人の場合は、やはり個室のあるドミトリーが必要です。

「個室」があれば、自由の領域、プライバシーの領域は増えます。
ただし、同時にそこは、自分個人が負担をし、管理をする空間でもあります。
「共有の空間」では、
メンバーが共同で負担をし、掃除やメンテナンスといった管理も分担なので、
個々人にかかる家事負担、経済的負担は、そのぶん分散・軽減できます。
けれども、「個室」では、そのようなメリットを得られないわけです。

昨日も書いたように、
個室をもつ人と、個室をもたない人が、共存するようなドミトリーも、
ありうるだろうと思います。

(つづく)





















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最終更新日  2008.06.02 19:21:55
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