まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2022.01.16
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カテゴリ: NHK大河ドラマ
おくればせながら、



…革命的に面白い(笑)。


失礼な言い方だけど、
いまの三谷幸喜に、
こんなに面白いものが書けるとは思いませんでした。



この小劇場風のコミカルな中世日本は、
もちろん三谷流の現代的な脚色にちがいないのだけど、


ただの田舎侍の親戚どうしの小競り合いにすぎなかった、
…ってところには、妙なリアリティを感じます。

家の娘と人質の男がデキちゃった…とかいう話も、
いかにもマヌケでゆる~い時代の話だし、
当時の東国の女にしてみれば、
さぞかし都人の男がカッコよかったんでしょうか?

そんなふうに、
しょーもないイザコザとまぬけなドタバタで、
日本の歴史が変わっていく。
実際、そんなものなんだろうと思う。

その反面、

これまた現代とは異なる価値尺度のリアリティを感じます。

新垣結衣が演じる八重姫のことはよく知らないけど、
好色な人質の男と通じて子をなしたうえに、
その子を実父に殺されてしまうという、
ドラマのヒロインとしては、かなり過激な経歴の女性。





言葉づかいにかんしては、
格式ばって喋るときには時代劇風なのに、
身内の仲間と喋るときには、まったくの現代語。

これも、いままでにない新しいスタイルですね。

主演は、いちおう小栗旬ですが、
脇役陣のキャラ立ちのほうが強めなので、
これはやはり「新選組」と同じような群像劇になるのでしょう。
その部分でも楽しみです。かなりの役者が揃っている。

ちなみに、
わたしは、中世の日本というと、
いまだに黒澤明の「羅生門」のイメージなのだけど(笑)、
今回の大河は、それを刷新してくれそうな期待をもちました。





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最終更新日  2024.06.17 19:40:40


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