まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2023.04.18
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カテゴリ: 東宝シンデレラ
まずは、
武部聡志の45周年ライブ(3月31日)について!


ネットではクレジットカードを使わない主義なのだけど、
ローソンで「Vプリカギフト」ってのを手に入れて、
なんとか配信チケットを購入できました。
※残高はAmazonのEメールギフトで処理。ちょっと面倒くさかった。





一青窈は、
かつて見たことがないほど素晴らしいパフォーマンス。
圧倒的でした。
失礼ながら「もらい泣き」を聴いて感動したの初めて。
あの曲の良さがはじめて分かった気がした(笑)。

デタラメな古語ででっち上げられた「春よ来い」も、

あの曲は、日本より台湾の文脈で聴くべきなのかも。

スガシカオの歌声も素晴らしかったです。

でも、
いわゆる《実力派》ばかりを揃えるのでないところが、
武部らしさなのだろうな。
ももクロにも胸を打つところがありました。




由貴ちゃんは、
な、な、なんと「ダンデライオン」を歌った。

わたしは3月1日のブログ記事で、
≫ 萌音は「Woman」も「ダンデライオン」も歌ってるけど、
≫ 由貴ちゃんはまだ「ダンデライオン」を歌ってないよね。

みたいなことを書いたばかりだったので、


たったの1ヶ月で実現する?!
…さすがに驚きました。

でも、
「守ってあげたい」でなく、
「ダンデライオン」を選ぶところに、


そして、これにて、
ユーミンを歌うのは 3曲目
辛島美登里と「卒業写真」をデュエットしてました。他にもあるかも。
原田知世を歌うのは2曲目ってことになる。

ただ、萌音も由貴ちゃんも、
「Woman」は "薬師丸ひろ子の曲" と認識してるようだけど、
「ダンデライオン」は "ユーミンの曲" と認識してるっぽい。
まあ、一般的にもそういう認識が普通でしょう。

でも、わたしに言わせれば、
やっぱり「ダンデライオン」は "原田知世の曲" なのよね。
あくまでもユーミンが知世のために作った曲だから。



じつは以前から、
音楽惑星さんと《斉藤由貴と原田知世》について、
ガッチリ話そうと思ったまま予定が伸び伸びになってます。
おもなテーマは崎谷健次郎の作った「夢迷賦」ですが、
他にもいろいろある。

原田知世と斉藤由貴は、
それぞれに《薬師丸ひろ子の後継》的な位置づけで、
ほぼ同時代のアイドルとして活躍したのだけど、
わたしの知るかぎり、
両者は、共演機会がほとんど見当たらないのよね。

由貴ちゃんのほうが1つ年上だけど、
デビューは知世のほうが2年早いから、
すこし由貴ちゃんが後追いになったぶん、
活躍した時期が少しズレたともいえるし、
あまりにも立ち位置が近いせいで、
事実上の共演NGだった可能性もなくはない。

とはいえ、
「ダンデライオン」がアイドル期の精神的な支えになった、
…という由貴ちゃんの話もあるし、
知世の「夢迷賦」と由貴ちゃんの「意味」の関係もあるし、

そのほかにも、
筒井康隆とか、大林宣彦とか、
高橋幸宏とか、かしぶち哲郎とか、中崎英也とか、
間接的にはいろいろと共通項があって、
林隆三の相手役だったというのもあるし、
大森一樹の映画では原田貴和子の妹(!!)だったのもある。

そこらへんを、
いわゆる「夢迷賦問題」に絡めて話そうと思ってるんだけど、
音楽惑星さんとの対話は『LOVE』までたどり着けそうにない(笑)。





一方、
筒井康隆の『時をかける少女』は、
原田知世で映画化されて以降、大林宣彦や角川春樹だけでなく、
細田守や上田誠などによって様々に変奏され続けていて、
もはや筒井自身からは「金を稼ぐ少女」と揶揄される有様なのだけれど(笑)
じつは東宝シンデレラたちも、この伝統を引き継いでます。

上白石萌音は、細田版『時かけ』のテーマ曲をカバーしてるし、
上白石萌歌は、上田版『続・時かけ』に出演してる。
それから『時かけ』ではないけれど、
山崎紘菜は、最後の大林女優として芳山和子を演じてるし、
福本莉子も、やはりタイムリープの少女を演じています。

大林宣彦と高橋幸宏の遺作ですね



そういうわけで、
由貴ちゃんと知世のニアミスもさることながら、
原田知世の遺伝子が東宝シンデレラにまで継承されていることは、
なかなかに興味のあるテーマなのです。







さて、原田知世の話はここまでにして。



由貴ちゃんは、
今度の舞台で富田靖子と共演するとのこと。

こちらも80年代アイドルどうし。

原田知世との共演は見当たらないけど、
富田靖子との共演は『浪花少年探偵団』以来2度目かしら?
NHKの「新十津川物語」では祖母と孫の関係なので直接の共演シーンはないと思う。

彼女も、
薬師丸ひろ子に憧れて女優になったらしく、
その意味では、知世や由貴ちゃんと同様に、
ポスト薬師丸的なアイドルだったといえるし、
もちろん初期の大林女優 (もうひとりは小林聡美) でもある。

デビューは、
原田知世より遅いけれど、由貴ちゃんよりは早い。
年齢は、由貴ちゃんより3つ下、知世の2つ下です。

斉藤由貴と富田靖子といえば、
なんといっても「シャア推し」で知られるわけですが、
じつは2人とも谷山浩子のファンだという共通点があって、

現在はもっぱら、
由貴ちゃんと谷山の関係のほうが強固に見えるものの、
当時は、
富田靖子と谷山の関係も、かなり親密だったっぽい。

由貴ちゃんは、
「卒業」が発表された1985年の2月21日に、
谷山浩子のオールナイトニッポンに出演したのだけど、
じつは、その前の週のゲストが富田靖子だったのですね。
しかも2週連続で! (「さびしんぼう」のプロモーションです)

由貴ちゃんが谷山のラジオ番組に出演したのは、
たぶんその1回だけじゃないかと思いますが、
富田のほうは、他の番組も含めて5回ぐらい呼ばれてる。

富田靖子が谷山ファンだったのもあるけれど、
やはり少女漫画オタクでもあったらしいので、
その点でも谷山とは趣味を共有できたのでしょうか。



そんな由貴ちゃんと富田靖子は、
2012年の『浪花少年探偵団』のときに共演しています。

撮影現場で顔を合わせる機会は、
せいぜいのところ1~2日程度だったでしょうが、
もし二人に雑談する時間があったとすれば、
おそらく『ガンダム THE ORIGIN』の話か、
谷山浩子の話だったろうことは想像に難くない。

ガンダムを、
富野作品と見るか、大河原作品と見るか、安彦作品と見るかは、
人それぞれだと思うけれど、
由貴ちゃんや富田靖子のように「シャア推し」の人は、
やっぱり安彦良和の絵の美しさ、
そしてキャラクターの魅力に惹かれる面が強いだろうし、

とくに『THE ORIGIN』は、
アムロではなく、シャアの物語だったから、
2人にとっては見逃せない作品だったはずです。




由貴ちゃんが、
一昨年のBSの『アニソンデイズ』に出演したときには、
司会の森口博子に、
「水の星へ愛をこめて」のことを話す様子が、
予告の映像でチラッと流れたのよね。
でも、番組本編では、その話がまるごとカットされていた。

わたしが思うに、きっと当時の由貴ちゃんは、
コムアイが歌ったヴァージョンが気になってたんだと思う。

ちなみに、わたしは、
コムアイ版の「水の星へ愛をこめて」を聴いて、
一瞬、由貴ちゃんが歌ってるのかと思ったのよね(笑)。
独特のエアリーな歌声が。

編曲も素晴らしくて、
ニール・セダカのメロディの美しさを、
幻想的にメランコリックに引き出していました。
(なんとなくバート・バカラック的な感じ)
由貴ちゃんも、あのコムアイ版には反応しただろうと思う。





富田靖子といえば、

浜辺美波がボキャブライダーで弓道少女を演じたときに、
わたしはすかさず「原田知世の引用!」と思いましたが、
じつはその原型が『アイコ十六歳』だということに、
つい最近になって気がつきました(笑)。

いちばん最初は、
たぶんTV版の伊藤つかさだったはずなのだけど、
富田靖子が演じた映画版を大林宣彦がプロデュースしてたので、
それを原田知世の『時をかける少女』にも応用したんだと思う。
筒井康隆の原作では、芳山和子は弓道部ではありません。

そこから、
こうした《弓道部少女》の系譜は、
綾瀬はるかとか、井上真央とか、
2010年に芳山和子を演じた仲里依紗とか、
成海璃子とか、広瀬すずとか、池田エライザとか、
そして、これも東宝の浜辺美波や山崎紘菜にまで、
連綿と受け継がれていくのだけど、

その始点に位置してるのが、
伊藤つかさと、富田靖子と、原田知世なのよね。

≫ 弓道部女子の系譜



ついでに、由貴ちゃん絡みでいえば、
原由子が作曲した「少女時代」の原型も、
もとはといえば『アイコ十六歳』への提供曲だった気がします。




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最終更新日  2024.06.18 11:41:58


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