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間が大事だと思っています。個人セッションの仕事の大半は、「待つこと」です。レメディーを処方した後、「1ヵ月後に報告を。」というのが、これにあたります。「症状の背後にあるなにか」の大半は、今置かれている環境に対する適応のトラブルなので、その環境に身を置きながらどう適応が進むかを見ています。あーだこーだ言われたりすると、かえって邪魔なだけなのですが、アドバイスが機能しない時、間違ってるのはたいがいこちらだということを、私はクライアントに教わってきました。代わりに仕事に行ってあげたり、夫婦喧嘩の仲裁に入ることも、お子さんの夜泣きに付き合ってあげることも私はできないのですから、お任せする、そして黙って見守るのが、基本的な姿勢になります。あなたの人生に落とし前をつけることができるのは、あなただけなのです。こちらは間合いをはかりながらそれを見てる、という感じでしょうか。・・・親みたいです。セルフケア講座で、子供さんが転んで泣いてる時にアルニカの話などしようものなら、たいがい「こういう場合、アルニカですか?」と聞かれます。返事は「いいえ。まず、怪我してないか見て下さい。」です。「なんでもすぐ、レメディー」ではないのです。レメディーを使うことで、患部を見たり、触ったり、起きた出来事について話すという間がなくなるのは、おかしなことです。子供よりも自分よりも、レメディーに夢中になるということのないように、レメディーの使用は極力控えめにしていますが、使わなくても間に合うことは結構あるのです。:::::::::::::::::::::::::::::::「ホメオパシー入門」3月29日(日) 10:00~12:00場所: セラピースペースパレット(神楽坂)受講料: 3000円ご自分でみる形ですが、お子さん同伴でも参加できます。お申し込みは こちら
2009.02.28
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実家でお世話になっている診療所が、「病院ランキング」に掲載されたと本を送ってきました。循環器疾患についてはとても熱心な診療所で、いつ問合せても「送って下さい。」と受けて下さるので、とても頼りにしています。こういう医療機関が評価されるのは、必要な事です。その点に異論はないのですが、基本的に「病院ランキング」を信用してません。他の疾患のランキングも見ながら病院の職員さんと話したのですが、近所の病院で、職員さんのお姑さんが手術をしてもらおうと思っていたら、他の病院に行くように勧められたとか・・・。ランキングは手術件数でつけられていて、その病院は上位でしたが、「だったらなんで断る。」と、軽く憤っていました。ランキング上位の有名病院であることと、その病院で満足のいく治療が受けられるかは、基本的に別のものです。そこは、病院に限らずですが・・・。
2009.02.25
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昨日は、「ホメオパシーで風邪対策」の講座でした。ご参加下さった皆様。ありがとうございました。ご家庭でお役に立てて頂けると、幸いです。風邪にお役立ちのレメディーを学ぶと言っても、次々いろんなレメディーを摂るような使い方をしませんので、私が摂ったことがないレメディーも出てきますが、そこのところは参加者の経験をシェアして頂いて、みんなで理解を深めることができました。講座は参加者との共同作業です。一期一会のご縁で、毎回違った雰囲気になります。話す内容も微妙に変わったりしますので、何度やっても慣れるということがないです。以前「子供を見る時は機嫌が大事」と言う言葉を、講座の中で頂きました。それをただ伝えるだけではダメで、ここにも個人差が出ます。「機嫌はいいけど、高熱が出て病院に行くと、入院と言われるぐらい悪い状態だった。」という場合もあれば、「夜によく熱を出してちょっとぐずったりするけど、朝になるといつも下がって元気になる。」という場合もあります。機嫌と全身状態が一致しない子もいるのです。こんな時は、個人の経験の方に軍配です。レメディーを選ぶのに、記録を取ることをおすすめしていますが、病気の時の記録を取るのは、「こういう状態なら病院。」とか、「朝まで大丈夫。」を判断するのに、役に立つと思います。夜間コンビニ受診したくても、受診先のない地域や国での生活ということも視野に、各家庭が力をつけるお手伝いができれば幸いです。次回3月の講座は「ホメオパシー入門」です。3月29日(日) 10:00~12:00受講料:3000円ホメオパシーは全く始めての方向けの内容です。予防接種の話もいたします。お子さん同伴でも参加できます。お申し込みの際は、参加される方のお名前とお子さんを同伴される場合はその旨も合わせてお知らせ下さい。お申し込みは こちら
2009.02.23
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治療の現場は、さらに複雑です。薬で十分なコントロールができる状態、薬でなければコントロールできない状態、薬ではコントロールがうまくできない状態、薬の効果はあるけれど、使う量を減らしたいと思っているなどなど・・・。頭ごなしに「薬は毒なのです。止めましょう。」という治療家を、簡単に信じるべきではありません。薬で生じることは「副作用」で、自分のツールで起こることは「いい効果」と言い張る人も、いけません。インシュリン注射の必要なタイプの糖尿病患者を、注射させずに施設にとじ込めて、死なせてしまった事例が、またあったのだそうです。その裁判のことが、一昨日の新聞に出てました。ホメオパシーに限らず、代替療法に携わる人々の患者管理のまずさは、目に余るものがあります。かといって、医師だから安全かというと、そうでない場合もあったりして、ここもまた複雑です。代替医療は、医療資源として活用できると思っているのですが、ひどい事例ばかりが報道されると、世間の目が厳しくなるのは当然です。そのような事例ばかりではないことを、地道に手渡ししていこうと思います。
2009.02.21
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薬は世に出る前に、培養細胞や動物実験で十分に効果を確認したはずなのに、臨床で人に使うとなると、うまく症状をコントロールできなかったり、よからぬ作用が出たりすることがあります。人間って複雑なんです。培養細胞よりも、実験動物よりも。だから結果が異なるのです。薬理作用だけで説明のつかない部分が生じるのは、その複雑さのせいだと思っています。痛みや不眠やうつが、抗○○薬で症状のコントロールがうまくいくって、実は幸せなことかもしれません。薬の名前さえわかれば、日本全国どこでも同じ薬で治療ができるのですから。
2009.02.20
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検査をして、痛み止めを処方して、場合によっては軽い精神安定剤も処方して、それでも「痛い。」という患者さんを、ペインクリニックへ御紹介することもあります。こちらとしては、「神経をブロックして痛みを取ってもらって下さい」というつもりの御紹介なのですが、神経ブロックだけではなく、抗うつ剤を処方されて、「この患者さんは、痛みを人のせいにしやすいようです。」と、性格診断までしてもらって帰ってきたのに、驚いたことがあります。その治療の後、問題のしつこい痛みはすっかりなくなりました。なかなか取れない痛みの治療に、カウンセリングを併用したり、行動認知療法を併用したり、抗うつ剤を処方したりというのは、症状の背後にある精神的なものを治療するという意味で、広く行われているようです。それに驚いている私の方が、無知だったようです。ホメオパシーもやっていることは、同じです。長く持ち続けている怒りとか、緊張感とか、何がきっかけで始まったか、大事に聞きます。どのように症状を知覚してるのかも、処方には大切です。「焼けるような感じ」の痛みの人と、「重い石がゴロゴロ詰まって動かない」痛みの人とでは使うものが、違って当然です。症状にまつわる独自の感覚以外にも、快適な生活の妨げになっていることも、所見として盛り込むことにしているのですが、一人の人間の中に症状と精神的な背後関係はセットです。「歩けないんだから、周りに誰かがいて世話してもらわないと・・・。」という表現の背後に、「一人ぼっちになることの恐怖感」とか、「親に置き去りにされたトラウマ」があるとしたら、痛みだけではなくその理由まで含めないと、適切な処方にならないわけです。
2009.02.18
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以前、講習会に参加された方と話すと、「風邪の時、楽にレメディーを選べるようになった。」と言います。そのための講座ですからね。そう言ってもらえないようでは、教え方が悪いです。驚くのはその後です。「ウチは、風邪のひきはじめにアコナイトじゃない方がいいみたいなんです。」講座で学んだレメディーの知識プラス実践で、それぞれの家庭に合った使い方が、できるようになるようです。「ウチのルール作り」の前に、おさえておくべきルールは、ホメオパシーのことだけではありません。状態の悪さも省みずに、必要以上に家庭で粘るのはやめましょう。じゃ、「必要以上」ってどういうこと?病院にした方がいい「状態の悪さ」ってなに?そこもルールとして、きちんとお伝えします。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「ホメオパシーで風邪対策」2月22日(日) 10:00~12:00場所: セラピースペースパレット(神楽坂)受講料: 4000円お席に空きがあります。お子さん連れでも参加できます。お申し込みは こちら
2009.02.16
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個人セッションを受けている方に、「ミントは大丈夫ですか?」とご質問を頂きました。答えは、大丈夫です。私は、普通に市販されているミント入りの歯磨き粉を使っていますが、それによってレメディーの効果がダメになったことはありません。患者にも、「ミントの入っていない歯磨き粉を使って。」と言った事はありません。実際、歯磨きでケースがダメになったことはないです。長く経過を見る場合、コーヒーも制限しません。うるさく「飲んじゃダメ!」って言う方もいますが、私は「いいですよ。」と言ってます。実際、コーヒーでケースがダメになったことはないです。個人セッションでお会いする方の日常生活は、あまり制限しないことにしていますが、1つだけこれはしないでとお願いしていることがあります。処方したレメディー以外のレメディーを摂ること。辛い場合は、ご相談の上、レメディーを使うかどうかを決めます。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「ホメオパシーで風邪対策」2月22日(日) 10:00~12:00場所: セラピースペースパレット(神楽坂)受講料: 4000円お子さん連れでも参加できます。残席 5 お申し込みは こちら
2009.02.13
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週末に取材を受けていて、表現することについていろいろ考えました。まず外に向けて発信しないと、世間には全く伝わりません。今までどうも、発信することが十分ではなかったようです。「わかる人にはわかるけど、わからない人はわからないわ。」といった、諦めにも似た気持ちがあったことは確かですが、受け手を甘く見ていたな・・・と思っています。ささやかなブログですが、そんなに沢山でなくても見る人はいて、なにか感じて、なにか受け取っています。ここがなにかのきっかけになることも、人によってはあるのです。責任とか発信する一言の重みってありますが、沈黙がいいとは限らない場合もあるようです。言わなければいけないこと、お伝えした方がいいことってあります。このところ2回、喘息について書きましたが、「ホメオパシーでは、喘息にステロイドは使ってはいけないとされている」という、困った情報が流れています。ですが、ホメオパシー関係者の全てが、そういう考え方をしているわけではないのです。ホメオパシーで、ひとくくりにされては困ります。・・・って、表現しないと伝わりませんね。いろいろ試行錯誤しながらではありますが、ささやかでも伝えていこうと思いました。これからも、御笑覧下さい。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「ホメオパシーで風邪対策」2月22日(日) 10:00~12:00場所: セラピースペースパレット(神楽坂)受講料: 4000円お子さん同伴でも参加できます。残席 5になりました。お申し込みは こちら。
2009.02.10
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ステロイド、必要な場面では使って下さいね。ステロイドでないと、治まらない状態ってあるんですよ、実際。個人セッションで長いお付き合いをする場合でも、セルフケアの使い方をお知らせする時も、病院に行くことや、薬に切り替えることは、原則「どうぞ。」です。病気ではなく、その人全体が癒える事を目指していますので、薬や手術が問題ではないのです。そこからどう立て直すかとか、しょっちゅう病院へ行くようなことにならない心と体作りに、どのような協力ができるかを考えます。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「ホメオパシーで風邪対策」2月22日(日) 10:00~12:00場所: セラピースペースパレット(神楽坂)受講料: 4000円お子さん連れでも参加できます。いざという時、即、レメディーが選べるフローチャートがついています。病院の方がいい場合のことも、しっかり学びます。お申し込みは こちら
2009.02.06
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以前にも書きましたが、「喘息をなめないでね。」って思ってます。命にかかわることもありますので・・・。ですから、お家で「ヒューヒュー」とか「ゼイゼイ」という音を聞いたら、そこはレメディーではなく、病院に連れて行くことを考えて下さい。横になれないようなら、なおさら取り急ぎです。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「ホメオパシーで風邪対策」2月22日(日) 10:00~12:00場所: セラピースペースパレット(神楽坂)受講料: 4000円お子さん同伴でも可です。お申し込みは こちら。
2009.02.04
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夜中に子供さんが急な発熱。冷やすか温めるか、どちらが正しいかわかりますか?咳がひどくなって、ヒュウヒュウゼイゼイ音がする。でも、ホメオパシーでなんとかなりますか?こういう事態に備える勉強会です。もしも病院に行って、恐ろしく不慣れな医者が出てきたら、腹、立ちません?「あんたじゃない別の医者を呼んで!!!」って気分になると思います。実際、そう言っちゃうかもしれません。言葉は悪いのですが、お宅でそういうことになってませんか?下手なセルフケアをやるくらいなら、病院に連れて行ってお医者さんに診せた方が安全です。ころころレメディーを変えて、全然熱が下がらないとか、ダラダラ長引いてるってこと、ありませんか?そのような経験のある方、この機会にぜひお勉強して下さい。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「ホメオパシーで風邪対策」2月22日(日) 10:00~12:00場所: セラピースペースパレット(神楽坂)会費: 4000円お子さん連れでも可です。お申し込みは、参加される方のお名前をこちら にお知らせ下さい。
2009.02.02
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