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クライアントの3分の1が、小さいお子さんです。お子さん達にとっては、春の方が冬よりも厳しい季節のようです。クラス替え、担任の先生が変わる、新入学、転園や転校などは、生後数年の方々にとって、とても大きな出来事のようです。「そんなこと・・・。」と言って、一蹴できない深刻さが本人の中にあることは、体の症状や使う言葉に表れてきますので、大切に受け止めます。自分でメールできる年頃ではない方々ですので、状況をお知らせしてくれるお母さん方の気持ちを、報告のメール越しに感じることがありますが、そこも大事にしたいと思っています。お子さんを見守るお母さんの気持ちもまた、お子さんを取り巻く環境の一部です。緊張感、焦燥感、孤独感などの感情が、どう変化していくか、お子さんの経過と合わせて見守っています。
2009.04.28
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先週、父の状態が急に悪くなりました。幸い入院中でしたので、速やかに必要な検査や処置を行って回復しました。来週は、退院の日程について相談しましょう、ということになっています。高齢者には、総力戦でないと太刀打ちできないことが起こるのです。近所のかかりつけ医との関係性を作っておくことは、治療を考える上で必須です。「必要に応じて」の必要なものが何か、自分で判断するのが難しい場面でも、力になってもらえる味方を増やすことでもあるからです。人は誰もがいつか亡くなる日が来ます。そのプロセスを見守ること、支えることの大変さは、経験した人でないとわからない、苦しみや辛さがあります。「必要に応じて利用できるものは、何でも利用して。」の選択肢が、幅広いほどいいと思っているのは、一人で立ち向かうには困難な状況に、力を貸してくれる人は、多ければ多いほど心強いものだからです。
2009.04.25
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「子供に予防接種を受けさせてしまった、取り返しのつかないことをしたと思っていたんのですが、講座の後は、そんな風に思わなくてもいいんだってラクになりました。」と、以前「ホメオパシー入門」の参加者にコメントを頂きました。よかったですね。そのためにやっている講座ですので、思う存分ラクになって下さい。「症状が辛くて薬を飲んだこと。」や、「病院に通っていたこと」に、罪悪感を持つ方もいらっしゃいますが、持たなくていいです。実際、しんどいでしょ。基本、人間の体は、わかりやすいことばかりではありません。今の世の中で使えるものは、なんでも使っての総力戦じゃないと、難しい場合もあるのですが、その難しさに直面したことのない方が、「薬を使うな。」と言うのでしょう。お気の毒なことです。必要に応じて、薬も手術も利用して下さい。もしもあなたががん患者ならば、状況に応じて三大療法もお使い下さい。そこからどう立て直すか、その状況をどうサポートするか、一緒に考えていきたいと思います。
2009.04.23
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昨日は、講習会でした。ご参加下さった皆様、ありがとうございました。この時期の空気の匂いや、季節の移り変わりを知らせる花の匂いが大好きです。だからマスクで鼻をふさいで生活するなんて、耐えられません。そこで、花粉症症状をホメオパシーで解消することにしています。抗アレルギー薬やレーザー治療で、うまくいっているのでしたらいいのですが、世の中にはそれでうまくいかない方というのが、少なからずいますので、その他の選択肢としてホメオパシーをどうやって使うかをお話しました。お腹のトラブルは、下痢とか便秘というくくり方でレメディーをご紹介しましたが、思えば過敏性腸症候群はホメオパシーが向いている疾患かもしれません。過敏性腸症候群では、患者さんのストレスにも耳を傾けるべきだと言われています。その一方で、セロトニンという神経伝達物質がお腹の症状を引き起こすと言われていて、その調節をどうするかも問題になるそうです。ホメオパシーの作用する仕組みは、精神―神経―内分泌とか精神―神経―免疫学的なものだと思っていますが、神経伝達物質の分泌にも関係しているかもしれないと、見てきたようなことを考えています。セロトニン分泌を抑えるとか、痛み止めで痛みを取るといったことがうまくいかないケースに対して、神経伝達物質の分泌を促すストレスや不安感や強迫観念といった、精神的な要因を緩和する必要があると思っています。どんな考えに毒されているかが、体の症状に関係してくるというのは、こういうことなのです。
2009.04.20
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今年は、4月になってもインフルエンザの方がいました。去年より多いかなという印象です。もちろん新型ではなく旧型ですが・・・。新型インフルエンザの流行を見ることなく、今シーズンが過ぎていきます。今シーズンの初めには、せっせとテレビで流されていた新型インフルエンザ対策。今でも覚えているものが、1つでもありますか?私は、ありません。(笑)新型は、旧型と異なる時期に流行するのでしょうか?本当に流行ってあるんでしょうか?誰もわからないんですよね、実際。ですから、いつも重視するのは現実です。あるかどうかわからないことにエネルギーを注ぐのではなく、過去にとらわれるのでもなく、現実はどうなのかが大事だと思っています。
2009.04.17
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「物質の持つエネルギーを治療に利用する」と言うと、なんだかいかがわしく感じるかもしれません。なるべく奇異ではない方向性で表現することを、ブログでも講習会でも心がけています。スピリチュアル風味でホメオパシーを語るのは、じんましんが出るほうですが、人が癒えるプロセスは、もう少し現実的なことだと思っています。経過を見る時の指標は、誰が見てもわかるものを重視することにしています。血液検査の結果や画像診断も参考にしますし、症状次第で屯用する薬を使う回数や、飲む水の量やトイレの回数とか、着る服の色や嗜好の変化とか、お友達と仲良くできるかとか、言葉遣いや声の大きさだとか、「困ってます。」ってこちらに意思表示できるか、セッションルームのドアを開け放ったら、そこから出るのか出ないのか、子供は絵を描いてもらいますので、題材に選ぶものや枚数も所見です。こういう目で見てわかる指標を重視しているのは、ホメオパシーに理解がある人であってもそうでなくても、みんなで共有できる情報だからです。結果のよしあしは、誰の目にさらされてもその鑑賞に堪えるものであることが大切です。よりよい日常を取り戻すために、なにかできることはないかというのが出発点なのですから、ホメオパシー的にはよくなったけど、社会生活には困るような結果では、本末転倒です。自由を、喜びを、強さを取り戻すことができたのかどうかは、日常の現実的なことでしか、知ることはできないように思います。
2009.04.15
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平日は普通に内科医しているのですが、大半は、風邪の患者さんだったりします。「どうされました?」と症状を聞くと、いきなり「のどの痛みと鼻水と・・・。」と症状だけを並べ始めます。老いも若きもです。その症状が、昨日からのものか、2ヶ月続いているのかで、使う薬や必要な検査が違ってきます。自分の経過を話すのに、いつからはじまったかは、大事なことです。○○科という標榜のせいで、臓器別でしか患者を診ないという批判は以前からありますが、利用する側にも、臓器別で部分的に病気を考えるという傾向は、あるようです。だから、経過を症状の羅列で表現して、伝わると思うのでしょう。だって治して欲しいのは「詰まった鼻」とか「痛むのど」といったパーツですから。医療は、提供する側だけでも利用する側だけでも成立しません。双方で作り上げていくものです。どんな形のものを作り上げていくか、それは子孫に残していく価値のあるものになっているか、責任は双方にあると思います。
2009.04.13
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「週末ぐらい、東京行かないでゆっくりしなさいよ~。」・・・と、言われた事はありません。多分言われても、「ヤダね。」って返事すると思います。温かく見守って頂いているようで、周囲の親切に心から感謝です。「毎週末、新幹線に乗る」というサイクルが、私の中のバランスをとるのに必要なようです。そのバランスの枠内で、ささやかな変化をつけて、途中、仙台で乗り換えてみたりします。仙台駅の駅弁は、かつて日本一と言われた品数の多さを誇っていますので、昼食のマンネリ化が解消しました。そして、東京到着が今までより20分近く早くなりました。早く着いたら何しよう・・・血湧き肉躍ります。たかが途中で乗り換えるだけのことなのですが、小さな変化で大きな違いを感じていたりします。・・・って、誰にわかってもらえるものでもありませんが、こういうご時勢ですからね。個人の充実って大事ではないかと・・・。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「お腹のトラブル・花粉症対策」4月19日(日) 10:00~12:00会場: セラピースペースパレット(神楽坂)受講料: 4000円お子さん同伴でも参加できます。お申し込みは こちら
2009.04.10
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10年前、都内の診療所に勤めていました。その年に、「結核非常事態宣言」が出されました。結核で入院する人が出ると、同じ職場の方を対象に臨時の結核健診ということで、胸のレントゲンを撮って、ツベルクリン反応を見て・・・ということをやりました。ところが、日本ではほとんどの人がBCGをしているので、結核に感染してなくても、ツベルクリン反応は陽性で、かえって混乱したものです。結核の患者数の増加を受けて、厚生省から「結核非常事態宣言」ということになったのですが、終息宣言が出た記憶はありません。そうこうしているうちに、結核のことを忘れて、10年が瞬く間に過ぎていきました。BCGは、この国の8割以上が受けていると言われていますが、にもかかわらず、「結核非常事態宣言」です。BCGは、役に立たないのか?とも思いました。ですが、ここで予防接種反対運動を展開しません。先進国の中では、日本の結核患者数が多いことは、知られています。予防接種の実施率が低いわけでも、衛生状態が悪いというわけでもなく、医療が受けられない環境でもないのに結核患者の数は多いのです。BCGをやっていない、他の国よりも。個人的な考えですが、予防接種には3種類のカテゴリーがあると思います。(1) 根絶を期待できるもの(2) 社会的に必要と考えられているもの(3) 効果に疑問を感じるもの住む地域によって、意味合いは変わってきます。日本の場合、BCGは(2)ですが、実施していない国からみれば、(3)になるでしょう。成人してから発症する結核の予防には、あまり貢献できないかもしれませんが、日本人は結核にかかりやすいということから、BCGに対する社会の信頼感というのは、根強いものがあります。BCGの是非はともかく、このことがきっかけで、感染症対策には、体を作ることが大事と思うようになりました。それと感染症に対する報道のあり方、社会の態度もじっくり見て、しっかり覚えておこうと思いました。あとで同じような事態になった時、役に立ちますし、なにより慌てないで冷静に見ていられます。
2009.04.08
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心の問題は実にさまざまで、○○病と病名のつくものから、病院で「たいしたことないですね~。」と言われて、相手にしてもらえないものや、病院行くほどじゃないんだけど、しんどいとかいろいろです。問題の大小を、こちらで勝手に判断しないことにしています。クライアントが現実に「問題」と感じていて、日常を円滑に送れなくなっていることは、「そんなこと・・・。」呼ばわりで軽く見るべきではありません。大切なのは、問題の中身です。どのように感じて、その結果なにが起きて、以前出来たことで、できなくなったことや、今までやらなかったのに、やらずにいられなくなったことなど、知るべきことは山ほどあります。大小は問題それ自体ではなく、その中身にあるのだと思います。例えば「不潔なのが我慢できない。」を元に人といさかうとか、外に出れなくなったとか、誰かが作ったものは、気持ち悪いので食べられないとか、その内容を知る必要があります。実際、そこを知らないのに処方はできません。こうした表現は、エネルギーの使い方の偏りの一部ですが、その状態に似たエネルギーを、治療ツールとして用いるのがホメオパシーです。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「お腹のトラブル・花粉症対策」4月19日(日) 10:00~12:00会場: セラピースペース パレット(神楽坂)受講料: 4000円お腹のトラブルや花粉症が、あなたにとって大きな問題でしたら、それを和らげるお手伝いになると幸いです。お申し込みは こちら
2009.04.06
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腹痛にもいろいろなケースがあって、食事をお粥にしとけばOKな場合や、がっちり薬を使っておかないと解決しない場合や、手術で取り除かないとダメな場合もあります。心の病だってそうです。ちょっとうつっぽくなったけど自力で立て直した場合や、薬が必要な場合もあれば、薬だけでは症状のコントロールが難しい場合もあれば、入院の必要な場合もあります。心の病は、目で見てわかるなにかがあるわけでも、数値で表現できるなにかがあるわけでもありませんが、ダメージにレベルはあります。基本的に闘病に際しては、今あるものはなんでも使っての総力戦であるべきだと思っています。その中でも玉石混交はありますが・・・。うつ病治療には薬物療法単独ではなく、心理療法併用の方が、再発は少ないというデータもあるそうですが、その心理療法枠に、ホメオパシー・・・と考えて頂ける様な仕事をしていきたいと思っています。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「お腹のトラブル・花粉症対策」4月19日(日) 10:00~12:00会場: セラピースペースパレット(神楽坂)受講料: 4000円お子さん同伴でも参加できます。お申し込みは こちら
2009.04.03
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講習会で「不眠に効くレメディーってありますか?」と聞かれたことがあります。残念ですが、即答できません。ホメオパシーでは、鼻風邪や下痢のように、即「これ。」と言える場合と、そうでない場合とがあります。「眠れない」の背景は、人によって実にさまざまです。いろいろな考えが頭をよぎって眠れないとか、痒みで眠れないとか、怒りで眠れないとか、眠ってもすぐに目を覚ましてしまうとか、寝つきがとても悪いなどなど。実に、さまざまなパターンがあります。そのパターンに合わせてレメディーを検討しますので、即、「これ」と言えないのです。お子さんの場合は、目を閉じること自体が怖いという場合もあります。暗闇がものすごく恐怖だったり、目を閉じるとなにか嫌なものが見えるとか、眠れないのには、それなりの理由があったりしますので、個人セッションでじっくり伺うことにしています。なかには、「長年使ってきた睡眠薬を減らしたい。」という趣旨で、個人セッションを利用する方もいます。実際、薬を減らすサポートにも、ホメオパシーは適しています。症状の背後にある緊張や、感情面での問題を組むことは、薬が作用するのとは、違うレベルで作用しているように思います。
2009.04.01
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