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今日は、another~kitchenの「マスターコース」に参加してきました。料理教室には、2006年以来の参加でしょうか・・・。以前参加した時のレシピが、進化しているのには驚きました。書籍も何冊か持っていますが、活字化の後にもさらに進化を遂げていて、あな吉さん、恐るべしです。 どんな食事法も、それさえ守っていれば大丈夫というのは安易で、それぞれの家系や現在の生活環境などに合わせて取捨選択する必要があります。 私は大腸がんの家族歴がありますし、大腸ポリープの既往もありますし、先日の肉食との因果関係が明らかになったという報告も重視しておりますので、野菜食メニューの充実を図る必要があります。 人によっては、心臓疾患の多い家系もあれば、脳梗塞の多い家系も、糖尿病が多い家系もあるでしょう。動物性脂肪分の摂り方は、若い時と同じでいいのかとか、塩分は?お酒の量は?甘いものは?などなど・・・。それぞれに合わせて、毎日の食事のことを自分で考えるのは、健やかな老後の為に大事です。 We are what we eat. 私たちは、私たちの食べたものできているのですから・・・。
2012.01.31
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今日の仙台、素晴らしい青空でした。ちょっと寒かったですが・・・。靴用のカイロ、初体験だったのですが、これは素晴らしい。感動しました。 この冬は、冷えが例年よりも楽なのですが、それは関東限定のようです。東北の寒さには、とてもとても・・・。 震災からまだ1年経っておりませんので、行くたびに、いろいろなことを考えさせられます。 次回の予定は、また改めてお知らせします。
2012.01.29
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昨日は、Totolabの「日本のハーブ暦~植物と暮らす旧暦ノオト」に参加しました。 テーマは柚子。エアフレッシュナーやバームを作ったり、果汁にはちみつを入れてお湯割りで飲んだり、屋外に出て植物を観察したり、採取したりしました。 冬の寒い最中に実を結ぶ植物というのも、考えようによってはすごい話です。ヨーロッパでは、柑橘系栽培のために温室を作りましたので、日本の冬の屋外は、だいぶ温かいのでしょう。植物側からすれば、もともとのライフサイクルですので、「別に・・・。」なのでしょうが、花の咲かない時期の庭に、果実の色が本当によく映えるのです。その鮮やかな色に人は心を慰められ、目を楽しませてもらいながら、ビタミンを供給してもらい・・・どこまで面倒見てもらってるんだってぐらい、世話になっています。「いただききます。」と言う時は、今まで以上に感謝して頂くことにします。 ゆずの学名は、Citrus junosだそうです。四国でゆずのしぼり汁を「ゆのす」と呼んでいるのは、学名に由来しているのでしょうか、学術調査に入った人が、聞き取って命名したのでしょうか。 Junoは、ローマ神話で女性の結婚生活を守護する女神で、June brideは、結婚生活に6月の女神でもあるJunoの加護を期待する風習なのだそうです。 ダイダイといい柚子といい、人はかんきつ類をみると結婚と結びつけずにいられないようです。
2012.01.28
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初めての講座は、経堂にあったオーガニックコットンパチャマ-マで、2003年のことでしたが、この時も夜の講座でした。その後何度か開催させて頂き、最後の夜の講座は2005年だったでしょうか・・・7年ぶりです。今もいろいろな形で、当時の受講生の方と交流があったりします。 ホメオパシー講座は、開催する方の経験によって、取り上げるレメディーや使い方が異なりますので、機会があったら、いろいろな方の講座を聞き比べてみるのも、いい勉強になります。 レメディーを日常に活用できるようになるには、ネットで検索や本で読むだけでは難しいところがあります。疑問点を解決しながら、実際に使ってどうだったかを振り返りながら、連続講座の期間中に、皆さんメキメキと上達していきます。受診基準が明確なせいもあって、無茶な使い方や医療ネグレクトをしませんし、させません。大事なことです。人の命がかかっておりますので・・・。 関内の夜間コースは、次回2月15日が「ホメオパシーセルフケア講座」第1回「風邪・1 かかったかなと思ったら」です。単発でも受講できますので、ご興味がありましたら、ぜひご参加下さい。 毎年、保険診療枠から風邪薬をはずそうという議論が出ます。ある日突然、「風邪薬は自費で・・・。」となっても慌てないように、今から備えておくのも必要かと思われます。 夜間コース(関内)は、 こちら 日曜日コース(神楽坂)は、 こちら 2月5日のホメオパシー入門は、 残席 2になりました。
2012.01.26
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レメディのもつ情報を、事前に把握しておく必要があるのは、もう一つのプルーヴィング現象があるためです。 レメディーを摂りすぎることで、そのレメディーの持つ症状を体が表現するようになるという現象です。 レメディーを摂るのを止めれば治まります。 セルフケアのレベルでも、この飲み過ぎによるプルーヴィングは起こります。「咳が一時はよくなりかけたのに、レメディーを飲み続けていて、長引いている。」という場合は、「一時よくなりかけた」の時点で飲むのを止めた方が、治りが早かったのではと思われます。ここでも、飲むのを止めれば治まります。 このように簡単に解消するケースならいいのですが、事前になんの知識も入れずに、本を片手に行うセルフケアは、とても危険です。レメディーを摂ることに夢中になるあまり、病状の観察がおろそかになります。その結果、受診すべきタイミングが遅れてしまうことになります。セルフケアに見切りをつけて、病院受診に切り替えた方がいい場合もあることを、どうぞ甘く見ないで下さい。 事前にプルーヴィングが行われていないレメディーでは、飲み続けている間に起きた症状が、ダメージによるものかプルーヴィングによるものか、区別できません。どういう頻度で摂ればいいかも、売る側の言いたい放題です。沢山売りたければ、沢山摂れと言うことでしょう。そして後は野となれ山となれです。売る側も無責任ですが、後先考えずに簡単に飛びつく方も無責任です。 昨年、「放射能に効く」と効能をうたって販売したものに関しては、逮捕されたケースがいくつかあります。ホメオパシーのレメディーがおとがめなしという訳にはいかないと思っています。 人の命を軽く扱わないで下さい。
2012.01.24
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中医学では薬草の選定にあたって、「神農は百草を嘗め、一日にして七十毒に遭う」というやり方で、直接口に入れて何が起きるのかという症状や作用を重視したと言われています。ホメオパシーも同じ作業をします。 新しいレメディーをリリースする際に行うプルーヴィングは、原材料の情報を伏せて、レメディーを摂った人と、プラセボを摂った人との間で感じる症状や精神状態を比較します。余力があったら、その物質とは縁もゆかりもない国の人で同じ作業をして、情報収集します。以前、蝉のプルーヴィングに参加したことがありますが、日本で終わった後、蝉が生育していないオーストラリアに持って行って、同じ作業が行われました。そこで、身体症状や精神状態に生じる所見は同じなのか違っているのか比較するということでした。 こうして得たプルーヴィングの結果について、海外の専門家は、それはそれは厳しい見方をします。「このプルーヴィングは信用に値しない。」とか、「偏りを感じるね。」とか・・・。こうなると臨床の場で使われることなく、いつのまにやら忘れ去られて行きます。 プルーヴィングのできが悪いならばまだいいのですが、プルーヴィングが十分に行われていないままにリリースされたレメディーに関しては、安全性に疑問を感じます。 放射能対策レメディーは、このプロセスが全く公開されていません。おそらくプルーヴィングが行われていないのではないかと思われます。 チェルノブイリでも、イギリスのセラフィールドでも、ホメオパシーは実績がありません。日本の関係者だけが「ホメオパシーが効く」と言って歩いて、放射能対策レメディーを売っていることに、大いに疑問と不安を感じています。 レメディーによる健康被害が出ないといいのですが・・・。
2012.01.23
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昨年11月からTotolab で、植物の勉強をしています。一昨日のテーマは、「植物の防御物質」でした。防御のやり方を知る前に、自分自身がどんな防御を行っているのか意見が出されましたが、参加者それぞれがそれぞれの懸案事項に基づいて、いろんなやり方の防御を行っているようでした。 植物の場合は、味を苦くしてまずくしたり、トゲを増やして食べにくくしたり、食べたらすぐにお腹を壊すように仕組んだり、命を落とすように仕組んだり、天敵の天敵となる生物を呼んだりします。 「人間も、そう変わりないことやっているのですよ。」だ、そうです。 ホメオパシーの個人セッションでも、同じことを探ります。生存の為に、どんな戦略を採ってきたのでしょう。媚びる。威嚇する。人と意見を合わせる。地味に装う。流行はきっちりおさえる。ひけらかす。隠す。遠慮する。後から手を回す。人を押しのけてでも奪う。人のやらないことをする。 選択の基準は、人がどう思うか。などなど・・・。 ひとたびそれがうまくいかなくなると、人は症状という表現をとり始めると考えます。いろんな出来事がきっかけで、その戦略を獲得したのでしょう。いい悪いではなく、その人のやり方があるだけですので、そこを見ます。自分が自分の人生に対して、何をしてきたかを知る作業でもあります。誰かや何かのせいだと思っていましたか?そこはきっかけで、その結果自分は何をするようになったかが大事です。 自分のことを知るのが怖いという方もいるでしょう。基本的にそっとしておきます。が、案外「怖い」の中身は、幽霊の正体見たり枯れ尾花・・・だったりもします。 あ、枯れ尾花もまた植物。 来週の仙台の個人セッション、予約枠に空きがあります。詳細は→★
2012.01.22
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基本的に、インフルエンザ検査で陽性と確認されたケースにのみ、タミフルは処方してきました。家族内で感染者が出たからという理由で、検査による裏付けもなしに、状況証拠だけでタミフルの予防投与というのは、問題があると思っています。以前、こんなことを書いていました。http://plaza.rakuten.co.jp/medium07/diary/20100619/ こうして振り返る時に、時系列もわかるのがブログのいいところです。 家族に感染者が出ても、全員がかかるわけではありません。通常、インフルエンザの流行時期は、インフルエンザ以外の風邪の流行時期でもありますので、インフルエンザなのか他の風邪なのか、確認は必要です。いまだに予防投与は行われているようではありますが、WHOでは、2009年から「予防投与はおすすめしません。」とおふれが出ていました。http://www.who.int/csr/disease/swineflu/notes/h1n1_antiviral_use_20090925/en/index.html In general, WHO does not recommend the use of antiviral drugsfor prophylactic purposes.For people who have had exposure to an infected person and are at a higher risk of developing severe or complicated illness, an alternative option is close monitoring for symptoms,followed by prompt early antiviral treatment should symptoms develop.(WHOは抗ウイルス薬の予防投与を勧めません。感染した患者に接触した方で、重症化のリスクを持っている場合は、症状の観察を行い、症状の発現を認めてから速やかに抗ウイルス薬による治療を行うように。)だ、そうです。 では、「ホメオパシーのレメディーなら予防投与の代わりになるか。」に関しては、私はお勧めしていません。レメディーの摂り過ぎによるプルーヴィングの問題があるからです。 こうしたことも、セルフケア講座でお話しいたします。 1月からの夜間コース→ ★2月から日曜日コース→ ★
2012.01.21
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http://news.so-net.ne.jp/article/detail/664071/【ワシントン=山田哲朗】医学研究の信頼性を検証する国際研究グループ「コクラン共同計画」(本部・英国)は17日、インフルエンザ治療薬タミフルが重症化を防ぐ効果を疑問視する報告書を発表した。 タミフルは世界で広く使われ、特に日本は世界の約7割を消費している。各国が将来の新型インフルエンザの大流行を防ぐため備蓄を進めており、その有効性を巡り議論を呼びそうだ。 報告書は、製薬会社に有利な結果に偏る傾向がある学術論文ではなく、日米欧の規制当局が公開した臨床試験結果など1万6000ページの資料を分析。 タミフルの使用で、インフルエンザの症状が21時間ほど早く収まる効果は確認されたものの、合併症や入院を防ぐというデータは見つからなかった。 報告書は「当初の症状を軽減する以外、タミフルの効果は依然として不明確」と結論、「副作用も過小報告されている可能性がある」と指摘した。2012年1月18日 読売新聞 見てきたようなことと、実際に見たことは違います。内科外来でタミフルを処方したことがありますが、そんなに「効かねー。」という印象はありませんでした。・・・というのは、比較的健康な患者さんを主に診ていたせいでしょう。「インフルエンザの症状が21時間早く収まる効果」に該当する人々にしか、私は会っていないのです。勤務先が老人病院で、インフルエンザの流行対策にあたる側になれば、また違った印象を持ったのではないかと思います。人は、見たモノ、経験したこと伝いにモノを言い、考え、判断します。たった1例でもとても大きな印象が残れば、それが全てになります。いとも簡単に自分が知覚する世界は歪み、ずれます。いい悪いではなく、そういうものだと自覚しながら、暮らし、モノを言い、ブログを書くことにしています。 インフルエンザの特効薬として、これを処方してくれないとと言って食い下がる人がいたことを、今は懐かしく思い出します。時が経てば、夢の特効薬もこのように世間の評価が変わるものです。薬に対する過度の期待は、ほどほどにということなのでしょう。ですから、セルフケア講座では、かかりにくい体作りや流行時期の過ごし方を伝えることに力を注いでいます。治療ツールがあるだけでは、対策として不十分だと思っていますので・・・。
2012.01.20
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大学病院の医局時代に、お酒の席でたまたま耳にした話ですが、先輩医師の奥さんが花粉症に対して、抗アレルギー薬を服用しながら、授乳をしていたそうです。「母乳を飲むと、赤ん坊が眠るんだよ。」・・・私はその話、笑えませんでした。 抗アレルギー薬に眠気はつきものなのですが、それを摂る必要のない赤ん坊が、母乳から飲むって、大丈夫なんだろうか、と・・・。こうした思い出があって、授乳中の方に薬を処方する場面では、とてもとても緊張したものでした。 実際に妹が授乳中だった時には、薬を飲むことを妹自身が希望しませんでしたので、ホメオパシーのレメディーはとても役に立ちました。ちょっとした風邪はもちろん、花粉症に、ヘルペスに、さっさとよくなるので、気に入って使っていました。その後6年間アメリカで暮らしていましたが、医療制度が日本と違いますので、セルフケアでホメオパシーは大活躍でした。3月に日本に帰国するのですが、再び授乳中だったりします。今回の授乳中にも、役に立っていることでしょう。 授乳中、妊娠中でも、使う際にストレスを感じないのが、ホメオパシーのいい所です。
2012.01.18
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バランス感覚は、セルフケアにも必要です。さっさと受診しなければいけないのに、家で看ることに執着したり、レメディーを選ぶのにえらく時間がかかったりするのも問題です。そこでお役に立つのがフローチャートです。観察して、本からレメディーを選ぶのももどかしいような場面で、すぐに今必要な一つが選べます。余裕のある時に経験を積んでおきましょう。「のど風邪の時、私はこのレメディー。」が、人によって違います。「風邪には、お姉ちゃんはこれだけど、妹は別のレメディー。」といったことを知っておくと、いざという時、心強い味方になります。 横浜の講座でも、フローチャートが付きます。受診基準と共に、お役に立てていただけたらと思います。受講者の感想は、こちら→★
2012.01.17
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心と体には、関連があります。 保育園に通うようになったら、毎週風邪を引くようになったとか、お葬式の喪主を務めた後に体調を崩したとか、試験の前には決まってお腹がゆるくなるとか、締め切りで切羽詰まってくると頭痛がするとか、アレルゲンはハウスダストと検査結果で出ているのに、症状は年中じゃないとか、自分の家でしか出ないとか、癌治療はうまくいったはずなのに、身内の訃報を聞いて落ち込んだ後に再発したなどなど。いろんなケースがあります。 病院では体でっかちで、検査結果がシロならなかったことに・・・で、代替医療の一部関係者は、心でっかちにこれに取り組もうとして、失敗した日には「医療ではない」と言って逃げます。どちらもうまく使えないだろうかというスタンスで、ホメオパシーをやっています。 通院、治療の必要な状態を、甘く見ない。かといって、いろいろ出て来る訴えを軽んじない。バランスは、治療家側にもクライアント側にも求められています。
2012.01.16
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クラシカルホメオパシーでは、毒出しはいたしません。どんな考えに毒されているのかを、重視します。「世界が怖い」という訴えに関しては、事細かく「あなたの世界」について情報収集します。その世界では、何をされそうですか? 殴る蹴るの暴行を加えられるのですか? 有り金を全部だまし取られるのでしょうか? 町が火の海になっていますか?どう対処しますか? 一歩も外に出ないとか、 護身術を習うとか、 何をするにも必ず付き添いが必要だとか・・・。最悪の場合、どんなことが起こりそうですか? 殺されますか? さらわれますか? 生き延びても、誰もいないとか・・・? あなたの言葉で、あなた自身が話して下さい。「あなたの世界」は、あなたしか知らない、あなただけの世界です。「あなたの世界」に関して、治療する側はどこまで知っているのか。クライアント自身も、自分自身の知覚している「あなたの世界」のことを知っておく必要があります。話すことで、初めて明確になることがあります。「な~んだ。」と感じることも、「そりゃ大変だ。」と感じることもあるでしょう。その人自身の中から、湧き上がってくる思いを重視します。 個人セッションは、このようなスタンスで行っています。
2012.01.14
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今日は、寒かったですね。この寒さをきっかけに、体調を崩す人と崩さない人がいます。この違いが何なのか、内科外来時代、とても気になっていました。生まれつき体が丈夫だとか、若いからかからないかと言われると、実はそうでもなかったりします。 キーワードは、日頃の行い です。 流行時期にどう過ごすかはもちろん、流行以前の時期にも、コツがあります。レメディーの事だけではなく、かかりにくい体づくり、看病のコツを、講座では合わせてお伝えしています。病院受診基準と同じぐらい大事なことだと思っていますので・・・。 夜間コース(関内)は、 こちら 日曜日コース(神楽坂)は、 こちら全く初めてという方は、「ホメオパシー入門」にご参加ください。「セルフケア講座」は、単発受講も可能です。
2012.01.12
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中医学では、漢方薬として用いられる素材が「〇〇に作用する」とは言わず、「帰経」すると言うのが正式の言い方です。帰と経の間にレ点を入れて、「特定の経絡に帰する」といった感じでしょうか。病気、症状という表現で、一時的に崩れたバランスを、中庸や中立の状態に戻すといったイメージです。・・・どこかで聞いたことあるなと思ったら、remedyです。接頭語としてのre-は、「再び、元に」という意味があります。後半のmediには、癒すという意味もありますが、中間という意味もあります。季節の変化で、生活習慣の乱れで、自然災害などで乱れた生体を、行き過ぎ不足がなく調和がとれている中間、中庸の状態に戻すことを目的として、治療は行われます。洋の東西を問わず、やっていることは一緒・・・らしいです。
2012.01.10
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漢方でも、ダイダイは用いられています。枳実(きじつ)と枳殻(きこく)です。行気薬という効能で、簡単に言うと気の巡りをよくする作用があります。どちらも果実ですが、枳実は夏至前に採取した幼果で、枳殻は秋に収穫した成熟果実だそうです。脾臓、胃、大腸に作用するそうで、便秘や下痢の治療や、食欲不振や胃の痛みの治療に使われます。ただし、気の滞りがあるとか、冷えなどの特定の原因によるものに限られますので、「下痢、便秘、胃痛で即、枳実か枳殻。」と言うほど漢方は甘くないです。枳実の方が作用が猛烈で、枳殻は緩和なのだそうです。自然療法の世界では、時期によってフィトケミカルの量が変化することを重視します。それに伴って、採取する時期を変えたりもしますし、状態に合わせて使い分けることもします。枳実では効果が強すぎる場合に、枳殻の方を使ったり、効能にも若干の違いがあったりします。妊婦には使用しないという、使用上の注意もあります。ポン酢に入っているダイダイの果汁に対して、妊婦はダメなのかという心配はいりません。漢方で使用されるのは、乾燥した果実全体ですし、使う量が違います。単独でなく、いくつかの生薬と組み合わせて漢方薬として使うことと、ダイダイ果汁を少量というのはだいぶ違います。花から抽出した精油は妊娠線対策に用いたり、果実を絵画やお飾りで象徴扱いする時は、子孫繁栄祈願で、乾燥果実を漢方薬として使用する際には、妊婦に禁忌ということになり、ポン酢にダイダイ果汁は一家団欒の食卓にということで、部位や量によって、人間は自分の都合でいいように使っています。よしあしではなく、長年の生活習慣と植物との付き合い方なのです。
2012.01.06
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正月のお飾りに使われる柑橘系の果実のこと、説明できますか。今から10年以上前に、鏡餅の上に乗っているダイダイのことを聞かれて往生したことがありました。英語で説明するのは大変だったからです。そして、あれから10数年。だてに長生きはしていません。「もういいです。」と言うまで、その実のことを語らせて頂きます。学名はCitrus aurantium。日本語ではダイダイと呼ばれています。放っておくと、2、3年枝についたままでいられる生命力を買われて、子孫繁栄を願って正月飾りに使われることになりました。これが日本だけの発想かと思いきや、ヨーロッパでも同じだそうです。花は花嫁の純潔を表し、婚礼の際に作ったブーケを、夫婦の寝室に置くそうです。果実は子孫繁栄を意味するとのことで、絵画に突如としてオレンジの実が転がっているだけで「この絵は寝室に飾られていたものですね。」と、推理できるのだそうです。昨年見に行った「ベネツィア展」で学びました。その名残でしょうか。アロマセラピーで用いる精油にCitrus auruntiumが用いられているのは、花から抽出したネロリで、「妊娠線の予防に」用いられるそうです。ちなみにこのネロリという名前は、イタリアに実在した地名です。その土地の君主の妻が、研究熱心な夫に贈られたこの精油を用いたところ、その香りで会う人会う人すべてが魅了されたという逸話に由来しています。花はもともと生殖器官ですので、花粉を誰かに運んでもらいたいということで、あの手この手の手練手管で誰かをお誘いします。柑橘系の場合は、「香りで悩殺」という戦略で、精油や精油を抽出する際に得られる副産物で「人間が用いても悩殺」というエピソードには事欠きません。ハンガリアンウォーターは、14世紀にハンガリーの王妃が愛用していた芳香水ですが、年老いた王妃が隣国の若い国王から求婚されたという伝説から、「若返りの香水」とも呼ばれているそうです。中身は見事なまでの「柑橘系固め」で、オレンジフラワーウォーター、オレンジ、ベルガモットなどが入っています。喉元を見せてビジュアルで攻めるのも結構ですが、香りもどうぞお忘れなく・・・。
2012.01.04
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今月のホメオパシーセルフケア講座・個人セッションの予定です。【1】 夜間コース開講 お仕事帰りでも参加できる夜間コースが、 1月25日から始まります。 詳細はこちら → ★【2】 ホメオパシー講座 in 神楽坂 「クラシカルホメオパシー横浜」を、オープンする以前、 個人セッションやセルフケア講座でお世話になっていた 神楽坂のセラピースペースパレットで、 「ホメオパシー講座」を開講します。 日曜日午前中のコースです。 日程などの詳細は、近いうちにupしますので、 少々お待ち下さい。【3】 出張講座承ります。 「横浜も、神楽坂も遠くて無理・・・。」と言う方向けに、 育児サークルや、お友達を集めてのセルフケア講座 の出張も行います。 昨年は、吉祥寺のanother~kitchen、 赤羽のe-baby、青森、仙台で講座を行いました。 「こんな時は病院受診」という基準を明確にしながら、 ホメオパシーのセルフケアをお伝えします。 受講者から 「震災後に電車が止まってかかりつけに 行けない時も、心強かったです。」 「我が家の救急箱として、手放せなくなりました。」 「子供が病院にお世話になる回数が減りました。」 といった感想を頂いています。 お問い合わせ、お申し込みは、 ria-lee★sd6.so-net.ne.jp (★を@に変えて)【4】 仙台の個人セッション 1月 29日(日) 14:15~16:15 16:30~18:30 お申込み、お問い合わせは、 ria-lee★sd6.so-net.ne.jp (★を@に変えて)
2012.01.02
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謹賀新年。新しい年が、希望と喜びに満ちたものになりますように。 ・・・という挨拶が、しらじらしく感じるほどの揺れでしたね。昨年東北地方で起きたことが、まだ何も終わっていないことを、思い出させてくれました。rememberには「思い出す」以外にも、「一発おみまいする」だの「一撃」という皮肉をこめた使い方もあるそうです。新年早々、そんな一撃を受けた気がします。この国のどこかで、世界のどこかでいろんな自然災害があったことを、他人ごとにするのではなく、同じ地球に住むmemberとして何ができるか、考えないといけないようです。今年もどうぞよろしくお願いします。
2012.01.01
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