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本日のお目当ての新作をタワーレコードで買った。●アナログフィッシュの『NEWCLEAR』 ついに出た待望のニューアルバム。 前作はベスト&ライヴアルバムだったので、スタジオ録音のオリジナルアルバムとしては『荒野』依頼となる。 その『荒野』は、あまりにもすばらしい内容だったものの、トータル性を重視したためか、2人のソングライターのバランスに偏りがあったのも事実。 今回はそこまでではないが、そのあたりのバランスはやっぱりちょっと微妙だ。資質的にはジョンとポールなのに、比率的にはアンディとコリン。 サウンドとしては『荒野』同様にしっかりとアレンジされていて、個々の楽曲単位でも完成度は確実に高まっている。 かつてのガチャガチャしたソリッドさが懐かしくもあるが…。 まぁ、とにかく、独特の耳に残るメロディや心躍らせるビート、そして胸に迫るメッセージが満載の大傑作!今年の個人的ベストはもうこれかも。
2013/03/31
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ユニオンでその他の洋楽も5枚買った。●エミット・ローズの1stソロ。 ビートルズの遺伝子紹介的なその筋の書籍で必ず挙げられる隠れ名盤。 詳しいことは全然知らないが、音を聴くとなるほど〜と納得。 一人多重録音で、エンジニアはミレニウムのカート・ベッチャー。 ●シャックの『...HERE'S TOM WITH THE WEATHER』 元ペイル・ファウンテンズのマイケル・ヘッドのバンドの4枚目。 元々ネオアコのフィールドで語られる人だが、このアルバムは妙にフォーキーな感じが前面に出ている。●ジェイソン・フォークナーの『詠み人知らず』 元ジェリーフィッシュという肩書きで語られることがメリットなのかデメリットなのかは分からないが、とりあえず、一筋縄ではいかないひねりの利いたメロディラインがツボにくるポップ。 たまたまこれもエミット・ローズ同様、一人多重録音。 個人的にはボートラのマガジンのカヴァーに相当感動してしまった。 この他に、同行した次女が見つけた2枚も一緒にお会計した。●ロジャー・ニコルズとポール・ウィリアムスの『愛のプレリュード』 名ソングライターコンビのデモ集。 カーペンターズの「愛のプレリュード」をはじめ「The Drifter」「Someday Man」といった彼らの手による名曲が原石の状態でも輝いていることを証明する内容。●ザ・フィフス・アヴェニュー・バンド 全然知らないバンド。 ジャケットの雰囲気はいかにもアメリカのバンド風情で、曲によってザ・バンドっぽかったりするが、洗練された感じの曲もあるって、やっぱりよく分からない。 でも、なかなか良いアルバムだと思う。
2013/03/31
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久しぶりのディスクユニオンでプログレ系の中古盤は1枚だけ買った。●ジェントル・ジャイアントの『THREE FRIENDS』 大学時代に先輩の仲介で短期間スタジオに入って合わせたプログレのコピーバンドの鍵盤担当者からアナログ盤で借りてカセットテープにダビングし、さんざん聴いていたアルバムだったが、 なぜか知らないが、1st、2nd、4thだけは国内盤中古CDで頻繁にあるのに、この3rdだけはなくて、 それが2010年にSHMCD化されたことでちょいちょい見かけるようになって、そのうち買おうと思いながらスルーし続け、 今日やっとゲット。
2013/03/31
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タワレコ3倍ポイントにつられて新作を買いに行く前にディスクユニオンに寄って中古CDを大量に購入した。 そのうちジャズは1枚だけ。●ドナルド・バードの『OFF TO THE RACES』 けっこう前に一度見かけたのをスルーしたがまだ売れてなかったので、今日はちゃんと買った。 ブルーノートの初リーダー作だそうだが、メンツもけっこう良い。 ジャッキー・マクリーンとかウィントン・ケリーとか。おもしろいところでは、バリトンのペッパー・アダムスも。
2013/03/31
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8周年記念企画、第22夜。今夜は、 昨夜のギャリー・ヌーマンのアルバムに参加していた、元ビー・バップ・デラックスのビル・ネルソンのこれ。BILL NELSON / VISTAMIX キャリアが長いアーティストの場合、その中で自分が特に好きな時期というのがどうしてもあって、ビル・ネルソンだと個人的にはこの頃が最高。 英国では『CHIMERA』というタイトルで出たミニアルバムにシングルなどを4曲付け足したアメリカ用の編集盤。ベスト盤というには収録曲がある一時期に特化しているので、ちょうどキュアーの『日本人の囁き』的な。 演奏は基本的に本人だけだが、曲によって高橋幸宏やミック・カーンが参加しており、全編これでもかってぐらい近未来なサウンドで、これぞニューウェイヴ!って感じ。 例えば「Flaming Desire」のリズムパターンとか、あまりにかっこ良過ぎて気が遠くなるほどだ。 でも、こういうのって、その時代に知らなかった人が今聞いてもピンと来ないのかな?そのあたりの感覚がもはやマヒしてしまっていて、客観的な判断ができない。
2013/03/31
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8周年記念企画、第21夜。今夜は、 昨夜のジョン・フォックスを師と崇めるギャリー・ヌーマン。自分の方が売れたのに。GARY NUMAN / WARRIORS とは言っても、この人が時代の寵児だった当時、私はまだリアルタイムの洋楽を聴いておらず、 初めて買ったのがこのアルバム。 遅ればせながら聴いてみようと思った頃にちょうど出た最新作だったので。 その後、さかのぼってチューブウェイ・アーミーまで聴いていったが、「Cars」などが大ヒットしていた全盛時のサウンドはもはや古びてしまったように聴こえて、 人気にかげりが見えたこのアルバムの方が、私はむしろ気に入っている。 ヴォーカルやサウンドがかなりジャパンっぽくなってて。 後年、詳しい友人にいろいろ教えてもらって認識したのだが、ビル・ネルソンが参加していた。 サウンド面での魅力はそれが大きいのかもしれないと、今は感じている。
2013/03/30
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8周年記念企画、ついに第20夜。今夜はこれ。JOHN FOXX / METATRONIC 昨夜のミッジが入ってからブレイクしたウルトラヴォックスが売れる前のフロントマン。 でも、孤高のカリスマ性は断然こっちの方が上で、 ジェネシスで言うと、フィル・コリンズに対するピーター・ゲイブリエルのような存在。 奇しくもジェネシスで例えてしまったが、プログレにどっぷりと浸かっていた私を、新たなフィールドに誘ってくれた救世主的な存在のアーティスト。 で、このアルバムは豪華3枚組。内容もジャケットもタイトルもすばらしい! 1枚目はソロになってからのコンピ。敢えてシングルヴァージョンを入れてたり。 2枚目は2008年のシドニーのライヴで、ちょうど昨夜のミッジのライヴのようにウルトラヴォックス時代の曲「Hiroshima Mon Amour」やソロの代表曲「Underpass」、そして近作からと、万遍なくやっている。 あとミックス違いのボートラも何曲か。 そして最後の3枚目はDVDで、PVや貴重なライヴ映像を収録。 初来日を個人的な事情で自粛してしまったら、その後は来ないどころかしばし冬眠状態が続き、ものすごく後悔していたが、数年前にルイス・ゴードンを従えてめでたく再来日してくれたので、無事拝むことができた。 ちょうどこのアルバムの3枚目のDVDに収録された「Shifting City」のような感じのライヴを目の当たりにして、私を含むオーディエンスの多くが涙目で合唱。
2013/03/29
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8周年記念企画、第19夜。今夜はこれ。MIDGE URE / LIVESAMPLED LOOPED & TRIGGER HAPPY ON TOUR 昨夜のハワード・ジョーンズの芸歴20周年記念ライヴにゲストで出演していたミッジ・ユーロ。 キャリアはハワードよりミッジの方が長いはずだが、80年代初頭を打ち込み中心のサウンドで駆け抜けたという仲間意識があるのかな。他にネーナとかカジャ・グー・グーのニック・ベッグスも出てたし。 さてこれは、2005年のライヴアルバム。(ツアー自体は2003年) ウルトラヴォックス時代のヒット曲を中心に、ヴィサージの「Fade To Grey」やソロになってからの「If I Was」といった代表曲、さらに当時の最新作『Move Me』からの曲も。 それをバンド形体ではなくプログラミングを駆使して少人数で再現したツアーのようだ。 これよりも前に来日した時、ちょうどこれと同じようなキャリアを総括するベスト選曲のライヴをスイートベイジルで見たが、その時はバンド形体だった。 曲が良いのでどちらもアリ。 でも、贅沢を言うとウルトラヴォックスの曲はウルトラヴォックスで見たいなと。 再結成したのだから可能性がなくはない。
2013/03/28
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春休みにつき、平日のど真ん中に仕事を休んで都内に繰り出し、いくつか美術展を見た。 まず、朝イチで『アーティスト・ファイル2013 ー 現代の作家たち』 美大に通う長女の友人らに好評というので行ってみた。 最初に展示されていた、子どもが描いた絵を実写で再現することを試みたアートは、発想はおもしろいのだが、実際はそんなにちゃんと再現していなくて微妙。 他も大体そんな感じ。アイデアはおもしろいのに、イマイチおもしろくない。 こういった現代アートは笑えることが多いのに、今回はそういうのがほぼなくて残念。 まぁ、アートに笑いを求めるこっちが間違ってるのかもしれないが。 昼食の後、ショコポチさんちのたおさんが合流して、『デザインあ展』 Eテレでやっている番組の展覧会で、こっちはかなりおもしろかった。 特にツボだったのは「ごちゃまぜ文庫」というコーナー。 本棚の本のタイトルが上下に分けて組み替えられるようになっていて、例えばこの画像みたいな、 ちょと前に松本人志がやっていた深夜番組『OMOJAN』的なおもしろさ。 その後、フジフイルムスクエアで、無料の写真展を見た。ネイティヴアメリカンの写真が、なんかすごかった。 そして最後に『ミュシャ展』 油彩やパステルなど、いろいろ合った中で、商業的なポスターはやっぱりおもしろい。ビールとか自転車とか、なんでも節操なく請け負っているから。 節操ないと言えばグッズのコーナー。ガシャポンをやったら、こんなキャラものが出た。もはやミュシャでもなんでもない。 ミュシャの展覧会はこれまでも見たことがあったが、今回は特に作品点数が多く、しかも、平日にもかかわらずけっこうな人だったので、さすがにちょっと疲れてしまい、 同じビルの下のフロアのスタバに寄って、バカの一つ覚えで「ソイ!」と注文しそうになったが、今回は勇気を振り絞って(?)「ミスト!」と、別の呪文を唱え、それを飲みながらたおさんを交えて軽く反省会(?)をしてから帰った。
2013/03/27
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8周年記念企画、第18夜。今夜はこれ。HOWARD JONES / ONE TO ONE 昨夜のバンドのドラマー、フィル・コリンズが「悲しき願い」でデュエットしているという繫がり。 元々この曲のオリジナルは、前作「DREAM INTO ACTION」に収録されていたが、デュエットしたヴァージョンが改めてこのアルバムのボーナストラックとして再録。 で、このアルバム自体は、 デビュー曲で幸先よく大ブレイクして、その後の2ndシングル〜デビューアルバム〜さらにシングル〜2ndアルバムと売れ続け、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった彼の人気が、ちょっと落ち着いちゃった頃。 とは言っても、例えばシングルカットされた「You Know I Love You... Don't You?」とか「All I Want」あたりを聴く限りでは、決して曲のクォリティが落ちたわけでもないと思うんだけど。 このアルバムが出た後にジャパンエイドで来日したので、神宮球場に観に行ったが(お目当てはもちろんピーター・ゲイブリエル)、演奏の前に披露したパントマイムが寒くて失笑を買ってしまい、そのまんま人気も下火に…。 でも、個人的にはそこで見捨てることなく、今でも大好きなソングライターの一人だ。
2013/03/27
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8周年記念企画、第17夜。今夜はこれ。BRAND X / UNORTHODOX BEHAVIOUR 昨夜のイーノのアルバムに参加していたメンバーのうちフィル・コリンズとパーシー・ジョーンズの2人が在籍したバンドの1stアルバム『異常行為』 ジェネシスが大好きだったので、本家のアルバムを一通り聴いた後に各メンバーのソロアルバムまで手を出していったが、これだけはずっと二の足を踏んでいた。 なぜかと言うと、 私は長年ジャズとかフュージョンが苦手だったから。 プログレというジャンルにハマっているにも関わらず、ちょっとジャジーな感じになると敬遠したりしていて、特にこのバンドは露骨にそっち系の演奏に特化しているとのことだったので、食指が動かなかったのだ。 それが、十数年前に急激にジャズにハマったので、今さらながらこれも聴いてみたところ、やっぱり良かったと。 とにかくテクニックが超絶過ぎて、笑ってしまう。冒頭の「Nuclear Burn」からまさに”異常行為”。 欲を言えば、これだけの演奏力をこれ見よがしにひけらかしつつ、もうちょっとポップなメロディラインを盛り込んで欲しかったかな。 ジャズだって、ソロはアドリブの応酬でも、テーマ部分は例えばスタンダード曲の耳に残るメロディを題材にしたりしてるわけだから。
2013/03/26
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8周年記念企画、第16夜。 昨夜の名盤をプロデュースしたブライアン・イーノのソロ作。BRIAN ENO / BEFORE AND AFTER SCIENCE イーノはアンビエントものより歌ものが良いという人がけっこういる。少なくとも私はそう。 特に前作とこれは参加メンバーもスゴい。 ドラムはフィル・コリンズとかデイヴ・マタックスとかヤキ・リーヴェツァイトとか。 ギターはロバート・フリップだったりフレッド・フリスだったりフィル・マンザネラだったり。 で、ベースはパーシー・ジョーンズのプレイが非常に効いている。例えば「Kurt's Rejoinder」あたり。 曲ごとに違うので、クレジットをしっかり確認しながら聴くと、なかなか興味深い。 ポップのフィールドでこんなに独自の世界を造り出せるのに、これで一旦やめちゃって、もったいないな。
2013/03/25
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8周年記念企画、第15夜。秘かに3週目に突入。 エイドリアン・ブリュー繫がりで、これ。TALKING HEADS / REMAIN IN LIGHT これが出た時に相当な話題になっていたのは何となく知っていたが、私はなけなしの小遣いで1枚ずつビートルズのLPを集めている最中だったので、ちゃんと聴いたのは3年後だった。しかも貸しレコ屋で借りてダビング。 もう30年以上も経つのに今聴いても衝撃の問題作という感じ。 「Once In A Liftime」のPVのバーンを見てかっこイイと思えるか否かが、ニューウェイヴの踏み絵というかリトマス試験紙というか…、 とにかく、これがめちゃくちゃかっこイイとされる時代だった。 で、私も友人から薦められて、一時期めちゃくちゃハマった。 とか言いながら、あまりに先鋭的過ぎて、トーキング・ヘッズのアルバムの中ではその後一番聴いていないかも。アルバムとしては他のヤツの方が好き。 ちなみに何年か前にトム・トム・クラブが再結成してサマソニで来日した時に生ティナを見たが、めちゃくちゃかわいかった。
2013/03/24
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8周年記念企画、第14夜。 昨夜の流れからは、プロデューサー繫がりでピンク・フロイドに行くのもアリだったんだけど、結局これにする。KING CRIMSON / ABSENT LOVERS 昨夜のアルバムのレコーディングの時に、ゲイブリエルが声をかけて参加したロバート・フリップと、プロデューサー、ボブ・エズリンが連れて来たアメリカのセッションミュージシャン、トニー・レヴィンが出会った? ゲイブリエルもキング・クリムゾンも分厚いバイオ本を読んだはずなのに、ほとんど忘れてしまった…。 さて、このアルバムは、 80年代に再結成したクリムゾンの最後のライヴ(1984年7月11日)の音源が1998年になって出たもの。 往年のプログレファンからは風当たりの強いこの時期だが、個人的にはモロにリアルタイムということもあって、わりと肯定的に捉えていて、 改めて聴くと、この時期ならではのキラーチューンがちゃんとあるのはサスガだなぁと思う。 例えば「Sleepless」のイントロは今聴いてもゾクゾクするし、アンコールで「Elephant Talk」が始まるとやっぱり興奮するし。 もちろんそれ以外の曲も尋常じゃない緊張感で、この時期にしか味わえないソリッドかつタイトな演奏が繰り広げられている。 とは言っても、こういったサウンドをクリムゾン名義でやる必然性という点についてアリかナシかという正解は私には分からない。 私自身も、この新生クリムゾンの演奏を初めて聴いた時の違和感は相当なものだったから。 ただ単純に好きか嫌いかという点では、大好き。 できればこの音源は、こんなに経ってからマニア向けの蔵出し音源としてではなく、まだこの衝撃の余韻が残っている80年代のうちに出して欲しかったなぁ。 ところで、 ブックレットにあるロバート・フリップ自身の回りくどい解説は、ちゃんと意味を咀嚼して読むと抱腹絶倒な皮肉ギャグ満載だ。
2013/03/23
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8周年記念企画、第13夜。 昨夜のイレイジャーのカヴァーアルバムの1曲目からの流れで、満を持してこのお方。PETER GABRIEL 私にとって神。 とは言っても、別に聖人君子なんて意味ではなくて、アーティストとして表現する方向が他の人たちとまったく別世界に行ってしまう感じ。 また、ミュージシャンとして特に何かが超絶に上手いわけでもなくむしろ不器用で、何かを創造すると大概いびつなもの、突拍子もないものに仕上がるという、 天才!唯一無二の絶対的カリスマである。 で、これはジェネシス脱退後、初のソロアルバム。 これに関しては以前ホームページの本館で語っていて、久しぶりに読み直してもやっぱり同じような感想なのでそっちで。 そこでも言ってるように「洪水」は訥々ヴァージョンで聴くとたまらない。
2013/03/22
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8周年記念企画、第12夜。 今夜は、昨夜の「永遠の想い」も入ってるこれ。ERASURE / OTHER PEOPLE'S SONGS アバのカヴァーが好評だったイレイジャーが、アバに限らずいろんなアーティストをカヴァーしまくったアルバム。 エレポップは大好きで、ヒューマン・リーグ、O.M.D.、デペッシュ・モード、ギャリー・ヌーマン、ハワード・ジョーンズ等々いろいろ聴いていたが、なぜかイレイジャーにはなかなか入らなかった。もちろん、デペッシュ・モード〜ヤズーの後、ヴィンス・クラークがやってるので気になってはいたのだが。 聴くようになったきっかけは、今はなき渋谷のHMVで『I SAY I SAY I SAY』を視聴したこと。既に6枚目だったのかな? それからはもう、エレポップではダントツで気に入ってしまった。 そんな大好きなイレイジャーが、このアルバムでピーター・ゲイブリエルの「Solsbury Hill」をカヴァーするとは?!(ゲイキャラ炸裂!) それだけじゃなく、他にもバグルスやコーギスまで。個人的には信じられない奇跡の流れだ。 先日のポール・キャラックとはタイプは違うが、アンディ・ベルもめちゃくちゃ歌がうまいので、何を歌ってもすばらしい。 もちろんヴィンスのオケ造りも最高。
2013/03/21
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8周年記念企画、ひっそりと第11夜。 昨夜のスタックリッジから意外性のかけらもない流れで、これ。THE KORGIS / DUMB WAITERS コーギスは一応ちょこっとヒット曲があるグループだが、私がリアルタイムの洋楽に目を向けるようになる直前のことだったので、ずっと知らなくて、 社会人になった頃にベスト盤が出たのを妻の友人からカセットテープでもらって知ったのだと思う。 で、そのベスト盤の1曲目で、彼らの最大のヒット曲「永遠の想い」が収録されているオリジナルアルバムがこの2nd。 「永遠の想い」は、10ccの「I'm Not In Love」に匹敵する覇気のない名曲で、中心人物であるジェイムズ・ウォーレンの、(時代も国も違うけど)ソフトロック系っぽいふわっとしたドリーミーな声質にはまっていて、じわ~っと沁みる。
2013/03/20
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8周年記念企画、第10夜。 昨夜のメカニクスのドラマー、ピーター・ヴァン・フックが在籍したこれ。STACKRIDGE / MR.MICK このバンド、ジョージ・マーティンが手がけたこともあり、必ず田舎のビートルズという枕詞がつくので、それに惹かれて聴く人もいるのではないか。かく言う私がまさにそれなので。 で、実際に聴いてみると、共通点は英国臭のキツいポップという程度で、ビートルズを引き合いに出されるわりに口ずさめるようなキャッチーさはあまりなく、一方でプログレッシヴな面が多々あったりするので、個人的にはそういう意味で気に入った。 このアルバムも、冒頭こそビートルズの「Hold Me Tight」の秀逸なカヴァーで始まりながら、その後は随時プログレッシヴな展開。 プログレッシヴついでに、 元々はトータルコンセプトアルバムだったらしく、後になってからアーティスト側の意向でそのコンセプトに沿って編集し直した(映画でいうところのディレクターズカット的な)ものも発表されているようだ。未聴だが、ちょっと気になる。 ところで、ジャケット向かって左側のナース(?)のルックスが、なんとなくクリスティーナ・リッチに似ていてかわいい。
2013/03/19
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8周年記念企画、第9夜。 昨夜の流れから当然こうなる。MIKE + MECHANICS フィル・コリンズがソロで売れたおかげで本家ジェネシスも売れて、その余波でマイク・ラザフォードのソロプロジェクトのこれまでついでに売れた感じ。 当時からジェネシスに相当入れ込んでいた私だが、今のようにネットが普及していない状況だったので情報がなく、このアルバムが出ることを全然知らなかった。 それが、ボーリング場で知ることになろうとは! 待ち時間に店内モニターで流れていたMTVをぼーっと見ていたら、この「Silent Runnning」のPVが流れ、 なにやらマイクらしき人がちらっと映って、しかも歌ってるのはポール・キャラックっぽい人で、もしかしたらと思ったらホントにそうだったと。 で、その時の印象は、当時のジェネシスのリズムを単調にして、キーボードの音色やバッキングを凡庸にしたような感じで、それってまさにジェネシスからフィルとトニーを抜いたようなものだなぁと。 それ以上に、続く「All I Need Is A Miracle」は、もう一人のヴォーカリスト、ポールヤングが歌ったメロディもアレンジもあまりにもフツーのポップソング。 そんな感じが3枚目まで続いたが、一応ちゃんと売れてはいたのがスゴい。 で、このバンドがやっとオリジナリティを発揮し始めたのは4枚目からなのではないかと個人的には思っている。 ポール・ヤングは残念ながら亡くなってしまったが、残ったポール・キャラックのヴォーカルにはいよいよ磨きがかかってすばらしい。
2013/03/18
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昨年に続いてまた今年もザ・コレクターズがうちの県の小さなライヴハウスに来てくれたので、娘と二人で見に行った。 またしても小里くんのサイドに陣取ると、 いきなり往年のファンが泣いて喜ぶ最初期のキラーチューン「NICK!NICK!NICK!」でスタート! その後は「喜びの惑星」「プロポーズソング」等々最新作『99匹目のサル』からの曲を中心に、新旧の名曲を万遍なく織り交ぜた文句無しにすばらしいライヴで、 当然のことながら最大のヒット曲である「世界を止めて」の盛り上がりは尋常じゃなかった。特に小里くんのベースはヤヴァ過ぎる! また、「TOUGH」に加えて、近作からの「GROOVE GLOBE」や「たよれる男」も完全にアンセムとして定着した感がある。 ただ意外だったのは最新作の先行シングルだった「誰にも負けない愛の歌」をやらなかったこと。「Yeah!Yeah!Yeah!」ってやりたかったのに残念…。 で、トークも相変わらず爆笑。 コータローくんが言っていたように、今回のリーダーのトークはいつにも増してグダグダなカオスで、特に話がうまいというわけでもないのだが、 人気のポッドキャスト「池袋交差点24時」で培ったコンビネーションが絶妙だった。 四半世紀、うちの県をスルーしていた彼らだが前回の来訪で手応えを感じてくれたのか、2年連続。これからもツアーのたびに来てくれると嬉しい。 もちろんうちの県に来てくれるのを待ってるだけでなく、他の会場の時も参戦すれば良いわけで、 例えばこのツアーのファイナルである新木場スタジオコーストは大きな会場なので、まだソールドアウトではないようだ。行きたいなぁ。 ちなみに物販では今回のツアーTシャツと、話題の(?)これを買った。
2013/03/17
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8周年記念企画も2週目に突入。今日で8日目。 昨夜の流れだと、やっぱりこの人を。PAUL CARRACK / GROOVIN 私は最初ニック・ロウのところにいたのでこの人を知ったが、スクィーズにいたり、マイク + メカニクスにもいたり、 元々はエースというバンドで「How Long」というヒット曲も出していて、さらにソロ名義でもちゃんと売れているという、 日本での知名度は微妙な感じだが、ブルー・アイド・ソウル系の実力派ヴォーカリストとして、もっと評価されても良いと思う。 ヴァン・モリソンとかスティーヴィー・ウィンウッドと比べるのはロック史上における存在感の点でキツいかもしれないが、純粋にヴォーカリストとしての力量で考えれば例えばダリル・ホールあたりと遜色ない。 で、このアルバムは、そのヴォーカリストとして力量を活かしたカヴァーアルバムで、アイズレー・ブラザーズ、、マーヴィン・ゲイ、ヴァン・モリソン、ディオンヌ・ワーウィック、さらにキャロル・キングといった蒼々たる面々の曲に真っ向から取り組み見事に歌い切っている。 このアルバムではやっていないが、YouTubeを探してみたら「While My Guitar Gently Weeps」やクラウデッド・ハウスの「Don't Dream Its Over」までカヴァーしている映像を発見。 本人のオリジナル曲だってもちろん良いのだが、今回はたまたまカヴァーばかり選んで聴いてしまった。 まぁ、これだけ歌がうまいと、オリジナルかカヴァーかなんてことはあまり関係なくなるな。
2013/03/17
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8周年記念企画、第7夜。もう1週間経つのか。早いなぁ。 で、今夜はこれ。NICK LOWE / THE ABOMINABLE SHOWMAN ニック・ロウとザ・ザなんてあまり繋がりがなさそうだけど、またまたベーシストがジェイムズ・エラー。 この4作目のソロアルバム『ショウマンの悲劇』ではバックにノイズ・トゥ・ゴーというバンドを従えていて、ニック本人がベースを弾かない曲をジェイムズ・エラーが補う役割なのだろう。 ところで、ジェイムズ・エラーって誰? さて、私はニック・ロウはここからがリアルタイムで、ミュージック・ライフでの評価は最高の五ツ星だった記憶がある。 では、実際にすばらしいのかと言うと、 当時の奥さんのカレン・カーターがコーラスで参加したり、キーボードのポール・キャラックとデュエットしたりと、かなりわくわくするハズなのに、アレンジがあまりにもフツー過ぎて、個人的にはアルバム全体として残念な印象を受けた。 それでも「Ragin' Eyes」あたりのノリは最高にご機嫌なニック節なので捨てがたい。 あと、ジャケットのハーフシャドウでニヤけたルックスが卑怯なイケメンだなぁと。
2013/03/16
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誰も食いつかない8周年企画、第6夜。 今夜はこれで。THE THE / DUSK 昨夜取り上げたジュリアンのとことリズム隊が同じという繫がり。 リズム隊が同じでもフロントがマット・ジョンソンなので、そこが決定的に違う。キャラが濃い。 ジュリアンも全然薄い方ではないが、マットの濃さはハンパない。臭いがキツい感じ。 当時、友人がマットのことを、マガジンのハワード・ディヴォートが真面目になったようなキャラと評したが、それは確かにキツいわ! 根底にブルースが流れている? 元々そんなマット一人のソロだったところに、前作から元ザ・スミスのジョニー・マーと上述のリズム隊が加わり、バンドの体裁を成している。(今作ではKbも加入) で、このアルバムからのPV「前世のスロー再生」は、前半4分以上も曲が始まらなくてちょっと不安になるが、始まると曲自体は彼なりにポップな良い曲だと思う。ジョニー・マーの吹くハーモニカも効果的に使われているし。 この後、個人的に全くノーチェックだが、今はどうしてるのだろう。
2013/03/15
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8周年企画第5夜。 前の日に語ったアーティストとなんらかの関連のあるものを次の日のネタにしていく。 昨夜はバニーズだったから、今夜は当然、JULIAN COPE / MY NATION UNDERGROUND ジュリアン・コープは、私はソロになった最初の2枚がシド・バレットの再来のようで特に好きなのだが、3枚目はやたらと元気な抜けの良いポップに変わって、それもまた捨てがたく、 続くこの4枚目の元気さはさらに尋常ではなく、冒頭からアルバムの随所でホーンが鳴り響き、男性コーラスが炸裂する。当然ビートも強い曲が多い。(ミキサーがヒュー・パジャムだった) そんな中でシングルカットされた「Charlotte Anne」「China Doll」あたりは、逆にテンション抑えめの佳曲で、アルバムの良いアクセントとなっている。 ちなみに後者には、昨夜取り上げたバニーズのドラマー、故ピート・デ・フレイタスが同郷のよしみで友情出演し、ほろ苦い青春もののPVになっているのだが、ピートがその後亡くなったこともあり、涙無くしては見られない。 このポップな路線も2枚で終了し、その後はダークな路線3部作に突入。私は一応買ったものの、どうにもキツくて聴き通すことができず、売り飛ばしてしまった。 で、その後、無事ポップのフィールドに戻って、それはまた非常に良いと…。 こう考えると、ジュリアン・コープという人はアルバム2〜3枚ごとに路線を変えているのだなぁと改めて感じた。まるでジェフ・ベックかテリー・ホールのようだ。
2013/03/14
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8周年記念企画、第4夜にしてやっとアイルランドを脱出しリヴァプールへ。ECHO & THE BUNNYMEN / OCEAN RAIN 同時代のU2が後年桁違いの成功を収めてしまったので、当初の評価はエコバニの方がむしろ高かったくらいなのに、現在の知名度は雲泥の差だ。また、いつの間にか若い世代にも神格化されているキュアーと比べても、地味な存在になっている印象がある。 実際私自身もかつてはU2やキュアーと同じくらい聴いていたのに、再結成後の活動はまったくノーチェックだし。 そこで、今こそエコバニを聴き直すのもアリではないかと。 もっとも、後追いでU2やキュアーを聴いた世代の人たちはエコバニと言ってもピンと来ないかも。 さて、この4thアルバムは、 やはりB面の「The Killing Moon」「Seven Seas」のワンツーパンチが強力だ。その後もずっと聴き続けてきたU2やキュアーと比べて、個人的にここで終わっちゃってるせいで懐かしさがハンパない。 ところで、このアルバムが出た頃イアン・マッカロクがインタビューで「良い曲はアコースティックギター1本でやっても良い」と言っていたことについて、当時の私はバンドとしてのアンサンブルやアレンジの凝ったサウンドが好きだったため必ずしも納得していなかったが、今はそれがよく分かるし、実際上述の「The Killing Moon」「Seven Seas」あたりはアコギ弾き語りで聴いてみたい気もする。 ちなみに、当時は”エコバニ”ではなく”バニーズ”と略す方が主流だった?
2013/03/13
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8周年記念企画第3弾は、別にアイルランド祭りを続けるつもりではないのだが、またアイルランド。 でも、この人たちはあまりにも世界的な成功を収めてしまったため、もはやアイルランド出身とは見なされていないらしい。U2 / ACHTUNG BABY 私はU2で本当に好きな時期は3rdアルバム『WAR』までなのだが、かと言ってどれだけビッグになってもそんなに嫌いになるわけでもなく、なんとなく聴き続けているような感じがする。惰性? まぁ、日本でも知名度が高いから、いとも簡単に中古盤で入手できてしまうのも大きいかな。 さて、このアルバムは、 U2を世界的なバンドに押し上げ、80年代を代表する名盤扱いの『THE JOSHUA TREE』よりはよっぽど好き。 改めて確認したら、プロデュースは相変わらずダニエル・ラノアwithイーノなのだが、3曲だけミキサーがスティーヴ・リリィホワイトだったのは良い。 あと、ジャケットの写真がまたアントン・コービンで、1枚1枚が単独でジャケデザインとして成立しそうなクォリティの写真を惜しげも無く一気に使ってしまうあたりは、ヒプノシスがピンク・フロイドの1stと2ndのカップリング『NICE PAIR』でやったこと思い出させる手法で、なかなか良いと思う。 で、その16分割の裏ジャケの中にアダムの全裸写真が使われていて、「ナニがどっち曲がり」といったあまりにもゲスなことが取りざたされた当時が妙に懐かしい。 当時ということで言うと、先行シングル「The Fly」のキャラ作りだか、ボーノがロキシーのフィル・マンザネラっぽいサングラスをかけていたりしたような記憶が。 このアルバム、私は当時の職場の同僚が買ったのを借りて、カセットテープにダビングしたものを通勤のカーステレオで聴いていたのであった。 そんなわけで、思い入れがないわりには、思い出が多いアルバム。
2013/03/12
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ポール・ブレイディを挙げたらもう一人、アイリッシュ系のヴォーカリスト最大のビッグネーム、ヴァン・モリソンについて語らないわけにはいかない。VAN MORRISON / MAGIC TIME ここ数日あれだけポール・ブレイディを持ち上げておきながら、どうなんだろうと思いつつ、 ライヴではなく、作品として記録されたかたちで聴く限りにおいて、ヴァンはポールを凌駕しているように感じる。 私の拙いことばで説明しきる自信がないが、つまり…、 アイリッシュやカントリーといった様々なフォーマットをしっかりと自分の表現の一つとするポールに対して、どんなジャンルの音楽をやってもそれが全て自分の音楽になってしまうというヴァン。 同じようでいて、実は全然違う。 どっちが一人の才能ある人間として捉えやすいかと言えば、むしろポールかもしれない。 だが、ヴァンはジャンルを超えて自分の愛する音楽を具現化する忠実な媒体として音楽を提示しようとする結果、ヴァン本人の音楽が表出する。 もはや自分で何を言っているのか分からないが。 で、このアルバムは、 ヴァンの作品は全て傑作なので特に1枚は選べないため、なるべく今後あまり取り上げられそうもないものを敢えて選んだ。 とりあえず2曲目「Celtic New Year」でキマリだろう。音楽のジャンルを超越してどんなフォーマットでも完全にヴァンの歌になってしまうという典型。音楽家としてのスケールが計り知れない。 相当な偏屈らしいが、それにしても来日しないなぁ。
2013/03/11
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8周年!今日でこのブログも9年目に突入〜。 と言うことで、アニヴァーサリー企画というほどでもないが、独り言モード全開に好きなアルバムを勝手に紹介する。 まずは、昨夜の興奮も冷めやらぬうちに、PAUL BRADY / OH WHAT A WORLD ピーター・バラカン氏の番組”PBS”でアルタン来日の模様が放映され、そこにバーター的に出てきたのを観て、その歌の力に一気に虜になってしまった。 そして、その後ケルティック・クリスマスで来日した時に初めて馳せ参じ、ついに去年、単独公演を観られたという流れ。 私はそれまで長年に渡って、プログレをはじめとする曲構成がストレンジなものやエキセントリックなものをメインに所望してきていた。(英語が分からないので、歌詞はまったく関係なしに) そんな耳にとってポール・ブレイディの音楽は、あまりにもフツーだった…ハズなのに、驚くほどハマってしまった。 意味が分からないので、純粋にその歌がすばらしかったということになるのだろう。 で、このアルバムは、リアルタイムで聴くようになるちょっと前のもの。 この後ドキュメンタリー『SONG BOOK』が制作されたこともあって、ここからの曲が何曲も再演されているが、個人的には、そこで取り上げられず、またその後あまりライヴでもやってくれない1曲目の「Sea Of Love」が白眉。 この人の曲(歌)は基本的にアレンジされたものより弾き語りの無垢なかたちで聴いた方がグッとくるパターンが多いのだが、「Sea Of Love」に関してはこのアルバムのヴァージョンがとてもかっこ良かった。 私の中で、例えばピーター・ゲイブリエル、ハミル、ロバート・ワイアット、ケヴィン・エアーズ、ヴァン・モリソン、ニック・ロウ、ジョン・フォックスあたりに匹敵するほどのヴォーカリストはもう見つけられないと思っていたのだが、いた!…という希有な例。
2013/03/10
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ポール・ブレイディのライヴ会場でポール関連のCDを3枚買った。●『ANDY IRVINE PAUL BRADY』 ソロとしてデビューする前のプランクシティの盟友とのデュオ。 アイリッシュの伝統音楽をやっている。キラーチューンの「Arthur McBride」収録。●『HARD STATION』 伝統音楽に取り組んだソロデビュー作から路線を変更し、コンテンポラリーな方向性を打ち出した2作目。 ある意味、ここから本当のSSWとしてのキャリアをスタートさせたと言えるのでは。「Nothing But The Same Old Story」は今でもライヴの重要なレパートリー。●『DANCER IN THE FIRE〜PAUL BRADY ANTHOLOGY』 今回の来日記念盤として出た2枚組ベスト。 これまでのキャリアを手っ取り早く総括できるばかりでなく、シングルB面ながら今回のライヴの1曲目で炸裂したハンク・ウィリアムズのカヴァー「You Win Again」といったレアな曲も収録されている。 で、2枚以上買うとチョコレートのクジを引けることになっていたらしく、引いたら見事に大当たりで、もう1枚ありがたくいただいた。●キリアン・ヴァレリー & ケヴィン・クロフォードの『ON COMMON GROUND』 ルナサのメンバー2人によるユニット。 ユリアンパイプとフルート担当の2人に加えて、サポートでギタリストが参加している。 ルナサはポール・ブレイディ目当てで観に行ったイヴェント”ケルティッククリスマス”に出ていて知った大好きなバンドなので、当たってラッキーだった。
2013/03/09
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ユニオンでジャズ以外にも2枚買った。●ザ・クリス・ステイミー・エクスペリエンスの『A QUESTION OF TEMPERATURE』 元dB'sのクリスが、自分がプロデュースしたヨ・ラ・テンゴをバックに従えたユニット。 国内盤で名義が”クリス・ステイミーwithヨ・ラ・テンゴ”となっているのは、国内での知名度がヨ・ラ・テンゴの方が高いってことだろう。 これが出た当時、dB's周辺に詳しい友人が教えてくれたのだが、国内盤の中古を見つけるまで待っていたら今頃になってしまった。●ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツの『THE ELSE』 名盤3rdアルバム『Flood』が出た当時ハマってデビュー作から4枚目、さらに未発表曲集まで持っていたが、その後パタッと聴かなくなっていた。 個人的に勝手に彼らに対して空白の十数年となってしまっていたが、コンスタントに活動を続けて、これが12作目だった。 今回は、あまりにも魅力的なジャケットに惹かれて思わず手に取ってみると国内盤であまりにも安かったので、久しぶりに買ってみた。結果的にジャケ買いってことになるのか?
2013/03/09
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ポール・ブレイディの前にリニューアルしたというディスクユニオンで中古CDを何枚か買った。 ジャズは1枚。●ジョー・ヘンダーソンの『TETRAGON』 これまで何度か見つけては買おうと思いつつ、他にもいろいろと欲しい物があって我慢してしまっていたが、今日こそ買った。 2パターンのクァルテット編成で、いずれも良いメンツだが、特にロン・カーターとジャック・デジョネットのリズム隊とやった1曲目「Invitation」があまりにもかっこイイ!
2013/03/09
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ほぼ1年ぶりにポール・ブレィディが来日したので、去年に続いて観に行った。 今年は、去年私が観に行った日には出なかった山口洋氏(HEATWAVE)が共演すると予め告知されていた。 私が到着してとった行動は去年とまったく一緒で、席を確保してまずギネス、そして物販へ。 五十嵐正さん(?)にアルバムの内容などをうかがったりしつつ、持っていなかった御大の旧作2枚と来日記念のベスト盤の計3枚を購入すると、御大をあしらったチョコを1個もらえることに。 で、そのチョコがクジになっていて、運良く大当たり。 景品として用意された3種類のCDの中から1枚いただけるということで、ルナサのメンバー2人(キリアン・ヴァレリー&ケヴィン・クロフォード)の別ユニットのCDを選んだ。ちなみにルナサは今年の”ケルティック・クリスマス”でまた来日するらしい。 さて、いよいよ本編。御大がにこやかに登場〜! 1曲目は「You Win Again」。オリジナルアルバム未収録。歌い終わった後のご本人の解説によると、かのハンク・ウィリアムズのカヴァーで、シングルのB面に入ってるらしい。ライヴではよくやるのかな?たまたまつい先日YouTubeでチェックしてしびれた曲。詳しい流れは知らないが、こういうのを聴くとケルトとカントリーが地続きである感じがする。 その後はご本人のオリジナル曲を次から次へ惜しげも無く繰り出しながら要所でアイリッシュの伝統音楽も織り交ぜ、また楽器もギターをメインにしつつピアノや伝統楽器も披露するため、単調になることがまったくないプロフェッショナルなステージ構成だった。 休憩を挟んだ後半は、山口洋氏が入っていよいよすごかった。御大が山口氏の対応力を信頼しているため、より自由で楽しげなパフォーマンスになった…と言うか、なってしまった。ぶっちゃけ、しみじみと聴かせるハズの深イイ曲まで和やかになり過ぎ〜。でも、全然アリ! アンコールにも応じて二人で出てきてくれたのだが、御大が縦笛を持つと曲順を間違えたのか(?)山口氏に何か言われ、苦し紛れに「計画変更!」とか言っちゃって「そもそも計画なんかねぇし」「計画ってなんだよ?」みたいなセルフツッコミ。もう爆笑。 そのノリのまんま曲に入ったので、実にハイテンションな「Smile」となった。本来そういう雰囲気の曲ではないのだがもちろんアリ! さらに、今度こそ縦笛のイントロで始まった「The Homes Of Donegal」では、それまで忠実なサポートに徹していた山口氏に途中でヴォーカルを強要するというムチャ振り。 そして2度目のアンコールにもしっかり応えてくれて、最後は一人で必殺の「The Lakes Of Portchartrain」。 いや〜、すばらしかった。御大が終始ご機嫌過ぎて、こっちまで笑顔になってしまう。しかし、和やかにも関わらず歌そのものにとんでもないパワーがあるという奇跡の2時間を体験した。 あぁ、また見たいなぁ。あんなに楽しそうだったんだから、きっとまた来てくれるよね。 ところで、終演後買ったCDにサインしてもらって、似顔絵を描いたことを野崎社長(?)を介して伝えると、「俺の鼻はどこだ!」と一喝された。
2013/03/09
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次女の合格&卒業祝いで久しぶりにカラオケに行った。 娘と行く時は、職場の関係のカラオケでははばかられる洋楽が中心。 いきなり次女のキャロル・キングで幕を開け、 私は先日のリンゴ来日の余韻で、リンゴ、トト、トッドあたりに挑戦、 他にも、ビートルズをはじめとして、ポール・マッカートニー、ピーター・ゲイブリエル、フィル・コリンズ、ピンク・フロイド、イエス、アラン・パーソンズ・プロジェクト、ザ・バンド、チープ・トリック、ホール&オーツ、ウルトラヴォックス、ニュー・オーダー、ティアーズ・フォー・フィアーズ、カーズ、パワー・ステイション等々、 国内ではいつものユニコーン、アジカン、キャプスト以外に、コレクターズの「誰にも負けない愛の歌」や中村一義の「運命」といった比較的新しいところも。 妻は妻でケイト・ブッシュ、ユーリズミックス、ロキシー・ミュージック、スーパー・トランプ、ポリース、スクイーズ等に果敢に挑んでいた。 圧巻は主役の次女で、プロコル・ハルム、ゾンビーズ、ダスティ・スプリングフィールド、10cc、バグルス、XTC、バッド・フィンガー、ミーカ、その他国内も多数。 まぁ、各自微妙なことが随時あったものの、家族内だからアリ。 6時間歌いまくって、超楽しかったぁ。
2013/03/03
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