ワインを飲むと眠くなる
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新しい年度。初日は辛口のヴーヴレから。セバスチャン・ブリュネの、際立った酸とミネラルのシュナン・ブラン。ぼけちゃいました。酸とミネラルのワインと書いてあります。最近、テイスティング用語でミネラルという言葉は使わないらしいですが……。ピュズラやボノームの、柔らかいビオとは、まったく違う味わいです。酸が主張しています。含み香もあり、甘酒を飲んだ時に感じるような酵母のニュアンスも。また杯が進むほど要素が出てきて、かなり楽しめるヴーヴレ・セックでした。マイブームが続く、クリュ・ボージョレ。今回は、ムーラン・ナ・ヴァン。ひと昔前までは、いちばん上位の村。ただ、あまり売っている球がない。ジャドのシャトー・デュ・ジャックは別として……。日本で売っている中でモルゴンが目立つのは、ラピエールとラピエールを含むビッグ4の存在が大きいからでしょうか。ムーラン・ナ・ヴァンは、ブルゴーニュの造り手、ルイ・ボワイヨのものを見つけました。ガメイを、ピノっぽく扱っているからか、ピノっぽい味わい。ややタンニンが粉っぽく、アフターが短いのがピノとは違うところかもしれません。ただし果実の熟度は十分で酸もほどよいので、酸っぱくて船が細いレジョナルよりは、同価格レベルでもかなり上の味わいに思えます。後半、赤系のキュートな果実味がグッと伸びてきて、好ましい味わいになりました。週末、外房で二コラ・フィアット2017、東京でオーレリアンのクレマン・ド・ブルゴーニュ。二コラ・フィアット、シャンパーニュとしての香ばしさはまずまずですが、アフターに感じる甘さが気になりました。クレマン専業で、インポーターが今をときめくヴィヴィットだったオーレリアンは、ぶどう品種ゆえ、味わいの構成はシャンパーニュですが、シャンの香味がなく、バランスのよい泡で終わった感も。ドサージュは二コラ・フィアットより控えめかもしれませんが、あちらがエクストラ。ブリュットくらいの仕立てたほうが美味しかったに違いありません。新進のノンドゼ系を多く飲むようになった昨今、昔と比べて、自分の中の泡の味わいの基準が、気づかないうちに変化したのかもしれません。たぶんこの時期、陽気さえよければ、カヴァのナチュールのほうが美味しく感じるかも。マ・ド・ラ・フォン・ロンドという、聞き慣れない造り手。アラモン、カリニャン、サンソー、アリカンテ。11.5%。数合わせで買った南仏の赤ですが、これがアタリのワイン。ある種のビオ好きに受けること間違いない梅きのこ。これ、昔のルイ・ジュリアンのような味わいです!ルイ・ジュリアン、汚い再生瓶と手貼りのエチケットの頃の味わいが、売れ出して綺麗になってしまって、醸造上の瑕疵も無くなりましたが、単なる安ワインになってしまった気がします。これはごく軽いブレットが、良きアクセントになっている好例。やや乾いたタンニンのアフターはありますが、それを補う多品種がもたらすレイヤーがあります。さすが野村ユニソン!さすが野村ユニソン。初めて飲む、ドメーヌ・オヤマダ。BOW!の赤。この2023年はベリーAとカベフラに、ムールヴェードルが少々とのこと。少しだけ還元していますが、赤系果実はあくまで嫋やか。酒躯は細めですが、この味わいが好きなビオ好きは多そう。アルコール度数10%。このスタイルのワイン、移動距離が少ない日本産のアドヴァンテージも感じます。ふらっと入った池袋のカウンタービストロで、ジョアネのオート・コート18。畑はカシューから、仕事はビゾから学んだそう。味わいは、カシュー系でした。やや、オリエンタルスパイス。味わいは酸も赤系の果実味も丸く、悪くなかったです。そして今時、6,000円しない値段で供していました!ポルトガルの泡。あるワインショップで薦められ、先日はロゼを飲みましたが、今回はグリュナフェトリナー100%のスパークリング。https://www.voga-japan.net/conceitoespumantebrutnatureと激賞されていますが、香味はシャンパーニュのアレではなく、高級なナチュールのカヴァの方向性。ただぶどうの質は頗る高く、時間が経って泡がへたり、温度が上がってからのほうが真価を発揮した感があります。シャンパーニュと比較するには、あの石灰のニュアンスがないので、あまり得策ではないように感じましたが、値段以上の泡だとは感じました。ムルソーの造り手、アンリ・ダルナのレジョナル2018年。抜栓直後は、プチムルソー。ミネラル感があり、広域でもそこそこの厚みがあり、酸が出張っていません。時間が経つと、ややバランスを崩し、軽いえぐみが出てきましたが、さほど気になるレベルではありませんでした。半分残した翌日、酒躯はやや痩せましたが、味筋は変わらない印象でした。フレデリック・マニャンのCdNVの2019年。土壌名も付いていますが、飲んでもわからない^^私のワイン遍歴は、ボルドー→ボルド古酒→ブルゴーニュ古酒→新しめブルゴーニュ→フランス全土→旧世界あれこれ→新世界にも、といった塩梅で、だんだんと広がっていった四半世紀です。ブル古酒への溺れ具合がいちばん重症だったのですが、新しいヴィンテージに目を向けるようになって、まずはモレサンドニを飲んで、それから両隣の村だなと思ってまず買ったのが、ミッシェル・マニャンとフレデリック・マニャンの1級や村名でした。ヴィンテージは1999年や2000年がリリースされていた頃です。ドメーヌものとネゴシアンものも飲む比べてみたかったので、ちょうどよい造り手だったのです。ちなみにエチケットも古典的で、またマニャンではなく、マニアンと呼んでいましたが^^うっすらとした記憶では、総じてミッシェルのほうがやや土っぽく、フレデリックのほうがモダン。そしてミッシェルはあまり見かけなくなり、フレデリックは年を追うごとに新世界的になり、いつしか飲むのを辞めてしまいました。なのでかなりひさびさ。下位のキュヴェなので、全体がそうなっているかは不明ですが、果実味の紫がいくぶん減じて、でもまだ赤紫。ニュージーぽいアセロラのニュアンスは、あまり感じなくなりました。半分残した翌日、濃縮した赤系果実の甘みがぐっと強くなるとともに、アフターに強めの苦みが生じ、甘苦い味わいになりました。定期的に外で一緒にワインを飲むメンバーが、ほぼほぼブルシャンなので、家では違うものを飲みたくなってしまうのですが、白赤と例外的にブルゴーニュが続きました。充分美味しいのですが、好みはあるにせよ、この価格帯に限って言えば、ほかの地域のほうがもっとワインが持つ、いろいろな要素を楽しめる印象です。レイヤーを感じられるというか……。翌日、恒例のル・ブルギニオンでシェフにワインお任せの会。4人で白2、赤1。冒頭写真の3本でした。ただ白は、シェフが蔵から直接買っているコシュ・デュリを所望。そうしたら飲み比べをさせてくれました。ルージョ2007年と村名2020年。味見として小さなグラスで供してくれた、2020年の開けたてのわすかな量の1杯が完璧でした。麦とごまとミネラルに、ホイップクリーム&和三盆。10分もちませんでしたが……。残りをデキャンタしてぶんぶん振り回してから、ブルゴーニュグラスで出してくれましたが、酸がぐっと出張っていました。そこから時間をかけてゆっくり開き、まだまだ伸びそうでしたが、最初の味わいには戻らず。コシュ・デュリのノーマル村名は、ナルヴォーー、ショーム、ヴェルイユといった畑を別々に詰めているけど記載していなかったそうですが、今もそうなんでしょうか?ルージョ07は、最後の1本とのことでしが、こちらは村名格として、申し分のない味わいといった趣。ヘーゼル系の熟成香もほどほどで好ましく、酸とミネラルのバランスも上々でした。赤のルーミエは、レ・クラの2014年。こちらもミネラルが前に出た細マッチョな味わいで、当然飲み頃前でした。レ・クラはバイエもそうですが、もう少し体躯があればと思う味わいで、ジュヴレのラヴォーなどと、同じ傾向の構成要素だと感じます。レ・クラは、個人的にはバルトがいちばん美味しいような気がしますが、このワインも30分ほど経つとルーミエらしい赤系果実がミネラルとバランスし始めました。3本の村名と1級、とても美味しかったのですが、山の頂上ではなく、七合目、八合目から見た素敵な景色といった感じでした。ブル専科の方もきっと、同じような感想を持ったような気がします。翌日は、毎月恒例の4人の会。辛めの中華とワイン。ガチ中華でも町中華でもない、いい意味で中庸な神楽坂の店。泡2、赤2を分担。シャンパーニュ。新進の造り手だそう。ノンドゼ。この方向の味が、メートル原器になりつつあります。私は、逆張りで保守系。ルメール08。ドサージュが熟成でメイラード。良年の味。赤はオーストラリアとサンセールのピノ。豪は、ビオ感たっぷり。やや暖かい地域のニュアンスがありました。サンセールは、一瞬グルナッシュ?と思うような、たっぷりめの甘苦い味わい。サンセールのピノも、最近は14%を超えることがあるという記事を読んだことを思い出しました。品種の最適地は、いよいよ変わっていきそうですね。フィリップ・デルメ。昨年末、ワインじゃない人たちとの忘年会のために買った中の1本。カベフラ100%。その時にはかなり酔いが回っていて、一口しか飲んでいないのですが、「旨い!」と思ったのでリピートしてみました。青臭さは微塵もありませんが、ビオ香は強め。冷静に飲み進めると、セミマセラシオンらしく赤系果実は好ましいのですが、バランスはピュズラやボノームのほうが、一枚上手かもしれません。フェア・ヴァレーワイナリーという南アで、フェアトレードを実践しているらしいワイナリーのシュナン・ブラン。わずかに南国フルーツのニュアンスとアフターの甘味がありますが、新世界感はそれほどでもなく、サンも伸びやか。いつもより冷やし気味で美味しい白でした。今、なんとなく将来有望で、まだ「価格<味わい」だと感じるのがカベルネ・フランとシュナン・ブラン。カベルネ・フランはロワールでも、特に自然派でピーマンのニュアンスが無く、そうするとカベソーの黒系ではなく、赤系果実の味わいのものが多く見受けられます。白はソーヴィニヨン・ブランも青臭さが無くなっているのですが、むしろシュナンの辛口が、酸もありながら、やや薄っぺらく感じていた酒質の厚みが増してきて、どちらも温暖化の恩恵を感じる品種です。あくまで個人的な見解ですが、気が付くとネットで両品種の飲んだことのないワインを探している自分がいます^^4月の最終日は、今月初めて行ったカウンタービストロに再訪。ルー・デュモンのレアセレクション、96のコトー・ブルギニオン。当時の名称ではパストゥグランなのでしょう。ネットで見たらリーズナブルな価格で出ていました。ガメイが入ると、その時点で選択肢に入らない人もいるかもですが、これ、素敵な味でした。店での値付けも真っ当。前回のワインと価格を揃えていました。あちらのほうがお得ですが、それよりこの手のワインをオンリストしてくれているのが嬉しい。96の強い酸のおかげか、まだまだ酸味はイキイキ。赤系果実のチャーミング系。パスグラあるあるで、余韻は短いのですが、食事の最後の頼んだ青かぶと山羊のチーズまで、へたることなく楽しめました。こういうワインはお店でも利幅は小さいかもですが、料理とワインのバランスが釣り合っていて、ワインの美味しさの絶対値以上の満足がありました。
2024年05月01日
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