さて、多くの指標解説記事では、「小売売上高前月比」よりも「輸送機器を除く小売売上高前月比(以下「コア前月比」と略記)」を重視すべきとの記述が目立ちます。
輸送機器には自動車が含まれ、自動車販売額は大きいため、消費動向を掴むためには、それを除いた「コア小売上高前月比」を見るべきだ、との意見です。
米国小売売上高が注目を集める理由は、GDPの約70%を占める個人消費の動向を把握するためです。
そして、自動車購入において支払った付加価値分はGDPに反映されています。
ならば、何のために自動車販売を除いた消費動向を掴むのか、これはおかしな話です。
もし、興味があれば『 米国実態指標「小売売上高」発表前後のUSDJPY反応分析 』を更新したので、そちらを参照願います。
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