・5月集計分 米国小売売上高
の発表があります。
・前月比 +8.0(△16.4)
・コア前月比 +5.3(△17.2)
事前差異判別式の解は+103.3です。
過去平均順跳幅/同値幅pips(2020年)
・直前10-1分足5/3(9/5)
・直前1分足 3/2(3/1)
・直後1分足 15/11(6/5)
・直後11分足 19/14(14/11)
過去傾向に基づく取引方針(米国小売売上高への反応の過去傾向は こちら に詳述)
・直前10-1分足は、事前差異判別式の解の絶対値が1.3超のとき、その解の符号と同方向にポジションを取得し、4pips以上利確できるときか、指標発表1分前までに解消します。今回はロングです。
この方針の期待的中率は67〜73%です。
・直前1分足は、直前10-1分足値幅が1.6pips以下のとき、その逆方向にポジションを取得し、直前10-1分足値幅が1.6pips超ならショートとします。2pips以上利確できるときか、指標発表直前までに解消します。
この方針の期待的中率は68%です。
・指標発表直前に事前差異判別式の解の符号と同方向にポジションを取得し、10pips以上利確できるときか、発表後1分以内に解消します。
この方針の期待的中率は73%超です。
・併せて上記とは別に同方向にポジションを取得し、15pips以上利確できるときか、発表後5分以内に解消します。
この方針の期待的中率は67%超です。
・初期反応方向を確認したら追撃し、発表後5分以内に解消します。
この方針の期待的中率は86%超です。
・直後1分足順跳幅が8pips超に達したら、直後1分足終値がついた時点で追撃開始し、3pips以上利確できるときかか、直後11分足終値がつくまでに解消します。
この方針の期待的中率は60〜72%超です。
以上
以下は6月18日に追記しています。
【事後検証】
発表結果は予想・前回を大きく上回り、また、前回結果も大きく上方修正されました。
なお、多くの解説記事では「過去最大の上昇率」を見出しにしているものの、そんなことより前回結果も大幅に上方改定されたことの方が興味深く思います。
3・4月のように相場がパニックに陥るのは、リスクを過大に評価する専門家が多いせいかも知れません。それでも、リスクを過小評価する専門家より、リスクを過大評価する専門家の方がマシだとされているのでしょう。
反応方向は発表直後こそ素直だったものの、発表2分過ぎから迷いが生じ、4分後には一旦下降に転じました。がしかし、市場予想をあまりに大きく上回り、しかも前回結果まで大きく上方修正された点が意識されたためか、7分過ぎには再び上昇に転じました。
以上
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は 「1. FXは上達するのか」 をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
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タグ: 米国小売売上高
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