2022年7月のなつかなさん

二度目の梅雨もようやく終わって本格的に夏ですね。
今日は2022年7月24日(日)です。
仕事がない日曜だったので、朝のルーチンの自転車乗りのあと洗濯を済ませて出かけようとしたら、敷地の東側にある家庭菜園で何かの気配が。
見慣れた茶トラのしっぽがさっと動いて、こちらが動くより速く庭から逃げるのが見えました。
追いかけようとしたら、柵のところで一瞬だけ振り返って、目があいました。
なつかなさんでした。
呼びかけようとしたら、あっという間に道を渡って隣の家の敷地に入り、そのまま姿を消しました。

なつかなさんは、以前うちで保護したノラネコですが、数回の脱走を繰り返し、現在は未帰還猫です。
どうしても「ペット」として生きていくのが合わないようです。
じつは1週間ほど前にも、資源ごみを出すときに集積所の脇の水路で、見慣れたしっぽを見かけました。
そのときは、蓋のある側溝に潜り込んで姿を消しました。

元気でいるようでした。お腹は空いていないかな。
またいつでも来てくれたらいいと思うのです。
タグ: なつかな
posted by ゆうすけ at 17:09 | TrackBack(0) | ペット

2022年07月24日

神々の山嶺

アメリカで作られるアニメはほとんどが3Dアニメになり、2Dアニメは少数派になりつつあります。
日本では2Dアニメがまだ根強い人気ですが、実際の工程として「セル画」を使うことはほぼ無くなっているはずです。原画を「紙」に描くことはあっても、それ以降の動画や色塗りはPCで処理されます。
キャラクタの3Dモデルを作って、疑似的にセルルックにしている作品もいくつかありますし、車やメカなどの動画が面倒で使いまわしが利くものは、3Dモデルを利用するのが一般的です。

という状況の中、オタクガチ勢のフランスが作った2Dアニメが「神々の山嶺」。
原作は、夢枕獏の小説をコミカライズした谷口ジローの漫画です。
なんかややこしいね。
神々の山嶺02.jpg


監督:パトリック・インバート
原作:「神々の山嶺」作・夢枕獏 画・谷口ジロー
日本語吹替:堀内賢雄 大塚明夫 逢坂良太 今井麻美
2021年/94分/フランス、ルクセンブルク

谷口ジローは日本の漫画家で、「孤独のグルメ」や「坊ちゃんの時代」「犬を飼う」「事件屋稼業」などを描いた人です。
フランスでは驚くぐらい人気があります。
フランス文化省から芸術文化勲章シュヴァリエ章を授与されるぐらい評価されています。
そのフランスが谷口ジローをリスペクトして本気で作ったのが「神々の山嶺」です。

あらすじはざっとこんな感じ。
「登山家マロリーがエベレスト初登頂を成し遂げたかもしれない」といういまだ未解決の謎。その謎が解明されれば歴史が変わることになる。カメラマンの深町誠はネパールで、何年も前に消息を絶った孤高のクライマー・羽生丈二が、マロリーの遺品と思われるカメラを手に去っていく姿を目撃。深町は、羽生を見つけ出しマロリーの謎を突き止めようと、羽生の人生の軌跡を追い始める。やがて二人の運命は交差し、不可能とされる冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑むこととなる・・・。

原作小説は上下2巻、漫画版は全5巻というボリュームですが、映画は90分!
じつは管理人は小説も漫画も、老後の楽しみにとっておいたので、未読です。
映画をいきなり観た感じでは、ストーリーを絞り込み、ダイジェスト版にならない工夫がされています。
やはり圧巻は冬山の登攀シーンです。
日本のアニメ制作会社でも、技術的にはこれと同等かそれ以上のものを作ることが可能と思われますが、なんというか「魂」が込められています。センスもすごく良い。
同じフランス製作の「ロングウェイノース」でも感じましたが、フランス人とは友達になれる気がします。
谷口ジローに見せてあげたかったなあ、というのが素直な感想です。
posted by ゆうすけ at 17:32 | TrackBack(0) | 映画・TV
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銀河大計画別館の管理人。 「銀河大計画」は、1993年から細々とやっている同人誌です。 ゆうすけが書いたネタや没ネタなどを、別館で細々と掲載します。どうぞよろしく。 アイコン卵酒秋刀魚さん。
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