以下の調査・分析結果に基づき、有望なシナリオがふたつ見いだせました。がしかし、シナリオ2の直後1分足の反応方向を見てから10分足跳幅を狙う方法は、最近の傾向から難しいかも知れません。
※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。
【1. 指標概要】
日本を除く主要国では、雇用統計発表直後の反応が他の指標発表時よりも大きくなる傾向があります。これは、雇用統計がその国の景気を最もよく表している、と考えられているからです。
どの国でも失業率は「失業者÷労働力人口×100」と定義され、失業者は「働く意思があるのに失職中の人」とされています。がしかし、働く意思があるのに失職中の人をカウントすることは難しいのです。年金受給者・生活保護者・収監者を除いたり、細かな定義を見ると算出の難しさがわかります。
そのため、失業保険申請件数や雇用者数を集計して、失業率の算定がおかしな数字となっていないことをチェックしている訳です。ちなみに、英国では失業保険申請件数を失業率と同時に集計・発表しています。
【2. 既出情報】
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回2016年11月分までの結果を集計したものです。
(2-1. 過去情報)
失業保険申請件数は対前月増減を表しています。最近はややプラス傾向が続いています。
失業率のグラフを見ると、市場予想は単に前回結果を踏襲したもので、予想としての意義はあまりないように見受けられます。
(2-2. 過去反応)
指標発表直後1分足を見てみると、跳幅が20pips以上となったことが16回(母数23回)あります。そのうち、1分足値幅方向と10分足値幅方向が一致しているのは11回(母数16回)となっています。
このことは、本指標への反応が大きいものの、大きく反応したときには3回に1回の割合ですぐに反応方向が反転してしまうことを表しています。ポジションを持つ上でご注意を。
(2-3. 関連指標)
対比分析は割愛します。
【3. 反応性分析】
以前に比べて最近は反応が小さくなっています。何より、最近の傾向では1分足跳幅と10分足跳幅がほぼ一致していることです。それらがほぼ一致するということは、1分足で反応方向を見てからポジションを得ることが難しいということです。
【4. 反応一致性分析】
直前1分足の陰線率が76%あることがわかりました。
【5. 指標一致性分析】
特にポジションを持つ上で役立ちそうな特徴は見いだせませんでした。
【6. シナリオ作成】
以上の調査・分析結果に基づき、有望なシナリオがふたつ見いだせました。がしかし、シナリオ2の直後1分足の反応方向を見てから10分足跳幅を狙う方法は、最近の傾向から難しいかも知れません。
以上
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上
※ 以下は2017年1月19日に追記しました。
2017.1/18.18:30に、英国雇用指標「失業保険申請件数・失業率」が発表されました。
【7. 指標結果】
今回の指標結果を下表に纏めておきました。
【8. 取引結果】
今回の取引結果を下表に纏めておきました。
【9. 検証結果】
分析に反し、直前1分足は陽線となりました。直後1分足と10分足の方向は一致しましたが値幅は伸びませんでした。利確できたのは幸いで、タイミングが悪ければ損切となるところでした。
以上