その理由は、大きく分けると二つであろう。社内でのキャリアパスの構築、もしくは社外でのキャリアパスの構築である。
そして私は常に、社内に限らず、転職市場に出た場合も考えている。
私の理想的なキャリアパスは、20代では社会人としてのノウハウを身に付け(この時期にトレニーなどで海外派遣してもらえるとさらにラッキーだ)、30代のバリバリの時代に一度転職、他業種を経験するのもよいし、ここで英語を生かしたポジションを目指しても良いと思う。
そして管理職になった後にさらに転職、その後は当該会社もしくはもう一度転職して役員レベルを目指すといったところか。
まあ理想通りにはいかないが、私は20代では監査法人で数年勤務し社会人のノウハウプラス会計の専門的知識を身に付け、20代後半から30代前半で一般事業会社の中で、経理財務や少々内部監査にも携わりつつ英語の勉強もしていた。その後運よく海外出向を果たし、国内での転勤も含めると4か所でポジションも4つほど経験した。
聞いた人からすると順調そうにみえるが、もっと早く英語をやっておけば良かったというのが印象である。海外に来る前にUSCPA合格していればな、というのが正直な気持ち。でも40代でまた後悔したくないので、今も頑張るのである。
運よく出向できたが、実は英語を生かした転職も狙っていた、TOEIC860点というのは一つの目安であった。将来的には海外赴任ができる先を探していたのである。
私が利用していた転職エージェントは、JACリクルートメントが展開している 英語転職.com である。
すでにある程度TOEICで点数などを稼いだ方は、登録をお勧めする。転職エージェントはいろいろあるが英語を生かしたい方は、それに特化したエージェントを用いるのが一番良いであろう。
彼らも登録者に対して、すぐに転職したい人と、じっくり転職を考えている人に分けて対応してくれるので、未だ転職の意思が完全に固まっていなくても、転職市場の動向や、自分自身の市場価値を見極めるためには、彼らと会って話すのはとても有用である。
例えばTOEIC730点の段階でも、もう一つ上のレベルの会社を目指すならTOEIC860点が必要だとか、この会社はTOEICよりも、基本的な会話能力が評価されやすいとか、いろいろアドバイスをくれるであろう。
このとき私はTOEIC860点を目標にもしていたが、やはりUSCPAの価値もまたこのときに実感し、いつか取得しようと思っていたのである。さすがに40歳近くになると、資格だけでなく経験値が重要であるが、USCPAを持っているだけで、ある程度英語と会計ができる認定されるのは、有り難い。
彼らはプロであるため、今の職場にばれるような対応もしない。電話をできる時間帯等を伝えておけば大丈夫であろう。
また、彼らの利益は紹介先のクライアントから人材紹介料が支払われるため、無駄は費用を払う必要はない。むしろTOEIC900点USCPAを持っています、とか、海外赴任経験があり現地でマネジメントしていました、とか伝えると、会社への売り込みがしやすいので、喜んで転職先を紹介してくれるだろう。そうなるためにまずは彼らに会い、自分がやるべきことを知るのも重要である。
私は結局、現職で出向という形となったが、こういったエージェントを利用し、情報を得たりモチベーションを高めることもキャリアパスの構築のうえで非常に重要である。
興味がある方はこちらから→ 英語転職.com
ALEX
英語でリッチ!—「仕事も恋もお金も」英語でゲット。チャンスをつかむ確かな方法
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佐々木 真理 アーク出版 2006-09
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