(引用:facebook.com/DApresUneHistoireVraie.lefilm/)
エヴァ・グリーンが好きなら見てほしいサスペンス映画!
主人公の女流作家デルフィーヌ役には、本作の監督ロマン・ポランスキーの実際の妻 エマニュエル・セニエ を起用。
作家デルフィーヌの熱烈ファンとして主人公に迫るエル役に 「007 カジノ・ロワイヤル」「300 スリーハンドレッド 帝国の進撃」 など、見るからに美魔女の雰囲気が漂う エヴァ・グリーン が登場します。
主なキャストはほぼこの二人の女性。
ベテラン女優二人の醸し出す、ミステリー感満載のやりとりに時間を忘れてしまいます。
二人が出会った背景
人気小説家デルフィーヌ(エマニュエル・セニエ)は、発刊直後のファン向けサイン会に忙しくしています。
彼女が書いた本のテーマは、 精神病の末自殺した母親を描いた作品。
サインに疲れたデルフィーヌは、サイン会を早く終了しようとするのですが、終了間際、最後の一冊にとサインをせがむ女性ファンのエル(エヴァ・グリーン)と出会います。
その時の縁が、後々の二人の切っても切れない関係の始まりとなります。
というのも、エルはなにか別の目的を持っていそうだったのです。
あらすじ・見どころ
(引用:kokuhaku-shosetsu.jp/ 公式ホームページ)
◇有名作家に近づくエルの本心は?
今回の小説は、デルフィーヌにとっては渾身の一冊でした。
やっと出版にこぎつけた安ど感と虚脱感で、何もやる気が起こらないスランプ状態にありました。
そんな時にかかってきた電話。電話の主は、サイン会で最後にサインを頼んだエルからでした。
サイン会の時の熱心さを覚えていたデルフィーヌは、 エルになにか不思議な縁を感じ会うことに。
デルフィーヌが疲れていることを感じ取ったエルは、なにかと彼女の話し相手になるのでした。
◇身の回りの世話までし出したエル…
エルとは話も合い、デルフィーヌはエルと過ごしていると居心地の良さを感じるのでした。
たまたまエルが住む家を探していると聞き、デルフィーヌは何気なしに自分の家に住まわせてあげることにします。
ところが、一緒に住み始めてわかったのが、エルがすごく世話好きなこと。
デルフィーヌの私的な身の回りのことまで立ち入り始めたのです。
エルが一生懸命になる理由は、デルフィーヌが次の作品の執筆に向け、早く集中できるようにしてあげていると言いたげなのです。
たとえば、私的なメールの代筆、電話の取次ぎといった秘書的なことから、あげくの果ては講演の代理までもやり出したのです!
そしてある日、デルフィーヌが今考えている 次回作のイメージをエルに相談した時、エルがキッパリと言い切った言葉に驚かされます。
「ハッキリ言って面白くないわ!」と。
◇同居して明らかになるエルの目的?
参考記事:洋画の中の美魔女コンテスト、ハリウッド女優が演じた本当の美魔女
デルフィーヌは、エルが意外にも自分の 小説の構想を否定したことに戸惑いを隠せません。
次第にエルのペースにはまっていくデルフィーヌ。
エルの構想を聞いていると、それはあたかもエルの頭の中にあるものをデルフィーヌを通じて表現させようとしているかもようにも取れます。
もしかすると、エルがデルフィーヌに近づいてきた目的はそこにあったのではないだろうかと…。
クライマックスからエンディングへ
(ネタバレなし)
さて、映画はいよいよクライマックス、そしてエンディングへ。
次作の構想をめぐり、イラ立ちが高まるエルと次第に追い込まれるデルフィーヌ。
エル役のエヴァ・グリーンは、サスペンスムードに盛り上げるまさに美魔女。
エンディングで暗示される二人の関係はきっと想像できないものでしょう!
まさか、エルはデルフィーヌの頭の中にだけ存在する「ゴーストライター」なのでは?
想像もしなかった二人の本当の関係が、クライマックスに向けて明らかにされて行きます…。
感想とおすすめ度
監督のロマン・ポランスキーは鬼才と言われます。
一度ではなかなか理解しにくい部分もありますが、最後になってはじめて映画に仕組まれたトリックに気付くことになるでしょう。
二度見てやっとわかったという映画評もけっこうあります。
小説家のテーマ探しの苦悩を、仮想人物エルとのやり取りとして透かして見ていくとスッキリするかもしれませんネ。
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