この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
広告
posted by fanblog
2020年07月17日
営業職・販売職の仕事に役立つ、「お好きな映画は?」の使い方と世間話の仕方
映画が好きな人はけっこういます。
普段の会話で、「映画が趣味です。」とまで行かなくても、 「昨日、久々に映画に行ってきたよ。」とか 「最近、いい映画がないよね。」なんていう声をよく聞きます。
また、初めて会う人でも「映画の話」には耳を傾けてくれる人も多く、初対面の人との距離を縮めるのに意外と使えて便利なものです。
「お好きな映画は?」とか「最近見られた映画で、何かいいものありました?」と会話が続いて行って、良いコミュニケーションに発展すればいいですよね。
この記事では、営業職や販売職の仕事に役立つ「映画ネタ」「映画トーク」の使い方についてお話ししたいと思います。
■営業職・販売職は顧客との会話が命
ここで紹介する営業職、販売職は、もちろんお客様を相手に仕事をしている人のことです。
おすすめする自社の商品やサービスを、顧客にアピールする仕事ですが、売り込むことばかりでは顧客から敬遠されるのは、仕事をしている人自身が一番よくわかってわかっていること。
苦労するのはやはり、お客様との 「人間関係作り」ですよね。
「人間関係作り」の基本のひとつに、 「気軽に世間話ができる」ということがあります。
そこで、冒頭の話に戻りますが気軽な話題として「映画」を持ち出すのはいかがでしょうか?
今回の記事では、具体的映画例として、 「イギリス王室がテーマ」の映画を使い、実際の「世間話」に織り込んで解説していきたいと思います。
(冒頭の画像は、『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』https://www.facebook.com/MaryQueenMovie)
■世間話のネタはお昼のテレビ番組にも
さて、映画の話に持ち込もうとすると 「お客様は映画はよく見られますか?」 、あるいは 「お好きな映画は?」 が手っ取り早いのですが、そう簡単にはいきませんよね。
一般的な世間話から自然に入っていきたい時に、一番いいのは普段目にすることの多いお昼のテレビ番組がらみ。
たとえば、暴露本などで話題のメーガン妃「イギリス王室騒動」など「とっかかり」として良いかもしれません。
「したたかなメーガン」「可哀そうなハリー」と非難するのもいいのですが、顧客の好みもあるのでここはあまり角を立てずに、 「いつも何かとお騒がせな英国王室ですよね。」 とネタを振ってみるのもひとつ。
■質問をはさみ、「聴七話三」が基本
実際、イギリス王室はかつてのダイアナ妃から、後継者問題まで「騒動」という意味で話題に事欠きません。
軽い投げかけに、顧客が多少なりとも反応を示してもらったらとりあえずは、感想や印象を聞いてみることにしましょう。
投げた話題の反応が良いからといって、こちらの感想を先に言ってしまうのはダメです。
基本は、途切れないよう質問をその都度挟み、できるだけたくさんの情報を向こうから引き出すことに尽きます。
「聴七話三」といって、聴くのは7割、話すのは3割を徹しましょう。
■「私は、映画が好きなのですが…」
(引用:https://www.facebook.com/MaryQueenMovie)
ある程度相手の話が続いたら、「ヨソの国の話とはいえ、ホント、お騒がせですよね。」と受けて、今度はこちらから「映画のネタ」を持っていきます。
ここはハッキリと、 「私は映画が好きなのですが…」 と前置きし、「映画でもイギリス王室の歴史を描いた面白いものがありますよね。」と投げます。
さて、ここからがポイントです。
今後、実際の商品やサービスを売ろうとするにあたって、顧客に「聞く耳があるかどうか」の分かれ目になるところです。
■映画は「人間関係作り」の入り口
商品を売り込むわけでもなく、あくまで「世間話」を続けようとしているのですが、もし興味を示してもらえたようなら素直に喜びましょう。
これこそ、「人間関係作り」の入り口に立ったわけです。
映画解説者でもなんでもないので、面白かったところを簡潔に話すといいでしょう。
ただし、必ず 「おすすめ」と付け加えましょう。
多少なりとも映画を観たことがある人、なにか面白い映画があれば観てみたい思ってる人なら、「おすすめ」というワンフレーズは記憶に残るものです。
■イギリス王室の、こんな歴史映画は?
(引用:https://www.facebook.com/MaryQueenMovie)
さて、「映画」で反応してもらいちょっと聞いてやろうかと思ってもらえたら、「おすすめ」として 『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』 はいかがでしょうか?
イギリスといえば思い出すのは 「女王」、そして後継者問題。
今だと、在位の新記録を更新中の「エリザベス二世」ですよね。
しかし、かつてのイギリス(16世紀後半)では、二人の女王がしのぎを削った時代がありました。
それが、この映画のテーマ、スコットランド女王の 「メアリー・スチュアート」と、イングランド女王の 「エリザベス一世」の争いです。
《簡単なあらすじと見どころ》
今でこそ、イギリスはブリテン島とアイルランド島の一部を含めて一国すが、この時代は大きく 北のスコットランド国と 南のイングランド国に別れていました。
支配する女王は、どちらも前国王ヘンリー8世の血を引く存在です。
「メアリー・スチュアート」は一旦、フランスに嫁いでいたのですが夫の死去とともに故国スコットランドに戻ることに。
一方、「エリザベス一世」は在イングランドで、次期女王と目されていたのですが非嫡出子とされ、また宗教(プロテスタント)上も不適とされていました。
やっかいなのは、正統のイングランド女王に担ごうとする、取り巻きの貴族連中の陰謀があったこと。
二人は期せずして、イングランド女王の座を巡ってしのぎを削ることになります。
メアリー・スチュアートに、 シアーシャ・ローナン。エリザベス一世に マーゴット・ロビーという、どちらも今、最も勢いのある女優二人の共演です。
メアリー女王は「悲劇の女王」と言われてきました、と言うと結末がわかってしまいますね。
悲しい末路に、歴史ロマンを感じる作品です。
■世間話から自分を知ってもらう
さて、仕事の目的は営業や販売にあることは言うまでもありません。
しかし、顧客に自分自身を知ってもらう意味で、お昼のワイドショーに絡めて「好きな映画」をちょっと語らせてもらいましょう。
こんなトークで話し出してみてはいかがでしょうか。
「イギリス王室って歴史があるから、なにかと大変ですよね。でも、それだけ みんなの関心があるってことでしょうね。
お客様は、映画はお好きですか?私は映画が好きなのでよく見るのですが 、先日見た『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は面白かったですよ。
かつてイギリスがひとつの国でなかったころの話で、二人の女王が覇権を争うのですが機会があったら、ぜひご覧になられたらいいと思います。
なんとなく、 イギリスの歴史と、それに 旧跡などもわかって結構楽しめましたよ。
メアリー女王が 「悲劇の女王」と呼ばれ、人気があるのがよくわかります…。」
さて、顧客がどんな反応を示すせしょうか、ある意味一か八かもわかりません。
まとめ〜お客様との接点を探してみる
もちろん、一方的に話す「映画好きな営業マン」では逆効果ですよね。
でも、なんとなく映画の好きな営業マン(あるいは販売員)、あるいは話題の豊富な人ということをわかってもらえたら大きな第一歩、ヨシとしましょう。
そして、ここからがポイントです。
(引用:https://www.facebook.com/MaryQueenMovie)
これまでの営業(販売)活動で得ていた お客様の情報(趣味、嗜好など)に、話を寄せていきます。
● ファッション好き⇒映画の中での絢爛な衣装の素晴らしさ
● 旅行好き⇒撮影地や名所(ex.メアリーの幽閉されたロンドン塔)
● 好きな俳優や好みのタレント⇒本人や似ているキャストの登場
といったように、映画トークからお客様の趣味や好みに触れてみる…
こんな地道な努力が少しづつ人間関係作りにつながり、いずれは本来の目的(営業や販売)に実を結ぶことにきっとなります。
映画はそんなきっかけづくりに最適です。ぜひ、試してみて下さい。